JP3053069B2 - 積層型アクチュエータとその配線方法 - Google Patents

積層型アクチュエータとその配線方法

Info

Publication number
JP3053069B2
JP3053069B2 JP35011195A JP35011195A JP3053069B2 JP 3053069 B2 JP3053069 B2 JP 3053069B2 JP 35011195 A JP35011195 A JP 35011195A JP 35011195 A JP35011195 A JP 35011195A JP 3053069 B2 JP3053069 B2 JP 3053069B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
electrode layer
electrode
insulating
thin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35011195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09181368A (ja
Inventor
良徳 嵩
悦也 柳瀬
雅行 崎山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP35011195A priority Critical patent/JP3053069B2/ja
Publication of JPH09181368A publication Critical patent/JPH09181368A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3053069B2 publication Critical patent/JP3053069B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電体と導電体を
薄膜技術により積層して製造する小型なアクチュエータ
の電極構造に関し、さらに小型アクチュエータの配線方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】メカトロニクス分野では機器の小型化、
高精度化および高知能化が急速に進んでいるが、この流
れを支える技術としてアクチュエータの小型・高速・高
精度化が強く要求されている。こうした要求に応えうる
ものとして圧電効果を応用したアクチュエータがある。
この圧電型アクチュエータは、与えられた変位や力を電
気信号に変換することができるため加速度や超音波など
のセンサとしても使用が可能である。圧電型アクチュエ
ータの特徴は微少変位を高速・高精度で制御できること
にあり、さらに低消費電力・高剛性・低発熱・低雑音等
の利点も兼ね備えるが、従来駆動電圧が極めて高く制御
回路の構成が困難という欠点があった。
【0003】この困難を緩和するため、ファインセラミ
ック技術を応用して圧電セラミックの内部に多数の層状
電極を埋め込んだ積層型圧電セラミック・アクチュエー
タが開発された。この小型の積層型アクチュエータ素子
は、積層コンデンサの製法にならい、グリーンシート法
とドクタ・ブレード法によりセラミック層と電極層を形
成して焼結する、いわゆるテープキャスティング法で製
造されるため、圧電セラミック層の厚さは数10ミクロ
ン程度まで薄くでき、100V以下の低電圧で駆動する
ことが可能である。しかし、このような小型積層型アク
チュエータでも、数ボルトの出力水準しか持たない通常
のIC(集積回路)で駆動するためには十分ではなかっ
た。
【0004】そこで、発明者らはさらにアクチュエータ
の小型化を進めるべく研究し、電気絶縁基板上に圧電性
を有する圧電層と電極層を蒸着により交互に積層して形
成される積層体からなるマイクロアクチュエータを特願
平6−222179明細書により開示した。このマイク
ロアクチュエータは、圧電層の厚さが0.1μm〜10
μm、電極層の厚さが数百オングストローム〜数千オン
グストロームに過ぎないため、IC回路による数ボルト
の電圧で直接的に駆動することができる。圧電層の積層
数を100層とすると積層体の厚さは0.2〜0.3m
mとアクチュエータの大きさも超小型で、これに数ボル
トの電圧を印加することにより厚さを0.01〜0.1
%変化させることができる。
【0005】また、このマイクロアクチュエータに外力
が作用すると積層体が積層方向に変形し、これに伴って
各圧電層が歪んで各電極層間に電位差が生じる。この電
位差をリード線を介して検出することにより外力や変形
の大きさを検知することができる。さらに、圧電層を結
晶で構成し結晶のC軸を圧電層の厚み方向に配向させた
ものは、圧電率の大きい特性の優れた超小型積層型アク
チュエータとなる。このようなマイクロアクチュエータ
は極めて小型であるため、マイクロマシン用のアクチュ
エータや微小検出器など各種の利用分野が開けている。
【0006】積層型アクチュエータの積層された内部電
極層間における配線は、従来、リードワイヤにより結線
したり外部電極を塗布・焼き付けすることにより行って
いたが、上記特願平6−222179明細書に開示した
超小型積層型アクチュエータでは層の厚さがあまりに小
さいために従来方法が利用できない。特願平6−222
