JPH061303Y2 - 治具の位置決め兼駆動力供給機構 - Google Patents
治具の位置決め兼駆動力供給機構Info
- Publication number
- JPH061303Y2 JPH061303Y2 JP1986027689U JP2768986U JPH061303Y2 JP H061303 Y2 JPH061303 Y2 JP H061303Y2 JP 1986027689 U JP1986027689 U JP 1986027689U JP 2768986 U JP2768986 U JP 2768986U JP H061303 Y2 JPH061303 Y2 JP H061303Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- jig
- driving force
- positioning
- system path
- force supply
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、所定の間隔を隔て複数個の治具を間歇的に移
動,停止する搬送装置上に据付け設置し、その治具が該
搬送装置の間歇駆動に伴って作業ステーションに順次移
動して停止したとき、治具を駆動力供給装置に対して位
置決めすると共に、治具の駆動力を駆動力供給装置から
治具に供給するのに用いられる治具の位置決め兼駆動力
供給機構に関するものである。
動,停止する搬送装置上に据付け設置し、その治具が該
搬送装置の間歇駆動に伴って作業ステーションに順次移
動して停止したとき、治具を駆動力供給装置に対して位
置決めすると共に、治具の駆動力を駆動力供給装置から
治具に供給するのに用いられる治具の位置決め兼駆動力
供給機構に関するものである。
従来の技術 一般に、一つのワークに対して端末切断またはプレス等
の加工を数工程で施す場合、そのワークの切断またはプ
レス等の加工に応じて異なる刃型を有するダイ等でなる
治具をターンテーブルやコンベア等の間歇的に移動,停
止する搬送装置上に複数個備え、その治具が搬送装置の
間歇駆動に伴って作業ステーションに順次移動して停止
したとき、ワークを作業ステーションに配置されたワー
ク供給装置から治具に送り込んで所定の動作を治具に行
なわせることにより、ワークに対して必要な加工を施す
所謂,トランスファーマシーンが用いられている。
の加工を数工程で施す場合、そのワークの切断またはプ
レス等の加工に応じて異なる刃型を有するダイ等でなる
治具をターンテーブルやコンベア等の間歇的に移動,停
止する搬送装置上に複数個備え、その治具が搬送装置の
間歇駆動に伴って作業ステーションに順次移動して停止
したとき、ワークを作業ステーションに配置されたワー
ク供給装置から治具に送り込んで所定の動作を治具に行
なわせることにより、ワークに対して必要な加工を施す
所謂,トランスファーマシーンが用いられている。
その搬送装置上に備えられる治具には、ワーク供給装置
から送り込まれるワークの位置を検出するワーク位置検
知手段やワークを挟持するクランプを作動部として装備
するものがある。このため、治具が搬送装置の間歇駆動
に伴って作業ステーションに移動して停止したとき、駆
動力を治具の作動部に供給する駆動力供給装置を備え付
ける必要がある。この駆動力の供給装置は各治具と共に
搬送装置上に装備してもよいが、それでは装置全体が大
型化しまた駆動力の配管系や配線ケーブルが複雑なもの
になるところから好ましくない。
から送り込まれるワークの位置を検出するワーク位置検
知手段やワークを挟持するクランプを作動部として装備
するものがある。このため、治具が搬送装置の間歇駆動
に伴って作業ステーションに移動して停止したとき、駆
動力を治具の作動部に供給する駆動力供給装置を備え付
ける必要がある。この駆動力の供給装置は各治具と共に
搬送装置上に装備してもよいが、それでは装置全体が大
型化しまた駆動力の配管系や配線ケーブルが複雑なもの
になるところから好ましくない。
従来、この駆動力を治具に供給するには駆動力供給装置
を作業ステーションに配置し、治具が搬送装置の間歇駆
動に伴って作業ステーションに移動して停止する毎に、
駆動力供給装置を治具に接続するようにされている。
唯、その接続に際しては治具が駆動力供給装置と正確に
位置合わせされて停止するとは限らないことから、第1
