JPH06133716A - 豆腐ブロックの製造装置 - Google Patents

豆腐ブロックの製造装置

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JPH06133716A
JPH06133716A JP4312652A JP31265292A JPH06133716A JP H06133716 A JPH06133716 A JP H06133716A JP 4312652 A JP4312652 A JP 4312652A JP 31265292 A JP31265292 A JP 31265292A JP H06133716 A JPH06133716 A JP H06133716A
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conveyor
pressure
tofu
soybean milk
partition plate
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JP4312652A
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English (en)
Inventor
Norimoto Ikeba
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TOYO PLANT KK
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TOYO PLANT KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】豆乳凝固物の結着と脱水が良好に行なわれて手
作りに近い良質の豆腐類を連続的に製造する豆腐ブロッ
クの製造装置である。 【構成】 ろ過用の敷布13,15が張設されてエンド
レス状に間欠駆動される搬送コンベア6を備え、搬送コ
ンベア6の前半側の上方には多数の仕切り板20が突設
された仕切り板コンベア16を設け、この仕切り板コン
ベア16を上記搬送コンベア6と同期してエンドレス状
に間欠駆動させて各仕切り板20が搬送コンベア6上を
前後に区分する移動式の成型枠21を形成し、この成型
枠21内へ流し込んだ豆乳凝固物5を上記搬送コンベア
6と仕切り板コンベア16の間欠休止時に自然脱水させ
る自然脱水部Aを構成すると共に、上記搬送コンベア6
の後半側の上方には自然脱水された豆乳凝固物5に対し
て加圧脱水を行う、弱中強と段階的に加圧力が設定され
た複数の加圧手段による加圧脱水部Bを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手作り豆腐類の場合と
同様に食味が良く品質の優れた豆腐類を機械処理によっ
て連続的に大量製造できる豆腐ブロックの製造装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】古くからの手作り豆腐(油揚げや厚揚げ
などの生地としての豆腐も含む)は、一般に図3で示す
ような工程に基づいて製造される。すなわち、水漬けで
ふやかした大豆を粉砕機で摩砕してどろどろの豆汁
(ご)の状態とし、これに水を加えて煮沸釜で加熱した
後にろ過して不溶物であるおからを除去して豆乳にす
る。この豆乳に凝固剤を添加し、当該豆乳中の蛋白質を
凝固させながら静置状態に維持し、所望の結着が得られ
たところで上澄み(湯)を除去する。このゲル状の豆乳
凝固物をろ布を敷いた透水性の成型箱の中へ柄杓などで
静かに汲み入れ、上面を均して上敷布を被せた状態で押
しすることで所望の脱水した後に成型箱から水中へ取り
出して水に晒すと大型の豆腐ブロックが得られる。この
豆腐ブロックは、1丁分の定型に切断して所望に応じて
パック詰めすると多数の豆腐製品となり、また油揚げや
厚揚げなどを製造するための豆腐生地にするものであ
る。
【0003】また、豆腐を機械処理によって連続した状
態で大量に製造するための手段として、1丁分の定型容
器内へ濃縮した豆乳と凝固剤とを封入して熱湯中で加熱
凝固させたパック詰め豆腐や、下面および両側面にろ布
が被着されて連続走行する搬送コンベア上にゲル状の豆
乳凝固物を流し込み、上部から一定の圧力を連続して加
えた状態で搬送コンベア上を搬送させながら脱水を行な
って大型の豆腐ブロックを造ると共に、その後の搬送工
程でこの豆腐ブロックをカッタによって所望の定型に切
断するようにしたコンベア式による豆腐類の製造装置が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の手作り豆腐の場
