JPH0613332Y2 - 吊りパネルの転載装置 - Google Patents

吊りパネルの転載装置

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JPH0613332Y2
JPH0613332Y2 JP8542889U JP8542889U JPH0613332Y2 JP H0613332 Y2 JPH0613332 Y2 JP H0613332Y2 JP 8542889 U JP8542889 U JP 8542889U JP 8542889 U JP8542889 U JP 8542889U JP H0613332 Y2 JPH0613332 Y2 JP H0613332Y2
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pulley
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重利 遠藤
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エスイー工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、吊りパネルを懸垂するレールの分岐部に配設
され、該吊りパネルの進行方向を変更する吊りパネルの
転載装置に関するものである。
[従来の技術と考案が解決しようとする課題] 近年、ホールや体育館等の広い室内を有する建築物にお
いては、室内に吊りパネル装置を配設して、上記室内を
吊りパネルにて仕切りることにより、目的に応じた比較
的小型の部屋として使用したり、或いは上記吊りパネル
を収納して広いホールとして使用したり、更には、吊り
パネルを各種の展示用に配設する等、有効且つ多目的に
利用することができるようになっているものがある。
このような吊りパネル装置は、例えば実開昭61−43
7号公報に開示されている如く、吊りパネル上部の長手
方向両端部に回動自在な吊り滑車が設けられており、こ
れらの吊り滑車を、天井に碁盤の目状に配設した天井レ
ールに走行自在に吊下げ支持されている。
しかしながら、このような吊りパネル装置では、上記天
井レールが十字型やT字型に集合する分岐部に凹部が形
成されてしまうため、上記吊り滑車がこの部位に達した
際に該凹部に落込んで、吊りパネル移動の円滑さが阻害
されがちであると共に、この凹部の乗越え、或いは走行
方向の変更に多大な力が必要である。
これらの課題を解決するためには上記吊り滑車や吊りパ
ネルに種々の機構,工夫が必要となり、これらの部位の
構成が複雑になると共に、吊り滑車の重量が増大し、人
力で走行させる場合に大きな力が必要となる可能性があ
る。
[考案の目的] 本考案はこれらの事情に鑑みてなされたものであり、吊
り滑車の走行の際に天井レールの分岐部で該吊り滑車が
凹部に落込むことが防止されると共に、移動方向の変更
に力を必要とせず、更に吊りパネルや吊り滑車の構造が
複雑となることを回避した吊りパネルの転載装置を提供
することを目的としている。
[課題を解決するための手段及び作用] 本考案による吊りパネルの転載装置は、吊りパネルに設
けられた回動可能な吊り滑車が走行自在に載置される天
井レールの分岐部に、回動可能なターンテーブルを配設
し、このターンテーブルに、上記天井レールの各分岐部
端面に連通可能なレール部を設けると共に、上記ターン
テーブルを所定角度回動させる回転駆動装置を該ターン
テーブルに連設する一方、上記レール部に、上記吊り滑
車の移動を停止し、該吊り滑車をターンテーブル内に保
持する停止部材を退避可能に設けたものである。
かかる構成により、吊り滑車を天井レールの分岐部を介
して直進させる際には、ターンテーブルのレール部を各
天井レールの分岐部端面に連通すると共に停止部材を退
避させて、上記吊り滑車を通過させる一方、該吊り滑車
の進行方向を変更する場合には、該吊り滑車が上記天井
レールの分岐部端面よりテーンテーブルのレール部に移
動された際に該レール部に設けられている停止部材にて
吊り滑車の移動を停止させ、回転駆動装置にてターンテ
ーブルを所定角度回動医させることにより上記レール部
