JPH0613376B2 - シ−トの姿勢変換装置 - Google Patents

シ−トの姿勢変換装置

Info

Publication number
JPH0613376B2
JPH0613376B2 JP59215934A JP21593484A JPH0613376B2 JP H0613376 B2 JPH0613376 B2 JP H0613376B2 JP 59215934 A JP59215934 A JP 59215934A JP 21593484 A JP21593484 A JP 21593484A JP H0613376 B2 JPH0613376 B2 JP H0613376B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
unit
turn
rollers
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59215934A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61111253A (ja
Inventor
光弘 野中
五郎 森
康弘 大木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP59215934A priority Critical patent/JPH0613376B2/ja
Publication of JPS61111253A publication Critical patent/JPS61111253A/ja
Publication of JPH0613376B2 publication Critical patent/JPH0613376B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H9/00Registering, e.g. orientating, articles; Devices therefor
    • B65H9/16Inclined tape, roller, or like article-forwarding side registers
    • B65H9/166Roller

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、紙等、シートを自動的に所定姿勢に変換する
姿勢変換装置に関する。
従来技術 たとえば、青写真(ジアゾコピー)や最近の電子写真
(転写型コピー)で各種サイズのコピーが得られるが、
コピー紙の縦,横とその上の画像の向きとの関係にたと
えば同じ形状の紙に縦向に画像がある場合と横向きに画
像がある場合など、2態様があり、紙の折り,パンチ,
スタンプなどにおいて、紙の向き(姿勢)を回転させる
必要がある。特に自動折機,自動スタンプ,自動パン
チ,自動ステープラ等で紙に、折り、スタンプ,パン
チ,とじ針等の自動加工を施す場合には、自動的に紙の
姿勢(向き)を変換する装置の存在が好ましい。
また、複写においても、原稿上画像の向き、原稿サイ
ズ,拡大率,コピー紙サイズ,コピーカセツトの向き等
によっては、複写機内部で紙の姿勢変換を行ない得るの
が好ましい。
目的 本発明は、紙等、シートの姿勢を自動的に変換するシー
トの姿勢変換装置を提供することを第1の目的とし、紙
サイズおよび入紙姿勢に応じて、素通し送りモードとタ
ーン送りモードを区分判定して、いずれの入紙姿勢であ
っても自動的に所定の姿勢で紙を送り出すシートの姿勢
変換装置を提供することを目的とする。
発明の構成 本発明のシートの姿勢変換装置は、 入紙口; 排紙口; 入紙口と排紙口の間に、入紙口から排紙口に至る紙の送
り方向(201)に対して直交する方向に位置を離して配置
された少なくとも2個の、互に速度が異なるターンロー
ラ(234,238); ターンローラのそれぞれに1個を対応付けてターンロー
ラ上に配置した、磁性体球とこの磁性体球の落下、引上
げを行なう電気コイルとを有する、複数個のターンロー
ラ球体ソレノイド(236,240); 入紙口とターンローラの間に配置され入紙口に到来した
紙をターンローラに向けて送る第1組の送りローラ(21
8,222,226,230); 第1組の送りローラのそれぞれに1個を対応付けて第1
組の送りローラ上に配置した、磁性体球とこの磁性体球
の落下,引上げを行なう電気コイルとを有する、複数個
の第1組の球体ソレノイド(220,224,228,232); ターンローラと排紙口の間に配置され第1組の送りロー
ラで送られた紙およびターンローラで廻された紙を排紙
口に送る第2組の送りローラ(242,250,254); 第2組の送りローラのそれぞれに1個を対応付けて第2
組の送りローラ上に配置した、磁性体球とこの磁性体球
の落下、引上げを行なう電気コイルとを有する、複数個
の第2組の球体ソレノイド(244,252,256);および、 素通し送りモードにおいて、ターンローラ球体ソレノイ
ドの、第1組の送りローラと速度が異なるローラに対向
するものを球体引上げ状態に、第1組および第2組の球
体ソレノイドを球体落下状態に付勢制御し、ターン送り
モードにおいて、ターンローラ球体ソレノイドおよび第
1組の球体ソレノイドを球体落下状態に付勢制御する制
御手段(10,20); を備える。なお、カッコ内の記号は、図面に示し後述す
る実施例の対応要素又は対応事項を示す。
本発明の好ましい実施例では:ターンローラ(234,238)
の、紙を低い速度で送るローラ(234)の送り速度は、高
い速度で送るローラ(238)の送り速度の1/3前後とし; ターンローラ(234,238)の、紙を高い速度で送るローラ
(238)の送り速度は、第1組の送りローラ(218,222,226,
230)の送り速度と同じとし; 制御手段(10,20)は、紙サイズおよび紙姿勢に応じて、
素通し送りモードとターン送りモードを区分判定し、紙
サイズに応じたタイミングで球体ソレノイド(220,224,2
28,232/244,252,256)の状態制御を行ない; 制御手段(10,20)は、外部から入力された信号を読み取
って動作モードを判定する主制御手段(10)と、判定した
動作モードに応じて機構要素の動作を制御する従制御手
段(20)でなり; 主制御手段(10)は、操作ボード(12)のキーインおよびホ
スト(800)よりの信号を読み取って、両者が重複する場
合はホスト(800)よりの信号を優先して読み取って動作
モードを判定し、動作モードを従制御手段(20)に与え、
従制御手段(20)は機構の状態を主制御手段(10)に与え、
主制御手段(10)は機構の状態を表示パネル(13)に表示
し; 入紙路の上流側に、紙切断機構(223,225,227,229)を備
え; 紙切断機構(223,225,227,229)は、紙の幅方向の張架さ
れたガイドバー(225),ガイドバーに案内されたキャリ
ッジ,キャリッジに固着されたカッタ(223)およびキャ
リッジ駆動機構(227,229)を有し; キャリッジ駆動機構(227,229)は電気モータ(229)および
該電気モータの回転力を往復動力に変換してキャリッジ
に加える動力伝達手段(227)でなり;そして、 制御手段(10,20)は、特定のスイッチ(237)の操作に応答
して電気モータ(229)を付勢してキャリッジを一往復動
駆動する。
作用 本発明によれば、ターンローラ球体ソレノイド(236,24
0)を非通電にしてその磁性体球(237,241)をターンロー
ラ(234,238)に載ったままとしてローラ(234,238)を回転
駆動すると、到来した紙は低速のローラ(234)に接する
部位を略中心に高速のローラ(238)に接する部位が回転
し、紙が回転しつつ送られる。
入紙口と前記ターンローラ(234,238)の間には、第1組
の送りローラ(218,222,226,230)がありそれに第1組の
球体ソレノイド(220,224,228,232)が結合しており、こ
れが入紙口に到来した紙を前記ターンローラ(234,238)
に送る。
前記ターンローラ(234,238)と排紙口の間には、第2組
の送りローラ(242,250,254)がありそれに第2組の球体
ソレノイド(244,252,256)が結合しており、これが前記
ターンローラ(234,238)で回転した紙を排紙口に送り出
す。
前記ターンローラ球体ソレノイド(237,240)を通電する
と、磁性体球(237,241)がターンローラ(234,238)から離
れるように持上がるので、仮にターンローラ(234,238)
が回転していても、それらと紙との摩擦抵抗が低いの
で、十分な回転力が発生せず、第1組の送りローラ(21
8,222,226,230)および第2組の送りローラ(242,250,25
4)の送り方向に紙が送られ、これらの送り力により紙は
回転しないで移動する。すなわち直送(素通し)され
る。
したがって前記ターンローラ球体ソレノイド(236,240)
の通電/非通電により、紙の素通し/回転の一方を選択
することができる。しかして、本願発明では、制御手段
(10,20)が素通し送りモードが指定されているときに
は、ターンローラ球体ソレノイドの、第1組の送りロー
ラと速度が異なるローラに対向するものを球体引上げ状
態に、第1組および第2組の球体ソレノイドを球体落下
状態に付勢制御するので、紙は回転しないで送られる。
ターン送りモードが指定されているときには制御手段(1
0,20)が、ターンローラ球体ソレノイドおよび第1組の
球体ソレノイドを球体落下状態に付勢制御するので、紙
が回転しつつ送られる。
したがって、紙の直送出(素通し)と回転送りとの切換
えが簡単であり、しかも紙の回転送りが滑らかに行なわ
れる。紙の直送出路(素通し通路)と回転送り通路を別
にする必要はなく、紙送り機構がコンパクトになる。
本発明の上述の好ましい実施例では、制御手段(10,20)
を主制御ユニット(10)と従制御ユニット(20)で構成し、
主制御ユニット(10)で姿勢処理モードを判断して、決定
した処理モードに基づいて従制御ユニット(20)の処理モ
ードを決定するので、従制御ユニット(20)の制御動作は
比較的に単純となり、従制御ユニット(20)は、それに割
り当てられた機構ユニット(200)のシート処理制御とペ
ーパジャム判定および異常判定、ならびに、ジャム、異
常時の保護停止とこれの主制御ユニット(10)への送信を
すればよい。トラブル時の応答が速く、しかもトラブル
の重度化が防止される。また、ジャム紙を自動切断する
カッタ(223)を備えており、ジャム紙の除去が容易であ
る。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下
の、好ましい実施例の説明より明らかになろう。
実施例 第1図に、本発明の一実施例である90゜ターン装置2
00を組込んだシート処理機900の、開閉自在の前面