179明細書には発明者らが開発した新しい電極構造と
製造方法が開示されている。
【0007】図4は特願平6−222179明細書に開
示した超小型積層型アクチュエータ素子100の一部断
面図である。また図5は図4の超小型積層型アクチュエ
ータ素子100を構造母材120に固定した形態を表す
図面である。特願平6−222179明細書に開示した
積層型アクチュエータ素子100の製造方法によると、
まず、RF(Radio Frequency)マグネトロンスパッタ法
を用いて酸化マグネシウム、チタン酸ストロンチウム、
サファイヤ等の単結晶やアルミナ、ガラスなどから構成
される基板上に、白金、アルミニウム、金、銀などの導
電体から成る電極層、PZTやPLZTなどの圧電材料
から成る圧電層、電極層、ガラスまたはシリコンから成
る接合層の順に繰り返し蒸着して圧電部材を形成する。
つぎに、陽極接合法により圧電部材同士を接合層を介し
て接合する接合工程とさらに積層する側の基板を研磨等
により除去して接合層を形成する基板除去工程とを繰り
返して所定の積層数まで積層することにより電極層11
2と圧電層114とが交互に積層された積層体110を
得る。
【0008】そして、CVD(Chemical Vaper Depositi
on)法やスパッタ法によって二酸化ケイ素やガラスなど
の材料から成る1対の絶縁層102を積層体110の側
面に形成し、FIB(Focused Ion Beam)法によって絶縁
層102に溝103を掘って電極層112の端部が露出
するようにする。このとき一方の絶縁層102bには奇
数番目の全ての電極層112bの端部を、他方の絶縁層
102aには偶数番目の全ての電極層112aの端部を
露出させるようにする。ついで、FIB法によりそれぞ
れの絶縁層102に外部電極104を、また積層体11
0より外側にはみ出た基板部分106の表面にそれぞれ
の接続電極108を形成する。外部電極104は絶縁層
に形成された溝103を埋めて形成されて積層体110
の電極層112を1個おきに導通させる。また外部電極
104は接続電極108と一体に形成されるため接続電
極に導通している。
【0009】このようにして形成されたマイクロアクチ
ュエータ構造体100は構造母材120に固定された後
に、構造母材上の端子122と接続電極108がワイヤ
ーボンディング法などによりリード線124で接続され
る。また、リード線が接続される接続電極108は基板
106の表面に形成されるので、外部電極104自体に
リード線124を接続する場合と比較して積層体110
の伸び縮みに伴う応力による電極の剥離が起こりにく
く、リード線接続の信頼性が向上する。
【0010】しかし、上記アクチュエータ構造体100
では基板部分が積層体110の外側に出っ張るようにし
て、その出っ張り部分の上に接続電極あるいはリーディ
ングパッド108を形成したものであり、この構造体1
00を固定する構造母材120上にもリーディングパッ
ド122を形成しておき、構造体を母材上に固定した後
でワイヤボンダ等を使用してパッド同士をリード線12
4で接続する必要があった。
【0011】このため、アクチュエータ積層体110自
体が極めて小型に形成されるにもかかわらず、リーディ
ングパッドの施工領域やリーディング用のワイヤ等の余
分な付属物が必要となるため実際に作動するように構成
されたアクチュエータは結構大型になり、圧電アクチュ
エータの本体である積層体110が小型である特長が著
しく損なわれていた。また、アクチュエータを組み立て
るのにワイヤボンディング作業が必要となるため、特別
の工具を用いた複雑な工程を必要とし、製造コストが大
きい欠点がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が解決
しようとする課題は、圧電体と導電体を薄膜技術により
積層して製造する小型アクチュエータにおける電極構造
を改良して、積層体自体以外の付属部分をできるだけ小
さくすることにより、積層型圧電アクチュエータの小型
化の利益を最大限享受できるようにすることにある。ま
た、本発明が解決しようとする別の課題は製造コストの
軽減を図るため、配線方法を簡便にすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の積層型アクチュエータ素子は、圧電材料の
薄膜からなる圧電層と導電材料の薄膜からなる層内電極
層が交互に積層して積層体を成し、層内電極層が交互に
それぞれ1層おきに接続された対になる外側電極層が積
層体の側面に形成された、圧電性もしくは電歪性を有す
る構造体を基板上に形成してなる積層型アクチュエータ
素子であって、相互に絶縁され外側電極とそれぞれ接続
された少なくとも1対の底部電極層を構造体の基板に接
する部分に有し、基板に鑽孔したコンタクトホールを介
して各底部電極層とそれぞれ電気的に接続された少なく
とも1対の接続電極部を基板の外側表面に備えることを
特徴とする。また、本発明の積層型アクチュエータは、
上記のように構成された積層型アクチュエータ素子の接
続電極部を構造母材上のプリント配線部に固定して形成
されることを特徴とする。
【0014】さらに、上記課題を解決するため、本発明
の積層型アクチュエータ素子の製造方法は、絶縁基板の
表面上に底部電極層となる少なくとも2個の互いに接触
