JPH0613472A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法

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JPH0613472A
JPH0613472A JP4170415A JP17041592A JPH0613472A JP H0613472 A JPH0613472 A JP H0613472A JP 4170415 A JP4170415 A JP 4170415A JP 17041592 A JP17041592 A JP 17041592A JP H0613472 A JPH0613472 A JP H0613472A
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JP
Japan
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type
tungsten
semiconductor
semiconductor substrate
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JP4170415A
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Kiyoyuki Morita
清之 森田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels

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  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 NMOS・PMOS両トランジスタのゲート
電極間間隔およびゲート電極接続部の面積を低減して、
低電源電圧駆動の半導体装置を高集積化する。 【構成】 P型半導体基板1上にN型ポリシリコン3と
P型ポリシリコン4を設けてNMOSとPMOSのゲー
ト電極として機能させる。上記両電極をタングステン5
で電気的に接続し、タングステン5上にコンタクトホー
ル8を設け、アルミ配線層9とタングステン5を電気的
に接続する。タングステン5は、ゲート電極であるN型
ポリシリコン3・P型ポリシリコン4を分離する分離領
域となり、かつN型ポリシリコン3・P型ポリシリコン
4を電気的に接続する接続領域となる。従来と比較し
て、NMOS、PMOS両トランジスタのゲート電極分
離領域が不必要になり、アルミ配線層との電気的接続用
コンタクトホールも半減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低電源電圧駆動の半導
体装置およびその製造方法に関し、特に低電源電圧駆動
CMOS・LSIの集積度を向上させる構造および方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯機器に対する市場ニーズが強
くなっている。携帯機器は、軽薄短小であり、かつバッ
テリーオペレーションでの長時間動作が必要とされる。
長時間動作達成のためには、消費電力を低減することが
重要である。携帯機器の主要部品であるLSIにも消費
電力低減の要請が高まっている。
【0003】低消費電力化に最適なLSIはCMOS構
造のLSIであるが、CMOS構造のLSIにおいて、
消費電力は電源電圧Vの2乗にほぼ比例する。電源電圧
5Vと3Vの動作時の消費電力を比較すると、3Vでの
消費電力は5Vでの消費電力の36%に抑えられ、1.
5Vでの消費電力は5Vでの消費電力の9%に激減す
る。よって、消費電力を低減するには電源電圧を下げる
ことが非常に有力な手段であり、低電源電圧駆動CMO
S・LSIの開発が進められている。
【0004】低電源電圧駆動CMOS・LSIを実現す
るためには、NMOSおよびPMOS両トランジスタの
しきい値電圧Vtの設定を低くする必要がある。現在のト
ランジスタ構造のまましきい値電圧Vtのみを低下くする
と、トランジスタのオフ電流が増加し、消費電力が増大
してしまう。この原因は、NMOSおよびPMOS両ト
ランジスタのゲート材料としてN型半導体材料(通常は
ポリシリコン)が共通に用いられており、PMOSにお
いていわゆる埋め込みチャネル型のトランジスタ構造と
