JPH06133717A - テンペ加工食品 - Google Patents
テンペ加工食品Info
- Publication number
- JPH06133717A JPH06133717A JP4325890A JP32589092A JPH06133717A JP H06133717 A JPH06133717 A JP H06133717A JP 4325890 A JP4325890 A JP 4325890A JP 32589092 A JP32589092 A JP 32589092A JP H06133717 A JPH06133717 A JP H06133717A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tempeh
- food
- processed
- amylase inhibitor
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Confectionery (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 α−アミラーセインヒビター活性を有する加
工食品を提供する。 【構成】 100〜250℃で加熱処理された大豆発酵
食品テンペを含むことを特徴とする、α−アミラーゼイ
ンヒンビター含有テンペ加工食品。 【効果】 α−アミラーゼインヒビター活性を有するの
でダイエット食品として優れた食品が得られる。
工食品を提供する。 【構成】 100〜250℃で加熱処理された大豆発酵
食品テンペを含むことを特徴とする、α−アミラーゼイ
ンヒンビター含有テンペ加工食品。 【効果】 α−アミラーゼインヒビター活性を有するの
でダイエット食品として優れた食品が得られる。
Description
【0001】[産業上の利用分野]本発明は、α−アミ
ラーゼインヒビターを含有し、ダイエット食品として有
用なテンペ加工食品に関する。
ラーゼインヒビターを含有し、ダイエット食品として有
用なテンペ加工食品に関する。
【0002】
【従来技術と発明が解決すべき課題】α−アミラーゼイ
ンヒビター(阻害物質)は多くの食品、例えば穀類、豆
類などにα−アミラーゼとともに含まれており、発芽や
成長などの調節に関係している。そして、このα−アミ
ラーゼインヒビターの部分精製物や合成α−アミラーゼ
インヒビターには抗肥満作用があるために、抗肥満効果
を狙ったダイエット食品の有効成分としての有用性が知
られている。従って、糖尿病その他の成人病の予防およ
び治療の一環として、α−アミラーゼインヒビターを含
有する食品の開発が強く望まれている。
ンヒビター(阻害物質)は多くの食品、例えば穀類、豆
類などにα−アミラーゼとともに含まれており、発芽や
成長などの調節に関係している。そして、このα−アミ
ラーゼインヒビターの部分精製物や合成α−アミラーゼ
インヒビターには抗肥満作用があるために、抗肥満効果
を狙ったダイエット食品の有効成分としての有用性が知
られている。従って、糖尿病その他の成人病の予防およ
び治療の一環として、α−アミラーゼインヒビターを含
有する食品の開発が強く望まれている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、大豆発酵
食品の1種、テンペを一定温度で処理すると、α−アミ
ラーゼ活性は失活するが、α−アミラーゼインヒビター
活性は残存することを見いだし、本発明を完成するに至
った。
食品の1種、テンペを一定温度で処理すると、α−アミ
ラーゼ活性は失活するが、α−アミラーゼインヒビター
活性は残存することを見いだし、本発明を完成するに至
った。
【0004】即ち本発明は、100〜250℃で加熱処
理された大豆発酵食品テンペを含有するα−アミラーゼ
インヒビター含有加工食品を提供するものである。本発
明に用いるテンペは、大豆をRhizopus属の微生
物で発酵させて得られる食品で、インドネシアにおいて
古くから該国民の食品として食されてきた。タンパク質
源としての価値の高さはもとより、ビタミンE、ビタミ
ンB1、B2、B6、ニコチン酸、パントテン酸などの
B群ビタミン、食物繊維、鉄などのミネラル類も多く含
み、その栄養価値は最近とみに注目されつつある。ま
た、コレステロール上昇抑制作用、肝脂肪蓄積予防作
用、鉄欠乏貧血予防・治療作用、抗肥満作用、溶血防止
作用、整腸作用などがありその機能性食品としての有用
性が次第に明らかにされてきている[「大豆月報」第1
25号208−223(1985)]
理された大豆発酵食品テンペを含有するα−アミラーゼ