しない導電材料の薄膜を形成し、さらにその薄膜上に圧
電材料の薄膜と導電材料の薄膜を交互に積層して積層体
を形成し、次いで積層体の少なくとも2つの側面に絶縁
材料からなる絶縁膜を形成し、その絶縁膜のそれぞれに
ついて底部電極層の1個と導電材料薄膜の相互に異なる
1層おきの位置を鑽孔して薄膜が露出するようにし、絶
縁膜上に導電材料の膜を形成して導電材料薄膜と底部電
極層を電気的に接続させ、さらに絶縁基板の裏面から底
部電極層に達するコンタクトホールを形成し、絶縁基板
裏面のコンタクトホールを含む部分に底部電極層と電気
的に接続する接続電極部を形成することを特徴とする。
【0015】本発明の積層型アクチュエータ素子の製造
方法は、絶縁基板を酸化物単結晶やガラスなどからなる
電気絶縁材料とし、底部電極層および圧電材料の薄膜と
導電材料の薄膜をスパッタリングにより積層し、積層体
側面の絶縁膜の鑽孔および電極層間の配線を集束イオン
ビーム加工によって行い、絶縁基板裏面に穿つコンタク
トホールをエッチングによって形成し、底部電極層の導
電膜を金属の蒸着により形成することができる。さら
に、本発明の積層型アクチュエータの配線方法は、上記
の積層型アクチュエータ素子における接続電極部を構造
母材上のプリント配線部に圧着することにより、構造母
材のリードと接続することを特徴とする。
【0016】本発明の積層型アクチュエータ素子によれ
ば、圧電層と電極層が交互に多数積層した積層体の側面
に形成された外側電極層がそれぞれ相互に絶縁された底
部電極層と導通し、この底部電極層が基板裏面の接続電
極部に電気的接続をしているため、電源電圧は裏側の接
続電極部から印加すればよく積層体の外部に大きな接続
端子を設ける必要が無いから、アクチュエータ素子は積
層体自体とほぼ同じ大きさになる。
【0017】また構造母材上にプリント等によりリード
線パターン部分を形成しておき、このリード線パターン
に基板裏面の接続電極部が当接するように置いて圧着す
ることにより、アクチュエータ素子を構造母材に固定す
ることができ、かつ駆動電源の供給が容易に出来る。し
たがってワイヤボンダ等特別の工具を必要とせずごく簡
単な工程により、この超小型の素子を組み込んだマイク
ロアクチュエータを構成することができる。このように
本発明の積層型アクチュエータにより超小型に形成した
積層型圧電アクチュエータの特長を十分に生かして使う
ことが可能になる。積層型アクチュエータ素子を変位や
力のセンサとして使用する場合も同じである。
【0018】また、本発明の積層型アクチュエータ素子
の製造方法によれば、積層体における底部電極層、圧電
層、層内電極層、側面の絶縁膜、外側電極層、また基板
裏面のコンタクトホールや接続電極部を技術的に完成さ
れた薄膜形成技術により形成することができるため、微
細な超小型積層型アクチュエータ素子が製造できる。
【0019】さらに、絶縁基板を酸化物単結晶からなる
電気絶縁材料とし、底部電極層および圧電材料の薄膜と
導電材料の薄膜をスパッタリングにより積層し、積層体
側面の絶縁膜の鑽孔および電極層間の配線を集束イオン
ビーム加工によって行い、絶縁基板裏面に穿つコンタク
トホールをエッチングによって形成し、底部電極層の導
電膜を金属の蒸着により形成する積層型アクチュエータ
素子の製造方法によれば、技術的に完成された精細な薄
膜形成技術によりきわめて精密な超小型アクチュエータ
素子が工業的に製造できる。
【0020】また、本発明の積層型アクチュエータの配
線方法によれば、構造母材上の予め精密に形成されたプ
リント配線部に超小型積層型アクチュエータ素子を圧着
するだけで構造母材のリードと接続するから、余分な付
属物を介さず簡単な工程で小型化の特長を生かした小型
アクチュエータを製造することが出来る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明に係る
積層型アクチュエータ素子とアクチュエータ、およびそ
れらの製造方法を詳細に説明する。図1は、本発明の積
層型アクチュエータ素子を模式的に表す一部断面図であ
る。本発明の積層型アクチュエータ素子1は、基板2と
その上に形成された構成体3とからなる。構成体3は積
層体4とその外側に形成された外側電極部5とから形成
される。
【0022】積層体4は圧電層41と層内電極層42が
交互に積層されたもので、特願平6−222179明細
書により開示したマイクロアクチュエータの積層体 と
同様の構造を有し、例えば、圧電層41の厚さを0.1
μm〜10μm、層内電極層42の厚さを数百オングス
トローム〜数千オングストロームとし、圧電層の積層数
を100層とすると積層体4の厚さは0.2〜0.3m
mと超小型に仕上がる。IC回路で構成される制御回路
から供給される数ボルトの電圧を各圧電層を挟む層内電
極層間に印加することにより積層体4の厚さが全体とし
て0.01〜0.1%変化する。
【0023】圧電層41はPZT(Pb(Zr,Ti)O3)やPL
ZT((Pb,La)(Zr,Ti)O3)など圧電特性の優れた圧電性物
質からなる。圧電層41は圧電性物質の結晶で構成され
結晶のC軸を圧電層の厚み方向に配向させたものは製品
の特性が特に優れている。層内電極層42は白金(P
t)、アルミニウム(Al)、金(Au)、銀(Ag)
などの導電性物質からなる。さらに詳細に言えば、層内