カバーを取り外した状態を示す。
なお、このシート処理機900は、前面カバーを閉じた
状態では第2図に示す外観を呈し、最も好ましい態様で
は、第2図に示すように複写機800とソータ1000
の間に介挿され、シート処理機900の制御信号線が複
写機800に接続されている。ソータ1000の制御信
号線も複写機800に接続されている。
複写機800は、この組合せ態様に最も適して設計され
たものであると、コピーサイズ(記録紙サイズ),枚
数,コピーの供給姿勢(縦,横),スタンプデータ(ス
タンプ要否,スタンプ位置,発行元,図面種),パンチ
データ(パンチ要否),排紙データ(トレイETへの排
紙又はソータ1000への排紙),スタート信号,エン
ド信号等をシート処理機900に与える。
シート処理機900には、操作ボード11が備わってお
り、この操作ボードで、入紙サイズ、入紙姿勢(縦,
横),スタンプデータ(スタンプ要否,スタンプ位置,
発行元,図面種),パンチデータ(パンチ要否),排紙
データ(トレイETへの排紙又はソータ1000への排
紙),スタート信号等を設定又は入力し得るようになっ
ており、複写機800とは独立に、操作ボード11の設
定および該ボード11の操作に応答しても動作し得るよ
うになっている。複写機800からある信号を受けた場
合には、シート処理機900は、複写機800から受け
たデータおよび信号をを操作ボード11の設定および操
作に優先して取り上げる。複写機800が所要のデータ
を与えないときには、シート処理機900は操作ボード
11の設定および又は操作に従がって動作する。
再び第1図を参照する。複写機800よりコピー紙が矢
印801方向からシート処理機900に与えられる。な
お、複写機800が接続されていないときには、オート
フイーダ又は手差しで紙が矢印801方向からシート処
理機900に与えられる。
シート処理機900に入った紙は、縦折機構ユニット1
00−本発明の一実施例である90゜ターン装置の90
゜ターン機構ユニット200−羽根折機構ユニット30
0−パンチ機構ユニット400−スタンプ機構ユニット
500−縦搬送機構ユニット600−排紙機構ユニット
700と、この順に搬送され、排紙機構ユニット700
より、トレイETへの方向701又はソータ1000へ
の方向703に排出される。
縦折機構ユニット100,90゜ターン機構ユニット2
00,羽根折機構ユニット300,パンチ機構ユニット
400,スタンプ機構ユニット500および縦搬送機構
ユニット600は、引出し形のケースに収納されてお
り、排紙機構ユニット700はシート処理機900本体
に装着されており、開閉自在のユニットカバーで保護さ
れている。
各ユニットを収納した引出し形のケースの手前側のケー
ス壁には、引出し用の握手が固着されており、このケー
ス壁より外側に、ジャム紙手動送り用の握り180,2
15,386,472および634が露出している。こ
れらの握りのそれぞれは、機構ユニットの紙送りローラ
に連結されている。237,390および476はジャ
ム紙カット指示用のスイツチである。
各ユニットを収納した引出し形のケースの奥側のケース
壁には、シート処理機900本体のラッチ部材にばね係
合する係合子が固着されており、この係合子が、引出し
形のケースを奥に比較的に強い力で押し込むときに、ラ
ッチ部材に係合する。係合状態では、弱い力がケース引
出し方向に加わっても、係合子はラッチ部材から外れな
い。強い力でケースを引き出そうとすると、係合子がラ
ッチ部材から外れて、引き出し形のケースがシート処理
機900本体から手前側に引き出される。
各ユニットを収納した引出し形のケースの奥側のケース
壁にはまた、シート処理機900本体の電力線雌コネク
タおよび信号線雌コネクタに結合する電力線雄コネクタ
および信号線雄コネクタが固着されており、前述の係合
子がラッチ部材に係合するとき、これらの雄コネクタが
雌コネクタに係合する。
概略で言うと、各ユニットを収納した引出し形のケース
の奥側のケース壁より奥側に、機構ユニットの主動力を
得る歯車が露出しており、前述の係合子がラッチ部材に
係合するとき、この歯車がシート処理機900本体の、
メインモータで駆動される動力伝達系の歯車に係合す
る。機構ユニットの主動力を得る前記歯車は引出し形の
ケースに枢着されており、その歯車軸に、他の歯車を介
して、またチェーン,ベルト等の動力伝達手段ならびに
必要に応じてクラッチを介して機構ユニットの紙搬送ロ
ーラが結合されている。なお、機構ユニットによって
は、独立にローラ駆動用のモータを備え、この実施例で
は、紙送り制御が単純な機構ユニットではシート処理機
900本体の主動力系に、歯車を介して機構ユニットの
ローラを接続するようにしているが、紙送り制御がやや
複雑な機構ユニットでは、引出し形のケースに独立のモ
ータを備え、機構内の紙送りローラを該モータで独立に
駆動するようにしている。
縦折機構ユニット100,90゜ターン機構ユニット2
00,羽根折機構ユニット300,パンチ機構ユニット
400,スタンプ機構ユニット500および縦搬送機構
ユニット600が引出し形の単位ユニットになっている
ので、ペーパジャムの除去,機構点検,修理等において
は、各ユニットを単独に処理機900から簡単に取り外
して作業台の上に置くことができる。また、再装着も簡
単である。
ジャム紙が縦折機構ユニット100と90゜ターン機構
ユニット200にまたがっているときには、スイツチ2
37を押してから、縦折機構ユニット100および90
゜ターン機構ユニット200を順に引き出してジャム紙
を除去する。スイツチ237を押すと、後述の、ユニッ
ト200に備わったカッタ(223:第6a図)が自動
的にユニット100−200間の紙をそれらの間で切断
する。
同様に、ジャム紙が90゜ターン機構ユニット200と
羽根折機構ユニット300にまたがっているときには、
スイツチ390を押してから90゜ターン機構ユニット
200および羽根折機構ユニット300を順に引き出し
てジャム紙を除去する。スイツチ390を押すと、後述
の、ユニット300に備わったカッタ(236:第4
図)が自動的にユニット200−300間の紙をそれら
の間で切断する。
また同様に、ジャム紙が羽根折機構ユニット300とパ
ンチ機構ユニット400にまたがっているときには、ス
イツチ476を押してから、羽根折機構ユニット300
およびパンチ機構ユニット400を順に引き出してジャ
ム紙を除去する。スイツチ476を押すと、後述の、ユ
ニット400に備わったカッタ(452:第4図)が自
動的にユニット300−400間の紙をそれらの間で切
断する。
この実施例のシート処理機900の、紙処理動作の概要
を第3a図および第3b図に示す。
シート処理機900は、処理可能紙の最大サイズはA2
(サイズを示す。以下サイズとか版とかの語を省略して
サイズ記号のみを示す)としており、また、A2の入紙
は第3a図に示す縦姿勢のみが処理可能である。紙サイ
ズと、シート処理機900の、可能な処理との関係を次
に要約する。
サイズ 姿勢 可能な処理 A2 縦 素通し,4つ折,JIS折, パンチ,スタンプ A3 横 素通し,90゜ターン,JIS折, 2つ折,パンチ,スタンプ 縦 素通し,JIS折,2つ折, パンチ,スタンプ A4 横 素通し,パンチ,スタンプ 縦 90゜ターン,パンチ,スタンプ B3 縦 素通し,4つ折,JIS折, パンチ,スタンプ B4 横 素通し,90゜ターン,JIS折, 2つ折,パンチ,スタンプ B5 横 素通し,パンチ,スタンプ 縦 90゜ターン,パンチ,スタンプ なお、複写機800は第3a図および第3b図に左欄に
示すように、各種サイズ,姿勢の原稿より、各種サイ
ズ、倍率および姿勢のコピーを作成して、シート処理機
900に与える。
第4図に、シート処理機900の各機構ユニットの構成
概略を示す。この第4図は、第1図に示すシート処理機
900の引出し形のケースの手前側壁面を除去した拡大
図に相当する。この第4図を参照した、紙サイズおよび
姿勢に対応した各機構ユニットの紙処理の概要は次の通
りである。
縦折機構ユニット100 (1)A2・縦・素通し−−−ゲート爪112を図示実線
位置として、到来した紙をユニット200に送る。
(2)A2・縦・4つ折−−−ゲート爪112を2点鎖線
位置として、到来した紙を縦折ローラ116−120間
に案内し、縦折ローラで縦2つ折りとして縦折ローラ直
下の給紙口を通してユニット200に送る。
(3)A2・JIS折−−−ゲート爪112を2点鎖線位
置として、到来した紙を縦折ローラ116−120間に
案内し、縦折ローラで、A4長辺長さ部で縦2つ折りと
して、縦折ローラ116,118,120直下の給紙口
を通してユニット200に送る。
(4)B3も上記(1)〜(3)と同様に処理する。但し、(1)〜
(3)のA2をB3と読み替える。
(5)A2,B3以外のサイズの紙は、ゲート爪112を
図示実線位置として、到来した紙をユニット200に案
内(素通し)する。
90゜ターンユニット200 (1)A2は、紙の1辺をレジスタ(262,264:第
6a図)に沿わせて、そのままユニット300に送る。
(2)A3・横・素通し−−−紙の1辺をレジスタ(26
2,264:第6a図)に沿わせて、そのままユニット
300に送る。
(3)A3・横・JIS折又は2つ折−−−紙を90゜タ
ーンさせて、紙の1辺をレジスタ(262,264:第
6a図)に沿わせて、ユニット300に送る。
(4)A3・縦−−−紙の1辺をレジスタ(262,26
4:第6a図)に沿わせて、そのままユニット300に
送る。
(5)A4・横−−−紙の1辺をレジスタ(262,26
4:第6a図)に沿わせて、そのままユニット300に
送る。
(6)A4・縦−−−紙を90゜ターンさせて、紙の1辺
をレジスタ(262,264:第6a図)に沿わせて、
ユニット300に送る。
(7)B版の紙の処理も、A版の紙の処理(1)〜(6)と同様
である。但し、A2をB3と、A3をB4と、またA4
をB5と読み替える。
羽根折機構ユニット300 (1)A2・縦・4つ折−−−紙(縦2つ折りされてい
る)をレジスタ342まで送って、横折ローラ320,
322で横2つ折りとしてユニット400に送る。
(2)A2・縦・JIS折−−−紙(縦2つ折りされてい
る)をレジスタ340まで送って、横折ローラ320,
322で横2つ折りとし、更にレジスタ362に送って
横折ローラ322,324で横3つ折りとしてユニット
400に送る。
(3)A3・横・JIS折−−−紙をレジスタ336まで
送って横折ローラ320,322で横2つ折りとし、更
にレジスタ358に送って横折ローラ322,324で
横3つ折りとしてユニット400に送る。
(4)A3・横・2つ折り−−−紙をレジスタ342に送
って横折ローラ320,322で横2つ折りとしユニッ
ト400に送る。
(5)その他のA版サイズの紙は、そのままユニット40
