JPH06131915A - 高周波誘電体セラミックスおよびその製造方法 - Google Patents

高周波誘電体セラミックスおよびその製造方法

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JPH06131915A
JPH06131915A JP4277339A JP27733992A JPH06131915A JP H06131915 A JPH06131915 A JP H06131915A JP 4277339 A JP4277339 A JP 4277339A JP 27733992 A JP27733992 A JP 27733992A JP H06131915 A JPH06131915 A JP H06131915A
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powder
babi
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dielectric
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JP4277339A
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Shiyoumei Chin
湘明 陳
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、低い誘電損失で、100〜120程
度の高い誘電率を有する高周波誘電体セラミックスおよ
びその製造方法を提供することを目的とする。 【構成】BaNd2 Ti5 O 14粉末、BaBi2 Ta2 O 9 粉末、Ba
Bi2 Nb2 O 9 粉末、およびCr2 O 3 粉末からなる高周波
誘電体セラミックスであって、上記粉末は下記一般式I
においてxが10〜25モル%となるように含有されてお
り、Cr2 O 3 粉末は0.5 〜2.5 重量%で含有されている
ことを特徴とする。 (1-x)BaNd2 Ti5 O 14+x(BaBi2 Ta2 O 9 ,BaBi2 Nb2 O 9 ) …一般式I 上記粉末を上記一般式Iにおいてxが10〜25モル%とな
るように混合し、これに0.5 〜2.5 重量%のCr2 O 3
末を加えて混合・粉砕して混合微粉末を作製し、混合微
粉末を所定形状に成形し、これに熱処理を施して焼結す
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘電体共振器、フィル
ター等に使用される高周波誘電体セラミックスおよびそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動電話や衛星通信等の高周波通
信技術の著しい発展に伴い、誘電体共振器、フィルター
等の高周波デバイス用の誘電体セラミックスに対する需
要はますます増えている。このような誘電体セラミック
スに対しては、低い誘電損失および良好な温度安定性が
要求され、同時に高周波デバイスの小型化のために、で
きるだけ高い誘電率も求められている。
【0003】これまで多くの高周波誘電体セラミックス
が開発されているが、高い誘電率を有するとされている
BaO−Nd2 3 −TiO2 系セラミックスでもせい
ぜい90前後の誘電率しか示さない。しかも、この誘電
体セラミックスは誘電損失が比較的高い。
【0004】一般的に、誘電損失を低くするためには、
常誘電相をベースとした誘電体セラミックスが用いられ
るが、常誘電相を有するもののうち最も高い誘電率を示
すBaLn2 Ti5 14(Ln=La,Nd,Sm)等
でもせいぜい90前後である。したがって、低い誘電損
失と高い誘電率を同時に達成することは極めて困難であ
り、例えば100を超える誘電率および低い誘電損失
(Q>2500)を有する高周波誘電体セラミックスは
未だ存在していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる点に鑑
みてなされたものであり、低い誘電損失で、100〜1
20程度の高い誘電率を有し、しかも良好な温度安定性
を有する高周波誘電体セラミックスおよびその製造方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】一般に、材料特性を改善
するための手段としては、a)固溶化、b)微量添加剤
の添加、c)微構造制御、およびd)複合化等が挙げら
れる。これらのうち、a)、b)の手段は高周波誘電体