電極層42は積層体の製造方法に起因するガラスやシリ
コンからなる接合層を中間に挟んだ構造になっている
が、圧電型アクチュエータとして作動するための機能に
は関係しない。また、積層体4の最下層の電極層43は
少なくとも2つの部分に分離して互いに電気的に絶縁さ
れている。
【0024】積層体4の側面には正極用と負極用に対に
なった外側電極部5が付いている。外側電極部5は積層
体4の側面を覆う絶縁層51とその外側に形成された導
電層52からなり、絶縁層51は二酸化ケイ素やガラス
などの材料からなり、導電層52は白金、アルミニウ
ム、銀などからなる。
【0025】絶縁層51にはコンタクトホール53が開
けられている。対になっている内一方の外側電極部5a
のコンタクトホール53aは最下層の電極層の一方43
aと奇数番目の層内電極層42aの端部位置に開けられ
ていて、これら電極層を導電層52aと導通し圧電層4
1を櫛の歯形に挟む一方の電極板を形成する。またもう
一方の外側電極部5bのコンタクトホール53bは先の
最下層の電極層43aと異なるもう一方の電極層43b
と偶数番目の層内電極層42bの端部位置に開けられて
いて、上の電極板と対向して櫛の歯形に圧電層41を挟
むもう一方の電極板を形成する。
【0026】基板2には裏面から積層体4の最下層の電
極層43aに達するようにコンタクトホール21aが開
けられており、コンタクトホール21aの周囲の基板表
面には接続電極部22aが形成されている。接続電極部
22aは白金、アルミニウム、金、銀などの導電性物質
により形成されている。接続電極部22aを形成する物
質と同じ物質がコンタクトホール21aの中に堆積して
いて接続電極部22aと電極層43aが導通している。
また、基板2にはもう一方の積層体4最下層の電極層4
3bに達するようにコンタクトホール21bが開けられ
ており、コンタクトホール21bの周囲に接続電極部2
2bが形成されている。接続電極部22bも同じように
電極層43bと導通している。コンタクトホールは1個
の限らず、また形状も任意に選択できる。
【0027】図2は上記アクチュエータ素子を構造母材
に固定して形成するアクチュエータの側面図である。構
造母材6はアクチュエータを構成するための支持母体
で、上記アクチュエータ素子1を固定し必要な駆動電圧
を供給することにより、対象物に作用して仕事をする。
構造母材6の表面には互いに絶縁されたプリント配線パ
ターン電極61a、61bが設けられていて、それぞれ
が図示していないアクチュエータ駆動電源に接続されて
いる。プリント配線パターン電極61a、61bの形状
と位置はそれぞれアクチュエータ素子1の接続電極部2
2a、22bに対応して決められている。プリント配線
パターン電極61a、61bと接続電極部22a、22
bはより融点が低い金属を介して接続固定されている。
【0028】上記のように構成されたアクチュエータ
は、例えば、厚さが0.1μm〜10μmの圧電層と厚
さが数百オングストローム〜数千オングストロームの電
極層を100層分積層して、積層体部の厚さを0.2〜
0.3mmとすることができる。このように構成された
アクチュエータは、IC回路で使用される数ボルトの電
圧で直接的に駆動して、厚さを0.01〜0.1%変化
させることができる。また、精緻な動作が可能であり精
密な加工やマニピュレーションに利用することが出来
る。駆動電源を供給するための電極構造は極めて小さく
余分な領域を占領することなく、しかも電極構造を利用
して構造母材に直接固定するものであるから、アクチュ
エータ全体の大きさも超小型になる。
【0029】また、このマイクロアクチュエータに外力
が作用すると積層体が積層方向に変形し、これに伴って
各圧電層が歪んで各電極層間に電位差が生じるので、こ
の電位差をリード線を介して検出することにより外力や
変形の大きさを検知することもできる。
【0030】図3(a)から図3(e)は本発明の積層
型アクチュエータの製造工程を順を追って説明する工程
図である。図3(a)は製造工程において基板2上に積
層体4を形成したところを表したものである。絶縁基板
2上に圧電材料および電極材料の薄膜41、42を多数
積層するためには特願平6−222179明細書で開示
した方法を用いることが出来る。まずRFマグネトロン
スパッタ法を用いて、電気絶縁材料である酸化マグネシ
ウム、チタン酸ストロンチウム、サファイヤなどの酸化
物単結晶やアルミナ、ガラスなどからなる絶縁基板上
に、白金、アルミニウム、金、銀などの導電体から成る
電極層、PZTやPLZTなどの圧電材料から成る圧電
層、再び電極層、さらにガラスまたはシリコンから成る
接合層の順に蒸着して圧電部材を形成する。
【0031】なお、RFマグネトロンスパッタ法の代わ
りにCVD法を用いることもできることは言うまでもな
い。圧電層41は0.1μm〜10μmの厚さまで、ま
た電極層42は数百オングストローム〜数千オングスト
ロームの厚さまで成長させる。圧電層41は蒸着によっ
て形成されるので圧電材料は結晶として成長し、結晶の
C軸が厚み方向に配向されるため圧電率が大きくなる。
【0032】形成された圧電部材を接合層が対向するよ
うに合わせて、陽極接合法により接合する。陽極接合法
を使用するため一方の接合層はシリコンやガラスにより
形成し、摂氏400度程度に加熱しながら接合層の両側
より200〜1000ボルトの電圧を印加して接合層同
