JPH06131660A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JPH06131660A
JPH06131660A JP30474092A JP30474092A JPH06131660A JP H06131660 A JPH06131660 A JP H06131660A JP 30474092 A JP30474092 A JP 30474092A JP 30474092 A JP30474092 A JP 30474092A JP H06131660 A JPH06131660 A JP H06131660A
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JP
Japan
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magnetic
electron beam
layer
back coat
magnetic layer
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JP30474092A
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Masahide Kono
雅秀 河野
Yasushi Ishikawa
泰史 石川
Hideki Sasaki
英樹 佐々木
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Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】非磁性支持体の一方の表面上にバックコート層
を塗布した後、該バックコート層に前記非磁性支持体を
介して電子線を照射して、このバックコート層を硬化
し、次いで、前記非磁性支持体のバックコート層とは反
対側の面に磁性層を塗布し、最後にこの磁性層に電子線
を直接照射して、該磁性層を硬化することを特徴とす
る。 【効果】本発明の磁気記録媒体の製造方法においては、
上記したように、基板上に塗布されたバックコート層
に、基板を介して間接的に電子線を照射するようにした
ので、バックコート層への電子線の照射が適切なものと
なり、適度な硬化度と柔軟性を持ったバックコート層が
得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体の製造方
法に関し、更に詳細には、非磁性支持体、バインダとし
て電子線硬化性樹脂を用いた磁性層、およびバインダと
して電子線硬化性樹脂を用いたバックコート層を有する
磁気記録媒体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バインダとして電子線硬化性樹脂
を磁性層およびバックコート層に用いた磁気記録媒体
は、通常次の2つの方法によって製造されている。
【0003】すなわち、1番目の方法は、非磁性支持体
である例えばテープの片面に、磁性層およびバックコー
ト層の一方を塗布し、これに電子線を照射して硬化さ
せ、一旦巻取り、その後テープの反対側の面に上記磁性
層およびバックコート層のうち他方を塗布し、これに電
子線を照射して硬化させる方法であり、2番目の方法
は、テープの一方の面にバックコート層を塗布し、硬化
し、これと並行に、テープの他方の面に磁性層を塗布
し、硬化させる方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法により、磁気記録媒体を製造した場合には、特
に、バックコート層の柔軟性が減少し、脆性が増大し
て、デッキでの走行中、ガイドピン等との接触部で削れ
が多くなり、この削れカスが磁性層面に付着して、エラ
ーを増大させるという問題点があった。
【0005】そこで、本発明は、充分な硬化度と柔軟性
をもったバックコート層を備える磁気記録媒体を製造す
る方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、磁気記録媒体の製造方法について、特に、上記各層
の硬化のための電子線の照射方法について、鋭意研究し
たところ、従来の方法にあっては、いずれもバックコー
ト層を塗布した後、該バックコート層に直接電子線を照
射して硬化させるようにしていたので、硬化反応が進み
過ぎ、塗膜が脆弱になってしまうことが判明した。
【0007】本発明は、この知見に基づくもので、上記
目的を次の(1)〜(2)の発明によって達成する。
【0008】(1)非磁性支持体、バインダとして電子
線硬化性樹脂を用いた磁性層、およびバインダとして電
子線硬化性樹脂を用いたバックコート層を有する磁気記
