JPH06132200A - 露光装置 - Google Patents
露光装置Info
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- JPH06132200A JPH06132200A JP4280319A JP28031992A JPH06132200A JP H06132200 A JPH06132200 A JP H06132200A JP 4280319 A JP4280319 A JP 4280319A JP 28031992 A JP28031992 A JP 28031992A JP H06132200 A JPH06132200 A JP H06132200A
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- silicon wafer
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70058—Mask illumination systems
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70691—Handling of masks or workpieces
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 露光装置に係り、窓部とマスク部材との相互
間隙を低減して、SOR光の減衰の低減を図る。 【構成】 ビームラインに弾性部材を介して移動自在に
取り付けられる窓部と、被転写部材を支持する被転写部
材支持部と、これら被転写部材支持部と窓部との間に平
行間隔を空けて配置されマスク部材と、マスク部材と被
転写部材支持部とを連結する第1の連結手段と、マスク
部材と窓部とを連結する第2の連結手段と、連結された
窓部、マスク部材、被転写部材支持部を放射光に交差す
る方向に移動させる移動手段とを具備しており、マスク
部材と窓部とを連結してその間隔寸法を最小限に抑制す
る。
間隙を低減して、SOR光の減衰の低減を図る。 【構成】 ビームラインに弾性部材を介して移動自在に
取り付けられる窓部と、被転写部材を支持する被転写部
材支持部と、これら被転写部材支持部と窓部との間に平
行間隔を空けて配置されマスク部材と、マスク部材と被
転写部材支持部とを連結する第1の連結手段と、マスク
部材と窓部とを連結する第2の連結手段と、連結された
窓部、マスク部材、被転写部材支持部を放射光に交差す
る方向に移動させる移動手段とを具備しており、マスク
部材と窓部とを連結してその間隔寸法を最小限に抑制す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シンクロトロン等の粒
子加速器のビームラインの端部に備えられ放射光(シン
クロトロン放射光、以下、SOR光という)によりシリ
コンウェーハに超LSI回路の回路パターンを転写する
ための露光装置に関するものである。
子加速器のビームラインの端部に備えられ放射光(シン
クロトロン放射光、以下、SOR光という)によりシリ
コンウェーハに超LSI回路の回路パターンを転写する
ための露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、直径が10m以下の比較的小型の
粒子加速器としてシンクロトロンが開発されつつあり、
そのようなシンクロトロンから放射される放射光である
SOR光を利用して、例えば、超LSI回路の製造、医
療分野における診断、分子解析、構造解析等の様々な分
野への適用が期待されている。
粒子加速器としてシンクロトロンが開発されつつあり、
そのようなシンクロトロンから放射される放射光である
SOR光を利用して、例えば、超LSI回路の製造、医
療分野における診断、分子解析、構造解析等の様々な分
野への適用が期待されている。
【0003】図2は、シンクロトロンの概要を示すもの
であって、電子銃等の電子発生装置1で発生させた電子
ビームを直線加速器(ライナック)2で光速近くに加速
し、偏向電磁石3で偏向させてインフレクタ4を介して
真空ダクトからなる蓄積リング5に入射させる。蓄積リ
ング5に入射した電子ビームは高周波加速空洞6により
エネルギを与えられながら収束電磁石7で収束され、偏
向電磁石8で偏向されて蓄積リング5内を周回し続け
る。そして、偏向電磁石8で偏向される際にSOR光S
が放射され、それがSOR光取り出しラインであるビー
ムライン9を介して例えば露光装置10に出射されて利
用されるのである。
であって、電子銃等の電子発生装置1で発生させた電子
ビームを直線加速器(ライナック)2で光速近くに加速
し、偏向電磁石3で偏向させてインフレクタ4を介して
真空ダクトからなる蓄積リング5に入射させる。蓄積リ
ング5に入射した電子ビームは高周波加速空洞6により
エネルギを与えられながら収束電磁石7で収束され、偏
向電磁石8で偏向されて蓄積リング5内を周回し続け