インヒビター含有加工食品を提供するものである。本発
明に用いるテンペは、大豆をRhizopus属の微生
物で発酵させて得られる食品で、インドネシアにおいて
古くから該国民の食品として食されてきた。タンパク質
源としての価値の高さはもとより、ビタミンE、ビタミ
ンB1、B2、B6、ニコチン酸、パントテン酸などの
B群ビタミン、食物繊維、鉄などのミネラル類も多く含
み、その栄養価値は最近とみに注目されつつある。ま
た、コレステロール上昇抑制作用、肝脂肪蓄積予防作
用、鉄欠乏貧血予防・治療作用、抗肥満作用、溶血防止
作用、整腸作用などがありその機能性食品としての有用
性が次第に明らかにされてきている[「大豆月報」第1
25号208−223(1985)]
【0005】テンペを商業規模で生産するには、茹でた
大豆と種菌を恒温(湿度75〜85%、温度30〜37
℃)で24〜48時間発酵させる。適当な発酵状態に達
した製品は独特の匂いと風昧を有するが、室温またはそ
れ以上の温度で放置すると過度の発酵を来し、菌が胞子
状になって黒みを帯びて外観が損なわれる上、腐敗を招
くことになる。従って、保存および輸送のためには冷凍
する必要があり、流通経路になじまない上、通常の人々
には好まれない特有の風味を有することから、その優れ
た機能性にもかかわらず、未だ普及するに至っていな
い。
大豆と種菌を恒温(湿度75〜85%、温度30〜37
℃)で24〜48時間発酵させる。適当な発酵状態に達
した製品は独特の匂いと風昧を有するが、室温またはそ
れ以上の温度で放置すると過度の発酵を来し、菌が胞子
状になって黒みを帯びて外観が損なわれる上、腐敗を招
くことになる。従って、保存および輸送のためには冷凍
する必要があり、流通経路になじまない上、通常の人々
には好まれない特有の風味を有することから、その優れ
た機能性にもかかわらず、未だ普及するに至っていな
い。
【0006】本発明以前は、テンペはもとよりその加工
品について、α−アミラーゼインヒビターの存在は全く
知られていなかった。本発明者らがテンペの加熱加工物
やテンペ含有菓子中に見いだしたα−アミラーゼインヒ
ビターはテンペ製造原料の大豆とその発酵菌の代謝産物
の両方に由来すると思われるが明らかではない。いずれ
にしてもテンペに含まれているα−アミラーゼの活性が
加熱処理によって破壊されて、その存在によって隠され
ていた熱により安定な該インヒビターの活性が発現した
ものと思われる。
品について、α−アミラーゼインヒビターの存在は全く
知られていなかった。本発明者らがテンペの加熱加工物
やテンペ含有菓子中に見いだしたα−アミラーゼインヒ
ビターはテンペ製造原料の大豆とその発酵菌の代謝産物
の両方に由来すると思われるが明らかではない。いずれ
にしてもテンペに含まれているα−アミラーゼの活性が
加熱処理によって破壊されて、その存在によって隠され
ていた熱により安定な該インヒビターの活性が発現した
ものと思われる。
【0007】本発明のα−アミラーゼインヒビター含有
食品を製造するには、テンペ中のα−アミラーゼは失活
するが、α−アミラーゼインヒビターは失活しない温度
でテンペを処理して食品に添加するか、未加工の食品材
料とテンペとを混合し、得られる混合材料を用いて該温
度で加工するとよい。上記の目的に適したテンペ処理温
度は約100〜250℃、好ましくは150〜200℃
である。食品材料とテンペとを混合した後、加工する場
合には、上記温度範囲内で、それぞれの食品の加工温度
に合わせて処理する。例えば、食品がクッキーである場
合、テンペと材料とをクッキーに成型し、150〜20
0℃で焼き上げる。加熱時間も重要であり5〜60分、
特に約10〜30分が望ましい。
食品を製造するには、テンペ中のα−アミラーゼは失活
するが、α−アミラーゼインヒビターは失活しない温度
でテンペを処理して食品に添加するか、未加工の食品材
料とテンペとを混合し、得られる混合材料を用いて該温
度で加工するとよい。上記の目的に適したテンペ処理温
度は約100〜250℃、好ましくは150〜200℃
である。食品材料とテンペとを混合した後、加工する場
合には、上記温度範囲内で、それぞれの食品の加工温度
に合わせて処理する。例えば、食品がクッキーである場
合、テンペと材料とをクッキーに成型し、150〜20
0℃で焼き上げる。加熱時間も重要であり5〜60分、
特に約10〜30分が望ましい。
【0008】食品または食品原料に対するテンペの配合
比には特に制限はないが、生のテンペを加工原料と混合
する場合、原料に対し重量比で5〜50%、好ましくは
20〜40%配合すればよい。熱処理テンペを食品に添
