JPH06134278A - 向流式造粒設備 - Google Patents

向流式造粒設備

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Publication number
JPH06134278A
JPH06134278A JP31289192A JP31289192A JPH06134278A JP H06134278 A JPH06134278 A JP H06134278A JP 31289192 A JP31289192 A JP 31289192A JP 31289192 A JP31289192 A JP 31289192A JP H06134278 A JPH06134278 A JP H06134278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dropping
countercurrent
granulation
cooling gas
dropping nozzle
Prior art date
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Pending
Application number
JP31289192A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yoshizu
威 吉津
Katsumi Tozaki
克己 戸崎
Tsunemitsu Tanaka
恒光 田中
Shogo Sanpei
勝吾 三瓶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASHIZAWA SUPUREE PLANT KK
Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
ASHIZAWA SUPUREE PLANT KK
Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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Publication date
Application filed by ASHIZAWA SUPUREE PLANT KK, Chiyoda Corp, Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd filed Critical ASHIZAWA SUPUREE PLANT KK
Priority to JP31289192A priority Critical patent/JPH06134278A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的容量を大きくし、かつ冷却ガスによる
ノズル表面の過冷却を回避し得るように改良された滴下
ノズルを有する向流式造粒設備を提供する。 【構成】 高温の溶融液を滴下して造粒塔内を流過する
冷却ガスに接触させることによって粒状物を生成する向
流式造粒設備の構成を、液滴生成用滴下ノズルに於ける
多孔板の表面に抵抗線を付設してなるヒータ装置を有す
るものとする。 【効果】 生産性の向上。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種化成品、固体肥料
などのような粒状物を、高温の溶融液から生成する向流
式造粒設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種化成品、固体肥料などは、その合成
過程は高温の溶融液の状態で処理されるが、その保存、
輸送、並びに使用に際しては、流動性に富む固体粒子の
形をとることが便利であり、実際にこれらの合成プラン
トに於ける最終工程に於ては、そのための冷却造粒設備
が設けられることが一般的である。
【0003】この冷却造粒設備は、所謂、如雨露のよう
な多孔板を有するシャワーノズルを造粒塔の上部に配置
し、これから高温の液滴をシャワー状に滴下させると共
に、低温の空気もしくは不活性ガスなどの冷却ガスを造
粒塔内に於て下から上へと流し、この冷却ガスに液滴を
接触させることによって常温の固体粒子を得て、これを
塔外へ排出するという造粒プロセスを実行し得るように
なっている。
【0004】このような向流式造粒設備に於ては、滴下
ノズル内の溶融原液を固化させないようにする必要があ
るが、その処理能力が比較的小さい場合、あるいは原液
の凝固温度が相対的に低い場合には、滴下ノズルの側壁
に設けたスチームジャケットによる加熱だけで十分に溶
融状態を保つことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】他方、設備の製作面、
あるいは維持管理面から見ると、滴下ノズルの数量はで
きるだけ少ない方が好ましい。ところが、大きな処理容
量の設備に於て、少数の滴下ノズルで処理しようとする
と、滴下孔の数量を確保する都合上、1つの滴下ノズル
の造粒塔内に対向する面の表面積を相応に大きくせねば
ならないため、滴下ノズルの表面から冷却ガスにて奪わ
