JPH0613468B2 - ジフェニルスルホンテトラカルボン酸の製造方法 - Google Patents

ジフェニルスルホンテトラカルボン酸の製造方法

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JPH0613468B2
JPH0613468B2 JP1251598A JP25159889A JPH0613468B2 JP H0613468 B2 JPH0613468 B2 JP H0613468B2 JP 1251598 A JP1251598 A JP 1251598A JP 25159889 A JP25159889 A JP 25159889A JP H0613468 B2 JPH0613468 B2 JP H0613468B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C315/00Preparation of sulfones; Preparation of sulfoxides
    • C07C315/04Preparation of sulfones; Preparation of sulfoxides by reactions not involving the formation of sulfone or sulfoxide groups

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ジフェニルスルホンテトラカルボン酸の製造
方法に関する。
ジフェニルスルホンテトラカルボン酸は、ポリイミド、
ポリアミイミド、ポリエステル、ポリエステルイミド等
各種樹脂の原料、改質剤、エポキシ樹脂硬化剤及び可塑
剤、潤滑油、農薬、染料等の原料として用いることがで
き、広範な用途を有する。特に、当該テトラカルボン酸
二無水物と芳香族ジアミンとを反応させて得られる全芳
香族ポリイミドは、優れた耐熱性、機械特性、電気特性
を有することから、電気、電子、航空、宇宙、自動車等
種々の分野より注目されている高分子素材である。
[従来技術及びその課題] 従来、3,3′,4,4′−テトラメチルジフェニルスルホン
を分子状酸素により酸化することによって3,3′,4,4′
−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸が得られること
は知られている。例えば、 [1]コバルト金属とマンガン金属を等モル使用したコバ
ルト−マンガン−臭素化合物系触媒の存在下、溶媒の一
部にトリフロロ酢酸やトリクロロ酢酸を用いて酸化する
方法[Khim.Prom.(Moscow),(5),393(1974).]がある。し
かしながら、この方法では、溶媒の一部に高価で腐蝕性
の強いトリフロロ酢酸やトリクロロ酢酸を用いる必要が
あり工業的な方法とはいえない。又、 [2]コバルト−マンガン−クロム(各等モル)又はコバ
ルト−マンガン−ニッケル(各等モル)のような第IV周
期金属の3種類以上の等モル混合物と臭素化合物を触媒
として酸化する方法(U.S.S.R.,422730)も知られている
が、この方法では反応が完結しないため、生成物の収率
や純度が悪い。
ジフェニルスルホンテトラカルボン酸をポリイミド、特
に淡色のポリイミド樹脂の原料として適用する場合、極
めて高い純度と良好な色相が要求される。
当該酸化反応生成物中の不純物としては、酸化不完結の
場合のジフェニルスルホントリカルボン酸類やジフェニ
ルスルホンジカルボン酸類及び構造未確認の各種着色物
質が含まれるが、これらの不純物は目的のジフェニルス
ルホンテトラカルボン酸と類似した性質を有するため、
除去精製が極めて困難である。従って、ポリイミド樹脂
原料として要求される品質を得るには、酸化反応段階で
高純度でかつ着色の少ない生成物を得ることが必須であ
る。この点において、[2]の方法は、尚、改善の余地が
認められる。
本発明者らは、先にジフェニルスルホンポリカルボン酸
の製造方法に関し、酸化反応を行うに際して生成する重
金属由来の不溶性金属塩を分離した後に溶液相を冷却
し、晶析する方法を提案した(特開昭63−17035
1号)。この方法は、触媒の除去精製面では好都合であ
るが、一方、酸化反応面においては、反応中に不溶化し
た重金属触媒は不活性化されるため、重金属触媒を効率
的に利用することが困難であるという問題点がある。
本発明者らは、かかる課題を解決した方法として、特定
量の水の存在下で重金属触媒を用いて酸化反応する方法
を提案した(特開昭63−185939号)。この方法
は、上記不溶性金属塩の生成自体を抑制する点で優れた