加する場合も、同様の配合比であるが、好ましくは対象
食品に対しテンペを重量比で10〜30%配合する。
比には特に制限はないが、生のテンペを加工原料と混合
する場合、原料に対し重量比で5〜50%、好ましくは
20〜40%配合すればよい。熱処理テンペを食品に添
加する場合も、同様の配合比であるが、好ましくは対象
食品に対しテンペを重量比で10〜30%配合する。
【0009】本発明の加工食品としては菓子類が適し、
例えば、クッキー、ビスケット、アラレ、センベイ、パ
ン類、などが挙げられる。これらを製造するには、通常
の原料、例えば小麦粉、オートミル、甘昧料(砂糖やス
テビア、アスパラテームなどの人工甘味料)、生クリー
ム、マーガリンなどのバター類、チーズ、ショートニン
グ、ベーキングパウダー、卵、牛乳、膨張剤(炭酸アン
モニューム、炭酸ソーダ)、フレーバー(シナモンな
ど)、繊維類、無機鉱物類(タルク、カオリンなど)を
テンペとともによく練り合わせて製造する。通常、生の
テンペをこれらの原料に対して重量比で5〜50%配合
し、それぞれの形態に応じて成型加工すればよい。ま
た、これらの原料個々の配合量は、製造するテンペ加工
保存食品によって異なるので特に制限は無い。しかし、
ダイエット食という目的からは、カロリーの比較的高い
原料は可及的に配合量を少なくするのが好ましい。
例えば、クッキー、ビスケット、アラレ、センベイ、パ
ン類、などが挙げられる。これらを製造するには、通常
の原料、例えば小麦粉、オートミル、甘昧料(砂糖やス
テビア、アスパラテームなどの人工甘味料)、生クリー
ム、マーガリンなどのバター類、チーズ、ショートニン
グ、ベーキングパウダー、卵、牛乳、膨張剤(炭酸アン
モニューム、炭酸ソーダ)、フレーバー(シナモンな
ど)、繊維類、無機鉱物類(タルク、カオリンなど)を
テンペとともによく練り合わせて製造する。通常、生の
テンペをこれらの原料に対して重量比で5〜50%配合
し、それぞれの形態に応じて成型加工すればよい。ま
た、これらの原料個々の配合量は、製造するテンペ加工
保存食品によって異なるので特に制限は無い。しかし、
ダイエット食という目的からは、カロリーの比較的高い
原料は可及的に配合量を少なくするのが好ましい。
【0010】本発明のテンペ含有加工食品は、後述の試
験例に示すように、α−アミラーゼインヒビター活性を
有し、またラットによる動物実験で実際に体重減少が、
認められた。さらに、生澱粉投与による食事後血糖値の
上昇に対する抑制効果も認められ、ダイエット食品とし
て優れた食品であることが分かった。また、常温で長期
間保存することができるので、極めて広範な応用が可能
である。
験例に示すように、α−アミラーゼインヒビター活性を
有し、またラットによる動物実験で実際に体重減少が、
認められた。さらに、生澱粉投与による食事後血糖値の
上昇に対する抑制効果も認められ、ダイエット食品とし
て優れた食品であることが分かった。また、常温で長期
間保存することができるので、極めて広範な応用が可能
である。
【0011】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明する。実施例1 α−アミラーゼインヒビター活性を有する加
熱加工テンペ テンペは、Rhizopus oligosporus
NRRL 2710を茹で大豆に接種し、温度約35
℃、約24時間発酵させることにより製造されたもので
あり、テンペ村塾(兵庫県氷上郡春日町黒井2080)
から購入した。1) 冷凍テンペを砕りつぶしたのち、
これを徐々に加熱し、約170℃に達してからその温度
でさらに約30分開加熱する。放冷後に軽く粉砕すると
α−アミラーゼインヒビターを含有する粉末状の加熱加
工テンペが得られる。2) 上記実施例1の方法で調製
した粉末状の加熱加工テンペに適当量(粉末に対し2〜
20%)の食物センイ(セルロース、ガラクトマンナン
等)を加えてよく混合し、少量の水を加えてねり合わせ
たのちに適当な型に圧縮成型し、乾燥してα−アミラー
ゼインヒビターを含有する固形の加熱加工テンペが得ら
れる。
熱加工テンペ テンペは、Rhizopus oligosporus
NRRL 2710を茹で大豆に接種し、温度約35
℃、約24時間発酵させることにより製造されたもので
あり、テンペ村塾(兵庫県氷上郡春日町黒井2080)
から購入した。1) 冷凍テンペを砕りつぶしたのち、
これを徐々に加熱し、約170℃に達してからその温度
でさらに約30分開加熱する。放冷後に軽く粉砕すると
α−アミラーゼインヒビターを含有する粉末状の加熱加