る。そして、偏向電磁石8で偏向される際にSOR光S
が放射され、それがSOR光取り出しラインであるビー
ムライン9を介して例えば露光装置10に出射されて利
用されるのである。
【0004】従来、露光装置10としては、図3に示す
構造のものが知られている。この露光装置10は、水平
状態に固定されたビームライン9の端部に配設された出
射用窓11と、該出射用窓11に平行間隔を空けて垂直
に配されるテーブル12aを有するウェーハ移動手段1
2と、該ウェーハ移動手段12と前記出射用窓11との
間に配されるマスク部材13とを有している。
構造のものが知られている。この露光装置10は、水平
状態に固定されたビームライン9の端部に配設された出
射用窓11と、該出射用窓11に平行間隔を空けて垂直
に配されるテーブル12aを有するウェーハ移動手段1
2と、該ウェーハ移動手段12と前記出射用窓11との
間に配されるマスク部材13とを有している。
【0005】前記出射用窓11は、ビームライン9の端
部を閉塞状態に配される窓であって、超高真空状態のビ
ームライン9内部と大気圧または低真空状態の露光雰囲
気とを遮断しながら、SOR光Sを透過させてビームラ
イン9外部に出射させる働きを有するものである。そし
て該出射用窓11としては、SOR光Sの透過率が高
く、かつ、機械的強度が高いベリリウム製等の薄板が一
般に使用されている。
部を閉塞状態に配される窓であって、超高真空状態のビ
ームライン9内部と大気圧または低真空状態の露光雰囲
気とを遮断しながら、SOR光Sを透過させてビームラ
イン9外部に出射させる働きを有するものである。そし
て該出射用窓11としては、SOR光Sの透過率が高
く、かつ、機械的強度が高いベリリウム製等の薄板が一
般に使用されている。
【0006】前記ウェーハ移動手段12は、板状のシリ
コンウェーハWを吸着し前記出射用窓11に対して平行
状態に保持するテーブル12aと、該テーブル12aを
垂直平面内で移動させるテーブル移動機構14とを具備
している。該テーブル移動機構14は、テーブル12a
を直交する2方向に独立に移動可能な2つの直線移動機
構15よりなり、該直線移動機構15は、例えば、モー
タ15a、ボールネジ15b、および、これに螺合する
ナット15cより構成されている。図3において、符号
15dはボールネジ15cを支持するホルダー、符号1
5eは直線ガイドである。
コンウェーハWを吸着し前記出射用窓11に対して平行
状態に保持するテーブル12aと、該テーブル12aを
垂直平面内で移動させるテーブル移動機構14とを具備
している。該テーブル移動機構14は、テーブル12a
を直交する2方向に独立に移動可能な2つの直線移動機
構15よりなり、該直線移動機構15は、例えば、モー
タ15a、ボールネジ15b、および、これに螺合する
ナット15cより構成されている。図3において、符号
15dはボールネジ15cを支持するホルダー、符号1
5eは直線ガイドである。
【0007】前記マスク部材13は、例えば、シリコン
メンブレインとその表面に電解メッキ法等により形成さ
れるAu吸収体パターン(回路パターン)とからなり、
該マスク部材13を透過したSOR光Sは、該マスク部
材13の回路パターンをシリコンウェーハW上に転写す
るようになっている。このマスク部材13は、ウェーハ
移動手段12のテーブル12aに、例えば、真空吸着手
段16によって連結され、シリコンウェーハWとの間隔
寸法を数10μm程度に保持されるとともに、前記テー
ブル移動機構14の作動によって、シリコンウェーハW
と一体的に移動させられるようになっている。
メンブレインとその表面に電解メッキ法等により形成さ
れるAu吸収体パターン(回路パターン)とからなり、
該マスク部材13を透過したSOR光Sは、該マスク部
材13の回路パターンをシリコンウェーハW上に転写す
るようになっている。このマスク部材13は、ウェーハ
移動手段12のテーブル12aに、例えば、真空吸着手
段16によって連結され、シリコンウェーハWとの間隔
寸法を数10μm程度に保持されるとともに、前記テー
ブル移動機構14の作動によって、シリコンウェーハW
と一体的に移動させられるようになっている。
【0008】このように、構成された露光装置10によ
って、マスク部材13の回路パターンをシリコンウェー
ハW上に転写(露光)するには、蓄積リング5から発せ
られるSOR光Sをビームライン9の先端の出射用窓1
1から出射させる。これとともに、真空吸着手段16を
作動させて負圧によりマスク部材13とシリコンウェー
ハWとを一体的に連結したものを、テーブル移動機構1
4を作動させることにより、垂直面内で移動させる。こ
れにより、固定されたSOR光Sに対してマスク部材1
3・シリコンウェーハWが移動させられ、SOR光Sが
マスク部材13を全面に亘って走査することになるとと
もに、マスク部材13を透過したSOR光Sがシリコン
ウェーハWに照射され、回路パターンがシリコンウェー