セラミックスにもよく用いられているが、これらの手段
によっても誘電率を100以上にすることはできなかっ
た。
【0007】本発明者は、上記手段のうちd)複合化に
着目し、さらにb)微量添加剤の添加およびc)微構造
制御を補助手段として用いることにより、低い誘電損失
で、高い誘電率を有し、しかも良好な温度安定性を有す
る高周波誘電体セラミックスが得られることを見出だし
本発明をするに至った。
【0008】すなわち、本発明は、BaNd2 Ti5
14中に、BaBi2 Ta2 9 微粒子および/またはB
aBi2 Nb2 9 微粒子と、Cr2 3 微粒子とが分
散された高周波誘電体セラミックスであって、前記Ba
Nd2 Ti5 14、BaBi2 Ta2 9 微粒子、Ba
Bi2 Nb2 9 微粒子が、下記一般式Iにおいてxが
10〜25モル%となるように含有されており、前記C
2 3 微粒子が高周波誘電体セラミックス全体に対し
て0.5〜2.5重量%で含有されていることを特徴と
する高周波誘電体セラミックスを提供する。
【0009】 (1−x)BaNd2 Ti5 14 +x(BaBi2 Nb2 9 ,BaBi2 Ta2 9 ) …一般式I また、本発明は、BaNd2 Ti5 14粉末と、BaB
2 Ta2 9 粉末および/またはBaBi2 Nb2
9 粉末を個々に合成した後、これらの粉末とCr2 3
粉末とを混合して混合微粉末を作製する工程と、混合微
粉末を所定形状に成形し、これに熱処理を施して焼結す
る工程とを具備することを特徴とする上記高周波誘電体
セラミックスの製造方法を提供する。
【0010】本発明中、一般式(1−x)BaNd2
5 14+x(BaBi2 Nb2 9 ,BaBi2 Ta
2 9 )においてxは10〜25モル%に設定する。す
なわち、BaBi2 Nb2 9 および/またはBaBi
2 Ta2 9 の配合量を10〜25モル%の範囲に規定
する。これは、xが10モル%未満であると誘電率を高
める効果が充分でなく、100以上の誘電率を得ること
ができず、xが25モル%を超えると誘電損失が大きく
なるからである。
【0011】添加剤として添加するCr2 3 粉末の添
加量は高周波誘電体セラミックス全体に対して0.5〜
2.5重量%に設定する。これは、Cr2 3 粉末の添
加量が粉末の合計量の0.5重量%未満であると誘電損
失を低減する効果が充分でなく、粉末の合計量の2.5
重量%を超えると誘電率を低下させるからである。
【0012】本発明において、BaNd2 Ti5 14
末、BaBi2 Ta2 9 粉末、およびBaBi2 Nb
2 9 粉末を合成する方法としては、BaCO3 粉末、
Nd2 3 粉末、TiO2 粉末、Bi2 3 粉末、Nb
2 5 粉末、Ta2 5 粉末を用いた通常の固相反応法
を採用できる。この場合、BaNd2 Ti5 14粉末を
合成する際の仮焼温度は、1200〜1330℃とする
ことが好ましい。この温度範囲において一層純度が高く
単相で、焼結性の良いBaNd2 Ti5 14粉末を得る
ことができる。
【0013】粉末の粉砕は、混合微粉末の粒径がサブミ
クロンオーダーになるまで行う。なお、サブミクロンオ
ーダーとは、平均粒径で1μm以下を目安とする。ま
た、粉砕を行う装置としては、ボールミル、遊星ミル等
を用いることができる。
【0014】混合微粉末を成形した後の焼結における温
度は、Biの蒸発を抑えつつ複合材料の緻密化を図るた
めに1100〜1200℃の範囲であることが好まし
い。
【0015】次に、本発明の高周波誘電体セラミックス
の製造方法について説明する。
【0016】まず、BaO粉末、Nd2 3 粉末、およ
びTiO2 粉末を混合し、これを仮焼温度1200〜1
330℃で仮焼することにより、BaNd2 Ti5 14
粉末を合成する。
【0017】他方、BaO粉末、Bi2 3 粉末、およ
びNb2 5 粉末を混合し、これを仮焼温度750〜8
50℃で仮焼することにより、BaBi2 Nb2 9
末を合成し、BaO粉末、Bi2 3 粉末、およびTa
2 5 粉末を混合し、これを仮焼温度750〜850℃
で仮焼することにより、BaBi2 Ta2 9 粉末を合
成する。
【0018】得られたBaNd2 Ti5 14の仮焼粉
末、BaBi2 Nb2 9 の仮焼粉末、および/または
BaBi2 Ta2 9 の仮焼粉末を一般式(1−x)B
aNd2 Ti5 14+x(BaBi2 Nb2 9 ,Ba
Bi2 Ta2 9 )において、xが10〜25モル%と
なるように混合し、さらにこれにCr2 3 粉末を0.
