JPH06135164A - 熱転写記録媒体 - Google Patents
熱転写記録媒体Info
- Publication number
- JPH06135164A JPH06135164A JP4291402A JP29140292A JPH06135164A JP H06135164 A JPH06135164 A JP H06135164A JP 4291402 A JP4291402 A JP 4291402A JP 29140292 A JP29140292 A JP 29140292A JP H06135164 A JPH06135164 A JP H06135164A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- wax
- thermal transfer
- ink layer
- recording medium
- Prior art date
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- Granted
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 基材上に、ワックス系の剥離層と、互いに色
調の異なる２層の熱転写性インク層を有する熱転写記録
媒体。 【効果】 熱転写方式により鮮明な２色記録の印字が可
能となるため、多色記録に対する要望に対応できる。
調の異なる２層の熱転写性インク層を有する熱転写記録
媒体。 【効果】 熱転写方式により鮮明な２色記録の印字が可
能となるため、多色記録に対する要望に対応できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写記録媒体に関す
るものであり、さらに詳しくは鮮明な２色記録の印字を
実現し得る熱転写記録媒体に関するものである。
るものであり、さらに詳しくは鮮明な２色記録の印字を
実現し得る熱転写記録媒体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】熱転写記録方式は、シート上の基材上に
少なくとも１層の熱転写性インクを塗布してなる熱転写
記録媒体を用い、この熱転写記録媒体をその熱溶融性イ
ンク層が被転写紙に接するように重ね合わせ、熱転写記
録媒体の基材側より加熱ヘッドによりインク層を加熱溶
融して被転写紙上に転写像を得る記録方式である。この
方法によれば、使用する装置が低騒音で、操作性、保守
性に優れ、かつ普通紙を被転写紙として使用可能である
ため、従来より広く用いられている。
少なくとも１層の熱転写性インクを塗布してなる熱転写
記録媒体を用い、この熱転写記録媒体をその熱溶融性イ
ンク層が被転写紙に接するように重ね合わせ、熱転写記
録媒体の基材側より加熱ヘッドによりインク層を加熱溶
融して被転写紙上に転写像を得る記録方式である。この
方法によれば、使用する装置が低騒音で、操作性、保守
性に優れ、かつ普通紙を被転写紙として使用可能である
ため、従来より広く用いられている。
【０００３】近年、熱転写記録方式において、多色ある
いはフルカラーでの記録に対する要望が強くなってきて
いる。この多色化のために、層間のインクの融点に差を
設けたり（特開昭５６−１４８５９１号公報、特開昭６
２−１８３３８７号公報、特開昭６２−１８３３８８号
公報）、層間のインクの溶融粘度に差を設けたり（特開
昭６２−６８７９１号公報）、インク層間に分離層を設
けたり（特開昭５６−１４８５９号公報、特開昭６２−
１８３３９１号公報）、過冷却誘因物質を含有させたり
（特開平２−２９９８７５号公報）することが提案され
ている。
いはフルカラーでの記録に対する要望が強くなってきて
いる。この多色化のために、層間のインクの融点に差を
設けたり（特開昭５６−１４８５９１号公報、特開昭６
２−１８３３８７号公報、特開昭６２−１８３３８８号
公報）、層間のインクの溶融粘度に差を設けたり（特開
昭６２−６８７９１号公報）、インク層間に分離層を設
けたり（特開昭５６−１４８５９号公報、特開昭６２−
１８３３９１号公報）、過冷却誘因物質を含有させたり
（特開平２−２９９８７５号公報）することが提案され
ている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
技術によっても、例えば２色記録の場合、上層のみを選
択的に転写させることが困難であったり、或いは下層の
転写が不完全であったりして、上層、下層ともに鮮明な
２色記録の印字を実現することは困難であった。従って
本発明の目的は、鮮明な２色記録の印字ができる熱転写
記録媒体を提供することにある。