ハW上に転写されることになる。
って、マスク部材13の回路パターンをシリコンウェー
ハW上に転写(露光)するには、蓄積リング5から発せ
られるSOR光Sをビームライン9の先端の出射用窓1
1から出射させる。これとともに、真空吸着手段16を
作動させて負圧によりマスク部材13とシリコンウェー
ハWとを一体的に連結したものを、テーブル移動機構1
4を作動させることにより、垂直面内で移動させる。こ
れにより、固定されたSOR光Sに対してマスク部材1
3・シリコンウェーハWが移動させられ、SOR光Sが
マスク部材13を全面に亘って走査することになるとと
もに、マスク部材13を透過したSOR光Sがシリコン
ウェーハWに照射され、回路パターンがシリコンウェー
ハW上に転写されることになる。
【0009】また、露光を終了したシリコンウェーハW
を次なるシリコンウェーハWに交換するときには、前記
真空吸着手段16に正圧を送り込んで、ウェーハ移動手
段12のテーブル12aからマスク部材13を切り離
し、かつ、空気ベアリングとして使用することにより、
マスク部材13とテーブル12aとの相対変位が容易な
ものとなるようにしている。
を次なるシリコンウェーハWに交換するときには、前記
真空吸着手段16に正圧を送り込んで、ウェーハ移動手
段12のテーブル12aからマスク部材13を切り離
し、かつ、空気ベアリングとして使用することにより、
マスク部材13とテーブル12aとの相対変位が容易な
ものとなるようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上記
のようにして、露光を行う露光装置10にあっては、固
定されたビームライン9に対して、マスク部材13とシ
リコンウェーハWとを一体的に連結したものを移動させ
るために、出射用窓11とマスク部材13との相互間隙
を小さくすること、例えば、マスク部材13とシリコン
ウェーハWとの相互間隙(数10μm)程度に近接させ
ることが困難であった。このため、出射用窓11から出
射したSOR光Sは、該出射用窓11とマスク部材13
との相互間隙において減衰し、特に、露光雰囲気が大気
状態である場合にはその減衰が大きいために、露光強度
が不足して、精密な回路パターンの転写を実施すること
が困難になるという問題点があった。
のようにして、露光を行う露光装置10にあっては、固
定されたビームライン9に対して、マスク部材13とシ
リコンウェーハWとを一体的に連結したものを移動させ
るために、出射用窓11とマスク部材13との相互間隙
を小さくすること、例えば、マスク部材13とシリコン
ウェーハWとの相互間隙(数10μm)程度に近接させ
ることが困難であった。このため、出射用窓11から出
射したSOR光Sは、該出射用窓11とマスク部材13
との相互間隙において減衰し、特に、露光雰囲気が大気
状態である場合にはその減衰が大きいために、露光強度
が不足して、精密な回路パターンの転写を実施すること
が困難になるという問題点があった。
【0011】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであって、出射用窓11とマスク部材13との相互
間隙を低減して、SOR光Sの減衰を低減する露光装置
を提供することを目的としている。
ものであって、出射用窓11とマスク部材13との相互
間隙を低減して、SOR光Sの減衰を低減する露光装置
を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、シンクロトロン等の粒子加速器における
ビームラインの端部に配置され蓄積リングから出射され
てくる放射光により被転写部材に露光パターンを転写す
る露光装置であって、前記ビームラインに弾性部材を介
して移動自在に取り付けられ前記放射光を透過させる窓
部と、該窓部に間隔を空けて平行に配置され前記被転写
部材を支持する被転写部材支持部と、該被転写部材支持
部と窓部との間に平行間隔を空けて配置され窓部から出
射される放射光を露光パターンに合わせて透過させるマ
スク部材と、該マスク部材と被転写部材支持部とを連結
する第1の連結手段と、マスク部材と窓部とを連結する
第2の連結手段と、これら連結手段によって連結された
窓部、マスク部材、被転写部材支持部を放射光に交差す
る方向に移動させる移動手段とを具備する露光装置を提
案している。
に、本発明は、シンクロトロン等の粒子加速器における
ビームラインの端部に配置され蓄積リングから出射され
てくる放射光により被転写部材に露光パターンを転写す
る露光装置であって、前記ビームラインに弾性部材を介
して移動自在に取り付けられ前記放射光を透過させる窓
部と、該窓部に間隔を空けて平行に配置され前記被転写
部材を支持する被転写部材支持部と、該被転写部材支持
部と窓部との間に平行間隔を空けて配置され窓部から出
射される放射光を露光パターンに合わせて透過させるマ
スク部材と、該マスク部材と被転写部材支持部とを連結
