JPH06133581A - 定電流駆動モータの異常電流検出回路 - Google Patents

定電流駆動モータの異常電流検出回路

Info

Publication number
JPH06133581A
JPH06133581A JP4274300A JP27430092A JPH06133581A JP H06133581 A JPH06133581 A JP H06133581A JP 4274300 A JP4274300 A JP 4274300A JP 27430092 A JP27430092 A JP 27430092A JP H06133581 A JPH06133581 A JP H06133581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive
signal
current
phase
constant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4274300A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Suzuki
孝義 鈴木
Chiaki Oshima
千秋 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Copal Corp
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Nidec Copal Corp
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Copal Corp, Fujitsu Ltd filed Critical Nidec Copal Corp
Priority to JP4274300A priority Critical patent/JPH06133581A/ja
Publication of JPH06133581A publication Critical patent/JPH06133581A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 定電流駆動モータの動作状況から、各相ごと
の通電異常を検出することを目的とする。 【構成】 動作開始を指示するドライブ命令信号ENM
を受けて各相ごとに生成したドライブパルスDRVにも
とづき、電流値が繰り返し変化する1相分の励磁電流を
流す各ドライブ回路10ごとに、励磁電流のレベルを所
定の動作状態検出レベルと比較し、動作状態の間だけ繰
り返し変化に対応して出力されるパルス信号と定電流駆
動モータ内で各相ごとのドライブパルスDRVを生成す
るMPUに対して動作指示するドライブ命令信号ENM
にもとづき異常電流検出信号ERMを出力するように構
成したので、1相ごとに該定電流駆動モータの動作状態
が正常な動作指示に基づいたものか否かを容易に判断で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は定電流駆動モータの異
常電流検出回路に係り、特に詳細にはチョッピング方式
あるいはPWM(パルス幅変調)方式の定電流駆動モー
タの異常電流検出回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的なモータの過電流保護回路として
は、モータに流れる電流を検出し、電流をシャットダウ
ンする回路が用いられている。図5は過電流検出回路の
一例を示している。
【0003】図示の通り、モータコイル(LM )のコモ
ン(COM)端子に検出抵抗R1 を接続し、モータ電流
をI/V変換する。ここで、検出抵抗R1 を大きくする
と、当然に検出電圧も大きくできる。しかし、このよう
にすると、電圧損失が大きくなり、発熱の問題も生じ
る。そこで、検出抵抗R1 を小さい抵抗値とし、低レベ
ルの検出電圧をバイポーラトランジスタQ1 により増幅
し、抵抗R2 ,R3 の比で定まる電圧レベルの検出信号
を出力する。
【0004】そして、上記のような回路で得た検出信号
を予め限界設定された電圧レベルと比較し、過電流状態
であると判断した場合にモータに供給される電流をシャ
ットダウンするようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
回路で得た検出信号を設定レベルと比較し、過電流状態
を検出しようとすると、誤動作防止の必要から、あまり
厳しい条件(狭い範囲の設定レベル)を設定できない。
このため、励磁電流の正常値と異常値の間に、一定以上
の差を持たせることが必要となり、1相の通電異常のよ
うな場合の異常検出ができないという課題があった。
【0006】この考案はかかる従来技術の課題を解決す
るために、定電流駆動モータの動作状況から、各相ごと
の通電異常を検出することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案に係る定電流駆
動モータの異常電流検出回路は、動作開始を指示するド
ライブ命令信号を受けて各相ごとに生成したドライブパ
ルスにもとづき、電流値が繰り返し変化する1相分の励
磁電流を流す各ドライブ回路ごとに、励磁電流のレベル
を所定の動作状態検出レベルと比較し、動作状態の間だ
け繰り返し変化に対応するパルス信号を出力するパルス
信号出力手段と、このパルス信号と定電流駆動モータ内
で各相ごとのドライブパルスを生成するMPU(マイク
ロ・プロセッサ・ユニット)に対して動作指示するドラ
イブ命令信号にもとづき異常電流検出信号を出力する検
出手段を設けたことを特徴としている。
【0008】
【作用】この考案の構成によれば、励磁電流のチョッピ
ングあるいはPWM制御等に対応し、動作中であること
を示すパルス信号が求められ、このパルス信号にあわせ
てドライブ命令信号の反転信号を異常電流検出信号とし
て出力する。そして、この異常電流検出信号はローレベ
ルの時、定電流駆動モータの動作が正常であることを意
味し、逆にハイレベルの時は異常動作と判断する。
【0009】
【実施例】以下、添付図面の図1乃至図4によりこの考
案の一実施例を説明する。
【0010】図1はこの実施例の構成を示す回路図であ
り、定電流駆動モータの駆動部分を構成している1相分
の励磁電流を流すドライブ回路10と、各ドライブ回路
10ごとに設けられた異常検出回路20が組み合されて
図示されている。
【0011】ここで、1相分の励磁電流を流すドライブ
回路10は、モータコイルLM と直列にバイポーラトラ
ンジスタQ2 ,Q3 が接続され、バイポーラトランジス
タQ2 のベースには1相分のドライブパルスDRV(ド
ライブ命令信号ENM を受けたMPUが各相ごとに生成
する)が与えられている。モータコイルLM の通電レベ
ルは抵抗R4 を介して差動アンプ4に与えられ、電流調
整抵抗RX (RX は可変抵抗であっても良い)で設定さ
れるレベルと比較される。そして、比較結果はバイポー
ラトランジスタQ4 を介してバイポーラトランジスタQ
3 にフィードバックされ、安定化が図られている。な
お、ドライブ回路10において、抵抗RX以外は、ハイ
ブリッド集積回路(HIC)として一体に構成できる。
【0012】次に、異常検出回路20は、モータコイル
M の通電量は検出抵抗RS により検出電圧に変換さ
れ、抵抗R5 を介して差動アンプ1に入力される。一
方、この差動アンプ1には抵抗Rr で定まる基準電圧V
REF が入力されており、比較結果はバッファアンプ2を
介してD型フリップフロップ3のCK(クロック)端子
に入力される。一方、このD型フリップフロップ3のD
(データ)端子には、定電流駆動モータ内で各相ごとの
ドライブパルスDRVを生成するMPUに対して動作指
示するドライブ命令信号ENM が反転入力され、Q(出
力)端子から異常検出信号ERM として出力されるよう
になっている。
【0013】なお、このD型フリップフロップ3は、C
K端子にパルス入力があった場合にのみD端子から入力
された信号をそのままQ端子から出力し、CK端子から
のパルス入力がない場合はD端子からの入力信号が変化
してもQ端子からの出力信号は変化しないように動作す
る。
【0014】次に、上記実施例の動作を説明する。
【0015】まず、バイポーラトランジスタQ2 には、
例えば「小形モータ制御用IC」、株式会社 工業調査
会、1988年5月1日、2版発行(pp.139)に
示されるようなチョッパ制御あるいはPWM制御された
1相分のドライブパスルDRVが入力され、これに応じ
てバイポーラトランジスタQ2 がオン、オフしてモータ
コイルLM に定電流駆動用の励磁電流が流れる。このた
め、励磁電流は検出抵抗RS により検出電圧とされて、
差動アンプ1のプラス端子に入力される。
【0016】ここで、正常動作時の場合(図2の左
側)、差動アンプ1への検出入力が図2(a)の実線の
如くなっているとし、基準電圧VREF が破線のようにな
っているとすると、差動アンプ1の出力パルスは図2
(b)のようになる。ここで、図2(a)のレベルIOH
は電流調整抵抗RX により決定され、レベルIOLはモー
タコイルLM のインピーダンスにより決定されるが、動
作検出レベルである基準電圧VREF は、正常時における
これらの間のレベルとなるよう設定されている。
【0017】この状態において、図2(c)に示すよう
に、D型フリップフロップ3はクロック入力である差動
アンプ1の出力の立ち上りでドライブ命令信号ENM
反転信号をラッチし、図2(d)のように出力する。
【0018】すなわち、このD型フリップフロップ3へ
入力されたドライブ命令信号ENMの反転信号が直接異
常検出信号ERM として出力されるので、この異常検出
信号ERM はローレベルとなり、定電流駆動モータにお
けるドライブ回路10の動作はこのドライブ命令信号E
M に基づく正常な動作であることが分かる。
【0019】一方、異常時の場合(図2の右側)、何ら
かの異常により図2(a)のようにドライブ命令信号E
M がローレベルであるにもかかわらず、ドライブパル
スDRVが入力されると、差動アンプ1の出力は図2
(b)のようなパルスとなり、このため、D型フリップ
フロップ3の出力(Q)はパルス信号の立ち上がり時に
図2(c)のようなローレベルのドライブ命令信号EN
M を反転入力することで直接ハイレベルの異常検出信号
ERM が出力でき、これにより以後、容易に警報、電源
カット等のエラー処理を行うことができる。
【0020】以上のように、ドライブ命令信号ENM
したがってドライブパルスDRVを生成するMPUのハ
ングアップ等により該ドライブパルスDRVが出力され
っ放しになっても(ドライブ回路10側は正常に動作し
ていても)、このMPUにはドライブ命令信号が指示さ
れたことによるドライブパルスDRVでないと判断でき
るので、いわゆる相の回転停止といった不正通電にも対
処できる。
【0021】なお、上記の構成において図3に示すよう
に、HICとして形成されるドライブ回路10内部の差
動アンプ4に外部出力端子を設け、この出力を直接バッ
ファアンプ2に入力してもよい。このようにすれば、差
動アンプ1や基準電圧VREFをつくる回路は削減が可能
となり、上記実施例と同様の異常検出が行なえる。この
場合には、電流調整抵抗RX (RX は可変抵抗でも良
い)が基準電圧VREF 生成の回路を兼ねることになる。
【0022】また、図4に示すように従来の過電流検出
回路と組み合せて用いると(1相分のみ図示)、モータ
制御の信頼性を大きく向上できる。
【0023】
【発明の効果】以上のようにこの考案によれば、励磁電
流のチョッパ制御あるいはPWM制御等に対応し、ドラ
イブ回路が動作中であることを示すパルス信号と、定電
流駆動モータ内で各相ごとのドライブパルスを生成する
MPUに対して動作指示するドライブ命令信号を利用し
て各ドライブ回路ごとに異常検出を行うので、この定電
流駆動モータの励磁電流のレベルが正常である場合(動
作状態)に、ドライブ命令信号がされている場合以外
は、異常として検出される。このため、意図しないとき
(ドライブ命令信号がローレベルの状態)にモータに電
流が流れている状態を1相ごとの通電異常として検出
し、モータ電源をカットしたり、リセット信号をコント
ロールしたりできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成を示す回路図である。
【図2】図1の回路の動作を示す波形図である。
【図3】他の実施例の構成を示す回路図である。
【図4】他の実施例の構成を示す回路図である。
【図5】公知の過電流検出回路図である。
【符号の説明】
10…ドライブ回路、20…異常検出回路、RX …電流
調整用抵抗、RS …検出抵抗、LM …モータコイル、D
RV…ドライブパルス、ENM …ドライブ命令信号、E
M …異常検出信号。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作開始を指示するドライブ命令信号を
    受けて各相ごとに生成したドライブパルスにもとづき、
    電流値が繰り返し変化する1相分の励磁電流を流す各ド
    ライブ回路により駆動する定電流駆動モータの異常電流
    検出回路において、 前記各相のドライブ回路のそれぞれに、前記励磁電流の
    レベルを所定の動作状態検出レベルと比較し、該動作の
    間だけ繰り返し変化に対応したパルス信号を出力するパ
    ルス信号出力手段と、前記定電流駆動モータへ動作指示
    するためのドライブ命令信号と前記動作状態を示すパル
    ス信号にもとづき異常電流検出信号を出力する検出手段
    とを設けたことを特徴とする定電流駆動モータの異常電
    流検出回路。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記ドライブ命令信号
    の反転信号を前記パルス信号によりラッチし、該ラッチ
    した結果をそのまま前記異常電流検出信号として出力す
    ることを特徴とする請求項1記載の定電流駆動モータの
    異常電流検出回路。
JP4274300A 1992-10-13 1992-10-13 定電流駆動モータの異常電流検出回路 Withdrawn JPH06133581A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4274300A JPH06133581A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 定電流駆動モータの異常電流検出回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4274300A JPH06133581A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 定電流駆動モータの異常電流検出回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06133581A true JPH06133581A (ja) 1994-05-13

Family

ID=17539728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4274300A Withdrawn JPH06133581A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 定電流駆動モータの異常電流検出回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06133581A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108768221A (zh) * 2018-05-03 2018-11-06 歌尔股份有限公司 一种电机控制电路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108768221A (zh) * 2018-05-03 2018-11-06 歌尔股份有限公司 一种电机控制电路
CN108768221B (zh) * 2018-05-03 2020-08-14 歌尔股份有限公司 一种电机控制电路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11474549B2 (en) Semiconductor integrated circuit for regulator, and fan motor system
JPWO2005067136A1 (ja) 電流制限回路およびモータドライブ回路
JP2643813B2 (ja) 安定化電源回路
JPWO2005064782A1 (ja) 過電流保護回路、モータドライブ回路および半導体装置
JPH07202584A (ja) 低電圧誤動作防止機能付過熱保護回路
JPH1042586A (ja) モータ駆動回路
JPH06133581A (ja) 定電流駆動モータの異常電流検出回路
KR920004733B1 (ko) 모터구동용 전원장치
US4649327A (en) Electric motor control circuit
JPS5829398A (ja) ステツプモ−タの巻線駆動用制御装置
US5029040A (en) Output circuit having a fail-safe function
JP3365808B2 (ja) モータ駆動制御回路、モータ駆動制御回路を備えた装置、及びモータ駆動制御方法
US5014020A (en) Amplifier for outputting motor controlling signal in motor controlling circuit
KR940001302B1 (ko) 모터구동 전류리미터의 2단 제어회로
JPH05284775A (ja) モーター駆動回路
JP2566958Y2 (ja) Dcモータの起動電流のリミッタ回路
JPS61218391A (ja) モ−タ制御装置
JPH0557916B2 (ja)
JPH01298995A (ja) ステッピングモータ駆動回路
WO2005064795A1 (ja) 信号出力回路及びそれを有する電源電圧監視装置
KR100290117B1 (ko) 3상 스텝 모터의 마이크로 스텝 구동회로
JPH10337079A (ja) ブラシレスモータの制御方法およびその装置
JPS62120006A (ja) 誘導負荷の駆動制御方式
JP2598388B2 (ja) 直流モータの速度制御装置
JPH08149882A (ja) モータの制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000104