技術によっても、例えば２色記録の場合、上層のみを選
択的に転写させることが困難であったり、或いは下層の
転写が不完全であったりして、上層、下層ともに鮮明な
２色記録の印字を実現することは困難であった。従って
本発明の目的は、鮮明な２色記録の印字ができる熱転写
記録媒体を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究の
結果、ワックスを主体とする剥離層を基材と第１の熱転
写性インクの層との間に設けることによって、従来の剥
離層のないタイプのものでは達成できなかった第１熱転
写インク層の印加エネルギーに対する２値化性（低印加
エネルギーでは転写せず、高印加エネルギーでは完全転
写を起こす）を、機能分離（低印加エネルギーでの難転
写性を第２熱転写インク層に、高印加エネルギーでの完
全転写性を剥離層に持たせた）することによって、達成
し得ることを確認し、本発明を完成するに至った。
結果、ワックスを主体とする剥離層を基材と第１の熱転
写性インクの層との間に設けることによって、従来の剥
離層のないタイプのものでは達成できなかった第１熱転
写インク層の印加エネルギーに対する２値化性（低印加
エネルギーでは転写せず、高印加エネルギーでは完全転
写を起こす）を、機能分離（低印加エネルギーでの難転
写性を第２熱転写インク層に、高印加エネルギーでの完
全転写性を剥離層に持たせた）することによって、達成
し得ることを確認し、本発明を完成するに至った。
【０００６】すなわち本発明は、基材上に、ワックスを
主体とする剥離層と、第１熱転写性インクの層と、該第
１熱転写性インクと異なる色調を有する第２熱転写性イ
ンクの層とを、この順序で設けてなることを特徴とする
熱転写記録媒体を提供するものである。
主体とする剥離層と、第１熱転写性インクの層と、該第
１熱転写性インクと異なる色調を有する第２熱転写性イ
ンクの層とを、この順序で設けてなることを特徴とする
熱転写記録媒体を提供するものである。
【０００７】本発明に用いられるワックスを主体とする
剥離層の 100℃における溶融粘度は５〜1000cSt 、望ま
しくは10〜500cSt、より望ましくは20〜300cStである。
剥離層の 100℃における溶融粘度が５cSt 未満である
と、粗表面紙に対して被覆が悪く、また、1000cSt を越
えると、第２熱転写性インクの層の転写が悪くなる。
剥離層の 100℃における溶融粘度は５〜1000cSt 、望ま
しくは10〜500cSt、より望ましくは20〜300cStである。
剥離層の 100℃における溶融粘度が５cSt 未満である
と、粗表面紙に対して被覆が悪く、また、1000cSt を越
えると、第２熱転写性インクの層の転写が悪くなる。
【０００８】剥離層に用いるワックスとしては、マイク
ロクリスタリンワックス、カルナバワックス、キャンデ
リラワックス、米ぬかワックス、酸化ポリエチレンワッ
クスからなる群から選ばれる１種又は２種以上が望まし
い。また、ワックス類以外に塗膜強度を向上させるため
に、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸共重合体、ポリエチレン、石油樹脂などの樹脂類を
添加してもよい。なお、ワックスを主体とする剥離層の
厚さは特に限定されないが、 0.5〜2.0 μm 程度が一般
的である。
ロクリスタリンワックス、カルナバワックス、キャンデ
リラワックス、米ぬかワックス、酸化ポリエチレンワッ
クスからなる群から選ばれる１種又は２種以上が望まし
い。また、ワックス類以外に塗膜強度を向上させるため
に、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸共重合体、ポリエチレン、石油樹脂などの樹脂類を
添加してもよい。なお、ワックスを主体とする剥離層の
厚さは特に限定されないが、 0.5〜2.0 μm 程度が一般
的である。
【０００９】本発明に用いられる第１、第２熱転写性イ
ンク層の着色成分としては、着色能力を有するものなら
如何なるものでも使用可能であり、第１熱転写性インク
層に選択した色調と異なる色調を第２熱転写性インク層
に選択する。着色成分としては例えば、カーボンブラッ
ク、オイルブラック、黒鉛等の染顔料、C.I.PigmentYel
low 1、同３、同74、同97、同98のアセト酢酸アリール
アミド系モノアゾ黄顔料（ファストイエロー）、C.I.Pi
gment Yellow 12 、同13、同14のアセト酢酸アリールア
ミド系ビスアゾ黄染料、C.I.Pigment Yellow 19 、同 7
7 、同79、C.I.Disperse Yellow 164 等の黄顔料、C.I.