する第1の連結手段と、マスク部材と窓部とを連結する
第2の連結手段と、これら連結手段によって連結された
窓部、マスク部材、被転写部材支持部を放射光に交差す
る方向に移動させる移動手段とを具備する露光装置を提
案している。
【0013】
【作用】本発明の露光装置によれば、マスク部材と被転
写部材支持部とが第1の連結手段によって連結され、か
つ、窓部とマスク部材とが第2の連結手段によって連結
されており、窓部は、弾性部材を介してビームラインに
取り付けられているので、移動手段を作動させることに
より、弾性部材が弾性変形して、窓部、マスク部材、被
転写部材が一体的に移動させられる。したがって、窓部
とマスク部材との間に相対速度が発生しないので、これ
ら窓部とマスク部材との相互間隙を低減させることが可
能となる。
写部材支持部とが第1の連結手段によって連結され、か
つ、窓部とマスク部材とが第2の連結手段によって連結
されており、窓部は、弾性部材を介してビームラインに
取り付けられているので、移動手段を作動させることに
より、弾性部材が弾性変形して、窓部、マスク部材、被
転写部材が一体的に移動させられる。したがって、窓部
とマスク部材との間に相対速度が発生しないので、これ
ら窓部とマスク部材との相互間隙を低減させることが可
能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る露光装置の一実施例につ
いて、図1を参照して説明する。なお、本実施例の露光
装置20にあって、図3に示した従来の露光装置10と
構成を共通とする箇所に同一符号を付し、説明を簡略化
する。
いて、図1を参照して説明する。なお、本実施例の露光
装置20にあって、図3に示した従来の露光装置10と
構成を共通とする箇所に同一符号を付し、説明を簡略化
する。
【0015】本実施例の露光装置20は、水平なビーム
ライン9の端部に配される出射用窓11(窓部)と、該
出射用窓11に平行間隔を空けて配されるテーブル12
a(被転写部材支持部)に取り付けられたシリコンウェ
ーハW(被転写部材)を垂直面内で移動させるウェーハ
移動手段12(移動手段)と、シリコンウェーハWと出
射用窓11との相互間隙に、両者に平行間隔を空けて配
されるマスク部材13と、該マスク部材13とテーブル
12aとを連結する真空吸着手段16(第1の連結手
段)とを具備している点で、従来の露光装置10と共通
している。しかし、本実施例の露光装置20は、マスク
部材13と出射用窓11とを連結する真空吸着手段21
(第2の連結手段)を有し、出射用窓11が、ベローズ
22(弾性部材)を介してビームライン9に取り付けら
れている点で、従来の露光装置10と相違している。
ライン9の端部に配される出射用窓11(窓部)と、該
出射用窓11に平行間隔を空けて配されるテーブル12
a(被転写部材支持部)に取り付けられたシリコンウェ
ーハW(被転写部材)を垂直面内で移動させるウェーハ
移動手段12(移動手段)と、シリコンウェーハWと出
射用窓11との相互間隙に、両者に平行間隔を空けて配
されるマスク部材13と、該マスク部材13とテーブル
12aとを連結する真空吸着手段16(第1の連結手
段)とを具備している点で、従来の露光装置10と共通
している。しかし、本実施例の露光装置20は、マスク
部材13と出射用窓11とを連結する真空吸着手段21
(第2の連結手段)を有し、出射用窓11が、ベローズ
22(弾性部材)を介してビームライン9に取り付けら
れている点で、従来の露光装置10と相違している。
【0016】該真空吸着手段21は、前記真空吸着手段
16と同様、負圧によって出射用窓11とマスク部材1
3とを連結するようになっている。そして、該真空吸着
手段21を作動させることによって、出射用窓11とマ
スク部材13との相互間隙が数10μm程度となるよう
に構成されている。
16と同様、負圧によって出射用窓11とマスク部材1
3とを連結するようになっている。そして、該真空吸着
手段21を作動させることによって、出射用窓11とマ
スク部材13との相互間隙が数10μm程度となるよう
に構成されている。
【0017】前記ベローズ22は、ビームライン9の端
部に、図1に示すように2つ直列に配設され、該ベロー
ズ22を介してビームライン9に取り付けられた出射用
窓11を、少なくとも露光範囲内において移動自在に配
するとともに、ビームライン9内の超高真空状態を保持
することができるようになっている。
部に、図1に示すように2つ直列に配設され、該ベロー
ズ22を介してビームライン9に取り付けられた出射用
窓11を、少なくとも露光範囲内において移動自在に配
するとともに、ビームライン9内の超高真空状態を保持
することができるようになっている。
【0018】このように構成された露光装置20を使用
して、マスク部材13の回路パターン(露光パターン)
をシリコンウェーハWに転写するには、テーブル12a
にシリコンウェーハWを吸着させるとともに、テーブル
