JPH06132977A - Atmスイッチ - Google Patents
AtmスイッチInfo
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- JPH06132977A JPH06132977A JP28297892A JP28297892A JPH06132977A JP H06132977 A JPH06132977 A JP H06132977A JP 28297892 A JP28297892 A JP 28297892A JP 28297892 A JP28297892 A JP 28297892A JP H06132977 A JPH06132977 A JP H06132977A
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- Japan
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- output
- outgoing
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- Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ATMスイッチにおいて、セルどうしの衝突
によるセル損失をなくするもしくは小さくする。 【構成】 入回線バッファと出回線バッファを設け、出
回線バッファにセルがその収容能力を越えて到着し、廃
棄された場合は、セルの送出元にその旨を通知する。セ
ルの送出元である入回線バッファではその通知を受け取
ると廃棄されたセルを出回線バッファに収容されるまで
繰り返し送出し続ける。 【効果】 高いスループットのATM交換装置が実現で
きる。
によるセル損失をなくするもしくは小さくする。 【構成】 入回線バッファと出回線バッファを設け、出
回線バッファにセルがその収容能力を越えて到着し、廃
棄された場合は、セルの送出元にその旨を通知する。セ
ルの送出元である入回線バッファではその通知を受け取
ると廃棄されたセルを出回線バッファに収容されるまで
繰り返し送出し続ける。 【効果】 高いスループットのATM交換装置が実現で
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル通信交換装置に
利用する。特に、ATM(非同期転送モード)交換装置
のスループット改善技術に関する。
利用する。特に、ATM(非同期転送モード)交換装置
のスループット改善技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ISDN網の普及によりデジタル情報通
信もさまざまな方式が実用化されている。その中でもA
TMはどのような通信情報でも扱える優れた方式であ
る。
信もさまざまな方式が実用化されている。その中でもA
TMはどのような通信情報でも扱える優れた方式であ
る。
【0003】図6を参照して従来例を説明する。図6は
従来例装置のブロック図である。図6はスイッチ規模8
×8のATMスイッチ3であり、入回線11 〜18 から
入力されるセルは、各ATMスイッチエレメント5ij
(i、jは整数、1≦i≦4、1≦j≦3)において、
ヘッダに付与された宛先情報にしたがいスイッチングさ
れて所望する出回線21 〜28 に出力される。
従来例装置のブロック図である。図6はスイッチ規模8
×8のATMスイッチ3であり、入回線11 〜18 から
入力されるセルは、各ATMスイッチエレメント5ij
(i、jは整数、1≦i≦4、1≦j≦3)において、
ヘッダに付与された宛先情報にしたがいスイッチングさ
れて所望する出回線21 〜28 に出力される。
【0004】入回線17 より入力されたセルは、ヘッダ
に出力回線のアドレスを有している。いま、ヘッダに出
回線26 のアドレス(101)が記録されているとき、
1段目のATMスイッチエレメント541ではアドレス
の第一ビット(1)を抽出し、2段目のATMスイッチ
エレメント542ではアドレスの第二ビット(0)を抽
出し、3段目のATMスイッチエレメント533ではア
ドレスの第三ビット(1)を抽出する。それぞれのAT
Mスイッチエレメント5ijでは、該当するヘッダの情
報が「0」ならば上の出力ポート、「1」ならば下の出
力ポートにセルをセルフルーティングする。すなわち、
ATMスイッチエレメント541→542→533を介
してセルは所望の出回線26 (101)に出力される。
に出力回線のアドレスを有している。いま、ヘッダに出
回線26 のアドレス(101)が記録されているとき、