を他の天井レールの分岐部端面に連通させて、上記吊り
滑車をこの天井レールへ移動させる。
[考案の実施例] 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図乃至第9図は本考案の一実施例に係り、第1図は
転載装置の平面図、第2図は転載装置の側面図、第3図
はターンテーブルの平面図、第4図はターンテーブルの
側面図、第5図はターンテーブルの正面図、第6図は停
止装置の平面図、第7図は吊りパネルの側面図、第8図
は制御系のブロック図、第9図は転載装置の動作状態説
明図である。
これらの図において、符号1は天井に碁盤の目状に配設
された天井レールであり、この天井レール1に走行自在
に載置された吊り滑車2を介して吊りパネル3が吊下げ
支持されている。
上記天井レール1は角パイプ状に形成されており、下面
中央に溝1aが長手方向に形成されている。この天井レ
ール1内に上記吊り滑車2のフレーム4が配設されてい
る。該フレーム4の移動方向両側部には車軸5aを介し
て回動自在の車輪5が設けられており、該車輪5が上記
天井レール1内側下面の、上記溝1aを挟んだ部位に転
動自在に当接されている(第5図参照)。
このフレーム4の移動方向両端部には一対のシャフト6
が上下に設けられている。該シャフト6の下端部は上記
フレーム4より下方へ突出され、この突出された部位に
摺動部材6aが固定されている。そして該摺動部材6a
が上記溝1aに摺動自在に係合されることによりフレー
ム4が案内されるようになっている。
また、上記フレーム4の中央部には孔4aが貫通形成さ
れ、この孔4aに吊りボルト7が挿通されている。該吊
りボルト7は上記孔4aの径よりもわずかに小径に形成
されていると共に、上端に太径部7aが形成されてお
り、この太径部6aと上記フレーム4との間に介装され
たスラストベアリング8により該吊りボルト7が上記フ
レーム4に対して回動自在となっている。
第7図に示す如く、この吊りボルト7の下方は天井レー
ル1の溝1aを介して下方へ垂設されていて、その下端
部は上記吊りパネル3の上部の長手方向両端部に一対設
けられたレール9内に挿入されて、この挿入された部位
に下部フレーム11が固定されている。この下部フレー
ム11には車輪12がそれぞれ一対設けられている。該
車輪12の上端部は上記レール9の内側上面に転動自在
に接触されており、該車輪12がレール9を転動するこ
とにより、上記吊り滑車2は吊りパネル3に対してレー
ル9の長さだけ移動可能となっている。
このような構成により上記吊りパネル3は天井レール1
に移動可能に吊下げ支持されている。
一方、上記天井レール1の分岐部には、T字状,L字
状、或いは十字状に形成されたクロスレール13が配設
されている。このクロスレール13は、第1図や第2図
に示す如く、上記天井レール1の各端部に連通する短レ
ール14の中央部に、上記吊り滑車2の長さよりも僅か
に長い径を有する筒状体15が設けられて構成されてい
る。上記短レール14には天井レール1の溝1aに連通
する他の溝14aが形成されていると共に、上記筒状体
15には短レール14と連通する開口部15aが形成さ
れており、上記吊り滑車2は短レール14を介してこの
筒状体15内へ達することができるようになっている。
また、上記短レール14の天井レール1側であって、吊
りボルト7の太径部7aが通過する部位には取付け板1
6aを介して、マイクロスイッチ16が配設されてい
る。そして上記吊り滑車2が短レール14を通過する際
に上記太径部7aにてマイクロスイッチ16のスイッチ
部16bが押圧されることにより吊り滑車3の通過が確
認されるようになっている。
上記筒状体15は短レール14の上面より更に上方へ突
出されている。この筒状体15の内部には該筒状体15
よりも僅かに小径の筒状に形成された円形のターンテー
ブル17が配設されており、該ターンテーブル17が、
上記筒状体15の上端部に固定された基板20に回動可
能に支持されている。
即ち、第2図に示す如く、上記ターンテーブル17は上
記筒状体15の長さよりも短い筒状に形成されていて、
該筒状体15の上方に固定された上板18に、該上板1