方法ではあるが、重金属触媒が失活化し易く、ジフェニ
ルスルホンテトラカルボン酸の工業的な製造方法として
は、尚、改善の余地が認められる。
本発明者らは、酢酸等の脂肪族モノカルボン酸溶媒中
で、コバルト−マンガン−臭素化合物を触媒とし、テト
ラメチルジフェニルスルホンを分子状酸素で酸化して相
当するテトラカルボン酸を製造する方法において、特に
触媒組成に注目して詳細に検討した結果、コバルト金属
に対するマンガン金属の重量比率(以下「Mn/Co」
と略記する。)が本反応に対し極めて重要な影響を示す
ことを見い出した。
即ち、従来公知のMn/Co、具体的には、当重量付近
では充分な反応率が達成出来ず、得られる酸化粗物は低
純度で色相も悪いのに対し、特定範囲内のMn/Coを
選択することにより、重金属触媒由来の不溶性金属塩も
生成せず、極めて高い反応率が達成され、高純度で色相
の良好なジフェニルスルホンテトラカルボン酸が得られ
る。
さらに、このMn/Co内では触媒失活化しにくいた
め、反応途中で反応が停止したり、大幅な変速変化を生
じることなく、容易に反応実施できる。
本発明は、これらの知見に基づいて完成されたものであ
って、高純度で色相の良好なジフェニルスルホンテトラ
カルボン酸を高収率で製造する工業的に有利な方法を提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るジフェニルスルホンテトラカルボン酸の製
造方法は、少なくとも1つのフェニル基に1組の隣接す
るメチル置換基を有するテトラメチルジフェニルスルホ
ンを炭素数2〜10の脂肪族モノカルボン酸中、コバル
ト−マンガン−臭素化合物系触媒の存在下で酸素又は酸
素含有ガスにより酸化するに際し、当該触媒中における
コバルト金属に対するマンガン金属の重量比が0.01
〜0.5であることを特徴とする。
本発明において原料として用いる少なくとも1つのフェ
ニル基に1組の隣接するメチル置換基を有するテトラメ
チルジフェニルスルホンとして、具体的には、 3,3′,4,4′−テトラメチルジフェニルスルホン、 2,3′,3,4′−テトラメチルジフェニルスルホン、 2,2′,3,3′−テトラメチルジフェニルスルホン、 2,3′,4,4′−テトラメチルジフェニルスルホン、 2,2′,3,4′−テトラメチルジフェニルスルホン、 等が例示され、これらは単独で又は2種以上を適宜組み
合わせて使用される。
本発明において使用する触媒は、コバルト、マンガン及
び臭素化合物から構成される。
触媒形成のために反応系に添加するコバルト及びマンガ
ンは、原子状、酸化物、水酸化物、塩、錯体等、いかな
る形態でも良い。臭素化合物は臭素分子、塩、酸素酸塩
又は有機臭素化合物のいずれでも使用し得る。特に臭化
水素、臭化アンモニウム、臭化ナトリウム、臭化カリウ
ム、臭化コバルト、臭化マンガン、臭化セリウム、臭化
ニッケル、テトラブロモエタン、トリブロモエタン等が
好ましい。
有効な触媒として具体的には、臭化コバルトと臭化マン
ガン、臭化コバルトと酢酸マンガン、酢酸コバルトと酢
酸マンガン及び臭化水素、酢酸コバルトと酢酸マンガン
及び臭化アンモニウム、臭化コバルトとナフテン酸マン
ガン、ナフテン酸コバルトとナフテン酸マンガン及び臭
化水素、酢酸コバルトとナフテン酸マンガン及びテトラ
ブロモエタン、酢酸コバルトと酢酸マンガン及び臭化ナ
トリウム、酢酸コバルトと臭化マンガン及び臭化セリウ
ム等の組み合わせが例示できる。
本発明の方法において、上記コバルト−マンガン−臭素
化合物系触媒に、セリウム、クロム、ニッケル等の異種
金属を添加することもできる。
コバルトの使用量は、金属換算濃度で0.01〜10g
/が適当である。0.01g/以下では充分な反応
速度が得られにくく、10g/以上では触媒費の負担
が大きくなると共に、生成物の精製が困難になる。
マンガンの使用量は、コバルトに対して金属換算重量比
で0.01〜0.5の範囲が適当である。0.01以下
では、反応が完結せず、純度、収率が低く、色相は良好
であるが、反応途中で速度が著しく低下する傾向が認め
られ、反応が容易ではない。又、0.5以上では、反応
が完結せず、目的物の純度、収率が劣り、色相も極めて
悪いため、脱色精製も困難である。一方、0.01〜
0.5の範囲では、純度95%以上で色相も良好な目的
物が97%以上の収率で得られ、かつ、反応途中で大幅
な速度低下を生じることなく、安定して反応が進行し、
完結する。
臭素化合物は、臭素原子換算で0.05〜50g/で
適用するのが妥当である。0.05g/以下では充分
な反応速度が得られず、50g/以上では臭素による