1段目のATMスイッチエレメント541ではアドレス
の第一ビット(1)を抽出し、2段目のATMスイッチ
エレメント542ではアドレスの第二ビット(0)を抽
出し、3段目のATMスイッチエレメント533ではア
ドレスの第三ビット(1)を抽出する。それぞれのAT
Mスイッチエレメント5ijでは、該当するヘッダの情
報が「0」ならば上の出力ポート、「1」ならば下の出
力ポートにセルをセルフルーティングする。すなわち、
ATMスイッチエレメント541→542→533を介
してセルは所望の出回線26 (101)に出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
式では同一宛先を有するセル間で衝突が生じ、さらに出
力宛先が異なるセル間においても同一リンクを通る場合
に内部リンクで衝突が生じる。
式では同一宛先を有するセル間で衝突が生じ、さらに出
力宛先が異なるセル間においても同一リンクを通る場合
に内部リンクで衝突が生じる。
【0006】図7は内部リンク衝突を示す図である。入
回線11 には、セル周期T1にセルAが入力され、セル
周期T2にセルCが入力される。入回線13 には、セル
周期T1にセルBが入力され、セル周期T2にセルDが
入力される。セル周期T1ではセルAおよびBが同一の
出力宛先(000)を持つため、どちらかのセルAまた
はBが廃棄される。この例ではセルBが廃棄された。こ
の場合の衝突は1段目のATMスイッチエレメント51
1の段階ですでに発生している。最初の1ビットがどち
らも「0」でありATMスイッチエレメント511の出
力側で衝突する。同様に、セル周期T2において入力さ
れるセルCおよびDは、異なる出力宛先であるにも係わ
らず1段目のスイッチエレメント511で衝突し、どち
らかのセルCまたはDが廃棄される。ここでは、セルD
が廃棄された。
回線11 には、セル周期T1にセルAが入力され、セル
周期T2にセルCが入力される。入回線13 には、セル
周期T1にセルBが入力され、セル周期T2にセルDが
入力される。セル周期T1ではセルAおよびBが同一の
出力宛先(000)を持つため、どちらかのセルAまた
はBが廃棄される。この例ではセルBが廃棄された。こ
の場合の衝突は1段目のATMスイッチエレメント51
1の段階ですでに発生している。最初の1ビットがどち
らも「0」でありATMスイッチエレメント511の出
力側で衝突する。同様に、セル周期T2において入力さ
れるセルCおよびDは、異なる出力宛先であるにも係わ
らず1段目のスイッチエレメント511で衝突し、どち
らかのセルCまたはDが廃棄される。ここでは、セルD
が廃棄された。
【0007】このように、出力宛先が同一のセルどうし
の他にも、出力宛先が異なるセルどうしでも内部リンク
共有のため衝突が発生してセル損失が大きくなる。
の他にも、出力宛先が異なるセルどうしでも内部リンク
共有のため衝突が発生してセル損失が大きくなる。
【0008】本発明は、このような背景に行われたもの
であり、複数のセル間の衝突によるセル損失をなくしま
たは小さくして高いスループットを実現できるATMス
イッチを提供することを目的とする。
であり、複数のセル間の衝突によるセル損失をなくしま
たは小さくして高いスループットを実現できるATMス
イッチを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数N個の入
回線と複数M個の出回線とを収容し、この入回線から入
力されたセルのヘッダ情報をもとに前記出回線にこのセ
ルの交換接続を行うATMスイッチである。
回線と複数M個の出回線とを収容し、この入回線から入
力されたセルのヘッダ情報をもとに前記出回線にこのセ
ルの交換接続を行うATMスイッチである。
【0010】ここで、本発明の特徴とするところは前記
N個の入回線をそれぞれ書込入力とするN個の入回線バ
ッファと、前記M個の出回線をそれぞれ読出出力とする
M個の出回線バッファと、この入回線バッファの読出出
力およびこの出回線バッファの書込入力を結合する内部
リンクとを備え、前記入回線バッファの読出速度および
前記出回線バッファの書込速度は前記入回線バッファの
書込速度のK倍(ただしK≧1)であり、各出回線バッ
ファの残り容量を検出する手段と、この検出する手段の
検出出力にしたがってその残り容量の小さい出回線バッ
ファへのセル送出を前記内部リンクの入り側で制限する
手段とを備えたところにある。
N個の入回線をそれぞれ書込入力とするN個の入回線バ
ッファと、前記M個の出回線をそれぞれ読出出力とする
M個の出回線バッファと、この入回線バッファの読出出