工テンペが得られる。2) 上記実施例1の方法で調製
した粉末状の加熱加工テンペに適当量(粉末に対し2〜
20%)の食物センイ(セルロース、ガラクトマンナン
等)を加えてよく混合し、少量の水を加えてねり合わせ
たのちに適当な型に圧縮成型し、乾燥してα−アミラー
ゼインヒビターを含有する固形の加熱加工テンペが得ら
れる。
【0012】実施例2 α−アミラーゼインヒビター含
有クッキー ショートニング300g、牛乳20g、砂糖50g、
アスパラテーム5gを泡立て器でよく混合する。これに
卵60gを少しずつ加えてさらによく混ぜ合わせる。 小麦粉300g、ベーキングパウダー1gおよび解凍
したテンペ400gをよく混合する。 上記のとをよく混ぜ合わせたのち、冷蔵庫で約3
0分間放置する。 上記のを適当な型に成型し、約170℃で20分間
焼成して、α−アミラーゼインヒビターを含むテンペク
ッキー990gを得る。
有クッキー ショートニング300g、牛乳20g、砂糖50g、
アスパラテーム5gを泡立て器でよく混合する。これに
卵60gを少しずつ加えてさらによく混ぜ合わせる。 小麦粉300g、ベーキングパウダー1gおよび解凍
したテンペ400gをよく混合する。 上記のとをよく混ぜ合わせたのち、冷蔵庫で約3
0分間放置する。 上記のを適当な型に成型し、約170℃で20分間
焼成して、α−アミラーゼインヒビターを含むテンペク
ッキー990gを得る。
【0013】実施例3 α−アミラーゼインヒビター含
有クッキー 上記実施例2−の解凍テンペ400gに替えて、上記
実施例1で得られる加熱加工テンペ300gを用いて実
施例2と同様の方法で処理してα−アミラーゼインヒビ
ターを含有するテンペクッキー880gを得る。
有クッキー 上記実施例2−の解凍テンペ400gに替えて、上記
実施例1で得られる加熱加工テンペ300gを用いて実
施例2と同様の方法で処理してα−アミラーゼインヒビ
ターを含有するテンペクッキー880gを得る。
【0014】試験例1 加工食品中のα−アミラーゼイ
ンヒビター活性 実施例1−3と同様にして製造した加熱加工テンペ、ま
たはテンペ含有量が20%であるクッキーの水抽出液
(テンペ0.1g相当量/ml)のα−アミラーゼイン
ヒビター活性と、テンペ単独の水抽出液(テンペ0.1
g相当量/ml)のα−アミラーゼインヒビター活性と
を以下の試験法で比較した。パンクレアチン(パンクレ
アチンアマノ)1.0%溶液(10−5モルCaCl2
溶液)0.5mlに加熱加工テンペ、テンペ含有クッキ
ーまたはテンペの水抽出液(テンペ0.1g相当量)1
ml、蒸留水3.5mlを加え40℃、15分プレイン
キュベートして酵素阻害反応を行う。この2mlを澱粉
溶液(バレイショデンプン3gに蒸留水300mlを加
え、沸騰水中でよく振って加熱溶解する。その2.5m
lにpH5.5の0.2モル酢酸バッファー0.5ml
を加えた溶液)3mlに加え、40℃、15分反応させ
る。反応終了後、その0.25mlを10mlに希釈
し、その2mlをNelson−Somogyi法の銅
液1mlに加え、沸騰水中で10分加熱後、直ちに氷冷
し、Nelson試液1mlを加え、十分振って発色さ
せたのち、OD660nmを測定する。なお、対照のα
−アミラーゼ添加区は各試料溶液の代わりに蒸留水を用
いた。結果を表1に示す。
ンヒビター活性 実施例1−3と同様にして製造した加熱加工テンペ、ま
たはテンペ含有量が20%であるクッキーの水抽出液
(テンペ0.1g相当量/ml)のα−アミラーゼイン
ヒビター活性と、テンペ単独の水抽出液(テンペ0.1
g相当量/ml)のα−アミラーゼインヒビター活性と
を以下の試験法で比較した。パンクレアチン(パンクレ
アチンアマノ)1.0%溶液(10−5モルCaCl2
溶液)0.5mlに加熱加工テンペ、テンペ含有クッキ
ーまたはテンペの水抽出液(テンペ0.1g相当量)1
ml、蒸留水3.5mlを加え40℃、15分プレイン
キュベートして酵素阻害反応を行う。この2mlを澱粉
溶液(バレイショデンプン3gに蒸留水300mlを加
え、沸騰水中でよく振って加熱溶解する。その2.5m
lにpH5.5の0.2モル酢酸バッファー0.5ml
を加えた溶液)3mlに加え、40℃、15分反応させ
る。反応終了後、その0.25mlを10mlに希釈
し、その2mlをNelson−Somogyi法の銅
液1mlに加え、沸騰水中で10分加熱後、直ちに氷冷
し、Nelson試液1mlを加え、十分振って発色さ
せたのち、OD660nmを測定する。なお、対照のα
−アミラーゼ添加区は各試料溶液の代わりに蒸留水を用
いた。結果を表1に示す。
【表1】