0に送る。
(6)B版サイズの紙の処理も上記(1)〜(5)と同様であ
る。但し、A2はB3と、A3はB4と、またA4はB
5と読み替える。但し本例のレジスタ配置ではB3JI
S折り(ファイル折り)のみ可能で、その時は338と
360のレジスタを使用する。又、B列の2つ折りはで
きないレジスタ配置である。
パンチ機構ユニット400 (1)パンチが指定されていないと、そのままユニット5
00に素通しする。
(2)A版でパンチが指定されていると、A4の長辺中央
を対称点として左長辺にパンチする。
(3)B版でパンチが指定されていると、B5の長辺の中
央を対称点として、左長辺にパンチする。
スタンプ機構ユニット500 (1)スタンプが指示されていないと、そのままユニット
600に素通しする。
(2)スタンプが指示されていると、機構ユニット500
において手動で設定された紙長手方向(紙の送り方向と
直交する方向)の位置、およびデータで特定された紙短
辺方向(紙の送り方向)の位置にスタンプする。
縦搬送機構ユニット600 送り込まれる紙はすべてユニット700に送り出す。
入紙機構ユニット700 (1)トレイETへの排紙が指示されているときには、排
紙ゲート爪712を図示実線位置として、到来する紙を
トレイETに送出する。
(2)ソータ1000への排紙が指示されているときには、排
紙ゲート爪712を2点鎖線位置として、到来する紙を
ソータ1000に送出する。
次に、第5a図〜第6a図を参照して、各機構ユニット
の構成を説明する。
まず第5a図を参照して、縦折機構ユニット100の構
成を説明する。
縦折機構ユニット100には、入紙用のローラ104と
108,紙の送り方向を定める入紙ゲート爪112,3
個の縦折ローラ116,118,120,縦折搬送用の
ローラ162,166,端面折用の折板197,縦折位
置設定用のレジスタ154,156等が備わっており、
所要のローラはユニット100の駆動動力系(図示せ
ず)に結合されている。
入紙ゲート爪112は回転軸110に固着されており、
ここの回転軸110がソレノイド114で回転駆動され
る。縦折が指示されていないときには、ソレノイド11
4は非付勢で入紙ゲート112を図示実線位置に置いて
いる。この状態では、紙センサ174直下に送られて来
た紙は、ローラ104,108で受け入れられるが、爪
112の下曲面に当って、下向きに曲げられてユニット
200に直行する。縦折が指示されているときには、セ
ンサ174が紙を検出したときにソレノイド114が通
電され、爪112の先端が下ローラ軸106方向に降下
する(第4図に2点鎖線で示す状態)。この状態では、
センサ174直下に送られて来た紙は、ローラ104,
108で受け入れられ、爪112の上面に乗り、縦折ロ
ーラ116,118,120に向けて送られる。
縦折ローラ120と118は紙の厚み分程度(約5/1
00mm)の間隔で隣接しているが、どの状態であれロー
ラ116は120に接触しない。
縦折ローラ116は軸体122で支持されてそれを中心
に回動可能である。ローラ116を枢着したアームには
ソレノイド124のプランジャが連結されており、ソレ
ノイド124が通電されているときは、ローラ116が
ローラ118より離れ、爪112の上面を通って来た紙
がローラ118と116の間に進入し得る。ソレノイド
124が非通電のときには、ローラ116がローラ11
8に圧接している。
固定レジスタ178は、縦折時のA2短辺の位置決め
用、固定レジスタ154は、A2・4つ折の縦折時のA
2長辺位置決め用、可動レジスタ126は、縦折時のB
3短辺の位置決め用、および可動レジスタ156は、B
3・4つ折の縦折時のB3長辺の位置決め用である。
可動レジスタ126および156には、それぞれソレノ
イド130および160のプランジャが連結されてい
る。ソレノイド130が非通電のときには、レジスタ1
26は縦折紙移送路より退避している。ソレノイド13
0が通電されると、レジスタ126が縦折紙移送路に進
出し、到来する紙をそこで停止させる。ソレノイド16
0が非通電のときには、レジスタ156は縦折紙移送路
より退避している。ソレノイド160が通電されると、
レジスタ156が縦折紙移送路に進出し、到来する紙を
そこで停止させる。
ローラ166と162は、ソレノイド124に通電して
ローラ116を引き上げた状態で、ローラ104と10
8で爪112の上面を通って導き入れられた紙をレジス
タ178又は126に送るためのものである。紙の先端
縁をレジスタ178又は126に当ててから、ソレノイ
ド124の通電が断たれ、縦折ローラ116と118の
間に紙が挟まれる。この状態でこれらのローラ116,
118で紙がレジスタ154又は156に向けて送ら
れ、紙の一辺がレジスタ154又は156に当たると、
紙がローラ116−118間を出た所でたわみ、このた
わみが大きくなってローラ118−120間にかみ込ま
れて縦2つ折りとなり、ローラ118,120直下の送
出口(縦折ローラの軸に平行なスリット状の開口)を通
してユニット200に送り出される。このような縦2つ
折時にローラ166と162の回転が紙の移動に対して
抵抗を与えないように、ローラ166には鋼球169が
載せられ、ローラ162には鋼球ソレノイド164が対
向している。
鋼球169は球支持具(図示せず)に多方向回転自在に
支持されており、常時ローラ166に接触し、紙が到来
したときには紙をその自重でローラ166に押し付け、
紙の移動と共に回転する。したがって、紙が縦折ローラ
116の直下を該ローラの軸方向に移動しているときに
は、ローラ116の回転で紙が該方向に駆動される。紙
が縦折ローラ116の軸と直交する方向に移動するとき
(縦2つ折)には、鋼球169が紙の移動につれて回転
するので、紙の移動を妨げない。
鋼球ソレノイド164は、磁性体コアに電気コイルを巻
回して、電気コイルに通電すると鋼球165をコアに吸
引してローラ162より離す構造のものである。鋼球1
65は、大略で鋼球169と同様な作用を紙に及ぼす
が、紙を縦折ローラ116の軸と直交する方向に駆動す
るとき(縦2つ折)には、電気コイルに通電して鋼球1
65をローラ162(紙)より引き上げて、ローラ16
2の摩擦抵抗を小さくする。
折板197はキャリッジ198に固着されており、この
キャリッジ198が、ガイドバー199で、矢印方向
(ローラ116の軸方向)に往復動自在に案内されてい
る。キャリッジ198にはリンクアーム196が枢着さ
れており、このリンクアームに枢着されたもう1つのリ
ンクアームが半回転クラツチ136の出力軸に固着され
ている。半回転クラツチ136の入力軸に固着された歯
車は、ユニット100の駆動動力系(図示せず)に係合
している。半回転クラッチ136は、それに通電がる
と、リンクアーム196を時計方向に半回転させてキャ
リッジ198(つまりは折板197)を右方に駆動し、
通電が断たれるリンクアーム196を時計方向に半回転
させてキャリッジ198(つまりは折板197)を左方
に駆動する。
第5a図には、折板197が待機位置にある状態を示
す。
折板197の右方には押板138がある。この押板13
8はコの字形アーム140に固着されており、アーム1
40はキャリッジ142に枢着されている。キャリッジ
142は、ガイドバー199と平行なガイドバー193
で往復動自在に案内されている。キャリッジ142には
アーム146が固着されており、アーム146の先端1
95が、キャリッジ198の行路に突出している。コの
字形アーム140には、ローラ152が当接しており、
このローラ152は回動アーム148の一端に枢着され
ている。回動アーム148の他端には、ソレノイド15
0のプランジャ150が結合されている。第5a図図示
状態(待機状態)では、ローラ152によるコの字形ア
ーム140の押えが緩い。コの字形アーム140がスプ
リング145(左引き)およびスプリング144(上引
き)により、コの字形アーム140に対してくの字形に
傾斜させて固着された押板138は、上方に持上ってい
る。この状態で、ローラ116−118間に送り込まれ
る紙は、折板197と押板138の間の空間を通る。ソ
レノイド150に通電すると、アーム148が反時計方
向に回転し、ローラ152がアーム140を強く押え
る。これによりコの字形アーム140が反時計方向に回
転し、押板138全体が、折板197の上面より低くな
り、紙を下方に押え付ける。この状態で半回転クラッチ
136に通電すると、折板197が右方に移動し、押板
138を乗り越えるときに、紙を折り曲げる。折板19
7がある程度右方に移動するとキャリッジ198がアー
ム146の先端195を右方に押し、これにより押板1
38も右方に移動する。コの字形アーム140がローラ
152から右方に外れると、コの字形アーム140の左
方への戻りがローラ152で阻止される。この状態で半
回転クラッチ136の通電を遮断すると、折板197が
第5a図に示す待機位置に戻る。ソレノイド150の通
電を遮断すると、スプリング144の力でコの字形アー
ム140がローラ152を押し上げ、これにより、押板
138が上方に移動しつつスプリング145の力で左動
に移動し、第5a図に示す待機状態となる。
第5b図に折板197の拡大平面を、第5c図にそのV
C−VC線断面を、また第5d図にVD−VD線断面図
を示す。折板197の、押板138側の端縁は下面が傾
斜(点線)した略ナイフエッジとされ、紙PR(2点鎖
線)を折りしかもくわえ込み易いようになっている。ま
た、折板197の先端は、紙の逃げを防ぐように略
「し」の字形となっている。A2の紙をレジスタ178
で位置決めしたとき、および、B3の紙をレジスタ12
6で位置決めしたときには、紙PR(2点鎖線)の1コ
ーナが第5b図に示すように、3角形状で折板197上
に乗り、しかも紙PRは折板197と押板138の間に
ある。この状態を第5e図に示す。この状態で、ソレノ
イド150が通電されると、紙が押板138で下方のペ
ーパガイド板(図示せず)に押え付けられる。半回転ク
ラツチ136が通電されると、折板197が第5f図に
示すように右方に移動し、紙のコーナを折って押板13
8とその上の紙の上方に至る。折板197が更に進むと
押板138も右方に移動し、押板138が紙の折り部か
ら右方に抜ける。半回転クラッチ136の通電が遮断さ
れると折板197が第5g図に示すように左方に移動
し、最後に待機位置(第5e図)に戻る。ソレノイド1
50の通電が遮断されると、押板138は第5g図に示
す位置からスプリング146の力で待機位置(第5e
図)に戻る。このとき、スプリング144の作用で押板
138は上方に上がり、紙PRの、折り返したコーナ片
には接触しない。
なお、図示を省略したがA2・4つ折用の縦2つ折に用
いる固定レジスタ154とB3・4つ折用の縦2つ折に
用いる可動レジスタ156と平行に、A2・JIS折用