力およびこの出回線バッファの書込入力を結合する内部
リンクとを備え、前記入回線バッファの読出速度および
前記出回線バッファの書込速度は前記入回線バッファの
書込速度のK倍(ただしK≧1)であり、各出回線バッ
ファの残り容量を検出する手段と、この検出する手段の
検出出力にしたがってその残り容量の小さい出回線バッ
ファへのセル送出を前記内部リンクの入り側で制限する
手段とを備えたところにある。
【0011】前記検出する手段は、前記出回線バッファ
の残り容量がほぼ零となる第一のしきい値および前記出
回線バッファの残り容量が所定量となる第二のしきい値
をそれぞれ検出する手段を含み、前記制限する手段は、
前記出回線バッファの残り容量が前記第一のしきい値に
達した出回線バッファに対しては新しいセル送出を禁止
し、前記出回線バッファの残り容量が第二のしきい値に
回復した出回線バッファに対してはそのセル送出の禁止
を解除する手段を含むことが望ましい。
の残り容量がほぼ零となる第一のしきい値および前記出
回線バッファの残り容量が所定量となる第二のしきい値
をそれぞれ検出する手段を含み、前記制限する手段は、
前記出回線バッファの残り容量が前記第一のしきい値に
達した出回線バッファに対しては新しいセル送出を禁止
し、前記出回線バッファの残り容量が第二のしきい値に
回復した出回線バッファに対してはそのセル送出の禁止
を解除する手段を含むことが望ましい。
【0012】前記入回線バッファの読出出力に送出した
セルの複写を保持する手段を備え、前記制限する手段に
よりセルの送出を制限されている前記入回線バッファは
その複写の内容を繰り返して送出する手段を含むことが
望ましい。
セルの複写を保持する手段を備え、前記制限する手段に
よりセルの送出を制限されている前記入回線バッファは
その複写の内容を繰り返して送出する手段を含むことが
望ましい。
【0013】また、前記入回線バッファの読出速度およ
び前記出回線バッファの書込速度は前記入回線バッファ
の書込速度より大きい(すなわちK>1であってK≠
1)構成とすることもできる(請求項4)。この場合は
バッファの残量を検出し残量に応じてセル送出を制限す
る手段がなくとも、スループットを向上する効果があ
る。
び前記出回線バッファの書込速度は前記入回線バッファ
の書込速度より大きい(すなわちK>1であってK≠
1)構成とすることもできる(請求項4)。この場合は
バッファの残量を検出し残量に応じてセル送出を制限す
る手段がなくとも、スループットを向上する効果があ
る。
【0014】
【作用】到着したセルは入回線バッファに蓄えられ、ヘ
ッダから出力宛先情報が抽出されてその出回線に接続さ
れた内部リンクに送出される。この内部リンクは入回線
バッファ数をNとすれば、一つの出回線バッファとN対
1対応に接続される。これにより、内部リンクにおける
セル衝突を回避できる。この出回線バッファがM個あれ
ば内部リンク数はN×M本になる。
ッダから出力宛先情報が抽出されてその出回線に接続さ
れた内部リンクに送出される。この内部リンクは入回線
バッファ数をNとすれば、一つの出回線バッファとN対
1対応に接続される。これにより、内部リンクにおける
セル衝突を回避できる。この出回線バッファがM個あれ
ば内部リンク数はN×M本になる。
【0015】出回線バッファの書込速度は入力セル周期
のK倍の速度である。このKの値はK≧1であれば任意
だがK≧Nとすれば、N個の入回線バッファから一つの
出回線バッファに対してセルが同時に転送されても出回
線バッファはそのすべてを書込むことができる。しか
し、さらに次のタイミングで同様にN個の入回線バッフ
ァから一つの出回線バッファに対してセルが転送されれ
ば、それらのセルはこの出回線バッファに収容できな
い。
のK倍の速度である。このKの値はK≧1であれば任意
だがK≧Nとすれば、N個の入回線バッファから一つの
出回線バッファに対してセルが同時に転送されても出回
線バッファはそのすべてを書込むことができる。しか
し、さらに次のタイミングで同様にN個の入回線バッフ
ァから一つの出回線バッファに対してセルが転送されれ
ば、それらのセルはこの出回線バッファに収容できな
い。
【0016】このような事態を回避するために、出回線
バッファにはバッファ容量を検出するため、第一のしき
い値(ほとんど零または零)が設けられ、この第一のし
きい値と等しいバッファ容量になったときは、送出元の
入回線バッファに対してバッファ容量零信号を返送す
る。
バッファにはバッファ容量を検出するため、第一のしき
い値(ほとんど零または零)が設けられ、この第一のし
きい値と等しいバッファ容量になったときは、送出元の