Pigment Red 48、同49：１、同53：１、同57：１、同8
1、同122 、同５等の赤もしくは紅顔料、C.I.Solvent R
ed 52、同58、同８等の赤系顔料、C.I.Pigment Blue 15
：３等の銅フタロシアニン及びその誘導体、変性体等
の青系染顔料などが使用できる。さらに、有色もしくは
無色の昇華性染料等、従来印刷インク、その他の着色用
途で周知の染顔料が使用できる。その配合量は特に限定
しないが、インク層を形成する塗料中に10〜60重量％が
最適である。
ンク層の着色成分としては、着色能力を有するものなら
如何なるものでも使用可能であり、第１熱転写性インク
層に選択した色調と異なる色調を第２熱転写性インク層
に選択する。着色成分としては例えば、カーボンブラッ
ク、オイルブラック、黒鉛等の染顔料、C.I.PigmentYel
low 1、同３、同74、同97、同98のアセト酢酸アリール
アミド系モノアゾ黄顔料（ファストイエロー）、C.I.Pi
gment Yellow 12 、同13、同14のアセト酢酸アリールア
ミド系ビスアゾ黄染料、C.I.Pigment Yellow 19 、同 7
7 、同79、C.I.Disperse Yellow 164 等の黄顔料、C.I.
Pigment Red 48、同49：１、同53：１、同57：１、同8
1、同122 、同５等の赤もしくは紅顔料、C.I.Solvent R
ed 52、同58、同８等の赤系顔料、C.I.Pigment Blue 15
：３等の銅フタロシアニン及びその誘導体、変性体等
の青系染顔料などが使用できる。さらに、有色もしくは
無色の昇華性染料等、従来印刷インク、その他の着色用
途で周知の染顔料が使用できる。その配合量は特に限定
しないが、インク層を形成する塗料中に10〜60重量％が
最適である。
【００１０】これらの染顔料は、単独又は２種類以上を
混合して用いられるが、本発明の熱転写記録媒体では多
色化のために第１熱転写性インク層に選択した色調と異
なる色調を第２熱転写性インク層に選択する。特に第１
熱転写性インク層には暗色系の、第２熱転写性インク層
には明色系の染顔料を用いることが望ましい。
混合して用いられるが、本発明の熱転写記録媒体では多
色化のために第１熱転写性インク層に選択した色調と異
なる色調を第２熱転写性インク層に選択する。特に第１
熱転写性インク層には暗色系の、第２熱転写性インク層
には明色系の染顔料を用いることが望ましい。
【００１１】また、本発明に用いられる第１、第２熱転
写性インク層のインクバインダーには従来から熱転写性
インクのバインダーに用いられている公知のワックスあ
るいは熱可塑性樹脂をそのまま使用することができる。
例えば、蜜ロウ、カルナバワックス、木ロウ、キャンデ
リラワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタ
リンワックス、エステルワックス等の天然ワックス類、
ポリエチレンワックス、酸化ポリエチレンワックス、酸
ワックス等の合成ワックス、ステアリン酸、ベヘン酸、
モンタン酸等の高脂肪酸類、ベヘン酸モノグリセライ
ド、ステアリン酸ソルビタンエステル、ステアリン酸ペ
ンタエリスリトールエステル等の高級脂肪酸エステル
類、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、ベヘン酸
アミド等の高級脂肪酸アミド類や石油樹脂、エチレン−
アクリル酸共重合体、アクリル系樹脂が、単独又は２種
類以上を混合して用いられる。
写性インク層のインクバインダーには従来から熱転写性
インクのバインダーに用いられている公知のワックスあ
るいは熱可塑性樹脂をそのまま使用することができる。
例えば、蜜ロウ、カルナバワックス、木ロウ、キャンデ
リラワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタ
リンワックス、エステルワックス等の天然ワックス類、
ポリエチレンワックス、酸化ポリエチレンワックス、酸
ワックス等の合成ワックス、ステアリン酸、ベヘン酸、
モンタン酸等の高脂肪酸類、ベヘン酸モノグリセライ
ド、ステアリン酸ソルビタンエステル、ステアリン酸ペ
ンタエリスリトールエステル等の高級脂肪酸エステル
類、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、ベヘン酸
アミド等の高級脂肪酸アミド類や石油樹脂、エチレン−
アクリル酸共重合体、アクリル系樹脂が、単独又は２種
類以上を混合して用いられる。
【００１２】さらに、本発明に用いられる第２熱転写性
