JPH0613369U - 回転方向規制小型モータ - Google Patents

回転方向規制小型モータ

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Publication number
JPH0613369U
JPH0613369U JP3304292U JP3304292U JPH0613369U JP H0613369 U JPH0613369 U JP H0613369U JP 3304292 U JP3304292 U JP 3304292U JP 3304292 U JP3304292 U JP 3304292U JP H0613369 U JPH0613369 U JP H0613369U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
rotor
rotation
small motor
gears
Prior art date
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Pending
Application number
JP3304292U
Other languages
English (en)
Inventor
雅喜 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP3304292U priority Critical patent/JPH0613369U/ja
Publication of JPH0613369U publication Critical patent/JPH0613369U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型モータの小型化を薄型化し、かつ回り止
め時のロータ軸の倒れを防止することである。 【構成】 ロータ歯車部の一方に回転伝達用の歯車を配
置し、かつ他方に逆転防止用の歯車を配置することによ
り、ロータ歯車部を挟み込むように2つの歯車を独立に
配設している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の技術分野】
本考案は、回転方向規制機能付の小型モータの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
実公昭3−57096号公報において、第6図のものでは、ロータと歯車列と がカップ状ケース内で上下に配置されており、しかもロータに対する回転規制体 が歯車列の2段歯車に組み込まれているため、小型モータがほとんど薄型化され ておらず、また第2図のものでは、回転規制体の取り付け位置に中間歯車が必要 となるため、小型モータの占有面積が大きくなる。そして、いずれの構造のもの でも、回転規制体によるロータの回り止め作用時に、ロータ軸に倒れ力が作用す るため、軸支持部分や歯車に部分的な摩耗やがたつきが発生する。
【0003】
【考案の目的】
本考案の目的は、この種の小型モータの小型化を薄型化し、かつ回り止め時の ロータ軸の倒れを防止することである。
【0004】
【考案の解決手段】
そこで、本考案は、ロータ歯車部の一方に回転伝達用の歯車を配置し、かつ他 方に逆転防止用の歯車を配置することにより、ロータ歯車部を挟み込むように2 つの歯車を独立に配設している。
【0005】
【考案の構成】
この図1および図2は、本考案の回転方向規制小型モータ1の構成を示してい る。回転方向規制小型モータ1は、下ケース兼用のステータ基板2およびこれの 上面に組み合わせられる蓋ケース3の内部でコイルボビン4、励磁用の巻線5、 中間のステータ基板6、ロータ7および減速用または増速用の歯車列8を備えて いる。
【0006】 上記ステータ基板2、6は、共に磁性板によって構成されており、コイルボビ ン4を挟み込んだ状態で固定されている。このコイルボビン4は、プラスチック などの絶縁体で構成されており、中空円筒状の巻胴部9と、この巻胴部9の両端 にそれぞれ一体的に形成されたフランジ部10とからなり、それらのフランジ部 10の外側面でステータ基板2、6と接している。
【0007】 そして、巻線5は、上記巻胴部9の外周に巻き付けられており、フランジ部1 0と一体的に成形された端子台11の端子12を介し端子カバー13から外部に 突出している。また、ステータ基板2、6は、フランジ部10の側面に合わせら れており、中心の環状孔に沿って、櫛歯状の複数の極歯14を屈曲状態で備えて いる。これらの極歯14は、巻胴部9の内周に配列されており、ロータ7の外周 と対向している。
【0008】 そして、ロータ7は、円形の永久磁石16とその中心位置のロータ歯車部17 とで構成されており、下ケース兼用のステータ基板2と蓋ケース3との間に固定 されたロータ軸15に対し回転自在に支持されている。なお、永久磁石16は、 その外周面で、交互に異極となるよう着磁されており、前記極歯14に対して隙 間を形成しながら対応している。
【0009】 ロータ7の回転は、ロータ歯車部17を介し、一方の側の逆転防止用の歯車1 8、および歯車列8中の複合(二段)型の歯車19、20、21を介し、出力軸 23の出力歯車22にそれぞれ独立に伝達される。これらの歯車18、19、2 0、21は、下ケース兼用のステータ基板2またはステータ基板6と蓋ケース3 との間に設けられた歯車軸24、25、26、27によって回転自在に支持され ている。このようにして、2つの歯車18、19は、両側方からロータ軸15を 挟み、ロータ歯車部17にかみ合っている。なお、この実施例で、歯車19、2 0は、いずれも複合歯車(二段歯車)となっており、平歯車よりも軸方向に厚く なっているが、これらを平歯車とすれば、回転方向規制小型モータ1の厚みは、 それらの歯車19、20の厚み分だけ薄く構成できる。