れる熱量が大きくなり、滴下ノズルの側壁からの加熱だ
けではノズル内部の原液の溶融状態を維持することが困
難となる。いきおい、小容量の滴下ノズルを多数配置す
るような構成を採らざるを得ず、設備の製作、運転、維
持管理を行う上に不便になることを余儀なくされてい
た。
【0006】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、比
較的容量を大きくし、かつ冷却ガスの接触によるノズル
表面の過冷却を回避し得るように改良された滴下ノズル
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、高温の溶融液を滴下して造粒塔内を流過す
る冷却ガスに接触させることによって粒状物を生成する
向流式造粒設備の構成を、液滴生成用滴下ノズルに於け
る多孔板の表面に抵抗線を付設してなるヒータ装置を有
するものとすることによって達成される。
【0008】
【作用】このようにすれば、滴下孔の数量を確保した上
で滴下ノズルの造粒塔内に対向する面を加熱することが
可能となり、滴下ノズル表面の過冷却が抑制される。
【0009】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明が適用された造粒塔の概略
図である。この造粒塔1は、上下各端がそれぞれ絞られ
た円筒状をなしており、最下端部に製品取り出し口2が
設けられ、かつその直上部側方に冷却ガスの供給口3が
突設されている。
【0011】造粒塔1の天井4は、比較的緩い傾斜で上
すぼまりになった円錐台形輪郭をなしており、その中心
部に冷却ガスの排出口5が設けられている。そしてこの
排出口5の周囲を囲む共通の円周上に、複数の滴下ノズ
ル6が等間隔をおいて配設されている。また、冷却ガス
の排出口5には、造粒塔1内に適宜な寸法で突入する排
気内筒7が造粒塔1の軸線方向に延設されている。
【0012】図2に良く示されているように、滴下ノズ
ル6は、その軸線が造粒塔1の軸線と平行に延在する円
筒形のスリーブ8を介して造粒塔1の天井4に取付けら
れている。この滴下ノズル6は、図3に併せて示すよう
に、適宜な直径の滴下孔9aを多数穿設してなる多孔板
9でその底面が塞がれた二重構造の円錐形をなすシェル
10を有しており、その頂点に接続された供給パイプ1
1の内側から、加熱溶融した原液が滴下ノズル6内に供
給されるようになっている。そして二重構造の滴下ノズ
ル6の空隙12には、スチームなどの熱媒が吹き込ま
れ、滴下ノズル6内の原液の溶融温度が維持されるよう
になっている。
【0013】滴下ノズル6を支持するスリーブ8は、滴
下ノズル6と同様に二重構造になっており、その空隙1
3に熱媒が吹き込まれて加熱されるようになっている。
【0014】滴下ノズル6とスリーブ8との間には、ス
リーブ8の軸線に直交する向きにスライド可能なゲート
バルブ14が設けられている。そして滴下ノズル6は、
円筒形をなす支持体15を介してゲートバルブ14のバ
ルブボディ16上に載置されている。これら支持体15
のフランジ17、ゲートバルブ14のバルブボディ1
6、及びスリーブ8上端のフランジ18が、共締めにて
相互に固定されている。
【0015】供給パイプ11から滴下ノズル6内に流入
した高温の原液は、多孔板9の各滴下孔9aから造粒塔
1内に滴下される。この滴下された液滴は、造粒塔1内
を落下しつつ下側から吹き込まれる冷却ガスに接触して
冷却され、造粒塔1下端の製品取り出し口2に達するま
でに固化して概ね球状の粒状体になる。
【0016】さて、処理容量を増大しようとすると、多
孔板9の滴下孔9aの数量を相応に設けねばならない。
そのためには、1つの滴下ノズル6の造粒塔1内に対向
する面、即ち多孔板9の表面積を大きくせねばならな
い。すると、多孔板9の表面から冷却ガスにて奪われる
熱量が大きくなり、滴下ノズル6の側壁からの熱媒加熱
だけでは滴下ノズル6内の原液の溶融状態を維持するこ
とが困難となる。
【0017】そこで本発明に於ては、図3に示したよう
に、セラミックの保護管で覆われた複数の抵抗線ヒータ
19を、多孔板9の表面に径方向に沿って等角度をあけ
て設けるようにしている。そしてこれら抵抗線ヒータ1
9にて区画された部分に滴下孔9aを穿設するものとし
ている。また多孔板9の表面には、抵抗線ヒータ19と
共に熱電対温度計20が並設されている。
【0018】これら抵抗線ヒータ19に対する電源供給
線及び熱電対温度計20の信号線は、供給パイプ11の
中心部に挿通されたコンジットチューブ21を介して図
示されていない制御装置に向けて引き出されるようにな
っている。
【0019】抵抗線ヒータ19は、図4に示すように、
常開接点のオンスイッチ22、常閉接点のオフスイッチ
23、これらオン・オフスイッチにて励磁・消磁される
電磁リレー24の常開接点25、及び温度設定器26を
介して電源電圧が供給される電源線27・28に並列接
続されている。
【0020】抵抗線ヒータ19の発熱量は、熱電対温度
計20によって検出された多孔板9の表面温度に対応し
て供給電力を制御する温度設定器26にて制御される。
これにより、多孔板9の表面温度が適切に維持される。
【0021】電源線27・28には、抵抗線ヒータ19
