JPH06135134A - 通電型熱転写シート - Google Patents

通電型熱転写シート

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JPH06135134A
JPH06135134A JP4310960A JP31096092A JPH06135134A JP H06135134 A JPH06135134 A JP H06135134A JP 4310960 A JP4310960 A JP 4310960A JP 31096092 A JP31096092 A JP 31096092A JP H06135134 A JPH06135134 A JP H06135134A
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JP
Japan
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resistance layer
thermal transfer
transfer sheet
layer
resin
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Withdrawn
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JP4310960A
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English (en)
Inventor
Naoto Satake
直人 佐竹
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタイラス電極近傍の局所発熱を抑制し、抵
抗層の溶融、軟化を防ぐとともに、電極ヘッドの走行性
が良好で、高品質な記録画像が得られる通電型熱転写シ
ートを提供する。 【構成】 基材フィルムの一方の面に通電することで発
熱する抵抗層が形成され、且つ該基材フィルムの反対面
には、染料又は顔料およびバインダーからなる色材層が
形成されている通電型熱転写シートにおいて、該抵抗層
が基材側から低抵抗層、高抵抗層の2層で構成され、低
抵抗層の体積抵抗率をRv1、高抵抗層の体積抵抗率を
Rv2とすると、各抵抗層の体積抵抗率の関係を2Rv
1<Rv2とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通電型熱転写シートに
関し、更に詳しくは通電熱転写方式に使用する熱転写シ
ートに関する。
【0002】
【従来の技術】電極ヘッドから電流を流すことにより発
熱させ、この熱によって転写を行う通電熱転写方式に利
用される熱転写シートとして、従来より基材フィルムの
片面に電極ヘッドから流される電流によって発熱する抵
抗層を設け、基材の他面側には昇華性染料の様な熱によ
って移行し、受像シートに転写し得る染料を含む色材層
を設けた構成のもの及び感度を高くする目的で基材フィ
ルム自体を通電発熱体にしたものが使用されている。し
かしながら、通電熱転写方式では、電極ヘッドとしてス
タイラス電極と共通電極の対向した電極を用い、信号電
流を抵抗層に平行して記録するため、電流密度分布がス
タイラス近傍に集中し、局所的発熱が起こりやすく、抵
抗層での発熱温度が非常に高くなる。その結果、抵抗層
の溶融、軟化により通電熱転写シートと電極ヘッドが熱
融着を起こしたり、抵抗層と電極ヘッドとの摩擦により
電極ヘッドにカスが付着し、電極間ショートを起こすこ
とで熱転写シートの破断を生ずる等の問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとしている問題点】従来、電極ヘッ
ドと転写体の接触抵抗を低減させるため、転写体の電極
ヘッドと接する層の電気抵抗値を低く設計したり(特公
昭59ー21790号公報)、2層の抵抗体のうち、電
極ヘッドと接する層の導電性物質を天然黒鉛とし接触抵
抗低減を図る(特開平3−47788号公報)等が提案
されている。しかしながら、これらの手法を用いても、
(特公昭59ー21790号公報)では、電極ヘッドと
接する面が低抵抗層であるため分離電極と共通電極が近
接距離に配置されたヘッドでは電流が低抵抗層にも分流
するため良好な記録画像が得られない。また、(特開平
3ー47788号公報)では、接触抵抗低減の可能性は
あるが、規定されている抵抗率の関係の範囲では電流密
度分布の集中が避けられず、局所発熱を起こす結果とな
る。従って、本発明の目的は上述の如き欠点を解決し、
電極近傍の局所発熱や電極ヘッドとの熱融着がない、更
に電極ヘッドの走行性が良好で、高品質な記録画像の得
られる通電型熱転写シートを提供することである。
【0004】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、基材フィルムの
一方の面に抵抗層が形成され、且つ、該基材フィルムの
反対面には、染料又は顔料及びバインダーからなる色材
層が形成されている通電型熱転写シートにおいて、該抵
抗層が基材側から低抵抗層、高抵抗層の2層で構成さ
れ、低抵抗層の体積抵抗率をRv1、高抵抗層の体積抵
抗率をRv2とすると、各抵抗層の体積抵抗率の関係が
