JPH0613059U - 電気機器ユニット連結装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】部品加工が少なく、且連結作業の容易な電気機
器ユニット連結装置を提供する。 【構成】中点位置で板厚分だけ段差を設けた連結板１０
を、順次半分づつ重合させ電気機器ユニット１に螺子止
めし、１方の連結板と他方の連結板とを同時に固定する
ことで、固定に使用する螺子の本数を少なくする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、電子機器ユニット、例えば電子機器用の電源である可充電電池の充 電器を所要数連結する電気機器ユニット連結装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図２は、本考案の対象の１である可充電電池の充電器１を示している。

【０００３】 該充電器１には１側面に家庭用コンセントに連結可能なプラグ２が設けられ、 他側面には前記プラグ２と連結可能なジャック４（図３参照）が設けられている 。又、該充電器１の上面には可充電電池３が着脱可能、且充電器１内部の充電回 路と接続可能となっている。

【０００４】 前記充電器１は前記プラグ２と、他の充電器１のジャック４とを連結すること で所要数の充電器１を結合した状態で、使用することができる。

【０００５】 然し、前記プラグ２とジャック４との連結は主に電気的接続であり、機械的結 合としては充分でない。従って、所要数の充電器１を一体的に取扱い得る様にす るには、更に機械的連結が必要である。

【０００６】 図３に於いて、従来の連結装置について説明する。

【０００７】 充電器１の裏面には４個の連結用螺子孔５が中心線を対称に２組、計８個の連 結用螺子孔５が穿設されている。又、該連結用螺子孔５の両側に対称的に４個の 突起６が突設されている。

【０００８】 図中、７は隣接する充電器１を連結結合する為の連結板である。該連結板７は 前記連結用螺子孔５と合致する４個１組の通孔８が２組、計８個穿設されている 。

【０００９】 前記隣接する充電器１を連結結合するには、前記連結板７を隣接する充電器１ ，１間に掛渡して設け、螺子９を前記通孔８を挿通させ、前記連結用螺子孔５に 螺着することで行う。

【００１０】

【考案が解決しようとする課題】

上記した従来の連結では、充電器１側に８個の連結用螺子孔５、連結板７側に ８個の通孔８を設けなければならず、又１個の充電器１を連結するのに８個の螺 子の連結作業を行わなければならない。従って、連結用螺子孔５、通孔８の加工 、螺子の螺着作業も面倒なものとなっている。

【００１１】 本考案は斯かる実情に鑑み、部品加工が少なく、且連結作業の容易な電気機器 ユニット連結装置を提供しようとするものである。

【００１２】

【課題を解決するための手段】

本考案は、中点位置で板厚分だけ段差を設けた連結板を、順次半分づつ重合さ せ電気機器ユニットに螺子止めすることを特徴とするものである。

【００１３】

【作用】

連結板を順次半分づつ重合させ螺子止めするので、１方の連結板と他方の連結 板とを同時に固定でき、固定に使用する螺子の本数を少なくできる。

【００１４】

【実施例】

以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。

【００１５】 図１中、図３中で示したものと同一のものには同符号を付してある。

【００１６】 充電器１の裏面、突起６に囲まれた部分に計４個の連結用螺子孔５を穿設する 。

【００１７】 １０は連結状態での２つの充電器１，１の全幅に略相当する長さを有する連結 板であり、長さ方向の中点で該連結板１０の板厚分だけ段差を設けている。又、 該連結板１０は前記連結用螺子孔５に合致する通孔８を８箇所に穿設してある。

【００１８】 １１は連結補助板であり、該連結補助板１１は前記連結板１０の半分の大きさ で前記連結用螺子孔５に合致する４個の通孔８を有している。

【００１９】 充電器１を連結結合する場合、先ず最初の充電器１に前記連結補助板１１を合 わせ、更に前記連結板１０を該連結補助板１１に重合させ、螺子９を該連結補助 板１１、連結板１０に挿通して前記連結用螺子孔５に螺着して該連結補助板１１ 、連結板１０を固着する。

【００２０】 更に、充電器１を連結結合する場合は、他の連結板１０の半分を、既に固着し た連結板１０の半分に重合させ、両連結板１０を螺子９により前記充電器１に共 締めする。

【００２１】 而して、充電器１を連結結合する場合は、計８本の螺子でよい。

【００２２】 尚、最初の充電器を接続する場合、連結補助板を使用したが、最初に用いる連 結板を段差を設けないものとすれば、前記連結補助板を省略することができる。

【００２３】 又、前記連結板と前記連結補助板とを重合させ固着した状態で、ゴム足１２よ りも突出しない様にする。

【００２４】

【考案の効果】

以上述べた如く本考案によれば、連結板、充電器に穿設する通孔、螺子孔、使 用する螺子の本数を半分にすることができ、部品の加工コストの低減、連結作業 性の容易化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す斜視図である。

【図２】本考案の実施対象の１つである充電器、及び該
充電器により充電される電池を示す斜視図である。

【図３】従来例の斜視図である。

【符号の説明】

１ 充電器 ８ 通孔 ９ 螺子 １０ 連結板 １１ 連結補助板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 中点位置で板厚分だけ段差を設けた連結
   板を、順次半分づつ重合させ電気機器ユニットに螺子止
   めすることを特徴とする電気機器ユニット連結装置。