8と同一軸心を有するベアリングケース19が固定され
ている。このベアリングケース19にはシャフト21が
挿通されていて、これらシャフト21とベアリングケー
ス19内側との間に一対のラジアルベアリング19aが
介装されている。
また、上記シャフト21の上端は上記基板20上に突出
され、この突出された部位が固定部材22にて基板20
に固定されている一方、シャフト21の下端部は上記上
板18に形成された孔18aを介してベアリングケース
19の下方へ突出されている。この突出された部位に太
径部21aが形成されており、該太径部21aと上記ベ
アリングケース19との間にスラストベアリング19b
が介装されている。そのため上記ターンテーブル17は
シャフト21を中心に自由に回動できるようになってい
る。また、該ターンテーブル17の上方外周には上記筒
状体15の内周と摺接することによりターンテーブル1
7の回転を円滑にする摺動部材15bが四方に設けられ
ている。
上記ターンテーブル17には上記短レール14の下板と
略同一平面状に配設され、且つレール部23として設定
された下板が設けられている。該レール部23には、上
記短レール14の溝14aと連通する溝23aが形成さ
れていると共に、上記ターンテーブル17の側面には上
記筒状体15の開口部15aと対向する他の開口部17
aが形成されており、上記吊り滑車2は開口部15a,
17aを介して短レール14からレール部23へ移動す
ることができるようになっている。
また、上記筒状体15内側の、ターンテーブル17より
も上方には、取付け板24を介して四つのマイクロスイ
ッチ25a,25b,25c,25dが振分して配設さ
れている一方、上記ベアリングケース19外周にはこの
マイクロスイッチ25a〜25dのスイッチ部26a〜
26dを押圧する単数のドグ27が固定されており、上
記レール部23の溝23aの一側が特定の短レール14
の溝14aと一致した際に、これに対応するマイクロス
イッチ25a〜25dのスイッチ部26a〜26dがド
グ27により押圧されるようになっている。
ところで、上記レール部23下面の、溝23aの一側に
は停止装置28が設けられている。この停止装置28に
は、第4図に示すように、一対の支持板29にピン31
aを介して回動自在な停止部材31が設けられており、
この停止部材31の一端が上記レール部23に開口され
た角孔32を介して該レール部23の上面に突出するこ
とが可能となっている。
また、この停止部材31の一端と上記支持板29との間
には引張スプリング33が張設され、上記停止部材31
はこの引張スプリング33の付勢力により常時一方向へ
回動付勢されている。そして、この停止部材31の一側
が上記角孔32の一端に設定された当接部32aに当接
することにより回動が停止されている。
回動が停止されて一端がレール部23上へ突出された該
停止部材31は、吊り滑車2が上記レール部材23の中
央部に位置された際に該吊り滑車2の車輪5の一側に当
接するよう、その位置が設定されている。しかし、前述
の如くこの停止部材31は上記引張スプリング33にて
付勢されているのみであるため、上記車軸5が当接部3
2側より停止部材31に接触されると該停止部材31が
引張スプリング33の付勢力に抗してレール部23より
埋没されるよう回動されることにより上記車輪5及び吊
り滑車2の移動に支障は生じないようになっている。ま
た、第3図に示すように、上記角孔32の幅は上記車輪
5の幅よりも狭く形成されており、上記車輪5がレール
部23上を移動する際に角孔32に係合することが回避
されている。
一方、上記レール部23の下面の、停止部材31よりも
当接部32a側にはスリーブ34が配設され、該スリー
ブ34にロッド35が摺動可能に挿通されている。該ロ
ッド35の上記停止部材31側の先端部には太径の係止
部35aが形成されている一方、停止部材31にはこの
係止部35aが係合する係合部31bが形成されてい
る。そして、上記係止部35が係合部31bに係合する
と停止部材31の回動が防止され、この状態の停止部材
31に上記車輪5が当接すると、該車輪5及び上記吊り
滑車2の移動が停止されるようになっている。
上記ロッド35の係止部35aと反対側の一側は、上記