入回線バッファに対してバッファ容量零信号を返送す
る。
【0017】これを受けて入回線バッファではバッファ
容量零信号が解除されるまでの間、バッファ容量零信号
受信直前に送出したセルを繰り返し送出し続ける。この
繰り返し送出されるセルは入回線バッファのコピーレジ
スタによりコピーされたセルである。
容量零信号が解除されるまでの間、バッファ容量零信号
受信直前に送出したセルを繰り返し送出し続ける。この
繰り返し送出されるセルは入回線バッファのコピーレジ
スタによりコピーされたセルである。
【0018】出回線バッファでは、バッファ容量零信号
を解除するための第二のしきい値が設けられている。こ
の第二のしきい値は、バッファ容量がある程度残ってい
る位置に設けられており、バッファ容量が第二のしきい
値よりも大きくなると出回線バッファはバッファ容量零
信号を解除する。これを受けて入回線バッファは次に待
機しているセルの送出を再開する。これにより、ATM
スイッチ内におけるセル間の衝突をなくするまたは小さ
くできる。
を解除するための第二のしきい値が設けられている。こ
の第二のしきい値は、バッファ容量がある程度残ってい
る位置に設けられており、バッファ容量が第二のしきい
値よりも大きくなると出回線バッファはバッファ容量零
信号を解除する。これを受けて入回線バッファは次に待
機しているセルの送出を再開する。これにより、ATM
スイッチ内におけるセル間の衝突をなくするまたは小さ
くできる。
【0019】
【実施例】本発明実施例の構成を図1ないし図3を参照
して説明する。図1は本発明実施例装置の全体構成図で
ある。図2は入回線バッファの内部構成図である。図3
は出回線バッファの内部構成図である。
して説明する。図1は本発明実施例装置の全体構成図で
ある。図2は入回線バッファの内部構成図である。図3
は出回線バッファの内部構成図である。
【0020】本発明は、8個の入回線11 〜18 と8個
の出回線21 〜28 とを収容し、この入回線11 〜18
から入力されたセルAのヘッダHの情報をもとに出回線
21〜28 にこのセルAの交換接続を行うATMスイッ
チ3である。
の出回線21 〜28 とを収容し、この入回線11 〜18
から入力されたセルAのヘッダHの情報をもとに出回線
21〜28 にこのセルAの交換接続を行うATMスイッ
チ3である。
【0021】8個の入回線11 〜18 をそれぞれ書込入
力とする8個の入回線バッファ51〜58 と、8個の出
回線21 〜28 をそれぞれ読出出力とする8個の出回線
バッファ61 〜68 と、この入回線バッファ51 〜58
の読出出力およびこの出回線バッファ61 〜68 の書込
入力を結合する内部リンク網7とを備え、入回線バッフ
ァ51 〜58 の読出速度および出回線バッファ61 〜6
8 の書込速度は入回線バッファ51 〜58 の書込速度の
K倍(ただしK≧1)であり、各出回線バッファ61 〜
68 の残り容量を検出する手段である比較回路15およ
びしきい値メモリ17と、この比較回路15の検出出力
にしたがってその残り容量の小さい出回線バッファ61
〜68 へのセル送出を内部リンク網7の入り側で制限す
る手段であるコピーレジスタ12とを備えたところにあ
る。内部リンク網7はハードウェア・マトリクススイッ
チである。アドレス振分回路81 〜82 は到来セルのア
ドレスを読み、このマトリクススイッチを制御する制御
回路である。
力とする8個の入回線バッファ51〜58 と、8個の出
回線21 〜28 をそれぞれ読出出力とする8個の出回線
バッファ61 〜68 と、この入回線バッファ51 〜58
の読出出力およびこの出回線バッファ61 〜68 の書込
入力を結合する内部リンク網7とを備え、入回線バッフ
ァ51 〜58 の読出速度および出回線バッファ61 〜6
8 の書込速度は入回線バッファ51 〜58 の書込速度の
K倍(ただしK≧1)であり、各出回線バッファ61 〜
68 の残り容量を検出する手段である比較回路15およ
びしきい値メモリ17と、この比較回路15の検出出力
にしたがってその残り容量の小さい出回線バッファ61
〜68 へのセル送出を内部リンク網7の入り側で制限す
る手段であるコピーレジスタ12とを備えたところにあ
る。内部リンク網7はハードウェア・マトリクススイッ
チである。アドレス振分回路81 〜82 は到来セルのア
ドレスを読み、このマトリクススイッチを制御する制御
回路である。
【0022】この内部リンク網7はマトリクススイッチ
の他、バニアン網、ハイウェイでも実現できる。
の他、バニアン網、ハイウェイでも実現できる。
【0023】図2に示すように、入回線バッファ51 〜
