JPH06130798A - 多色画像形成装置の現像装置 - Google Patents

多色画像形成装置の現像装置

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JPH06130798A
JPH06130798A JP4276999A JP27699992A JPH06130798A JP H06130798 A JPH06130798 A JP H06130798A JP 4276999 A JP4276999 A JP 4276999A JP 27699992 A JP27699992 A JP 27699992A JP H06130798 A JPH06130798 A JP H06130798A
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toner
developing
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image
toner layer
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JP4276999A
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English (en)
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Tomoyoshi Chihara
千原朋義
Yoshikazu Okamoto
佳和 岡本
Yoshio Inoue
義雄 井上
Takashi Fuchiwaki
隆 渕脇
Yoshio Ikeda
美穂 池田
Yoshikazu Takahashi
良和 高橋
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】現像ロール上のトナー層を常に均一化させ、前
段階の現像の履歴現象を防止する。 【構成】静電潜像担持体3に対して所定の間隔をおいて
対向配置され、その表面にトナー層を保持して静電潜像
担持体上に形成された静電潜像を現像する現像ロール2
8aと、該現像ロールの近傍に少なくともキャリアとト
ナーからなる2成分現像剤を表面に保持した状態で対向
配置され、前記現像ロール上にトナーを供給するための
磁気ロール65とを備えた現像装置において、前記静電
潜像担持体の上流側に前記現像ロールに対向してトナー
層厚規制部材73を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー電子写真複写
機、ファクシミリ、レーザプリンタ等の多色画像形成装
置に係わり、特にその現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真技術を利用した多色画像形成装
置としては種々の方式があるが、その一つとして、各色
毎に感光体にトナー像を形成し、この各色のトナー像を
記録紙上に順次重ねて転写して多色画像を形成する方式
がある。この場合、ドラム状の感光体の周囲に、帯電
器、露光部、各色に対応した複数の現像器、転写部およ
びクリーニング装置を配置し、感光体の1回転毎に、帯
電、現像、転写、清掃という工程を繰り返すことによ
り、感光体の1回転毎に、各色のトナー像が記録紙上に
順次重ねて転写され多色画像が形成される。
【0003】また、各色のトナー像をドラム状の感光体
上に1回転毎に重ねて形成し、1回の転写で記録紙上に
多色画像を形成する1回転写法による多色画像形成装置
も知られている。この方式においては、必要な色の数だ
け感光体を回転させなければならないため、最終的な多
色画像が得られるまでの時間が長くなるという問題が有
る。
【0004】この問題を解決するために、特開昭63−
273883号公報に開示されているように、感光体の
表面に沿って複数の画像記録部を順次配置し、前記感光
体の1回転で、帯電、露光および現像工程を複数回繰り
返し、複数の異なる色の画像を形成した後、一括して記
録紙上に転写する方式の多色画像形成装置が提案されて
いる。
【0005】これらの多色画像の形成方法は、白黒のみ
の画像により得られる情報と比べ、色による情報も付加
できるために利用範囲も広がり望ましい。問題をまとめ
ると、 各色の現像が終了する1回転ごとに転写部に転写す