レール部23の下面に設けられたアクチュエータ36の
ロッド36aに係合されており、このアクチュエータ3
6の作用により上記ロッド35が後退する方向へ付勢さ
れるようになっている。また、上記スリーブ34内の上
記アクチュエータ36側にはスプリングリテーナ37が
螺合されており、このスプリングリテーナ37と上記係
止部35aとの間に配設されたコイルスプリング38の
付勢力により、上記ロッド35は常時突出する方向へ付
勢されている。尚、上記停止装置28は、レール部23
の下面に固定されたカバー30にて囲繞されている。
ところで、上記筒状体15の上端部に固定されている基
板20は該筒状体15より一側へ延設されており、この
延設された部位に回転駆動装置40が設けられている。
第2図に示す如く、上記基板20の延設された部位の下
方にはアンダープレート41が設けられており、このア
ンダープレート41の下面にギヤードモータ42が設け
られている。該ギヤードモータ42の出力軸42aは上
記アンダープレート42に形成された孔42aを介して
上記基板20側へ突出されており、この突出された部位
に、ピン43aが植設されたゼネバドライバ43が軸装
されている。
また、上記ギヤードモータ42を挟んで上記筒状体15
と反対側の上記基板20とアンダープレート41との間
にはシャフトホルダー44aを介してシャフト44が回
動自在に支承されており、このシャフト42に、上記ゼ
ネバドライバ43に係合され、且つ、該ゼネバドライバ
43が1回転された際に4分の1回転されるゼネバホイ
ール45が軸装されている。
また、上記シャフト44にはスプロケット46aが軸装
されている一方、このスプロケット46aに対応する他
のスプロケット46bが上記ターンテーブル17のベア
リングケース19上端部に固定されており、これらのス
プロケット46a,46b間にチェーン47が巻装され
ている。その結果、上記ギヤードモータ42の出力軸4
2aが1回転されるとシャフト44が4分の1回転さ
れ、上記ターンテーブル17の溝23aが、例えば第1
図の左下に延出する「南」と表示された天井レール1と
「北」と表示された天井レール1の溝1aに短レール1
4を介して連通されている状態から90°回転し、
「東」及び「西」と表示された天井レール1に挿通され
るよう構成されている。
また、上記アンダープレート41に位置決め可能に固定
されたシャフト48にはベアリング48aを介してテン
ションプーリ48bが軸装されており、上記チェーン4
7のテンションは上記シャフト48の位置を変えること
により調整することができるようになっている。
第8図に本装置の制御する制御系のブロック図を示す。
この図に示すように、制御装置50には、上記短レール
14のそれぞれに設けられているマイクロスイッチ16
と、筒状体15内側に配設されているマイクロスイッチ
25a〜25dとが接続されていて、これらのマイクロ
スイッチ16,25a〜25dからの信号が入力される
ようになっている一方、回転駆動装置40のギヤードモ
ータ42に接続されており、該ギヤードモータ42は上
記制御装置50によりその回転が制御されるようになっ
ている。また、この制御装置50は直前に指令した動作
を記憶し、上記マイクロスイッチ16より信号が入力さ
れると上記ギヤードモータ42に同じ動作を繰返すよう
指令することができるようになっている。
また、上記制御装置50には持ち運び自在の操作装置5
1が付属されており、この操作装置51と上記制御装置
50とは例えば光,電波等を媒体として必要なデータを
交換することができるようになっている。
該操作装置51には上記制御装置の電源をON,OFF
する電源スイッチ51aと、この制御装置50が記憶し
た所定の動作をクリアするリセットスイッチ51bが設
けられている。
また、この操作装置50にはアクチュエータ36を操作
すると共に停止部材29の状態を表示する点灯スイッチ
51c,51dが設けられている。そして、この「停
止」と表示されている点灯スイッチ51cを押圧する
と、上記アクチュエータ36の作動が停止されて該アク
チュエータ36のロッド36aはコイルスプリング38
の付勢力にて突出されることにより停止部材31の回動