【0015】試験例 実施例1記載の方法で調製した加熱加工テンペを用いて
ラットの体重変化ならびに血糖値の変化を測定した。結
果を表2に示す(n=10の平均値)。
ラットの体重変化ならびに血糖値の変化を測定した。結
果を表2に示す(n=10の平均値)。
【表2】 表2から明らかに、本発明の加熱加工テンペを与えられ
たラットで体重減少が、認められる。また、生澱粉投与
による食事後血糖値の上昇に対する抑制効果も認められ
る。これらの結果は加熱処理したテンペには、α−アミ
ラーゼインヒンビター効果があることを示すものであ
る。
たラットで体重減少が、認められる。また、生澱粉投与
による食事後血糖値の上昇に対する抑制効果も認められ
る。これらの結果は加熱処理したテンペには、α−アミ
ラーゼインヒンビター効果があることを示すものであ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明のテンペ含有加工食品は、α−ア
ミラーゼインヒビター活性を有し、ダイエット食品とし
て優れた食品であり、さらに常温で長期間保存すること
ができるので、極めて広範な応用が可能である。
ミラーゼインヒビター活性を有し、ダイエット食品とし
て優れた食品であり、さらに常温で長期間保存すること
ができるので、極めて広範な応用が可能である。
Claims (3)
- 【請求項1】 100〜250℃で加熱処理された大豆
発酵食品テンペを含むことを特徴とする、α−アミラー
ゼインヒンビター含有テンペ加工食品。 - 【請求項2】 食品が菓子類である請求項1の加工食
品。 - 【請求項3】 未加工または加工済みの食品にテンペを
混合し、100〜250℃で加熱処理することからなる
テンペ加工食品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4325890A JPH06133717A (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | テンペ加工食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4325890A JPH06133717A (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | テンペ加工食品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06133717A true JPH06133717A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=18181746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4325890A Pending JPH06133717A (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | テンペ加工食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06133717A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001299242A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-10-30 | Kanebo Ltd | ゲル化剤含有食品及びその製法 |
WO2012115064A1 (ja) * | 2011-02-22 | 2012-08-30 | 花王株式会社 | Ppar活性化剤 |
-
1992
- 1992-10-22 JP JP4325890A patent/JPH06133717A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001299242A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-10-30 | Kanebo Ltd | ゲル化剤含有食品及びその製法 |
WO2012115064A1 (ja) * | 2011-02-22 | 2012-08-30 | 花王株式会社 | Ppar活性化剤 |
US9301986B2 (en) | 2011-02-22 | 2016-04-05 | Kao Corporation | PPAR activator |
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