JPH06131936A - 対向電極 - Google Patents

対向電極

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JPH06131936A
JPH06131936A JP27729192A JP27729192A JPH06131936A JP H06131936 A JPH06131936 A JP H06131936A JP 27729192 A JP27729192 A JP 27729192A JP 27729192 A JP27729192 A JP 27729192A JP H06131936 A JPH06131936 A JP H06131936A
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JP
Japan
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electrode
substrate
conductive layer
counter electrode
silicon
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JP27729192A
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Yoshio Maeda
佳男 前田
Kazuhiko Amano
和彦 天野
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動作時に劣化をしない接点電極や陽極接合時
の電極劣化を防止できる対向電極構造を提供する。 【構成】 第一の基板1表面上に形成された第一導電化
層4と、第二の基板5表面上に形成させた第二導電化層
8とからなり、第一及び第二導電化層4、8を300ミ
クロン以内となるように相対向するように該両基板1、
5を近接させて作動させる対向電極において、第一導電
化層4または第二導電化層8の少なくともどちらかの最
表面層3或いは7がプラチナまたはプラチナ合金膜で構
成させたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロマシニング技
術に応用される対向電極に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコン・マイクロマシニング技術を応
用した種々の製品については、例えば日経メカニカル、
第46〜47頁(1991年1月21日号)に掲載され
ている。
【0003】以下には、図6に示すシリコンチップ40
5とガラス基板401とを重ねて構成される超小型静電
リレーの接点電極を取り上げ説明する。
【0004】シリコンチップ(厚さ:250ミクロン)
405はエッチングにより、厚さ:25ミクロンの可動
板400と該可動板400の中央に梁とを形成させ、該
可動板の裏面に信号電極408と該信号電極の外側にコ
の字形の負荷電極409を形成させたものである。ガラ
ス基板401には、可動板400の信号電極408と負
荷電極409に対向する位置に、2個の信号電極410
と4個の負荷電極404とが形成してあり、シリコンチ
ップ405とガラス基板401の両者は接着剤を必要と
しない陽極接合法により永久接合することが可能であ
る。その場合、陽極接合は被接合物であるシリコンとガ
ラスを摂氏300度以上に加熱し、ガラス基板401側
を負電位に、シリコンチップ405側を正電位とし、数
百ボルトの高電圧を印加し行うことが一般的である。
【0005】上記超小型静電リレーの動作は以下のよう
である。可動板400とガラス基板401との間隙を2
00ミクロンとし、両信号電極間408及び410に電
圧を印加させることにより生じる静電力によって可動板
400がガラス基板401側に引き寄せられ、それによ
り該ガラス基板側と可動板側の負荷電極409及び40
4の接点部分が導通し、負荷電流が流れる。
【0006】また、電極を用いる他の例として駆動検出
機構に接点電極を利用する、ダイアフラムを有するシリ
コン基板と、ガラス基板とからなるマイクロポンプにつ
いて以下に説明する。
【0007】図2はマイクロポンプの流路を説明する断
面図で、シリコン基板205は入口バルブ用ダイヤフラ
ム220と圧電素子221等によって周期的に振動する
駆動用ダイヤフラム222及び出口バルブ用ダイヤフラ