インクの 120℃における溶融粘度は、第１熱転写性イン
クのそれよりも高い方が望ましい。
インクの 120℃における溶融粘度は、第１熱転写性イン
クのそれよりも高い方が望ましい。
【００１３】第１熱転写性インク層及び第２熱転写性イ
ンク層の厚さは特に限定されないが、共に 0.5〜3.5 μ
m 程度が一般的である。
ンク層の厚さは特に限定されないが、共に 0.5〜3.5 μ
m 程度が一般的である。
【００１４】本発明の熱転写記録媒体の基材としては、
コンデンサ紙、グラシン紙等の紙類、ポリエチレンテレ
フタレート等のポリエステル、ポリイミド、ポリカーボ
ネート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン等
のプラスチック等の薄膜シート、フィルム等が用いられ
る。基材の厚みとしては２〜20μｍの範囲が好ましい。
また耐熱性、走行性を改善するため、基材の熱ヘッドと
接する側にシリコーン系、フッ素系の化合物、樹脂層
や、架橋ポリマー層、金属層等を設けても良い。
コンデンサ紙、グラシン紙等の紙類、ポリエチレンテレ
フタレート等のポリエステル、ポリイミド、ポリカーボ
ネート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン等
のプラスチック等の薄膜シート、フィルム等が用いられ
る。基材の厚みとしては２〜20μｍの範囲が好ましい。
また耐熱性、走行性を改善するため、基材の熱ヘッドと
接する側にシリコーン系、フッ素系の化合物、樹脂層
や、架橋ポリマー層、金属層等を設けても良い。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、１回の印刷動作で鮮明
な２色記録が可能な熱転写記録媒体が提供される。
な２色記録が可能な熱転写記録媒体が提供される。
【００１６】
【実施例】以下、実施例をもって、本発明を説明する
が、もちろん本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。なお、例中「％」は特記しない限り重量基準
である。
が、もちろん本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。なお、例中「％」は特記しない限り重量基準
である。
【００１７】実施例１ 米ぬかワックスを用い、配合表１のＡ欄に示した組成比
率で、固形分濃度10％になるようにトルエン中に配合す
る。これをボールミルを用いて12時間分散して塗料化す
る。この塗料をワイヤーバーコーターを用いて、シリコ
ン系のバックコートを処理した厚さ 3.5μｍのＰＥＴフ
ィルムの上に乾燥重量 0.7ｇ／m2になるように塗布し、
ワックス剥離層を形成する。
率で、固形分濃度10％になるようにトルエン中に配合す
る。これをボールミルを用いて12時間分散して塗料化す
る。この塗料をワイヤーバーコーターを用いて、シリコ
ン系のバックコートを処理した厚さ 3.5μｍのＰＥＴフ
ィルムの上に乾燥重量 0.7ｇ／m2になるように塗布し、
ワックス剥離層を形成する。
【００１８】次に、配合表２のＤ欄に示した組成比率
で、固形分濃度10％になるようにトルエン中に配合す
る。これをボールミルを用いて12時間分散して塗料化す
る。この塗料をワイヤーバーコーターを用いて、ワック
ス剥離層を塗布したＰＥＴフィルムのワックス剥離層の
側に、乾燥重量 2.5ｇ／m2になるように塗布し、第１イ
ンク層を形成する。
で、固形分濃度10％になるようにトルエン中に配合す
る。これをボールミルを用いて12時間分散して塗料化す
る。この塗料をワイヤーバーコーターを用いて、ワック
ス剥離層を塗布したＰＥＴフィルムのワックス剥離層の
側に、乾燥重量 2.5ｇ／m2になるように塗布し、第１イ
ンク層を形成する。
【００１９】最後に、配合表３のＧ欄に示した組成比率
で、固形分濃度10％になるようにトルエン中に配合す
る。これをボールミルを用いて12時間分散して塗料化す
る。この塗料をワイヤーバーコーターを用いて、ワック
ス剥離層を塗布したＰＥＴフィルムのワックス剥離層の
側に、乾燥重量３ｇ／m2になるように塗布し、第２イン
ク層を形成し、所定幅にスリットして熱転写インクリボ
ンを得る。
で、固形分濃度10％になるようにトルエン中に配合す
る。これをボールミルを用いて12時間分散して塗料化す
る。この塗料をワイヤーバーコーターを用いて、ワック
ス剥離層を塗布したＰＥＴフィルムのワックス剥離層の
側に、乾燥重量３ｇ／m2になるように塗布し、第２イン
ク層を形成し、所定幅にスリットして熱転写インクリボ
ンを得る。
【００２０】このリボンを用い、市販の日本電気 (株)