合には、食味に優れているが大量生産ができないのでコ
ストが高いという難点があり、またパック詰め豆腐の場
合には大量生産してコストは安くできるが手作り豆腐の
ような食味が得られないという難点がある。更に、コン
ベア式製造装置による豆腐類の場合にも次のような解決
を必要とする課題があった。まず、歯触りが良く均質で
食味に優れた良質の豆腐を得るためには、なるべく静置
状態で順次自然脱水をさせながら豆乳凝固物が所望の結
着状態に移行されるのが望ましい。ところが、上記コン
ベア式製造装置の場合には、上記搬送コンベア上へゲル
状の豆乳凝固物を流し込むと、手作り豆腐の成型箱の場
合とは違って前後方向すなわち当該搬送コンベアの移動
方向に対する仕切りがないのでその儘では型崩れを生ず
る。このために、流し込む前の凝固時間を長くしたり湯
取りを多くするように強制脱水させ、手作り豆腐の場合
より蛋白質の凝固が進んで固く結着され且つ上澄湯の少
ない状態の豆乳凝固物を流し込むようにしている。故
に、凝固状態における木目が荒くなったり流し込む際に
既に凝固した部分が分離して再度結着されなくなった
り、十分な上澄湯の中で良好な均し作業を行うことがで
きないので、歯触りが良く均質で食味に優れた豆腐が得
られなくなる。
【0005】また、上記のように搬送コンベア上へ流し
込んだ豆乳凝固物に対し、上部から直ちに然も連続的に
一定の圧力を加えた状態で搬送させながら脱水を行った
場合には、強い加圧力を加えると型崩れを生じたり、表
面側だけ多く脱水されて表面がが固い不均質な豆腐に成
形される。一定圧による連続的な加圧脱水では、加圧力
に対する脱水効率が良くないので長尺な搬送コンベアを
用いた長時間の脱水を必要とし、作業能率が低下したり
広い床設置面積を必要とすると共に、この加圧力が搬送
コンベアに負荷として印加されるので大型で強力な駆動
手段を用いなければならないなど、生産コスト上での問
題もあった。そこで本発明では、このような従来技術の
課題を解決するために提案されたものであり、手作りに
近い均質で食味に優れた良質の豆腐類を連続的に製造し
て安価にできるようにした豆腐ブロックの製造装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明による豆腐ブロックの製造装置では、上面とそ
の両側部にそれぞれろ過用の敷布が張設されてエンドレ
ス状に間欠駆動される搬送コンベアを備え、この搬送コ
ンベアの前半側の上方には多数の仕切り板が当該搬送コ
ンベアの送りピッチで突設された仕切り板コンベアを設
け、この仕切り板コンベアを上記搬送コンベアと同期し
てエンドレス状に間欠駆動させて各仕切り板が搬送コン
ベア上を前後に区分する移動式の成型枠を形成し、この
成型枠内へ流し込んだ豆乳凝固物を上記搬送コンベアと
仕切り板コンベアの間欠休止時に自然脱水させる自然脱
水部を構成すると共に、上記搬送コンベアの後半側の上
方には上記自然脱水部側から順次搬送されてくる豆乳凝
固物に対して上面から押圧して加圧脱水させる加圧脱水
部を設けた。また、本発明では上記加圧脱水部には上記
搬送コンベアと同期して間欠休止時に降下して各凝固物
に対する押圧を行う複数の加圧板が搬送方向に沿って配
設され、これらの各加圧板は最初の加圧板が弱圧で順次
高圧で加圧脱水させるように段階的に加圧力を設定し
た。
【0007】
【作用】上述した構成によれば、間欠駆動される搬送コ
ンベアの前半側に設けられた自然脱水部において、仕切
り板によって区分された移動型枠内へ流し込まれた豆乳
凝固物が型崩れしないので、この豆乳凝固物は手作り豆
腐の製造工程で成形箱へ投入する場合と同様の凝固状態
で湯取りしないまま流し込むことができ均し作業が容易
であると共に、当該豆乳凝固物は搬送コンベアの間欠休
止時に静置状態で順次自然脱水がなされて所望の結着状
態に移行される。また、自然脱水された豆乳凝固物に対
して搬送コンベアの後半側に設けられた加圧脱水部で
は、加圧力を段階的に強めた各加圧板によって効果的に
脱水が行われる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明による豆腐ブロックの製造装
置の具体的な実施例を図1および図2の図面に基づいて
詳細に説明する。この製造装置は、搬送コンベア6の前
半側に設けられた自然脱水部Aと、搬送コンベア6の後
半側に設けられた加圧脱水部Bとで構成されている。こ
の搬送コンベア6の始端側には、複数の凝固用バケット
2を平面放射状に配した凝固機1が隣接して設置され、
この凝固機1のバケット2には送液管3,4がそれぞれ
接続されている。このバケット2には、図示しない例え
ば特公昭58−19289号公報によるバッチ式豆汁煮
沸釜などで造られた豆乳が一方の送液管3を介して注入
