JPH0613165Y2 - 連続帳票スリット屑巻取処理装置 - Google Patents

連続帳票スリット屑巻取処理装置

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JPH0613165Y2
JPH0613165Y2 JP11223188U JP11223188U JPH0613165Y2 JP H0613165 Y2 JPH0613165 Y2 JP H0613165Y2 JP 11223188 U JP11223188 U JP 11223188U JP 11223188 U JP11223188 U JP 11223188U JP H0613165 Y2 JPH0613165 Y2 JP H0613165Y2
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JP11223188U
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Inventor
政澄 池田
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トッパン・ムーア株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、印刷あるいは印字後の連続帳票を移送しつつ
マージナル部を切り落とし、さらに単票に分断したり、
連続帳票組をパーツ毎に分解したりする等の加工を行う
連続帳票処理装置の一部を構成するもので、前記マージ
ナル部が切り落とされて生ずるスリット屑を巻き取って
処理する連続帳票スリット屑巻取処理装置に関する。な
お、本明細書において連続帳票とは、連続状態にある可
撓性を備えた記入、印字あるいは印刷用シート、並びに
記入、印字あるいは印刷されたシートを意味する。
従来の技術 従来から一般に、連続帳票に対する上述の分断、分解等
の加工に先立ち、印刷あるいは印字後は不要となった連
続帳票の幅方向端にあるマージナル部を、スリッターで
切り落として連続帳票から除去することが行われてい
る。この切り落とされたマージナル部は、スリット屑と
呼ばれる幅が1.27cm〜2.54cm程度の連続した帯状の紙と
なって、自重により連続帳票処理装置の下部に設けられ
たスリット屑収納箱へ落下し、適当な時期に取り捨てら
れている。
ところで、最近における連続帳票処理装置の高速化にと
もない、スリット屑の取り捨て回数が増加し、この手間
を減少させることが要望されている。従来にあっては、
この要望に応えるものとして、第1に、スリット屑をブ
ロワーの負圧吸引力等を利用して吸引しダクトを通じて
スリット屑集積所へ送る装置、第2に、スリット屑をカ
ッター等により適当な長さに切断してコンパクトにする
ことによりスリット屑収納箱の収納量を増加させる装
置、第3に、フォーク状の複数の巻取腕にスリット屑を
巻き取らせる装置(例えば、実開昭60-50643号公報)、
がそれぞれ開発されている。
考案が解決しようとする課題 ところが、上述した従来の第1の装置は、騒音をともな
うとともに、装置が大型になり高価なものとなるので、
印刷工場等においては使用可能であるが、連続帳票処理
装置を使用する通常の事務所においての使用には適さな
い。また、従来の第2の装置は、カッターの騒音が大き
く、切断時に紙粉が生ずるので、やはり通常の事務所に
おいての使用に適さない。さらに、従来の第3の装置
は、上述した第1,第2の各装置のような欠点がないの
で、通常の事務所で使用するには適しているものの、巻
取腕に巻き取ったスリット屑を、前記巻取腕から脱却し
てスリット屑収納箱内に落とした後、前記収納箱ととも
に装置外部へ取り出して廃棄しなければならず、廃棄作
業の回数は減らせるとはいえ、作業内容が煩雑であると
いう欠点がある。
本考案は、このような欠点を解消した連続帳票スリット
屑巻取処理装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案は上述した目的を達成するために、上述した従来
の第3の装置を改良したもので、連続帳票を移送し、印
刷あるいは印字、切断、加工等の処理を行う処理装置に
おけるスリッター装置の下方に配置されたスリット屑収
納部と、連続帳票の移送方向と直角方向に伸びて適宜な
駆動源に連繋された回転体と、この回転体に係脱自在に
連繋されるとともに、スリット屑を巻き取るために前記
スリット屑収納部内に設けられた複数の巻取腕と、この
複数の巻取腕を前記回転体との連繋状態を脱却して前記
スリット屑収納部内から取り出す際に、巻き取ったスリ
ット屑が前記巻取腕から離脱することを阻止するために
前記巻取腕に設けられた離脱阻止部材とを備えたもので
ある。
作用 スリッター装置によって切断された連続帳票のマージナ
ル部は、スリット屑収納部内に落下し、回転体とともに
回転する複数の巻取腕に巻き付いて、その回転にともな
われて順次巻き取られて行く。そして、複数の巻取腕に
巻き取られたスリット屑は、適宜量が巻き取られたとこ
ろで、前記巻取腕の前記回転体に対する連繋状態を脱却