製パーソナルワープロ文豪ミニ５ＨＧ（20字／秒）で印
字したところ、表４に示したような結果を得た。
製パーソナルワープロ文豪ミニ５ＨＧ（20字／秒）で印
字したところ、表４に示したような結果を得た。
【００２１】実施例２ カルナバワックスを用い、配合表１のＢ欄に示した組成
比率で、固形分濃度10％になるようにトルエン中に配合
する。これをボールミルを用いて12時間分散して塗料化
する。この塗料をワイヤーバーコーターを用いて、シリ
コン系のバックコートを処理した厚さ 3.5μｍのＰＥＴ
フィルムの上に乾燥重量 0.7ｇ／m2になるように塗布
し、ワックス剥離層を形成する。
比率で、固形分濃度10％になるようにトルエン中に配合
する。これをボールミルを用いて12時間分散して塗料化
する。この塗料をワイヤーバーコーターを用いて、シリ
コン系のバックコートを処理した厚さ 3.5μｍのＰＥＴ
フィルムの上に乾燥重量 0.7ｇ／m2になるように塗布
し、ワックス剥離層を形成する。
【００２２】次に、配合表２のＥ欄に示した組成比率
で、固形分濃度10％になるようにトルエン中に配合す
る。これをボールミルを用いて12時間分散して塗料化す
る。この塗料をワイヤーバーコーターを用いて、ワック
ス剥離層を塗布したＰＥＴフィルムのワックス剥離層の
側に、乾燥重量 2.5ｇ／m2になるように塗布し、第１イ
ンク層を形成する。
で、固形分濃度10％になるようにトルエン中に配合す
る。これをボールミルを用いて12時間分散して塗料化す
る。この塗料をワイヤーバーコーターを用いて、ワック
ス剥離層を塗布したＰＥＴフィルムのワックス剥離層の
側に、乾燥重量 2.5ｇ／m2になるように塗布し、第１イ
ンク層を形成する。
【００２３】最後に、配合表３のＨ欄に示した組成比率
で、固形分濃度10％になるようにトルエン中に配合す
る。これをボールミルを用いて12時間分散して塗料化す
る。この塗料をワイヤーバーコーターを用いて、ワック
ス剥離層を塗布したＰＥＴフィルムのワックス剥離層の
側に、乾燥重量３ｇ／m2になるように塗布し、第２イン
ク層を形成し、所定幅にスリットして熱転写インクリボ
ンを得る。
で、固形分濃度10％になるようにトルエン中に配合す
る。これをボールミルを用いて12時間分散して塗料化す
る。この塗料をワイヤーバーコーターを用いて、ワック
ス剥離層を塗布したＰＥＴフィルムのワックス剥離層の
側に、乾燥重量３ｇ／m2になるように塗布し、第２イン
ク層を形成し、所定幅にスリットして熱転写インクリボ
ンを得る。
【００２４】このリボンを用い、市販の日本電気製パー
ソナルワープロ文豪ミニ５ＨＧ（20字／秒）で印字した
ところ、表４に示したような結果を得た。
ソナルワープロ文豪ミニ５ＨＧ（20字／秒）で印字した
ところ、表４に示したような結果を得た。
【００２５】実施例３ マイクロクリスタリンワックスを用い、配合表１のＣ欄
に示した組成比率で、固形分濃度10％になるようにトル
エン中に配合する。これをボールミルを用いて12時間分
散して塗料化する。この塗料をワイヤーバーコーターを
用いて、シリコン系のバックコートを処理した厚さ3.5
μｍのＰＥＴフィルムの上に乾燥重量0.7ｇ／m2になる
ように塗布し、ワックス剥離層を形成する。
に示した組成比率で、固形分濃度10％になるようにトル
エン中に配合する。これをボールミルを用いて12時間分
散して塗料化する。この塗料をワイヤーバーコーターを
用いて、シリコン系のバックコートを処理した厚さ3.5
μｍのＰＥＴフィルムの上に乾燥重量0.7ｇ／m2になる
ように塗布し、ワックス剥離層を形成する。
【００２６】次に、配合表２のＦ欄に示した組成比率
で、固形分濃度10％になるようにトルエン中に配合す
る。これをボールミルを用いて12時間分散して塗料化す
る。この塗料をワイヤーバーコーターを用いて、ワック
ス剥離層を塗布したＰＥＴフィルムのワックス剥離層の
側に、乾燥重量 2.5ｇ／m2になるように塗布し、第１イ
ンク層を形成する。
で、固形分濃度10％になるようにトルエン中に配合す
る。これをボールミルを用いて12時間分散して塗料化す
る。この塗料をワイヤーバーコーターを用いて、ワック
ス剥離層を塗布したＰＥＴフィルムのワックス剥離層の
側に、乾燥重量 2.5ｇ／m2になるように塗布し、第１イ
ンク層を形成する。
【００２７】最後に、配合表３のＩ欄に示した組成比率
で、固形分濃度10％になるようにトルエン中に配合す
る。これをボールミルを用いて12時間分散して塗料化す
る。この塗料をワイヤーバーコーターを用いて、ワック
ス剥離層を塗布したＰＥＴフィルムのワックス剥離層の