録媒体の製造方法において、前記非磁性支持体の一方の
表面上にバックコート層を塗布した後、該バックコート
層に前記非磁性支持体を介して電子線を照射して、この
バックコート層を硬化し、次いで、前記非磁性支持体の
バックコート層とは反対側の面に磁性層を塗布し、最後
にこの磁性層に電子線を直接照射して、該磁性層を硬化
することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。 (2)バックコート層の硬化後、少なくとも24時間以
内に磁性層の塗布および硬化を行う上記(1)の磁気記
録媒体の製造方法。
【0009】
【作用】本発明の磁気記録媒体の製造方法においては、
上記したように、基板上に塗布されたバックコート層
に、基板を介して間接的に電子線を照射するようにした
ので、バックコート層への電子線の照射が適切なものと
なり、適度な硬化度と柔軟性を持ったバックコート層が
得られる。
【0010】
【発明の具体的な説明】以下、本発明の具体的構成につ
いて説明する。本発明の製造方法によって製造される磁
気記録媒体は、非磁性支持体、この非磁性支持体の一方
の面に形成される磁性層、および他方の面に形成される
バックコート層を備えている。
【0011】上記磁性層は、主として磁性粉末とバイン
ダとを含有するものである。
【0012】磁性層は、公知の各種塗布型磁性層であっ
てよい。本発明に用いる磁性粉末としては、例えばγ−
Fe23 、Co含有γ−Fe23 、Fe34 、C
o含有Fe34 、CrO2 等の酸化物微粉末や、F
e、Co、Niあるいはこれらの合金微粉末等公知の磁
性粉末から、目的に応じて適当なものを選択すればよ
く、その保磁力Hc、飽和磁化σs等も目的に応じ適宜
選択すればよい。
【0013】また、磁性粉末は、針状形態、粒状形態あ
るいは板状形態であり、その寸法は磁気記録媒体として
用いる用途によって選択されるが、一般に、長径0.1
〜1μm 、軸比1〜20のものが好ましく、板状の場合
は、粒径0.01〜0.5μm、板状比1〜20のもの
が好ましい。またビデオ用、オーディオ用等のテープに
使用される針状形態は、直径0.1〜0.5μm 、針状
比4〜15のものが好ましい。また、比表面積(BET
値)は20〜70m2/gのものが好ましい。
【0014】バインダとしては、電子線硬化性樹脂を用
いる。その具体例としては、ラジカル重合性を有する不
飽和二重結合を示すアクリル酸、メタクリル酸あるいは
それらのエステル化合物のようなアクリル系二重結合、
ジアリルフタレートのようなアリル系二重結合、マレイ
ン酸、マレイン酸誘導体等の不飽和結合等の放射線照射
による架橋あるいは重合乾燥する基を熱可塑性樹脂の分
子中に含有または導入した樹脂である。その他、電子線
照射により架橋重合する不飽和二重結合を1個以上有す
る化合物であれば用いることができる。
【0015】電子線照射による架橋あるいは重合乾燥す
る基を熱可塑性樹脂の分子中に含有または導入した樹脂
としては、樹脂中にマレイン酸やフマル酸等を含有する
ものであってもよい。その含有量は、製造時の架橋、放
射線硬化性等から酸成分中1〜40モル%、好ましくは
10〜30モル%である。
【0016】電子線硬化性樹脂に変性できる熱可塑性樹
脂の例としては、次のようなものを挙げることができ
る。
【0017】塩化ビニール−酢酸ビニール−ビニールア
ルコール共重合体、塩化ビニール−ビニールアルコール
共重合体、塩化ビニール−ビニールアルコール−プロピ
オン酸ビニール共重合体、塩化ビニール−酢酸ビニ−ル
−マレイン酸共重合体、塩化ビニール−酢酸ビニール−
ビニルアルコール−マレイン酸共重合体、塩化ビニール
−酢酸ビニール−末端OH側鎖アルキル基共重合体、例
えば塩化ビニール−ヒドロキシアルキル(メタ)アクリ
レート共重合体、塩化ビニール−アリルグリシジルエー
テル共重合体、塩化ビニール−アリルグリシジルエーテ
ル−ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート共重合
体、UCC社製VROH、VYNC、VYEGX、VE
RR、VYES、VMCA、VAGH、UCARMAG
520、UCARMAG528、日本ゼオンMR−11
0、積水化学工業エスレックE等が挙げらる。
【0018】そして、このものにアクリル系二重結合、
マレイン酸系二重結合、アリル系二重結合を導入して電
子線感応変性を行う。
【0019】これらはカルボン酸、スルホン酸K、硫酸
K、ホスホン酸Na、4級アンモニウム等の極性基を含
有してもよい。
【0020】この他、飽和ポリエステル樹脂、ポリビニ
ルアルコール系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノキシ系樹