ム223とが異方性エッチングにより形成されており、
特に、図3の詳細図に示すように出口バルブ用ダイヤフ
ラム223の上部には第二導電化層208が凸部に形成
されており、間隔をあけて対向するガラス基板201c
側の第一導電化層204とで接点電極を形成している。
【0008】ガラス201a、201cとシリコン20
5の封止には気密封止が可能な陽極接合法が最も効果的
で且つ実用的である。
【0009】かかるマイクロポンプは駆動用ダイヤフラ
ム222が圧電素子221により上方に変形すると、内
圧の減少により入口バルブ用ダイヤフラム220が上方
へ変形し流体を吸い込み、逆に駆動用ダイヤフラム22
2が圧電素子221により下方に変形すると、内圧の増
加により入口バルブ用ダイヤフラム220を下方へ押し
つけ、出口バルブ用ダイヤフラム223が上方へ変形す
ることにより流体を吐出させることができる。
【0010】出口バルブ用ダイヤフラム223上の凸状
第一導電化層(以下では接点電極と呼称する)208は
ダイヤフラムの振動によりガラス基板201c側の第二
導電化層(以下、接点電極と呼称する)204と接触
し、電気接点を形成する。したがって、電気接点による
信号をモニターすることにより駆動状態を検出すること
ができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記静
電リレーやマイクロポンプの駆動検出機構における第一
の課題としては、接点開閉時の機械的損傷や、開閉時に
発生するアーク放電に起因する溶着等が発生し、導電化
層としての電極が損傷することである。特に、ガラス側
と可動板側の負荷電極の材質を一般的な金/クロム薄膜
(最表面層/下地層、以下ではAu/Crと略記する)
とした場合には、印加電圧として直流・数ボルトを加え
ただけでも電極表面が著しく劣化する。負荷電圧が高く
なるほど電気接点の接触面積を大きくし電気接点として
の性能を満足させることができるものの、上記したよう
なマイクロ部品にあってはおのずと制限されるべきもの
であり、従って限定された負荷電圧にて使用されるべき
ものである。
【0012】このため、例えば特開平4−58428号
公報では静電リレーのハウジング内を不活性ガスを高気
圧状態で気密封止したり、真空状態で気密封止する提案
がなされている。
【0013】また、第二の課題としては、シリコンマイ
クロマシニング技術を応用した上記シリコンとガラスか
らなる部品の接合においては、高温、高電圧下で行う陽
極接合がしばしば行われることから、微小間隙を有する
対向電極では以下のような課題を有している。
【0014】すなわち陽極接合においては、摂氏300
度以上に加熱された電極上にてガラスを正電位に、シリ
コンを負電位として通常500ボルト以上の高電圧が印
加されると、例えばシリコンダイヤフラム構造が静電力
により相対向するガラス基板に引きつけられて両基板表
面上の対向電極間で放電が生じる結果、該両電極は溶着
等のダメージを受け、電極としての信頼性を損ない、且
つ製造歩留まりを悪化させるという課題も併せて有して
いる。
【0015】陽極接合時の印加電圧を低くしたり、加熱
温度を低くすると電極のダメージ発生を抑えることに対
しては有効であるものの、実用的な接合強度を得るため
には上記以上の接合条件を設定する必要がある。
【0016】この第二の課題である陽極接合時の電極の
損傷を防ぐため、例えばUSP.4384,899号で
はガラス基板側の対向電極をシリコン基板と等電位にし
て陽極接合を行う方法も提案されている。また電極構造
も延性金属であるAuをサンドイッチ構造として熱によ
る応力を緩和させうる図7のような構成を有する薄膜電
極の提案がUSP.4,772,523号に記載されて
いる。
【0017】しかしながら、ガラス基板側の対向電極を
シリコン基板と等電位、すなわち負電位にして陽極接合
する場合には電圧印加のための電極端子をガラス基板側
に配線する必要があるものの、電極パターンによっては
不可能となることもある。さらに、提案されている図7
による電極構成は陽極接合時の熱による損傷を最小限に
することはできるものの、対向電極としての特性を考慮
した電極構造とはなっていない。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
解決するためになされたもので、本発明の対向電極は接