目的物の汚染や触媒費の負担が大きくなり好ましくな
い。
反応溶媒としては、炭素数2〜10の脂肪族カルボン酸
が使用される。酸化に対し比較的安定で、反応物からの
分離が容易なものとして、特に酢酸が好ましい。
反応溶媒の使用量は、原料の種類や他の反応条件にもよ
るが、通常、50〜900g/であることが好まし
い。
酸化剤として用いる分子状酸素は、純酸素や工業用排ガ
スも使用できるが、工業的には空気が最適である。
反応温度は、100〜250℃、より好ましくは150
〜200℃程度の範囲である。100℃未満では反応速
度が極めて遅く、250℃を越える温度では溶媒や生成
物の二酸化炭素への分解が激しくなり好ましくない。
反応圧力は、全反応圧が1〜50kg/cm2G程度、特に
3〜30kg/cm2Gの範囲で、かつ酸素分圧が0.01
〜6.0kg/cm2が好ましい。更に、安全面からは排出
ガス中の酸素濃度が8容量%以下になるように操作する
のが望ましい。
本発明方法は、一般に以下のようにして実施される。
即ち、ガス導入口やガス抜き出し口を備えた撹拌機付き
反応器に所定の原料、触媒及び溶媒を仕込み、窒素又は
酸素含有ガスで置換又は加圧し、所定温度に加熱する、
この昇温過程においては撹拌やガス吹込みを必ずしも必
要としない。酸素の吸収は、適用する触媒の量や組成に
もよるが、一般的に130℃付近から始まる。酸素の吸
収開始後、所定温度で酸素又は酸素含有ガスを導入し、
所定範囲の酸素分圧及び濃度を保ちつつ反応する。排出
ガスは冷却し、凝縮物を反応器に戻す。
所定時間の反応後、冷却し、反応物を取り出し、そのま
ま又は溶媒の一部を蒸留除去して目的とするジフェニル
スルホンテトラカルボン酸を晶析させたり、溶媒を蒸留
除去後、再結晶する。
再結晶溶媒としては、水、又は水と有機溶媒との混合溶
媒が例示される。
この混合溶液を構成する有機溶媒は、水と相溶するもの
であれば足り、具体的には、ギ酸、酢酸、プロピオン
酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、エナント酸、カプリル
酸等の脂肪族カルボン酸、メタノール、エタノール、プ
ロパノール、ブタノール、イソプロパノール等の脂肪族
アルコール、酢酸エチル等のエステル、アセトン、メチ
ルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン、エチル
エーテル、ジオキサン等のエーテルの他、アセトニトリ
ル、塩化メチレン、クロロホルム等が例示できる。
上記の混合溶媒中における水の含有率は、10容量%以
上であり、かつ当該有機溶媒と均一相を形成することが
好ましい。水の含有率が10容量%以下の混合溶媒では
ジフェニルスルホンテトラカルボン酸の溶解度が小さ
く、精製が困難である。
反応器には前記の撹拌機付きのもの以外に、気泡塔式も
採用できる。
又、反応方法も回分反応に限らず、連続や半連続方式も
可能である。具体的には反応器に原料、触媒及び溶媒を
連続的に供給し、酸素又は酸素含有ガスを吹き込みつつ
反応して、反応生成物を連続的に抜出したり、反応器に
触媒及び溶媒を仕込んでおき、次いで原料のみ又は原料
と溶媒を仕込みつつ一定時間反応後、仕込みを停止して
反応を続け反応を完結させる等の方法が例示される。
[実施例] 以下、実施例を掲げて本発明を詳細に説明する。
尚、各例における目的物の純度、収率は、粗物中の触媒
金属塩を鉱酸で分解した後、HPLC分析により測定し
た。
実施例1 ガス導入口、還流冷却器付きガス抜き出し口、温度計及
び電磁式撹拌機を備えた内容積1.5のチタン製オー
トクレーブに、3,3′,4,4′−テトラメチルジフェニル
スルホン(以下「TMS」と略称する。)150g、臭
化コバルト[CoBr・6HO]6.70gと酢酸
マンガン[Mn(OCOCH・4HO]0.5
5gからなる触媒(Mn/Co=0.1)及び酢酸85
0gを仕込み、窒素で18kg/cm2Gまで加圧し、攪拌
しながら加熱した。温度160℃から空気を導入し始め
る。蒸発する酢酸を環流させ、排出ガスを抜き出しつ
つ、反応温度170〜180℃、圧力20kg/cm2Gで
排出ガス中の酸素濃度が0〜6%の範囲となるように導
入空気量を調節した(酸素分圧=0〜1.1atm)。
約2時間反応すると酸素の吸収がほとんど認められなく
なったため、空気の導入を停止し、反応器を冷却して内
容物を取り出した。減圧下に溶媒を留去して酸化反応粗
物220gを得た。このものの中和価は567で、目的
とする3,3′,4,4′−ジフェニルスルホンテトラカルボ
ン酸(以下「DSTC」と略称する。)の純度は96.