士を化学結合させる。つぎに結合された圧電部材のいず
れか一方の基板部を除去して電極層を露出させ、その電
極層の上に再度接合層を形成する。基板部の除去は研磨
後にエッチング処理を施すことにより残留部分がないよ
うにする。このエッチング処理を容易にするためには電
極層42をエッチング液に対する耐性が強い白金で形成
することが好ましい。
【0033】再度形成された接合層を用いた陽極接合法
によりさらに積層することができる。このような接合工
程と基板除去工程を繰り返すことにより、基板2上に圧
電層41と層内電極層42を所望の積層数まで積層して
積層体4を形成する。ここで、先に開示された製造法と
異なり、始めに形成される最下層の電極層43a、43
bは後に接続電極22a、22bと接続されて正負別々
に電源を供給するため、少なくとも1対の相互に独立し
た領域に形成し、両者を電気的に絶縁させる。なお、陽
極接合法の代わりに表面活性化接合法や接着剤接合法を
用いてもよい。
【0034】図3(b)は外側電極部5を上記の積層体
4の側面に形成したところを表したものである。積層体
4の側面に二酸化ケイ素やガラスなどの絶縁材料から成
る1対の絶縁層51a、51bを互いに対向するように
して形成する。絶縁層はCVD(Chemical Vaper Deposi
tion)法またはスパッタリング法によって厚さが数百オ
ングストロームから数千オングストロームになるように
形成される。
【0035】つぎに、絶縁層51a、51bにはそれぞ
れ層内電極層42の端部を露出させる複数の溝あるいは
コンタクトホール53a、53bがFIB(Focused Ion
Beam)法によるミリング加工で形成される。一方の絶縁
層51aに形成されるコンタクトホール53aは積層体
4の奇数番目の層内電極層42aと最下層電極層43a
の端部が露出する位置に、また他方の絶縁層51bの穴
53bは偶数番目の層内電極層42bと最下層電極層4
3bの端部が露出する位置に形成される。FIB法に代
えて、化学エッチング液を用いたウェットエッチング法
や反応性ガスプラズマを利用したドライエッチング法を
用いてもよい。
【0036】さらに、各絶縁層の表面に斜めスパッタ法
により白金、アルミニウム、銀などの導電物質から成る
導電層52a、52bが形成される。導電物質はコンタ
クトホールを埋めて層内電極層と最下層電極層を導通す
る。こうして形成された一方の外部電極部5aは一方の
最下層電極層43aと奇数番目の層内電極層42aを電
気的に接続し、他方の外部電極部5bはもう一方の最下
層電極層43bと偶数番目の層内電極層42bを接続し
て櫛の歯状の電極板を形成する。
【0037】図3(c)は基板2にコンタクトホール2
1を形成したところを表したものである。基板2裏面の
最下層電極層43a、43bに対応する位置に化学エッ
チング液を作用させてエッチングしコンタクトホール2
1a、21bを形成する。最下層電極層は耐エッチング
性に優れた白金などが使われていてそれ以上は腐食が進
みにくく、電極層43a、43bの表面がコンタクトホ
ール21a、21bの底になる。コンタクトホールは独
立した最下層電極層毎に1個以上形成する。
【0038】図3(d)は基板2裏面に接続電極22を
形成してできた積層型アクチュエータ素子1を表したも
のである。基板2裏面のコンタクトホール21aを囲む
部分にAl、Pt、Au等からなる導電材料を蒸着して
接続電極22aを、また、コンタクトホール21bを囲
む部分に接続電極22bを形成する。1個の最下層電極
層に対して明けられた複数のコンタクトホールの周囲に
形成された接続電極同士は互いに接触してよいが、異な
る最下層電極層に対するコンタクトホールの周囲に形成
された接続電極同士は互いに接触ないような形状に形成
する。導電材料の蒸着は斜めスパッタリング法により行
い、導電材料がコンタクトホール21a、21bの壁の
部分にも付着して最下層電極層43a、43bと基板2
裏表面の接続電極22a、22b部分と導通するように
する。こうして、配線構造が著しく小型化された積層型
アクチュエータ素子1が完成する。
【0039】図3(e)は積層型アクチュエータ素子1
を構造母材6に固定して完成したアクチュエータを表し
たものである。上記のようにして完成された積層型アク
チュエータ素子1は、構造母材6に固定し配線を完成し
て始めて実際に作用するアクチュエータとなる。本実施
例の方法によれば、構造母材6上に予め白金等の導電材
料からなる電極パターン61a、61bをプリントパタ
ーンとして形成しておく。一方の電極パターン61aは
積層型アクチュエータ素子1の接続電極22aのパター
ンと対応し、他方の電極パターン61bは接続電極22
bのパターンと対応するようにする。電極パターンはハ
ンダ等の低融点金属で覆っておく。積層型アクチュエー
タ素子1を構造母材6に載せて、接続電極22a、22
bが母材上の電極パターン61a、61bに当たるよう
に据え、加熱して圧着する。すると、低融点金属が融け
て電極パターンと接続電極が融合し、冷却と共にアクチ
ュエータ素子が構造母材上の定位置に固定される。同時
にアクチュエータ素子は電極パターンを介して駆動電源
と電気的に接続される。
【0040】このように本発明の積層型アクチュエータ
素子は、従来必要であった余分な配線構造が著しく小型
