JPH06133510A - 界磁巻線地絡検出用テレメータ - Google Patents

界磁巻線地絡検出用テレメータ

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JPH06133510A
JPH06133510A JP30054692A JP30054692A JPH06133510A JP H06133510 A JPH06133510 A JP H06133510A JP 30054692 A JP30054692 A JP 30054692A JP 30054692 A JP30054692 A JP 30054692A JP H06133510 A JPH06133510 A JP H06133510A
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JP
Japan
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telemeter
ground fault
power source
receiving antenna
detection
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Application number
JP30054692A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Mizogami
良一 溝上
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブラシレス励磁方式同期機の界磁巻線地絡検出
用テレメータの交流電源の周波数を固定側で正確に把握
できるようにする。 【構成】受信アンテナ21に接続された周波数逓降化装
置25と、この周波数逓降化装置25に接続された整形
増幅装置26とを設け、固定部17に固定された受信ア
ンテナ21で受信された誘導電源電波19を周波数逓降
化装置25で逓降化させ、さらに整流増幅装置を通して
0.1 〜1Hz程度の低周波とし、この出力をテレメータ
の交流電源とするので、受信側で周波数を特定して良質
の信号を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転界磁型ブラシレ
ス励磁方式同期機の回転子に搭載される界磁巻線地絡検
出用テレメータに関する。
【0002】
【従来の技術】図4はブラシレス励磁方式同期機の結線
図である。図4において、交流励磁機2を駆動して発生
した交流電圧を、回転子に搭載された整流器3により整
流して得られた直流電圧により界磁巻線1を励磁して図
示しない電機子に電圧を発生する。図5は図4のブラシ
レス励磁方式同期機の回転子の一部断面図である。図5
において、回転軸6に複数の磁極鉄心5が取り付けら
れ、絶縁4を施した界磁巻線1を磁極鉄心5に巻界磁巻
回している。
【0003】図6は従来のブラシレス励磁方式同期機の
界磁巻線地絡検出用テレメータの構成図である。界磁巻
線1の地絡を検出する地絡検出回路は、回転子に搭載さ
れた直流電源7,検出用抵抗8からなる。図7は図6の
テレメータの動作原理を示す構成図である。図7におい
て、界磁巻線1と回転軸6との間に直流電源7から20
〜30Vの直流電圧を加えたとき、界磁巻線1の絶縁不
良により界磁巻線1の一部が低い地絡抵抗で回転軸6に
地絡した場合、界磁バイアス電圧12と地絡検出回路に
加えられる直流電圧との和を駆動電圧とし、地絡抵抗9
を負荷とする閉路10が成立し、接地電流が流れる。こ
の電流値を検出用抵抗8により検出電圧14に変換し、
検出電圧14を伝送装置15により非接触伝送し、この
電波を受信アンテナで受信し、受信機で元の電圧に復元
された後、図示しない判定回路により規定値以上の電圧
が生じていると判断されたとき受信機から警報を発す
る。
【0004】しかし、検出用に直流電圧を使用する限り
地絡抵抗の他に界磁巻線1上の地絡部位によって界磁バ
イアス電圧12が変化するので、検出電圧14は地絡部
位の影響を受けて変化し地絡検出が困難である。テレメ
ータの電源に交流電圧を加えれば、検出用抵抗8には地
絡抵抗9と界磁バイアス電圧12とる影響される直流電
圧と、地絡抵抗9のみに依存する交流電圧とが発生し、
交流電圧のみ弁別して非接触伝送することで、界磁巻線
の地絡位置に関係なく地絡抵抗9のみの関係として伝送
装置15から発信される信号を受信すればよい。そこ
で、テレメータの電源として交流電源を用いる方式があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図8は従来の交流電源