の断線を電流値に基づいて検出する断線検知器29が介
設されている。これにより、抵抗線ヒータ19の異常が
いち早く検出されるので、滴下不良の操業状態を極力少
なくして、生産性の向上に寄与することができる。
【0022】なお、本実施例に於ては、直線状のヒータ
を放射状に配置するものとしたが、例えばリング状のも
のを同心円的に配するなど、要は滴下孔9aの数量が確
保でき、かつ多孔板9を均一に加熱できさえすれば、抵
抗線ヒータの形状に限定が加えられるものではない。
【0023】他方、ゲートバルブ14は、手動、あるい
は図示されていない駆動アクチュエータによって開閉駆
動されるようになっている。そして通常操業時はこのゲ
ートバルブ14を開放することによって滴下ノズル6か
らの液滴の造粒塔1内への落下を許容し、必要に応じて
このゲートバルブ14を閉じることによって当該滴下ノ
ズル6を造粒塔1から完全に縁切りすることができる。
従って、他の滴下ノズル6からの滴下を停止せずに個別
に所望の滴下ノズル6の点検・交換を実施し得る。
【0024】
【発明の効果】このように本発明によれば、滴下ノズル
の造粒塔内に対向する面に、滴下孔との干渉を避けてヒ
ータを取付けることができるので、滴下ノズルの過冷却
を好適に防止することが可能となる。従って、滴下ノズ
ルの1つ当たりの容量を大きくとることが可能となり、
生産性を向上するうえに大きな効果を奏することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された造粒塔の概略全体図。
【図2】滴下ノズル部分の拡大断面図。
【図3】滴下ノズル部分の拡大下面図。
【図4】本発明装置の概略制御回路図。
【符号の説明】
1 造粒塔 2 製品取り出し口 3 冷却ガスの供給口 4 天井 5 冷却ガスの排出口 6 滴下ノズル 7 軸線方向伸延部 8 スリーブ 9 多孔板 9a 滴下孔 10 シェル 11 供給パイプ 12・13 空隙 14 ゲートバルブ 15 支持体 16 バルブボディ 17・18 フランジ 19 抵抗線ヒータ 20 熱電対温度計 21 コンジットチューブ 22 オンスイッチ 23 オフスイッチ 24 電磁リレー 25 常開接点 26 温度設定器 27・28 電源線 29 断線検知器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸崎 克己 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央2丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 田中 恒光 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央2丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 三瓶 勝吾 東京都江東区南砂7丁目12番4号 アシザ ワ・スプレープラント株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温の溶融液を滴下して造粒塔内を流過
    する冷却ガスに接触させることによって粒状物を生成す
    る向流式造粒設備であって、 液滴生成用滴下ノズルに於ける多孔板の表面に抵抗線を
    付設してなるヒータ装置を有することを特徴とする向流
    式造粒設備。
  2. 【請求項2】 前記ヒータ装置が、熱量制御手段および
    断線検知手段を有することを特徴とする請求項1に記載
    の向流式造粒設備。
JP31289192A 1992-10-27 1992-10-27 向流式造粒設備 Pending JPH06134278A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31289192A JPH06134278A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 向流式造粒設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31289192A JPH06134278A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 向流式造粒設備

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JPH06134278A true JPH06134278A (ja) 1994-05-17

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ID=18034694

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JP31289192A Pending JPH06134278A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 向流式造粒設備

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