側に、乾燥重量３ｇ／m2になるように塗布し、第２イン
ク層を形成し、所定幅にスリットして熱転写インクリボ
ンを得る。
で、固形分濃度10％になるようにトルエン中に配合す
る。これをボールミルを用いて12時間分散して塗料化す
る。この塗料をワイヤーバーコーターを用いて、ワック
ス剥離層を塗布したＰＥＴフィルムのワックス剥離層の
側に、乾燥重量３ｇ／m2になるように塗布し、第２イン
ク層を形成し、所定幅にスリットして熱転写インクリボ
ンを得る。
【００２８】このリボンを用い、市販の日本電気製パー
ソナルワープロ文豪ミニ５ＨＧ（20字／秒）で印字した
ところ、表４に示したような結果を得た。
ソナルワープロ文豪ミニ５ＨＧ（20字／秒）で印字した
ところ、表４に示したような結果を得た。
【００２９】比較例１ 配合表２のＤ欄に示した組成比率で、固形分濃度10％に
なるようにトルエン中に配合する。これをボールミルを
用いて12時間分散して塗料化する。この塗料をワイヤー
バーコーターを用いて、シリコン系のバックコートを処
理した厚さ 3.5μｍのＰＥＴフィルムの上に乾燥重量
2.5ｇ／m2になるように塗布し、第１インク層を形成す
る。
なるようにトルエン中に配合する。これをボールミルを
用いて12時間分散して塗料化する。この塗料をワイヤー
バーコーターを用いて、シリコン系のバックコートを処
理した厚さ 3.5μｍのＰＥＴフィルムの上に乾燥重量
2.5ｇ／m2になるように塗布し、第１インク層を形成す
る。
【００３０】次に、配合表３のＩ欄に示した組成比率
で、固形分濃度10％になるようにトルエン中に配合す
る。これをボールミルを用いて12時間分散して塗料化す
る。この塗料をワイヤーバーコーターを用いて、ワック
ス剥離層を塗布したＰＥＴフィルムのワックス剥離層の
側に、乾燥重量３ｇ／m2になるように塗布し、第２イン
ク層を形成し、所定幅にスリットして熱転写インクリボ
ンを得る。
で、固形分濃度10％になるようにトルエン中に配合す
る。これをボールミルを用いて12時間分散して塗料化す
る。この塗料をワイヤーバーコーターを用いて、ワック
ス剥離層を塗布したＰＥＴフィルムのワックス剥離層の
側に、乾燥重量３ｇ／m2になるように塗布し、第２イン
ク層を形成し、所定幅にスリットして熱転写インクリボ
ンを得る。
【００３１】このリボンを用い、市販の日本電気製パー
ソナルワープロ文豪ミニ５ＨＧ（20字／秒）で印字した
ところ、表４に示したような結果を得た。
ソナルワープロ文豪ミニ５ＨＧ（20字／秒）で印字した
ところ、表４に示したような結果を得た。
【００３２】比較例２ 配合表２のＥ欄に示した組成比率で、固形分濃度10％に
なるようにトルエン中に配合する。これをボールミルを
用いて12時間分散して塗料化する。この塗料をワイヤー
バーコーターを用いて、シリコン系のバックコートを処
理した厚さ 3.5μｍのＰＥＴフィルムの上に乾燥重量
2.5ｇ／m2になるように塗布し、第１インク層を形成す
る。
なるようにトルエン中に配合する。これをボールミルを
用いて12時間分散して塗料化する。この塗料をワイヤー
バーコーターを用いて、シリコン系のバックコートを処
理した厚さ 3.5μｍのＰＥＴフィルムの上に乾燥重量
2.5ｇ／m2になるように塗布し、第１インク層を形成す
る。
【００３３】次に、配合表３のＧ欄に示した組成比率
で、固形分濃度10％になるようにトルエン中に配合す
る。これをボールミルを用いて12時間分散して塗料化す
る。この塗料をワイヤーバーコーターを用いて、ワック
ス剥離層を塗布したＰＥＴフィルムのワックス剥離層の
側に、乾燥重量３ｇ／m2になるように塗布し、第２イン
ク層を形成し、所定幅にスリットして熱転写インクリボ
ンを得る。
で、固形分濃度10％になるようにトルエン中に配合す
る。これをボールミルを用いて12時間分散して塗料化す
る。この塗料をワイヤーバーコーターを用いて、ワック
ス剥離層を塗布したＰＥＴフィルムのワックス剥離層の
側に、乾燥重量３ｇ／m2になるように塗布し、第２イン
ク層を形成し、所定幅にスリットして熱転写インクリボ
ンを得る。
【００３４】このリボンを用い、市販の日本電気製パー
ソナルワープロ文豪ミニ５ＨＧ（20字／秒）で印字した
ところ、表４に示したような結果を得た。
ソナルワープロ文豪ミニ５ＨＧ（20字／秒）で印字した
ところ、表４に示したような結果を得た。
【００３５】
【表１】
【００３６】
【表２】
【００３７】
【表３】
【００３８】
【表４】
【００３９】ここで、表４中の鮮明さの記号は、 ○：２色印字において混色が見られない。 △：若干の混色が見られる。 ×：かなりの混色が見られる。もしくは文字の印字品質