脂、繊維素誘導体等が好適である。
【0021】その他、電子線感応変性に用いることので
きる樹脂としては、多官能ポリエステル樹脂、ポリエー
テルエステル樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂および誘
導体(PVPオレフィン共重合体)、ポリアミド樹脂、
ポリイミド樹脂、フェノール樹脂、スピロアセタール樹
脂、水酸基を含有するアクリルエステルおよびメタクリ
ルエステルを重合成分として少なくとも一種含むアクリ
ル系樹脂等も有効である。
【0022】そして、これらは単独で、あるいは2種以
上併用して用いられる。
【0023】エラストマーもしくはプレポリマーも使用
でき、その好適例としては、ポリウレタンエラストマー
もしくはプレポリマーがある。
【0024】ポリウレタンの使用は耐摩耗性、および支
持体、例えばPETフィルムへの接着性が良い点で特に
有効である。ウレタン化合物の例としては、イソシアネ
ートとして、2,4−トルエンジイソシアネート、2,
6−トルエンジイソシアネート、1,3−キシレンジイ
ソシアネート、1,4−キシレンジイソシアネート、
1,5−ナフタレンジイソシアネート、m−フェニレン
ジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、
3,3´−ジメチル−4,4´−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、4,4´−ジフェニルメタンジイソシア
ネート、3,3´−ジメチルビフェニレンジイソシアネ
ート、4,4´−ビフェニレンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、イソフォロンジイソシア
ネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、デ
スモジュールL、デスモジュールN等の各種多価イソシ
アネートと、線状飽和ポリエステル(エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、グリセリン、トリメチロー
ルプロパン、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサ
ンジオール、ペンタエリスリット、ソルビトール、ネオ
ペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ールの様な多価アルコールと、フタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸
の様な飽和多塩基酸との縮重合によるもの)、線状飽和
ポリエーテル(ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ポリテトラメチレングリコール)やカプ
ロラクタム、ヒドロキシル含有アクリル酸エステル、ヒ
ドロキシル含有メタクリル酸エステル等の各種ポリエス
テル類の縮重合物により成るポリウレタンエラストマ
ー、プレポリマーが有効である。
【0025】これらのウレタンエラストマーの末端のイ
ソシアネート基または水酸基と、アクリル系二重結合ま
たはアリル系二重結合等を有する単量体とを反応させる
ことにより、放射線感応性に変性することは非常に効果
的である。また、末端に極性基としてOH、COOH、
スルホン酸Na、ホスフィン酸Na、ホスホン酸Na等
のリン含有基等を含有するものものも含む。
【0026】さらに、不飽和二重結合を有する長鎖脂肪
酸のモノあるいはジグリセリド等、イソシアネート基と
反応する活性水素を持ち、かつ電子線硬化性を有する不
飽和二重結合を有する単量体も含まれる。
【0027】上述のアクリロイル変性塩化ビニル系共重
合体とのこれらウレタンエラストマーの併用は、配向度
および面粗れの改良に特に好適である。
【0028】この他、アクリロニトリル−ブタジエン共
重合エラストマー、ポリブタジエンエラストマーも好適
である。
【0029】またポリブタジエンの環化物、日本合成ゴ
ム製CBR−M901も熱可塑性樹脂との組合せにより
すぐれた性質を有している。
【0030】磁性層には無機顔料が含まれていてもよ
い。
【0031】無機顔料としては、1)導電性のあるカー
ボンブラック、グラファイト、グラファイト化カーボン
ブラック、また2)無機充填剤としてSiO2 、TiO
2 、α化率60%以上のα−Al2 3 、Cr2 3
SiC、CaO、CaCO3、酸化亜鉛、α−Fe2
3 、タルク、カオリン、CaSO4 、窒化硼素、フッ化
黒鉛、二硫化モリブデン、ZnS等がある。またこの