化されるだけでなく、構造母材上の電極パターンに圧着
するだけで、構造母材に固定させると同時にアクチュエ
ータを駆動するための電気リードの配線を完成させるこ
とができ、工程の簡略化が図れる。また、駆動電圧は構
造母材の電極パターンから直接供給されてリード線がい
らないので、外部電極自体にリード線を接続する場合の
ように積層体の伸び縮みに伴う応力による電極の剥離の
心配がいらず、素子の信頼性が向上する。
【0041】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明により、従来
の積層型アクチュエータに不可欠だった配線のための付
帯領域を省くことができたために、極めて小型に形成で
きる圧電効果積層体の特性を生かした超小型積層型アク
チュエータ素子を提供することができるようになった。
本発明の積層型アクチュエータ素子およびそれを用いた
アクチュエータは、積層型圧電セラミックアクチュエー
タとして微小変位を高速・高精度で制御することがで
き、かつ低消費電力・高剛性・低発熱・低雑音等の特徴
を十分発揮するため、走査型トンネル顕微鏡用スキャナ
ーなどの微小変位制御や、光ファイバ・スプライサ、イ
ンパクト式ドットプリンタ等に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層型アクチュエータ素子の1実施例
を模式的に表す一部断面図である。
【図2】図1のアクチュエータ素子を構造母材に固定し
て形成するアクチュエータの側面図である。
【図3】本発明の積層型アクチュエータの製造工程の1
実施例の説明図である。
【図4】従来の小型積層型アクチュエータ素子の一部断
面図である。
【図5】図4の小型積層型アクチュエータ素子を構造母
材に固定した形態を表す図面である。
【符号の説明】
1 積層型アクチュエータ素子 2 基板 3 構成体 4 積層体 5 外側電極部 6 構造母材 21 コンタクトホール 22 接続電極部 41 圧電層 42 層内電極層 43 最下層電極層 51 絶縁層 52 導電層 53 コンタクトホール 61 電極パターン 100 マイクロアクチュエータ構造体 102 絶縁層 103 溝 104 外部電極 106 基板部分 108 接続電極 110 積層体 112 電極層 120 構造母材 122 端子 124 リード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−88419(JP,A) 特開 平4−299587(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 41/083 H01L 41/22

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電材料の薄膜からなる圧電層と導電材
    料の薄膜からなる層内電極層が交互に積層して積層体を
    成し、該層内電極層が交互にそれぞれ1層おきに接続さ
    れる少なくとも1対の外側電極層が該積層体の側面に形
    成された、圧電性もしくは電歪性を有する構造体を基板
    上に形成してなる積層型アクチュエータ素子であって、 該構造体下面の基板に接する部分に、相互に絶縁され前
    記外側電極とそれぞれ接続された少なくとも1対の底部
    電極層を有し、 前記基板の外側表面に、該基板に鑽孔したコンタクトホ
    ールを介して前記底部電極層とそれぞれ電気的に接続さ
    れた少なくとも1対の接続電極部を備える積層型アクチ
    ュエータ素子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の積層型アクチュエータ素
    子の接続電極部を構造母材上のプリント配線部に固定し
    てなる積層型アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 絶縁基板の表面上に底部電極層となる少
    なくとも2個の互いに接触しない導電材料の薄膜を形成
    し、 該薄膜上に圧電材料の薄膜と導電材料の薄膜を交互に積
    層して積層体を形成し、 該積層体の側面に絶縁材料からなる少なくとも1対の絶
    縁膜を形成し、 該絶縁膜のそれぞれについて前記底部電極層の1個の位
    置と前記導電材料薄膜の相互に異なる1層おきの位置を
    鑽孔して該薄膜と底部電極層の端部を露出させ、 該鑽孔された絶縁膜上に導電材料からなる外側電極層を
    形成して前記1層おきの導電材料薄膜同士および前記底
    部電極層を電気的に接続させると共に、各対の外側電極
    層同士が互いに導通しないように構成し、 前記絶縁基板の裏面から前記底部電極層に達するコンタ
    クトホールを形成し、 前記絶縁基板の裏面の該コンタクトホールを含む部分に
    前記底部電極層と電気的に接続する導電膜を形成して接
    続電極部とすることを特徴とする積層型アクチュエータ
    素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の積層型アクチュエータ素
    子の製造方法であって、 前記絶縁基板が酸化物単結晶からなる電気絶縁材料であ
    り、 前記底部電極層および圧電材料の薄膜と導電材料の薄膜
    の積層をスパッタリングにより行い、 前記積層体側面の絶縁膜の鑽孔を集束イオンビーム加工