が悪い。 を意味する。また、印字濃度はベタ印字部の反射濃度を
マクベス反射濃度計を用いて測定した値である。
が悪い。 を意味する。また、印字濃度はベタ印字部の反射濃度を
マクベス反射濃度計を用いて測定した値である。
【００４０】表４に示したように、本発明の２色型の熱
転写記録媒体は、第１インク層による印字と第２インク
層による印字のいずれも、鮮明で解像度の良い印字であ
り、本発明の目的を十分に果たしていることがわかる。
転写記録媒体は、第１インク層による印字と第２インク
層による印字のいずれも、鮮明で解像度の良い印字であ
り、本発明の目的を十分に果たしていることがわかる。
Claims (1)
- 【請求項１】 基材上に、ワックスを主体とする剥離層
と、第１熱転写性インクの層と、該第１熱転写性インク
と異なる色調を有する第２熱転写性インクの層とを、こ
の順序で設けてなることを特徴とする熱転写記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4291402A JP2922734B2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 熱転写記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4291402A JP2922734B2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 熱転写記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06135164A true JPH06135164A (ja) | 1994-05-17 |
| JP2922734B2 JP2922734B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=17768435
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4291402A Expired - Lifetime JP2922734B2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 熱転写記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2922734B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1990001827A1 (en) * | 1988-07-30 | 1990-02-22 | Fanuc Ltd | Switching regulator |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63214481A (ja) * | 1987-03-02 | 1988-09-07 | Canon Inc | 感熱転写材 |
| JPS63227378A (ja) * | 1986-10-17 | 1988-09-21 | Canon Inc | 感熱転写材 |
| JPH0247091A (ja) * | 1988-08-09 | 1990-02-16 | Canon Inc | 感熱転写材 |
-
1992
- 1992-10-29 JP JP4291402A patent/JP2922734B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63227378A (ja) * | 1986-10-17 | 1988-09-21 | Canon Inc | 感熱転写材 |
| JPS63214481A (ja) * | 1987-03-02 | 1988-09-07 | Canon Inc | 感熱転写材 |
| JPH0247091A (ja) * | 1988-08-09 | 1990-02-16 | Canon Inc | 感熱転写材 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1990001827A1 (en) * | 1988-07-30 | 1990-02-22 | Fanuc Ltd | Switching regulator |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2922734B2 (ja) | 1999-07-26 |
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