1図で示す如く位置決めブロック1を治具側に備え、ノ
ックピン2を駆動力供給装置側に備えることにより、当
該ノックピン2を位置決めブロック1の受口部3に嵌込
み挿置させて治具を駆動力供給装置と位置合せすると共
に、それとは別に装備された駆動力供給装置のワンタッ
チ流体継手4a,4bを治具側の動力受給系路5a,5
bに接続することにより、治具の作動部に対する駆動力
を駆動力供給装置側から治具側に供給することが行なわ
れている。
を作業ステーションに配置し、治具が搬送装置の間歇駆
動に伴って作業ステーションに移動して停止する毎に、
駆動力供給装置を治具に接続するようにされている。
唯、その接続に際しては治具が駆動力供給装置と正確に
位置合わせされて停止するとは限らないことから、第1
1図で示す如く位置決めブロック1を治具側に備え、ノ
ックピン2を駆動力供給装置側に備えることにより、当
該ノックピン2を位置決めブロック1の受口部3に嵌込
み挿置させて治具を駆動力供給装置と位置合せすると共
に、それとは別に装備された駆動力供給装置のワンタッ
チ流体継手4a,4bを治具側の動力受給系路5a,5
bに接続することにより、治具の作動部に対する駆動力
を駆動力供給装置側から治具側に供給することが行なわ
れている。
然し、この治具の位置決め並びに駆動力供給機構では治
具を位置決めするのとは別に、ワンタッチ流体継手4
a,4bを別途に接続することから、段取り時間が長く
掛って加工作業を迅速に行えない欠点がある。
具を位置決めするのとは別に、ワンタッチ流体継手4
a,4bを別途に接続することから、段取り時間が長く
掛って加工作業を迅速に行えない欠点がある。
考案が解決しようとする課題 本考案は、治具と駆動力供給装置との位置決めと共に動
力系路相互の接続とを同時に行なうことにより、加工作
業を短時間に行えるよう改良した治具の位置決め兼駆動
力供給機構を提供することを目的とする。
力系路相互の接続とを同時に行なうことにより、加工作
業を短時間に行えるよう改良した治具の位置決め兼駆動
力供給機構を提供することを目的とする。
問題を解決するための手段 本考案に係る治具の位置決め兼駆動力供給機構において
は、所定の間隔を隔て複数個の治具を間歇的に移動,停
止する搬送装置上に据付け設置し、その治具が該搬送装
置の間歇駆動に伴って作業ステーションに順次移動して
停止したとき、作業ステーションに配置された駆動力供
給装置から駆動力を前記治具に供給するべく、駆動力供
給装置側の動力供給系路と治具側の動力受給系路とを互
いに位置決め接続するもので、 前記駆動力供給装置側には治具側に向けて前進乃至は後
退動するピンホルダーと、該ピンホルダーから治具側に
突出位置するノックピンとを備え、一方、前記治具側に
はノックピンを嵌込み挿置する受口部が設けられた位置
決めブロックを設置し、 前記ノックピンが位置決めブロックの受口部に嵌込み挿
置されて位置決めブロックと対接位置するピンホルダー
の体内またはノックピンの軸内に駆動力供給装置側の動
力供給系路を設けると共に、その駆動力供給装置側の動
力供給系路と整合位置する治具側の動力受給系路を位置
決めブロックの体内に設けることにより構成されてい
る。
は、所定の間隔を隔て複数個の治具を間歇的に移動,停
止する搬送装置上に据付け設置し、その治具が該搬送装
置の間歇駆動に伴って作業ステーションに順次移動して
停止したとき、作業ステーションに配置された駆動力供
給装置から駆動力を前記治具に供給するべく、駆動力供
給装置側の動力供給系路と治具側の動力受給系路とを互
いに位置決め接続するもので、 前記駆動力供給装置側には治具側に向けて前進乃至は後
退動するピンホルダーと、該ピンホルダーから治具側に
突出位置するノックピンとを備え、一方、前記治具側に
はノックピンを嵌込み挿置する受口部が設けられた位置
決めブロックを設置し、 前記ノックピンが位置決めブロックの受口部に嵌込み挿
置されて位置決めブロックと対接位置するピンホルダー
の体内またはノックピンの軸内に駆動力供給装置側の動
力供給系路を設けると共に、その駆動力供給装置側の動
力供給系路と整合位置する治具側の動力受給系路を位置
決めブロックの体内に設けることにより構成されてい
る。
作用 この治具の位置決め兼駆動力供給機構では、駆動力供給
装置側のノックピンを治具側に装備された位置決めブロ