    によって行い、 前記絶縁基板裏面に穿つコンタクトホールをエッチング
    によって形成し、 前記底部電極層の導電膜を金属の蒸着により形成するこ
    とを特徴とする積層型アクチュエータ素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の積層型アクチュエータ素
    子の接続電極部を構造母材上のプリント配線部に圧着す
    ることにより、該構造母材のリードと接続することを特
    徴とする積層型アクチュエータの配線方法。
JP35011195A 1995-12-23 1995-12-23 積層型アクチュエータとその配線方法 Expired - Fee Related JP3053069B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35011195A JP3053069B2 (ja) 1995-12-23 1995-12-23 積層型アクチュエータとその配線方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35011195A JP3053069B2 (ja) 1995-12-23 1995-12-23 積層型アクチュエータとその配線方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09181368A JPH09181368A (ja) 1997-07-11
JP3053069B2 true JP3053069B2 (ja) 2000-06-19

Family

ID=18408313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35011195A Expired - Fee Related JP3053069B2 (ja) 1995-12-23 1995-12-23 積層型アクチュエータとその配線方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3053069B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11517772B2 (en) 2013-03-08 2022-12-06 Ulthera, Inc. Devices and methods for multi-focus ultrasound therapy
US11590370B2 (en) 2004-09-24 2023-02-28 Guided Therapy Systems, Llc Rejuvenating skin by heating tissue for cosmetic treatment of the face and body
US11697033B2 (en) 2004-10-06 2023-07-11 Guided Therapy Systems, Llc Methods for lifting skin tissue
US11717707B2 (en) 2004-10-06 2023-08-08 Guided Therapy Systems, Llc System and method for noninvasive skin tightening
US11723622B2 (en) 2008-06-06 2023-08-15 Ulthera, Inc. Systems for ultrasound treatment
US11724133B2 (en) 2004-10-07 2023-08-15 Guided Therapy Systems, Llc Ultrasound probe for treatment of skin
US11969609B2 (en) 2022-12-05 2024-04-30 Ulthera, Inc. Devices and methods for multi-focus ultrasound therapy

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3782282B2 (ja) * 2000-04-17 2006-06-07 松下電器産業株式会社 圧電駆動体の製造方法
US6515403B1 (en) * 2001-07-23 2003-02-04 Honeywell International Inc. Co-fired piezo driver and method of making for a ring laser gyroscope
JP4904656B2 (ja) 2001-09-27 2012-03-28 パナソニック株式会社 薄膜圧電体素子およびその製造方法
JP4646962B2 (ja) * 2007-11-09 2011-03-09 独立行政法人科学技術振興機構 位置決め装置
DE102009049718B3 (de) 2009-10-17 2011-03-03 Pi Ceramic Gmbh Keramische Technologien Und Bauelemente Piezoelektrischer Mehrschichtaktuator
JP5836755B2 (ja) 2011-10-04 2015-12-24 富士フイルム株式会社 圧電体素子及び液体吐出ヘッド
