JPH0613322B2 - 比較的肉厚で非導電性材料からなる偏平状フィルム袋への液充填方法 - Google Patents

比較的肉厚で非導電性材料からなる偏平状フィルム袋への液充填方法

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JPH0613322B2
JPH0613322B2 JP2282317A JP28231790A JPH0613322B2 JP H0613322 B2 JPH0613322 B2 JP H0613322B2 JP 2282317 A JP2282317 A JP 2282317A JP 28231790 A JP28231790 A JP 28231790A JP H0613322 B2 JPH0613322 B2 JP H0613322B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は比較的肉厚で非導電性材料からなるラミネート
フィルム袋へ消毒液、薬液、飲料水又はジュースなどを
充填するさいに使用される液充填包装方法に関する。
(従来の技術) フィルム袋により液を充填包装するさい、装置の一定個
所に積層された偏平状のフィルム袋群の中から一つの袋
を袋取り出し手段を介して適時に取り出させ、次いで第
7図(a)に示すように吸盤手段1′、1′及びグリッパ
ー手段2′、2′を介して袋の対向状に密接した各開口
縁を離反させることにより同袋の開口部を大きく開口さ
せ、次いで該開口部から袋内にノズル管を挿入させるな
どして液の充填を行わせ、しかる後、熱シール手段によ
り各開口縁を熱シールさせるようにする処理は既に行わ
れている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、病院で消費される消毒液などはフラスコに分
割供給してレトルト殺菌したものをそのまま倉庫などに
保管しておき、必要に応じてこれを持ち出して使用する
ようにしている。そして、空となったフラスコは洗浄処
理された後、再び同様に消毒液などの容器として使用さ
れている。
このようなフラスコによる消毒液の取扱い処理ではフラ
スコが大きな収容場所を必要とすると共に再使用の度に
それを洗浄処理しなければならず、またフラスコが割れ
やすうことから簡易・迅速な取扱いが出来ないなどとい
った不便があり、能率的且つ経済的な処理は期待できな
い。
これを解消するには使い棄てのフィルム袋を容器として
使用することにより容器流れのワンウエイ化を図ると共
に同袋内に消毒液などを液充填装置で自動的に充填させ
ることが考えられ、出願人はこれを既存のフィルム袋及
び液充填装置を使って試験的に実施してみた。
このような処理にあってもフィルム袋に入れられた消毒
液は衛生上、レトルト殺菌されなければならないことに
変わりはないのであり、このためこれら袋を従来と同様
にレトルト殺菌釜内に入れて概略120℃に加熱したと
ころ、フィルム袋内の空気が加熱されて膨張しフィルム
袋が破れるという事態が発生したのである。
このため、出願人は既存袋のフィルム地よりもさらに厚
いラミネートフィルム地を用いた偏平状のフィルム袋を
使用して実施してみた。
そうすると、今度はフィルム地が厚いことに起因して液
充填装置の吸盤手段がフィルム袋の開口縁を引き離すこ
とが困難となる新たな現象が生じたのである。即ち第7
図(a)に示すように袋の開口縁を吸着した一対の吸盤手
段1′、1′を矢印方向f3へ離反させる前に、一対の
グリッパー手段2′、2′を矢印方向f4へ一定長だけ
近接移動させて開口縁に弛みを与えることにより開口縁
の離反が円滑となるようにするが、厚地の袋では各開口
縁が第7図(b)に示すようにウエーブ状に形状変化さ
れ、却ってその部分の強度が増大されて腰が強くなり、
それら相互の離反が極めて困難となる。このため、吸盤
手段1′、1′による袋の開口ミスが頻発し、能率的な
充填が不可能となってしまうのである。
このような事情の下でフィルム袋を用いて消毒液などを
合理的に取り扱うには、比較的厚地のフィルム袋であっ
