JPH0613383U - 車両用計器 - Google Patents

車両用計器

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JPH0613383U
JPH0613383U JP4883292U JP4883292U JPH0613383U JP H0613383 U JPH0613383 U JP H0613383U JP 4883292 U JP4883292 U JP 4883292U JP 4883292 U JP4883292 U JP 4883292U JP H0613383 U JPH0613383 U JP H0613383U
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JP
Japan
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cam
vehicle instrument
displacement
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pointer
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Application number
JP4883292U
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Inventor
幸男 大池
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐候性、耐久性および小スペース化を可能に
する指針の回転検出部を備えた車両用計器を提供するこ
とを目的としている。 【構成】 モータ3により回転軸5を介して指針を駆動
するようにした車両用計器1において、回転軸5に設け
られたカム21と、カム21の変位を検出する変位検出
手段22と、変位検出手段22の出力を回転軸5の回転
量に変換する変換器とを備えたことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばスピードメータやタコメータなどの車両用計器にあって、駆 動部がステッピングモータなどにより構成された車両用計器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スピードメータやタコメータなどでは、指針の駆動部にステッピングモ ータが用いられおり、ステッピングモータは、各種制御機器でデジタル化された 車速やエンジン回転数に基づいて、パルス信号で駆動されるようになっている。 ステッピングモータは、原理的にパルス数に応じた回転角が得られるため、精度 的に遜色がなく、車両用では、一般的にオープンループ制御で駆動される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このようなオープンループ制御で駆動されるステッピングモータは、何らかの 物理的な要因、例えば駆動電圧の低下やゴミなどでステッピングモータの回転が 一時停止されると、脱調が発生してしまう。脱調が発生すると、制御機器の初期 値が狂ってしまい、計器の指針誤差が生じてしまう問題があった。この場合、ス テッピングモータをフィードバック制御で駆動すれば、上記の問題は解決される が、車載用の計器として、その検出部を耐候性や耐久性、更にはスペース効率を 満たすように構成することが重要となる。
【0004】 本考案は、耐候性、耐久性および小スペース化を可能にする指針の回転検出部 を備えた車両用計器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る車両用計器は、モータにより回転軸を介して指針を駆動するよう にした車両用計器において、回転軸に設けられたカムと、カムの変位を検出する 変位検出手段と、変位検出手段の出力を回転軸の回転量に変換する変換器とを備 えたことを特徴としている。
【0006】 この場合、変位検出手段が、カムに当接して進退動するロッドを有するポテン ショメータであることが好ましく、また、変位検出手段が、カムに投射した光が 反射して戻ってくる時間により、カムとの距離を測定可能な光計測器であること も好ましい。
【0007】
【作用】
車両用計器の回転軸が回転すると、回転軸に設けられたカムが回転し、変位検 出手段によりカムの変位が検出される。そして、その検出値が変換器に入力され 、この検出値に基づいて回転軸の回転量が検出される。このように、カムとカム の変位を検出する変位検出手段などを用いて指針(制御対象)の検出部を構成す るようにすれば、温度や湿度の影響に強く、かつ丈夫な構造にすることができ、 しかも、この検出部をコンパクトに構成することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例に係る車両用計器を図面に基いて詳細に説明する。
【0009】 図1は車両用計器の裁断側面図である。同図に示すように、この車両用計器1 は、ケース2にモータムーブメント3が収容され、このモータムーブメント3に アタッチメント4を介して出力軸(回転軸)5が取り付けられて構成されており 、ケース2から突出した出力軸5部位に、直接または調整部品を介して指針(図 示せず)が取り付けられるようになっている。
【0010】 前記ケース2は、上ケース6と下ケース7とで構成されており、上ケース6に は出力軸5の基部5aとアタッチメント4とが収容され、下ケース7にはモータ ムーブメント3が収容されている。また、上ケース6の中心上部には、出力軸5 の軸受けを兼ねる貫通口8が形成されている。そして、この貫通口8の位置決め 精度を保持するため、上ケース6と下ケース7とは、下ケース7から延びる複数 本(本実施例では4本)の位置決めボス9により、相互に案内された状態で接合 されている。
【0011】 モータムーブメント3は、ステッピングモータで構成されており、中心部のロ ータ10と、ロータ10の周囲に配設された二相のコイル12,12から成るス テータ11とで構成されている。ロータ10には、その円周上に多極着磁された 永久磁石13が固定されており、この永久磁石13とステータ11に生ずる磁極 との間で吸引、反発が生じて、ロータ10が回転される。ロータ10の下端部は 、下ケース7の軸受部7aに回転自在に軸支され、上部は上ケース6と下ケース 7との間に介設した軸受板14に回転自在に軸支されている。ロータ10の上端 部には、小歯車10aが形成されており、この小歯車10aに上方からアタッチ メント4が嵌合するようになっている。
【0012】 アタッチメント4は、上半部の接続軸部4aと下半部の接続基部4bとから成 り、接続基部4bにロータ10の小歯車10aが嵌合する内歯歯車4cが形成さ れ、この部分で継手を構成している。一方、出力軸5は、基部5aがフランジ状 に形成され、その中心部位にアタッチメント4の接続軸部4aが圧入される軸孔 5bが形成されている。すなわち、ロータ10の上部にアタッチメント4が同軸 上に取り付けられ、アタッチメント4の上部に出力軸5が同軸上に取り付けられ て、ロータ10の回転角が直接出力軸5の回転角になるように構成されている。
【0013】 次に、本発明の主要部について説明する。図1および図2に示すように、出力 軸5の軸方向の中段位置には板カム21が取り付けられており、この板カム21 には変位検出手段22の検出端が当接している。板カム21は、基点から角度2 70度の位置までが渦巻状に広がるカム曲線となっており、残る角度90度の部 分で基点に戻る段部曲線となっている。したがって、出力軸5が回転するのに伴 い板カム21は、変位検出手段22の検出端を進退動させるように作用する。
【0014】 変位検出手段22は、板カム21に当接して検出端を構成する当接ヘッド23 と、当接ヘッド23を保持するロッド24と、ロッド24が進退動自在に収容さ れた箱体25とを備えている。ロッド24は、箱体25内に収容されたコイルス プリング26により板カム21側に付勢されており、板カム21との間でカムを 構成している。ロッド24の中間部には、接続端子27が取り付けられ、一方で 箱体25の底面には、ロッド24の進退方向に延びる抵抗体28が取り付けられ ている。接続端子27はロッド24の抵抗体28上を摺動自在に構成され、接続 端子27および抵抗体28の両端にはそれぞれリード線29が接続されていて、 ここに、ポテンショメータが構成されている。
【0015】 すなわち、車速やエンジン回転数に基づくパルス信号により、モータムーブメ ント3が所定の角度回転されると、出力軸5および板カム21も同一角度回転さ れる。この回転に伴いロッド24が進退動し、接続端子27が抵抗体28上を所 定位置まで摺動する。そして、この位置における抵抗値が位置検出器(変換器) を備えた制御機器(図示せず)に入力される。制御機器では、この抵抗値に基づ く回転量(パルス数)が検出され、フィードバック信号として、その比較部に入 力されて、モータムーブメント3に入力されたパルス数と比較され、モータムー ブメント3の回転制御が行われる。
【0016】 このように本実施例では、板カム21と、回転する板カム21の変位を検出す る変位検出手段(ポテンショメータ)22を設けるようにしているので、この部 分でモータムーブメント3をフィードバック制御する検出部を構成することがで きる。したがって、脱調などによる計器の指針誤差が発生することがなく、計器 の精度を向上することができる。また、耐候性、耐久性ともに優れ、しかもコン パクトに構成することができる。なお、本実施例では、カムとして板カムを用い て水平方向の変位を検出するようにしているが、他のカム、例えば円筒カム(出 力軸にカム溝を形成してもよい)を用いて垂直方向の変位を検出するようにして もよい。
【0017】 次に、図3および図4に基づいて、本考案の第2の実施例に係る車両用計器を 説明する。
【0018】 図3は車両用計器の側面図であり、図4は車両用計器の平面図である。両図に 示すように、第2実施例では上記のポテンショメータに代えて、光計測器31が 設けられている。光計測器31は、上ケース6に設けた一対の支持突起32,3 3上にそれぞれ取り付けられ投光器34と受光器35とから成り、投光器34は 、半導体レーザやLEDなどの発光素子で構成され、受光器35はフォトダイオ ードなどの受光素子で構成されている。投光器34から投射された光が、板カム 21のカム面に反射して受光器35に入射することで、この間の時間と光の速度 から板カム21の変位を検出するようになっている。この実施例では、検出精度 が良好となると共に、極めてコンパクトに構成することができる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、カムと変位検出手段などにより検出部 を構成しているので、この検出部からモータを制御するためのフィードバック信 号を取り出すことができ、車両用計器としての指示精度の向上が図れる。また、 この検出部は、耐候性、耐久性に優れ、かつ、小スペースに構成することができ 、車載用として信頼度の高いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の車両用計器の裁断側面図である。
【図2】第1実施例の車両用計器の平面図である。
【図3】第2実施例の車両用計器の側面図である。
【図4】第2実施例の車両用計器の平面図である。
【符号の説明】
1 車両用計器 3 モータムーブメント 5 出力軸 21 板カム 27 接続端子 28 抵抗体 31 光計測器

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより回転軸を介して指針を駆動
    するようにした車両用計器において、 前記回転軸に設けられたカムと、当該カムの変位を検出
    する変位検出手段と、当該変位検出手段の出力を前記回
    転軸の回転量に変換する変換器とを備えたことを特徴と
    する車両用計器。
  2. 【請求項2】 前記変位検出手段は、前記カムに当接し
    て進退動するロッドを有するポテンショメータであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車両用計器。
  3. 【請求項3】 前記変位検出手段は、前記カムに投射し
    た光が反射して戻ってくる時間により、当該カムとの距
    離を測定可能な光計測器であることを特徴とする請求項
    1に記載の車両用計器。
JP4883292U 1992-07-13 1992-07-13 車両用計器 Withdrawn JPH0613383U (ja)

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JP4883292U JPH0613383U (ja) 1992-07-13 1992-07-13 車両用計器

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JPH0613383U true JPH0613383U (ja) 1994-02-18

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Date Code Title Description
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Effective date: 19961003