されると共に、凝固剤装置からの凝固剤液が他方の送液
管4を介して注入され、バケット2が矢印方向へゆっく
りと回転される間に当該豆乳と凝固剤液とが攪拌混合さ
れて豆乳中の蛋白質がゲル状に凝固した豆乳凝固物5が
造られる。このバケット2は成型機6の搬送コンベア6
の始端側に到達すると反転され、内部の豆乳凝固物5が
手作り豆腐の場合に成型箱へ投入する際とほぼ同様の凝
固状態で湯取りをしないまま自然脱水部A側へ供給され
る。
【0009】上記搬送コンベア6は、搬送方向に沿って
水平状に配設された下面コンベア7と、この下面コンベ
ア7の載置面の両側部にそれぞれ垂直状に配設されて搬
送方向に沿って延在する各側面コンベア8,8とで構成
されている。下面コンベア7は、例えばスプロケット9
およびガイドローラ10に掛け渡されたチエーンが前後
に配設され、このチエーンの間にキャタピラ11を装着
して図示しないモータなどの駆動源でエンドレス状に間
欠駆動させると共に、このキャタピラ11の外周囲には
ガイドローラ12に掛け渡されて当該キャタピラ11と
同期してエンドレス状に間欠駆動されるろ過用の下敷布
13が密着状態で張設されている。また側面コンベア8
は、ガイドローラ14に掛け渡されたろ過用の側敷布1
5が下面コンベア7の両側部に沿って張設され、この側
敷布15も上記下面コンベア7と同期してエンドレス状
に間欠駆動させるようにしている。尚、上記下面コンベ
ア7の載置面の背部および側面コンベア8の挾持面の背
部には、上記下敷布13および側敷布15が変形しない
ようにそれぞれ押さえ部材が設けられている。
【0010】上記自然脱水部A側の搬送コンベア6の上
方には、仕切り板コンベア16と均し装置17とが設け
られている。この仕切り板コンベア16は、スプロケッ
ト18,18の間に掛け渡されたチェーン19が前後に
配設され、当該各チェーン19,19間には多数の仕切
り板20が上記搬送コンベア6の送りピッチに等しい等
間隔で取り付けられると共に、上記搬送コンベア6と同
期してエンドレス状に間欠駆動されるようにしている。
この仕切り板20は駆動中に下面側に位置する仕切り板
20が搬送コンベア6の各側敷布15,15間に進入し
て下敷布13上に立設され、搬送方向に沿って当該搬送
コンベア6を等間隔に区分する。すなわち、これらの各
仕切り板20は搬送コンベア6と協働して豆腐ブロック
1個分がそれぞれ収容される容積による移動式の成型枠
21を構成し、上記のようにバケット2から自然脱水部
A側へ供給された豆乳凝固物5は当該成型枠21によっ
て四方を拘束された状態で間欠的に前方へ1ピッチずつ
順次搬送される。また均し装置17は、シリンダなどに
よって搬送方向へ水平往復移動する移動部材22を昇降
可能に設け、この移動部材22から均し板23を垂設さ
せて、当該均し板23が上記成型枠21内の豆乳凝固物
5の表面を均すようにしている。
【0011】上記加圧脱水部B側の搬送コンベア6の上
方には、上面コンベア24と加圧装置25とが設けられ
ている。この上面コンベア24は、例えば下面コンベア
7と同様にスプロケット26,26に掛け渡されたチエ
ーンが前後に配設され、このチエーンの間にキャタピラ
27を装着して上記搬送コンベア6と同期してエンドレ
ス状に間欠駆動させると共に、このキャタピラ27の外
周囲にはガイドローラ28に掛け渡されて当該キャタピ
ラ27と同期してエンドレス状に間欠駆動されるろ過用
の上敷布29が密着状態で張設されている。これによ
り、自然脱水を終えて上記自然脱水部A側から搬送コン
ベア6によって順次搬送されてきた豆乳凝固物5は、上
面を上敷布29で被覆された状態で引き続き間欠移送さ
れる。
【0012】また加圧装置31は、上記キャタピラ27
および上敷布29の両側部から突出するように幅広く形
成され、上下の各キャタピラ27および各上敷布29の
間に挿入される態様で搬送方向に沿って配設された加圧
板30,31,32と、これら加圧板の幅方向両側にそ
れぞれ先端側が固着され、基端側は固定フレーム33に
固着されたシリンダ34,35,36とを備えている。
この加圧装置31は、各シリンダの加圧力を最初のシリ
ンダ34が弱圧で次のシリンダ35が中圧で最後のシリ
ンダ36が強圧になるように設定すると共に、これらの
各シリンダは間欠休止時に交互に伸張作動されるように
搬送コンベア6の間欠駆動に連動させ、各シリンダの伸
張作動でそれぞれ降下した加圧板が下側のキャタピラ2
7を押圧し、下側の上敷布29を介して直下にある複数
の豆乳凝固物5に対して加圧脱水を行うようにしてい
る。尚、上記強圧は例えば手作り豆腐を製造する際に成
形箱中の豆乳凝固物に加える押しとほぼ等しい圧力に設
定されている。
【0013】更に加圧脱水部8の前方には、所望の脱水