なっているからである。
【0005】埋め込みチャネル型のトランジスタはソー
ス−ドレイン間の電流経路が半導体基板表面から少し基
板内部へ入ったところにあり、ソース−ドレイン間のリ
ーク電流が流れやすい。トランジスタのしきい値電圧Vt
を低下させかつオフ電流を増加させないためには、NM
OSおよびPMOS両トランジスタを表面チャネル型構
造にすればよい。すなわち、トランジスタのゲート材料
として、NMOSにはN型半導体材料、PMOSにはP
型半導体材料を用いればよい。
【0006】以下、図面を参照しながら、従来の低電源
電圧駆動の半導体装置およびその製造方法について説明
する。図4の(a)において、P型半導体基板21上に
素子分離酸化膜22を600nmの厚さに形成後、ノン
ドープポリシリコンを300nmの厚さで堆積する。そ
して、フォトエッチ工程によりノンドープポリシリコン
パターン23,24を形成する。P型半導体基板21上
にレジストマスク形成およびイオン注入を行い、ノンド
ープポリシリコンパターン23にのみリンイオンを注入
し、同様の工程を用いてノンドープポリシリコンパター
ン24にのみボロンイオンを注入する。
【0007】図4の(b)において、注入不純物の拡散
を行うと、ノンドープポリシリコンパターン23はN型
ポリシリコン25になり、ノンドープポリシリコンパタ
ーン24はP型ポリシリコン26になる。N型ポリシリ
コン25およびP型ポリシリコン26は、それぞれNM
OSおよびPMOS両トランジスタのゲート電極となる
部分である。層間絶縁膜としてシリコン酸化膜27を8
00nmの厚さでP型半導体基板21上に堆積し、フォ
トエッチにより2つのコンタクトホール28およびアル
ミ配線層29を形成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成および従来方法では、高集積化に対して限度があ
る。つまり、高集積化可能な低電源電圧駆動のCMOS
デバイスを構成するためには、1)NMOSおよびPM
OS両トランジスタのゲート電極間間隔の低減、2)N
MOSおよびPMOS両トランジスタのゲート電極接続
部の面積低減、が必要である。
【0009】従来の方法では、ゲート電極間間隔はNM
OSおよびPMOS両トランジスタのゲート電極である
N型ポリシリコン25とP型ポリシリコン26の間隔で
あり、フォトエッチの能力限界から算出された最小寸法
によって規定されている。この最小寸法はフォトエッチ
の精度が向上しない限り縮小は望めない。一方、ゲート
電極接続部は、コンタクトホール28およびアルミ配線
層29を形成するために、非常に大面積を要し、この構
造を変えないかぎり大幅な縮小は望めない。
【0010】本発明は上記問題を解決するもので、簡単
な構成により高集積化可能な低電源電圧駆動の半導体装
置を提供するとともに、簡便な工程によりこのような半
導体装置を製造する方法を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は上
記問題を解決するために、半導体基板上に設けられた第
1の導電性半導体パターンと、前記第1の半導体パター
ンと反対の導電性を持つ第2の導電性半導体パターン
と、前記第1の導電性半導体パターンの側壁と前記第2
の導電性半導体パターンの側壁とを電気的に接続する金
属と、前記第1の導電性半導体パターン,前記第2の導
電性半導体パターンおよび前記金属の一部を被覆する絶
縁膜とで構成される構造を備えたものである。
【0012】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
半導体基板上に高抵抗半導体パターンを形成する工程
と、前記半導体基板上にシリコン窒化膜を形成する工程
と、前記高抵抗半導体パターン上の前記シリコン窒化膜
の一部をエッチングする工程と、前記半導体基板を酸化
雰囲気中に設置する工程と、前記高抵抗半導体パターン
の一部に一方の型の導電性を持たす第1の不純物を注入
する工程と、前記高抵抗半導体パターンの残りの一部に
前記導電性とは反対の型の導電性を持たす第2の不純物
を注入する工程と、前記第1の不純物および第2の不純
物を活性化する工程と、前記半導体基板をフッ酸を含む
溶液中に設置する工程と、前記半導体基板を金属選択成
長の条件下に設置する工程とを備えたものである。
【0013】
【作用】上記構成の半導体装置によって、NMOSおよ