58 は、FIFO10および1セル分のコピーレジスタ
12、タイマ16、制御回路14により構成される。F
IFO10は到着したセルAを入力セル周期Tの8倍の
速度で読出し、内部リンク網7に送出する。内部リンク
網7の入力側にはアドレス振分回路81 〜88 が備えら
れ、ヘッダHの宛先情報から出力宛先を識別して方路選
択を行う。
58 は、FIFO10および1セル分のコピーレジスタ
12、タイマ16、制御回路14により構成される。F
IFO10は到着したセルAを入力セル周期Tの8倍の
速度で読出し、内部リンク網7に送出する。内部リンク
網7の入力側にはアドレス振分回路81 〜88 が備えら
れ、ヘッダHの宛先情報から出力宛先を識別して方路選
択を行う。
【0024】図3に示すように、出回線バッファ61 〜
68 は、FIFO11、しきい値メモリ17、比較回路
15、制御回路20により構成される。内部リンク411
〜481から入力されるセルを入力セル周期Tの8倍の速
度で書込み、それを1/8倍して出回線21 に出力す
る。すなわち、出回線21 には入力セル周期Tでセルを
送出する。
68 は、FIFO11、しきい値メモリ17、比較回路
15、制御回路20により構成される。内部リンク411
〜481から入力されるセルを入力セル周期Tの8倍の速
度で書込み、それを1/8倍して出回線21 に出力す
る。すなわち、出回線21 には入力セル周期Tでセルを
送出する。
【0025】次に、図4を参照して第一および第二のし
きい値を説明する。図4は第一および第二のしきい値を
示す図である。出回線バッファ61 〜68 は、あらかじ
め設定された第一および第二のしきい値を持ち、第一の
しきい値はバッファ容量零の位置を示している。第二の
しきい値はバッファ容量に新たなセルを受入れられる余
裕のある位置を示している。出回線バッファ61 〜68
に蓄積されたセルの量が第一のしきい値と等しくなった
とき、図示しないバスを介してバッファ容量零信号30
が入回線バッファ51 〜58 に返送される。その後、セ
ルが出回線21〜28 に送出され、バッファ容量が減少
して第二のしきい値まで達するとバッファ容量零信号の
入回線バッファ51 〜58 に対する返送は停止される。
バッファ容量零信号30の返送は、バスを用いる他にも
内部リンク網7を用いて逆送する構成とすることもでき
る。
きい値を説明する。図4は第一および第二のしきい値を
示す図である。出回線バッファ61 〜68 は、あらかじ
め設定された第一および第二のしきい値を持ち、第一の
しきい値はバッファ容量零の位置を示している。第二の
しきい値はバッファ容量に新たなセルを受入れられる余
裕のある位置を示している。出回線バッファ61 〜68
に蓄積されたセルの量が第一のしきい値と等しくなった
とき、図示しないバスを介してバッファ容量零信号30
が入回線バッファ51 〜58 に返送される。その後、セ
ルが出回線21〜28 に送出され、バッファ容量が減少
して第二のしきい値まで達するとバッファ容量零信号の
入回線バッファ51 〜58 に対する返送は停止される。
バッファ容量零信号30の返送は、バスを用いる他にも
内部リンク網7を用いて逆送する構成とすることもでき
る。
【0026】次に、図5を参照して本発明実施例の動作
を説明する。図5は本発明実施例装置の動作を示すタイ
ムチャートである。それぞれの出回線バッファ61 〜6
8 は、入回線バッファ11 〜18 分の内部リンク411〜
488を備えることにより、セル衝突のない内部リンク網
7を構成している。
を説明する。図5は本発明実施例装置の動作を示すタイ
ムチャートである。それぞれの出回線バッファ61 〜6
8 は、入回線バッファ11 〜18 分の内部リンク411〜
488を備えることにより、セル衝突のない内部リンク網
7を構成している。
【0027】タイミングt1において、入回線バッファ
51 のFIFO10の先頭セルAをコピーレジスタ12
がコピーして信号線41 を介して内部リンク網7に入力
セル周期Tの8倍の速度で送出する。この間タイマ16
は計時を続け、セルAを送出するとリセットされる。
51 のFIFO10の先頭セルAをコピーレジスタ12
がコピーして信号線41 を介して内部リンク網7に入力
セル周期Tの8倍の速度で送出する。この間タイマ16
は計時を続け、セルAを送出するとリセットされる。
【0028】タイミングt2において同様の手順で、入
回線バッファ51 からセルBが出回線バッファ61 に送
出される。しかし、このとき出回線バッファ61 のバッ
ファ容量が零であり、バッファ容量零信号30が出回線
バッファ61 から入回線バッファ51 に返送される。