他、次のような微粒子顔料(エアロジルタイプ、コロイ
ダルタイプ):SiO2 、γ−Al2 3 、TiO2
ZrO2 、Cr2 3 、Y2 3 、CeO2 、Fe3
4 、Fe2 3 、ZrSiO4 、Sb2 5 、SnO2
等も用いられる。これら微粒子顔料は、例えばSiO2
の場合、無水硅酸の超微粒子コロイド溶液(スノーテ
ックス、水系、メタノールシリカゾル等、日産化学)、
精製四塩化ケイ素の燃焼によって製造される超微粒子
状無水シリカ(標準品100 )(アエロジル、日本ア
エロジル株式会社)などが挙げられる。また、前記の
超微粒子コロイド溶液およびと同様の気相法で製造さ
れる超微粒子状の酸化アルミニウム、並びに酸化チタン
および前述の微粒子顔料が使用され得る。この様な無機
顔料の使用量は1)に関しては磁性粉100重量部に対
して1〜30重量部、また2)に関しては1〜30重量
部が適当であり、これらがあまり多くなると、塗膜がも
ろくなり、かえってドロップアウトが多くなるという欠
点がある。
【0032】また、無機顔料の径については1)および
2)のいずれに関しても0.5μm以下が好ましい。
【0033】さらに、磁性塗料には、溶剤、分散剤およ
び潤滑剤等が含まれていてもよい。
【0034】溶剤としては特に制限はないが、バインダ
の溶解性および相溶性等を考慮して適宜選択される。
【0035】例えばアセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン
類、ギ酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル
類、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタ
ノール等のアルコール類、トルエン、キシレン、エチル
ベンゼン等の芳香族炭化水素類、イソプロピルエーテ
ル、エチルエーテル、ジオキサン等のエーテル類、テト
ラヒドロフラン、フルフラール等のフラン類等を単一溶
剤またはこれらの混合溶剤として用いられる。
【0036】これらの溶剤はバインダに対して10〜1
0000wt%、特に100〜5000wt%の割合で用い
る。
【0037】また、磁性塗料中には、必要に応じ、潤滑
剤、分散剤等の各種添加物を添加してもよい。
【0038】潤滑剤としては(分散剤をも含めて)、従
来この種磁性層に用いられる種類のものはいずれも用い
ることができるが、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン
酸、ミルスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘ
ン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレ
ン酸ステアロール酸等の炭素数12以上の脂肪酸(RC
OOH、Rは炭素数11以上のアルキル基); 前記の
脂肪酸のアルカリ金属(Li,Na,K等)またはアル
カリ土類金属(Mg,Ca,Ba等)からなる金属石
鹸;レシチン等が使用される。
【0039】この他に炭素数12以上の高級アルコー
ル、およびこれらの硫酸エステル、界面活性剤、チタン
カップリング剤、シランカップリング剤等も使用可能で
ある。
【0040】これらの潤滑剤(分散剤)はバインダ10
0重量部に対して1〜20重量部の範囲で添加される。
【0041】潤滑剤としては、上記の他にシリコーンオ
イル、グラファイト、二硫化モリブデン、二硫化タング
ステン、炭素数12〜16個の一塩基性脂肪酸と炭素数
3〜12個の一価のアルコールからなる脂肪酸エステル
類、炭素数17個以上の一塩基性脂肪酸とこの脂肪酸の
炭素数と合計して、炭素数が21〜23個よりなる一価
のアルコールとからなる脂肪酸エステル等が使用され
る。
【0042】これらの潤滑剤はバインダ100重量部に
対して0.2〜20重量部の範囲で添加される。
【0043】また、その他の添加剤としては、この種の
磁性層に用いるものは何でも用いることができるが、例
えば、帯電防止剤としてサポニンなどの天然界面活性
剤;アルキレンオキサイド系、グリセリン系、グリシド
ール系などのノニオン界面活性剤; 高級アルキルアミ
ン類、第4級アンモニウム塩類、ピリジンその他の複素
環類、ホスホニルまたはスルホニル類などのカチオン界
面活性剤; カルボン酸、スルホン酸、リン酸、硫酸エ
ステル基、リン酸エステル基等の酸性基を含むアニオン
界面活性剤; アミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミ
ノアルコールの硫酸またはリン酸エステル類等の両性活
性剤などが使用される。