の縦2つ折に用いる可動レジスタ(154J)とB3・
JIS折用の縦2つ折に用いる可動レジスタ(156
J)が設置され、それぞれソレノイド(160AJ,1
60BJ:図示せず)で紙移送路に選択的に進出させる
ようにしているが、図面が煩雑になるので、第5a図に
おいては図示を省略した。
この縦折機構ユニット100では、ローラ108はユニ
ットの主動力系(図示せず)に連結されており、主動力
系が動いている間常時回転している。ローラ162,1
66および118ならびに半回転クラッチ136入力動
力系は、すべてひっくるめて1つのクラッチを介して主
動力系に選択的に接続される。主動力系はスタート信号
に応答して動き始め、所定の条件が成立すると停止す
る。たとえば、エンド信号が到来したときや、センサ1
74が紙非検出になってから所定時間が経過したとき、
ならびにペーパジャムのときに停止される。前記クラッ
チは、A2・4〃折モード,A2・JISモード,B3
・4つ折モードおよびB3・JIS折モードが設定され
た時に付勢される。
ユニット100素通し(ソレノイド114オフ)状態で
ペーパジヤムしたときにはローラ104を108から離
してジャム紙を除去する。縦折りモード(ソレノイド1
14オン)でペーパジャムして、ジャム紙が縦折ローラ
116,118および120の3者にかみ込まれている
ときには、その除去が大変であるので、ローラ軸170
に握り180を連結して、握り180を回転させること
により、ローラ162,166および縦折ローラ11
6,118,120を手動で回転させるようにしてい
る。
次に、縦折機構ユニット100の動作詳細を第5a図を
参照して説明する。
縦折機構ユニット100の動作 (1)A2・4つ折モード−−−センサ174が紙を検出
するとソレノイド114,124に通電する。センサ1
76が紙を検出すると、ロータリエンコーダ297(第
6a図)のパルスカウントを開始し、カウント値が、紙
の先端縁全体が固定レジスタ178に接触完了するタイ
ミング値になると、ソレノイド164に通電しボール1
65を上げてからソレノイド124の通電を遮断する。
センサ176が紙非検出になると(紙はすでに次ユニッ
ト200のローラにかみ込まれているので)、ソレノイ
ド164および114の通電を遮断する。
(2)A2・JIS折モード−−−センサ174が紙を検
出するとソレノイド114,124および160AJ
(図示せず)に通電する。センサ176が紙を検出する
と、ロータリエンコーダ297(第6a図)のパルスカ
ウントを開始し、カウント値が、紙の先端縁全体が固定
レジスタ178に接触完了したタイミング値になると、
ソレノイド164に通電しボール165を上げてからソ
レノイド124の通電を遮断する。センサ176が紙非
検出になると(紙はすでに次ユニット200のローラに
かみ込まれているので)、ソレノイド164,160A
J(図示せず)および114の通電を遮断する。
以上はA2紙端を折らない場合であるが、端面を折る場
合にはソレノイド164に通電を行なう前に、ソレノイ
ド150をオンし折り板138で紙を押え、それ後半回
転クラッチ136をオンしクランク196を時計方向に
半回転させ、その後、ソレノイド150をオフし、つづ
いて半回転クラッチ136をオフしホームポジションに
もどす。その後ソレノイド164に通電し、ボール16
5を上げてからソレノイド124の通電を遮断する。
(3)B3・4つ折モード−−−センサ174が紙を検出
するとソレノイド114,124,130および160
に通電する。センサ176が紙を検出すると、ロータリ
エンコーダ297(第6a図)のパルスカウントを開始
し、カウント値が、紙の先端縁全体が可動レジスタ12
6に接触完了したタイミング値になると、ソレノイド1
64に通電しボール165を上げてからソレノイド12
4の通電を遮断する。センサ176が紙非検出になると
(紙はすでに次ユニット200のローラにかみ込まれて
いるので)、ソレノイド164,130,160および
114の通電を遮断する。
(4)B3・JIS折モード−−−センサ174が紙を検
出するとソレノイド114,124,130および16
0BJ(図示せず)に通電する。センサ176が紙を検
出すると、ロータリエンコーダ297(第6a図)のパ
ルスカウントを開始し、カウント値が、紙の先端縁全体
が可動レジスタ126に接触完了したタイミング値にな
ると、ソレノイド164に通電しボール165を上げて
からソレノイド124の通電を遮断する。センサ176
が紙非検出になると(紙はすでに次ユニット200のロ
ーラにかみ込まれているので)、ソレノイド164,1
30,160Jおよび114の通電を遮断する。
(5)上記以外のモード−−−ソレノイド類は全て非通電
とし、ローラ104と108を駆動する。
(6)この外、通常のペーパジャム検出と、ジャム検出時
の機構停止。
次に、第6a図を参照して、本発明の一実施例である9
0゜ターン装置の機構部である90゜ターン機構ユニッ
ト200の構成を説明する。
ユニット200において、紙搬送系は、縦折紙導入系、
縦折無し紙導入系、端縁揃え送り系、通紙系、90゜タ
ーン送り系および送り出し系でなり立っている。紙搬送
要素の概略の区分を次に要約して示す。
縦折紙導入系:ローラ212,216およびローラ28
6,288,290,292,294,296。
ローラ292,294および296は軸298に枢着さ
れており、この軸298にアームを介してソレノイド2
99のプランジャが連結されている。ソレノイド299
が通電されると、ローラ292,294および296が
それぞれローラ286,288および290に押し付け
られる。ローラ286,288および290は紙をレジ
スタ262,264に向けて駆動する方向に回転する。
端縁揃え送り系:ローラ272,276,280,28
4,鋼球ソレノイド274,278,295,291,
ローラ242,254,鋼球ソレノイド244,256 鋼球ソレノイド274,278,295および291が
非通電で鋼球275,279,293および289がロ
ーラ272,276,280および284のそれぞれに
自重で紙を押し付けるので、紙はレジスタ262,26
4に向けて駆動される。紙の端縁がレジスタ262,2
64に当接すると、紙にやや曲りを生ずるが、鋼球が与
える押下力が小さく鋼球自身は駆動力を紙に与えなくな
るので、この曲りは大きくならない。鋼球ソレノイド2
74,278,295および291に通電すると、紙が
自由になり、曲りの反ぱつ力で紙は平滑に戻る。この状
態で紙の端縁はレジスタ262および又は264に当接
している。
縦折無し紙導入系:ローラ204,208。駆動ローラ
208にロータリエンコーダのスリット板299が結合
されている。
ユニット100の送り出しローラ104,108間と、
ユニット200のローラ204,208間に、共に紙が
挟まれた状態でペーパジャムになると、ユニット100
又は200をシート処理機900本体より引き出すとき
に、ジャム紙が破れ、その除去が大変となる。
そこで、ローラ204,208の上流側にカッタ223
が設置されている。カッタ223はキャリッジに固着さ
れており、キャリッジがガイドバー225で、ローラ軸
202と平行に往復動自在に案内されている。キャリッ
ジにはワイヤ227が固着されており、ワイヤ227は
アイドルプーリおよび駆動プーリに張架されている。駆
動プーリがモータ229の回転軸に結合されている。モ
ータ229が正転すると、カッタ223が第6a図図示
位置(手前待機位置)から奥にA2短辺長よりやや長い
距離進行し、これによりジャム紙をカットする。該距離
まで行くと、そこでモータ229が一度停止され、次
に、スイツチ231が閉になるまでモータ229が逆転
付勢され、図示待機位置に戻る。
通紙系:ローラ218,222,226,230,24
2,250,鋼球ソレノイド220,224,228,
232,244,252,256 ローラ242および254の軸246および258は、
それぞれ紙送り方向に直交する方向(軸248,260
の延びる方向)に対して交叉する方向に傾けている。こ
のため、軸246および258はスプリングを主体とす
る自在継手で軸248および260に結合されている。
その結果、ローラ242および254は、紙にレジスタ
264および266に向けて駆動する力(レジスタ26
4への寄せ駆動力)を与える。
なお、レジスタ266は紙の姿勢を整えるために設けら
れている。後述するように、ユニット200で紙はすべ
てレジスタ262および264に沿わせるように姿勢お
よび位置が整えられるが、これを更に正確に確保するた
めにレジスタ266が備えられている。レジスタ266
にはソレノイド270のプランジャが連結されており、
ソレノイド270に通電があると、レジスタ266が上
昇し、紙搬送路に進出する。端縁揃え駆動の間レジスタ
266を紙搬送路に進出させておき、端縁揃え駆動を終
了し、通紙(排紙)駆動を開始して紙の先端縁全体がレ
ジスタ266に達するタイミングの後にソレノイド27
0の通電を遮断してレジスタ266を退避させることに
より、紙の姿勢が整えられる。
90゜ターン送り系:ローラ238,234,鋼球ソレ
ノイド236,240 ローラ238は通紙系のローラと同じ線速で回転する
が、ローラ234はローラ238の線速の1/3.43の線速
で回転する。なお、この90゜ターン送り系のローラ2
34の軸以外のローラ軸は、すべて同じ速度で回転す
る。ローラ234の線速が遅いので、鋼球ソレノイド2
36,240が非通電で鋼球237および241が紙の
上に乗っているときには、紙に回転力、すなわち時計方
向に廻わる回転力が加わることになる。
送り出し系:ローラ211,207 駆動ローラ211のローラ軸には、手廻し用の握り21
5が固着されている。
ユニット200の主動力系には、縦折無し紙導入系の駆
動ローラ208の軸206,縦折紙導入系の駆動ローラ
216,286,端縁揃え送り系のローラ軸および90
゜ターン送り系のローラ238の軸が、これらすべてが
同速(ユニット100のローラ軸106と同速、ユニッ
ト100は複写機800の送り出し速度の約3倍)とな
る関係で結合されているが、90゜ターン送り系のロー
ラ234の軸は、減速歯車を介してユニット200の主
動力系に結合されている。なお、送り出し系の駆動ロー
ラ211の軸213は、比較的に小さい歯数の歯車でユ
ニット200の主動力系に結合されており、ローラ軸2
06等の回転速度よりも速い速度で回転する。したがっ
て、紙がローラ207,211に達すると、紙はこれら
のローラで引っ張られる形でユニット300に高速で送
り出される。この時点には、紙はローラ208,204
間にはなく、鋼球でローラ250,242,254等に
押し付けられている状態であるで、紙にはそれが破れる
程の張力はかからない。
次に、90゜ターン機構ユニット200の動作詳細を第