を終えて順次送り出されてくる豆腐ブロック5Aを用途
に応じた定型に切断するカッタ部37が設置されてい
る。このカッタ部37は、搬送方向と直交状に上下動し
てカッタ38と、搬送方向に沿って並設されて回転する
カッタ39とで構成され、定型に切断された豆腐類5B
は排出コンベア40を介して次工程へ搬送される。例え
ば、豆腐の場合には水槽またパック詰め装置側へ、油揚
げや生揚げの場合にはフライヤー装置側へそれぞれ搬送
される。
【0014】次に、上記の構成による豆腐ブロックの製
造装置の動作を説明する。まず、凝固機1のバケット2
内で造られた豆乳凝固物5は湯取りしないで自然脱水部
A側で成型枠21内に流し込み、この豆乳凝固物5の上
面へ降下させた均し装置17の均し板23を搬送方向へ
水平往復移動させて均し作業を行なう。この均し作業を
終えた豆乳凝固物5は、搬送コンベア6と仕切り板コン
ベア16がそれぞれ間欠駆動されると仕切り板20の間
隔に相当する1ピッチずつ順次搬送され、その間欠休止
時には下敷布13と側敷布15を介して自然脱水されな
がら豆乳凝固物5の結着が促進される。
【0015】このように、搬送コンベア6上が前後の仕
切り板20によって区分された成型枠21内へ豆乳凝固
物5を投入するので、型崩れの心配がなく当該豆乳凝固
物5は手作り豆腐で成形箱に投入する場合とほぼ同様の
凝固状態での投入が可能となり、また上澄湯が多いので
成型枠21内の豆乳凝固物5に対してごを傷めずに均し
作業を容易に行なうことができる。更に、成型枠21は
搬送コンベア6と一緒に間欠移送されるようにしたの
で、その間欠休止時には成型枠21内の豆乳凝固物5は
静置状態で自然脱水されながら結着力が高まって手作り
豆腐に近い望ましい状態で凝固が順次促進される。この
自然脱水部Aは、豆乳凝固物5の結着力が高まつて所望
の凝固状態が得られるのに必要な例えば成形枠3〜5個
分が形成される長さに渡って仕切り板コンベア16が設
けられ、当該自然脱水部Aの終端側で仕切り板コンベア
16が方向転換して先端の仕切り板20が取り外された
状態になると、搬送コンベア6によって豆乳凝固物5は
加圧脱水部B側へ順次搬送される。尚、方向転換した仕
切り板20はエンドレス状に回転されて始端側に戻さ
れ、再び搬送コンベア6の間に挟み込まれた態様で移動
式の成型枠21を形成するために使用される。
【0016】自然脱水されて豆乳凝固物5が加圧脱水部
B側へ順次送り込まれると、これらの豆乳凝固物5に対
して搬送コンベア6および上面コンベア24の間欠休止
時に加圧装置25による加圧脱水が行われる。この場合
に、まずシリンダ34を伸張させて加圧板30が上面コ
ンベア24の下側キャタピラ27を弱圧で押圧し、上敷
布29を介して直下の豆乳凝固物5に対して間欠休止時
間だけ加圧脱水が行われ、その後にシリンダ34が上昇
して加圧が解除される。この加圧脱水された豆乳凝固物
5が搬送コンベア6の間欠駆動で前進されて次の加圧板
31の直下に移送されると、その間欠休止時にシリンダ
35を伸張させて加圧板31が上面コンベア24の下側
キャタピラ27を前より強い中圧で押圧して豆乳凝固物
5の加圧脱水を行う。更に豆乳凝固物5は次の加圧板3
2の直下に移送され、シリンダ36の伸張で加圧板32
による強圧の押圧を受けて豆乳凝固物5は加圧脱水さ
れ、所望の加圧脱水を終えた豆乳凝固物5は搬送コンベ
ア6の終端側へ豆腐ブロック5Aとして順次送り出され
る。尚、この豆腐ブロック5Aはカッタ部37でその後
の用途に応じた定型の豆腐類58の大きさに切断され、
排出コンベア40を介して次工程へ移送される。
【0017】この加圧脱水部8では、搬送コンベア6上
の豆乳凝固物5に対して間欠休止時にのみ加圧して搬送
駆動時には加圧が解除されているので、上記した従来の
コンベア式による豆腐類の製造装置のように搬送中にも
加圧を行う場合に比べて、搬送コンベアに印加される負
荷が軽減されて搬送駆動部を小型で安価なものにするこ
とができる。また、加圧力を弱圧−中圧−強圧の順に段
階的に間欠状態で加えて脱水することによって、上記し
た従来のコンベア式による豆腐類の製造装置のように連
続して一定圧で脱水を行う場合のように、いきなり高圧
を加えて豆乳凝固物を型崩れさせたり表面側のみが極度
に脱水されて皮の厚い不均質な豆腐ブロックになること
が改善されると共に、小型の加圧手段を用いて効率の良
い脱水ができるので、比較的短い搬送コンベアの使用で
成形作業を行うことができる。
【0018】
【発明の効果】以上に説明した実施例でも明らかなよう
に、本発明による豆腐ブロックの製造装置では次のよう
な効果を得ることができる。間欠駆動される搬送コンベ
アの前半側に、仕切り板コンベアによる移動式の成型枠