が防止されると共に、この点灯スイッチ51cが点灯さ
れる。一方、「通過」と表示のある点灯スイッチ51d
を操作すると、上記ロッド36aが弾性体38の付勢力
に抗して後退され、上記停止部材31の回動が可能とな
ると共に、該点灯スイッチ51dが点灯されるようにな
っている。
また、上記操作装置50の操作が容易な部位には十字状
に形成されたシーソー型の点灯スイッチ51eが設けら
れている。この点灯スイッチ51eのそれぞれの押圧枝
には「東」「西」「南」「北」と、上記天井レール1に
表示されている方向と同じ文字が刻印されており、上記
ターンテーブル17の向きが点灯によって表示されるよ
うになっている。
即ち、第1図に示す如く、ターンテーブル17のレール
部23に設けられている停止部材29が、該ターンテー
ブル17の中心よりも「北」側に位置されて、上記吊り
滑車2が「南」側より該ターンテーブル17内へ進入す
ることが可能な状態では、ドグ27がマイクロスイッチ
25aのスイッチ部26aが押圧されてこの信号が上記
操作装置51へ送られることにより「南」の文字が刻印
された押圧枝が点灯されるよう構成されている。また、
この点灯スイッチ51eのいずれかの押圧枝が押圧すれ
ると、この押圧された文字に対応した方向へ上記ターン
テーブル17が回動し、この押圧された文字の方向から
上記吊り滑車2が該ターンテーブル17内へ進入するこ
とができるようになると共に、この押圧された押圧枝が
点灯されるよう構成されている。
次に、前述の構成による実施例の作用を説明する。
吊りパネル3を天井レール1に沿って部屋内の所望する
場所へ移動させる場合、吊り滑車2は、上記天井レール
1の分岐部に設けられている複数のターンテーブル17
を直進或いは屈曲して通過される。
まず、例えば「南」側の天井レール1に載置されている
吊り滑車2を、「北」側の天井レール1側へ、ターンテ
ーブル17を介して直進させる場合を説明する。
吊りパネル3を人手等にて力を加え、吊り滑車3の車輪
5を天井レール1を転動させることにより上記吊りパネ
ル3を移動させ、この吊りパネル3の移動方向前方の上
記吊り滑車3をクロスレール13へ近接させる。
そしてこの状態で上記吊りパネル3の移動を一端停止さ
せ、操作装置51の電源スイッチ51aを操作すること
により制御装置50の電源をONする。すると、点灯ス
イッチ51c,51dや点灯スイッチ51eが点灯さ
れ、停止部材29の状態、それにターンテーブル17の
回動方向の位置が表示される。
次いで、「停止」と表示されている点灯スイッチ51c
が点灯されている場合は、「通過」と表示されている点
灯スイッチ51dを押圧して、アクチュエータ36を作
動させる。するとこのアクチュエータ36のロッド36
aが後退される。また、該ロッド36aに係合されてい
る他のロッド35がコイルスプリング38の付勢力に抗
して後退され、該ロッド35の係止部35aが上記停止
部材31の係合部31bより退避されて該停止部材31
の回動が可能となる。
また、上記操作装置51に設けられているシーソー型の
点灯スイッチ51eを確認し、「南」以外の押圧枝が点
灯されている場合には、押圧枝を押圧することにより、
この「南」と表示されている押圧枝を点灯させる。する
と、この上記制御装置50によりギヤードモータ42の
作動が開始され、このギヤードモータ42の出力軸42
aが所定方向へ1回転乃至2回転の必要回数だけ回転さ
れる。その結果、ゼネバドライバ43によりゼネバホイ
ール45が90°乃至180°の必要角度所定の方向へ
回動されてこの回動がチェーン47を介してターンテー
ブル17へ伝達され、このターンテーブル17が回動さ
れる。
すると、第1図に示す如く、ベアリングケース19に固
定されたドグ27によりアイクロスイッチ25aのスイ
ッチ部26aが押圧されるため、このマイクロスイッチ
25aによる信号が上記操作装置51へ出力されて上記
シーソー型の点灯スイッチ51eに設けられている
「南」側の押圧枝が点灯されて、操作者に上記ターンテ
ーブル17の向きが知らされると共に、レール部23の
溝23aが上記「南」側の短レール14及び「北」側の
短レール14の溝14aに連通された状態で上記ギヤー