2Rv1<Rv2であることを特徴とする通電型熱転写
シートである。
【0005】
【作用】本発明は、抵抗層を2層で構成し、各層の体積
抵抗率を特定の関係にすることで、スタイラス電極近傍
の局所発熱を抑制し、抵抗層の溶融、軟化を防ぐととも
に、電極ヘッドの走行性が良好で、高品質な記録画像が
得られる通電型熱転写シートを提供するものである。
【0006】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳しく説明する。本発明の熱転写シートで使
用する基材フィルムとしては、従来公知のある程度の耐
熱性と強度を有するものであればいずれのものでもよ
く、例えば、0.5〜50μm、好ましくは3〜10μ
m程度の厚さの紙、各種加工紙、ポリエステルフィル
ム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、
ポリサルホンフィルム、アラミドフィルム、ポリカーボ
ネートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、セロ
ファン等であり、特に好ましいものはポリエステルフィ
ルムである。これらの基材フィルムは枚葉式であっても
よいし、連続フィルムであってもよく特に限定されな
い。これらの中で特に好ましいものはポリエチレンテレ
フタレートフィルムであり、又、必要に応じて該フィル
ムの一方の面又は両面に夫々プライマー層や接着層を形
成することも好ましい。
【0007】本発明の通電型熱転写シートは、上記基材
フィルムの一方の面に抵抗層を形成する。抵抗層の形成
にあたり、本発明者は、局所発熱の状態を記録されるド
ットの形状から判断できることを見い出した。充分局所
発熱が抑制されていれば、均質なドット形状が得られ
る。局所発熱が起こっている場合には、電極端部での発
熱温度が非常に高い為、その部分の濃度が高く不均質な
ドット形状が得られた。これより、抵抗層の表面抵抗
率、体積抵抗率を規定することにより、スタイラス電極
近傍の局所発熱を抑制し、抵抗層の溶融、軟化を防ぐと
ともに、電極ヘッドの走行性が良好で均質なドット形状
を得ることが可能となった。該抵抗層は、基材側より低
抵抗層、高抵抗層の2層で構成され、低抵抗層の表面抵
抗率は200Ω/□〜1KΩ/□、高抵抗層の表面抵抗
率は2KΩ/□〜10KΩ/□が好ましい。上記範囲の
表面抵抗率を形成するために、低抵抗層は、膜厚1〜1
0μmで、抵抗層樹脂100重量部当たり100〜20
0重量部の導電性物質を添加する。高抵抗層は、膜厚1
〜5μmで、抵抗層樹脂100重量部当たり50〜10
0重量部の導電性物質を添加することで可能である。
尚、用いられる導電性物質としては、金属粉末や金属酸
化物等、あるいは、ファーネスブラック、アセチレンブ
ラック、ケッチェンブラック、サーマルブラック等のカ
ーボンが好ましい。その他、本来は絶縁性又は低導電性
である粒子をメタライズ処理したもの、例えば、アルミ
ナ、シリカ、チタニア、炭酸カルシウム、水酸化アルミ
ニウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、チタン
酸カリウム、カーボンブラック、グラファイト、ガラ
ス、チタンブラック、窒化硅素、窒化硼素等の無機粒
子、ポリスチレン樹脂粒子、アクリル樹脂粒子、フェノ
ール樹脂粒子、ベンゾグアナミン樹脂粒子、これらの硬
化粒子等のプラスチックピグメント等をメタライズ処理
して導電性にしたものでもよい。
【0008】さらに、低抵抗層と高抵抗層の体積抵抗率
の関係は、ある程度差があるのが好ましく、この差が小
さいと、高抵抗層に分流する電流の割合が大きくなり、
発熱部分が電極端部に集中する。低抵抗層の体積抵抗率
Rv1と高抵抗層の体積抵抗率Rv2の関係が、2Rv
1<Rv2更に好ましくは3Rv1<Rv2のとき、電
流パスの最適化が図られ電極全体で発熱するため、均質
なドット形状が得られる。又、低抵抗層の体積抵抗率が
0.5Ωcm、高抵抗層の体積抵抗率3.0Ωcmより
大きいと抵抗層を流れる電流が小さくなるため、発熱量
が低下し記録感度が落ちる。
【0009】抵抗層を形成する樹脂としては、ポリエス
テル系樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂、ポリ酢酸
ビニル系樹脂、スチレンアクリレート系樹脂、ポリウレ
タン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹
脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリ
アミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレン
樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリア
クリレート樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニル
クロリド樹脂、ポリビニルブチラールなどのポリビニル
アセタール樹脂等の熱可塑性樹脂が用いられる。さら
に、抵抗層樹脂に耐熱性を付与させる目的で、熱により
架橋させることが望ましい。このような抵抗層樹脂とし
ては、OH基等の反応基を持つ樹脂と硬化剤とを組み合