12aとマスク部材13、マスク部材13と出射用窓1
1とをそれぞれ真空吸着手段16・21によって固定す
る。このとき、テーブル12aとマスク部材13間、マ
スク部材13と出射用窓11間の相互間隙寸法は、それ
ぞれ数10μm程度に設定される。
して、マスク部材13の回路パターン(露光パターン)
をシリコンウェーハWに転写するには、テーブル12a
にシリコンウェーハWを吸着させるとともに、テーブル
12aとマスク部材13、マスク部材13と出射用窓1
1とをそれぞれ真空吸着手段16・21によって固定す
る。このとき、テーブル12aとマスク部材13間、マ
スク部材13と出射用窓11間の相互間隙寸法は、それ
ぞれ数10μm程度に設定される。
【0019】この状態で、ビームライン9の出射用窓1
1からSOR光Sを出射させるとともに、ウェーハ移動
手段12を作動させ、露光範囲の全面に亘ってマスク部
材13にSOR光Sを透過させることにより、マスク部
材13の回路パターンがシリコンウェーハWの表面に転
写されることになる。
1からSOR光Sを出射させるとともに、ウェーハ移動
手段12を作動させ、露光範囲の全面に亘ってマスク部
材13にSOR光Sを透過させることにより、マスク部
材13の回路パターンがシリコンウェーハWの表面に転
写されることになる。
【0020】また、シリコンウェーハWを交換すると
き、または、マスク部材13を交換するときには、それ
ぞれ真空吸着手段16・21に正圧を送ることにより、
マスク部材13とシリコンウェーハW、マスク部材13
と出射用窓11とを切り離し、相互に相対移動すること
ができるようにすればよい。
き、または、マスク部材13を交換するときには、それ
ぞれ真空吸着手段16・21に正圧を送ることにより、
マスク部材13とシリコンウェーハW、マスク部材13
と出射用窓11とを切り離し、相互に相対移動すること
ができるようにすればよい。
【0021】このように、本実施例の露光装置20によ
れば、SOR光Sに対して移動させられるマスク部材1
3と出射用窓11とを連結しているので、該マスク部材
13と出射用窓11との相互間隙寸法を最小限に設定す
ることが可能となり、出射用窓11から出射させられる
SOR光Sの減衰を最低限に抑制することができる。そ
の結果、露光強度の高いSOR光Sがマスク部材13を
透過してシリコンウェーハWに照射されるので、より精
密な回路パターンをも転写することができるという効果
がある。
れば、SOR光Sに対して移動させられるマスク部材1
3と出射用窓11とを連結しているので、該マスク部材
13と出射用窓11との相互間隙寸法を最小限に設定す
ることが可能となり、出射用窓11から出射させられる
SOR光Sの減衰を最低限に抑制することができる。そ
の結果、露光強度の高いSOR光Sがマスク部材13を
透過してシリコンウェーハWに照射されるので、より精
密な回路パターンをも転写することができるという効果
がある。
【0022】なお、本発明の露光装置20にあっては、
以下の技術を採用することができる。 弾性部材としてベローズ22を使用したが、これに
代えて、ビームライン9内部の超高真空を保持しつつ出
射用窓11を移動させることができる他の弾性部材、例
えば、ゴム製の筒状部材とすること。 マスク部材13と出射用窓11とを連結する第2の
連結手段として、着脱可能な真空吸着手段21を使用し
たが、これに代えて、他の連結手段を使用すること。例
えば、マスク部材13の交換が頻繁に行われない場合に
は、マスク部材13と出射用窓11とを確実に固定する
ボルト・ナット等の締結具とすること。 移動手段として、シリコンウェーハWを固定したテ
ーブル12aを移動させる直線移動機構15を使用した
が、これに代えて、または、これとは別の移動手段を設
けること。 直線移動機構15としてモータ15a、ボールネジ
15b、ナット15c等からなるものを採用したが、こ
れに代えて、シリンダ等、他のアクチュエータを採用す
ること。 ベローズ22を2つ直列に配することとしたが、該
ベローズ22の数を任意に設定すること。 ベローズ22として、多層ベローズを使用するこ
と。
以下の技術を採用することができる。 弾性部材としてベローズ22を使用したが、これに
代えて、ビームライン9内部の超高真空を保持しつつ出
射用窓11を移動させることができる他の弾性部材、例
えば、ゴム製の筒状部材とすること。 マスク部材13と出射用窓11とを連結する第2の
連結手段として、着脱可能な真空吸着手段21を使用し
たが、これに代えて、他の連結手段を使用すること。例
えば、マスク部材13の交換が頻繁に行われない場合に
は、マスク部材13と出射用窓11とを確実に固定する
ボルト・ナット等の締結具とすること。 移動手段として、シリコンウェーハWを固定したテ
ーブル12aを移動させる直線移動機構15を使用した
が、これに代えて、または、これとは別の移動手段を設
けること。 直線移動機構15としてモータ15a、ボールネジ