点電極として使用する場合には図1に示すごとく構成さ
れる。
【0019】第一の基板1表面上に形成された第一導電
化層4と、第二の基板5表面上に形成させた第二導電化
層8とからなり、第一及び第二導電化層4、8を300
ミクロン以内となるように相対向するように該両基板
1、5を近接させて作動させる対向電極において、第一
導電化層4または第二導電化層8の少なくともどちらか
の最表面層3或いは7がプラチナまたはプラチナ合金膜
で構成させたことを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明による対向電極によれば、少なくとも相
対向する導電化層4、8の最表面層3、或いは7のどち
らかを不活性で高融点、高硬度金属であるプラチナまた
はプラチナ合金としたので、接点電極として使用する場
合には接点開閉時に発生する機械的損傷や、アーク放電
に伴う発熱による溶着を防ぐことができ、したがって耐
電圧が高く信頼性の高い接点電極とすることができる。
【0021】また、静電力によりシリコンダイヤフラム
がガラス基板側に引きつけられて発生する、陽極接合時
の電極間の放電に対しても不活性で高融点、高硬度金属
であるプラチナまたはプラチナ合金を少なくとも最表面
層としたことにより、成膜時の信頼性の高い電極として
維持できる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の対向電極による実施例につい
て詳細に説明する。
【0023】(実施例1)図1の対向電極の構成要素を
図3に示すマイクロポンプの接点電極とするには、以下
のように作製される。
【0024】まず、ガラス側の接点電極については、所
望する電極形状となるように打ち抜いたマスキング板
(材質:SUS304、厚さ:0.1mm)をガラス基
板201c表面に固定し、スパッタ装置にセット後真空
引きを行う。所定の真空度に到達した後、スパッタ圧:
3mTorr、スパッタパワー:400Wにてチタン
(Ti)を500オングストローム、プラチナ(Pt)
を2000オングストローム積層させ第一導電化層20
4を得る。次に予め第二導電化層208としてのCr
(500オングストローム)/Au(2000オングス
トローム)をダイヤフラム上の凸部から外部配線を施し
たシリコン205に以下の順序にて陽極接合を行い、第
一導電化層204と第二導電化層208とからなる接点
電極を得る。
【0025】摂氏300度に加熱されたホットプレート
上にガラス201aとシリコン205とを被着、静置さ
せ、ガラス201aを負電位にシリコン205を正電位
とし、500Vを印加し10分間放置する。次にガラス
201cをシリコン205上に接点電極が相対向する位
置関係となるように静置後、ガラス201aの接合時と
同様にガラス201cを負電位にシリコン205を正電
位とし500Vを印加し10分間放置して接合を行い、
間隙10ミクロンの接点電極を得た。
【0026】この様にして接合したマイクロポンプの接
点電極は、検出回路を介した初期評価ではなんら問題を
生ぜず、Vd ボルトの電圧を印加させた時には図4に示
すような繰り返し信号波形が得られた。また、サンプル
を破壊し接点電極表面を観察したところ、なんら変化を
生じておらず陽極接合前の電極表面と同じであった。
【0027】一方、第一、及び第二導電化層をAu/C
r同士とした従来の接点電極(膜厚:Cr[500オン
グストローム]/Au[2000オングストローム])
を構成させた比較サンプルについて、陽極接合後の電極
表面状態を観察したところ、部分的に放電した痕跡が認
められた。
【0028】さらに本実施例にて作製した上記マイクロ
ポンプを駆動させ、45ミリ秒間隔で接触する接点電極
に種々の信号電圧を印加させた耐久性試験では、次表の
結果を得た。表1からは比較例としてのAu/Cr同士
の接点電極に比べ、少なくとも一つの接点電極の最表面
層をPt/Tiとした本実施例の耐久性が著しく向上し
ていることが明らかである。
【0029】
【表1】
【0030】(実施例2)次に、実施例1と同様なマイ
クロポンプの10ミクロンの間隙を有する接点電極にお
いて、電極構成を52wt%プラチナ・42wt%イリジウム合
金(52wt%Pt−42wt%Ir/Ti)とした時の耐久性
試験をおこない、次表の結果を得た。第一及び第二導電
化層の最表面層のどちらかをプラチナ−イリジウム合金