る必要があり、機械が大型化し、像形成に要する時間が
長くなる。
【0006】 繰り返し反復動作を行い順次重ねるこ
とにより、各トナー像の色ずれ、位置ずれが生じ精度の
確保が必要となる。
【0007】 感光体上に複数のトナー像を形成し、
転写工程を一度で済むようにする場合、既にトナー像が
形成されている感光体に現像を複数回繰り返すと、後段
の現像時に既に感光体上に形成したトナー像を乱した
り、トナーが現像ロールに付着し混入し、混色が発生す
る。
【0008】そこで、この混色、混入の問題を解決する
ために、トナー層をドナーロール上に形成し、該トナー
層により感光体上の静電潜像を現像する装置が種々提案
されている。この方法は非磁性1成分トナー現像におい
て従来から使われてきた。ドナーロール上に形成したト
ナー層により、感光体上の静電潜像を現像する方法にお
いては、ドナーロール上のトナーと感材が非接触なの
で、現像像の乱れが少なく高画質が得られることや、カ
ラー電子写真装置において感材上に複数色のトナーを重
ね現像できる可能性を有するなどの利点をもっている。
【0009】このような非接触1成分現像方法において
は、ドナーロールに塗布されたトナーを、ドナーロール
と感光体間に形成される現像電界によるクーロン力によ
り、トナーをドナーロールから引き剥し、感光体側に移
動させる必要がある。ところが、トナーのドナーロール
への付着力は、ドナーロールと感光体間に形成される現
像電界によるクーロン力に比べかなり大きく、トナーを
ドナーロールから分離し、感光体側に移動させることが
困難である。
【0010】このため、現実的には、例えば特公昭63
−31776号公報に記載されているように、ドナーロ
ールと感光体間に交流電界を印加して現像を容易にする
方法がとられている。また、特開昭56−116060
号公報に開示された方法では、ドナーロールと感光体間
に多孔質電極を配置し、ドナーロールと多孔質電極の間
に発生した交流電界により、ドナーロール上からトナー
を分離して、トナークラウドを発生し、これにより感光
体にトナーを現像せしめる方法が提案されている。この
方法ではトナーの帯電量が比較的高くても、トナーはド
ナーロール上から分離し、しかも比較的低い交流電界が
使えるので、交流電界で乱す危険が少なく、それ以前に
感材上に現像されたトナーを交流電界で乱す危険が少な
いため、複数色のトナーを重ね現像できる可能性があ
る。しかしながら、多孔質電極の設定が困難であった
り、多孔質電極に付着する異物のために画像が劣化する
ので、信頼性に問題がある。
【0011】また、特開昭59−121077号公報に
は、磁気ロールを用いて2成分現像剤をドナーロールに
進ませ、該ドナーロール上にトナーを転移させてトナー
層を形成する方法が示されている。この方法では、ドナ
ーロール上に安定的にトナー層を形成し搬送することが
可能であるが、トナーの電荷量が比較的高くなり、現像
工程においてドナーロールからのトナーの分離が困難と
なり、強い交流電界をドナーロールと感光体との間に印
加せざるを得ず、それ以前に感材上に現像されたトナー
を交流電界で乱すので、複数色のトナーを均一な重ね現
像できる可能性がなかった。このため、ドナーロールと
感光体との間にワイヤーからなる補助電極を設け、この
補助電極に弱い交流電界を印加して現像されたトナーを
乱さない方法が提案されている。
【0012】従来のドナーロールを用いた1成分現像方
法においては、例えば、トナーの帯電電荷量が低く、画
質の長期維持性に問題があったり、トナーの特性の僅か
な変化でドナーロールへの搬送性が変化したり、ドナー
ロール上のトナー層を制御するとともにトナーを帯電さ
せるためのブレード部材でドナーロール上のトナーが部
分適に詰まり画像欠陥を引き起こす現象があり、必ずし
も信頼性が高いとは言えなかった。
【0013】そこで、ドナーロールを用いる1成分現像
方法の利点と、従来からある2成分現像の利点をうまく
組み合わせて、両者の望ましい特徴を得る装置が提案さ
れている。例えば、1984年11月8日に米国ワシン
トンDCにおいて開催された米国写真科学者技術者協会
(Society for Photographic Scientists and Engineer
s)主催の「非衝撃式印字の進歩に関する第2回国際会
議」(The 2nd International Congress on Advances i