することによって、前記巻取腕とともにスリット屑収納
部内から取り出され、適宜な場所に廃棄される。また、
スリット屑を複数の巻取腕とともに取り出す際に、離脱
阻止部材の作用によって、スリット屑が巻取腕から離脱
することがない。
実施例 以下、本考案の好適な実施例を添付図面に基づき詳細に
説明する。
まず、第1実施例を第1図〜第3図に基づいて説明す
る。ここにおいて、第1図は巻取処理を行う前状態の装
置全体を概略的に示す断面図、第2図はほぼ限度一杯に
まで巻き取った状態の装置全体を概略的に示す断面図、
第3図は回転体と巻取腕との連繋関係を示す斜視図であ
る。
第1図及び第2図に示すように、連続帳票処理装置Mの
機体1の一端下部には、所定事項が印字あるいは印刷さ
れた連続帳票2がその折り兼切り用ミシン目3で折り畳
まれた状態で載置される載置台4が設けられている。前
記機体1内の載置台4側端の上部には、前記連続帳票2
を第1図及び第2図上、右方向に移送するためのトラク
ター5が設けられ、このトラクター5の送り方向端に対
応位置して、前記連続帳票2のマージナル部(図示せ
ず)を切断するための上下一対の円刃からなるスリッタ
ー装置6が、前記マージナル部を区画形成する切り用ミ
シン目(図示せず)に対応位置すべく軸方向に移動調整
自在に設けられている。スリッター装置6に続いて、前
記連続帳票2をさらに同一方向に移送する上下一対の低
速ローラ7及び同じく上下一対の高速ローラ8が配設さ
れ、これら各ローラー7,8の移送速度差によって前記
連続帳票2に張力が付与されるともに、折り兼切り用ミ
シン目3にブレード9が当接されて、単位帳票毎に分断
され、図示していないスタッカー上に載置貯蔵される。
同じく第1図及び第2図に示すように、スリッター装置
6の下方には、このスリッター装置6で切断された連続
帳票2のマージナル部であるスリット屑10が落下する
スリット屑収納部たる収納空間11が設けられている。
この収納空間11内には、連続帳票2の移送方向とは直
角方向に伸びるとともに、それぞれの一端で離脱阻止部
材たる円板12に嵌合固定された筒状の2本の巻取腕1
3a,13bが配置されている。第3図で明らかなよう
に、前記巻取腕13a,13bは、連続帳票2の移送方
向とは直角方向に伸び、連続帳票処理装置Mの駆動部か
ら回転駆動力が伝達される回転軸14に固定された固定
板15に垂設された2本のガイド棒16a,16bに係
脱自在に嵌合するよう構成されている。前記回転軸1
4、固定板15及びガイド棒16a,16bによって回
転体を構成する。前記各ガイド棒16a,16bは、そ
の軸心が前記回転軸14の軸心を中心とする円周上に位
置するよう配置されている。そして、前記巻取腕13
a,13bは、前記ガイド棒16a,16bに嵌合する
ことによって前記回転軸14と連繋される一方、前記ガ
イド棒16a,16bから脱却されることによって前述
の連繋状態が解除されるものである。なお、前記回転軸
14は第1図矢印A方向に回転するよう構成されてい
る。
また、第1図及び第2図に示すように、収納空間11内
の上部に巻取腕13a,13bと平行に伸びる軸17に
よって摺動自在に支持された抑え板18は、自重及びバ
ネ19の収縮力によって第1図及び第2図上、反時計方
向に揺動するよう付勢される一方、ストッパー20によ
り前記方向への揺動範囲が規制され、抑え板18の先端
はその最下方位置において、上方に位置する巻取腕13
a,13bの上方に所定間隔をおいて位置するよう構成
されている。第2図に示すように、巻取腕13a,13
bに巻き取られたスリット屑10が適宜量に達して、前
記抑え板18がほぼ水平になるようその先端が上方に押
し上げられると、その後端が検出器21のレバー22を
押し下げるように、前記検出器21が設けられている。
前記レバー22が押し下げられて検出器21がオン状態
になると、巻取腕13a,13bに巻き取ったスリット
屑を取り捨てるために、前記検出器21から連続帳票処
理装置Mの駆動部に対して、連続帳票2の移送を停止さ
せる信号が発せられるよう構成されている。なお、抑え
板18をほぼ水平状態に維持するためのロック部材23
が設けられている。
次に、上述した実施例における処理作業について説明す
る。
第1図において、連続帳票処理装置Mのトラクター5に
より載置台4上から引き上げられて機体1内に移送され
た連続帳票2は、スリッター装置6によってそのマージ
ナル部が切り落とされ、このマージナル部は帯状のスリ
ット屑10となって収納空間11へ落下する。ここで、
連続帳票2の紙厚が通常のもの、すなわち1m2当たり5
0g程度であり、トラクター5による移送速度が毎分約
80m以下ならば、落下したスリット屑10は、最初収
納空間11の底部に溜まり、次いで巻取腕13a,13
bに掬い上げられて巻きついて行く。一方、連続帳票2
の紙厚が通常よりも厚い場合、及び/またはトラクター
5による移送速度がより高速な場合には、巻取腕13
a,13bの近傍に落下して、直接巻取腕13a,13
bに絡め取られて巻きついて行く。
巻きついたスリット屑10は、回転軸14の回転にとも
ない、抑え板18を通過する度にこれにしごかれるの
で、巻取腕13a,13bにたるみなく高密度に巻き取
られる。また、前記抑え板18は揺動自在でその先端部
と各巻取腕13a,13bとの間隔は所定範囲内で変化
し得るので、各巻取腕13a,13bに巻き取られたス
リット屑10は、当初は長円形断面の柱体状となるが、
徐々に円柱状になって行くものである。前記各巻取腕1
3a,13bに巻き取られたスリット屑10の直径が大
きくなるにしたがって周速が早くなるので、収納空間1
1の底部に溜まっているスリット屑10は、巻き上げら
れるとともに、第1図及び第2図上、右方向に引き寄せ
られることになり、スリッター装置6からスリット屑1
0が落下して来る空間が閉塞されることがない。
各巻取腕13a,13bに巻き取られたスリット屑10
の直径が所定の大きさに達すると、抑え板18がほぼ水
平状態となり、レバー22が押し下げられて検出器21
が停止信号を発し、連続帳票処理装置Mの駆動が停止さ
れる。ここで、ロック部材23により抑え板18を第2
図図示状態に維持し、巻取腕13a,13bを円板12
とともにガイド棒16a,16bから引き抜くことによ
って、前記各巻取腕13a,13bと前記各ガイド棒1
6a,16bを介した回転軸14との連繋状態はなくな
り、前記各巻取腕13a,13bを収納空間11から引
き出すことができる。この際、円板12によって各巻取
腕13a,13bに巻き取ったスリット屑10が離脱す
ることがない。
このようにして収納空間11から引き出したスリット屑
10が巻きついた巻取腕13a,13bを、所望のスリ
ット屑10廃棄場所へと運び、前記各巻取腕13a,1
3bに巻きついたスリット屑10を、円板12とは反対
方向に引き落として廃棄すればよいものである。
なお、本考案は上述した実施例に限定されるものではな
く、例えば、第4図に示すように、円板12に各巻取腕
13a,13b間に位置してこれらと平行に伸びる把持
棒24を垂設すれば、収納空間11からの引き出し動作
がより容易になる。また、巻取腕13a,13bは2本
に限らず、3本以上であってもよい。さらに、巻取腕1
3a,13bと回転軸14とを係脱自在に連繋する手段
は、前記各巻取腕13a,13bを前記回転軸14に固
定板15を介して取りつけたガイド棒16a,16bに
嵌合し得るよう筒状に構成するほか、円板12を固定板
15を介して、あるいは直接的に回転軸14に、着脱自
在に取り付けてもよい。回転体は回転軸14のみで構成
してもよいものである。またさらに、離脱阻止部材とし
ては、円板12のほか、各巻取腕13a,13bに外側
に向けて突設された板状部材や、各巻取腕13a,13
b間を連結するように設けられた板状あるいは紐状の部
材でもよい等種々変更可能である。
効果 以上詳細に説明したところで明らかなように、本考案に
よれば、巻取腕をスリット屑収納部から取り出すことに
より、巻き取ったスリット屑を廃棄できるので、廃棄作
業がきわめて容易であり、また、この取り出し時にスリ
ット屑が巻取腕から離脱することがないので、スリット
屑の確実な廃棄作業可能になり、さらには、スリット屑
を収納する箱体が不要となって装置の小型化が図れると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の好適な実施例を示し、第1図は巻取処理を
行う前状態の装置全体を概略的に示す断面図、第2図は
ほぼ限度一杯まで巻き取った状態の装置全体を概略的に
示す断面図、第3図は回転体と巻取腕との連繋関係を示
す斜視図、第4図は他の実施例を示す斜視図である。 2……連続帳票、6……スリッター装置、10……スリ
ッター屑、11……収納空間、12……円板、13a,
13b……巻取腕、14……回転軸、16a,16b…
…ガイド棒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続帳票を移送し、印刷あるいは印字、切
    断、加工等の処理を行う処理装置におけるスリッター装
    置の下方に配置されたスリット屑収納部と、連続帳票の
    移送方向と直角方向に伸びて適宜な駆動源に連繋された
    回転体と、この回転体に係脱自在に連繋されるととも
    に、スリット屑を巻き取るために前記スリット屑収納部
    内に設けられた複数の巻取腕と、この複数の巻取腕を前
    記回転体との連繋状態を脱却して前記スリット屑収納部
    内から取り出す際に、巻き取ったスリット屑が前記巻取
    腕から離脱することを阻止するために前記巻取腕に設け
    られた離脱阻止部材とを備えたことを特徴とする連続帳
    票スリット屑巻取処理装置。
JP11223188U 1988-08-27 1988-08-27 連続帳票スリット屑巻取処理装置 Expired - Lifetime JPH0613165Y2 (ja)

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JPH0234544U JPH0234544U (ja) 1990-03-06
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