JPH06130940A - 音響効果装置 - Google Patents
音響効果装置Info
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- JPH06130940A JPH06130940A JP4306345A JP30634592A JPH06130940A JP H06130940 A JPH06130940 A JP H06130940A JP 4306345 A JP4306345 A JP 4306345A JP 30634592 A JP30634592 A JP 30634592A JP H06130940 A JPH06130940 A JP H06130940A
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- modulation
- frequency
- effect device
- tempo
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 音響効果装置の使用者が希望する変調周波数
またはテンポを設定するだけで、変調周波数に対応した
周波数のタイミングクロックを送信して電子楽器の同期
制御を可能とするとともに、楽音をその変調周波数の変
調波で変調することにより、この楽音による演奏に、優
れた変調効果を容易に付加することができる音響効果装
置を提供することを目的とする。 【構成】 アナログまたはディジタルの楽音信号を変調
手段11、19により所定の周波数の変調波で変調する
ことによって楽音の演奏に音響効果を付加する音響効果
装置1において、所定の周波数を設定する変調周波数設
定手段11と、電子楽器を制御するためのMIDI信号
を送信するMIDI信号送信手段11、18とを有し、
MIDI信号送信手段11、18は、設定された所定の
周波数に応じた周波数のタイミングクロックを送出する
ようにように構成した。
またはテンポを設定するだけで、変調周波数に対応した
周波数のタイミングクロックを送信して電子楽器の同期
制御を可能とするとともに、楽音をその変調周波数の変
調波で変調することにより、この楽音による演奏に、優
れた変調効果を容易に付加することができる音響効果装
置を提供することを目的とする。 【構成】 アナログまたはディジタルの楽音信号を変調
手段11、19により所定の周波数の変調波で変調する
ことによって楽音の演奏に音響効果を付加する音響効果
装置1において、所定の周波数を設定する変調周波数設
定手段11と、電子楽器を制御するためのMIDI信号
を送信するMIDI信号送信手段11、18とを有し、
MIDI信号送信手段11、18は、設定された所定の
周波数に応じた周波数のタイミングクロックを送出する
ようにように構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子楽器等における音
響効果装置に関し、詳しくは、音声等の楽音を変調して
演奏に変調効果を付加するとともに、その変調波の周波
数に応じた周波数のタイミングクロックをMIDI信号
として送出できるようにした音響効果装置に関する。
響効果装置に関し、詳しくは、音声等の楽音を変調して
演奏に変調効果を付加するとともに、その変調波の周波
数に応じた周波数のタイミングクロックをMIDI信号
として送出できるようにした音響効果装置に関する。
【0002】
【従来の技術】演奏や歌唱等(以下単に「演奏」とい
う)において、持続音の音が延びた部分にビブラート効
果やトレモロ効果等の変調効果を付加することは、演奏
を自然に聴かせる演奏手段として知られている。このた
め、電子楽器に関連する技術進歩の著しい今日では、変
調装置を備えた音響効果装置により演奏に変調効果を付
加することが一般的に行われている。
う)において、持続音の音が延びた部分にビブラート効
果やトレモロ効果等の変調効果を付加することは、演奏
を自然に聴かせる演奏手段として知られている。このた
め、電子楽器に関連する技術進歩の著しい今日では、変
調装置を備えた音響効果装置により演奏に変調効果を付
加することが一般的に行われている。
【0003】このような音響効果装置によって演奏に変
調効果を付加する場合、従来は次のような方法を用いて
いた。すなわち、音響効果装置の使用者は、感覚的にお
およその変調周波数を設定したり、演奏のテンポから変
調周波数を、その都度算出したり、予め用意した変換表
を使用して求めたりして、変調装置に変調周波数を設定
するという操作を行っていた。
調効果を付加する場合、従来は次のような方法を用いて
いた。すなわち、音響効果装置の使用者は、感覚的にお
およその変調周波数を設定したり、演奏のテンポから変
調周波数を、その都度算出したり、予め用意した変換表
を使用して求めたりして、変調装置に変調周波数を設定
するという操作を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の方法には以下のような問題点があった。第1とし
て、本来、曲の演奏に変調効果を付加する際には、伴奏
される電子楽器の演奏のテンポと楽音を変調する変調周
波数が完全に同期する必要がある。さもないと変調によ
る楽音のゆれが伴奏にフィットしないため、変調された
楽音が逆に演奏を阻害してしまうからである。しかし、
従来の方法では、演奏のテンポに変調周波数を合わせる
のは、経験者でないと困難であり、しかも、音響効果装
置の使用者が音響効果装置に変調周波数を電子楽器とは
別個に設定していたため、電子楽器の伴奏のテンポと楽
音を変調する変調波の周波数との同期を完全に行うこと
ができなかった。その上、演奏中にテンポが変わる場合
は、演奏の進行を阻害することになるため、変調周波数
の設定変更自体が不可能になる。
来の方法には以下のような問題点があった。第1とし
て、本来、曲の演奏に変調効果を付加する際には、伴奏
される電子楽器の演奏のテンポと楽音を変調する変調周
波数が完全に同期する必要がある。さもないと変調によ
る楽音のゆれが伴奏にフィットしないため、変調された
楽音が逆に演奏を阻害してしまうからである。しかし、
従来の方法では、演奏のテンポに変調周波数を合わせる
のは、経験者でないと困難であり、しかも、音響効果装
置の使用者が音響効果装置に変調周波数を電子楽器とは
別個に設定していたため、電子楽器の伴奏のテンポと楽
音を変調する変調波の周波数との同期を完全に行うこと
ができなかった。その上、演奏中にテンポが変わる場合
は、演奏の進行を阻害することになるため、変調周波数
の設定変更自体が不可能になる。
【0005】第2としては、そのような計算や変換表の
使用は、煩雑であるだけでなく、本来感性的である音楽
演奏にそぐわない行為として好まれなかった。
使用は、煩雑であるだけでなく、本来感性的である音楽
演奏にそぐわない行為として好まれなかった。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑み為され
たものであり、音響効果装置の使用者が希望する変調周
波数またはテンポを設定するだけで、変調周波数に対応
した周波数のタイミングクロックを送信して電子楽器の
同期制御を可能とするとともに、楽音をその変調周波数
の変調波で変調することにより、この楽音による演奏
に、優れた変調効果を容易に付加することができる音響
効果装置を提供することを目的とする。
たものであり、音響効果装置の使用者が希望する変調周
波数またはテンポを設定するだけで、変調周波数に対応
した周波数のタイミングクロックを送信して電子楽器の
同期制御を可能とするとともに、楽音をその変調周波数
の変調波で変調することにより、この楽音による演奏
に、優れた変調効果を容易に付加することができる音響
効果装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明の請求項1に係る音響効果装置は、アナログまたは
ディジタルの楽音信号を変調手段により所定の周波数の
変調波で変調することによって楽音の演奏に音響効果を
付加する音響効果装置において、所定の周波数を設定す
る変調周波数設定手段と、電子楽器を制御するためのM
IDI信号を送信するMIDI信号送信手段とを有し、
MIDI信号送信手段は、設定された所定の周波数に応
じた周波数のタイミングクロックを送出するように構成
されていることを特徴とする。
発明の請求項1に係る音響効果装置は、アナログまたは
ディジタルの楽音信号を変調手段により所定の周波数の
変調波で変調することによって楽音の演奏に音響効果を
付加する音響効果装置において、所定の周波数を設定す
る変調周波数設定手段と、電子楽器を制御するためのM
IDI信号を送信するMIDI信号送信手段とを有し、
MIDI信号送信手段は、設定された所定の周波数に応
じた周波数のタイミングクロックを送出するように構成
されていることを特徴とする。
【0008】この場合、変調周波数設定手段は、楽音の
演奏テンポを設定するテンポ設定手段を有し、テンポ設
定手段により設定されたテンポに基づいてタイミングク
ロックの周波数を設定するように構成しても良い。
演奏テンポを設定するテンポ設定手段を有し、テンポ設
定手段により設定されたテンポに基づいてタイミングク
ロックの周波数を設定するように構成しても良い。
【0009】また、変調手段は、変調周波数設定手段に
より設定された周波数を変更する周波数変更手段を有
し、変調周波数変更手段により変更された周波数の変調
波で、楽音を変調するように構成しても良い。
より設定された周波数を変更する周波数変更手段を有
し、変調周波数変更手段により変更された周波数の変調
波で、楽音を変調するように構成しても良い。
【0010】
【作用】上述した音響効果装置によれば、変調周波数設
定手段により所定の変調周波数を設定すると、MIDI
信号送信手段は、その設定された変調周波数に応じた周
波数のタイミングクロックをMIDI信号として送信
し、MIDI信号送信手段に接続されている電子楽器
を、このタイミングクロックに同期して演奏させると同
時に、設定された周波数の変調波で楽音を変調する。し
たがって、電子楽器の演奏のテンポと、楽音の変調が完
全に同期するので、優れた変調効果を演奏に付加するこ
とができる。
定手段により所定の変調周波数を設定すると、MIDI
信号送信手段は、その設定された変調周波数に応じた周
波数のタイミングクロックをMIDI信号として送信
し、MIDI信号送信手段に接続されている電子楽器
を、このタイミングクロックに同期して演奏させると同
時に、設定された周波数の変調波で楽音を変調する。し
たがって、電子楽器の演奏のテンポと、楽音の変調が完
全に同期するので、優れた変調効果を演奏に付加するこ
とができる。
【0011】また、請求項2に記載の音響効果装置は、
テンポ設定手段によりテンポを設定すれば、上述した作
用と同様に作用する。
テンポ設定手段によりテンポを設定すれば、上述した作
用と同様に作用する。
【0012】更に、請求項3に記載の音響効果装置は、
変調周波数設定手段により設定した変調周波数を変調周
波数変更手段により変更することによって、MIDI信
号のタイミングクロックのクロック周波数を変更しない
で、変調周波数のみを変更することができる。したがっ
て、演奏のテンポが一定で拍子が異なるような場合で
も、楽音の変調が電子楽器の演奏のテンポに同期し、し
かも、拍子にも同期する。
変調周波数設定手段により設定した変調周波数を変調周
波数変更手段により変更することによって、MIDI信
号のタイミングクロックのクロック周波数を変更しない
で、変調周波数のみを変更することができる。したがっ
て、演奏のテンポが一定で拍子が異なるような場合で
も、楽音の変調が電子楽器の演奏のテンポに同期し、し
かも、拍子にも同期する。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。まず、本発明に係る音響効
果装置の構成について、図1、2を用いて説明する。最
初に、図1(a)、(b)を用いて音響効果装置1の外
観を説明する。図1(a)に示す音響効果装置1の前面
部には、表示部2、変調周期設定スイッチ3、4、拍子
切替スイッチ5及び電源スイッチ6が配置され、図2
(b)に示す音響効果装置1の背面部には、MIDI信
号コネクター7、楽音出力コネクター8及び楽音入力コ
ネクター9が配置されている。
面に基づき詳細に説明する。まず、本発明に係る音響効
果装置の構成について、図1、2を用いて説明する。最
初に、図1(a)、(b)を用いて音響効果装置1の外
観を説明する。図1(a)に示す音響効果装置1の前面
部には、表示部2、変調周期設定スイッチ3、4、拍子
切替スイッチ5及び電源スイッチ6が配置され、図2
(b)に示す音響効果装置1の背面部には、MIDI信
号コネクター7、楽音出力コネクター8及び楽音入力コ
ネクター9が配置されている。
【0014】表示部2は、液晶で作られており、アナロ
グの音声や電子楽器の楽器音等の楽音を変調する変調波
の変調周期または変調周波数と、電子楽器の演奏テンポ
と、拍子とを表示する。なお、ここでいう変調周期と
は、本明細書ではテンポ値を4で除算した値をいい、表
示部2には、この変調周期が表示される。
グの音声や電子楽器の楽器音等の楽音を変調する変調波
の変調周期または変調周波数と、電子楽器の演奏テンポ
と、拍子とを表示する。なお、ここでいう変調周期と
は、本明細書ではテンポ値を4で除算した値をいい、表
示部2には、この変調周期が表示される。
【0015】変調周期設定スイッチ3、4は、共に押し
ボタンスイッチであり、変調周波数を設定する変調周波
数設定手段及びテンポ設定手段を構成する。具体的に
は、変調周期設定スイッチ3を押すと、楽音を変調する
変調周波数が低く設定されるとともに表示部2に表示さ
れる変調周期の値は小さくなる。また、同時に、テンポ
の表示値は、変調周期の低下に対応して小さくなる。ま
た、変調周期設定スイッチ4を押すと、逆に変調周波数
が高く設定されるとともに表示部2に表示される変調周
期の値は小さくなり、テンポの表示値は、変調周期の上
昇に対応して大きくなる。
ボタンスイッチであり、変調周波数を設定する変調周波
数設定手段及びテンポ設定手段を構成する。具体的に
は、変調周期設定スイッチ3を押すと、楽音を変調する
変調周波数が低く設定されるとともに表示部2に表示さ
れる変調周期の値は小さくなる。また、同時に、テンポ
の表示値は、変調周期の低下に対応して小さくなる。ま
た、変調周期設定スイッチ4を押すと、逆に変調周波数
が高く設定されるとともに表示部2に表示される変調周
期の値は小さくなり、テンポの表示値は、変調周期の上
昇に対応して大きくなる。
【0016】拍子切替スイッチ5は、変調周波数変更手
段を構成するものであり、この拍子切替スイッチ5を押
すと、表示部2の拍子表示が切り替えられるとともに、
MIDI信号のタイミングクロックのクロック周波数を
変更することなく、楽音を変調する変調周波数のみを変
更することができる。電源スイッチ6は、押しボタン式
スイッチであり、この電源スイッチ6を押すと音響効果
装置1に電源が供給される。
段を構成するものであり、この拍子切替スイッチ5を押
すと、表示部2の拍子表示が切り替えられるとともに、
MIDI信号のタイミングクロックのクロック周波数を
変更することなく、楽音を変調する変調周波数のみを変
更することができる。電源スイッチ6は、押しボタン式
スイッチであり、この電源スイッチ6を押すと音響効果
装置1に電源が供給される。
【0017】MIDI信号コネクター7は、シーケンサ
ーやコンピューターを使用したMIDI規格の電子楽器
をタイミングクロックにより同期制御をするためのMI
DI信号を送信するコネクターであって、このMIDI
信号コネクター7を使用して、タイミングクロックの信
号を図示しない電子楽器に出力する。
ーやコンピューターを使用したMIDI規格の電子楽器
をタイミングクロックにより同期制御をするためのMI
DI信号を送信するコネクターであって、このMIDI
信号コネクター7を使用して、タイミングクロックの信
号を図示しない電子楽器に出力する。
【0018】楽音出力コネクター8、楽音入力コネクタ
ー9は、楽音の入力及び出力に使用するものであり、楽
音出力コネクター8はオーディオアンプに、楽音入力コ
ネクター9はマイクロホン、電子楽器等に、それぞれ接
続される。
ー9は、楽音の入力及び出力に使用するものであり、楽
音出力コネクター8はオーディオアンプに、楽音入力コ
ネクター9はマイクロホン、電子楽器等に、それぞれ接
続される。
【0019】次に、音響効果装置1の構成を図2を用い
て説明する。同図によれば、音響効果装置1は、CPU
11、A/D変換部12、D/A変換部13、スイッチ
インターフェース部14、ディスプレイインターフェー
ス部15、プログラムROM16、RAM17、MID
I信号インターフェース部18及びディレイ用RAM1
9を備えている。
て説明する。同図によれば、音響効果装置1は、CPU
11、A/D変換部12、D/A変換部13、スイッチ
インターフェース部14、ディスプレイインターフェー
ス部15、プログラムROM16、RAM17、MID
I信号インターフェース部18及びディレイ用RAM1
9を備えている。
【0020】具体的には、CPU11は、マイクロコン
ピューターであり、音響効果装置1における変調手段及
び変調周波数設定手段としての動作、MIDI信号送信
手段としてのMIDI信号データの作成を初めとする種
々の動作の制御を行う。A/D変換部12は、楽音のア
ナログ信号をディジタル信号に変換する。D/A変換部
13は、ディジタル信号を楽音のアナログ信号に変換す
る。スイッチインターフェース部14は、変調周期設定
スイッチ3、4、5のON/OFF信号をCPU11に
出力する。ディスプレイインターフェース部15は、変
調周波数等のデータをCPU11から入力して、表示部
2に表示するために表示用データに変換する。
ピューターであり、音響効果装置1における変調手段及
び変調周波数設定手段としての動作、MIDI信号送信
手段としてのMIDI信号データの作成を初めとする種
々の動作の制御を行う。A/D変換部12は、楽音のア
ナログ信号をディジタル信号に変換する。D/A変換部
13は、ディジタル信号を楽音のアナログ信号に変換す
る。スイッチインターフェース部14は、変調周期設定
スイッチ3、4、5のON/OFF信号をCPU11に
出力する。ディスプレイインターフェース部15は、変
調周波数等のデータをCPU11から入力して、表示部
2に表示するために表示用データに変換する。
【0021】プログラムROM16は、CPU11を動
作させるプログラムを格納する。RAM17は、CPU
11の演算結果、設定された変調周波数、テンポの値等
を一時的に格納する。MIDI信号インターフェース部
18は、CPU11とともにMIDI信号送信手段を構
成し、MIDI信号コネクター7を介して図示しない電
子楽器にMIDI信号を送信するために、CPU11か
ら出力するタイミングクロックを所定のシリアル信号に
変換する。ディレイ用RAM19は、CPU11と共に
変調手段を構成し、ディジタル信号を一定時間格納す
る。このディレイ用RAM19は、特に限定されない
が、アドレスが0000〜FFFFの記憶領域を有して
おり、各アドレスには3バイトのディジタル信号のデー
タを格納することができる。
作させるプログラムを格納する。RAM17は、CPU
11の演算結果、設定された変調周波数、テンポの値等
を一時的に格納する。MIDI信号インターフェース部
18は、CPU11とともにMIDI信号送信手段を構
成し、MIDI信号コネクター7を介して図示しない電
子楽器にMIDI信号を送信するために、CPU11か
ら出力するタイミングクロックを所定のシリアル信号に
変換する。ディレイ用RAM19は、CPU11と共に
変調手段を構成し、ディジタル信号を一定時間格納す
る。このディレイ用RAM19は、特に限定されない
が、アドレスが0000〜FFFFの記憶領域を有して
おり、各アドレスには3バイトのディジタル信号のデー
タを格納することができる。
【0022】以上の音響効果装置1の使用方法を簡単に
説明する。楽音の演奏に変調効果を付加したい場合に
は、楽音入力コネクター9にマイクロホン等を接続し
て、音響効果装置1に楽音を入力する。そして、楽音出
力コネクター8をオーディオアンプに接続し、オーディ
オアンプの出力部をスピーカに接続する。また、MID
I信号コネクター7を図示しない電子楽器に接続する。
説明する。楽音の演奏に変調効果を付加したい場合に
は、楽音入力コネクター9にマイクロホン等を接続し
て、音響効果装置1に楽音を入力する。そして、楽音出
力コネクター8をオーディオアンプに接続し、オーディ
オアンプの出力部をスピーカに接続する。また、MID
I信号コネクター7を図示しない電子楽器に接続する。
【0023】次に、変調周期設定スイッチ3、4で希望
する変調周期を設定すると、表示部2に変調周期及び変
調周期に対応した演奏のテンポが表示される。なお、通
常この変調周期の表示は、四分音符に対応した変調周期
を表示しており、演奏状況に応じて、二分音符、八分音
符、十六分音符等に相当する変調周期で変調したい場合
には、後述するようにスイッチ5を使用して変調周期の
変更をすることができる。
する変調周期を設定すると、表示部2に変調周期及び変
調周期に対応した演奏のテンポが表示される。なお、通
常この変調周期の表示は、四分音符に対応した変調周期
を表示しており、演奏状況に応じて、二分音符、八分音
符、十六分音符等に相当する変調周期で変調したい場合
には、後述するようにスイッチ5を使用して変調周期の
変更をすることができる。
【0024】以上により、音響効果装置1に入力した楽
音は、表示部2に表示されている変調周期の変調波で変
調された後、楽音出力コネクター8、図示しないオーデ
ィオアンプを介してスピーカから出力されるので、演奏
に変調効果を付加することができる。
音は、表示部2に表示されている変調周期の変調波で変
調された後、楽音出力コネクター8、図示しないオーデ
ィオアンプを介してスピーカから出力されるので、演奏
に変調効果を付加することができる。
【0025】また、同時に、MIDI信号コネクター7
から、設定された変調周期に対応した周波数のタイミン
グクロックが送信される。したがって、送信されたタイ
ミングクロックに同期して電子楽器の演奏が行われる。
これによって、楽音の変調と電子楽器の演奏のテンポが
完全に同期するため、優れた変調効果を演奏に付加する
ことができる。
から、設定された変調周期に対応した周波数のタイミン
グクロックが送信される。したがって、送信されたタイ
ミングクロックに同期して電子楽器の演奏が行われる。
これによって、楽音の変調と電子楽器の演奏のテンポが
完全に同期するため、優れた変調効果を演奏に付加する
ことができる。
【0026】また、変調周波数を変更する場合は、変調
周期設定スイッチ3または4を押すと、表示部2に表示
される変調周期が変更されるとともに、楽音を変調する
変調周波数も自動的に変更される。なお、変調周期設定
スイッチ3で演奏のテンポも設定することができるの
で、テンポの設定により楽音を変調する変調波の周波数
及び電子楽器の演奏テンポを決定することもできる。更
に、拍子切替スイッチ5により拍子切替を行うと、MI
DI信号のタイミングクロックのクロック周波数を変更
しないで変調周波数のみを変更することができる。この
場合、表示部2の拍子表示が切り替わる。
周期設定スイッチ3または4を押すと、表示部2に表示
される変調周期が変更されるとともに、楽音を変調する
変調周波数も自動的に変更される。なお、変調周期設定
スイッチ3で演奏のテンポも設定することができるの
で、テンポの設定により楽音を変調する変調波の周波数
及び電子楽器の演奏テンポを決定することもできる。更
に、拍子切替スイッチ5により拍子切替を行うと、MI
DI信号のタイミングクロックのクロック周波数を変更
しないで変調周波数のみを変更することができる。この
場合、表示部2の拍子表示が切り替わる。
【0027】次に、音響効果装置1の動作を図3、4、
5のフローチャートを用いて詳細に説明する。電源スイ
ッチ6を投入すると、音響効果装置1に所定の電源が供
給され(ステップ31)、CPU11は、プログラムR
OM16に格納されたプログラムに従い、所定のシステ
ムリセット(ステップ32)を行った後に、楽音を変調
するためのプログラムであるメインルーチンを開始する
(ステップ33)。
5のフローチャートを用いて詳細に説明する。電源スイ
ッチ6を投入すると、音響効果装置1に所定の電源が供
給され(ステップ31)、CPU11は、プログラムR
OM16に格納されたプログラムに従い、所定のシステ
ムリセット(ステップ32)を行った後に、楽音を変調
するためのプログラムであるメインルーチンを開始する
(ステップ33)。
【0028】このメインルーチンについて図3を用いて
説明する。CPU11は、電源スイッチ6をOFFにし
た時のデータの状態をRAM17から読み出し、表示部
2に表示する。希望する変調周期を設定するために変調
周期設定スイッチ3または4が押されると、CPU11
は、スイッチインターフェース部14から変調周期設定
スイッチ3、4のON/OFFデータを入力し、ONデ
ータが入力されている時間に対応して、変調周期が小さ
くまたは大きくなるように表示する。また、変調周期に
対応するテンポも表示する。以上の表示動作とともに、
変調周期のデータをRAM17に格納する(ステップ3
4)。
説明する。CPU11は、電源スイッチ6をOFFにし
た時のデータの状態をRAM17から読み出し、表示部
2に表示する。希望する変調周期を設定するために変調
周期設定スイッチ3または4が押されると、CPU11
は、スイッチインターフェース部14から変調周期設定
スイッチ3、4のON/OFFデータを入力し、ONデ
ータが入力されている時間に対応して、変調周期が小さ
くまたは大きくなるように表示する。また、変調周期に
対応するテンポも表示する。以上の表示動作とともに、
変調周期のデータをRAM17に格納する(ステップ3
4)。
【0029】次に、楽音をA/D変換部12でディジタ
ル信号に変換した後に、ディジタル信号のデータ(以下
「データ」という)を、システムバス20を介してディ
レイ用RAM19に書き込む(ステップ35)。このデ
ィレイ用RAM19への書込みは、以下のようにして行
われる。まず、最初に書込みアドレス0000にデータ
を書き込む。次に、このメインルーチンが1回実行され
ると、アドレス0000に書き込まれたデータを、次の
アドレス0001に1つ移動させる。そして、次のデー
タをアドレス0000に格納する。このような動作をメ
インルーチンの実行毎に繰り返して行うことによって、
最初に書き込んだデータを、メインルーチンの実行に伴
いアドレス0000からアドレスFFFFに向かって順
次移動させるとともに、全てのデータをディレイ用RA
M19の連続した所定のアドレス領域に書き込む(ステ
ップ35)。
ル信号に変換した後に、ディジタル信号のデータ(以下
「データ」という)を、システムバス20を介してディ
レイ用RAM19に書き込む(ステップ35)。このデ
ィレイ用RAM19への書込みは、以下のようにして行
われる。まず、最初に書込みアドレス0000にデータ
を書き込む。次に、このメインルーチンが1回実行され
ると、アドレス0000に書き込まれたデータを、次の
アドレス0001に1つ移動させる。そして、次のデー
タをアドレス0000に格納する。このような動作をメ
インルーチンの実行毎に繰り返して行うことによって、
最初に書き込んだデータを、メインルーチンの実行に伴
いアドレス0000からアドレスFFFFに向かって順
次移動させるとともに、全てのデータをディレイ用RA
M19の連続した所定のアドレス領域に書き込む(ステ
ップ35)。
【0030】次に、後述する変調ルーチンで決定され、
RAM17に格納された読出しアドレスデータを、RA
M17から読み出し(ステップ36)、この読出しアド
レスデータからデータを時間Ta毎に読み出す(ステッ
プ37)。読出しアドレス、時間Taについては、変調
ルーチンで詳細に後述する。その後、そのデータをD/
A変換部13に出力する(ステップ38)。
RAM17に格納された読出しアドレスデータを、RA
M17から読み出し(ステップ36)、この読出しアド
レスデータからデータを時間Ta毎に読み出す(ステッ
プ37)。読出しアドレス、時間Taについては、変調
ルーチンで詳細に後述する。その後、そのデータをD/
A変換部13に出力する(ステップ38)。
【0031】次に、MIDI信号のタイミングクロック
の周波数の算出ルーチンについて図3を用いて説明す
る。このルーチンは、設定された変調周期またはテンポ
から電子楽器に送信するタイミングクロックのクロック
周波数を演算するものである。まず、設定された変調周
期からタイミングクロックの周波数を算出する(ステッ
プ41)。
の周波数の算出ルーチンについて図3を用いて説明す
る。このルーチンは、設定された変調周期またはテンポ
から電子楽器に送信するタイミングクロックのクロック
周波数を演算するものである。まず、設定された変調周
期からタイミングクロックの周波数を算出する(ステッ
プ41)。
【0032】この算出は以下のように行われる。前述し
たように、テンポ値を4で除算した値を変調周期と定義
する。一方、タイミングクロックは四分音符当たり24
回発生し、テンポは1分間に四分音符がカウントされる
値である。したがって、変調周期とタイミングクロック
の時間間隔との間には以下の関係がある。すなわち、タ
イミングクロックのクロック間隔に24を乗算し、その
乗算した値の逆数に60(秒)を乗算する。そして、そ
の値を4で除算する。この値が変調周期となる。したが
って、タイミングクロックの時間間隔は、変調周期の逆
数に5/8を乗算した値となり、最終的に、タイミング
クロックの周波数は、タイミングクロックの時間間隔の
逆数となる。
たように、テンポ値を4で除算した値を変調周期と定義
する。一方、タイミングクロックは四分音符当たり24
回発生し、テンポは1分間に四分音符がカウントされる
値である。したがって、変調周期とタイミングクロック
の時間間隔との間には以下の関係がある。すなわち、タ
イミングクロックのクロック間隔に24を乗算し、その
乗算した値の逆数に60(秒)を乗算する。そして、そ
の値を4で除算する。この値が変調周期となる。したが
って、タイミングクロックの時間間隔は、変調周期の逆
数に5/8を乗算した値となり、最終的に、タイミング
クロックの周波数は、タイミングクロックの時間間隔の
逆数となる。
【0033】以上の関係により、テンポが120の場合
を例にとり説明する。テンポ値から変調周期は30とな
り、タイミングクロックの時間間隔は20.8mSec
となる。また、変調周期は1分間当たりに変調する変調
波の波数と等しい値であるので、変調波の周波数は0.
5Hzとなる。
を例にとり説明する。テンポ値から変調周期は30とな
り、タイミングクロックの時間間隔は20.8mSec
となる。また、変調周期は1分間当たりに変調する変調
波の波数と等しい値であるので、変調波の周波数は0.
5Hzとなる。
【0034】この算出結果のタイミングクロックのクロ
ック間隔時間をRAM17に格納する(ステップ4
2)。次に、スイッチインターフェース部14から入力
される変調周期設定スイッチ3、4の変調周期の設定信
号の入力を常時監視し、変更された場合には、ステップ
41に戻る(ステップ43)。
ック間隔時間をRAM17に格納する(ステップ4
2)。次に、スイッチインターフェース部14から入力
される変調周期設定スイッチ3、4の変調周期の設定信
号の入力を常時監視し、変更された場合には、ステップ
41に戻る(ステップ43)。
【0035】次に、変調ルーチンについて図4を用いて
説明する。この変調ルーチンは、上述したメインルーチ
ンにおける読出しアドレス及び読出し時間を定めるもの
で、これにより、変調度及び変調周波数がそれぞれ決定
される。本実施例においては、周波数変調の場合を例に
とり説明する。最初に、変調周波数算出ルーチンにより
決定され、RAM17に格納された変調周波数のデータ
をRAM17から読み込み(ステップ51)、変調周期
の時間の値(上述した例では2秒)をTaとして、タイ
マーにセットする(ステップ52)。次に、RAM17
に読出しアドレスデータとして、(a−b)を書き込む
(ステップ53)。ここで、aは少なくともbより大き
い値のアドレス値であり、bは変調度に関係する移動ア
ドレス距離をそれぞれ示す。この移動アドレス距離値b
の増減に比例して変調度は大きくなるが、本実施例にお
いては固定方式としている。なお、スイッチ、ボリュー
ム等により可変方式にできるのはもちろんである。
説明する。この変調ルーチンは、上述したメインルーチ
ンにおける読出しアドレス及び読出し時間を定めるもの
で、これにより、変調度及び変調周波数がそれぞれ決定
される。本実施例においては、周波数変調の場合を例に
とり説明する。最初に、変調周波数算出ルーチンにより
決定され、RAM17に格納された変調周波数のデータ
をRAM17から読み込み(ステップ51)、変調周期
の時間の値(上述した例では2秒)をTaとして、タイ
マーにセットする(ステップ52)。次に、RAM17
に読出しアドレスデータとして、(a−b)を書き込む
(ステップ53)。ここで、aは少なくともbより大き
い値のアドレス値であり、bは変調度に関係する移動ア
ドレス距離をそれぞれ示す。この移動アドレス距離値b
の増減に比例して変調度は大きくなるが、本実施例にお
いては固定方式としている。なお、スイッチ、ボリュー
ム等により可変方式にできるのはもちろんである。
【0036】次に、タイマーにセットした時間Taが、
セットした当初の時間Taの1/2の時間に達したか
を、所定時間毎に監視する(ステップ54)。達しない
場合は、時間Taから所定時間tを減算し(ステップ5
5)、1/2の時間に達するまでステップ54、55を
繰り返す。1/2の時間になると、RAM17に、読出
しアドレスデータ(a+b)を書き込む(ステップ5
6)。この後、時間Taが0に達したかを、所定時間毎
に監視し(ステップ57)、達しない場合は、所定時間
tを減算し(ステップ58)、時間Taが0に達するま
でステップ57、58を繰り返す。時間Taが0に達す
ると、1回の変調ルーチンが終了し、再びこのルーチン
を繰り返す。この変調ルーチンで決定した読出しアドレ
ス(a+b)、(a−b)に格納されているデータを、
前述したメインルーチンにおいて時間Taの1/2の時
間毎に交互に読み出すことにより、変調動作が行われ
る。
セットした当初の時間Taの1/2の時間に達したか
を、所定時間毎に監視する(ステップ54)。達しない
場合は、時間Taから所定時間tを減算し(ステップ5
5)、1/2の時間に達するまでステップ54、55を
繰り返す。1/2の時間になると、RAM17に、読出
しアドレスデータ(a+b)を書き込む(ステップ5
6)。この後、時間Taが0に達したかを、所定時間毎
に監視し(ステップ57)、達しない場合は、所定時間
tを減算し(ステップ58)、時間Taが0に達するま
でステップ57、58を繰り返す。時間Taが0に達す
ると、1回の変調ルーチンが終了し、再びこのルーチン
を繰り返す。この変調ルーチンで決定した読出しアドレ
ス(a+b)、(a−b)に格納されているデータを、
前述したメインルーチンにおいて時間Taの1/2の時
間毎に交互に読み出すことにより、変調動作が行われ
る。
【0037】また、この変調ルーチンで決定した時間T
aは、四分音符での変調周波数に相当する時間であり、
他の音符の場合には、スイッチ5の設定により以下のよ
うに時間Taを変更する。すなわち、四分音符を基準値
1とし、全音符、二分音符、八分音符及び十六分音符の
基準値をそれぞれ4、2、0.5及び0.25とする。
この基準値で時間Taを除算して、その除算した値を新
たな時間Taとして、この新たな時間Taで読出しアド
レスに格納されているデータを読み出すことにより、各
音符に対応した変調周波数で楽音を変調することができ
る。なお、上述した音符以外の音符の場合、その基準値
は、その音符の長さに比例した値として求められる。
aは、四分音符での変調周波数に相当する時間であり、
他の音符の場合には、スイッチ5の設定により以下のよ
うに時間Taを変更する。すなわち、四分音符を基準値
1とし、全音符、二分音符、八分音符及び十六分音符の
基準値をそれぞれ4、2、0.5及び0.25とする。
この基準値で時間Taを除算して、その除算した値を新
たな時間Taとして、この新たな時間Taで読出しアド
レスに格納されているデータを読み出すことにより、各
音符に対応した変調周波数で楽音を変調することができ
る。なお、上述した音符以外の音符の場合、その基準値
は、その音符の長さに比例した値として求められる。
【0038】次に、クロック発生ルーチンについて図5
を用いて説明する。RAM17からタイミングクロック
のクロック間隔時間のデータを読み出し(ステップ6
1)、その時間分タイマーをセットする(ステップ6
2)。次に、所定時間毎にタイミングクロックのクロッ
ク間隔時間が経過したかを監視し(ステップ63)、時
間が経過した場合には、タイミングクロック(F8H)
をMIDI信号インターフェース部18を介して電子楽
器に出力する(ステップ64)。
を用いて説明する。RAM17からタイミングクロック
のクロック間隔時間のデータを読み出し(ステップ6
1)、その時間分タイマーをセットする(ステップ6
2)。次に、所定時間毎にタイミングクロックのクロッ
ク間隔時間が経過したかを監視し(ステップ63)、時
間が経過した場合には、タイミングクロック(F8H)
をMIDI信号インターフェース部18を介して電子楽
器に出力する(ステップ64)。
【0039】次に、変調周期変更ルーチンについて図5
を用いて説明する。このルーチンでは、変調周期(また
は変調周波数)の設定が変更されたかを常に監視し(ス
テップ71)、変更された場合には、その変調周期のデ
ータをRAM17に格納する(ステップ72)。次に、
変調周期のデータから曲のテンポを算出し(ステップ7
3)、テンポ値をRAM17に格納する(ステップ7
4)。この変調周期(または変調周波数、ただし図1に
おいては変調周期を表示する)とテンポ値をディスプレ
イインターフェース部15を介して表示部2に表示する
(ステップ75)。この後に、ステップ71に戻り、変
調周期変更ルーチンが繰り返される。
を用いて説明する。このルーチンでは、変調周期(また
は変調周波数)の設定が変更されたかを常に監視し(ス
テップ71)、変更された場合には、その変調周期のデ
ータをRAM17に格納する(ステップ72)。次に、
変調周期のデータから曲のテンポを算出し(ステップ7
3)、テンポ値をRAM17に格納する(ステップ7
4)。この変調周期(または変調周波数、ただし図1に
おいては変調周期を表示する)とテンポ値をディスプレ
イインターフェース部15を介して表示部2に表示する
(ステップ75)。この後に、ステップ71に戻り、変
調周期変更ルーチンが繰り返される。
【0040】なお、本実施例においては、変調周波数の
設定により楽音を変調する変調周波数及びタイミングク
ロックの周波数を決定する場合を中心に説明したが、テ
ンポの設定により上述した動作と同様な動作を行えるの
はもちろんである。
設定により楽音を変調する変調周波数及びタイミングク
ロックの周波数を決定する場合を中心に説明したが、テ
ンポの設定により上述した動作と同様な動作を行えるの
はもちろんである。
【0041】以上のように本実施例によれば、変調周期
(または変調周波数)またはテンポの設定により、楽音
を変調することができるとともに、変調周期等に同期し
たタイミングクロックのMIDI信号を電子楽器に送信
することができるので、楽音の変調が電子楽器の演奏の
テンポに完全に同期する。したがって、演奏に優れた変
調効果を付加することができる。
(または変調周波数)またはテンポの設定により、楽音
を変調することができるとともに、変調周期等に同期し
たタイミングクロックのMIDI信号を電子楽器に送信
することができるので、楽音の変調が電子楽器の演奏の
テンポに完全に同期する。したがって、演奏に優れた変
調効果を付加することができる。
【0042】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、各ルーチンの実行は、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができるし、タ
イミングクロックのクロック周波数は、演算により算出
せずに、変調周波数、変調周期またはテンポとタイミン
グクロックのクロック周波数との変換テーブルを設け、
そのテーブルから求めても良い。
のではない。例えば、各ルーチンの実行は、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができるし、タ
イミングクロックのクロック周波数は、演算により算出
せずに、変調周波数、変調周期またはテンポとタイミン
グクロックのクロック周波数との変換テーブルを設け、
そのテーブルから求めても良い。
【0043】また、本実施例においては、周波数変調の
場合を例として説明したが、振幅データを記憶したRA
Mから、その振幅データを読み出し、そのデータをディ
ジタル信号のデータと乗算することにより、振幅変調に
も応用することができる。更に、読出しアドレスデータ
を決定する際の変数「a」を大きい値にすると、演奏に
遅延効果を付加できることはもちろんである。なお、複
数の読出しアドレスを設けて、複数のデータを同時に読
み出すことによって、複数の変調波で変調したのと同様
な変調効果を演奏に付加することもできる。また、曲の
途中でテンポが変わる場合は、自動的にテンポが変わる
ようにデータを予めRAMに記憶させるようにしても良
い。
場合を例として説明したが、振幅データを記憶したRA
Mから、その振幅データを読み出し、そのデータをディ
ジタル信号のデータと乗算することにより、振幅変調に
も応用することができる。更に、読出しアドレスデータ
を決定する際の変数「a」を大きい値にすると、演奏に
遅延効果を付加できることはもちろんである。なお、複
数の読出しアドレスを設けて、複数のデータを同時に読
み出すことによって、複数の変調波で変調したのと同様
な変調効果を演奏に付加することもできる。また、曲の
途中でテンポが変わる場合は、自動的にテンポが変わる
ようにデータを予めRAMに記憶させるようにしても良
い。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、音響効果
装置の使用者が希望する変調周波数またはテンポを設定
するだけで、変調周波数に対応した周波数のタイミング
クロックを送信して電子楽器の同期制御を可能とすると
ともに、楽音をその変調周波数の変調波で変調すること
により、この楽音による演奏に、優れた変調効果を容易
に付加することができる。
装置の使用者が希望する変調周波数またはテンポを設定
するだけで、変調周波数に対応した周波数のタイミング
クロックを送信して電子楽器の同期制御を可能とすると
ともに、楽音をその変調周波数の変調波で変調すること
により、この楽音による演奏に、優れた変調効果を容易
に付加することができる。
【図1】本発明の音響効果装置の外観を示す図である。
【図2】本発明の音響効果装置のブロック図である。
【図3】本発明の音響効果装置の動作のフローチャート
である。
である。
【図4】本発明の音響効果装置の動作のフローチャート
である。
である。
【図5】本発明の音響効果装置の動作のフローチャート
である。
である。
1 音響効果装置 3 変調周期設定スイッチ 4 変調周期設定スイッチ 5 拍子切替スイッチ 11 CPU 18 MIDI信号インターフェース部 19 ディレイ用RAM
Claims (3)
- 【請求項1】 アナログまたはディジタルの楽音信号を
変調手段により所定の周波数の変調波で変調することに
よって当該楽音の演奏に音響効果を付加する音響効果装
置において、前記所定の周波数を設定する変調周波数設
定手段と、電子楽器を制御するためのMIDI信号を送
信するMIDI信号送信手段とを有し、当該MIDI信
号送信手段は、前記設定された所定の周波数に応じた周
波数のタイミングクロックを送出するように構成されて
いることを特徴とする音響効果装置。 - 【請求項2】 前記変調周波数設定手段は、前記楽音の
演奏テンポを設定するテンポ設定手段を有し、当該テン
ポ設定手段により設定されたテンポに基づいて前記タイ
ミングクロックの周波数を設定するように構成されてい
ることを特徴とする請求項1に記載の音響効果装置。 - 【請求項3】 前記変調手段は、前記変調周波数設定手
段により設定された周波数を変更する周波数変更手段を
有し、当該変調周波数変更手段により変更された周波数
の変調波で、前記楽音を変調するように構成されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の音響効果装
置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4306345A JPH06130940A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 音響効果装置 |
US08/137,986 US5416265A (en) | 1992-10-20 | 1993-10-19 | Sound effect-creating device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4306345A JPH06130940A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 音響効果装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06130940A true JPH06130940A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17955980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4306345A Pending JPH06130940A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 音響効果装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06130940A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024004924A1 (ja) * | 2022-06-28 | 2024-01-04 | ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 | 信号処理装置、認知機能改善システム、信号処理方法、およびプログラム |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP4306345A patent/JPH06130940A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024004924A1 (ja) * | 2022-06-28 | 2024-01-04 | ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 | 信号処理装置、認知機能改善システム、信号処理方法、およびプログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981222 |