8%であり、その収率は99.0%であった。
又、上記反応粗物を20%濃度で水に溶解し、陽イオン
交換樹脂(ダイヤイオンPK−228、三菱化成(株)
製)でコバルト及びマンガンを除去した後の色相(AP
HA)は50であった。
実施例2〜5 実施例1と同様の条件下で酢酸マンガンの仕込量を種々
選択することによりMn/Coを変化させてDSTCを
製造した。得られた結果を第1表に示す。
実施例6 実施例1と同一の反応器にTMS150g、以下に示す
触媒(Mn/Co=0.10)及び酢酸850gを仕込
み、反応温度180〜190℃、圧力15kg/cm2
(酸素分圧0〜0.8atm)の条件下でDSTCを製
造した。
Co(OAc)・4HO 5.10g Mn(OAc)・4HO 0.55g 臭化水素酸(HBr=47%)13.0g その結果、純度96.4%のDSTCが98.9%の収
率で得られた。
実施例7 下記の触媒(Mn/Co=0.10)を用いた外は実施
例6に準じてDSTCを製造した。
Co(OAc)・4HO 5.10g Mn(OAc)・4HO 0.55g Ni(OAc)・4HO 0.51g 臭化水素酸(HBr=47%)6.10g その結果、純度95.9%のDSTCが98.2%の収
率で得られた。
実施例8 下記の触媒(Mn/Co=0.28)を用いた外は実施
例6に準じてDSTCを製造した。
ナフテン酸コバルト 20.0g (Co=6%) Mn(OAc)・4HO 1.50g Ni(OAc)・4HO 0.51g 臭化ナトリウム 8.23g その結果、純度96.0%のDSTCが98.1%の収
率で得られた。
実施例9 テトラメチルジフェニルスルホンとして、2,3,3′,4,−
テトラメチルジフェニルスルホンを用いた外は実施例1
と同様にして相当するテトラカルボン酸を製造した結
果、純度96.4%の目的物が98.7%の収率で得ら
れた。又、このものの色相(APHA)は50であっ
た。
実施例10 テトラメチルジフェニルスルホンとして2,2′,3,3′−
テトラメチルジフェニルスルホンを用いた外は実施例1
と同様にして相当するテトラカルボン酸を製造した結
果、純度96.5%の目的物が98.1%の収率で得ら
れた。又、このものの色相(APHA)は50であっ
た。
実施例11 テトラメチルジフェニルスルホンとして、TMS(1)と
2,3,3′,4′−テトラメチルジフェニルスルホン(2)との
混合物(重量比:(1)/(2)=9/1)を用いた外は実施
例1と同様にして相当するテトラカルボン酸を製造した
結果、純度96.1%の目的物が98.5%の収率で得
られた。又、このものの色相(APHA)は50であっ
た。
比較例1 酢酸マンガンを0.0055g(Mn/Co=0.00
1)仕込んだ外は実施例1と同様にしてDSTCを製造
した。得られた結果を第1表に示す。
比較例2 酢酸マンガンを0.0270g(Mn/Co=0.00
5)仕込んだ外は実施例1と同様にしてDSTCを製造
した。得られた結果を第1表に示す。
比較例3 酢酸マンガンを3.77g(Mn/Co=0.70)仕
込んだ外は実施例1と同様にしてDSTCを製造した。
得られた結果を第1表に示す。
比較例4 酢酸マンガンを従来公知のMn/Co程度、即ち、3.
77g(Mn/Co=0.93)仕込んだ外は実施例1
と同様にしてDSTCを製造した。得られた結果を第1
表に示す。
[発明の効果] 本発明に係る触媒組成を有するコバルト−マンガン−臭
素化合物系触媒の存在下に、酸素又は酸素含有ガスによ
り酸化することにより、高純度で色相の良好なジフェニ
ルスルホンテトラカルボン酸を高収率で製造することが
できる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−310846(JP,A) 特開 昭63−185939(JP,A) 特開 昭63−170351(JP,A) 特開 昭61−60645(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1つのフェニル基に1組の隣接
    するメチル置換基を有するテトラメチルジフェニルスル
    ホンを炭素数2〜10の脂肪族モノカルボン酸中、コバ
    ルト−マンガン−臭素化合物系触媒の存在下で酸素又は
    酸素含有ガスにより酸化するに際し、当該触媒中におけ
    るコバルト金属に対するマンガン金属の重量比が0.0
    1〜0.5であることを特徴とするジフェニルスルホン
    テトラカルボン酸の製造方法。
JP1251598A 1989-09-27 1989-09-27 ジフェニルスルホンテトラカルボン酸の製造方法 Expired - Lifetime JPH0613468B2 (ja)

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