n Non-impact Printing )において、東芝は、磁気ロー
ルを用いて2成分現像剤をドナーロールに進ませ、該ド
ナーロール上にトナーを転移させてトナー層を形成する
装置についての説明を行った。
【0014】また、米国特許第3,929,098号明
細書や特開昭59−121077号公報においても、磁
気ロールを用いて2成分現像剤をドナーロールに進ま
せ、該ドナーロール上にトナーを転移させてトナー層を
形成する装置が示されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
磁気ロールを用いて2成分現像剤をドナーロールに進ま
せ、該ドナーロール上にトナーを転移させてトナー層を
形成する現像装置で感材上の静電潜像を現像してみたと
ころ、1成分現像の利点と、従来からある2成分現像の
利点を有する反面、トナーが現像されドナーロール上か
らトナーがなくなった部分と、トナーが現像されずにド
ナーロール上のトナーがそのまま残る部分とでは、ドナ
ーロールの次の回転時に現像性に差が生じ、プリント上
で濃度差となって現れるという、いわゆる履歴現象が新
たな問題として生じることが判明した。
【0016】この履歴現象は、前記磁気ロールで2成分
現像剤から再度ドナーロール上にトナーを転移させ塗布
する時に、トナーが現像されドナーロール上からトナー
がなくなった部分と、トナーが現像されずにドナーロー
ル上のトナーがそのまま残る部分のトナー層を均一にす
ることが困難なことに起因している。
【0017】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、現像ロール上のトナー層を常に均一化させ、前段階
の現像の履歴現象を防止することができる多色画像形成
装置の現像装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の多色
画像形成装置の現像装置は、静電潜像担持体に対して所
定の間隔をおいて対向配置され、その表面にトナー層を
保持して静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像
する現像ロールと、該現像ロールの近傍に少なくともキ
ャリアとトナーからなる2成分現像剤を表面に保持した
状態で対向配置され、前記現像ロール上にトナーを供給
するための磁気ロールとを備えた現像装置において、前
記静電潜像担持体の上流側に前記現像ロールに対向して
トナー層厚規制部材を配設したことを特徴とする。な
お、前記トナー層厚規制部材は、現像ロールに一定間隔
をもって配設するようにしてもよいし、現像ロールにト
ナー層を介して一定圧力で接触されるようにしてもよ
い。
【0019】
【作用】本発明においては、現像ロールに塗布されたト
ナー層は、現像ロールの回転により搬送され、トナー層
厚規制部材により所望のトナー量に規制される。このと
き、トナー層厚規制部材は、消費されたトナーが現像ロ
ールの1回転で復帰できる量より少ない量になるように
設定される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は、本発明が適用される多色画像形成装置
の例を示す構成図である。
【0021】多色画像形成装置は、上方の画像形成部1
と下方の給紙部2とから構成されている。画像形成部1
において、透光性のベルト状感光体3が駆動ローラ4
a、アイドラローラ4b、4c、4d、4e等を介して
縦長に配置され、駆動ローラ4aにより矢印A方向に回
転駆動される。このベルト状感光体3の周囲には、第1
画像記録部5、第2画像記録部6、第3画像記録部7、
第4画像記録部8、レジストレーション調整用の光セン
サ10a、転写前帯電器9、現像濃度センサ10b、光
案内部11、転写部12、プレクリーニングコロトロン
13、クリーニング装置14および接地ストリップ15
が配置されている。これらの各画像記録部を構成する部
品は、ベルト状感光体3の略垂直面に沿って配置され、
さらに、ベルト状感光体3の下端部内側には、転写部1
2の前後においてベルト状感光体3を内側から照射する
除電ランプ16が配置されている。
【0022】前記転写部12は、転写コロトロン12a
および剥離コロトロン12bを備えており、縦長に配置
されたベルト状感光体3の最下端部に、用紙搬送方向が
略水平となるように配置されている。また、転写部12
に隣接して、用紙搬入側に用紙搬送装置17および搬送
ローラ18が設けられ、用紙排出側に転写後の記録紙を
定着装置19に搬送する搬送ベルト20が設けられてい
る。
【0023】前記第1画像記録部5は、第1帯電器2
1、レーザ光源(図示せず)、レーザ光源が照射される
回転多面鏡22a、この回転多面鏡22aを回転駆動す
るモータ22b、レンズ22c、22d、鏡22e、2
2f等から構成される第1露光装置22、第1電位セン
サ23、第1現像器24等を備えている。また、第2画
像記録部6は、第2帯電器25、発光ダイオードアレイ
からなる第2露光装置26、第2電位センサ27、第2
現像器28等を備えている。さらに、第3および第4画
像記録部7、8も同様に、第3および第4帯電器29、
33、発光ダイオードアレイからなる第3および第4露
光装置30、34、第3および第4電位センサ31、3
5、第3および第4現像器32、36等を備えている。
【0024】これらの第1、第2、第3および第4画像
記録部5、6、7、8は、それぞれ、例えば黒、赤、
緑、青の各色のトナーにより、ベルト状感光体3上に各
色画像を形成するものである。また、各電位センサ2
3、27、31、35は、各画像記録部5、6、7、8
におけるベルト状感光体3の表面電位を検出し、設定さ
れた所定電位となるように、制御回路(図示せず)によ
り各帯電器21、25、29、33を制御する。また、
現像濃度センサ10bにより最終的な現像濃度が検出さ
れ、適正な濃度が得られるように各画像記録部5、6、
7、8における現像条件が調整される。なお、この現像
濃度センサ10bは、各色に対応した色センサ素子が感
光体3の移動方向と直角方向に配列されて構成されてい
る。
【0025】前記各現像器24、28、32、36は、
それぞれ現像ロール24a、28a、32a、36aと
バックアップロール24b、28b、32b、36bと
を備える。第2、第3および第4現像器28、32、3
6は先行する現像器により感光体3上に形成されたトナ
ー像に対して乱れを生じさせてはならないので、非接触
型の現像装置が採用される。その詳細は後述する。
【0026】また、前記給紙部2には、それぞれ給紙装
置37、38、39、40を備えた中間トレイ41、給
紙トレイ42、43、大容量トレイ44、用紙反転部4
5等が配置されている。中間トレイ41には複数の切換
爪46a、46b、46cを備えた切換爪装置46が設
けられている。なお、47、48は搬送ローラ、49は
反転ローラである。
【0027】次に図2により、前記多色画像形成装置に
おいて画像を形成するための制御回路について説明す
る。
【0028】多色画像形成装置50に対しては、画像入
力装置51、コンピュータ52、通信回線53を介して
通信を行う通信装置54等からの画像信号が、画像処理
装置55を介して入力される。画像処理装置55に入力
された画像信号は、色分離回路56により第1〜第4色
成分信号、例えば黒、赤、緑および青の4色成分信号に
分離され、第1色成分信号は、実質的に遅延されること
なく、第1記録部5の第1露光装置22に供給され、第
2〜第4色成分信号は、それぞれ第1〜第3遅延回路5
7〜59を介して第2〜第4記録部6〜8の第2〜第4
露光装置26、30、34に供給される。なお、第1〜
第3遅延回路57〜59における遅延時間は、ベルト上
感光体3における第1露光装置22による露光位置から
第2〜第4露光装置26、30、34による露光位置ま
での距離に対応している。
【0029】また、各記録部5〜8の第1〜第4帯電器
21、25、29、33、第1〜第4露光装置22、2
6、30、34、第1〜第4現像器24、28、32、
36の動作は、制御パネル60からの指示に基づいて動
作する制御回路61により制御される。
【0030】次に図1、図2および図3により、上記構
成からなる多色画像形成装置の作用の概略を、黒、赤の
2色画像を形成する場合を例にして説明する。この場
合、制御パネル60からの指示に基づき制御回路61に
より第1および第2の画像記録部5、6のみが動作可能
とされ、第3および第4の画像記録部7、8は動作不能
とされる。この動作、不動作の切換は、例えば第1およ
び第2帯電器21、25、第1および第2露光装置2
2、26、第1および第2現像器24、28のみに所定
の動作電圧或いはバイアス電圧を印加することにより行
われる。
【0031】駆動ローラ4aにより矢印A方向に回転駆
動されるベルト状感光体3は、先ず、第1画像記録部5
において第1帯電器21により、図3(a)に示すよう
に、一様に帯電され、これにより、感光体3の表面電位
は、例えばVP (但しVP は負の値)となる。次に、第
1露光装置22において画像の黒に対応した信号により
変調されたレーザ光LK によって感光体3の表面が露光
され、図3(b)に示すように、露光部分の電位が、例
えばVR (但しVR は負の値)まで低下する。次に、こ
の露光部分は第1現像器24に進み、ここで黒トナーT
K により現像され、図3(c)に示すように、この現像
後も黒像部分の表面電位は低下したままである。
【0032】次に、黒現像部分は第2画像記録部6に進
み、第2帯電器25により再度帯電され、図3(d)に
示すように、感光体3の表面電位は、VP 近傍まで上昇
する。次に、第2露光装置26において、画像の赤に対
応した信号により変調された発光ダイオードアレイから
の光LR によって、図3(e)に示すように、感光体3
の表面が露光され、露光部分の電位がVR まで低下す
る。次に、この露光部分は第2現像器28に進み赤トナ
ーにより現像され、図3(f)に示すように、この現像
後も赤像部分の表面電位は低下したままである。
【0033】ベルト状感光体3は、さらに、第3および
第4画像記録部7、8を通過するが、これらの画像記録
部は不動作とされているので、各色のトナー像は影響を
受けない。次に、トナー像は転写前帯電器9および除電
ランプ16により電荷が調整されて転写に適した状態と
される。各色のトナー像が転写部12まで進んでくる
と、これに同期して給紙部2のトレイ41〜44のいず
れかから給紙装置37〜40のいずれかによって記録紙
が搬送経路Bに沿って画像形成部1側に給紙され、さら
に、用紙搬送装置17および搬送ローラ18によって感
光体3の表面に接触する。
【0034】転写部12では、転写コロトロン12aか
らの電界により、各色のトナー像が感光体3の表面から
記録紙に転写される。転写後の記録紙は、剥離コロトロ
ン12bにより感光体3の表面から剥離され、搬送ベル
ト20により定着装置19まで搬送されトナー像が記録
紙に定着される。定着後の記録紙は、例えば、矢印C方
向に進み、搬送ローラ47により直接、装置外に画像面
を上にして排出される。なお、画像面を下側にして排出
する場合には、一旦、搬送ローラ48、49により矢印
D、E方向に搬送し、次に搬送ローラ48、49の回転
を反転させ、搬送ローラ47により装置外に排出する。
【0035】そして、転写後に感光体3に残ったトナー
は、除電ランプ16およびプレクリーニングコロトロン
13により帯電状態が調整された後、クリーニング装置
14により除去され、さらに感光体3に残った電荷は、
接地ストリップ15を介して放電され、次の画像形成サ
イクルに備える。
【0036】なお、両面コピーの場合には、定着後の記
録紙は、矢印D方向に進み、搬送ローラ48により給紙
部2の用紙反転部45へ送られ、反転ローラ49で一旦
矢印E方向に搬送された後、反転ローラ49の回転が逆
転され、記録紙の搬送方向が矢印F方向に反転されて中
間トレイ41内に画像面を上向きにして収納される。こ
のとき記録紙のサイズに応じて切換爪装置46の各切換
爪46a、46b、46cの姿勢を変えることにより、
記録紙が適正な位置から中間トレイ41内に収納され
る。この記録紙は、給紙装置37により再度、画像形成
部1の転写部12に送られ、今度は記録紙の裏面に画像
が形成される。なお、両面印刷の場合、各面ごとに画像
形成部1でトナー像が形成されることは当然である。ま
た、片面に重ねて2回コピーする場合には、記録紙を搬
送ローラ48から直接、中間トレイ41内に搬送する。
【0037】次に、本発明に係わる現像装置について説
明する。前記多色画像形成装置においては、既にトナー
像が形成されている感光体に現像を複数回繰り返すため
に、第1現像器24は、従来使用されている磁気ブラシ
法等の接触型の現像器でもよいが、後段の第2、第3お
よび第4現像器28、32、36は、先行する現像器に
より感光体3上に形成されたトナー像に対して乱れを生
じさせないように、現像ロール上のトナーを感光体に接
触させない非接触式の現像装置を採用する。これを第2
現像器28を例にして図4により説明する。図4(A)
は本発明に係わる現像装置の1実施例を示す断面図、図
4(B)は図4(A)の拡大断面図である。
【0038】現像器28は、所定の供給量の現像剤を貯
蔵するためのハウジング62を有し、ハウジング62内
には、ベルト感光体3側から、補助電極としてのワイヤ
ー63、ドナーロールすなわち現像ロール28a、磁気
ロール65、オーガ66が順次配設されている。現像ロ
ール28aは、ベルト状感光体3と所定の間隔(200
〜500μm)をもって配置され、現像ロール28aは
感光体3の移動方向に対して同一または逆のいずれの方
向にも回転可能である。磁気ロール65は、内部に固定
された磁石65aとこの磁石65aの外周に回転される
スリーブ65bとを有し、スリーブ65bは、層厚規制
部材67の配設位置の変更により、現像ロール28aの
回転方向に対して同一または逆のいずれの方向にも回転
可能である。ハウジング62内には、キャリアとトナー
からなる2成分現像剤が貯蔵されており、現像剤を混合
攪拌するためのオーガ66が回転可能に配設されてい
る。現像剤は、磁気ロール65の内部に固定された磁石
65aの磁力によりスリーブ65bの表面に吸着され、
スリーブ65bの回転により現像ロール28aの方向に
搬送される。さらに、ハウジング62には、ベルト感光
体3の上流側で現像ロール28aに対向してトナー層厚
規制部材73が固定されている。
【0039】磁気ロール65は、切換スイッチ68を介
して交流電源69(2〜20kHz、100〜600
V)および直流電源70(−200〜−600V)に接
続され、また、現像ロール28aには直流電源71(−
200〜−350V)が接続され、さらにワイヤー63
には、直流電源71および交流電源72(2〜12kH
z、500〜1500V)が接続される。
【0040】上記構成からなる本発明の作用について説
明する。磁気ロール65には、交流電源69からの交流
成分に、直流電源70からの直流成分が重畳されたバイ
アス電圧が印加され、現像剤の一部は磁気ロール65に
付着する。磁気ロール65に付着した現像剤は、スリー
ブ65bの回転で下方に搬送され、規制部材67により
最適な現像剤量に制御され、さらに、現像剤は磁気ロー
ル65と現像ロール28aの対向位置に搬送される。こ
こで、現像剤中のトナー粒子のみが現像ロール28aと
磁気ロール65に印加された電圧に応じて、現像ロール
28aに塗布される。
【0041】現像ロール28aに塗布されたトナー層7
4は、現像ロール28aの回転により搬送され、トナー
層厚規制部材73により所望のトナー量に規制される。
このとき、トナー層厚規制部材73は、消費されたトナ
ーが現像ロール28aの1回転で復帰できる量より少な
い量になるように設定される。例えば、磁気ロール65
が−400V、現像ロール28aが−200Vの電圧が
印加されており、トナーが消費された部分のトナー層厚
が次の1回転で磁気ロール65と現像ロール28aの間
の電位差の5割分のトナー層を復帰できるとすると、電
位差100V分のトナー層が復帰できる。ここで、トナ
ー層厚規制部材73は、電位差100V分のトナー層厚
以下に層厚を規制するように設定されるので、トナーが
現像され現像ロール28a上からトナーがなくなった部
分と、トナーが現像されずに現像ロール28a上のトナ
ーがそのまま残る部分の再塗布後のトナー層厚の差がな
くなり、履歴現象を効果的にを解決することができる。
【0042】トナーは、現像ロール28aとベルト状感
光体3の対向位置に搬送される。ワイヤー63には、交
流電源72からの交流成分に、直流電源71からの直流
成分が重畳されたバイアス電圧が印加されているため、
現像ロール28aに塗布されたトナーはトナー雲を形成
し、トナー層から分離したトナー粒子が、感光体3上に
記録されている潜像へ引き付けられ、静電潜像を現像す
る。現像ロール28aのトナーが現像され現像ロール上
から無くなった部分には、再び磁気ロール65から新た
なトナーが供給される。
【0043】図5(A)は本発明に係わる現像装置の他
の実施例を示す断面図、図5(B)は図5(A)の拡大
断面図である。なお、図4の実施例と同一の構成につい
ては同一番号を付けて説明を省略する。本実施例におい
て、トナー層厚規制部材73は、フレキシブルな材質か
ら形成され、トナー層74を介して現像ロール28aに
一定圧力をもって接触されている。これにより図4の実
施例と同様の効果により履歴現象を効果的にを解決する
ことができる。
【0044】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の属する技術分野における通常の知
識を有する者にとって種々の変更が可能である。例え
ば、上記実施例においては、ベルト感光体を例にして説
明しているが、ドラム感光体にも適用可能である。この
場合には、バックアップロールに相当する部材をドラム
端部に設けることになる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、静電潜像担持体に対して所定の間隔をおいて対
向配置され、その表面にトナー層を保持して静電潜像担
持体上に形成された静電潜像を現像する現像ロールと、
該現像ロールの近傍に少なくともキャリアとトナーから
なる2成分現像剤を表面に保持した状態で対向配置さ
れ、前記現像ロール上にトナーを供給するための磁気ロ
ールとを備えた現像装置において、前記静電潜像担持体
の上流側に前記現像ロールに対向してトナー層厚規制部
材を配設したので、現像ロール上のトナー層を常に均一
化させ、前段階の現像の履歴現象を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される多色画像形成装置の例を示
す全体構成図である。
【図2】図1における制御回路の構成図である。
【図3】図1の現像工程を説明するための図である。
【図4】図4(A)は本発明に係わる現像装置の1実施
例を示す断面図、図4(B)は図4(A)の拡大断面図
である。
【図5】図5(A)は本発明に係わる現像装置の他の実
施例を示す断面図、図5(B)は図5(A)の拡大断面
図である。
【符号の説明】
3…静電潜像担持体、28…現像器、28a…現像ロー
ル、62…ハウジング 65…磁気ロール、69、72…交流電源、70、71
…直流電源 73…トナー層厚規制部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渕脇 隆 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 池田 美穂 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 高橋 良和 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像担持体に対して所定の間隔をおい
    て対向配置され、その表面にトナー層を保持して静電潜
    像担持体上に形成された静電潜像を現像する現像ロール
    と、該現像ロールの近傍に少なくともキャリアとトナー
    からなる2成分現像剤を表面に保持した状態で対向配置
    され、前記現像ロール上にトナーを供給するための磁気
    ロールとを備えた現像装置において、前記静電潜像担持
    体の上流側に前記現像ロールに対向してトナー層厚規制
    部材を配設したことを特徴とする多色画像形成装置の現
    像装置。
  2. 【請求項2】前記トナー層厚規制部材は、現像ロールに
    一定間隔をもって配設することを特徴とする請求項1に
    記載の多色画像形成装置の現像装置。
  3. 【請求項3】前記トナー層厚規制部材は、現像ロールに
    トナー層を介して一定圧力で接触されることを特徴とす
    る請求項1に記載の多色画像形成装置の現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0908795A2 (en) * 1997-10-07 1999-04-14 Canon Kabushiki Kaisha Image-forming method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0908795A2 (en) * 1997-10-07 1999-04-14 Canon Kabushiki Kaisha Image-forming method
EP0908795A3 (en) * 1997-10-07 1999-08-18 Canon Kabushiki Kaisha Image-forming method

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