とすることで、実施例1同様に著しい効果が確認でき
た。
【0031】
【表2】
【0032】(実施例3)次に、本実施例では実施例2
と同様にプラチナ合金として金、パラジウム(Pd)、
ニッケル(Ni)を含有させた第一導電化層とAu/C
rを第二導電化層とした組み合わせにてマイクロポンプ
駆動検出機構の接点電極とした時の耐久性試験をおこな
い、次表の結果を得た。実施例2のプラチナ−イリジウ
ム合金と同程度の著しい効果が本実施例で確認された。
【0033】
【表3】
【0034】(実施例4)次に、第4の実施例について
説明する。
【0035】図5はガラス301a、シリコン305、
ガラス301bの積層基板からなり、シリコン305に
は複数のノズル孔310と該ノズル孔310の各々に連
通する複数の吐出室311と、該吐出室311の壁の一
部が機械的変形を生ずるようになっている振動板308
とインクを供給するためのインクキャビティ312とを
備え、ガラス基板301aに第一導電化層304を形成
し、第二導電化層としての該振動板308(シリコンの
比抵抗:10オーム・cm)を静電気力により変形さ
せ、ノズル孔310よりインク液滴313を吐出させる
インクジェットヘッドの断面図を示している。
【0036】本実施例では第一導電化層304をPt−
Ir/Ti/Au/Crの4層膜とし、以下の工程にて
作製した。
【0037】まず予めインク供給孔314が開けられた
ガラス基板301aを0.5ミクロンエッチングし、エ
ッチングされた該ガラス基板301a表面に実施例1同
様にスパッタリング法によりCr(膜厚500オングス
トローム)とAu(膜厚2000オングストローム)と
を積層させる。次に所定のホトリソグラフィー法により
該Au/Cr積層膜をパターニングし負荷電極部304
と電極リード部(図示せず)とを形成する。さらにパタ
ーニングされた該ガラス基板301aに第一導電化層3
04部のみが開口されたマスキング板を固定後、スパッ
タ法にてTi(膜厚500オングストローム)52wt%P
t−48wt%Ir(膜厚2000オングストローム)を積
層させた。
【0038】このようにして作製されたガラス基板30
1aと予めエッチングにて形成されたシリコン基板30
5とガラス基板301bとを陽極接合法にて永久接合
し、動作させたところ、安定して動作した。
【0039】一方、比較例として第一導電化層304を
Cr(膜厚500オングストローム)/Au(膜厚20
00オングストローム)とした従来のインクジェットヘ
ッドでは動作開始後数分間で駆動できなくなってしまっ
た。動作不良となったインクジェットヘッドを解体して
第一導電化層304表面を観察したところ、放電により
異常に劣化していた。
【0040】この他、製造工程においてはシリコンとガ
ラスとを陽極接合法により接合するものの、第一導電化
層304と第二導電化層としてのシリコン振動板308
との間隙がたかだかミクロンオーダーであるため、接合
過程にて熱や静電力により振動板が変形する結果、従来
より一般的に使用されているAu/Cr積層膜を第一導
電化層としたインクジェットヘッドでは歩留まりを低下
させることにもなる。
【0041】次に、発振回路315に0V〜+電圧を印
加させ、第二導電化層としてのシリコン振動板308を
繰り返し変形させて本実施例に示すインクジェットヘッ
ドを動作させたところ、問題なく連続動作した。
【0042】以上、本実施例においては接点電極への応
用としてマイクロポンプの接点電極について説明した
が、静電リレーの接点電極としても良く、さらにはシリ
コン基板とガラス基板から構成され且つ陽極接合法にて
接合される電極構造であれば良い。特に、2枚のシリコ
ン基板を対向させて電極を形成し、両シリコン基板をガ
ラス薄板またはスパッタ法にて成膜させたガラス薄膜を
介在させて陽極接合法にて接合させたサンドイッチ構造
としても良い。
【0043】また、導電化層として2層膜としてあるが
2層膜に限定されるものではなく、3層以上の薄膜であ
っても良く、さらに実施例3に示すように必ずしも金属
薄膜を導電化層とするばかりではなく、低抵抗のシリコ
ンを導電化層としたり、シリコンを部分的にドーピング
して電極として構造であっても良い。
【0044】さらに、本実施例に示したプラチナまたは
プラチナ合金の下地膜をチタンとしたものの、タンタ
ル、モリブデン、モリブデン、クロム、バナジウム、ア
ルミニウム等より選ばれる金属膜やそれらのシリサイド