【0044】本発明の磁気記録媒体に用いる非磁性支持
体に特に制限はなく、目的に応じて各種可撓性材質、各
種剛性材質から選択した材料を、各種規格に応じてテー
プ状などの所定形状および寸法とすればよい。例えば、
可撓性材質としては、ポリエチレンテレフタレート等の
ポリエステルが挙げられる。
【0045】本発明のバックコート層は、無機顔料、有
機バインダおよび潤滑剤を含有するものからなることが
好ましい。
【0046】無機顔料としては、1)導電性のあるカーボ
ンブラック、グラファイト、また、2)無機充填剤として
SiO2 、TiO2 、α−Al2 3 (好ましくはα化
率60%以上)、Cr2 3 、SiC、CaO、CaC
3 、酸化亜鉛、ゲーサイト、α−Fe2 3 、タル
ク、カオリン、CaSO4 、窒化硼素、フッ化黒塩、二
硫化モリブデン、ZnS等があり、中でもCaCO3
カオリン、ZnO、ゲーサイト、ZnSやカーボンが使
用される。
【0047】このような無機顔料の使用量は1)に関して
はバインダ100重量部に対して20〜200重量部、
また2)に関しては10〜300重量部が適当であり、無
機顔料があまり多くなると、塗膜がもろくなり、かえっ
てドロップアウトが多くなるという欠点がある。
【0048】潤滑剤(分散剤をも含めて)およびその他
の添加物は、、従来この種バックコート層に用いられる
種類のものはいずれも用いることができるが、上記の磁
性層に用いたものを好ましく用いることができる。
【0049】また、バインダも、上記磁性層に用いた電
子硬化性樹脂を好ましく用いることができる。
【0050】以上の構造を有する磁気記録媒体は具体的
には、次のようにして製造される。
【0051】すなわち、上記非磁性支持体の一方の表面
上に先ずバックコート層材料を塗布した後、この塗膜
に、上記非磁性支持体を介して電子線を照射して、この
バックコート層を硬化し、次いで、前記非磁性支持体の
バックコート層とは反対側の面に磁性層材料を塗布し、
最後にこの磁性層材料に電子線を直接照射して、該磁性
層を硬化して、磁気記録媒体を製造するものである。
【0052】このように、バックコート層に、非磁性支
持体を介して電子線を照射することにより、適度に柔軟
なバックコート層を得ることができる。
【0053】従来の電子線硬化においては、過去の紫外
線硬化の技術の延長上で硬化手法が考えられていたた
め、被照射物側より硬化する必要があるとされていた。
とくに従来より提案される無溶剤タイプの樹脂を使用す
る場合においては、硬化するまでは液状であり、この手
法を採用せざるを得なかった。しかし我々が磁気記録媒
体用として好適なものとして使用する溶剤溶解タイプの
樹脂を使用すれば、溶剤を乾燥してしまえば固体状であ
り、塗膜側からでも支持体側からでも照射が可能であ
る。また、支持体側から照射する場合の電子線のエネル
ギーの減衰は、支持体の厚さに依存はするものの、磁気
記録媒体用の5〜100μm 程度の支持体であれば、本
発明が示すように大きく減衰するものではなく、むしろ
支持体の樹脂の活性化がおこり好都合である。活性状態
の利用(磁性層の塗布、硬化)は、バックコート層の硬
化後、なるべく速やかに行うことが望ましい。磁性層の
非磁性支持体への接着性が向上するからである。非磁性
支持体の厚さにもよるが、遅くとも24時間以内に磁性
層の塗布、硬化を行うべきである。これは、バックコー
ト層の硬化のために、電子線が非磁性支持体の磁性層形
成側面に照射されると、該磁性層形成側面の樹脂中にラ
ジカル等の活性種ができ、その上に電子線硬化性の磁性
塗料を塗布して、電子線硬化を行うと、非磁性支持体と
塗膜との間に化学結合が生ずると考えられるからであ
る。
【0054】電子線の照射自体の条件は、バックコート
層の場合と磁性層の場合とで同じであってよい。
【0055】塗膜を硬化する際に使用する電子線特性と
しては、透過力の面から加速電圧100〜750KV、
好ましくは150〜300KVの電子線加速器を用い、
吸収線量を3〜20メガラッド(Mrad)になるよう
に照射するのが好都合である。
【0056】また、電子線架橋に際しては、H2 ガス、
Heガス等の不活性ガス気流中で放射線を記録媒体に照
射することが重要であり、磁性塗膜のように非常に磁性
粒子充填度の高い塗膜は、非常に多孔質となっている為
に、空気中で放射線を照射することは、バインダー成分
の架橋に際し、放射線照射により生じたO∇等の影響で
ポリマー中に生じたラジカルが有効に架橋反応に働くこ
とを阻害する。
【0057】その影響は磁性層表面は当然として、多孔
質のため塗膜内部までバインダー架橋阻害の影響を受け
る。
【0058】従って、活性エネルギー線を照射する部分
の雰囲気は特に酸素濃度が最大で1%のN2 、He、C