ックの受口部に嵌込み装置するだけで、駆動力供給装置
と治具とを正確に位置合せできると同時に、駆動力供給
装置側の動力供給系路と治具側の動力受給系路とを互い
に接続できることから、段取り時間を短くして速やかに
加工作業を開始できる。
装置側のノックピンを治具側に装備された位置決めブロ
ックの受口部に嵌込み装置するだけで、駆動力供給装置
と治具とを正確に位置合せできると同時に、駆動力供給
装置側の動力供給系路と治具側の動力受給系路とを互い
に接続できることから、段取り時間を短くして速やかに
加工作業を開始できる。
実施例 以下、第1〜10図を参照して説明すれば、次の通りで
ある。
ある。
第1図で示す治具の位置決め兼駆動力供給機構は、前進
乃至は後退動するノックピン部10を駆動力供給装置側
(図示せず)に備え、この駆動力供給装置に対して相対
移動する治具側(図示せず)には位置決めブロック20
を装備し、そのノックピン部10並びに位置決めブロッ
ク20に圧縮空気の供給,受給系路を各々設けることに
より圧縮空気を駆動力として供給,受給する機構に構成
されている。
乃至は後退動するノックピン部10を駆動力供給装置側
(図示せず)に備え、この駆動力供給装置に対して相対
移動する治具側(図示せず)には位置決めブロック20
を装備し、そのノックピン部10並びに位置決めブロッ
ク20に圧縮空気の供給,受給系路を各々設けることに
より圧縮空気を駆動力として供給,受給する機構に構成
されている。
ノックピン部10は、駆動シリンダ(図示せず)で治具
側に向けて前進乃至は後退動するよう駆動力供給装置側
に装備されている。また、この駆動シリンダのシリンダ
ロッド11にはピンホルダー12を備え、そのピンホル
ダー12には先端を治具側に向けて突出するようノック
ピン13が連結されている。このノックピン部10には
圧縮空気供給源(図示せず)に接続されたエアー供給パ
イプ14a,14bがピンホルダー12の側部に二本連
結され、その各エアー供給パイプ14a,14bと連続
するエアー供給系路15a,15bがピンホルダー12
の体内から治具側の位置決めブロック20と相対向する
ホルダー端面に開口位置するよう設けられている。
側に向けて前進乃至は後退動するよう駆動力供給装置側
に装備されている。また、この駆動シリンダのシリンダ
ロッド11にはピンホルダー12を備え、そのピンホル
ダー12には先端を治具側に向けて突出するようノック
ピン13が連結されている。このノックピン部10には
圧縮空気供給源(図示せず)に接続されたエアー供給パ
イプ14a,14bがピンホルダー12の側部に二本連
結され、その各エアー供給パイプ14a,14bと連続
するエアー供給系路15a,15bがピンホルダー12
の体内から治具側の位置決めブロック20と相対向する
ホルダー端面に開口位置するよう設けられている。
このノックピン部10に対し、位置決めブロック20に
はノックピン13を嵌込み装置する受口部21が体内に
設けられている。その位置決めブロック20の体内に
は、ノックピン13の受口部21が設けられたブロック
端面に開口位置させてエアー受給系路22a,22bが
設けられている。この各エアー受給系路22a,22b
はノックピン13が受口部21に嵌込み挿置されたと
き、ノックピン部10のピンホルダー12に設けられた
エアー供給系路15a,15bと整合位置するよう夫々
形成されている。
はノックピン13を嵌込み装置する受口部21が体内に
設けられている。その位置決めブロック20の体内に
は、ノックピン13の受口部21が設けられたブロック
端面に開口位置させてエアー受給系路22a,22bが
設けられている。この各エアー受給系路22a,22b
はノックピン13が受口部21に嵌込み挿置されたと
き、ノックピン部10のピンホルダー12に設けられた
エアー供給系路15a,15bと整合位置するよう夫々
形成されている。
第2図で示す治具の位置決め兼駆動力供給機構は、第1
図で示すと同様なノックピン部10と位置決めブロック
20とを備え、動力系路としてエアー系路と共に電力系
路を設けることにより構成されている。この電力系路は
電極部16,23をピンホルダー12と位置決めブロッ
ク20とに各々設け、その各電極部16,23の接片1
6a,23aを相対位置させると共に、リード線16
b,23bを各接片16a,23aから引き出すことに