5〜2.5重量%の割合で配合して、粒径がサブミクロ
ンオーダーになるまで粉砕・混合する。
【0019】その後、このようにして粉砕した混合微粉
末を常法にしたがって所定形状に成形し、これを110
0〜1200℃の温度範囲で焼結する。
【0020】このように本発明の高周波誘電体セラミッ
クスを製造することができる。
【0021】
【作用】本発明の高周波誘電体セラミックスは、強誘電
体粒子分散型常誘電体基複合材料である。すなわち、高
誘電率の常誘電相としてBaNd2 Ti5 14(誘電率
81)を用い、この常誘電相中に第2相の強誘電相とし
て高誘電率(常温における誘電率ε>280)かつ非常
に低い誘電率ピークを示すBaBi2 Nb2 9および
/またはBaBi2 Ta2 9 の微粒子を充分分散さ
せ、さらに添加剤としてCr2 3 粉末を加えてなるも
のである。
【0022】BaNd2 Ti5 14にBaBi2 Nb2
9 および/またはBaBi2 Ta2 9 微粒子が分散
されていることにより、高い誘電率および良好な温度安
定性特性を得ることができる。また、Cr2 3 微粒子
が存在することにより、誘電損失が10-4オーダー以下
に低く抑えられ、さらに温度特性が向上する。
【0023】また、本発明の高周波誘電体セラミックス
の製造方法は、BaNd2 Ti5 14粉末、BaBi2
Ta2 9 粉末、およびBaBi2 Nb2 9 粉末を個
々に合成し、合成した粉末を所定量混合し、さらにこれ
に所定量のCr2 3 粉末を加え、これらを混合・粉砕
して混合微粉末を作製し、この混合微粉末を所定形状に
成形し、これに熱処理を施して焼結するものである。
【0024】BaNd2 Ti5 14粉末、BaBi2
2 9 粉末、およびBaBi2 Nb2 9 粉末の合成
は、所定温度で仮焼することにより行われ、これによ
り、高純度で、単相の各粉末を得ることができる。ま
た、粉末を粉砕することにより、充分に粉末粒子を分散
させることができ、これにより混合微粉末の焼結を保証
する。さらに、最終段階の焼結のための熱処理により、
構成元素であるBiが蒸発することを防止し、得られる
高周波誘電体セラミックスの緻密化を図ることができ
る。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
【0026】実施例1 純度99.9%の市販のBaCO3 粉末、Nd2 3
末、およびTiO2 粉末の原料粉末を所定の組成に混合
し、混合粉末をボールミルにて24時間湿式混合・粉砕
した後、1200〜1330℃で3時間の一次仮焼を施
し、得られた粉末をボールミルにて8時間粉砕した後、
一次仮焼と同じ条件で二次仮焼を施して、高純度のBa
Nd2 Ti5 14粉末を合成した。
【0027】次に、純度99.9%のBaCO3 粉末、
Bi2 3 粉末、およびNb2 5粉末の原料粉末を上
記と同じ手順で混合・粉砕した後、750〜850℃で
3〜5時間仮焼してBaBi2 Nb2 9 粉末を合成し
た。また、純度99.9%のBaO粉末、Bi2 3
末、およびTa2 5 粉末の原料粉末を上記と同じ手順
で混合・粉砕し、仮焼してBaBi2 Ta2 9 粉末を
合成した。
【0028】以上のように合成したBaNd2 Ti5
14、BaBi2 Nb2 9 およびBaBi2 Ta2 9
粉末、並びに添加剤としてCr2 3 粉末を所定量秤量
してボールミルにて8時間混合し、分散させた。このと
き、BaNd2 Ti5 14、BaBi2 Nb2 9 およ
びBaBi2 Ta2 9 粉末については、一般式I(1
−x)BaNd2 Ti5 14+x(BaBi2 Nb2
9 ,BaBi2 Ta29 )において、xが10〜25
モル%の範囲となるように混合し、Cr2 3粉末につ