を備えた自然脱水部を設け、この成型枠内へ上澄湯が十
分な豆乳凝固物を流し込んで静置状態で均しおよび自然
脱水が行なわれるようにしたので、加圧脱水のみによる
従来のコンベア式の豆腐成型とは異なり、手作り豆腐に
おける成型箱の場合とほぼ同様に良好な結着による豆乳
凝固物が得られる。また上記搬送コンベアの後半側に、
自然脱水された豆乳凝固物に対して当該搬送コンベアの
間欠休止時に押圧して加圧脱水する加圧脱水部を設け、
この加圧脱水部では最初は弱圧でその後段階的に圧力を
高めながら脱水が行なわれるように複数個所に加圧手段
を設けたので、一定圧で連続状態に押圧しながら加圧脱
水させる従来のコンベア式の豆腐成型とは異なり、型崩
れしないで均質に効率良く脱水されて良質の豆腐ブロッ
クを製造することができると共に、短い搬送コンベアで
も短時間で十分に脱水が行なわれ、然も搬送駆動時には
加圧が解除されているので搬送コンベアに印加される負
荷が軽減されて搬送駆動部を小型で安価なものにするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による豆腐ブロックの製造装置の一実施
例を概略的に示す側面図。
【図2】本発明による豆腐ブロックの製造装置の一実施
例を概略的に示す平面図。
【図3】手作り豆腐を製造する工程図である。
【符号の説明】
1 凝固機 2 凝固用バケット 5 豆乳凝固物 5A 豆腐ブロック 5B 豆腐類 6 搬送コンベア 7 下面コンベア 8 側面コンベア 9,18,26 スプロケット 10,12,14,28 ガイドローラ 11,27 キャタピラ 13 下敷布 15 側敷布 16 仕切り板コン
ベア 17 均し装置 19 チェーン 20 仕切り板 21 成型枠 22 移動部材 23 均し板 24 上面コンベア 25 加圧装置 29 上敷布 30,31,32
加圧板 33 固定フレーム 34,35,36
シリンダ 37 カッタ部 38,39 カッタ 40 排出コンベア A 自然脱水部 B 加圧脱水部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面とその両側部にそれぞれろ過用の敷
    布が張設されてエンドレス状に間欠駆動される搬送コン
    ベアを備え、この搬送コンベアの前半側の上方には多数
    の仕切り板が当該搬送コンベアの送りピッチで突設され
    た仕切り板コンベアを設け、この仕切り板コンベアを上
    記搬送コンベアと同期してエンドレス状に間欠駆動させ
    て各仕切り板が搬送コンベア上を前後に区分する移動式
    の成型枠を形成し、この成型枠内へ流し込んだ豆乳凝固
    物を上記搬送コンベアと仕切り板コンベアの間欠休止時
    に自然脱水させる自然脱水部を構成すると共に、上記搬
    送コンベアの後半側の上方には上記自然脱水部側から順
    次搬送されてくる豆乳凝固物に対して上面から押圧して
    加圧脱水させる加圧脱水部を設けたことを特徴とする豆
    腐ブロックの製造装置。
  2. 【請求項2】 上記加圧脱水部には上記搬送コンベアと
    同期して間欠休止時に降下して凝固物に対する押圧を行
    う複数の加圧手段が搬送方向に沿って配設され、これら
    の各加圧手段は最初は弱圧でその後順次高圧で加圧脱水
    させるように段階的に加圧力が設定された請求項1に記
    載した豆腐ブロックの製造装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005261369A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Takai Seisakusho:Kk 豆腐類の自動成型装置
JP2016002010A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 但馬屋食品株式会社 脱水豆腐の製造方法、及び燻製豆腐
JP2019083691A (ja) * 2017-11-01 2019-06-06 オーケー食品工業株式会社 油揚げ用豆腐生地の生産方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016002010A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 但馬屋食品株式会社 脱水豆腐の製造方法、及び燻製豆腐
JP2019083691A (ja) * 2017-11-01 2019-06-06 オーケー食品工業株式会社 油揚げ用豆腐生地の生産方法

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