わせて使用することが好ましい。代表的な例としては、
ポリビニルブチラールとポリイソシアネート、アクリル
ポリオールとポリイソシアネート、酢酸セルロースとチ
タンキレート剤およびポリエステルと有機チタン化合物
等が挙げられる。
【0010】又、電離放射線を用いることもでき、この
ような場合、上記抵抗層樹脂中に、架橋助剤(多官能モ
ノマー)を添加することが好ましい。このような多官能
モノマーとしては、テトラエチレングリコールジメタア
クリレート、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレート、
トリアリルイソシアヌレート、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート、トリメチロールプロパントリアク
リレート、テトラメチロールメタンテトラメタクリレー
ト、トリメトキシエトキシビニルシラン等が挙げられ
る。又、これらのモノマーにより構成されるオリゴマー
やマクロマー等も用いることもできる。又、これらの架
橋助剤の使用量は、上記抵抗層樹脂100重量部当り1
0〜150重量部、好ましくは40〜130重量部の範
囲が適当である。上記抵抗層樹脂のうち、電離放射線に
より架橋するポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、
ポリスチレン樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリアクリ
ルアミド樹脂、ポリビニルクロリド樹脂等は、多官能モ
ノマー等を添加しなくてもよい。
【0011】上記抵抗層を形成するには、上記の如き材
料をアセトン、メチルエチルケトン、トルエン、キシレ
ン等の適当な溶剤中に溶解又は分散させて塗工液を調製
し、この塗工液をグラビアコーター、ロールコーター、
ワイヤーバー等の慣用の塗工手段により塗工及び乾燥
し、次いで加熱処理や電離放射線によって架橋処理する
ことによって形成される。
【0012】上記通電型熱転写シートの他方の面に形成
する色材層としては、昇華型熱転写シートの場合には昇
華性の染料を含む層を形成し、一方熱溶融型の熱転写シ
ートの場合には顔料で着色したワックスインキ層を形成
する。以下は昇華型熱転写シートの場合を代表例として
説明するが、本発明は昇華型熱転写シートにのみ限定さ
れるものではない。染料層に使用する染料としては、従
来公知の通電型熱転写シートに使用されている染料はい
ずれも本発明に使用可能であり、特に限定されない。例
えば、いくつかの好ましい染料としては、赤色染料とし
て、MS Red G、Macrolex Red V
iolet R、CeresRed7B、Samaro
nRed HBSL、Resolin Red F3B
S等が挙げられ、又、黄色の染料としては、ホロンブリ
リアントイエロー6GL、PTY−52、マクロレック
スイエロー6G等が挙げられ、又、青色染料としては、
カヤセットブルー714、ワクソリンブルーAP−F
W、ホロンブリリアントブルーS−R、MSブルー10
0等が挙げられる。
【0013】上記の如き染料を担持する為のバインダー
樹脂として好ましいものを例示すれば、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセル
ロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース等のセルロ
ース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、
ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビ
ニルピロリドン等のビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリ
レート、ポリ(メタ)アクリルアミド等のアクリル系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエス
テル系樹脂等が挙げられるが、これらの中では、セルロ
ース系、ビニル系、アクリル系、ポリウレタン系及びポ
リエステル系等の樹脂が耐熱性、染料の移行性等の点か
ら好ましいものである。
【0014】染料層は、前記の基材フィルムの一方の面
に、以上の如き染料及びバインダーに必要に応じて添加
剤、例えば、離型剤等を加えたものを、適当な有機溶剤
に溶解したり或いは有機溶剤に水に分散した分散体を、
例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア
版を用いたリバースロールコーティング法等の形成手段
により塗布及び乾燥して形成することができる。この様
にして形成する染料層は0.2〜5.0μm、好ましく
は0.4〜2.0μm程度の厚さであり、又、染料層中
の昇華性染料は、染料層の重量の5〜90重量%、好ま
しくは10〜70重量%の量で存在するのが好適であ
る。形成する染料層は所望の画像がモノカラーである場
合は前記染料のうちから1色を選んで形成し、又、所望
の画像がフルカラー画像である場合には、例えば、適当
なシアン、マゼンタ及びイエロー(更に必要に応じてブ
ラック)を選択して、イエロー、マゼンタ及びシアン
(更に必要に応じてブラック)の染料層を形成する。