回線バッファ51 からセルBが出回線バッファ61 に送
出される。しかし、このとき出回線バッファ61 のバッ
ファ容量が零であり、バッファ容量零信号30が出回線
バッファ61 から入回線バッファ51 に返送される。
【0029】このバッファ容量零信号30の発生手順を
説明すると、出回線バッファ61 の比較回路15は、し
きい値メモリ17に記録された第一および第二のしきい
値とFIFO11のバッファ容量とを比較し、第一のし
きい値とバッファ容量が等しくなったとき、制御回路2
0は到着したセルを廃棄する。さらに、この廃棄された
セルの送出元である入回線バッファ51 にバッファ容量
零信号30を返送する。
説明すると、出回線バッファ61 の比較回路15は、し
きい値メモリ17に記録された第一および第二のしきい
値とFIFO11のバッファ容量とを比較し、第一のし
きい値とバッファ容量が等しくなったとき、制御回路2
0は到着したセルを廃棄する。さらに、この廃棄された
セルの送出元である入回線バッファ51 にバッファ容量
零信号30を返送する。
【0030】入回線バッファ51 のタイマ16が計時を
始めてあらかじめ定められた時間内に出回線バッファ6
1 からのバッファ容量零信号30を受信すると、これを
受けた入回線バッファ51 は、タイミングt3において
再度セルBを送出する。
始めてあらかじめ定められた時間内に出回線バッファ6
1 からのバッファ容量零信号30を受信すると、これを
受けた入回線バッファ51 は、タイミングt3において
再度セルBを送出する。
【0031】出回線バッファ61 が蓄積されたセルを出
回線21 から送出して第二のしきい値までバッファ容量
が回復すると、制御回路20はバッファ容量零信号30
の返送を停止する。
回線21 から送出して第二のしきい値までバッファ容量
が回復すると、制御回路20はバッファ容量零信号30
の返送を停止する。
【0032】バッファ容量零信号30が停止されると、
入回線バッファ51 のFIFO10の次の先頭セルCが
コピーレジスタ12にコピーされ、タイミングt4にお
いて、入回線バッファ51 は次のセルCを内部リンク網
7に入力セル周期Tの8倍の速度で送出する。以上の動
作を繰り返して本発明実施例装置のATMスイッチ3は
セルの交換接続をセル損失なく行う。
入回線バッファ51 のFIFO10の次の先頭セルCが
コピーレジスタ12にコピーされ、タイミングt4にお
いて、入回線バッファ51 は次のセルCを内部リンク網
7に入力セル周期Tの8倍の速度で送出する。以上の動
作を繰り返して本発明実施例装置のATMスイッチ3は
セルの交換接続をセル損失なく行う。
【0033】本発明実施例の方式は、ATMスイッチ3
の内部リンク網7に衝突が発生する構成のものでも効果
があり適用が可能である。
の内部リンク網7に衝突が発生する構成のものでも効果
があり適用が可能である。
【0034】入回線バッファ51 〜58 および出回線バ
ッファ61 〜68 におけるセル読出速度およびセル書込
速度は本発明実施例では入力セル周期Tの8倍としたが
任意の速度で構成することができる。
ッファ61 〜68 におけるセル読出速度およびセル書込
速度は本発明実施例では入力セル周期Tの8倍としたが
任意の速度で構成することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればA
TMスイッチにおいて複数のセル間の衝突によるセル損
失をなくするもしくは小さくすることができる。これに
より、高いスループットのATM交換装置を実現するこ
とができる。
TMスイッチにおいて複数のセル間の衝突によるセル損
失をなくするもしくは小さくすることができる。これに
より、高いスループットのATM交換装置を実現するこ
とができる。
【図1】本発明実施例の全体構成図。
【図2】本発明実施例の動作を示すタイムチャート。
【図3】第一および第二のしきい値を示す図。
【図4】入回線バッファの内部構成を示す図。
【図5】出回線バッファの内部構成を示す図。
【図6】従来例の構成図。
【図7】従来例の動作を示すタイムチャート。
11 〜18 入回線 21 〜28 出回線 3 ATMスイッチ 41 〜48 信号線 411〜488 内部リンク 51 〜58 入回線バッファ 511〜543ATMスイッチエレメント 61 〜68 出回線バッファ 7 内部リンク網 81 〜88 アドレス振分回路 10、11 FIFO 12 コピーレジスタ 14、20 制御回路 15 比較回路 16 タイマ 17 しきい値メモリ 30 バッファ容量零信号
Claims (4)