ても開口縁を円滑に引き離すことができると共に消毒液
などを確実に充填できる手段が要請されるのである。
本発明は斯かる要請に応え得る液充填包装方法を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明では、対向した一対のグ
リッパー手段により偏平状のフィルム袋の各側縁を把持
させて同袋を液充填位置まで移動させ、次いで該袋の密
接された各開口縁を対向した一対の吸盤手段に吸着させ
た後に前記グリッパーによる袋の把持を解放させ、続い
て前記各吸盤手段を離反させることにより前記袋を開口
させ、次いで前記一対のグリッパーの間隔を一定長狭め
て再び同袋の各側縁を把持させ、その後該袋の開口を通
じて上方から同袋内にノズル管を挿入させると共に該ノ
ズル管を介して同袋内に液を供給させ、次いで該ノズル
管を抜き出した後に前記一対のグリッパーを原位置に復
帰させることにより開口された各開口縁を直状に緊張さ
せることを特徴とする。
このさい、フィルム袋を非導電性材料で形成し、且つノ
ズル管にはその先端及び側方を囲むようにU形導電線を
付設すると共に、液充填位置に保持されたフィルム袋の
各側面外方となる個所には一対の導電線を前記U形導電
線の挾み付け可能に配設し、一定時期での両導電線の直
接接触に関連して各グリッパーが前記袋を解放すると共
にノズル管からの液供給が行われないようにする。
(作用) 吸盤手段によりフィルム袋の各開口を離反させるさい、
一対のグリッパーは袋の各側縁を解放しているとから、
袋の各開口縁は強制的に形状変化されることはなくその
巾も自由に変化し得る状態となる。このため一対の吸盤
手段は厚地のフィルム袋であっても円滑に各開口縁を引
き離し確実に開口させ得るのである。
そして袋の開口された後は一対のグリッパーが近接移動
されて再び袋の各側縁を把持するのでノズル管の挿入や
液の供給時に袋が脱落するなどの支障は全く生じない。
また、フィルム袋内へノズル管を挿入するさいにノズル
管が開口を通じて正常に袋内に挿入されなかったときは
U形導電線とこれを挾み付けるように作動される導電線
とが直接接触するものとなる。これにより一対のグリッ
パーは袋を解放すると共にノズル管からの液充填も行わ
れないことから、液の無駄な袋外への流出は確実に防止
されるのである。
(実施例) 以下、本発明の具体的な実施例を図面により詳細に説明
する。
第1図及び第2図は液充填システムの側面図及び平面図
に係り、1は袋供給装置、2は吸盤式袋搬送装置、3は
グリッパー式袋搬送装置、4は液供給ノズル装置、5は
挟圧式熱シール装置そして6はベルトコンベア装置であ
る。
袋供給装置1は供給搬送始端p1に積層状に定置された
偏平状フィルム袋w群の一枚づつを適時に供給搬送終端
p2まで移送し得るようになされている。
偏平状フィルム袋wは収容対象物に適したものとなせば
良いのであり、本例では消毒液に適するものとなしてあ
る。即ち具体的には例えば一つの袋wの大きさを100
0cc、500c又は100ccなどとした各種容量のもの
を用意すると共にその巾も100mm150mmなどの数種
サイズとなす。また袋地は比較的厚地となした二層若し
くは三層のラミネートフィルムを使用し、二層のもので
は外層に厚さ12〜15μのPET(ポリエステル)そ
して内層に厚さ80μのPP(ポリプロピレン)を配し
て全体厚さを92〜97μとなし、また三層のものでは
通常、外層に厚さ12μのPET(ポリエステル)、中
層に厚さ15μのNN(ナイロン)そして内層に厚さ8
0μのPP(ポリプロピレン)を配して全体厚さを10
7μとなす。このさい巾が100mm程度の袋wでは通常
使用される袋地を使用すると剛性が大きくなり過ぎるた
め内層のPP(ポリプロピレン)の厚さを減じて全体厚
さを凡そ80μ程度に設定する。
吸盤式搬送装置2はフレームFに支承された揺動軸7と
該軸7にアーム8を介して固定されたエアーシリンダ9
と、該シリンダ9のピストンロッド9a先端部に固設さ
れた一対の吸盤10、10と、前記軸7に固定されたア
ーム11を介して同軸7を揺動駆動するためのエアーシ