を用いたテレメータの構成図である。図8において、図
7と同じ部位は同じ符号を付してある。地絡を生ずると
交流電源16から交流電流が流れ、検出用抵抗8の両端
に発生する交流電圧を取り出し、伝送回路15により固
定部へ発信する。地絡部位によって界磁バイアス電圧1
2が変化しても、検出用抵抗8の両端に発生する交流電
圧は影響を受けない。しかし、発信回路で生成する交流
電圧は周波数が不安定で、受信機側で界磁電圧の一部に
より生じる直流電圧と弁別するとき不具合をきたした。
【0006】従来テレメータ用電源としてバッテリーを
用いるものが簡便であった。しかし、バッテリー供給方
式は、バッテリーの放電とともに電力の供給が停止する
ので、常時監視装置としては適当でない。また、回転ト
ランス方式は堅牢な装置として永年使用されてきたが、
機器が高密度化するにつれて回転部鉄心の収納空間の確
保が困難となりつつある。回転部と固定部間の空隙長を
正確に保持せねばならないことも適用を困難にしてい
る。図9は従来の交流励磁機から電力を供給するテレメ
ータの結線図である。図9において、交流励磁機2の出
力を回転子に搭載された整流器3で整流した直流電圧を
界磁巻線1に供給している。界磁巻線1には直流電源7
及び検出用抵抗8が大地電位との間に接続されている。
地絡が発生すると検出用抵抗8に発生する電圧を検出装
置27で検出する。検出装置27には交流励磁機から電
力を供給している。しかし、交流励磁機から電力を供給
する方式は、簡便ではあるが主機停止とともに電力の供
給が停止する。従って、界磁巻線地絡検出等が主機停止
時の重要監視項目になっているものに対しては適用でき
ない。
【0007】この発明は、ブラシレス励磁方式同期機の
界磁巻線地絡検出用テレメータの交流電源の周波数を固
定側で正確に把握できるようにすることを目的とする。
【0008】この発明は、ブラシレス励磁方式同期機の
界磁巻線地絡検出用テレメータの伝送系を不要とし、か
つ主機停止時にも地絡監視を継続できる電源を確保する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】ブラシレス励磁方式同期
機の回転子に搭載された検出用抵抗と、前記同期機の外
部の固定部に固定された送信アンテナと、前記同期機の
回転子に搭載され前記送信アンテナからの送信電波を受
信する誘導電源受信アンテナと、この受信アンテナから
出力され前記検出用抵抗に供給される交流電源とを備
え、界磁巻線の地絡を非接触で検出する界磁巻線地絡検
出用テレメータにおいて、前記受信アンテナに接続され
た周波数逓降化装置と、この周波数逓降化装置に接続さ
れた整形増幅装置とを設け、前記受信アンテナで受信さ
れた誘導電源電波を前記周波数逓降化装置で逓降化さ
せ、さらに前記整形増幅装置を通して発信された低周波
電源を前記テレメータの交流電源とすることによって、
上記目的を達成する。
【0010】また、ブラシレス励磁方式同期機の回転子
に搭載された検出用抵抗と、前記同期機の外部の固定部
に固定された送信アンテナと、前記同期機の回転子に搭
載され前記送信アンテナからの送信電波を受信する誘導
電源受信アンテナと、この受信アンテナから出力され前
記検出用抵抗に供給される交流電源と、前記送信アンテ
ナから送信される信号伝送用の主搬送波とを備え、界磁
巻線の地絡を非接触で検出する界磁巻線地絡検出用テレ
メータにおいて、前記受信アンテナに接続された周波数
逓降化装置と、この周波数逓降化装置に接続された整形
増幅装置とを設け、前記受信アンテナで受信された主搬
送波を前記周波数逓降化装置で逓降化させ、さらに前記
整形増幅装置を通して発信された低周波電源を前記テレ
メータの交流電源とすることによって、上記目的を達成
する。
【0011】さらに、ブラシレス励磁方式同期機の回転
子に搭載された検出用抵抗と、この検出用抵抗に供給さ
れる電圧源と、検出装置とを備えた界磁巻線地絡検出用
テレメータにおいて、前記ブラシレス励磁方式同期機の
交流励磁機の出力を整流器で整流した直流電源に並列に
接続された充電器と、この充電器に接続されたバッテリ
ーとを設け、このバッテリーの出力を前記検出装置に供
給することによって、上記目的を達成する。
【0012】
【作用】この発明においては、テレメータの電源として
受信アンテナで受信された誘導電源電波を周波数逓降化
装置で逓降化させ、さらに整形増幅装置を通して整形さ
れた低周波電源をテレメータの交流電源とするので、固
定側でテレメータ電源の周波数を明確に把握でき、安定
した低周波電源が得られる。