2 等の不活性ガス雰囲気に保つことが重要となる。
【0059】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を比較例ととも
に説明する。
【0060】次のようにして、バックコート層および磁
性層を備える磁気記録媒体である磁気テープを作製し
た。なお、組成の数値は、重量部である。
【0061】 バックコート層 カーボンブラック(粒径0.02μm,BET220m2 /g) 100 カーボンブラック(粒径0.34μm,BET 8m2 /g) 5 研磨剤(α−アルミナ・粒径0.2μm)α化率85% 1 電子線硬化性塩化ビニル(MEK30%溶液) 300 電子線硬化性ウレタン(MEK35%溶液) 70 MEK 200 トルエン 200
【0062】以上の組成物をボールミルに入れ15時間
分散した後、下記の組成物を添加して、更に3時間分散
してバックコート塗料を作製した。
【0063】 ステアリン酸ブチル 1 MEK 500 トルエン 500
【0064】このバックコート塗料を厚さ10μmのポ
リエステルフィルムに厚さ0.5μmになるように塗布
し、これによって形成された塗膜に、エレクトロカーテ
ンタイプ電子線加速装置を用いて加速電圧150Ke
V、電極電流10mA、吸収線量5Mrad、N2 ガス
中で、ポリエステルフィルム側から、すなわちポリエス
テルフィルムを介して間接的に電子線を照射して、硬化
してバックコート層を作製した。
【0065】 磁性層 メタル磁性粉(比表面積50m2 /g・Hc:1500 Oe・ σs:120emu/g) 100 研磨剤(α−アルミナ・粒径0.2μm,α化率65%) 10 カーボンブラック(粒径0.34μm,BET8m2 /g) 5 電子線硬化性塩化ビニル(MEK20%溶液) 80 電子線硬化性ウレタン(MEK30%溶液) 13 MEK 50 トルエン 50
【0066】以上の組成物をサンドミルに入れ13時間
分散した後、下記の組成物を添加して、更に2時間分散
して磁性塗料を作製した。
【0067】 ステアリン酸 2 ステアリン酸ブチル 2 MEK 100 トルエン 100
【0068】この磁性塗料を、上記バックコート層を設
けた支持体の反対面に塗布して磁性層を設け、磁場配向
した後、乾燥、カレンダ処理を行い、その後、上記と同
条件で電子線をこの磁性層に照射して硬化し、厚さ3μ
mの磁性層を形成した。なお、この照射は磁性層へ直接
行い、磁性層を形成し、DAT用磁気テープである磁気
記録媒体(実施例)を作製した。
【0069】一方、電子線照射方法が異なる以外は、材
料等は全て同一にして従来の磁気記録媒体の製造方法の
通り、先ずバックコート層の塗布を行い、電子線を直接
この塗膜に照射して、硬化を行い、次いで磁性層の塗
布、電子線を直接照射しての硬化を行って磁気記録媒体
を作製し、これを比較例1とした。
【0070】次いで、比較例2乃至9を作製した。これ
らの比較例2乃至9においても、次に説明するように電
子線照射方法が異なる以外は、実施例と同条件とした。
なお、以下の説明において、電子線について直接照射と
は、硬化すべき塗膜に電子線を直にすなわち直接照射す
る方法をいい、間接照射とは、硬化すべき塗膜に対して
電子線を少なくとも非磁性支持体を介して照射する方法
をいうものとする。
【0071】比較例2は、バックコート層塗布、バック
コート層間接照射、磁性層塗布、間接照射による。比較
例3は、バックコート層塗布、バックコート層直接照
射、磁性層塗布、磁性層間接による。バックコート層お
よび磁性層を塗布し、磁性層側から電子線の照射を行っ
たものを比較例4、バックコート層側から電子線の照射
を行ったものを比較例5とした。比較例6は、磁性層塗
布、直接照射、バックコート層塗布、直接照射による。
比較例7は、磁性層塗布、直接照射、バックコート層塗
布、間接照射による。比較例8は、磁性層塗布、間接照
射、バックコート層塗布、直接照射による。比較例9
は、磁性層塗布、間接照射、バックコート層塗布、間接
照射による。以上の電子線照射態様の概要を図1の
(a)(j)に示した。
【0072】この図において、Mは磁性層を、Bはバッ
クコート層をそれぞれ示す。
【0073】上記実施例および比較例1乃至9の磁気記
録媒体を用いて、これらの磁気記録媒体について、磁性
層の接着強度測定、磁性層およびバックコート層の削れ
の試験およびブロックエラーレートの測定を行った。そ
の結果を表1に示した。
【0074】なお、磁性層の接着強度は、両面接着テー
プを用いたJIS規格による接着強度試験方法により、
温度23℃、湿度60%の雰囲気中で行った。また、削
れの測定は、磁気テープを、60m長さでR−DAT用
ハーフに組み込み、デッキで全長走行させた後、回転ヘ
ッド部の汚れと、ガイドピンの汚れを観察することによ
って行った。
【0075】ブロックエラーレートの測定は、ソニー社
製R−DATデッキDTC−1000ESを用いて、上
記の実施例および比較例の磁気記録媒体の任意の部分
に、フルスケールレベルより3db低い1kHz 正弦波
を、L、R両チャンネルに録音し、再生時、1秒毎にC
エラー発生ブロック数を計数し、1秒間当たりのデコー
ドブロック数に対する比を算出して演算したものである
(なお、測定は、メインエリアのみを対象として連続6
分間以上行い、その平均値を測定値とする)。
【0076】この表から分かるように、本発明の実施例
による磁気記録媒体では、バックコート層の削れが無
く、磁性層と支持体との接着性が向上し、しかも磁性層
削れとブロックエラーレートが良好であるのに対して、
バックコート層に対し、電子線を直接照射した比較例
1、2、3、5、6、8においては、バックコート層の
柔軟性が低下することより削れやすくなって、ブロック
エラーレートも悪化した。
【0077】また、他の比較例4、7、9では、バック
コート層の硬化が足りず、同様にブロックエラーレート
が大きくなり、本発明の実施例による磁気記録媒体が好
ましいことが明確に分かる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気記録
媒体の製造方法では、バックコート層に電子線を非磁性
支持体を介して間接的に照射することにより、適切な硬
化度で柔軟性のあるバックコート層を得ることができ
る。
【0079】また、バックコート層の硬化のための電子
線を非磁性支持体に照射した後、磁性層を形成するよう
にしたことから、非磁性支持体への磁性層の接着強度も
向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例および比較例1〜9における電子線照射
の態様を説明する図である。
【表1】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】従来の電子線硬化においては、過去の紫外
線硬化の技術の延長上で硬化手法が考えられていたた
め、被照射物側より硬化する必要があるとされていた。
とくに従来より提案される無溶剤タイプの樹脂を使用す
る場合においては、硬化するまでは液状であり、この手
法を採用せざるを得なかった。しかし我々が磁気記録媒
体用として好適なものとして使用する溶剤溶解タイプの
樹脂を使用すれば、溶剤を乾燥してしまえば固体状であ
り、塗膜側からでも支持体側からでも照射が可能であ
る。また、支持体側から照射する場合の電子線のエネル
ギーの減衰は、支持体の厚さに依存はするものの、磁気
記録媒体用の5〜100μm程度の支持体であれば、本
発明が示すように大きく減衰するものではなく、むしろ
支持体の樹脂の活性化がおこり好都合である。活性状態
の利用(磁性層の塗布、硬化)は、バックコート層の硬
化後、なるべく速やかに行うことが望ましい。磁性層の
非磁性支持体への接着性が向上するからである。非磁性
支持体の厚さにもよるが、遅くとも24時間以内に磁性
層の塗布、硬化を行うべきである。この時間は非常に短
時間であってよい。これは、バックコート層の硬化のた
めに、電子線が非磁性支持体の磁性層形成側面に照射さ
れると、該磁性層形成側面の樹脂中にラジカル等の活性
種ができ、その上に電子線硬化性の磁性塗料を塗布し
て、電子線硬化を行うと、非磁性支持体と塗膜との間に
化学結合が生ずると考えられるからである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】また、電子線架橋に際しては、Hガス、
Heガス等の不活性ガス気流中で放射線を記録媒体に照
射することが重要であり、磁性塗膜のように非常に磁性
粒子充填度の高い塗膜は、非常に多孔質となっている為
に、空気中で放射線を照射することは、バインダー成分
の架橋に際し、放射線照射により生じたO等の影響で
ポリマー中に生じたラジカルが有効に架橋反応に働くこ
とを阻害する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】従って、活性エネルギー線を照射する部分
の雰囲気は特に酸素濃度が最大で1%のN、He、C
等の不活性ガス雰囲気に保つことが重要となる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】 バックコート層 カーボンブラック(粒径0.02μm,BET220m/g) 100 カーボンブラック(粒径0.34μm,BET 8m/g) 5 研磨剤(α−アルミナ・粒径0.2μm)α化率85% 1 電子線硬化性塩化ビニル(S含有、MEK30%溶液) 300 電子線硬化性ウレタン(P含有、MEK35%溶液) 70 MEK 200 トルエン 200
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】このバックコート塗料を厚さ10μmのポ
リエステルフィルムに厚さ0.5μmになるように塗布
し、これによって形成された塗膜に、エレクトロカーテ
ンタイプ電子線加速装置を用いて加速電圧150KV、
電極電流10mA、吸収線量5Mrad、Nガス中
で、ポリエステルフィルム側から、すなわちポリエステ
ルフィルムを介して間接的に電子線を照射して、硬化し
てバックコート層を作製した。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】この磁性塗料を、上記バックコート層を硬
化してから1時間後、上記バックコート層を設けた支持
体の反対面に塗布して磁性層を設け、磁場配向した後、
乾燥、カレンダ処理を行い、その後、上記と同条件で電
子線をこの磁性層に照射して硬化し、厚さ3μmの磁性
層を形成した。なお、この照射は磁性層へ直接行い、磁
性層を形成し、DAT用磁気テープである磁気記録媒体
(実施例)を作製した。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正内容】
【0071】比較例2は、バックコート層塗布、バック
コート層間接照射、磁性層塗布、間接照射による。比較
例3は、バックコート層塗布、バックコート層直接照
射、磁性層塗布、磁性層間接による。バックコート層お
よび磁性層を塗布し、磁性層側から電子線の照射を行っ
たものを比較例4、バックコート層側から電子線の照射
を行ったものを比較例5とした。比較例6は、磁性層塗
布、直接照射、バックコート層塗布、直接照射による。
比較例7は、磁性層塗布、直接照射、バックコート層塗
布、間接照射による。比較例8は、磁性層塗布、間接照
射、バックコート層塗布、直接照射による。比較例9
は、磁性層塗布、間接照射、バックコート層塗布、間接
照射による。以上の電子線照射態様の概要を図1の
(a)〜(j)に示した。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正内容】
【0072】この図において、Mは磁性層を、Bはバッ
クコート層、Baseは支持体をそれぞれ示す。また矢
印は電子線の照射方向を示す。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正内容】
【0076】
【表1】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正内容】
【0077】この表から分かるように、本発明の実施例
による磁気記録媒体では、バックコート層の削れが無
く、磁性層と支持体との接着性が向上し、しかも磁性層
削れとブロックエラーレートが良好であるのに対して、
バックコート層に対し、電子線を直接照射した比較例
1、2、3、5、6、8においては、バックコート層の
柔軟性が低下することより削れやすくなって、ブロック
エラーレートも悪化した。また、他の比較例4、7、9
では、バックコート層の硬化が足りず、同様にブロック
エラーレートが大きくなり、本発明の実施例による磁気
記録媒体が好ましいことが明確に分かる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体、バインダとして電子線硬
    化性樹脂を用いた磁性層、およびバインダとして電子線
    硬化性樹脂を用いたバックコート層を有する磁気記録媒
    体の製造方法において、前記非磁性支持体の一方の表面
    上にバックコート層を塗布した後、該バックコート層に
    前記非磁性支持体を介して電子線を照射して、このバッ
    クコート層を硬化し、次いで、前記非磁性支持体のバッ
    クコート層とは反対側の面に磁性層を塗布し、最後にこ
    の磁性層に電子線を直接照射して、該磁性層を硬化する
    ことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  2. 【請求項2】 バックコート層の硬化後、少なくとも2
    4時間以内に磁性層の塗布および硬化を行う請求項1の
    磁気記録媒体の製造方法。
JP30474092A 1992-10-16 1992-10-16 磁気記録媒体の製造方法 Pending JPH06131660A (ja)

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