リンダ12とからなっている。いま、一枚の袋wが供給
搬送終端p2に達すると、これに関連してエアーシリン
ダ12が短縮作動されて他のエアーシリンダ9が垂直姿
勢となる。次いで該シリンダ9が伸長作動されて吸盤1
0、10が袋wの一側面に当接されると吸盤10、10
は付与された負圧に依り袋wを吸着する。その後エアー
シリンダ12が伸長作動してエアーシリンダ9が水平姿
勢となされると、今度は該シリンダ9が伸長作動されて
吸盤10、10で吸着された状態の袋wを液供給ノズル
装置4の直下、即ち液充填位置p3まで搬送するものと
なる。以後は上記作動の繰り返しである。
グリッパー式袋搬送装置3は袋wの両側縁を把持するこ
とにより袋wを吊持したり、また吊持した袋wを水平移
動させるためのもので具体的には例えば次のようになさ
れる。即ち、13及び13はフレームに平行に固定され
た二本の案内棒である。該案内棒13、13には複数の
リング状摺動体14…が外嵌させてあり、これら摺動体
14…に支持台15が固定されてなる。16はフレーム
Fに固定された駆動用シリンダ装置で該装置により発生
される矢印方向f1の駆動力を結合部材17を介して前
記摺動体14…に伝達し得るようになしてある。他方前
記支持台15の上面側には案内棒13…と直交する方向
の二本の案内棒18、18が支持台15と一体に固定さ
せてある。そしてこれら案内棒18、18には二つの透
孔19a、19bを具備した一対の摺動部材19、19
が透孔19a、19bを介して外嵌されてなる。20は
前記案内棒18、18に固定された支持板である。該支
持板20には起立状の揺動軸21が設けてあって適宜な
駆動装置22により凡そ90度の範囲内で往復揺動され
るものとなしてある。そして前記揺動軸21には円板2
3を固定すると共に該円板23と前記摺動部材19、1
9の各々とを連結部材24、24を介して結合させ、前
記円板23が揺動変位されることで一対の摺動部材1
9、19が一定距離の範囲内で近接離反されるものとな
してある。また前記摺動部材19、19の一部は袋供給
装置1の側け張り出させてあって、各張出部位には二つ
の揺動縦軸25a、25bが設けてあり且つこれら各軸
25a、25bには歯車26a、26bを固定させて互
いに噛み合わせてなる。27a及び27bは前記各軸2
5a、25bに固定させたアームでその先端にはグリッ
パー28としての屈曲された一対の挟圧板28a、28
bが固着してある。しかして各摺動部材19の側方には
該部材19に軸29着されたエアーシリンダ30が設け
てあって、そのピストンロッド30aと前記軸27aに
固定されたアーム31とを結合させ、前記シリンダ30
の伸縮作動により挟圧板28a、28bが開閉作動され
るようになしてある。
液供給ノズル装置4はノズル管装置4aと袋開口装置4
bからなっている。
ここにノズル管装置4aは下端に噴出口を有するノズル
管32とその下端及び側方を包囲するように付設したU
形鋼線33とからなっていてこれらノズル管32及びU
形鋼線33は図示しないエアーシリンダで上下作動され
るものとなしてある。なお、ノズル管32には図示しな
い液供給用ポンプ装置から適量の消毒液が適時に供給さ
れるようになしてある。
また袋開口装置4bは袋wの対向状に当接された開口縁
を引き離して大きく開口させるためのもので具体的には
例えば次のようなものとなされる。即ち、34はフレー
ムに固定されたエアーシリンダで、該シリンダ34のピ
ストンロッド34aには支持部材35が固定させてあ
る。該支持部材35には4本の支持揺動軸36、37、
38、39と2本の中間揺動軸40、41が設けてあっ
て、両端の支持揺動軸36、39を除いた各揺動軸3
7、38、40、41には第3図に示すように何れも歯
車G1〜G4を固定して相互に噛み合わせてある。42
a及び42bは何れも吸盤43を具備した方形ブロック
で、各々は二本づつの揺動軸36及び37、38及び3
9から垂下させたリンク機構44…を介して吊持されて
なる。また前記揺動軸40にはアーム45を固定してこ
れをスプリング46で引張させてあり、また他の揺動軸
37にもアーム47を固定して楕円カム48に当接さ
せ、該カム48が駆動されることで二つのブロック42
a、42bが近接離反するようになしてある。また両端
に位置した各揺動軸36、39にもアーム49a、49
bを固定すると共にその先端に前記鋼線33と直交した
方向の鋼線50a、50bを止着し、第3図及び第4図
に示してあるエアーシリンダ51……やアーム51a…
…を用いるなどして各揺動軸36、39を対称揺動させ
て二つの鋼線50a及び50bを近接離反させるように
なすと共に両者が近接したときはその何れもが前記鋼線
33に直接接触し得るものとなし、且つこのような直接
接触状態では一方の鋼線50a、50bから他方の鋼線
33へ向けて通電されるようになしてある。
しかして上記グリッパー式袋搬送装置3及び液供給ノズ
ル装置4は次のように関連作動されるものとなしてあ
る。即ち、液充填位置p3に搬送された袋wの各側縁を
一対の各グリッパー28、28がエアーシリンダ30、
30の伸長作動により第5図に示すように把持し、これ
と同時に吸盤式袋搬送装置2の吸盤10、10がこれま
で吸着していた袋wを解放するものとなる。次いでエア
ーシリンダ34が伸長作動されると支持部材25が降下
されると共にこれが特定位置に達した時点でカム48が
駆動されて二つのブロック42a、42bが近接移動さ
れる。このため各ブロック42a、42bの吸盤43、
43は第5図に示すように袋wの各側面に当接されるも
のとなり、且つこれと同時にこれら吸盤43、43は負
圧を付与されて袋wの各開口縁を吸着するものとなる。
この後はエアーシリンダ30が短縮作動されて各グリッ
パー28、28が袋wの各側縁を解放し自由状態となす
のであり、さらにこれに関連して再びカム48が駆動さ
れて一対のブロック42a、42bが離反されるものと
なって吸盤43、43は各開口縁を第6図に示すように
大きく開口させるものとなる。このさい各開口縁はグリ
ッパー28、28による拘束を全く受けないことから容
易に変形することができ、開口ミスの発生が防止される
のである。なお開口された後では袋wの巾は一定寸法だ
け縮まった状態となる。
該状態に達した段階で、揺動軸21が凡そ90度揺動さ
れて二つのグリッパー28、28が適当寸法だけ近接さ
れ、巾の縮まった状態の袋wの各側縁を第6図に示すよ
うに再び把持するものとなる。
次いでノズル管32が図示のないエアーシリンダの作動
で第6図に示すように降下されて袋wの底まで達するも
のとなり、この降下のさいU形網線33は偏平状となっ
た袋wの各側面を両側に押し拡げるように作用するので
ある。そして一方ではエアーシリンダ51…の作動によ
り揺動軸36、39が対称揺動されて一対の鋼線50
a、50bが一時的に近接移動されるものとなり、ノズ
ル管32が袋w内に挿入された正常状態では該鋼線50
a、50bとU形鋼線33との間に袋wの側面を挟み付
けるものとなる。このさい袋wは非導電性材料で形成さ
れているから両鋼線33、50a及び50bは通電状態
とならず、装置全体は予定された作動をそのまま進行す
るものとなる。他方、ノズル管32が袋w内に挿入され
ないで袋wの側面外方に添って降下した異常状態では何
れか一方の鋼線50a又は50bがU形鋼線33と直接
接触するものとなって両鋼線33、50a及び50bは
通電状態となるのである。これにより装置は異常を検知
することができ、この検知によりグリッパー28、28
は袋wの把持を解放して袋wを落下させると共にノズル
管32からの液供給を取り止めるように作動するほか警
報などを発するものとなる。
この後、支持部材35はエアーシリンダ34の作動によ
り上方へ退避されるものとなり、ノズル管32が正常に
袋w内に挿入されている場合にはノズル管32から消毒
液が噴出されるものとなる。このさい、仮に袋wの側面
がU形鋼線33で押し拡げられていないとすれば液の自
重が袋に有効に働かないため厚地の袋wは液供給と共に
漸次立体化するものならず、液が開口から溢れ出す現象
を生じるのであるが、前述したように袋wはU形鋼線3
3で押し拡げられているためこのようなことは全く生じ
ない。また液は袋wの底部から供給されるため供給中に
空気を抱き込むことが少なく、泡の立ち易い消毒液など
であっても支障なく供給することができる。なお、本例
の充填薬液としては例えばヒビデンGの0.002〜
0.2%液、ヒビデンの0.05〜0.5%、ハイヤミ
ンT(10%濃度液)の400〜1000倍希釈液又は
オスバンの0.002〜0.005%液などが対象とな
る。
上記のように袋w内への消毒液の供給が終了すると、今
度は揺動軸21が復帰されるものとなって一対のグリッ
パー28、28は再び元の状態まで離反移動されるもの
となり、これにより袋wの各開口縁は巾方向の引張力を
付与され直状に緊張された状態となる。このため袋wの
上部は偏平化されて内方の余分な空気が外方へ排除され
る。なお、このことは後のレトルト殺菌に於いて袋wの
破裂の原因となる空気の膨張を阻止するものとなる。
次いでグリッパー28、28は袋wを吊持した状態で熱
シール装置5まで搬送するのである。このさい支持台1
5に固定された係止板52(第5図又は第6図参照)は
袋wの側面を押して袋wの揺動を阻止する。
挟圧式熱シール装置5はヒーターを内蔵した固定挟み付
け体53とエアーシリンダ54で作動される可動挟み付
け体55からなっている。両挟み付け体53、54は開
放状態となってシールすべき袋wを待つのであって、前
記グリッパー28、28が熱シール位置まで袋wを搬送
したときエアーシリンダ53の伸長作動により袋wの開
口縁を一時的に挟圧して熱シールするのである。
かくして袋wの液充填包装が終了すると、グリッパー2
8、28は袋wを解放して落下させ、原位置に復帰す
る。
そして落下された袋wはベルトコンベア装置6に達し、
該装置6により矢印方向f2へ搬出される。
(発明の効果) 本発明は以上の通り、比較的肉厚な非導電性材料のフィ
ルム袋に対し円滑且つ確実に液を充填し得るものとなる
のである。
このため、レトルト殺菌処理に耐え得る程度の厚地とな
したフィルム袋内に消毒液などを機械力で能率的に充填
包装することが可能となり、病院に於ける消毒液の取扱
を極めて経済的なものとなすのである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明に係り、第1図は側面図、第2
図は平面図、第3図は要部の斜視図、第4図は袋開口装
置の一部を示す図、第5図及び第6図は液充填状態を示
す説明図であり、第7図(a)及び(b)は従来例を示す図で
ある。 w……フィルム袋、p3……液充填位置、10……吸
盤、28……グリッパー手段、32……ノズル管、33
……U形導電線、50a及び50b……導電線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向した一対のグリッパー手段により偏平
    状をなし且つ非導電性材料からなるフィルム袋の各側縁
    を把持させて同袋を液充填位置まで移動させ、次いで該
    袋の密接させた各開口縁を対向した一対の吸盤手段に吸
    着させた後に前記グリッパーによる袋の把持を解放さ
    せ、続いて前記各吸盤手段を離反させることにより前記
    袋を開口させ、一方、前記一対のグリッパーの間隔を一
    定長狭めて再び同袋の各側縁を把持させ、その後該袋の
    開口を通じて上方から同袋内にその先端及び側方を取り
    囲むようにU形導電線を付設したノズル管を挿入させる
    と共に該ノズル管を介して同袋内に液を供給させ、他
    方、液充填位置に保持されたフィルム袋の各側方となる
    個所には一対の導電線を前記U形導電線の挾み付け可能
    に配設し、次いで該ノズル管を抜き出すと共に一対のグ
    リッパーを原位置に復帰させることにより開口された各
    開口縁を直状に緊張させることを特徴とする比較的肉厚
    で非導性材料からなる偏平状フィルム袋への液充填包装
    方法。
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