6a図を参照して説明する。
(1)A3・横・JIS折又は2つ折モード−−−これら
のモードでは、第3a図に示すように、A3・横姿勢を
ユニット200でA3・縦姿勢に変更する。紙は、ユニ
ット100よりローラ204−208間に送られて来
る。
センサ217が紙を検出すると、鋼球ソレノイド22
0,228,224,232以外の鋼球ソレノイドが通
電されてそれらの鋼球を引き上げる。紙は鋼球ソレノイ
ド220,228,224,232に接触しているロー
ラならびにローラ208および204で送られる。ま
た、エンコーダ297のパルスのカウントが開始され
る。
カウント値がA3に割り当てた所定値になると、鋼球ソ
レノイド220,228,224,232が通電され鋼
球がひきあげられる。それとほぼ同時に90゜ターン用
の鋼球ソレノイド240および236の通電が遮断され
て、ローラ234および238により紙に回転力が加わ
る。これにより、紙は、第6b図に示すように回転す
る。すなわち、第6b図に一点鎖線で示す姿勢でローラ
234および238に進入した紙に、円弧で示す矢印方
向の回転力が加わり、紙は2点鎖線で示す姿勢に向けて
回転する。カウント値がA3に割り当てた第2の値にな
ると、鋼球ソレノイド236,240をオンし、27
8,295,291をオフし、紙をレジスタ262,2
64に当接させる。
第3のタイミングになると278,295をオンさせ、
第4のタイミングで、244,256をオフさせて、紙
をローラ207,211に送る。紙がセンサ221を抜
けてからエンコーダ297のパルスのカウントを開始
し、カウント値が、紙尾端がレジスタ226を通過する
タイミング相当値になると、センサ217,219およ
び221が紙を検出していないことを条件に、鋼球ソレ
ノイドのすべての通電を遮断する。以上に説明したA3
の90゜ターンの制御タイミングを第6d図に示す。
(2)A4・縦モード−−−ユニット200の動作は前述
のA3の90゜ターン動作と同様である。しかしサイズ
が異なる分、制御タイミングが異なる。A4・縦モード
の90゜ターンにおける紙の姿勢を第6c図に示し、制
御タイミングを第6e図に示す。
(3)B3・横90゜ターンおよびB5・縦90゜ターン
の動作も上記(1)と同様である。しかしサイズが異な
る分、制御タイミングが異なる。
(4)ローラ208,204到来紙の素通し−−−A3・
横・素通しの制御タイミングを第6f図に示す。素通し
においては、紙をレジスタ266とレジスタ262およ
び264にぴったり沿わせる姿勢に整えてユニット30
0に送り出す。紙の回転は行なわない。A4・横・素通
しの制御タイミングを第6g図に示す。これにおいて
も、紙をレジスタ266とレジスタ262および264
にぴったり沿わせる姿勢に整えてユニット300に送り
出す。その他のサイズ、姿勢の素通しモードの制御も同
様である。但し、サイズおよび入紙姿勢に応じて制御タ
イミングは異なる。
(5)A2・縦・4つ折又はJIS折モード−−−このモ
ードでは、縦折紙がユニット100からローラ216−
212間に送られて来る。このモードでは、ユニット1
00のセンサ174が紙を検出したときにエンコーダ2
97の発生パルスのカウントを開始し、更に、センサ1
74が紙非検出に戻ったときに、鋼球ソレノイド27
8,295,274,291,220,228,22
4,232,240,252,244,256に通電す
る。ユニット100において紙が縦2つ折りされてユニ
ット200へ送られ、ユニット200においてはローラ
212が紙を矢印230方向に送る。そして、先端は奥
側レジスタ235に当接するまで慣性で送られる。カウ
ント値が第1の値(ユニット200に関して第1の値で
あり、ユニット100に関しては第7の値に相当する)
になると、紙はローラ216,212間をすでに通過し
ており、ソレノイド299が通電され、鋼球ソレノイド
278,295,274,291の通電が遮断される。
これにより、紙がレジスタ262,264に向けて移動
する。カウント値が第2の値になると、紙はローラ29
2,286を通過しており、ソレノイド299の通電が
遮断される。カウント値が第3の値になると、紙はレジ
スタ262および264に当っており、鋼球ソレノイド
278,295,274,291が通電され、鋼球ソレ
ノイド220,228,224,232,240,25
2,244,256の通電が遮断され、紙はレジスタ2
64への寄せ力(ローラ242,254による)を加え
られながら、ローラ207,211に送られ、ユニット
300に送り出される。レジスタ266は連続して退避
位置にある。
(6)B3・縦・4つ折又はJIS折−−−上述の(5)と同
様である。但し、サイズが異なる分制御タイミングが異
なる。
なお、ユニット200でペーパジャムを生じた場合で、
ローラ208,204部でジヤム紙がユニット100と
200にまたがっているときには、スイツチ237(第
1図)を押してからユニット100および又は200を
シート処理機900本体より引き出す。スイツチ237
が一瞬閉とされると、カッタ223が奥にA2短辺長よ
りやや長い距離進んでジャム紙をカットし、また手前に
戻って、スイツチ231が閉に戻ると(第6a図に示す
位置で)停止する。ジャム紙がユニット100の縦折ロ
ーラとユニット200のローラ216,212にまたが
っている時には、そのままユニット100および又は2
00を引き出してもよい。この時には、ユニットの引き
出しにより、ジャム紙が一方のユニットから引き出され
ることになる。事前に安全を期す場合には、ユニット1
00の握り180又はユニット200の握り215を十
分に廻してからユニットを引き出す。握り180を廻す
ことによりユニット100のローラが回転して紙を送り
出し、ユニット200の握り215を廻すことによりユ
ニット200のローラが回転して紙を引き出す。
以上において90゜ターン機構ユニットの構成を説明し
た。次に、機構ユニットの動作を制御する電気制御系を
説明する。
電気制御系の構成概要を第7a図に示す。電気制御系
は、操作ボード制御ユニット10、縦折&90゜ターン
制御ユニット20、羽根折制御ユニット30、パンチ制
御ユニット40、スタンパ制御ユニット50、縦搬送&
排紙制御ユニット60およびシート処理機本体主動力源
付勢回路80で構成されている。
操作ボード11は第2図に示すように、シート処理機9
00の上面に装着されており、この操作ボードのキース
イツチ12a(紙サイズ指示用)、12b(紙姿勢指示
用)、12c(折り種指定用)、12d(パンチ要否指
定用)、12e(スタンプの図面種印指定用)、12f
(スタンプの発行元印指定用)、12g(スタンプ印の
押し位置:紙送り方向の位置指定用)、12h(排紙方
向指定用)および12i(スタート指示用)に、制御ユ
ニット10のキーインターフェイス15aが接続され、
操作ボード12の表示灯(発光ダイオード:2重丸で示
す)に制御ユニット10の表示インターフェイスが接続
されている。表示灯は全部で38個であり、次の通りに
割り当てられている。
紙サイズ指示用: A2,A3,A4,B3,B4,B5のそれぞれの表示
用に1個、全6個 処理動作可否表示用: レディ(可)表示用と待機(不可)表示用にそれぞれ1
個、全2個 折種表示用: JIS折、4つ折、2つ折、折なしのそれぞれの表示用
に1個、全4個 紙姿勢表示用: 縦姿勢表示用と横姿勢表示用にそれぞれ1個、全2個 スタンプ有り無し表示用: 有りと無し表示用に各1個、全2個 スタンプ位置表示用: スタンプの右端が紙の右端より0mmの位置表示用、同2
0mm内側位置表示用、同35mm内側位置表示用、同50
mm内側位置表示用、同65mm内側位置表示用、同80mm
内側位置表示用、同95mm内側位置表示用、同110mm
内側位置表示用のそれぞれに1個、全8個 スタンプの図面発行表示用: 印字面5個のそれぞれに1個、全5個 スタンプの図面種類表示用: 印字面5個のそれぞれに1個、全5個 パンチ指定有無表示用: パンチ指定あり表示用に1個、パンチ指定なし表示用に
1個、全2個 排紙方向表示用: ソータへの排紙表示用に1個、トレイへの排紙表示用に
1個、全2個 操作ボード11の表示パネル13には、シート処理機9
00内の紙移送路が描かれており、該紙移送路上のペー
パジャム検出位置に表示灯(発光ダイオード:第7a図
に2重丸で示す)が配置されてい。これらの表示灯は表
示インターフェイス15cに接続されている。制御ユニ
ット10のホストインターフェイス15eには、図示し
ないコネクタを介して複写機800の信号線が接続され
る。シート処理機本体主動力源付勢回路80は、制御ユ
ニット10のインターフェイス16eに接続されてい
る。
操作ボード制御ユニット10は、第7a図に示すよう
に、各種インターフェイス、入出力ポート(I/O)、
共通バスライン17、マイクロプロセッサ14、ROM
19およびRAM18で構成されており、複写機800
との信号のやり取り、主動力系付勢回路80へのオン、
オフ信号のセット、および、制御ユニット20,30,
40,50および60との信号のやり取りを行なう。ま
た、操作ボード11のキースイツチの状態読取および表
示灯のオン、オフ制御を行なう。
他の制御ユニット20,30,40,50および60
も、操作ボード制御ユニット10の構成と同様であり、
インターフェイス、I/O、マイクロプロセッサおよび
必要に応じてROM、RAM等を備えるものである。
制御ユニット10,20,30,40,50および60
はシート処理機900の排紙トレイETの下部に収納さ
れている。
縦折&90゜ターン制御ユニット20のインターフェイ
スには、第5a図に示す縦折機構ユニット100および
第6a図に示す90゜ターン機構ユニット200のセン
サ、ソレノイド、クラッチ、モータ、エンコーダ等の電
気要素が、処理機900本体奥側の雌コネクタおよび機
構ユニット側の雄コネクタを介して接続されている。
羽根折制御ユニット30のインターフェイスには、羽根
折機構ユニット300のセンサ、ソレノイド、モータ等
の電気要素が、処理機900本体奥側の雌コネクタおよ
び機構ユニット側の雄コネクタを介して接続されてい
る。
パンチ制御ユニット40のインターフェイスには、パン
チ機構ユニットのセンサ、ソレノイド、モータ等の電気
要素が、処理機900本体奥側の雌コネクタおよび機構
ユニット側の雄コネクタを介して接続されている。
スタンパ制御ユニット50のインターフェイスには、ス
タンプ機構ユニット500のセンサ、ソレノイド、モー
タ等の電気要素が、処理機900本体奥側の雌コネクタ
および機構ユニット側の雄コネクタを介して接続されて
いる。
縦搬送&排紙制御ユニット60のインターフェイスに
は、縦搬送機構ユニット600および排紙機構ユニット
700のセンサ、ソレノイド、エンコーダ等の電気要素
が、処理機900本体奥側の雌コネクタおよび機構ユニ