ドモータ42の回転が停止される。
この状態で、上記吊りパネル3に再び力を加え、該吊り
パネル3をターンテーブル17方向へ付勢する。する
と、上記吊り滑車2のフレーム4に設けられている摺動
部材6aにて案内されつつ該吊り滑車3が上記短レール
14へ移動され、次いで、筒状体15の開口部15a及
びターンテーブル17の開口部17aを介してレール部
23へ移動される。
第4図に示す如く、このレール部23には弾性体33に
て付勢された停止部材31が角孔32より突出され、こ
の角孔32の当接部32aに当接することにより停止さ
れている。しかし前述の如く、この停止部材31の回動
を防止するロッド35の係止部35aは、アクチュエー
タ36の作用にて係合部31bより後退されているた
め、停止部材31の上記レール部23より突出されてい
る部位に車輪5が当接すると、この車輪5の付勢力によ
り停止部材31が図に鎖線にて示す如く回動されること
により該車輪5の転動及び吊り滑車2の移動が妨げられ
ることはない。
この停止部材31は、上記車輪5が通過されると弾性体
33の付勢力により回動されて、上記角孔32の一端に
設定された当接部32aに当接して停止される。
その結果、この吊り滑車2は反対側の短レール14へ容
易に移動され、該短レール14を介して「北」側の天井
レール1へ移動される。また、上記吊りパネル3の進行
方向後方に位置する吊り滑車2も前述と同様の作用にて
「北」側の天井レール1へ移動され、上記吊りパネル3
がターンテーブル17を介して直進される動作が完了す
る。
次に、第9図を参照して上記吊りパネル3が、例えば
「南」側の天井レール1から「東」側の天井レール1側
へ屈曲して移動される場合の作用を説明する。
吊りパネル3の進行方向前方に位置する吊り滑車2がタ
ーンテーブル17に近接すると、前述したように制御装
置51の電源をONし、このターンテーブル17の回動
方向の位置が、第1図に示すように、レール部23より
突出されている停止部材29が該ターンテーブル17の
中心よりも「北」側に位置されている状態、即ち、第9
図(I)の状態であることを確認する。「北」側に位置
されていない場合には前述の如く操作装置51のシーソ
ー型点灯スイッチ51eの「南」と表示されている押圧
枝を押圧して上記ターンテーブル17を回動させ、停止
部材29の位置が該ターンテーブル17の中心よりも
「北」側に位置させる。
また、操作装置51の「停止」と表示されている点灯ス
イッチ51cを操作することによりアクチュエータ36
の作動を停止する。すると、コイルスプリング38の付
勢力により上記ロッド35が突出されて、このロッド3
5の先端部に設けられた係止部35aが上記停止部材3
1の係合部31bに係合される。この結果、上記停止部
材31の回動は防止される。
この状態で上記吊りパネル3を移動させて該吊りパネル
3の進行方向前方に位置する吊り滑車2を上記ターンテ
ーブル17のレール部23上へ移動させる(第9図(I
I)の状態)。すると、この吊り滑車2の車輪5が上記
停止部材31に当接することにより、該吊り滑車2の移
動が停止される。
次いで、上記操作装置51に設けられている点灯スイッ
チ51eの、「東」と表示されている押圧枝を押圧する
ことによりこの押圧枝を点灯させる。すると、上記ギヤ
ードモータ42の出力軸が所定方向へ1回転され、この
回転が上記チェーン47を介してターンテーブル17へ
伝達されることにより該ターンテーブル17が90°回
動され、レール部23の溝23aの、「南」側短レール
14に連通されていた側が「東」側短レール14に連通
される(第9図(III)の状態)。その結果、ドグ27
にて「北」側に設けられているマイクロスイッチ25b
のスイチ部26bが押圧されることにより上記点灯スイ
ッチ51eの「東」と表示されている押圧枝が点灯され
ると共に、上記ギヤードモータ42の回転が停止され
る。また、この状態が制御装置50に記憶される。
そしてこの状態で上記吊りパネル3の進行方向前方を
「東」側へ押圧すると、上記ターンテーブル17に載置
されていた吊り滑車2が「東」側短レール14を介して
「東」側の天井レール1へ移動される(第9図(IVの状