【0013】また、この発明においては、テレメータの
電源として受信アンテナで受信された信号伝送用の主搬
送波を周波数逓降化装置で逓降化させ、さらに整形増幅
装置を通して整形された低周波電源をテレメータの交流
電源とするので、固定側でテレメータ電源の周波数を明
確に把握でき、安定した低周波電源が得られる。
【0014】さらに、この発明においては交流励磁機の
出力を整流器で整流した直流電圧を充電器を介してバッ
テリーに充電させ、このバッテリーの出力をテレメータ
の検出装置の電源とするので、主機停止時にも界磁巻線
の地絡監視を継続できる。
【0015】
【実施例】実施例1 図1はこの発明の誘導電源電波を周波数逓降装置で逓降
化させるテレメータの実施例を示す系統図である。図1
において、固定部17から送信アンテナ18を介してブ
ラシレス励磁方式同期機の受信アンテナに向けて100
KHz程度の誘導電源電波を発射し、この電波を交流励
磁機の受信アンテナ21で受信し、整流装置22,定電
圧化装置23を経て直流電圧源24を取り出し、回転子
の諸装置に供給される。この発明においては、受信アン
テナ21に接続された周波数逓降化装置25と、周波数
逓降化装置25に接続された整形増幅装置26とを設け
た。受信アンテナ21で受信された100KHz程度の
電波は、周波数逓降化装置25で0.1 〜1Hz程度の低
周波に変換され、さらに整形増幅装置26で整形及び増
幅された低周波電源を得る。従って逓降比率は1/10
5 程度となる。この低周波電源をテレメータの検出抵抗
8に加え、界磁巻線の地絡時に検出抵抗8に発生する低
周数電圧を検出する。
【0016】実施例2 図2はこの発明の主搬送波を周波数逓降化装置で逓降さ
せるテレメータの実施例を示す系統図である。図2にお
いて図1と同じ部位は同じ符号を付してある。100K
Hz程度の誘導電源電波を発射することは図1と同様な
ので、受信アンテナ21に接続された整流装置22,定
電圧化装置23,直流電圧源24については説明を省略
する。100KHz程度の誘導電源電波の外に、テレメ
ータの信号を搬送するために10MHz程度の主搬送波
を用いている。この発明においては、受信アンテナ21
に接続された周波数逓降化装置25と、この周波数逓降
化装置25に接続された整形増幅装置26とを設けた。
受信アンテナ21で受信された信号伝送用の主搬送波2
0は周波数逓降化装置25で逓降化され、さらに整形増
幅装置26を通して出力された0.1 〜1Hz程度の低周
波に変換され、さらに整形増幅装置26で整形及び増幅
された低周波電源を得る。従って逓降比率は1/107
程度となる。この低周波電源をテレメータの検出用抵抗
8に加え、界磁巻線の地絡時に検出用抵抗8に発生する
低周数電圧を検出する。
【0017】実施例3 図3はこの発明の界磁巻線に並列に接続された充電器と
バッテリーとを備えた実施例によるテレメータの系統図
である。図3において、図9と同じ部位は同じ符号を付
してある。図3において、交流励磁機2の出力を回転子
に搭載された整流器3で整流された直流電圧を界磁巻線
1に供給している。界磁巻線1には電圧源7及び検出用
抵抗8が大地電位との間に接続されている。地絡が発生
するとき検出用抵抗8に発生する電圧を検出装置27で
検出する。検出装置27の電源として、交流励磁器2の
出力を整流器3で整流した直流電源に並列に接続された
充電器28と、充電器28に接続されたバッテリー29
とを設け、バッテリ29の出力を検出装置27に供給す
る。バッテリー29は充電器28により常時充電される
ので、主機が停止してもテレメータの検出装置の電源を
確保できる。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、誘導電源電波あるい
は信号伝送用の主搬送波を周波数逓降化装置で逓降化さ
せ、さらに整形増幅装置を通して整形された低周波電源
をテレメータの交流電源とするので、固定側から周波数
を確認することができ、受信側で周波数を特定して良質
の信号を得ることができる。従ってブラシレス励磁方式
同期機の界磁巻線の地絡を監視することができる。
【0019】この発明によれば、交流励磁機の出力を整
流器で整流した直流電圧を充電器を介してバッテリーに
充電させ、このバッテリーの出力をテレメータの検出装
置の電源とするので、主機停止時にもバッテリーから電
力を供給して界磁巻線の地絡を監視できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1のテレメータの系統図であ
る。
【図2】この発明の実施例2のテレメータの系統図であ