JP5836754B2 (ja) 2011-10-04 2015-12-24 富士フイルム株式会社 圧電体素子及びその製造方法
CN114361326B (zh) * 2022-01-13 2023-10-27 黑龙江迪米电陶科技有限公司 矩阵型叠层压电陶瓷微调元件电极结构及制造工艺

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11590370B2 (en) 2004-09-24 2023-02-28 Guided Therapy Systems, Llc Rejuvenating skin by heating tissue for cosmetic treatment of the face and body
US11697033B2 (en) 2004-10-06 2023-07-11 Guided Therapy Systems, Llc Methods for lifting skin tissue
US11717707B2 (en) 2004-10-06 2023-08-08 Guided Therapy Systems, Llc System and method for noninvasive skin tightening
US11724133B2 (en) 2004-10-07 2023-08-15 Guided Therapy Systems, Llc Ultrasound probe for treatment of skin
US11723622B2 (en) 2008-06-06 2023-08-15 Ulthera, Inc. Systems for ultrasound treatment
US11517772B2 (en) 2013-03-08 2022-12-06 Ulthera, Inc. Devices and methods for multi-focus ultrasound therapy
US11969609B2 (en) 2022-12-05 2024-04-30 Ulthera, Inc. Devices and methods for multi-focus ultrasound therapy

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09181368A (ja) 1997-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3053069B2 (ja) 積層型アクチュエータとその配線方法
JP3151644B2 (ja) 圧電/電歪膜型素子
TWI254343B (en) Electronic component, electronic component module and method of manufacturing the electronic component
US6605887B2 (en) Piezoelectric/electrostrictive device and method of manufacturing same
US6291932B1 (en) Stacked piezoelectric element and producing method therefor
US7006334B2 (en) Magnetic disc device piezoelectric actuator with mirror-symmetrical relationship and connection arrangement
US6333681B1 (en) Piezoelectric/electrostrictive device
JP2004297951A (ja) 超音波振動子及び超音波モータ
JP2000102268A (ja) 圧電/電歪デバイス
JP4904656B2 (ja) 薄膜圧電体素子およびその製造方法
JPH08242025A (ja) 圧電アクチュエータ
JP2002218771A (ja) アクチュエータおよびその製造方法
US11806750B2 (en) MEMS device
US7554136B2 (en) Micro-switch device and method for manufacturing the same
JP4245096B2 (ja) 積層圧電素子およびこれを用いた圧電アクチュエータ、超音波モータ
JP4804760B2 (ja) 積層型圧電構造体の製造方法
WO2009131000A1 (ja) 積層圧電素子及び超音波モータ
JP3466550B2 (ja) 圧電/電歪デバイス
JP2009065760A (ja) アクチュエータ
JP4015820B2 (ja) 配線基板及びその製造方法
WO2010122950A1 (ja) 圧電アクチュエータ及びその製造方法
JP2004042248A (ja) 陽極接合構造体及びその製造方法並びにこれを利用した光スキャナーの製造方法
JPH1032454A (ja) マイクロ圧電振動子
JP2001210886A (ja) 積層型圧電アクチュエータ
JP3944796B2 (ja) 積層型アクチュエータとその圧電素子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees