JPH0613110A - 二次電気化学的電池と高黒鉛化炭素質電極材料へのアルカリ金属差込み方法 - Google Patents

二次電気化学的電池と高黒鉛化炭素質電極材料へのアルカリ金属差込み方法

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JPH0613110A
JPH0613110A JP3206488A JP20648891A JPH0613110A JP H0613110 A JPH0613110 A JP H0613110A JP 3206488 A JP3206488 A JP 3206488A JP 20648891 A JP20648891 A JP 20648891A JP H0613110 A JPH0613110 A JP H0613110A
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ether
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electrolyte
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David P Wilkinson
ピー. ウイルキンソン デビッド
Jeffery R Dahn
アール. ダーン ジェフレー
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Canada Minister of Natural Resources
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Canada Province of British Columbia
Canada Minister of Natural Resources
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二次電気化学的電池における初期の充電時に
おける高黒鉛化炭素質ホストの剥脱を防止して、電解質
溶媒の消費と電池容量と挙動とのロスを回避すること。 【構成】 第1の発明においては、第1の電極と対向電
極とこれら電極の少なくとも一方に組み込まれたアルカ
リ金属と有機溶媒を含んだ電解質とアルカリ金属の塩と
電解質塩の一部と錯化可能な少なくとも1種の封鎖剤と
から二次電池を構成し、第1の電極の組成を0.40よ
り大なる黒鉛化度の炭素からなるようにした。第2の発
明においては、高黒鉛化炭素質電極材料を対向電極とも
接触状にある電解質溶媒の電解質溶液およびアルカリ金
属電解質塩および少なくとも1種のこの電解質塩のアル
カリ金属部分と錯化可能な封鎖剤と接触させ、高黒鉛化
炭素質電極材料と対向電極との間に電流を印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は二次電気化学的電池と
高黒鉛化炭素質電極材料へのアルカリ金属差込み方法に
関するものであり、さらに詳しくは高黒鉛化炭素質電極
材料からなる電極と黒鉛電極への電解質溶媒の共差込み
(co-intercalation)防止用の封鎖剤が添加された電解
質とからなる二次電気化学的電池の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電気的な貯蔵バッテリーとして有用な電
気化学的電池は通常金属含有アノードと金属のイオンを
捕捉することのできる活性物質を含んだカソードを有し
ている。金属の依存を含んだ電解質はこれらノアノード
とカソードと接触状態になっている。電池の放電中には
金属イオンはアノードを離れて電解質中に入り、カソー
ド中の活性物質に捕捉され、電気的なエネルギーを放出
する。金属イオンとカソード活性物質との間の反応が可
逆性であるとすると、電池に電気的なエネルギーを印加
することによりこの工程を反転することができる。もし
このような可逆性のカソード活性物質が適切な物理的構
造と適切な電解質を具えた電池中に与えられると、その
ような電池は再充電して再使用することができる。バッ
テリー業界においてこのように再充電できる電池は一般
に「二次電池」と呼ばれている。
【0003】電解質を介してアノード溶カソード間で交
換される金属イオン源としてナトリウム、カリウム特に
リチウムなどの軽アルカリ金属を用いて有用な二次電池
を製造できることが従来から知られている。これらの金
属は特に遷移金属の硫化物や酸化物であるカソード活性
物質、すなわち複数の原子価状態をとることのできる金
属と組合せると有用である。従来はリチウムなどのアル
カリ金属はその純な状態で対向電極として遷移金属カソ
ード活性物質と組合せて電気化学的電池に用いられてき
た。例えばダンピエル(Dampier)による論文電気化学
協会誌(J.Electrochem.Soc)第121卷第5号第65
6〜660頁(1974年)を参照されたい。水が純な
状態のナトリウム、カリウムおよびリチウムなどのlk
と激しく反応することは一般に知られている。アルカリ
金属対向電池を具えた電池のいかなる要素からも水を排
除する必要があるばかりでなく、電池の組立時には細心
の注意を払って対向電極の金属物質を周囲の湿気やその
他の水源に暴露しないようにしなければならない。
【0004】金属リチウムを含まない再充電可能なリチ
ウム電池を開発すべく研究が重ねられてきた。リチウム
アノードに代えて、炭素質材料などのようにリチウムの
電位(potential)の近くで作用するリチウム差込みホ
ストを用いた電池が開発されている。
【0005】リチウム金属対向電極をリチウム差込みホ
スト対向電極で置き換えることにより、電池設計に掛か
る制約、電解質の選択に掛かる制約およびサイクリング
挙動や電池中における安全性などへの悪影響を除くこと
ができる。高黒鉛化炭素質材料は理想的なリチウム差込
みホストである。黒鉛などの高黒鉛化炭素質材料は安価
であり、毒性もなく比較的高い比容積を具えた電気化学
的電池に組み込むことができる。
【0006】しかしこのような材料を用いると、電池の
最初の充電に際してリチウムがホストに差し込まれると
非可逆的な反応が起きて、リチウムと電池の電解質が消
費されて初期の電池容量が損なわれ、電池の全体的な挙
動が劣化する、という欠点ある。このような反応は、初
期にリチウム金属と差し込まれると高黒鉛化炭素質差込
みホストが剥脱(exfoliation)するという傾向に、関
係付けることができる。ここで「剥脱」とは差込みホス
ト材料とリチウム金属との差込み後に差込み前よりも差
込みホスト材料表面積が増加するような差込みホスト材
料の変化と定義できる。
【0007】高黒鉛化炭素質材料は組織的に層化された
構造を有しており、これらの層は簡単異分離または剥脱
する。初期の差込みにおいて消費される電解質の量は高
黒鉛化炭素質ホストの表面積に実質的に比例し、初期の
充電における高黒鉛化炭素質ホストの剥脱は、炭素質ホ
ストなどの他のホストにおいて起きるよりも遥かに大き
な、電解質溶媒の消費と電池容量と挙動とのロスを招く
のである。
【0008】電解質溶媒の消費と電池容量と挙動とのロ
スを防止すべく、高黒鉛化炭素質ホストの剥脱の問題に
対しては2通りの解決策が提案されている。第1の解決
策においては、複相炭素質差込みホストを形成して、そ
の平均黒鉛化度を少なくとも約0.40にしてやり、一
方の相は0.40よりも大なる黒鉛化度を有するように
し、他方の相は0.40よりも小なる黒鉛化度とするも
のである。第2の解決策においては、リチウムとの初期
の差込みの間炭素質差込みホストを約50℃より高い温
度に保つものである。いずれの解決策によっても炭素質
差込みホストは初期のリチウム差込み中における剥脱抵
抗が高くなる。しかし剥脱の問題に対しては、単相高黒
鉛化炭素質ホストの複相への置換えまたは熱処理を必要
としない解決法の方が望ましいのである。
【0009】TiS2およびZrS2ホスト電極中へのリ
チウムを含んだ電極溶媒の共差込みについてはマッキノ
ン(McKinnon)による論文電気化学協会誌(J.Electroc
hem.Soc)第132卷第2号第364頁(1985年)
およびモリタ他(Mriita etal)による論文電気協会誌
(J.Electro.Soc)第134卷第9号第2107頁(1
985年)などがあり、j溶液にクラウンエーテル封鎖
剤を添加することによりTiS2電極ホスト中への溶媒
の差込みを制約できることが開示されている。アメリカ
特許第4,132,837号には、電解質溶液にクラウ
ンエーテルなどの封鎖剤を添加するとリチウム金属アノ
ードの存在下での溶媒劣化傾向が減少することが、記載
されている。しかしこれらはいずれも剥脱の問題解決に
ついてはなんら参考にはならないのである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】すなわち従来の技術に
あってはいずれも初期の充電時における高黒鉛化炭素質
ホストの剥脱の問題を充分には解決できないのである。
この発明の目的は二次電気化学的電池における初期の充
電時における高黒鉛化炭素質ホストの剥脱を防止して、
電解質溶媒の消費と電池容量と挙動とのロスを回避する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このためこの出願の第1
の発明においては、第1の電極と対向電極とこれら電極
の少なくとも一方に組み込まれたアルカリ金属と有機溶
媒を含んだ電解質とアルカリ金属の塩と電解質塩の一部
と錯化可能な少なくとも1種の封鎖剤とから二次電池を
構成し、第1の電極の組成を0.40より大なる黒鉛化
度の炭素からなるようにしたことを要旨とする。
このためこの出願の第2の発明においては、高黒鉛化炭
素質電極材料を対向電極とも接触状にある電解質溶媒の
電解質溶液およびアルカリ金属電解質塩および少なくと
も1種のこの電解質塩のアルカリ金属部分と錯化可能な
封鎖剤と接触させ、高黒鉛化炭素質電極材料と対向電極
との間に電流を印加することを要旨とする。
【0012】
【作用】電解質溶液から高黒鉛化炭素質電極材料中にア
ルカリ金属イオンが差し込み、この際封鎖剤が電解質溶
液がアルカリ金属イオンとともに高黒鉛化炭素質電極材
料中に共差込みするのを防止する。
【0013】
【実施例】ここで「黒鉛過度」とは数値(numerical va
lue)0〜1.0を有した炭素質材料の微細構造を示すパ
ラメータを指すものである。一般に黒鉛化度の高い炭素
は高ければ高い程黒鉛に近い微細構造を有しており、黒
鉛化度の低い炭素は低ければ低い程コークに近い微細構
造を有している。黒鉛化度の高い炭素は充電容量に関し
て顕著な利点を示し、作用中の充電状態における電池電
圧に関してもそうである。
【0014】作用については特に定説があるわけではな
いが、最初の放電中に電解質溶液が炭素質アノード材料
と反応して炭素質材料の表面に電解質溶液中に溶解しな
い不動態膜を形成するときに、電解質溶液の分解が起き
るものと考えられる。この反応の間電解質溶液は分解し
て、電解質溶液分解生成物の不動態膜(passivatingfil
m)により炭素質材料の有効面積の全てが被覆されるま
で、消費されるのである。この被覆はアルカリイオンに
対してはイオン導体となるが電子的には絶縁体となる。
【0015】電解質溶液中のアルカリイオンは電解質溶
液の分子からなる溶媒和球(solvation sphere)により
配位(coordinate)されるものと考えられる。イオンは典
型的には2オングストロームの直径を有しており、溶媒
和球は寸法が10倍位ある。差込みの間j溶液の溶媒和
球はlイオンとともに高黒鉛化炭素質アノード材料中に
共差込みし、これが起きると黒鉛材料の組織化された層
状構造が分離する。これを「剥脱」という。これにより
新たに露出された炭素質材料の表面ができ、これにより
さらに電解質の分解が惹起される。
【0016】したがって封鎖剤の電解質溶液の添加によ
り充電中の高黒鉛化炭素質アノード材料への溶媒共差込
みを防止することにより、炭素質電極材料の剥脱がなく
なり、金属溶媒のお分解に使われるアノード面積が減る
ものと考えられる。さらに黒鉛化炭素相を少なくしたり
初期アルカリ差込み中の炭素質アノード材料の熱処理な
どに頼ることなしに、電解質溶媒分解我顕著に低減され
る。
【0017】図1および図2に示すこの発明の電池の一
例においては、金属支持体2上には電流コレクター1が
設けられており、 さらに該コレクター上には特殊な層
構造の電気的に活性な材料からなるカソード3が設けら
れている。アノード4は伝導性の金属支持層5上に設け
られており、これら両電極間には多孔性のポリプロピレ
ンシートなどからなる多孔性のセパレーター6が設けら
れてシート状のサンドイッチ構造11を構成している。
図2に示すようにこの組合せが中心ポスト7に巻かれて
渦巻ユニット8を形成している。この渦巻ユニット8は
ついで電池容器9に挿入されて、キャップ10により覆
われる。支持層5と電流コレクター1とは図示しない通
常の方法により容器9とキャップ10とにそれぞれ接続
されている。容器9とキャップ10とは互いに絶縁され
ており、得られた電池の端子として作用する。
【0018】リチウム金属アノードが使用されていない
ので、電池はアノードを加圧する手段を必要としない。
このようなリチウム金属電池における積重圧力(stack
pressure)は電池の容量を徐々に減少させかつ最終的
にはカソードに接触して電池をだめにするリチウム上に
おける樹枝状結晶と海綿体の成長を最小とするものであ
る。
【0019】これらの電極はいずれも1種以上の有機溶
媒に溶解したアルカリ金属の電解質塩を含んだ電解質溶
液と接触しており、この電解質塩は全充電電位において
は電池中において酸化され得ないものである。電解質溶
液中にはさらに1種以上の封鎖剤が溶解しており、これ
らが電解質塩のアルカリ金属部分と錯化することができ
るのである。
【0020】このような封鎖剤としてはグライム(glym
e)およびクラウンエーテルや構造的に関係のあるクリ
プタンドなどのマクロ複素環式化合物が用いられる。こ
のようなグライムとしてはアメリカ国特許出願第52
4,175号に記載されたものがある。
【0021】上記の特許出願に記載されているようにグ
ライムとは、nを1〜20の数、R1とRとが同じまた
は異なる短鎖ノーマルアルケーンである場合において、
基礎構造式RO―(C24O)n―OR1を有した グリ
コールジエーテル群の一般的名称である。モノグライム
はnが1であり、ジグライムはnが2であり、トリグラ
イムはnが3であり、テトラグライムはnが4である。
メチルモノグライムまたはDMEとしても知られるジメ
トオキシエタンはその構造式がCH3OC24OCH3
ある。ジエトキシ エタンまたはエチルモノグライムは
その構造式がC25OC24OC25であるメチル ト
リグライムはその構造式がCH3O(C24O)3CH3
である。メチル テトラグライムはその構造式がCH3
O(C24O)4CH3である。 この発明に適したグラ
イムにあっては、nが1〜20であって、RとR1とが
長さにして約4個までの炭素原子を含んだ短鎖ノーマル
アルケーンから独立に選ばれたものである。特にこの発
明に適したグライムにあっては、nが1〜10であっ
て、RとR1とが長さにして2個までの炭素原子を含ん
だ短鎖ノーマルアルケーンから選ばれたものである。
最も望ましいグライムとしてはメチルモノグライム、エ
チルモノグライム、メチルジグライム、メチルトリグラ
イムおよびメチルテトラグライムなどである。
【0022】リチウム金属アノード電池中においてグラ
イムを溶媒として用いることが知られている。しかし今
までは高黒鉛化炭素質アノードを有した電池にグライム
を用いるとアノードの黒鉛構造の剥脱が防止できること
は知られていなかった。
【0023】クラウンエーテルは構造単位として―C―
C―O―または―C―C―C―O―を含んだ多素環式
(macrocyclic)ポリエーテルである。この結果得られ
る化合物はリジッドな複素環(rigid heterocycle)で
あって、マクロ分子の中央部中の複二次元的な空房を有
しており、希薄な酸素が共面状に空房の内側に向いてい
るものである。クリプタンも構造においてクラウンエー
テルと同じであるが、2個のヘテロ酸素が後者において
は第三窒素原子により置換されて第3の交差鎖が形成さ
れるようになっているものである。
【0024】この発明に適したクラウンエーテルとして
はアメリカ国特許第3,562,295号、第3,68
7,978号および第3,987,061号に記載され
たものなどがある。
【0025】好適な例としては、12クラウン4エーテ
ル、ベンゾ14クラウン4エーテル、ジシクロヘキシル
18クラウン6エーテル、15クラウン5エーテル、1
8クラウン6エーテルおよび21クラウン7エーテルな
どがある。さらに好ましくは12クラウン4エーテル、
15クラウン5エーテルおよび18クラウン6エーテル
などが挙げられる。特定のアルカリ部分に適したクラウ
ンエーテルの選択は当業者であれば適宜経験を積めば容
易である。大事な点は選ばれたクラウンエーテルの空房
の寸法が電解質溶媒の浸透はなしにカチオンの浸透を許
すようなものであるということである。これにはテスト
用の電池を作成して、電池容量のロスが一番少ないもの
に決定すればよい。リチウムカチオンに最も適したクラ
ウンエーテルとしては12クラウン4エーテルが挙げら
れるが、ナトリウムカチオンに対しては15クラウン4
エーテルが最も適している。
【0026】この発明に適したクリプタント(cryptan
d)としてはクリプタント211、クリプタント221
およびクリプタント222がある。その他にも使用に適
した複素還式化合物としてはクラウン、アメリカ特許第
3,848,949号ののランタンおよびクラム巨大複
素還式イミン化合物、アメリカ特許第3,966,76
6号の複素還式化合物、アメリカ特許第3,965,1
16号および第4,001,279号の複素還式化合
物、アメリカ特許第3,997,565号および第4,
024,158号のアロイルクラウネーテル、アメリカ
特許第3,686,225号の複素還式化合物、および
アメリカ特許第4,670,363号の含窒素チェラー
チング剤(chelating agent)などがある。
【0027】この発明におけるその他の電池成分につい
て述べると、アノードはアルカリ金属を可逆的に差込み
できる高黒鉛化炭素質材料を含んでおり、その剥脱は電
解質溶液にこの発明の封鎖剤を添加することにより防止
される。この発明に適した高黒鉛化炭素質材料としては
0.40より高い黒鉛化度、好ましくは0.80以上、
最も好ましく早く1.0位の黒鉛化度を有したものであ
る。この発明にいう「黒鉛化度」とは下記の式で表され
る値gを指すものである。
【0028】
【式1】
【0029】ここでd(002)は結晶構造中の炭素の
黒鉛化層間の間隔であって、オングストローム単位で測
定されたものである。黒鉛化層間の間隔dは標準X線回
析法により測定したものである。ミラーインデックス
(002)、(004)および(006)に対応する回
析ピークの位置を測定し、標準最小二乗法によりこれら
全てについての誤差を最小とする間隔を得た。高黒鉛化
炭素質アノード材料としてはロンザクラウンエーテルS
黒鉛粉、ロンザ炭素質黒鉛粉、キッシュ黒鉛などの合成
黒鉛があり、天然黒鉛としは種々の源からのものが使用
でき、その他の炭素質材料としは2100℃以上で熱処
理された石油コーク、炭化水素のピロリシスの化学蒸着
で得られた炭素などがある。
【0030】高黒鉛化アノード材料としてはその結晶構
造が必要な黒鉛化度を有してさえいれば非炭素成分を含
んでいてもよい。例えばボロン―炭素―窒素材料は高黒
鉛化構造を有していることが知られており、例えばKa
ner他の論文Mat.Res.Bull.22号第3
99〜404頁(1987年)に開示されている。一般
にいかなる含炭素材料であっても、その結晶構造が必要
な黒鉛化度さえ具えたものであれば、この発明に使用す
ることができるのである。
【0031】カソードとアノード間でそのイオンが交換
される適切なアルカリ金属としてはナトリウム、カリウ
ムおよびリチウムなどがある。中でもリチウムが好まし
い。
【0032】適切なカソード材料としては金属―チャル
コゲン結合物、特に遷移金属―チャルコゲン結合物、金
属ハライドなどが挙げられる。チャルコゲンは周期律表
の第VI群からの化学的に関係付けられた要素、すなわ
ち酸素、硫黄、セレニウム、テルリウムおよびポロニウ
ムなどである。好ましい遷移金属としてはニッケル、
鉄、クロム、チタン、バナジウム、モリブデンおよびコ
バルトなどが挙げられる。好ましい化合物としてはモリ
ブデンサルファイド、バナジウムヨビマンガンオキサイ
ドなどがある。MoS2、V613、Mo68およびMn
2などが好ましい化合物である。なかでもMnO2がよ
り好ましい。最も好ましいものとしてはアメリカ特許第
4,959,282号のδ相MnO2が挙げられる。
【0033】リチウム化された炭素は空気中での取り扱
いが難しい活性材料である。電池中で生成するのが好ま
しい。これには上記のアメリカ特許出願第350,39
6号に開示されているようにリチウム金属のシートをア
ノードと多孔性のセパレーターの間に配置して、アノー
ドに近接接触させるとよい 。リチウム金属は亜なおー
どより電位が高いので、電池にアノード材料を添加する
とシート中のリチウム金属がアノード材料中に差込む。
【0034】このようにリチウムを消費すること代え
て、リチウム化されたカソード活性材料で電池を構成し
てもよい。この場合電池は組立られると放電した状態に
ある。電池を充電するために外部から電位を印加すると
炭素質アノード材料はリチウム化され、リチウムが電解
質をと通ってカソード活性材料に引きつけられ炭素質ア
ノード材料中に入る。カソード活性材料がそのリチウム
化された形で空気中で安定で取り扱い易いときには、通
常このやり方は実際的である。このような空気にに安定
なリチウム化されたカソード材料としてはアメリカ特許
第556,754号にその製法が開示されているニッケ
ルオキサイド、リチウム化コバルトオキサイドおよびコ
バルトとニッケルと鉛殿リチウム化混合物などがある。
適切なオキサイドとしてはLiNiO2、LiCoO2
LiMn24、LiCo0.92Sn0. 082およびLiC
1-XNiX2などがある。その他にも若干安定性に劣
るが使えるものとしてはアメリカ特許第4,917,8
71号に開示されたリチウム化シェブレル相(chevrel-
phase)材料やアメリカ特許第4,959,282号に
開示されたリチウム化マンガンジオキサイドなどがあ
る。
【0035】カソードは内部ポリマーバインダーを有し
た特殊な形態のカソード材料を含んでもよく、例えばエ
チレンポリプロピレンモノマーのポリマー(EPD
M)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などの
ポリフルオリン化されたハイドロカーボンまたはポリエ
チイレンオキサイド(PEO)などがある。カソード材
料にたいしては2重量%以下のポリマーを用いるのが好
ましい。
【0036】充電中のどの状態においてもカソードはそ
の導電性を維持しているのが好ましい。導電性は電気的
に導通し化学的に不活性な材料添加することにより高め
られる。たとえば黒鉛や炭素ブラックなどの炭素質材料
がそれである。
【0037】この発明の電池のカソードの製造は、カソ
ード材料(導電性で不活性な材料)のスラリーとバイン
ダーとシクロヘキサンのような逃亡性の(fugitive)液
体キャリアーとをカソード電流コレクター上に沈下さ
せ、ついでキャリアーを蒸発させて付着性のものを電流
コレクターと電気的に接触させる。
【0038】同様にしてアノードは粒状の高黒鉛化アノ
ード材料を含んでおり、適当な不活性ポリマーバインダ
ーを有しその含有量はアノード材料の2重量%以下であ
る。電池のサイクリング中におけるアノードの膨脹と収
縮とにより炭素質粒子は相互間の導殿的接触を失る。導
電性は炭素ブラックのような電気的に導通性な材料を添
加することにより高くなる。
【0039】電池のアノードの製造は、、高黒鉛化炭素
質アノード材料のスラリーと導電性で不活性な材料とバ
インダーとヘキサンのような逃亡性の(fugitive)液体
キャリアーとをカソード電流コレクター上に沈下させ、
ついでキャリアーを蒸発させて付着性のものを電流コレ
クターと電気的に接触させる。
【0040】ついで多孔性のポリマー電極セパレーター
を間においてカソードとアノードとを組み付ける。カソ
ード材料がリチウム化されてないかまたはリチウム化が
不十分なときには、三者のいずれかの組の間にリチウム
金属箔を挟み込む。第1図に示すように リチウム箔シ
ート12はアノード4とセパレーター6との間に挟まれ
ており、箔シートとアノードの表面が面一になってい
る。シートの厚さはアノードに正しい量のリチウムが差
し込まれるように選ばれている。このようにして互いに
重ねた組立体をついて金属製の中央ポストに巻付けて渦
巻ユニット8を形成し、これを容器9に入れて、これに
予め封鎖剤を添加した電解質溶液を加えてからキャップ
10を装填する。
【0041】電解質溶液は電解質溶液中に溶解したカソ
ードとアノード間で交換されたアルカリ金属の電解質塩
を含んでいる。この電解質塩は活性のカソード材料、高
黒鉛化炭素質アノード材料 および封鎖剤と両立するも
のでなければならない。アルカリ金属がリチウムである
場合には、適切なリチウム電解質塩としてはLiAsF
6、LiPF6、LiClO4、LiBF4、LiB(C6
54、LiCF3SO3、LiN(CF3SO22、L
iSO3F、LiAlCl4、LiBrおよびこれらの混
合物などがある。なかでもLiAsF6、LiCF3SO
3、LiN(CF3SO22およびこれらの混合物が好ま
しい。電解質溶液中のリチウムの濃度は0.5〜1.5
モル、好ましくは約1.0モルである。
【0042】電解質溶媒は好ましくはポリプロピレンカ
ーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)、
ブチレンカーボネートおよびその混合物などを含んでい
る。溶媒がPCとECとを含んでいる場合、PCに対す
るECの体積比率は1:3〜3:1、好ましくは1:2
〜2:1、より好ましくは約1:1である。その他にも
2―メチルテトラハイドロフラン(2―MTHF)、テ
トラハイドロフラン、スルフォレン、ジメチルスルファ
イト、p―ジオキサン、1、3―ジオキサン、ジメトオ
キシエタン(DME)およびジエチルエーテルなどの溶
媒も用いることができる。低粘度溶媒としてはDMEが
好ましい。一例を挙げると体積にしてDME約50%と
EC約50%のものがよい。ここで溶媒成分の%とは各
成分の混合前の体積比率をいう。
【0043】DMEはグライムである。この発明の高黒
鉛化炭素質アノード材料と一緒に電解質溶媒中に含まれ
ると、このグライムは封鎖剤としても作用する。必ずし
もというわけではないが、クラウンエーテルなどの他の
封鎖剤を1〜2種電解質中に溶解させてもよい。しかし
グライムを含んでいるが他の封鎖剤を含まない電解質溶
媒を有した電池でもこの発明の電池として定義すること
はできる。
【0044】電解質溶液は少なくとも1種の封鎖剤を電
解質溶媒中に溶解含有しており、そのモル含有率は少な
くとも電解質塩のそれと同じである。すなわち電解質塩
に対する封鎖剤のモル比は好ましくは約1:1より大、
より好ましくは約2:1より大とする。封鎖剤の濃度は
封鎖剤がある仮金属部分と錯化する効率により左右され
る。リチウムカチオンに対する最も効果的は封鎖剤は1
2クラウン4エーテルである。したがって電解質塩に対
する12クラウン4エーテルのモル比は約1:1であ
る。封鎖剤の効率は特に実験を重ねなくとも当業者には
決定容易である。クラウンエーテルの選択と同様に、こ
れにはこの発明のテスト電池を製造して各封鎖剤毎に電
池容量のロスを測定すればよい。
【0045】以下いくつかの実施例を示す 実施例1〜3 リチウム金属アノード、黒鉛カソードおよびPC電解質
溶液中に溶解した1MLiAsF6を用いて3組のテス
ト電池を用意した。実施例1の電池には封鎖剤を用い
ず、実施例2の電池には溶液濃度1Mの12クラウン4
エーテルを電解質溶媒に添加し、実施例3の電池におい
ては1電池濃度のテトラグライムを含ませた。
【0046】これらの電池の放電によりリチウム金属を
アノードから黒鉛に転移させて、そこで電解質と差込み
または反応させた。放電々流は各電池について同一であ
って、可逆反応がないものとして40時間当りLiX6
中のX=1に相当するものであった。最初の放電とそれ
につずくサイクリングの電圧─時間曲線を第3図に示
す。実施例2、3の電池は最初の放電間最小の非可逆容
量22、23を示した。封鎖剤なしの実施例1の電池の
非可逆容量は21であった。実施例1の電池にあっては
電池中の電解質は全て分解された。
【0047】実施例4〜6 LiAsF6の代わりにLiN(CF3SO22を用いた
他は実施例1〜3の場合と同様にして3組の電池を用意
した。サイクリングも同様にして行なった結果の電圧─
時間曲線を第4図に示す。封鎖剤を用いた実施例5、6
の電池については同様の結果が観察され最初の放電にお
ける非可逆容量は35、36であったが、封鎖剤なしの
実施例4の電池の場合には非可逆容量が34であり、電
池中の全ての電解質が分解されるまで分解が続いた。第
I表にリチウム/黒鉛電池の電解質溶媒に封鎖剤を添加
嫉したときの効果を示す。
【0048】
【表1】
【0049】
【発明の効果】以上からして、高黒鉛化炭素質アノード
を有した電気化学的電池の電解質溶媒へ 封鎖剤の添加
により、アノード中へのリチウムの最初の差込みにおい
て起きる非可逆容量ロスがなくなり、電池のサイクリン
グ性能が改善されることが明かになった。
【0050】この発明によれば再充電可能な電池を営業
ベースで製造でき、該電池にあっては従来のような剥脱
や初期の容量ロスの問題もなくなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の電池における電極構造を示す
側面図である。
【図2】図2はこの発明の電池の一例を示す斜視図であ
る。
【図3】図3は封鎖剤添加の効果を示すための電圧─時
間グラフである。
【図4】図4は封鎖剤添加の効果を示すための電圧─時
間グラフである。
【符号の説明】
1 電池コレクター 2 金属支持体 3 カソード 4 アノード 5 支持層 6 セパレーター 7 中心ポスト 8 渦巻ユニット 9 容器 10 キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591128143 ハー マジェスティ ザ クイーン、イン ライト オブ ザ プロビンス オブ ブリティッシュ コロンビア アズ リプ レゼンテッド バイ ザ ミニスター オ ブ ファイナンス アンド コーポレイト リレイ HER MAJESTY THE QUE EN. IN RIGHT OF THE PROVINCE OF BRITIS H COLUMBIA AS REPRE SENTED BY THE MINIS TER OF FINANCE AND CORPORATE RELATIONS カナダ国、ブイ8ブイ、1エックス4、ブ リティッシュ コロンビア、ビクトリア、 パーリアメント ビルディング (番地な し) (72)発明者 デビッド ピー. ウイルキンソン カナダ国、ブイ7ケイ、1ダブル4、ブリ ティッシュ コロンビア、ノース バンク ーバー、コールマン ストリート 1391 (72)発明者 ジェフレー アール. ダーン カナダ国、ブイ3エフ、5エックス7、ブ リティッシュ コロンビア、サルレー、エ イテイース アベニュー 17127

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の電極(4)と対向電極(3)とこれ
    ら電極の少なくとも一方に組み込まれたアルカリ金属と
    有機溶媒を含んだ電解質とアルカリ金属の塩と電解質塩
    の一部と錯化可能な少なくとも1種の封鎖剤とを有して
    なり、第1の電極が0.40より大なる黒鉛化度の炭素
    からなる組成を有していることを特徴とする二次電池。
  2. 【請求項2】黒鉛化度が約0.80より大であることを
    特徴とする請求項1に記載の電池。
  3. 【請求項3】黒鉛化度が約1.00であることを特徴と
    する請求項2に記載の電池。
  4. 【請求項4】第1の電極が合成黒鉛、天然黒鉛、210
    0℃より高い温度で熱処理された石油コークおよび炭化
    水素の化学蒸着または熱分解により得られた炭素からな
    る群から選ばれた高黒鉛化炭素質材料からなる組成を有
    していることを特徴とする請求項1に記載の電池。
  5. 【請求項5】アルカリ金属がリチウムであることを特徴
    とする請求項1または4に記載の電池。
  6. 【請求項6】少なくとも1種の封鎖剤がグライム、クラ
    ウンエーテル、クリプタンドおよびこれらの組合せから
    なる群から選ばれたものであることを特徴とする請求項
    1または4に記載の電池。
  7. 【請求項7】nを1〜20の数、R1とRとが長さにし
    て約4個までの炭素原子を含んだ短鎖ノーマルアルケー
    ンからなる群から独立に選ばれたものとした場合に、封
    鎖剤が構造式RO―(C24O)n―OR1を有したグラ
    イムを含んでいる021ことを特徴とする請求項6に記
    載の電池。
  8. 【請求項8】nが1〜10であって、RとR1とが長さ
    にして2個までの炭素原子を含んだ短鎖ノーマルアルケ
    ーンからなる群から独立に選ばれたものであることを特
    徴とする請求項7に記載の電池。
  9. 【請求項9】グライムがメチルモノグライム、モノグラ
    イム、メチルジグライム、メチルトリグライムおよびメ
    チルテトラグライムからなる群から選ばれたものである
    ことを特徴とする請求項8に記載の電池。
  10. 【請求項10】封鎖剤が12クラウン4エーテル、ベン
    ゾ14クラウン4エーテル、ジシクロヘキシル18クラ
    ウン6エーテル、15クラウン5エーテル、18クラウ
    ン6エーテルおよび21クラウン7エーテルからなる群
    から選ばれたクラウンエーテルを含んでいることを特徴
    とする請求項6に記載の電池。
  11. 【請求項11】電解質塩に対する封鎖剤のモル比が1:
    1より大であることを特徴とする請求項1、4または6
    に記載の電池。
  12. 【請求項12】電解質溶液がエチレンカーボネイト、プ
    ロピレンカーボネイト、ブチレンカーボネイト、2―メ
    チル テトラハイドロフラン、テトラハイドロフラン、
    サルウフォラン、ジメチルサルファイト、p―ジオキサ
    ン、1、3―ジオキサン、ジメチルエーテルおよびジエ
    トオキシエタンからなる群から選ばれた1種以上の溶媒
    を含んでいることを特徴とする請求項1、4または6に
    記載の電池。
  13. 【請求項13】アルカリ金属電解質塩がLiAsF6
    LiPF6、LiClO4、LiBF4、LiB(C
    654、LiCF3SO3、LiN(CF3SO22、L
    iSO3F、LiACl4、LiBrおよびこれらの混合
    物からなる群から選ばれたものであることを特徴とする
    請求項に記載の電池。
  14. 【請求項14】対向電極が遷移金属チャルコグナイド材
    料を含んでいることを特徴とする請求項1、4または6
    に記載の電池。
  15. 【請求項15】遷移金属がマンガン、ニッケル、鉄、ク
    ロム、チタン、バナジウム、モリブデン、コバルトおよ
    びこれらの混合物からなる群から選ばれたものであるこ
    とを特徴とする請求項14に記載の電池。
  16. 【請求項16】遷移金属チャルコグナイドがリチウム化
    されていることを特徴とする請求項4に記載の電池。
  17. 【請求項17】高黒鉛化炭素質電極材料を対向電極とも
    接触状にある電解質溶媒の電解質溶液およびアルカリ金
    属電解質塩および少なくとも1種のこの電解質塩のアル
    カリ金属部分と錯化可能な封鎖剤と接触させ、高黒鉛化
    炭素質電極材料と対向電極との間に電流を印加して電解
    質溶液から高黒鉛化炭素質電極材料中にアルカリ金属イ
    オンを差し込ませ、この際封鎖剤が電解質溶液がアルカ
    リ金属イオンとともに高黒鉛化炭素質電極材料中に共差
    込みするのを防止することを特徴とする高黒鉛化炭素質
    電極材料へのアルカリ金属差込み方法。
  18. 【請求項18】高黒鉛化炭素質電極材料の黒鉛化度が約
    0.40より大であることを特徴とする請求項17に記
    載の方法。
  19. 【請求項19】封鎖剤がグライム、クラウンエーテル、
    クリプタンドからなる群から選ばれたものであることを
    特徴とする請求項17に記載の方法。
  20. 【請求項20】電解質溶液がエチレンカーボネイト、プ
    ロピレンカーボネイト、ブチレンカーボネイト、2―メ
    チル テトラハイドロフラン、テトラハイドロフラン、
    サルウフォラン、ジメチルサルファイト、p―ジオキサ
    ン、1、3―ジオキサン、ジメチルエーテルおよびジエ
    トオキシエタンからなる群から選ばれた1種以上の溶媒
    を含んでいることを特徴とする請求項17に記載の方
    法。
  21. 【請求項21】アルカリ金属電解質塩がLiAsF6
    LiPF6、LiClO4、LiBF4、LiB(C
    654、LiCF3SO3、LiN(CF3SO22、L
    iSO3F、LiACl4、LiBrおよびこれらの混合
    物からなる群から選ばれたものであるこことを特徴とす
    る請求項17または20に記載の方法。
  22. 【請求項22】対向電極が遷移金属チャルコグナイド材
    料を含んでいることを特徴とする請求項17または20
    に記載の方法。
  23. 【請求項23】遷移金属がマンガン、ニッケル、鉄、ク
    ロム、チタン、バナジウム、モリブデン、コバルトおよ
    びこれらの混合物からなる群から選ばれたものであるこ
    とを特徴とする請求項22に記載の方法。
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