【0010】 逆転防止用の歯車18は、ロータ7の回転方向を規制するために必要であり、 ボスの部分で例えばレバー状の一方向回転規制体28を回転自在に保持し、歯車 側面で一方向回転規制体28の側面に対して摩擦的に結合している。この一方向 回転規制体28の先端部分は、ロータ歯車部17に形成された例えば2つの突起 29と対応している。なお、上記出力軸23は、出力歯車22に対し圧入などに よって一体化しており、下ケース兼用のステータ基板2のラジアル軸受け30お よび蓋ケース3のラジアル軸受け31によって回転自在に支持されている。この 出力軸23のスラスト方向の荷重は、組み込み対象の電気機器例えば電子レンジ の機枠などによって支持される。
【0011】 なお、コイルボビン4の2つのフランジ部10のうち、少なくとも一方のもの を切り欠いて切除部32としており、この切除部32の位置に歯車列8のうちこ の切除部32の近くに位置する歯車21を配置している。この歯車21は、絶縁 部材によって構成されており、小さな歯車の部分でこの切除部32の部分に入り 込み、かつ大きな歯車部分で残りのフランジ部10と一定の間隔をおいて対向し ている。
【0012】 この実施例の場合にステータ基板6も歯車21と干渉するため、フランジ部1 0と同様に、それよりもやや深く、基板切除部33として切り落とされている。 このようにすると、巻線5が緩んだとしても、巻線5とステータ基板2との間に 必要な絶縁距離が確保できる。上記のような構成であれば、減速歯車列の1つの 歯車21が切除部32の部分に侵入し、そこに存在すると、その分だけ歯車8の かみ合い方向に沿った長さが短くできるため、回転方向規制小型モータ1は全体 的に小さくできる。
【0013】 巻線5によって回転磁界が発生すると、ロータ7は、それに励磁されていずれ かの方向に回転する。ロータ7が図1で反時計方向に起動したとき、その回転は 歯車列8すなわち歯車19、20、21を介し出力歯車22により出力軸23に 伝達され、被駆動部材に回転運動として伝達される。このとき、一方向回転規制 体28は、図3のように突起29から離れている。もし、ロータ7の回転が逆方 向つまり時計方向であるとき、その回転によって、歯車18が一方向回転規制体 28とともに反時計方向に追従回転するため、一方向回転規制体28の先端が突 起29の回転域に接近し、図4のようにそれに当たるため、その時の反動で、ロ ータ7は、正転方向の回転力を受けて、正転方向の回転に修正される。
【0014】
【考案の効果】
本考案では、ロータ軸を挟んで、回転伝達用の歯車と逆転防止用の歯車とが平 面的に配置されているため、小型モータが薄型に構成でき、しかもロータ軸が両 側で歯車にかみ合い、この結果、ロータ歯車部が両側の歯車により挟持された状 態で互いにかみ合うため、逆転防止の作用時に、ロータ軸に倒れ力が発生せず、 安定なかみ合いや片側摩耗などが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓋ケースを取り外した状態の回転方向規制小型
モータの平面図である。
【図2】回転方向規制小型モータの歯車列のかみ合い方
向(第1図のA−A線)および要部(B−B線)に沿っ
た断面図である。
【図3】正転起動時の平面図である。
【図4】逆転起動時の平面図である。
【符号の説明】
1 回転方向規制小型モータ 2 下ケース兼用のステータ 3 蓋ケース 4 コイルボビン 5 巻線 6 ステータ基板 7 ロータ 8 歯車列 9 巻胴部 10 フランジ部 14 極歯 15 ロータ軸 16 永久磁石 17 ロータ歯車部 18 歯車 19 歯車 20 歯車 21 歯車 22 出力歯車 28 一方向回転規制体 29 突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石およびロータ歯車部を一体に有
    するロータと、ロータ歯車部と一体に設けた突起と、ロ
    ータ歯車部とかみ合う回転伝達用の歯車および逆転防止
    用の歯車と、回転伝達用の歯車と回転結合する出力歯車
    と、逆転防止用の歯車に追従変位して突起の回転域に出
    入する一方向回転規制体と、を有する回転方向規制小型
    モータ。
JP3304292U 1992-04-21 1992-04-21 回転方向規制小型モータ Pending JPH0613369U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3304292U JPH0613369U (ja) 1992-04-21 1992-04-21 回転方向規制小型モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3304292U JPH0613369U (ja) 1992-04-21 1992-04-21 回転方向規制小型モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0613369U true JPH0613369U (ja) 1994-02-18

Family

ID=12375737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3304292U Pending JPH0613369U (ja) 1992-04-21 1992-04-21 回転方向規制小型モータ

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JP (1) JPH0613369U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010187528A (ja) * 2009-01-13 2010-08-26 Nidec Sankyo Corp モータアクチュエータ

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