いては、0.5〜2.5重量%となるように添加した。
【0029】その後、この粉末の粒度分級を行い、30
0Mのメッシュを通過しなかった粉末を再度ボールミル
で8時間粉砕した後、この粉末を一回のみ粉砕した粉末
と混合して、さらに24〜36時間の粉砕を施した。そ
の結果、粒度0.4〜0.6μmで、均一に分散された
混合微粉末が得られた。
【0030】続いて、この混合微粉末に有機バインダを
加えて、乾式プレス成形により800〜1500kg/cm
2 の圧力で成形して外径12mmφ、厚さ10mmのタブレ
ット状の成形体を作製し、この成形体を1100〜12
00℃の温度(緻密化温度)で3時間焼結し、強誘電体
粒子分散型のBaNd2 Ti5 14基複合高周波誘電体
セラミックスを製造した。
【0031】このようにして得られた高周波誘電体セラ
ミックスについて、材料の微構造評価をX線回折および
透過電子顕微鏡により行い、誘電特性に測定を共振法に
より1GHzの周波数で行った。その結果を下記表1に
示す。
【0032】実施例2 BaNd2 Ti5 14を合成する際の仮焼温度を110
0および1190℃とすること以外は実施例1と同様に
して高周波誘電体セラミックスを製造した。なお、表1
に示すように、一般式Iにおけるx、Cr2 3 粉末の
添加量を設定した。得られた高周波誘電体セラミックス
の微構造評価および誘電特性を実施例1と同様にして調
べた。その結果を下記表1に併記する。
【0033】比較例1 BaBi2 Nb2 9 およびBaBi2 Ta2 9 の含
有量、すなわち、一般式Iにおけるxが5モル%または
30モル%とすること以外は実施例1と同様にして高周
波誘電体セラミックスを製造した。なお、この場合、C
2 3 粉末の添加量は表1に示すように設定した。得
られた高周波誘電体セラミックスの微構造評価および誘
電特性を実施例1と同様にして調べた。その結果を下記
表1に併記する。
【0034】比較例2 Cr2 3 粉末の添加量を0.3重量%および3.0重
量%とすること以外は実施例1と同様にして高周波誘電
体セラミックスを製造した。なお、一般式Iにおけるx
を表1に示すように設定した。得られた高周波誘電体セ
ラミックスの微構造評価および誘電特性を実施例1と同
様にして調べた。その結果を下記表1に併記する。
【0035】
【表1】 表1から明らかなように、BaBi2 Nb2 9 および
BaBi2 Ta2 9の含有量xが増加するにつれて、
誘電率が次第に向上すると同時に、共振周波数の温度係
数τfが零になる。しかし、xが増加するにつれて誘電
損失は大きくなり、Q値が低下する傾向にある。総合的
にみれば、xが10〜25モル%の範囲であれば、10
0以上の誘電率および良好な温度特性を得られると同時
に、Cr2 3 粉末の添加量が0.5〜2.5重量%で
あることを条件に2500以上のQ値が得られることが
確認された。
【0036】また、実施例2は、BaNd2 Ti5 14
粉末の合成の際に、実施例1よりも低い仮焼温度で仮焼
を行っているものである。仮焼温度が1100℃および
1190℃で合成されたBaNd2 Ti5 14は、完全
な単相ではなく、Nd2 Ti2 7 やBaTi4 9
の低誘電率の相が存在しているため、誘電率が100と
比較的低い傾向となった。なお、仮焼温度が1340℃
と高い場合についても実験を行ったが、この場合には、
この実施例で設定した1100〜1200℃の焼結温度
では焼結することができず、焼結性が悪いことが確認さ
れた。この結果から、BaNd2 Ti5 14を合成する
際の仮焼温度は1200〜1330℃の範囲が好ましい
ことが判った。
【0037】一方、比較例1では、BaBi2 Nb2