ット側の雄コネクタを介して接続されている。
第8a図〜第8d図に、操作ボード制御ユニット10の
マイクロプロセッサ14の制御動作を示す。これらの図
面を参照して、操作ボード制御ユニット10の制御動
作、すなわちマイクロプロセッサ14の制御動作を説明
する。
まず第8a図を参照する。電源が投入されるとマイクロ
プロセッサ(以下単にCPUと称する)14は、入出力
ポートを初期化し、データー時格納用のレジスタ,状態
レジスタ(フラグ),カウンタ(プログラムカウン
タ),タイマ(プログラムタイマ)等をクリアする(ス
テップ1)。以下においてカッコ内では「ステップ」と
いう語を省略し、単にステップ記号のみを表示する。
初期化を終えるとCPU14は、状態読取を行なう。こ
れにおいてまず読取フラグがあるか否かを参照する
(2)。この時点では初期化を終えたばかりであるの
で、読取フラグは存在しないので、ステップ3に進み、
操作ボードレジスタに標準データをセットする。標準デ
ータは、 紙サイズ:A4 折選択:折なし 縦/横姿勢:横 スタンプ位置:0mm 発行元:第1設計(第1発行元印) 図面種:仮図(第1図面種) パンチ選択:パンチなし 排紙選択:トレイ である。このデータセットを終えると、これに対応し
て、データ対応の表示灯を点灯させる。この状態で、操
作ボード12において、待機(これは初期化でセッ
ト),A4,折なし,横,0mm,パンチなし、第1設
計,トレイ,仮図、のそれぞれを示す表示灯が点灯す
る。
第7b図に、操作ボードレジスタOBRに割り当てた3
バイトメモリ領域(CPU14の内部RAMの一領域)
に一時書込むデータの、書込位置を示す。
標準データを操作ボードレジスタOBRに書込むと、読
取フラグをセットする(4)。次に複写機800よりの
入力信号を受けるポートの状態を参照して、複写機80
0より信号の送信があるか否かを判定する(5)。送信
があると受信して信号およびデータを読込み、信号がス
タート信号か否かを判定する(6)。スタート信号でな
いとエンド信号であるか否かを判定し(7)、エンド信
号でないとデータであるので、入力データの内、操作ボ
ードレジスタOBRにメモリビットが割り当てられてい
るデータは、操作ボードレジスタOBRに更新書込みす
る。このような更新書込をすると、操作ボードレジスタ
OBRの、複写機入力ビット、と示したビットに1を書
込む。この1は、複写機800からシート処理機900
にシート処理に関するシート処理のやり方の指示があっ
たことを示す。なお、図示していないが、CPU14
は、複写機から受けたデータであって、操作ボードレジ
スタOBRに書込んだものを示すデータ(書込みデータ
が何であるかを示す)をメモリ保持する。複写機800
からデータを受けて操作ボードレジスタOBRへの書込
を終了してステップ9に進むと、あるいは、複写機80
0より入力がなく、ステップ5からステップ9に進む
と、このステップで操作ボード12のキーインを読む。
キーインがキースイツチ12a〜12eによるものであ
ると(10)、複写機入力ビットを参照し、それが1で
ない(複写機からまだデータを受けていない)と(1
1)、操作レジスタの内容をキーインに応じて更新し、
操作ボードの表示灯のオン、オフをこの更新に合せて更
新する。たとえば、スイツチ12aが閉になると、閉に
なった瞬間に操作ボードレジスタOBRのサイズ指定ビ
ットをA4の次のB3を示すデータに更新し、A4の表
示灯を消灯してB3の表示灯を点灯する。操作ボードレ
ジスタOBRのサイズ指定ビットがB5であったときに
キースイツチ12aが一度閉じられると、サイズ指定ビ
ットをA2を示すデータに更新し、B5の表示灯を消灯
してA2の表示灯を点灯する。このように、サイズ指示
キースイツチ12aを一度閉とする毎に、表示灯の点灯
が第7a図で上側から下側に移り、これと同時に操作ボ
ードレジスタOBRのサイズ指定ビットのデータが、点
灯した表示灯が示すサイズを示すデータに更新される。
但し、この動作は、複写機800からサイズデータを受
信していないときのみ行なわれ、サイズデータをすでに
受信していると、ステップ11−12−と進んで、キ
ーインに応じたデータ更新や表示更新は行なわない。キ
ースイツチ12c〜12hによるキーインに対しても、
CPU14は同様な動作をする。
このように複写機800からの入力データを優先させて
いるのは、操作ボード12による設定よりも、複写機8
00からのデータの方が信頼性が高いからである。複写
機からデータが全く来ないとき(たとえば複写機が接続
されていないとき)、または所要データの一部しか来な
いときには、足らないデータは操作ボード12よりのキ
ーインにしたがって更新設定する。複写機からデータが
与えられず、操作ボード12にもキーインがなかったと
きには、設定データは上述の標準データとなる。図示し
たフローチャートのステップ展開からは前後するが、シ
ート処理機の機構が動作を始めるためのスタート信号
も、複写機800より受信し、また操作ボード12のス
タートキースイツチ12iでキーインするようになって
いるが、複写機800から一部でもデータを受けている
とき(OBRの複写機入力ビット=1)には、スイツチ
12iの閉によるスタート信号のキーインは、ステップ
38で受け付けないようにしている。このように処理機
構スタートでも複写機よりのスタート信号を優先するよ
うにしている。
操作ボード12およびそのキーイン読取・データセット
は、複写機を接続しない場合、ならびに、所要全データ
の送信をしない複写機に接続されている場合に意味があ
り、シート処理機900に外部機器(ホスト)が接続さ
れていない場合や、ホストの機能が足らない分をキーイ
ンで補なう。
さて、ステップ8でデータをセット(複写機よりの受信
データのセット)するか、あるいはステップ13でデー
タをセット(キーインデータのセット)すると、もしく
は、複写機よりデータの送信がなく(5)しかもキーイ
ンもない(9)と、第8b図のステップ14に進んで、
ユニット20よりの信号受信ポートの信号レベルを参照
して、それがレディ(紙受入れ可)か否(待機:紙受入
れ不可)かを参照する。
第8b図のステップ14で縦折&90゜ターン制御ユニ
ット20がレディであると、ステップ16でユニット3
0がレディか否かを見る。羽根折制御ユニット30がレ
ディであると、ステップ18でユニット40がレディで
あるか否かを見る。パンチ制御ユニット40がレディで
あると、ステップ20でユニット50がレディであるか
否かを見る。スタンパ制御ユニット50がレディである
とステップ22でユニット60がレディであるか否かを
見る。縦搬送&排紙制御ユニット60がレディである
と、全ユニットがレディであってシート処理を実行し得
るので、操作ボードレジスタOBRのレディ待機ビット
に処理可を示す1をセットし(24)、操作ボードレジ
スタOBRのデータと前操作ボードレジスタPOBRの
データとを比較する(25)。なお、前操作ボードレジ
スタOBRはステップ1の初期化でクリアされているの
で、始めてステップ25に進んだときには、両者の内容
は合致しない。これは、後述のステップ27以下の、各
ユニット20〜60への処理モードデータ転送を実行し
ていないことを意味する。そこで、まずステップ26で
操作ボードレジスタOBRのデータを前操作ボードレジ
スタPOBRに更新メモリし、第13c図のA版処理モ
ードの、ユニット20への設定(27)に進む。
第8c図の、A版処理モードのユニット20への設定
(27)では、まず、操作ボードレジスタOBRのサイ
ズ指定ビットのデータよりサイズを判定する(27
1)。
サイズがA2であると、次はOBRの折選択ビットを参
照する(272〜276)。折無しであるとユニット2
0にA2・縦・通過モードを示すデータを送信する(2
73)。4つ折のときには、ユニット20に、A2・縦
折モードを示すデータを送信する(275)。2つ折の
ときにはユニット20に、A2・縦・通過モードを示す
データを送信する(277)。またJIS折であると、
ユニット20に、A2・端面折・JIS縦折モードを示
すデータを送信する(278)。
サイズがA2でないときには、ステップ279に進んで
A3であるか見る。
サイズがA3であると、OBRの縦/横指定ビットを参
照し、それが縦を示すものである(280)とユニット
20に、A3・縦・通過モードを送信する(281)。
横を示すものであるときには、OBRの折選択ビットを
参照し(282)、それが折無しであるとユニット20
に、A3・横・通過モードを送信する(283)。何ら
かの折有であるとユニット20に、A3・90゜ターン
モードを送信する。
サイズがA4のときには(285)、縦/横指定ビット
を参照し(286)、それが横を示すものであると(2
86)、ユニット20に、A4・横・通過モードを送信
する(287)。横を示すものでないとユニット288
に、A4・90゜ターンモードを送信する(288)。
サイズがB版のときはステップ28で、上述のステップ
27と同様にユニット20に、サイズ等に対応してモー
ドを送信する。ステップ27のA2をB3に、A3をB
4に、またA4をB5に読み替えるとステップ28の内
容となる。
以上で、ユニット20がレディのときに、ユニット10
からユニット20に制御動作モード指示が与えられ、ユ
ニット20のマイクロプロセッサにセットされることに
なる。
ユニット10のCPU14は次に、第8d図の羽根折モ
ードの設定(29)に進む。このステップ29では、ま
ず操作ボードレジスタOBRの折選択ビットを参照する
(291,292,294)。そして、折無しのときに
はサイズデータを付して通過をユニット30に送信する
(295)。
4つ折、2つ折、およびJIS折の場合には、操作ボー
ドレジスタOBRのサイズ指定ビットのデータを折選択
ビットのデータをユニット30に送信する(293,2
96)。以上で、ユニット10から30に制御動作モー
ド指示が与えられ、ユニット30のマイクロプロセッサ
にセットされることになる。
羽根折モードの設定(29)を終えるとユニット10の
CPU14は、パンチモードの設定(30)を行なう。
これにおいては、操作ボードレジスタOBRの、サイズ
指定ビットのデータ、折選択ビットのデータおよびパン
チ選択ビットのデータを参照して(301〜306,3
08,309)、最終サイズがA4でしかもパンチ有の
ときにはユニット40にA4・パンチモードを送信し
(307)、最終サイズがB5でしかもパンチ有のとき
にはユニット40にB5・パンチモードを送信し(31
0)、その他の場合には非パンチモードをユニット40
に送信する。
パンチモードの設定(30)を終えるとユニット10の
CPU14は、スタンプモードの設定(31)を行な
う。
これにおいては、操作ボードレジスタOBRのスタンプ
選択ビットを参照して(312)、それがスタンプを指
示する1であると、ユニット50に、OBRのスタンプ
選択ビット、スタンプ位置ビット、発行元選択ビットお
よび図面種選択ビットのデータを送信する(313)。
スタンプ選択ビットが0であると、ユニット50に非ス
タンプ信号を送信する。
スタンプモードの設定(31)を終えるとユニット10
のCPU14は、排紙モードの設定(32)を行なう。
これにおいては、操作ボードレジスタOBRの排紙選択
ビットを参照し(321)、それが1であるとユニット
60にソータへの排紙を指示し(323)、0であると
トレイ排紙を指示する(322)。
排紙モードの設定(32)を終えると、ユニット20〜
60にすべて制御動作モードを指示したことになり、こ
れらのユニットのCPUはそれぞれ受信した指示(モー
ドデータ)を保持している。
ユニット10のCPU14はそこで第8b図のステップ
24に戻り、ステップ24を経てステップ25に進む。
ここでは前操作ボードレジスタPOBRのデータが、先
行のステップ26の実行により、操作ボードレジスタO
BRのデータに合致しているので、スチップ25から3
3に進む。ステップ33では異常表示パネル33の全表
示灯を消灯し、操作ボード12の待機表示灯を消灯して
レディ表示灯を点灯する。次に複写機800にレディ信
号を出力セットする(34)。そして第8a図のステッ
プ5に戻り、複写機800よりの信号の到来および操作
ボード12のキーインを待つ。
複写機800よりスタート信号が到来すると(6)、操
作ボードレジスタOBRのレディ/待機ビットを参照し
(35)、それが1であると正常動作可であるので、ユ
ニット20〜60に所定のタイミングで順次にスタート
信号を送信する(37)。そしてまたステップ以下の状
態読取に進む。ユニット20〜60のそれぞれは、スタ
ート信号を受けると搬送ローラの駆動を開始し、それぞ
れセンサに紙が到来するのを待つ。紙が到来すると、所
定の制御動作を開始する。
制御ユニット10がユニット20〜60にスタート信号
を与える前、又は、与えた後に、ユニット20が待機
(処理不可)であると、あるいは待機になると、ユニッ
ト10のCPU14は第8b図のステップ14でこれを
読み、ユニット20の異常処理(15)に進む。この異
常処理においては、まず操作ボードレジスタOBRの複
写機入力ビットを参照する(151)。それが1である
と、複写機800よりデータを受けて、シート処理スタ
ート前か、すでにスタートしているので、複写機800
に異常(待機)を送信する(152)。そしてOBRの
レディ/待機ビットに動作不可を示す0をセットし、操
作ボード12のレディ表示灯を点灯消灯し、待機表示灯
を点灯する(153)。次にユニット20より異常デー
タを受信し(154)、異常データがペーパジャムを示
すものであるとその位置データ対応の、異常表示パネル
13上の表示灯を点灯する(156)。異常データがペ
ーパジャムでないものを示すと、表示パネル13の、異
常機構ユニットに対応付けられている全表示灯を点灯す
る(157)。そして第8a図のステップ5以降の状態
読取に戻る。
制御ユニット10がユニット20〜60にスタート信号
を与える前、又は、与えた後に、ユニット30が待機
(処理不可)であると、あるいは待機になると、ユニッ
ト10のCPU14は第8b図のステップ16でこれを
読み、ユニット30の異常処理(17)に進む。この異
常処理(17)は前述の異常処理(15)と同様であ
る。但し、(15)のユニット20はユニット30と読
み替える。
制御ユニット10がユニット20〜60にスタート信号
を与える前、又は、与えた後に、ユニット40が待機
(処理不可)であると、あるいは待機になると、ユニッ
ト10のCPU14は第8b図のステップ18でこれを
読み、ユニット40の異常処理(19)に進む。この異
常処理(19)は前述の異常処理(15)と同様であ
る。但し、(15)のユニット20はユニット40と読
み替える。
制御ユニット10がユニット20〜60にスタート信号
を与える前、又は、与えた後に、ユニット50が待機
(処理不可)であると、あるいは待機になると、ユニッ
ト10のCPU14は第8b図のステップ20でこれを
読み、ユニット50の異常処理(31)に進む。この異
常処理(21)は前述の異常処理(15)と同様であ
る。但し、(15)のユニット20はユニット50と読
み替える。
制御ユニット10がユニット20〜60にスタート信号
を与える前、又は、与えた後に、ユニット60が待機
(処理不可)であると、あるいは待機になると、ユニッ
ト10のCPU14は第8b図のステップ22でこれを
読み、ユニット60の異常処理(23)に進む。この異
常処理(23)は前述の異常処理(15)と同様であ
る。但し、(15)のユニット20はユニット60と読
み替える。
縦折&90゜ターン制御ユニット20によってもたらさ
れる縦折機構ユニット100の動作および90゜ターン
機構ユニット200の動作は、それぞれそれらの機構説
明の箇所で説明した。したがって、このユニット20の
制御動作の説明は、重複するのでここでは省略する。
次に、前述した実施例の優れた点を要約して説明する。
(1)90゜ターン機構ユニット200において、紙の
送出方向と直交する方向に複数個の線速が異なるローラ
を配置して、その上に鋼球ソレノイドを配して、鋼球ソ
レノイドのオン、オフで鋼球を紙から引き上げたり、紙
に落したりするようにしているので、紙の直送出と90
゜ターンとの切換えが簡単であり、しかも90゜ターン
が滑らかに行なわれる。
(2)紙の直送出路と90゜ターン路とを別にする必要
はなく、ユニット200がコンパクトになっている。紙
の送出口部に進退可能なレジスタを配置して、直送紙を
もそこで姿勢を整える(ずれを矯正する)ようにしてい
るので、紙の送り出し姿勢が整い、後の機構ユニットへ
の紙姿勢が正確となる。
(3)90゜ターン機構ユニット200でも、紙受入れ
路を横T字形として、縦折無紙と縦折紙を別に受け入れ
て、両者共に姿勢を整えて、共通の送出口に送り出すよ
うにしているので、後の機構ユニットでの紙の取扱いが
簡単となる。縦折無紙の送りローラおよび90゜ターン
ローラ共に、鋼球ソレノイドと共に紙を送るものとして
いるので、紙送り選択や制御が簡単かつ滑らかに行なわ
れる。
(4)90゜ターン機構ユニット200に、2ユニット
にまたがるジャム紙を自動切断するカッタ223を備え
ており、ユニット引出しによるジャム紙の重度ジャム化
を未然に防止し得る。紙の除去が容易である。
(5)90゜ターン装置を制御する制御ユニット20を
備え、また操作ボード制御ユニット10を備えて、操作
ボード制御ユニット10を主制御ユニットとし、90゜
ターン制御ユニット20を従制御ユニットとし、紙サイ
ズ、姿勢を示すデータを、操作ボード12および又は複
写機800等のホストから操作ボード制御ユニット10
に与え、操作ボード制御ユニット10で姿勢処理モード
を判断して、決定した処理モードに基づいて従制御ユニ
ット20の処理モードを決定し、これを従制御ユニット
20に送る。したがって、従制御ユニット20の制御動
作は比較的に単純であり、従制御ユニット20は、それ
に割り当てられた機構ユニット200のシート処理制御
とペーパジャム判定および異常判定、ならびに、ジャ
ム、異常時の保護停止とそれの主制御ユニット10への
送信をすればよい。シート処理機900の全体の動き
と、機構ユニット200それぞれの動きが整合し、トラ
ブル時の応答が速く、しかもトラブルの重度化が防止さ
れる。
(6)操作ボード制御ユニットは、複写機800などホ
ストの設定状態で得られる信号、データと、操作ボード
12の設定状態で得られる信号、データが重複する場
合、後者よりも前者を優先して摘出し、ホスト800か
ら得られない信号、データは操作ボード12の設定状態
で得られるものとして、処理モード判定の基となるデー
タを整える。
複写機800等のホストにシート処理機900が接続さ
れている場合、ホストから与えられるデータの方が信頼
性が高く、また、処理の開始はホストよりのスタート信
号に応じたものとすべきであるので、上述の信号、デー
タ処理は合理的であり、判断や処理の誤りが少ない。
又、ホスト800の動作とシート処理機900の動作が
同期又は整合する。
ホストが接続されていないと、操作ボード12の入力に
応じて動作するので、90゜ターン装置(200,1
0,20)は単独でも使用可能である。
(7)紙姿勢データとサイズデータに基づいて、90゜
ターン機構ユニット200において特定することが必要
な、90゜ターン要否を、操作ボード制御ユニット10
が自動判定して自動設定するようにしているので、オペ
レータは90゜ターン要否を考える必要はなく、また設
定する必要もない。
発明の効果 紙の直送出(素通し)と回転送りとの切換えが簡単であ
り、しかも紙の回転送りが滑らかに行なわれる。紙の直
送出路(素通し通路)と回転送り通路を別にする必要は
なく、紙送り機構がコンパクトになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例である90゜ターン装置を
組込んだシート処理機900の、前面カバーを除去し、
かつ排紙機構ユニット700の正面カバー板を除去した
状態を示す正面図である。 第2図はシート処理機900を複写機800に接続し、
シート処理機900にソータ1000を接続した、一使
用状態を示す外観斜視図である。 第3a図および第3b図は、紙の平面図であり、シート
処理機900および複写機800での紙処理状態を示
す。 第4図は、シート処理機900の機構主要部を示す正面
図であり、第1図状態でユニットカバーを除去した拡大
図に相当する。 第5a図は、シート処理機900の縦折機構ユニット1
00の主機構要素を示す拡大斜視図である。 第5b図は、第5a図に示す折板197の拡大平面図で
ある。 第5c図は、第5b図のVC−VC線断面図である。 第5d図は、第5b図のVD−VD線断面図である。 第5e図、第5f図および第5g図は、縦折機構ユニッ
ト100の紙搬送面に送られた紙の平面図であり、それ
ぞれユニット100の異なった作動状態を示す。 第6a図は、シート処理機900に組込まれた本発明の
一実施例の機構部である、90゜ターン機構ユニット2
00の主機構要素を示す拡大斜視図である。 第6b図および第6c図は、90゜ターン機構ユニット
200の紙搬送面に送られた紙の90゜ターン状態を示
す平面図であり、それぞれ異なったサイズの紙を示す。 第6d図,第6e図、第6f図、第6g図および第6h
図は、90゜ターン機構ユニット200の機構要素の制
御タイミングを示すタイムチャートであり、それぞれ異
なった動作モードのものを示す。 第7a図は、シート処理機900の操作ボード11の上
面を拡大して示し、かつ電気制御系の構成をブロックで
示すブロック図である。 第7b図は、第7a図に示す操作ボード制御ユニット1
0が状態データ、シート処理指示データ等を格納するレ
ジスタのメモリ内容を示す平面図である。 第8a図、第8b図、第8c図および第8d図は、第7
a図に示す操作ボード制御ユニット10の制御動作を示
すフローチャートである。 第1図および第2図 800:複写機、900:シート処理機、1000:ソータ ET:排紙トレイ、11:操作ボード 100:縦折機構ユニット、190,192:引出し用の握手 180:ジャム紙排出駆動用の握り 801:処理対象紙の到来方向 200:90゜ターン機構ユニット、239:引き出し用の握
手 21:ジャム紙排出駆動用の握り 237:ジャム紙カット指示用のスイツチ 300:羽根折機構ユニット、388:引き出し用の握手 386:ジャム紙排出駆動用の握り 390:ジャム紙カット指示用のスイツチ 400:パンチ機構ユニット、474:引き出し用の握手 472:ジャム紙排出駆動用の握り 476:ジャム紙カット指示用のスイツチ 500:スタンプ機構ユニット、598:引き出し用の握手 600:縦搬送機構ユニット、636:引き出し用の握手 634:ジャム紙排出駆動用の握り、700:排紙機構ユニッ
ト 701:トレイ排紙方向、703:ソータ排紙方向 第5a図、第5b図 104,108,162,166:ローラ、116,118,120:縦折ローラ 165,169:鋼球、112:ゲート爪、154,178:固定レジス
タ 126,156:可動レジスタ 114,124,130,150,160:ソレノイド、164:鋼球ソレノイ
ド 36:半回転クラッチ、197:折板、138:押板 193,199:ガイドバー、196:リンクアーム、140:コの
字枠 198:キャリッジ 1444,145:引張スプリング 174,176:紙センサ 第6a図 204,208,216,286,292,218,222,226,230,242,250,254,27
2,276,280,284,207,211:紙送りローラ 234,238:90゜ターンローラ 235,262,264:固定レジスタ 266:可動レジスタ、270,299:ソレノイド 220,224,228,232,236,240,278,244,252,295,291,256:
鋼球ソレノイド 223:カッタ、299:モータ、231:スイツチ 299,297:ロータリエンコーダ 217,219,221,233:紙センサ 第7a図 10:操作ボード制御ユニット、11:操作ボード 12:入力ボード、13:表示パネル 12a〜12i:キースイツチ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入紙口; 排紙口; 入紙口と排紙口の間に、入紙口から排紙口に至る紙の送
    り方向に対して直交する方向に位置を離して配置された
    少なくとも2個の、互に速度が異なるターンローラ; ターンローラのそれぞれに1個を対応付けてターンロー
    ラ上に配置した、磁性体球とこの磁性体球の落下,引上
    げを行なう電気コイルとを有する、複数個のターンロー
    ラ球体ソレノイド; 入紙口とターンローラの間に配置され入紙口に到来した
    紙をターンローラに向けて送る第1組の送りローラ; 第1組の送りローラのそれぞれに1個を対応付けて第1
    組の送りローラ上に配置した、磁性体球とこの磁性体球
    の落下,引上げを行なう電気コイルとを有する、複数個
    の第1組の球体ソレノイド; ターンローラと排紙口の間に配置され第1組の送りロー
    ラで送られた紙およびターンローラで廻された紙を排紙
    口に送る第2組の送りローラ; 第2組の送りローラのそれぞれに1個を対応付けて第2
    組の送りローラ上に配置した、磁性体球とこの磁性体球
    の落下,引上げを行なう電気コイルとを有する、複数個
    の第2組の球体ソレノイド;および、 素通し送りモードにおいて、ターンローラ球体ソレノイ
    ドの、第1組の送りローラと速度が異なるローラに対向
    するものを球体引上げ状態に、第1組および第2組の球
    体ソレノイドを球体落下状態に付勢制御し、ターン送り
    モードにおいて、ターンローラ球体ソレノイドおよび第
    1組の球体ソレノイドを球体落下状態に付勢制御する制
    御手段; を備えるシートの姿勢変換装置。
  2. 【請求項2】ターンローラの、紙を低い速度で送るロー
    ラの送り速度は、高い速度で送るローラの送り速度の1/
    3前後である前記特許請求の範囲第(1)項記載のシートの
    姿勢変換装置。
  3. 【請求項3】ターンローラの、紙を高い速度で送るロー
    ラの送り速度は、第1組の送りローラの送り速度と同じ
    である前記特許請求の範囲第(1)項又は第(2)項記載のシ
    ートの姿勢変換装置。
  4. 【請求項4】制御手段は、紙サイズおよび紙姿勢に応じ
    て、素通し送りモードとターン送りモードを区分判定
    し、紙サイズに応じたタイミングで球体ソレノイドの状
    態制御を行なう前記特許請求の範囲第(1)項記載のシー
    トの姿勢変換装置。
  5. 【請求項5】制御手段は、外部から入力された信号を読
    み取って動作モードを判定する主制御手段と、判定した
    動作モードに応じて機構要素の動作を制御する従制御手
    段でなる前記特許請求の範囲第(4)項記載のシートの姿
    勢変換装置。
  6. 【請求項6】主制御手段は、操作ボードのキーインおよ
    びホストよりの信号を読み取って、両者が重複する場合
    はホストよりの信号を優先して読み取って動作モードを
    判定し、動作モードを従制御手段に与え、従制御手段は
    機構の状態を主制御手段に与え、主制御手段は機構の状
    態を表示パネルに表示する前記特許請求の範囲第(5)項
    記載のシートの姿勢変換装置。
  7. 【請求項7】入紙口の上流側に、紙切断機構を備える前
    記特許請求の範囲第(1)項記載のシートの姿勢変換装
    置。
  8. 【請求項8】紙切断機構は、紙の幅方向の張架されたガ
    イドバー,ガイドバーに案内されたキャリッジ,キャリ
    ッジに固着されたカッタおよびキャリッジ駆動機構を有
    する前記特許請求の範囲第(7)項記載のシートの姿勢変
    換装置。
  9. 【請求項9】キャリッジ駆動機構は電気モータおよび該
    電気モータの回転力を往復動力に変換してキャリッジに
    加える動力伝達手段でなる前記特許請求の範囲第(8)項
    記載のシートの姿勢変換装置。
  10. 【請求項10】制御手段は、特定のスイッチの操作に応
    答して電気モータを付勢してキャリッジを一往復動駆動
    する前記特許請求の範囲第(9)項記載のシートの姿勢変
    換装置。
JP59215934A 1984-10-15 1984-10-15 シ−トの姿勢変換装置 Expired - Lifetime JPH0613376B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59215934A JPH0613376B2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15 シ−トの姿勢変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59215934A JPH0613376B2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15 シ−トの姿勢変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61111253A JPS61111253A (ja) 1986-05-29
JPH0613376B2 true JPH0613376B2 (ja) 1994-02-23

Family

ID=16680676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59215934A Expired - Lifetime JPH0613376B2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15 シ−トの姿勢変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0613376B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63119559U (ja) * 1987-01-27 1988-08-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61111253A (ja) 1986-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7003257B2 (en) Hole-punching processor and image forming apparatus
JP2006076776A (ja) シート処理装置及びこれを用いた画像形成装置
JPH0613377B2 (ja) シ−トの姿勢変換装置
JPH0613376B2 (ja) シ−トの姿勢変換装置
JP2006076779A (ja) シート処理装置及びこれを用いた画像形成装置
JPH0552548B2 (ja)
JPS61111275A (ja) シ−ト端面折装置
JP2534992B2 (ja) シ−ト自動処理装置
JPS6194973A (ja) シ−ト端面折装置
JPS61197366A (ja) シ−ト処理装置
JP3533820B2 (ja) シート穿孔装置
JPS61211271A (ja) シ−ト自動処理装置
JPS61111273A (ja) シ−ト処理装置
JPS6055427B2 (ja) 複写用紙等の丁合機
JPS6194971A (ja) シ−ト折装置
JPS61111268A (ja) カットシート処理装置
JPS61111276A (ja) シ−ト端面折装置
JPS61111274A (ja) シ−ト処理装置
JPS6194972A (ja) シ−ト折装置
JPH05774A (ja) 原稿給送装置
JP2003128316A (ja) シ−ト排出装置及びこれを備えた画像形成装置
JP4251823B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JPH0764111B2 (ja) 自動スタンプ装置
JP3209851B2 (ja) カード発券機用オートフイード装置
JPS6083024A (ja) 原稿循環装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term