【0015】上記の如き通電型熱転写シートを用いて、
画像を形成するために使用する受像シートは、その記録
面が前記の染料に対して染料受容性を有するものであれ
ばいかなるものでもよく、又、染料受容性を有しない
紙、金属、ガラス、合成樹脂等である場合には、その少
なくとも一方の表面に染料受容層を形成すればよい。
【0016】上記の通電型熱転写シート及び上記の如き
受像シートを使用して熱転写を行う際に使用するプリン
ターとしては、公知の通電型プリンターがそのまま使用
可能であり、特に限定されない。
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に
断りのない限り重量基準である。 実施例 抵抗層組成物 低抵抗層インキ ポリウレタン系樹脂(アデカボンタイターUCXー930;旭電化工業) 100重量部 カーボンブラック(HSー500;旭カーボン) 175重量部 硬化剤(アデカコックスECー100;旭電化工業) 10重量部 トルエン/メチルエチルケトン=1/1 400重量部 高抵抗層インキ ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBLーS;積水化学工業) 100重量部 カーボンブラック(♯3750;三菱化成) 80重量部 硬化剤(コロネートEH;日本ポリウレタン工業) 30重量部 トルエン/メチルエチルケトン=1/1 500重量部 前記抵抗層組成物のうち、表1に示すように導電性物質
の添加量をかえ、6μmPET基材上に膜厚3.2μm
になるように低抵抗層をコートし、乾燥硬化後、膜厚
2.4μmになるように高抵抗層をコートして抵抗層を
形成した。
【表1】 表1に示した量の導電性物質を添加することによって形
成された各抵抗層の表面抵抗率を三菱油化(製)ロレス
タFPを使用して四探針法にて測定した。各抵抗層の表
面抵抗率、体積抵抗率を表2に示す。
【表2】 (昇華型)染料層形成用インキ C.I.ソルベントブルー22 5.5部 アセトアセタール樹脂 3部 メチルエチルケトン 22.54部 トルエン 68.18部 次に、その反対面に染料層形成用インキを乾燥時塗布量
が1.0g/m2 になるようにグラビア印刷にて塗布及
び乾燥して、本発明の通電型熱転写シートを得た。記録
条件 前記実施例及び比較例の通電型熱転写シートを受像シー
トと重ね合わせ、通電転写装置を用い、印加パルス幅
3.0ms、記録周期6.0ms/line、記録エネ
ルギー4.0J/cm2 の条件で印字を行い、下記表3
の結果を得た。
【表3】 ドット形状(局所発熱の有無) 印字後のドット形状を顕微鏡にて観察した。 ○;局所発熱がなく、均質なドット形状が得られた。 △;局所発熱は多少見られるものの、ほぼ均質なドット
形状である。 ×;電極端部の濃度が高く、不均質なドット形状であ
る。記録感度 印字後、マクベス濃度計(RDー918)を用いて記録
感度O.D値を測定した。印字品質 印字画像の転写性(白抜け、ムラ)を肉眼で観察した。 ○;印字画像に白抜け、ムラもなく、良好な転写画像が
得られた。 △;一部白抜け、ムラが見られるが、ほぼ良好な転写画
像である。 ×;不均質なドット形状の為、白抜けが見られた。印字カス 印字後の電極ヘッドを顕微鏡で観察した。 ○;電極ヘッドへの抵抗層カスの付着が無く、走行性も
良好である。 ×;局所発熱の集中に伴い、電極ヘッドに抵抗層カスが
付着し、時に電極間でショートによる熱転写シートの破
断を伴う。総合評価 ◎;均質なドット形状で、局所発熱も充分に抑制され、
記録感度も高く、転写性良好な記録画像である。 ○;一部で白抜け、印字カス等あるが、記録感度の高い
ほぼ良好な画像が得られた。 ×;電極端部に局所発熱が集中し、白抜け、印字カス等
が見られ、転写シートの破断が起こる。
【効果】以上のように、本発明は、抵抗層を2層で構成
し、各層の体積抵抗率を特定の関係にすることで、電極
近傍の局所発熱を抑制し、熱の集中に伴う抵抗層の溶
融、軟化を防ぎ、また電極ヘッドとの走行性良好で、記
録感度の高い転写画像を得る通電型熱転写シートを提供
するものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材フィルムの一方の面に通電すること
    で発熱する抵抗層が形成され、且つ、該基材フィルムの
    反対面には、染料又は顔料及びバインダーからなる色材
    層が形成されている通電型熱転写シートにおいて、該抵
    抗層が基材側から低抵抗層、高抵抗層の2層で構成さ
    れ、低抵抗層の体積抵抗率をRv1、高抵抗層の体積抵
    抗率をRv2とすると、各抵抗層の体積抵抗率の関係が
    2Rv1<Rv2であることを特徴とする通電型熱転写
    シート。
  2. 【請求項2】 低抵抗層の体積抵抗率が0.5Ωcm以
    下、高抵抗層の体積抵抗率が3.0Ωcm以下であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の通電型熱転写シート。
JP4310960A 1992-10-26 1992-10-26 通電型熱転写シート Withdrawn JPH06135134A (ja)

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