- 【請求項1】 複数N個の入回線と複数M個の出回線と
を収容し、この入回線から入力されたセルのヘッダ情報
をもとに前記出回線にこのセルの交換接続を行うATM
スイッチにおいて、 前記N個の入回線をそれぞれ書込入力とするN個の入回
線バッファと、 前記M個の出回線をそれぞれ読出出力とするM個の出回
線バッファと、 この入回線バッファの読出出力およびこの出回線バッフ
ァの書込入力を結合する内部リンクとを備え、 前記入回線バッファの読出速度および前記出回線バッフ
ァの書込速度は前記入回線バッファの書込速度のK倍
(ただしK≧1)であり、 各出回線バッファの残り容量を検出する手段と、 この検出する手段の検出出力にしたがってその残り容量
の小さい出回線バッファへのセル送出を前記内部リンク
の入り側で制限する手段とを備えたことを特徴とするA
TMスイッチ。 - 【請求項2】 前記検出する手段は、前記出回線バッフ
ァの残り容量がほぼ零となる第一のしきい値および前記
出回線バッファの残り容量が所定量となる第二のしきい
値をそれぞれ検出する手段を含み、 前記制限する手段は、前記出回線バッファの残り容量が
前記第一のしきい値に達した出回線バッファに対しては
新しいセル送出を禁止し、前記出回線バッファの残り容
量が第二のしきい値に回復した出回線バッファに対して
はそのセル送出の禁止を解除する手段を含む請求項1記
載のATMスイッチ。 - 【請求項3】 前記入回線バッファの読出出力に送出し
たセルの複写を保持する手段を備え、 前記制限する手段によりセルの送出を制限されている前
記入回線バッファはその複写の内容を繰り返して送出す
る手段を含む請求項1または2記載のATMスイッチ。 - 【請求項4】 複数N個の入回線と複数M個の出回線と
を収容し、この入回線から入力されたセルのヘッダ情報
をもとに前記出回線にこのセルの交換接続を行うATM
スイッチにおいて、 前記N個の入回線をそれぞれ書込入力とするN個の入回
線バッファと、 前記M個の出回線をそれぞれ読出出力とするM個の出回
線バッファと、 この入回線バッファの読出出力およびこの出回線バッフ
ァの書込入力を結合する内部リンクとを備え、 前記入回線バッファの読出速度および前記出回線バッフ
ァの書込速度は前記入回線バッファの書込速度より大き
いことを特徴とするATMスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28297892A JPH06132977A (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | Atmスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28297892A JPH06132977A (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | Atmスイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06132977A true JPH06132977A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17659612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28297892A Pending JPH06132977A (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | Atmスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06132977A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009290297A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Fujitsu Ltd | 通信装置および通信装置の制御方法 |
-
1992
- 1992-10-21 JP JP28297892A patent/JPH06132977A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009290297A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Fujitsu Ltd | 通信装置および通信装置の制御方法 |
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