JPH06133512A - 周波数発電機 - Google Patents

周波数発電機

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Publication number
JPH06133512A
JPH06133512A JP27402092A JP27402092A JPH06133512A JP H06133512 A JPH06133512 A JP H06133512A JP 27402092 A JP27402092 A JP 27402092A JP 27402092 A JP27402092 A JP 27402092A JP H06133512 A JPH06133512 A JP H06133512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
magnet
poles
stator coil
magnets
Prior art date
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Pending
Application number
JP27402092A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Tasaka
修一 田坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP27402092A priority Critical patent/JPH06133512A/ja
Publication of JPH06133512A publication Critical patent/JPH06133512A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Brushless Motors (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 DCC、DAT、VTR等の磁気記録再生装
置に用いられるブラシレスモータにおいて、2個のマグ
ネットを互いに一定の距離で対向させて、同軸上で回転
させるとともに、磁界内にマグネットの極数の奇数倍で
刻まれたFGパターンを配設することにより、周波数発
電機(FG)の高周波数化とS/Nの向上を実現する。 【構成】 ステーターコイル2の上にマグネットの極数
の奇数倍で刻まれたFGパターン9が形成されたプリン
ト基板8を張り付けることにより、メインマグネット1
0、11が回転することによって発生する磁界によっ
て、着磁極数nの奇数倍an/2(aは奇数)でFG周
波数が発生する。図2では極数は8極、FGパターンは
極数の3倍なので1回転で12パルス発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モーターの周波数発電
機の構造に関するものであり、特にDCC、DAT、V
TR等の磁気記録再生装置に用いられるモーターの回転
速度信号のS/Nと精度を向上させた周波数発電機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にテープレコーダー等の磁気記録再
生装置にはブラシレスモーターが用いられており、キャ
プスタンモーターやシリンダーモーターの様なDD(ダ
イレクトドライブ)方式のモーターとテープ駆動に必要
な回転トルクをブラシレスモーターからベルトを介して
伝達する方法がある。この場合モーターの制御に必要な
周波数発電機(以下FGという)の性能はモーターの制
御性能を決める重要な要素である。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した従来の
ブラシレスモーターの一例について説明する。図6は従
来のヘッドホンステレオに用いられているブラシレスモ
ーターの断面図を示すものである。図6において、10
はメインマグネット、2はステーターコイル、3はプー
リー、4は軸受、5は回転軸、6はサブローター、12
はベルト、13は端子を示す。前記メインマグネット1
0とプーリー3とサブローター6は回転軸5と一体化さ
れており、軸受4により支持されている。ステータコイ
ル2は支柱7により、メインマグネット10とサブロー
ター6の間にマグネットの着磁面に対向して配備され
る。電気回路よりステーターコイル2と導通する端子1
3を通して前記ステーターコイル2に電流が流される
と、前記ローターマグネット10とサブローター6とプ
ーリー3が回転軸5を中心として一体的に回転する。プ
ーリー3に取り付けられたベルト12によってキャプス
タン等を駆動することにより磁気テープを走行させる。
この場合のモーターの回転速度検出は所定の極数に交互
に着磁された前記マグネット10が回転することによっ
てステーターコイル2に発生する誘起電圧をFGとして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来のモーターは、前記メインマグネット10の着
磁極数nとステーターコイル2の数pの関係はn=3/
4pとなり一義的に決まるため、発生するFG周波数も
メインマグネットの極数によって決まってしまう。FG
周波数はサーボ特性上、そのモーターの制御領域の周波
数と比例関係にあり、FG周波数が高ければ周波数の高
い外乱に対しても強くすることができることから、慣性
の低い小型モーターにおいてはFG周波数を高くするこ
とが必要になってくる。ヘッドホンステレオの様に屋外
で持ち運びされる場合、歩行等で発生するローリング動
作に強い特性が要求される。
【0005】従来例のモーターのFG周波数を上げるた
めにはメインマグネットの極数を増やさなければならな
いが、モータートルクに必要な磁束を得るためにはマグ
ネットの着磁強度が重要であり、その極数を増やすと外
形寸法に制約がある限り着磁強度は低下してしまう。こ
れは、着磁強度がマグネット材料が持つ磁気特性と着磁
面積の影響が大きいため、高電圧に耐える着磁ヨークの
巻線径が決まってしまうため極数を増やすことにより、
着磁ヨークにおける巻線の面積が増えると同時に着磁面