る。
【図3】この発明の実施例3のテレメータの系統図であ
る。
【図4】ブラシレス励磁方式同期機の結線図である。
【図5】図4の回転子の一部断面図である。
【図6】従来のブラシレス励磁方式同期機の界磁巻線地
絡検出用テレメータの構成図である。
【図7】図6のテレメータの動作原理を示す構成図であ
る。
【図8】従来の交流電源を用いたテレメータの構成図で
ある。
【図9】従来の交流励磁機から電力を供給するテレメー
タの結線図である。
【符号の説明】
1 界磁巻線 2 交流励磁機 3 整流器 4 絶縁 5 磁極鉄心 6 回転軸 7 直流電源 8 検出用抵抗 9 地絡抵抗 11 界磁電圧 12 界磁バイアス電圧 16 交流電源 17 固定部 18 送信アンテナ 19 誘導電源電波 20 主搬送波 21 受信アンテナ 25 周波数逓降化装置 26 整形増幅装置 27 検出装置 28 充電器 29 バッテリー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラシレス励磁方式同期機の回転子に搭載
    された検出用抵抗と、前記同期機の外部の固定部に固定
    された送信アンテナと、前記同期機の回転子に搭載され
    前記送信アンテナからの送信電波を受信する受信アンテ
    ナと、この受信アンテナから出力され前記検出用抵抗に
    供給される交流電源とを備え、界磁巻線の地絡を非接触
    で検出する界磁巻線地絡検出用テレメータにおいて、前
    記受信アンテナに接続された周波数逓降化装置と、この
    周波数逓降化装置に接続された整形増幅装置とを設け、
    前記受信アンテナで受信された誘導電源電波を前記周波
    数逓降化装置で逓降化させ、さらに前記整形増幅装置を
    通して発信された低周波電源を前記テレメータの交流電
    源とすることを特徴とする界磁巻線地絡検出用テレメー
    タ。
  2. 【請求項2】ブラシレス励磁方式同期機の回転子に搭載
    された検出用抵抗と、前記同期機の外部の固定部に固定
    された送信アンテナと、前記同期機の回転子に搭載され
    前記送信アンテナからの送信電波を受信する誘導電源受
    信アンテナと、この受信アンテナから出力され前記検出
    用抵抗に供給される交流電源と、前記送信アンテナから
    送信される信号伝送用の主搬送波とを備え、界磁巻線の
    地絡を非接触で検出する界磁巻線地絡検出用テレメータ
    において、前記受信アンテナに接続された周波数逓降化
    装置と、この周波数逓降化装置に接続された整形増幅装
    置とを設け、前記受信アンテナで受信された主搬送波を
    前記周波数逓降化装置で逓降化させ、さらに前記整形増
    幅装置を通して発信された低周波電源を前記テレメータ
    の交流電源とすることを特徴とする界磁巻線地絡検出用
    テレメータ。
  3. 【請求項3】ブラシレス励磁方式同期機の回転子に搭載
    された検出用抵抗と、この検出用抵抗に供給される電圧
    源と、検出装置とを備えた界磁巻線地絡検出用テレメー
    タにおいて、前記ブラシレス励磁方式同期機の交流励磁
    機の出力を整流器で整流した直流電源に並列に接続され
    た充電器と、この充電器に接続されたバッテリーとを設
    け、このバッテリーの出力を前記検出装置に供給するこ
    とを特徴とする界磁巻線地絡検出用テレメータ。
JP30054692A 1992-10-13 1992-10-13 界磁巻線地絡検出用テレメータ Pending JPH06133510A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010051120A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Chugoku Electric Power Co Inc:The 水力発電機絶縁回復装置
JP2019088071A (ja) * 2017-11-06 2019-06-06 株式会社東芝 同期発電システム及びその制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010051120A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Chugoku Electric Power Co Inc:The 水力発電機絶縁回復装置
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