より装備されている。また、エアー系路としては駆動力
供給装置側がエアー供給パイプ17をピンホルダー12
の側面に連結すると共に、このピンホルダー12の体内
からノックピン13の軸内に連続するエアー供給系路1
8をノックピン部10に設けることにより装備されてい
る。また、治具側にあってはエアー受給パイプ24を位
置決めブロック20の受口部21と突端側で連結するこ
とにより装備されている。
図で示すと同様なノックピン部10と位置決めブロック
20とを備え、動力系路としてエアー系路と共に電力系
路を設けることにより構成されている。この電力系路は
電極部16,23をピンホルダー12と位置決めブロッ
ク20とに各々設け、その各電極部16,23の接片1
6a,23aを相対位置させると共に、リード線16
b,23bを各接片16a,23aから引き出すことに
より装備されている。また、エアー系路としては駆動力
供給装置側がエアー供給パイプ17をピンホルダー12
の側面に連結すると共に、このピンホルダー12の体内
からノックピン13の軸内に連続するエアー供給系路1
8をノックピン部10に設けることにより装備されてい
る。また、治具側にあってはエアー受給パイプ24を位
置決めブロック20の受口部21と突端側で連結するこ
とにより装備されている。
この治具の位置決め兼駆動力供給機構ではピンホルダー
12と位置決めブロック20とを強固に対接させるべ
く、第3図で示すようにOリング状のパッキング30,
31を相対面に装着し、そのパッキング30,31の径
内に位置させてU溝32,33を同心円上に形成するよ
う構成できる。また、ノックピン部10のU溝32と連
通するエアー抜き系路34を設けて、エアー抜きパイプ
35をピンホルダー12の側面に連結することにより、
パッキング30,31の内部空間を真空状に保つよう構
成することができる。これに代えて、第4図で示す如く
ピンホルダー12が位置決めブロック20に対接するの
に伴って、両者を吸着する電磁マグネットなどのマグネ
ット体35を少なくとも片側に備え付けて両者を強固に
対接するよう構成することもできる。
12と位置決めブロック20とを強固に対接させるべ
く、第3図で示すようにOリング状のパッキング30,
31を相対面に装着し、そのパッキング30,31の径
内に位置させてU溝32,33を同心円上に形成するよ
う構成できる。また、ノックピン部10のU溝32と連
通するエアー抜き系路34を設けて、エアー抜きパイプ
35をピンホルダー12の側面に連結することにより、
パッキング30,31の内部空間を真空状に保つよう構
成することができる。これに代えて、第4図で示す如く
ピンホルダー12が位置決めブロック20に対接するの
に伴って、両者を吸着する電磁マグネットなどのマグネ
ット体35を少なくとも片側に備え付けて両者を強固に
対接するよう構成することもできる。
このように構成する治具の位置決め兼駆動力供給機構
は、第5図で示すように所定の間隔を隔て複数個の治具
W1,W2…を間歇的に移動,停止するコンベア等の搬送
装置C上に備え、その搬送装置Cが移動する所定位置の
側部を作業ステーションSとし、治具W1,W2…が作業
ステーションSに順次移動する毎に所定の動作を行なう
ものとして装備することができる。この作業ステーショ
ンSにはワークを治具W1,W2…に送り込むワーク供給
装置(図示せず)と、その各治具W1,W2の作動部に駆
動力を供給する駆動力供給装置Eとが配置されている。
また、この作業ステーションSには後述する如くダイで
なる治具W1,W2…を押圧動作することによりワークの
端末切断やプレス加工等を治具W1,W2…に行なわせる
パンチ等の必要設備も配置されている。
は、第5図で示すように所定の間隔を隔て複数個の治具
W1,W2…を間歇的に移動,停止するコンベア等の搬送
装置C上に備え、その搬送装置Cが移動する所定位置の
側部を作業ステーションSとし、治具W1,W2…が作業
ステーションSに順次移動する毎に所定の動作を行なう
ものとして装備することができる。この作業ステーショ
ンSにはワークを治具W1,W2…に送り込むワーク供給
装置(図示せず)と、その各治具W1,W2の作動部に駆
動力を供給する駆動力供給装置Eとが配置されている。
また、この作業ステーションSには後述する如くダイで
なる治具W1,W2…を押圧動作することによりワークの
端末切断やプレス加工等を治具W1,W2…に行なわせる
パンチ等の必要設備も配置されている。
その治具W1,W2…が長尺なモールディング素材等をワ
ークとする場合、ワークを端末近くで挟持するクランプ
や端末切断或いはプレス加工を施す異なる刃型を有する
ダイとして備えることができる。また、この治具W1,
W2…には上述したワークの端末をエアー圧で挟持する
クランプ等の他に、ワーク供給装置からのワーク送込み
を電気的に検知することによりクランプを作動するリミ
ットスイッチ,光電スイッチ等の検知手段を駆動力供給
装置からの駆動力で動作する作動部として装備するよう
にできる。
ークとする場合、ワークを端末近くで挟持するクランプ
や端末切断或いはプレス加工を施す異なる刃型を有する
ダイとして備えることができる。また、この治具W1,
W2…には上述したワークの端末をエアー圧で挟持する
クランプ等の他に、ワーク供給装置からのワーク送込み
を電気的に検知することによりクランプを作動するリミ
ットスイッチ,光電スイッチ等の検知手段を駆動力供給
装置からの駆動力で動作する作動部として装備するよう
にできる。
その治具W1が搬送装置Cの間歇駆動に伴って作業ステ
ーションSに移動して停止すると、ワーク供給装置がワ
ークを当該治具W1に送り込む。これと共に、駆動力供
給装置Eのノックピン部10が作動し、第6図で示すよ
うにノックピン13を治具W1に向けて前進動すること
により位置決めブロック20の受口部21に嵌込み挿置
する。そのノックピン13の嵌込み挿置に伴ってはピン
ホルダー12と位置決めブロック20とを位置合せでき
ると同時に、駆動力供給装置側の動力供給系路と治具側
の動力受給系路とを互いに接続できて圧縮空気や電力等
の駆動力を駆動力供給装置から治具W1に供給するよう
にできる。この駆動力を受けると、治具W1ではクラン
プがワーク供給装置から送り込まれたワークを端末近く
で挟持するよう動作すると共に、上述したパンチが下降
動することによりダイの刃型を押圧動させて刃型に応じ
た加工処理をワークの端末に施す。この治具W1による
一工程が終了すると、ワーク供給装置が当該治具W1か
らワークを取り出し、搬送装置Cが再度間歇動すること
により次の治具W2を作業ステーションに移動するよう
動作する。その動体の繰り返しで一つのワークに数工程
の加工処理を施すことにより、端末が所定形状に形成さ
れたモールディングを得ることができる。
ーションSに移動して停止すると、ワーク供給装置がワ
ークを当該治具W1に送り込む。これと共に、駆動力供
給装置Eのノックピン部10が作動し、第6図で示すよ
うにノックピン13を治具W1に向けて前進動すること
により位置決めブロック20の受口部21に嵌込み挿置
する。そのノックピン13の嵌込み挿置に伴ってはピン
ホルダー12と位置決めブロック20とを位置合せでき
ると同時に、駆動力供給装置側の動力供給系路と治具側
の動力受給系路とを互いに接続できて圧縮空気や電力等
の駆動力を駆動力供給装置から治具W1に供給するよう
にできる。この駆動力を受けると、治具W1ではクラン
プがワーク供給装置から送り込まれたワークを端末近く
で挟持するよう動作すると共に、上述したパンチが下降
動することによりダイの刃型を押圧動させて刃型に応じ
た加工処理をワークの端末に施す。この治具W1による
一工程が終了すると、ワーク供給装置が当該治具W1か
らワークを取り出し、搬送装置Cが再度間歇動すること
により次の治具W2を作業ステーションに移動するよう
動作する。その動体の繰り返しで一つのワークに数工程
の加工処理を施すことにより、端末が所定形状に形成さ
れたモールディングを得ることができる。
各治具W1…においては種類に応じて大きさ,重量が異
なるため、第7,8図で示すように駆動力供給装置に対
する正規な停止位置が距離l1,l2だけで前後にずれる
ことがある。そのような場合には、第9図に示す調整ネ
ジ40,41で案内板43に沿って基板44を移動する
ことにより位置決めブロック20と共に、ワーク加工装
置側を案内板43上で正確に位置修正する如き作業を予
め行なうようにできる。また、治具W1,W2…に供給さ
れる駆動力の利用形態の一例として、第10図で示すよ
うにワークの端末を挟持するクランプ等の駆動用エアー
シリンダ50を例示すると、このエアー供給回路は圧縮
空気源51からフィルター52,レギュレータ53,タ
ンク54を介して空気流れ確認制御用ソレノイド55を
連結し、そのソレノイド55にコントローラ56を介し
てノックピン部10の移動検出用リミットスイッチ57
を接続すると共に、ソレノイド55の後方に連続させて
ノックピン部10と位置決めブロック20の動力系路を
配置することによりエアーシリンダ50と接続するよう
装備することができる。
なるため、第7,8図で示すように駆動力供給装置に対
する正規な停止位置が距離l1,l2だけで前後にずれる
ことがある。そのような場合には、第9図に示す調整ネ
ジ40,41で案内板43に沿って基板44を移動する
ことにより位置決めブロック20と共に、ワーク加工装
置側を案内板43上で正確に位置修正する如き作業を予
め行なうようにできる。また、治具W1,W2…に供給さ
れる駆動力の利用形態の一例として、第10図で示すよ
うにワークの端末を挟持するクランプ等の駆動用エアー
シリンダ50を例示すると、このエアー供給回路は圧縮
空気源51からフィルター52,レギュレータ53,タ
ンク54を介して空気流れ確認制御用ソレノイド55を
連結し、そのソレノイド55にコントローラ56を介し
てノックピン部10の移動検出用リミットスイッチ57
を接続すると共に、ソレノイド55の後方に連続させて
ノックピン部10と位置決めブロック20の動力系路を
配置することによりエアーシリンダ50と接続するよう
装備することができる。
考案の効果 以上の如く、本考案に係る治具の位置決め兼駆動力供給
機構に依れば、ワーク加工装置と駆動力供給装置との位
置決め並びに各装置の動力系路接続を極めて簡単な機構
で同時に行なうことができるから、段取り時間を短縮で
きて作業能率を向上することができる。
機構に依れば、ワーク加工装置と駆動力供給装置との位
置決め並びに各装置の動力系路接続を極めて簡単な機構
で同時に行なうことができるから、段取り時間を短縮で
きて作業能率を向上することができる。
第1図は本考案に係る治具の位置決め兼駆動力供給機構
を示す側面図、第2図は同機構の別例を示す側面図、第
3及び4図はノックピン部と位置決めブロックとの対接
固定機構を示す説明図、第5図は複数個の治具を備えた
搬送装置と作業ステーション並びに駆動力供給装置との
配置関係を示す模式的説明図、第6図は作業ステーショ
ンに配置された駆動力供給装置の動作を示す説明図、第
7,8図は治具と駆動力供給装置との位置ズレを示す説
明図、第9図は治具の位置ズレ修正手段を示す説明図、
第10図は駆動力供給装置として組付け可能な駆動力供
給制御回路を示す説明図、第11図は従来例に係る治具
の位置決め並びに動力系路の接続構造を示す説明図であ
る。 W1,W2…:治具、C:搬送装置、S:作業ステーショ
ン、E:駆動力供給装置、12:ピンホルダー、13:
ノックピン、14a,14b、15a,15b(17,
18)、16(16a,16b):駆動力供給装置側の
動力供給系路、20:位置決めブロック、22a,22
b、(23a,23b):治具側の動力受給系路、3
5:マグネット体。
を示す側面図、第2図は同機構の別例を示す側面図、第
3及び4図はノックピン部と位置決めブロックとの対接
固定機構を示す説明図、第5図は複数個の治具を備えた
搬送装置と作業ステーション並びに駆動力供給装置との
配置関係を示す模式的説明図、第6図は作業ステーショ
ンに配置された駆動力供給装置の動作を示す説明図、第
7,8図は治具と駆動力供給装置との位置ズレを示す説
明図、第9図は治具の位置ズレ修正手段を示す説明図、
第10図は駆動力供給装置として組付け可能な駆動力供
給制御回路を示す説明図、第11図は従来例に係る治具
の位置決め並びに動力系路の接続構造を示す説明図であ
る。 W1,W2…:治具、C:搬送装置、S:作業ステーショ
ン、E:駆動力供給装置、12:ピンホルダー、13:
ノックピン、14a,14b、15a,15b(17,
18)、16(16a,16b):駆動力供給装置側の
動力供給系路、20:位置決めブロック、22a,22
b、(23a,23b):治具側の動力受給系路、3
5:マグネット体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−160249(JP,A) 特開 昭61−214935(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】所定の間隔を隔て複数個の治具を間歇的に
移動,停止する搬送装置上に据付け設置し、その治具が
該搬送装置の間歇駆動に伴って作業ステーションに順次
移動して停止したとき、作業ステーションに配置された
駆動力供給装置から駆動力を前記治具に供給するべく、
駆動力供給装置側の動力供給系路と治具側の動力受給系
路とを互いに位置決め接続するのに用いられる治具の位
置決め兼駆動力供給機構であって、 前記駆動力供給装置側には治具側に向けて前進乃至は後
退動するピンホルダーと、該ピンホルダーから治具側に
突出位置するノックピンとを備え、一方、前記治具側に
はノックピンを嵌込み挿置する受口部が設けられた位置
決めブロックを設置し、 前記ノックピンが位置決めブロックの受口部に嵌込み挿
置されて位置決めブロックと対接位置するピンホルダー
の体内またはノックピンの軸内に駆動力供給装置側の動
力供給系路を設けると共に、その駆動力供給装置側の動
力供給系路と整合位置する治具側の動力受給系路を位置
決めブロックの体内に設けたことを特徴とする治具の位
置決め兼駆動力供給機構。 - 【請求項2】上記動力供給系路並びに動力受給系路が、
流体系路または及び電力系路として形成されているとこ
ろの実用新案登録請求の範囲第1項記載の治具の位置決
め兼駆動力供給機構。 - 【請求項3】上記ピンホルダーまたは位置決めブロック
の少なくとも一方が、他方を吸着するマグネット体を備
えているところの実用新案登録請求の範囲第1項記載の
治具の位置決め兼駆動力供給機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986027689U JPH061303Y2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 | 治具の位置決め兼駆動力供給機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986027689U JPH061303Y2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 | 治具の位置決め兼駆動力供給機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62141445U JPS62141445U (ja) | 1987-09-07 |
JPH061303Y2 true JPH061303Y2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=30829954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986027689U Expired - Lifetime JPH061303Y2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 | 治具の位置決め兼駆動力供給機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061303Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4803731B2 (ja) * | 2006-04-12 | 2011-10-26 | 本田技研工業株式会社 | ワークの位置決め装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58160249A (ja) * | 1982-03-15 | 1983-09-22 | 株式会社ダイフク | テスト装置へのエンジン等の搬送用パレツト |
JPS61214935A (ja) * | 1985-03-18 | 1986-09-24 | Niigata Eng Co Ltd | 工作機械 |
-
1986
- 1986-02-27 JP JP1986027689U patent/JPH061303Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62141445U (ja) | 1987-09-07 |
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