膜であっても良く、またそれらの多層膜であってもさし
つかえない。
【0045】
【発明の効果】以上、実施例にて説明したように本発明
による対向電極とすることにより、接点電極として動作
させる場合においては雰囲気を真空状態や、不活性ガス
にて気密封止することなく、耐電圧を高くでき、また電
流開閉時の放電による劣化を防止することができる。
【0046】また、シリコン基板とガラス基板からなる
対向電極において、陽極接合時の高温、高電圧による電
極の劣化を防止することができ、製造歩留まりを下げる
ことなく効率よく製造することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電極構造の構成図である。
【図2】 本発明の電極構造を例示するマイクロポンプ
の断面図である。
【図3】 本発明の第1の実施例による接点電極の図で
ある。
【図4】 本発明の第1の実施例に示す接点信号の図で
ある。
【図5】 本発明の第4の実施例によるインクジェット
ヘッドの対向電極を示す断面図である。
【図6】 従来技術に例示される静電リレーの構成図で
ある。
【図7】 陽極接合の従来技術による電極構造を示す図
である。
【符号の説明】
1 第一基板 2 第一下地層 3 第一表面層 4 第一導電化層 5 第二基板 6 第二下地層 7 第二表面層 8 第二導電化層 51 半田 52 金層 53 ニッケル層 54 金層 55 クロム層 56 基板 201a,b,c ガラス基板 205 シリコン基板 220 入口バルブ用ダイヤフラム 221 圧電素子 222 駆動用ダイヤフラム 223 出口バルブ用ダイヤフラム 224 検出回路 225 リード電極 226 出口側バルブ 227 入口側バルブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の基板表面上に形成された第一導電
    化層と、第二の基板表面上に形成させた第二導電化層と
    からなり、第一及び第二導電化層の間隙を300ミクロ
    ン以内となるように相対向する該両基板を近接させて作
    動させる対向電極において、第一導電化層または第二導
    電化層の少なくともどちらかの最表面層をプラチナまた
    はプラチナ合金膜で構成させたことを特徴とする対向電
    極。
  2. 【請求項2】 前記プラチナ合金膜の成分がイリジウ
    ム、パラジウム、金、ニッケルより選ばれ、その含有量
    が50wt%以下であることを特徴とする請求項1記載の
    対向電極。
  3. 【請求項3】 前記第一の基板または第二の基板のどち
    らか一方が中央部に凸部を持ったダイヤフラム構造を有
    し、ダイヤフラム構造の中央部に凸部を有する基板がシ
    リコンで、対向基板がガラスとからなる前記第一及び第
    二の基板であって、両者は陽極接合されることを特徴と
    する請求項1記載の対向電極。
  4. 【請求項4】 前記第一の基板及び第二の基板がともに
    シリコンからなり、該基板のどちらか一方がダイヤフラ
    ム構造を有し、両者はガラス薄膜を介して陽極接合され
    ることを特徴とする請求項1記載の対向電極。
  5. 【請求項5】 前記プラチナ及びプラチナ合金膜はマス
    キングスパッタ法、またはリフトオフ法により成膜され
    ることを特徴とする請求項1記載の対向電極。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6890304B1 (en) 1995-05-12 2005-05-10 Seiko Epson Corporation Device for diagnosing physiological state and device for controlling the same
JP2007258099A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Matsushita Electric Works Ltd リレー
JP2010216801A (ja) * 1994-07-29 2010-09-30 Battelle Memorial Inst 微小部品シート構造体において単位作動を遂行する方法

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