びPMOS両トランジスタのゲート電極間間隔、NMO
SおよびPMOS両トランジスタのゲート電極接続部の
面積を低減することができ、低電源電圧駆動の半導体装
置を高集積化することができる。
【0014】また、上記半導体装置の製造方法によっ
て、NMOS、PMOS両トランジスタのゲート電極間
間隔の低減と、両ゲート電極接続部の面積低減の両方を
達成し、高集積化可能な低電源電圧駆動の半導体装置を
製造することができる。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例に係る半導体装置および
半導体装置の製造方法について、図面に基づき説明す
る。 (実施例1)図1は、本発明の一実施例に係る半導体装
置の部分拡大断面図で、同図に示すように、P型半導体
基板1上に素子分離酸化膜2が設けられている。この素
子分離酸化膜2はトランジスタ相互の電気的分離のため
に設けられており、選択酸化(LOCOS)法などを用
いて形成される。素子分離酸化膜2の上にはN型ポリシ
リコン3およびP型ポリシリコン4が設けられている。
N型ポリシリコン3およびP型ポリシリコン4はそれぞ
れNMOSとPMOSのゲート電極として機能する。
【0016】N型ポリシリコン3とP型ポリシリコン4
との間にはタングステン5が設けられている。タングス
テン5の側壁とN型ポリシリコン3の側壁とは接触して
おり、タングステン5とN型ポリシリコン3とは電気的
に接続されている。同様に、タングステン5の側壁はP
型ポリシリコン4の側壁とも接触しており、タングステ
ン5とP型ポリシリコン4とは電気的に接続されてい
る。タングステン5の膜厚はN型ポリシリコン3の膜厚
およびP型ポリシリコン4の膜厚とほぼ同等であり、平
坦性も良好である。
【0017】N型ポリシリコン3およびP型ポリシリコ
ン4およびタングステン5の上部には、層間絶縁膜とし
てシリコン窒化膜6およびシリコン酸化膜7が設けられ
ている。タングステン5の上部にはコンタクトホール8
が設けられており、このコンタクトホール8に設けられ
たアルミ配線層9とタングステン5とが電気的に接続さ
れている。
【0018】N型ポリシリコン3およびP型ポリシリコ
ン4は、タングステン5を介してアルミ配線層9と電気
的に接続されているので、N型ポリシリコン3あるいは
P型ポリシリコン4とアルミ配線層9とを直接接続する
コンタクトホールは不要である。従来の方法を用いた場
合は、図4の(b)に示すように2つのコンタクトホー
ル28が必要であるが、本実施例では1つのコンタクト
ホール8で十分である。
【0019】高集積化可能な低電源電圧駆動のCMOS
デバイスを構成するためには、前述の通りNMOS、P
MOS両トランジスタのゲート電極間間隔の低減と、両
ゲート電極接続部の面積低減が必要であるが、本発明を
用いるとこの両方が達成される。タングステン5は、N
MOS、PMOS両トランジスタのゲート電極であるN
型ポリシリコン3およびP型ポリシリコン4を分離して
いる分離領域となっているが、それと同時にN型ポリシ
リコン3およびP型ポリシリコン4を電気的に接続して
いる接続領域となっている。すなわち、従来の構造と比
較して、NMOS、PMOS両トランジスタのゲート電
極を分離する領域が不必要になり、アルミ配線層と電気
的接続を行うコンタクトホールも半減する。このことか
ら、パターン面積の縮小が可能となり、高集積化が達成
される。
【0020】なお、本実施例では、コンタクトホール8
はタングステン5の直上に設けているが、N型ポリシリ
コン3、もしくはP型ポリシリコンのいずれの上でもか
まわない。
【0021】(実施例2)図2の(a)〜(d)は、本
発明の一実施例に係る半導体装置の製造方法の各工程に
おける半導体装置の部分拡大断面図である。なお、上記
実施例1の半導体装置と同機能のものには同符号を付
す。
【0022】図2の(a)に示すように、P型半導体基
板1上に選択酸化(LOCOS)法などを用いて素子分
離酸化膜2を600nmの厚さで形成する。そして、さ
らにP型半導体基板1上にノンドープポリシリコン11
を300nmの厚さで堆積し、フォトエッチによりノン
ドープポリシリコン11をパターン形成する。この後、
P型半導体基板1上にシリコン窒化膜6を100nmの
厚さで堆積し、ノンドープポリシリコン11上の一部に
酸化用ホール12を開口する。
【0023】次に、図2の(b)に示すように、P型半