態)。
尚、この場合、上記吊り滑車2は吊りパネル3に対して
レール9の長さ分だけ移動が可能となっているため、吊
りパネル3の方向転換は容易に行うことが可能である。
上記「東」側短レール14を吊り滑車2が移動される際
には、吊りボルト7の太径部7aにて該「東」側短レー
ル14に配設されているマイクロスイッチ16のスイッ
チ部16aが押圧され、このマイクロスイッチ16によ
る信号が上記制御装置50へ出力される。
マイクロスイッチ16の信号が制御装置50に入力され
ると、この信号により上記吊り滑車2がターンテーブル
17のレール部23を離れたことが確認されて、上記制
御装置50により上記ギヤードモータ42の作動が開始
され、上記ターンテーブル17が元の位置に復帰される
(第9図(V)の状態)。
次いで上記吊りパネル3を付勢し、該吊りパネル3の移
動方向後方に位置する吊り滑車2を上記ターンテーブル
17のレール部23上に移動させる(第9図(VI)の状
態)。すると、この吊り滑車2の移動の際に、「南」側
に短レール14に配設されているマイクロスイッチ16
のスイッチ部16bが押圧され、この、マイクロスイッ
チ16による信号が上記制御装置50に出力されること
により、所定時間の経過後、即ち上記吊り滑車2がター
ンテーブル17内に達するに充分な時間の経過後に、該
ターンテーブル17が「東」側へ回動される(第9図
(VII)の状態)。
この状態で上記吊りパネル3を「東」側の天井レール1
方向へ付勢すると、第9図(VIII)に示す如く、該吊り
パネル3の移動方向が容易に変更される。
尚、本実施例では十字型に構成されたクロスレール13
を例にとって説明を行ったが、T字型やL字型のもので
も同様の作用により上記吊りパネル3の移動方向を変更
することが可能である。
また、本実施例ではそれぞれのターンテーブル17を操
作装置51にて操作するよう構成されているが、天井に
複数設けられているターンテーブル17を操作盤等によ
り一括してプログラミングするよう構成することも可能
である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案による吊りパネルの転載装
置は、吊り滑車が天井レールの分岐部にて凹部に落込む
ことがなく、走行方向の変更に多大な力を必要とせず、
また吊りパネルや吊り滑車の構造が複雑になることが回
避されるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は本考案の一実施例に係り、第1図は
転載装置の平面図、第2図は転載装置の側面図、第3図
はターンテーブルの平面図、第4図はターンテーブルの
側面図、第5図はターンテーブルの正面図、第6図は停
止装置の平面図、第7図は吊りパネルの側面図、第8図
は制御系のブロック図、第9図は転載装置の動作状態説
明図である。 1……天井レール 2……吊り滑車 3……吊りパネル 17……ターンテーブル 23……レール部 29……停止部材 40……回転駆動装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吊りパネルに設けられた回動可能な吊り滑
    車が走行自在に載置される天井レールの分岐部に、回動
    可能なターンテーブルを配設し、このターンテーブル
    に、上記天井レールの各分岐部端面に連通可能なレール
    部を設けると共に、上記ターンテーブルを所定角度回動
    させる回転駆動装置を該ターンテーブルに連設する一
    方、上記レール部に、上記吊り滑車の移動を停止し、該
    吊り滑車をターンテーブル内に保持する停止部材を退避
    可能に設けたことを特徴とする吊りパネルの転載装置。
JP8542889U 1989-05-16 1989-07-20 吊りパネルの転載装置 Expired - Lifetime JPH0613332Y2 (ja)

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JP5684389 1989-05-16
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