9 およびBaBi2 Ta2 9 の含有量xが5モル%お
よび30モル%と、本発明の範囲から外れていることか
ら、誘電率が100未満と従来技術の範囲に止まるか、
または誘電損失が大きすぎる傾向を示した。
【0038】さらに、比較例2において、Cr2 3
末の添加量が0.3重量%と少ないものは誘電損失が大
きくなり、3.0重量%と多いものは誘電率が小さくな
る傾向を示した。
【0039】加えて、緻密化温度と組成の関係を見る
と、含有量xが増加するにつれて緻密化温度が低下す
る。
【0040】比較例3 各粉末を混合した後のボールミルによる粉砕を合計24
時間しか行わない点のみ実施例1および実施例2と異な
る方法で高周波誘電体セラミックスを製造した。この結
果、表1中A欄に示したように、緻密化温度がBaBi
2 Nb2 9 やBaBi2 Ta2 9 の融点よりかなり
高くなった。このような温度では、Biの蒸発を招き易
いため、良好な誘電特性は期待できない。
【0041】
【発明の効果】以上説明した如く本発明の高周波誘電体
セラミックスおよびその製造方法では、高誘電率の常誘
電相としてBaNd2 Ti5 14を用い、第2相の強誘
電相としてBaBi2 Nb2 9 および/またはBaB
2 Ta2 9 を加え、さらに添加剤としてCr2 3
粉末を添加することにより、低い誘電損失で、良好な温
度安定性を有し、しかも100〜120程度の高い誘電
率を示す高周波誘電体セラミックスを得ることができ
る。この高周波誘電体セラミックスにより、高周波誘電
体デバイスの一層の小型化を可能にすることができ、工
業的価値が極めて高い。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 BaNd2 Ti5 14中に、BaBi2
    Ta2 9 微粒子および/またはBaBi2 Nb2 9
    微粒子と、Cr2 3 微粒子とが分散された高周波誘電
    体セラミックスであって、前記BaNd2 Ti5 14
    BaBi2 Ta2 9 微粒子、BaBi2 Nb2 9
    粒子が、下記一般式Iにおいてxが10〜25モル%と
    なるように含有されており、前記Cr2 3 微粒子が高
    周波誘電体セラミックス全体に対して0.5〜2.5重
    量%で含有されていることを特徴とする高周波誘電体セ
    ラミックス。 (1−x)BaNd2 Ti5 14 +x(BaBi2 Nb2 9 ,BaBi2 Ta2 9 ) …一般式I
  2. 【請求項2】BaNd2 Ti5 14粉末と、BaBi2
    Ta2 9 粉末および/またはBaBi2 Nb2 9
    末を個々に合成した後、これらの粉末とCr2 3 粉末
    とを混合して混合微粉末を作製する工程と、 前記混合微粉末を所定形状に成形し、これに熱処理を施
    して焼結する工程とを具備することを特徴とする請求項
    1記載の高周波誘電体セラミックスの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100401942B1 (ko) * 2000-11-17 2003-10-17 홍국선 유전체 세라믹 조성물 및 그 제조방법
JP2007197277A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Kyocera Corp 誘電体磁器組成物および誘電体磁器、ならびにemiフィルタ
CN111393161A (zh) * 2020-03-14 2020-07-10 杭州电子科技大学 钛酸铋钠钛酸锶基储能陶瓷材料及其制备方法

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