積が低下するためである。
【0006】このことから、モーターの制御領域を上げ
るためには従来例の様なステーターコイルの誘起電圧を
利用する方式では限界があるという問題点を有してい
た。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、周波
数が高く、精度の高いFGを提供することを目的として
なされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の周波数発電機は、互いにN、Sの等しい開角
で磁化された複数個の磁極を備えた2個のマグネットと
前記マグネットの磁極に対向して設けられた円板状また
は円筒状の3相または2相のステーターコイルからなる
モーターにおいて、前記2個のマグネットを互いに前記
ステーターコイルから一定の距離で対向させて、同軸上
で回転させると共に、前記磁界内に前記マグネットの磁
極nに対し奇数倍an(aは3以上の奇数)で等しいピ
ッチで刻まれ、かつ前記マグネットの回転中心と同心円
で形成されたFGパターンをステーターコイル上に配設
したものである。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成によって、メインマグネ
ットが回転することによって磁界が発生してパターンコ
イルに信号が発生する。メインマグネットの極数の奇数
倍に刻まれたパターンを形成するプリント基板をステー
タコイルと同一平面上に設けているためFG周波数を上
げることができる。また、2個のマグネットが対向する
ことによりパターンと直交する磁界が強くなり出力が増
加するため、S/Nが良くなる。また、1個のマグネッ
トではそれぞれの極の着磁強度がばらつくため、磁界ば
らつきが発生し、出力の変調成分が大きくなるが、2個
のマグネットが対向しているため磁界ばらつきがキャン
セルされることから、変調成分が少なくなる。
【0010】
【実施例】以下本発明の周波数発電機の実施例につい
て、図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施例においる周波
数発電機を用いたヘッドホンステレオ用のブラシレスモ
ーターの断面図を示すものである。図1において、1
0、11はメインマグネット、2はステーターコイル、
3はプーリー、4は軸受、5は回転軸を示す。前記メイ
ンマグネット10、11とプーリー3は回転軸5と一体
化されており、軸受4により支持されている。ステータ
コイル2は支柱7により、メインマグネット10、11
の間に着磁面に対向した状態で配備される。ステーター
コイル2は良く知られている様に巻線コイルではなくフ
ァインパターンコイル(以下FPコイルと言う)として
基板と一体化されている。前記FPコイル上にFGパタ
ーンが形成されたFPC8が張り付けられている。前記
ステーターコイル2に電流が流されると、前記メインマ
グネット10、11とプリー3が回転軸5を中心として
一体的に回転する。同時に、前記メインマグネット1
0、11が回転することによって発生する磁界によりF
Gパターンから速度信号が得られる。
【0012】図2は本発明のモーターの概略を示す分解
斜視図である。回転速度検出部としてFG用プリント基
板(FPC等)8がステーターコイル(FPコイル)2
上に張り付けられている。プリント基板にはFGパター
ン9が形成されており、メインマグネット10、11の
着磁極数の奇数倍で等しいピッチで刻まれている。
【0013】以上のように構成されたモーターについ
て、以下その動作原理について説明する。まず図3の展
開図によってメインマグネットの着磁極数とパターンの
関係を示す。メインマグネット20の磁極をそれぞれ2
0a、20b、20c、20dとし、磁極の3倍で刻ま
れたFGパターンを21a、メインマグネットがFGパ
ターンの1/2ピッチ進んだ時、メインマグネットを固
定として相対的にFGパターンが1/2ピッチ動いたと
した時のFGパターンを21b、1ピッチ分進んだ時の
FGパターンを21c、3/2ピッチ進んだ時のFGパ
ターンを21dとする。マグネット20とパターン21
aの位相関係において、相対的に磁極内を通過するパタ
ーンは偶数のためキャンセルされる方向に流れるため、
全体として電流は流れない。しかし、マグネット20と
パターン21bの位相関係では相対的に磁極内を通過す
るパターンは奇数のため全体としてA方向に電流が流れ
る。同様に1ピッチ進んだ21cの場合は21aと同様
で電流は流れない。3/2ピッチ進んだ21dの場合は
B方向に電流が流れる。つまり、メインマグネットがパ
ターンの2ピッチ分回転した時に1パルス発生すること
が分かる。例えばメインマグネットが8極の場合は磁極
の開角は45°で、パターンは24ピッチで開角は15
°となり、前記内容から2ピッチ回転して1パルスとな
るので、1回転では12パルスとなる。同様に、5倍で
刻まれたFGパターンでは20パルスとなる。
【0014】以上のように本実施例によれば、上記した
構成によって、メインマグネットの極数の奇数倍に刻ま
れたFGパターンを形成するプリント基板をステータコ
イルと同一平面上に設けるという簡単な構成でFG周波
数を上げることができる。また、2個のマグネットが対
向することによりパターンに直交する磁界が強くなり出
力が増加するため、S/Nが良くなる。また、1個のマ
グネットではそれぞれの極の着磁強度がばらつくため、
磁界ばらつきが発生し、出力の変調成分が大きくなる
が、2個のマグネットが対向しているため磁界ばらつき
がキャンセルされることから、変調成分が少ないFG出
力が得られる。
【0015】第2の実施例として、ヘッドホンステレオ
のブラシレスモーターにおいて薄型化を図るためにベル
トを対向するマグネットの間に内蔵する構造がある。図
4に第2の実施例のモーターの断面図を示す。ステータ
ーコイル部に一部切り欠きを設け、その切り欠き部にベ
ルトを通してモータープーリーからフライホイール等を
駆動する構成において、FGパターンを全周積分でなく
一部パターンを省いたものである。この時、FGパター
ンはステーターの構成上でそのパターンが形成できる範
囲が決まってしまう。有効範囲が少ない場合、1個のマ
グネットでは回転するマグネットの面振れによって、F
G出力の変調成分が全周積分に比べて増加する。しか
し、本実施例の様に2個のマグネットが平行を保ちなが
ら対向すればマグネットとステーターの傾きによって発
生する変調成分が発生することはない。
【0016】図5に切り欠きを設けたステーターFPコ
イルの上面図を示す。FPコイル内部にFGパターンを
形成して、ステーターコイルと一体化したものである。
図5に3層基板よりなるFPコイルの上面図と底面図を
示す。図5(a)は上面より見たFGパターン31の1
層分、図5(b)に底面より見たステーターコイル32
の2層分を示す。ステーターコイルは3相でメインマグ
ネットの極数が12極の場合を示している。一体化する
ことにより、FPCを張り付けるという作業がなくなる
ため、マグネットとFGパターンの平行度が安定して保
たれるため、FG出力の変調成分が少なくできる。ま
た、FPコイルを2層基板とし、ステーターコイルを小
さくして、同一層にFGパターンを持ってきても良い。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、メインマグネッ
トの極数の奇数倍に刻まれたFGパターンを形成するプ
リント基板をステータコイルと同一平面上に設けるとい
う簡単な構成でFG周波数を着磁極数の奇数倍に上げて
いくことができる。また、2個のマグネットが対向する
ことによりパターンに直交する磁界が強くなり出力が増
加するため、S/Nが良くなる。また、1個のマグネッ
トではそれぞれの極の着磁強度がばらつくため、磁界ば
らつきが発生し、出力の変調成分が大きくなるが、2個
のマグネットが対向しているため磁界ばらつきがキャン
セルされることから、変調成分が少ない高精度なFG出
力が得られる。また、FGパターンがステーターの構成
上全周に形成できない場合でも、2個のマグネットが対
向しているため、面振れによるFG出力の変調成分は発
生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるモーターの断面
図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるモーターの概略
を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の動作原理を表した展開図である。
【図4】本発明の第2の実施例におけるモーターの断面
図である。
【図5】(a)は本発明の第2の実施例におけるFPコ
イルの上面図である。(b)は本発明の第2の実施例に
おけるFPコイルの底面図である。
【図6】従来のモーターの断面図である。
【符号の説明】
10、11 メインマグネット 2 ステーターコイル 3 プーリー 4 軸受 6 回転軸 8 FG用プリント基板 9 FGパターン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いにN、Sの等しい開角で磁化された
    複数個の磁極を備えた2個のマグネットと前記マグネッ
    トの磁極に対向して設けられた円板状または円筒状の3
    相または2相のステーターコイルからなるモーターにお
    いて、前記2個のマグネットを互いに前記ステーターコ
    イルから一定の距離で対向させて、同軸上で回転させる
    と共に、前記マグネットの磁極nに対し奇数倍an(a
    は3以上の奇数)で等しいピッチで刻まれ、かつ前記マ
    グネットの回転中心と同心円で形成されたFGパターン
    をステーターコイル上に配設することを特徴とする周波
    数発電機。
  2. 【請求項2】 FGパターンが全周でなく一部が欠落し
    ていることを特徴とする請求項1記載の周波数発電機。
JP27402092A 1992-10-13 1992-10-13 周波数発電機 Pending JPH06133512A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27402092A JPH06133512A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 周波数発電機

Applications Claiming Priority (1)

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JP27402092A JPH06133512A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 周波数発電機

Publications (1)

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JPH06133512A true JPH06133512A (ja) 1994-05-13

Family

ID=17535841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27402092A Pending JPH06133512A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 周波数発電機

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JP (1) JPH06133512A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989003552A1 (en) * 1987-10-09 1989-04-20 Fanuc Ltd Method of displaying check image

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989003552A1 (en) * 1987-10-09 1989-04-20 Fanuc Ltd Method of displaying check image

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