導体基板1を850℃の酸化雰囲気中に設置する。酸化
用ホール12が開口してノンドープポリシリコン11が
露出している部分では、ノンドープポリシリコン11が
酸化され、ゲート分離酸化膜13を形成する。酸化用ホ
ール12が開口していない部分では、シリコン窒化膜6
によってノンドープポリシリコン11は保護され、酸化
されない。
【0024】この後、図2の(c)に示すように、P型
半導体基板1上にレジストパターン14を形成し、ボロ
ンイオンを注入する。レジストパターン14で保護され
ていない領域のノンドープポリシリコン11上にはボロ
ン注入層15が形成され、レジストパターン14で保護
されている領域のノンドープポリシリコン11上にはボ
ロン注入層15は形成されない。同様にレジストパター
ン形成と砒素イオン注入工程を用いて、ボロン注入層1
5が形成されていない領域のノンドープポリシリコン1
1上に砒素注入層を形成する。
【0025】そして、図2の(d)に示すように、注入
不純物を活性化させるために、P型半導体基板1に85
0℃,30分の熱処理を施す。砒素あるいはボロンイオ
ンを注入した領域のノンドープポリシリコン11は、そ
れぞれN型ポリシリコン3およびP型ポリシリコン4と
なる。不純物として注入された砒素やボロンはノンドー
プポリシリコン11中を拡散するが、ゲート分離酸化膜
13中を通過して他の領域まで拡散することはない。よ
って、注入された砒素やボロンはお互いに混ざり合うこ
とはなく、N型ポリシリコン3およびP型ポリシリコン
4はそれぞれ安定したN型およびP型の電気伝導性を示
す。ゲート分離酸化膜13の幅はノンドープポリシリコ
ン11の膜厚と同程度に制御できるため、分離領域を小
さくでき、高集積化が実現できる。また、ゲート電極パ
ターンによる分離と比較して分離領域の平坦性にも優れ
ている。分離領域の高い平坦性は、N型およびP型ポリ
シリコン3,4および分離領域にわたるコンタクトの信
頼性を向上させる。このように本実施例によれば、N型
―P型ポリシリコンゲート間の分離領域を小さくかつ平
坦に形成し、高集積、高信頼性の半導体装置を実現でき
る。
【0026】(実施例3)図3の(a)〜(d)は、本
発明の他の実施例に係る半導体装置の各工程における部
分拡大断面図である。なお、上記実施例1,2の半導体
装置と同機能のものには同符号を付す。
【0027】まず、図3の(a)に示すように、実施例
2と同様の工程を用いて(図2の(a)〜(d)参
照)、P型半導体基板1上に素子分離酸化膜2を600
nmの厚さで形成し、ノンドープポリシリコン11を3
00nmの厚さで堆積し、パターンを形成する。そし
て、このように素子分離酸化膜2およびノンドープポリ
シリコン11を形成したP型半導体基板1上にシリコン
窒化膜6を100nmの厚さで堆積し、ノンドープポリ
シリコン11上の一部に酸化用ホール12を開口する。
この後、P型半導体基板1を850℃の酸化雰囲気中に
設置し、ゲート分離酸化膜13を形成する。レジストマ
スク形成およびイオン注入工程を用いてノンドープポリ
シリコン11の一部に砒素あるいはボロンイオンを注入
する。そして、注入不純物を活性化させるために、P型
半導体基板1に850℃30分の熱処理を施す。砒素あ
るいはボロンイオンを注入した領域のノンドープポリシ
リコン11は、それぞれN型ポリシリコン3およびP型
ポリシリコン4となる。
【0028】次に、P型半導体基板1を沸化水素を含む
水溶液中に設置する。酸化用ホール13が開口してゲー
ト分離酸化膜13が露出している部分では、図3の
(b)に示すように、沸化水素によりゲート分離酸化膜
13がエッチングされる。酸化用ホール12が開口して
いない部分では、シリコン窒化膜6によって全ての酸化
膜は保護され、エッチングはされない。エッチング終了
後、P型半導体基板1を沸化水素を含む水溶液中から取
り出し、十分水洗を行う。
【0029】この後、P型半導体基板1上に選択タング
ステン堆積を行う。選択タングステンは、シリコンもし
くはポリシリコンが基板表面に露出している部分にしか
堆積しない。よって、図3の(c)に示すように、酸化
用ホール13が開口して露出しているN型ポリシリコン
3の側壁およびP型ポリシリコン4の側壁にのみタング
ステン5が堆積する。酸化用ホール12の開口部以外の
ところは、全て表面をシリコン窒化膜6で被覆されてい
るため、タングステン5は堆積しない。酸化用ホール1
2の開口部において、ゲート分離酸化膜13がエッチン
グされた空間をタングステン5が満たしたところで堆積
を終了する。タングステン5の側壁とN型ポリシリコン
3の側壁とは接触しており、タングステン5とN型ポリ
シリコン3とは電気的に接続されている。同様に、タン
グステン5の側壁はP型ポリシリコン4の側壁とも接触
しており、タングステン5とP型ポリシリコン4とは電
気的に接続されている。タングステン5の膜厚はN型ポ
リシリコン3の膜厚およびP型ポリシリコン4の膜厚と
ほぼ同等であり、平坦性も良好である。
【0030】そして、図3の(d)に示すように、P型
半導体基板1上に層間絶縁膜としてシリコン酸化膜7を
800nmの厚さで堆積し、タングステン5の上部にフ
ォトエッチ工程を用いてコンタクトホール8を開口す
る。この後、P型半導体基板1上に800nmの厚さで
アルミニウムを堆積し、フォトエッチ工程を用いてアル
ミ配線層9を形成する。アルミ配線層9とタングステン
5はコンタクトホール8を通して電気的に接続されてい
る。N型ポリシリコン3およびP型ポリシリコン4は、
タングステン5を介してアルミ配線層9と電気的に接続
されているので、N型ポリシリコン3あるいはP型ポリ
シリコン4とアルミ配線層9を直接接続するコンタクト
ホールは不要である。従来の方法を用いた場合は、図4
の(b)に示すように、2つのコンタクトホール28が
必要であるが、本実施例を用いた場合は1つのコンタク
トホール8で十分である。
【0031】高集積化可能な低電源電圧駆動のCMOS
デバイスを構成するためには、前述の通りNMOS、P
MOS両トランジスタのゲート電極間間隔の低減と、両
ゲート電極接続部の面積低減が必要であるが、本発明を
用いるとこの両方が達成される。タングステン5は、N
MOS、PMOS両トランジスタのゲート電極であるN
型ポリシリコン3およびP型ポリシリコン4を分離して
いる分離領域となっているが、それと同時にN型ポリシ
リコン3およびP型ポリシリコン4を電気的に接続して
いる接続領域となっている。すなわち、従来の方法と比
較して、NMOS、PMOS両トランジスタのゲート電
極を分離する領域が不必要になり、アルミ配線層と電気
的接続を行うコンタクトホールも半減する。このことか
ら、パターン面積の縮小が可能となり高集積化が達成さ
れる。
【0032】なお、本実施例では、コンタクトホール8
はタングステン5の直上に設けているが、N型ポリシリ
コン3、もしくはP型ポリシリコンのいずれの上でもか
まわない。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明の半導体装置によれ
ば、半導体基板上に設けられた第1の導電性半導体パタ
ーンと、前記第1の半導体パターンと反対の導電性を持
つ第2の導電性半導体パターンと、前記第1の導電性半
導体パターンの側壁と前記第2の導電性半導体パターン
の側壁を電気的に接続する金属と、前記第1の導電性半
導体パターンおよび前記第2の導電性半導体パターンお
よび前記金属の一部を被覆する絶縁膜とを有する構成に
より、NMOS、PMOS両トランジスタのゲート電極
間間隔の低減と、両ゲート電極接続部の面積低減の両方
を達成し、高集積化可能な低電源電圧駆動の半導体装置
を提供することができる。
【0034】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
り、半導体基板上に高抵抗半導体パターンを形成する工
程と、前記半導体基板上にシリコン窒化膜を形成する工
程と、前記高抵抗半導体パターン上の前記シリコン窒化
膜の一部をエッチングする工程と、前記半導体基板を酸
化雰囲気中に設置する工程と、前記高抵抗半導体パター
ンの一部に一方の型の導電性を持たす第1の不純物を注
入する工程と、前記高抵抗半導体パターンの残りの一部
に前記導電性とは反対の型の導電性を持たす第2の不純
物を注入する工程と、前記第1の不純物および第2の不
純物を活性化する工程と、前記半導体基板をフッ酸を含
む溶液中に設置する工程と、前記半導体基板を金属選択
成長の条件下に設置する工程とを備えることにより、N
MOS、PMOS両トランジスタのゲート電極間間隔の
低減と、両ゲート電極接続部の面積低減の両方を達成
し、高集積化可能な低電源電圧駆動の半導体装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る半導体装置の部分拡大
断面図である。
【図2】(a)〜(d)はそれぞれ本発明の一実施例に
係る半導体装置の製造方法の各工程における半導体装置
の部分拡大断面図である。
【図3】(a)〜(d)はそれぞれ本発明の他の実施例
に係る半導体装置の製造方法の各工程における半導体装
置の部分拡大断面図である。
【図4】(a),(b)はそれぞれ従来の半導体装置の
部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 P型半導体基板 2 素子分離酸化膜 3 N型ポリシリコン(第1の導電性半導体パター
ン) 4 P型ポリシリコン(第2の導電性半導体パター
ン) 5 タングステン(金属) 6 シリコン窒化膜(絶縁膜)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に設けられた第1の導電性
    半導体パターンと、前記第1の導電性半導体パターンと
    反対の導電性を持つ第2の導電性半導体パターンと、前
    記第1の導電性半導体パターンの側壁と前記第2の導電
    性半導体パターンの側壁とを電気的に接続する金属と、
    前記第1の導電性半導体パターン,前記第2の導電性半
    導体パターンおよび前記金属の一部を被覆する絶縁膜と
    を有する半導体装置。
  2. 【請求項2】 第1および第2の導電性半導体としてポ
    リシリコンを用いた請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 金属としてタングステンを用いた請求項
    1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 絶縁膜としてシリコン窒化膜を用いた請
    求項1記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 半導体基板上に高抵抗半導体パターンを
    形成する工程と、前記半導体基板上にシリコン窒化膜を
    形成する工程と、前記高抵抗半導体パターン上の前記シ
    リコン窒化膜の一部をエッチングする工程と、前記半導
    体基板を酸化雰囲気中に設置する工程と、前記高抵抗半
    導体パターンの一部に一方の型の導電性を持たす第1の
    不純物を注入する工程と、前記高抵抗半導体パターンの
    残りの一部に前記導電性とは反対の型の導電性を持たす
    第2の不純物を注入する工程と、前記第1の不純物およ
    び第2の不純物を活性化する工程とを備えた半導体装置
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に高抵抗半導体パターンを
    形成する工程と、前記半導体基板上にシリコン窒化膜を
    形成する工程と、前記高抵抗半導体パターン上の前記シ
    リコン窒化膜の一部をエッチングする工程と、前記半導
    体基板を酸化雰囲気中に設置する工程と、前記高抵抗半
    導体パターンの一部に一方の型の導電性を持たす第1の
    不純物を注入する工程と、前記高抵抗半導体パターンの
    残りの一部に前記導電性とは反対の型の導電性を持たす
    第2の不純物を注入する工程と、前記第1の不純物およ
    び第2の不純物を活性化する工程と、前記半導体基板を
    フッ酸を含む溶液中に設置する工程と、前記半導体基板
    を金属選択成長の条件下に設置する工程とを備えた半導
    体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 金属選択成長用金属材料として、タング
    ステンを用いる請求項6記載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0660394A1 (en) * 1993-10-29 1995-06-28 AT&T Corp. CMOS integrated circuit fabrication
US5765771A (en) * 1994-07-13 1998-06-16 Daiwa Seiko, Inc. Positive securement for a fishing reel handle folding device

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