15b、ナット15c等からなるものを採用したが、こ
れに代えて、シリンダ等、他のアクチュエータを採用す
ること。 ベローズ22を2つ直列に配することとしたが、該
ベローズ22の数を任意に設定すること。 ベローズ22として、多層ベローズを使用するこ
と。
【0023】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明に係る露
光装置は、ビームラインに弾性部材を介して移動自在に
取り付けられる窓部と、被転写部材を支持する被転写部
材支持部と、これら被転写部材支持部と窓部との間に平
行間隔を空けて配置されマスク部材と、マスク部材と被
転写部材支持部とを連結する第1の連結手段と、マスク
部材と窓部とを連結する第2の連結手段と、連結された
窓部、マスク部材、被転写部材支持部を放射光に交差す
る方向に移動させる移動手段とを具備しているので、マ
スク部材と窓部とが相対的に移動しないように連結され
て、両者の間隔寸法が最小限に抑えられ、窓部から出射
されるSOR光の減衰を最低限に抑制することが可能と
なって、精密な露光パターンの転写を実施することがで
きるという効果がある。
光装置は、ビームラインに弾性部材を介して移動自在に
取り付けられる窓部と、被転写部材を支持する被転写部
材支持部と、これら被転写部材支持部と窓部との間に平
行間隔を空けて配置されマスク部材と、マスク部材と被
転写部材支持部とを連結する第1の連結手段と、マスク
部材と窓部とを連結する第2の連結手段と、連結された
窓部、マスク部材、被転写部材支持部を放射光に交差す
る方向に移動させる移動手段とを具備しているので、マ
スク部材と窓部とが相対的に移動しないように連結され
て、両者の間隔寸法が最小限に抑えられ、窓部から出射
されるSOR光の減衰を最低限に抑制することが可能と
なって、精密な露光パターンの転写を実施することがで
きるという効果がある。
【図1】本発明に係る露光装置の一実施例を示す縦断面
図である。
図である。
【図2】シンクロトロンの概要を示す図である。
【図3】露光装置の従来例を示す縦断面図である。
S SOR光(放射光) W シリコンウェーハ(被転写部材) 5 蓄積リング 9 ビームライン 11 出射用窓(窓部) 12 テーブル移動手段(移動手段) 12a テーブル(被転写部材支持部) 13 マスク部材 16 真空吸着手段(第1の連結手段) 20 露光装置 21 真空吸着手段(第2の連結手段) 22 ベローズ(弾性部材)
Claims (1)
- 【請求項1】 シンクロトロン等の粒子加速器における
ビームラインの端部に配置され蓄積リングから出射され
てくる放射光により被転写部材に露光パターンを転写す
る露光装置であって、前記ビームラインに弾性部材を介
して移動自在に取り付けられ前記放射光を透過させる窓
部と、該窓部に間隔を空けて平行に配置され前記被転写
部材を支持する被転写部材支持部と、該被転写部材支持
部と窓部との間に平行間隔を空けて配置され窓部から出
射される放射光を露光パターンに合わせて透過させるマ
スク部材と、該マスク部材と被転写部材支持部とを連結
する第1の連結手段と、マスク部材と窓部とを連結する
第2の連結手段と、これら連結手段によって連結された
窓部、マスク部材、被転写部材支持部を放射光に交差す
る方向に移動させる移動手段とを具備することを特徴と
する露光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4280319A JPH06132200A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 露光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4280319A JPH06132200A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 露光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06132200A true JPH06132200A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17623343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4280319A Withdrawn JPH06132200A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 露光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06132200A (ja) |
-
1992
- 1992-10-19 JP JP4280319A patent/JPH06132200A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |