JPH06130284A - 予測機能を有する焦点調節装置 - Google Patents

予測機能を有する焦点調節装置

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JPH06130284A
JPH06130284A JP4279951A JP27995192A JPH06130284A JP H06130284 A JPH06130284 A JP H06130284A JP 4279951 A JP4279951 A JP 4279951A JP 27995192 A JP27995192 A JP 27995192A JP H06130284 A JPH06130284 A JP H06130284A
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defocus
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健 歌川
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    • G02B7/36Systems for automatic generation of focusing signals using image sharpness techniques, e.g. image processing techniques for generating autofocus signals

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的はこのような場合、即ち自動車
が撮影者の脇を通りすぎる場合やブランコに乗っている
場合など、被写体の移動に伴う像面移動速度の変化が大
きい場合でも像面の変化を適切に検出して、正確な予測
をする方法を与える事である。 【構成】 本発明は、像面移動速度の変化の激しい場合
には図3のt2の所で示すように小さな時間間隔ΔtS
を用いて予測したほうが大きい時間間隔を用いて予測す
る場合よりも適正な予測が行える事に着眼した。即ち像
面移動速度の変化の激しい場合とそうでない場合とを識
別する手段を設けて、その識別結果に基づいて予測の仕
方を変更するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラ等の焦点検出装置
に関するものであり、特に被写体がカメラに対して近づ
くかもしくは遠ざかる場合に関して、将来の像面位置も
しくは像面移動速度に関する予測量を算出する予測機能
を有する焦点検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は特開昭63ー148218に
於て過去の焦点検出結果に基づいて将来の像面位置を予
測する方法を提案している。また本出願人は間欠的に出
力される焦点検出結果の内一つ以上間をあけた焦点検出
結果を用いることで、各回の焦点検出結果に含まれる誤
差の影響を受けにくくして将来の像面位置を精度よく予
測する方法を出願している。
【0003】この事を図4、図5で説明する。図4はt
1とそれよりΔtLまえの二つの焦点検出結果を用いて
予測した場合を破線の矢印で示しており、焦点検出結果
の誤差のばらつきにより予測も図の40の如くばらつき
を生じる。図5はt1とそれよりΔtS(ΔtLより小
さい)前の二つの焦点検出結果を用いて予測した場合を
破線の矢印で示しており、焦点検出結果の誤差のばらつ
きにより予測は図の50の如き大きなばらつきを生じて
いる。図ではばらつきの程度は分かりやすい様に誇張し
て示しているが、いずれにしても予測に用いる焦点検出
結果の時間間隔が短くなると予測誤差が増大する。
【0004】従って上記特開昭63ー148218に於
ては適当な時間間隔をあけるために一つ以上間をあけた
焦点検出結果を用いる事で予測の精度の向上をはかって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】像面移動速度の変化の
少ない場合には上述の方法により精度の良い予測が可能
であった。しかし像面移動速度の変化の大きいときには
この方法では正確な予測が出来ない欠点があった。例え
ば図2、図3は縦軸に像面位置を横軸に時間を取り、遠
方から近づく自動車の撮影レンズに対する相対的な像面
位置の変化を実線で表したものである。像面移動速度の
変化の少ない図2及び図3のt1の時点ではすでに図4
及び図5を用いて説明した理由により、大きな時間間隔
を置いた焦点検出結果を用いる図2の場合の方が予測精
度が良い。像面移動速度の変化の大きい図2のt2の時
点では、図2の様に大きな時間間隔ΔtL前の結果を用
いて予測すると、図から明らかな如く著しく誤った予測
を行ってしまう。
【0006】本発明の目的はこのような場合、即ち自動
車が撮影者の脇を通りすぎる場合やブランコに乗ってい
る場合など、被写体の移動に伴う像面移動速度の変化が
大きい場合でも像面の変化を適切に検出して、正確な予
測をする方法を与える事である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、像面移動速度の変化の激しい場合には図3のt
2の所で示すように小さな時間間隔ΔtSを用いて予測
したほうが大きい時間間隔を用いて予測する場合よりも
適正な予測が行える事に着眼した。即ち像面移動速度の
変化の激しい場合とそうでない場合とを識別する手段を
設けて、その識別結果に基づいて予測の仕方を変更する
ようにした。
【0008】この目的を達成する為に本発明に於いては
以下の構成を持つ。請求項1の内容を図1により説明す
る。撮影レンズの結像面の所定検出面5からのずれを示
すデフォーカス量を間欠的に出力するデフォーカス量算
出手段11と、該デフォーカス量に基づいて撮影レンズ
を合焦状態に駆動するレンズ駆動手段20とを有する焦
点調節装置であって、さらに所定時間Tthより長い時
間範囲に於て発生した複数の該デフォーカス量に基づい
て被写体の移動速度に関連する第一の量を算出する第一
手段12と、所定時間Tthより短い時間範囲に於て発
生した複数の該デフォーカス量に基づいて被写体の移動
速度に関連する第二の量を算出する第二手段13と、前
記第一の量及び第二の量の適正さを判断するためのパラ
メータを算出するパラメータ算出手段14と、前記パラ
メータに依存させて前記第一の量、第二の量のいずれか
を選択するかもしくは、パラメータに依存させて各々の
重みをかえて前記第一の量、第二の量を合成し、その結
果に基づいて被写体の移動に伴う像面位置の移動を補正
するように該レンズ駆動手段を制御する制御手段15と
を有する予測機能を有する焦点調節装置とした。請求項
2の内容を図1を用いて説明する。撮影レンズの結像面
の所定検出面5からのずれを示すデフォーカス量を間欠
的に出力するデフォーカス量算出手段11と、該デフォ
ーカス量に基づいて撮影レンズを合焦状態に駆動するレ
ンズ駆動手段20とを有する焦点調節装置であって、さ
らに所定時間Tthより長い時間範囲に於て発生した複
数の該デフォーカス量に基づいて撮影レンズの未来の像
面位置に関連する第一の量を算出する第一手段12と、
所定時間Tthより短い時間範囲に於て発生した複数の
該デフォーカス量に基づいて撮影レンズの未来の像面位
置に関連する第二の量を算出する第二手段13と、前記
第一の量及び第二の量の適正さを判断するためのパラメ
ータを算出するパラメータ算出手段14と、前記パラメ
ータに依存させて前記第一の量、第二の量のいずれかを
選択するかもしくは、パラメータに依存させて各々の重
みをかえて前記第一の量、第二の量を合成し、その結果
に基づいて被写体の移動に伴う像面位置の移動を補正す
るように該レンズ駆動手段を制御する制御手段14とを
有する予測機能を有する焦点調節装置とした。請求項3
と4はそれぞれ請求項1と2における、前記第1手段及
び第2手段で使用する複数のデフォーカス量の選択範囲
の設定方法が異なる。請求項5は前記パラメータは被写
体の移動に伴う像面移動速度もしくは像面移動速度の変
化の少なくとも一方に関連して定まる量である事を特徴
とする特許請求の範囲第1項、2項、3項、4項記載の
焦点検出装置である。
【0009】これは像面移動速度の変化の激しい場合を
識別する方法として像面移動速度か像面移動速度の変化
かの少なくとも一方を用いる事を提案するものであり、
その理由を図6、7、8を用いて説明する。図6は図2
と同様に縦軸に像面位置、横軸に時間を取り、遠方から
近づく自動車の撮影レンズに対する相対的な像面位置の
変化を実線で表したものである。図7は図6の場合の像
面移動速度の時間変化を示しており、図8は像面移動加
速度の時間変化を示したものである。図から明らかなよ
うに像面移動速度の変化の激しい期間Qは、像面移動速
度vの絶対値が所定値PAL1より大きいとか、像面移
動加速度aが(像面が撮影レンズから離れる方向を正と
して)所定値PAL3より大きいとか、像面移動加速度
aが(像面が撮影レンズから離れる方向を正として)負
である事、等により特徴づける事が出来る。
【0010】このようなわけで像面移動速度あるいは像
面移動速度の変化(像面移動加速度)をパラメータに使
う事が適当である事が分かる。請求項6は前記パラメー
タは撮影レンズの焦点距離、被写体距離、撮影倍率、レ
ンズ繰り出し量に関連する量の少なくともいずれかに関
連のある量である事を特徴とする特許請求の範囲第1
項、2項、3項、4項記載の焦点検出装置である。
【0011】図6から明らかなように像面移動速度の変
化の激しい期間Qは、問題とする被写体の撮影レンズに
よる像面が無限物体に対する像面から所定量ZT以上離
れた場合に発生する事が多く、従って前記パラメータは
撮影レンズの繰り出し量(無限物体に対する像面を原点
とする像面位置Z)または被写体距離を用いる事が出来
る。そしてこの値は撮影レンズの焦点距離に依存させる
のが良い。また撮影レンズの繰り出し量の代わりに撮影
倍率等を用いる事も出来る。
【0012】上記パラメータのうち、ボディで分からな
いものは、図9に示す様に撮影レンズ鏡筒に設けられた
レンズ情報発生手段31から読み取られた情報を利用す
る。請求項7を図10により説明する。撮影レンズの結
像面の所定検出面5からのずれを示すデフォーカス量を
間欠的に出力するデフォーカス量算出手段11と、該デ
フォーカス量に基づいて撮影レンズを合焦状態に駆動す
るレンズ駆動手段20とを有する焦点調節装置であっ
て、被写体移動に伴う像面移動速度の変化が大きい場合
もしくは大きいと推定される場合を識別する識別手段1
02と、この識別結果に基づいて未来の像面位置を予測
する予測演算の方式を変更する予測演算手段103と、
該予測演算手段の演算結果に基づいて該撮影レンズを合
焦状態に駆動する駆動制御手段104とを有する予測機
能を有する焦点検出装置である。請求項8は連写中の予
測機能に関するもので図11で説明する。連写機能を有
するカメラに内蔵され、撮影レンズの結像面の所定検出
面5からのずれを示すデフォーカス量を間欠的に出力す
るデフォーカス量算出手段11と、該デフォーカス量に
基づいて撮影レンズを合焦状態に駆動するレンズ駆動手
段20とを有する焦点調節装置であって、被写体移動に
伴う像面移動速度の変化が大きい場合もしくは大きいと
推定される場合を識別する識別手段102と、この識別
結果に基づいて未来の像面位置を予測する予測演算の方
式を変更する予測演算手段103と、連写中のミラーダ
ウンから次のミラーアップの期間TWに1回もしくは複
数回の焦点検出のための蓄積動作が行なえるようにミラ
ーアップを制御するミラー制御手段111と、該予測演
算手段の演算結果に基づいて該撮影レンズを合焦状態に
駆動する駆動制御手段104とを有し該予測演算手段
は、該識別手段が像面移動の変化が所定値より大きいと
識別した場合は主に前記期間TWの複数の焦点検出結果
に基づいて予測演算を行う。
【0013】請求項9ではさらに該識別手段が像面移動
の変化が所定値より小さいと識別した場合は主にミラー
アップの期間を挟んだ複数の焦点検出結果に基づいて予
測演算を行うように予測演算の方式を変更する予測機能
を有する焦点検出装置である。
【0014】
【作用】まず請求項1から請求項4の場合、第一手段は
所定時間Tより長い時間範囲に於て発生した複数の該デ
フォーカス量に基づいて予測する事により、像面移動速
度の遅いときあるいは像面移動速度の変化の少ない時に
おいて各回の焦点検出検出誤差の影響を最小限にして安
定した正確な予測が出きるようにしている。
【0015】第二手段は所定時間Tより短い時間範囲に
於て発生した複数の該デフォーカス量に基づいて予測す
る事により、被像面移動速度の速いときや特に像面移動
速度の変化の激しいときには応答性の良い予測が出来る
ようにしている。被像面移動速度の速いときや特に像面
移動速度の変化の激しいときに応答性を犠牲にした予測
をすると焦点検出誤差の影響をはるかに上回る予測誤差
を生じるからである。
【0016】そしてこの様な相反する特徴を有する第一
手段と第二手段とを使い分けるためパラメータ算出手段
を設け、このパラメータ大きさに依存させて両者を切り
換えるもしくは適当な重みで使い分ける事によりその時
々の予測の精度と応答性をバランスさせるようにする。
その結果像面移動速度の変化が少ない所では安定した予
測をし、像面移動速度の変化の激しい所では応答性の良
い予測が可能となる。
【0017】請求項7では識別手段が像面移動速度の変
化が大きいかあるいは大きいと推定されるかを判別し、
予測演算手段で予測する方法を変更している。この場合
でも作用としては像面移動速度の変化が少ない所では安
定した予測をし、像面移動速度の変化の激しい所では応
答性の良い予測が可能となるようにしている。請求項8
では、識別手段が像面移動速度の変化の状態を判別し、
第1の状態の場合は連写中の駒間の複数回の焦点検出結
果に基づいて予測するようにしている。
【0018】
【実施例】本発明の各実施例を説明する前に、各実施例
に共通の前提について説明する。図1において撮影レン
ズ1を透過した光束はクイックリターンミラー2の半透
部を経てサブミラー3により向きをかえられて焦点検出
ブロック6に導かれる。焦点検出ブロック6は公知の一
対の瞳分割再結像光学系と一対のイメージセンサーから
構成され、間欠的なサイクルで前記イメージセンサーに
蓄積された画像情報をマイコン10に転送する。
【0019】処理の概略を図16のフローチャートで説
明する。カメラのレリーズ釦が半押しされると焦点検出
の処理が開始される。ステップ1でマイコンから蓄積開
始の指示がだされ、ステップ2で蓄積終了するがこれは
明るさに依存してイメージセンサー内蔵回路により自動
的に終了する場合と、マイコンからの指示による場合が
有り得るが、いずれの場合も終了の時刻はマイコンが把
握している。
【0020】蓄積終了の後ステップ3で蓄積された画像
情報がマイコンに転送記憶され、ステップ4でマイコン
10内のデフォーカス量算出部11は公知の方法でフィ
ルム面4と共役な所定検出面5と撮影レンズ1の結像面
とのズレを表すデフォーカス量を算出する。図1のレン
ズ駆動装置20は制御部15から指示された量だけ撮影
レンズを動かす。レンズ駆動装置20はレンズを駆動す
るモータ部材の他にレンズが実際にどれだけ動いたかを
示すフィードバックパルスを発生する公知のモニタ部材
を有し、このフィードバックパルスは常にマイコンに伝
達される。
【0021】蓄積時間は被写体輝度に応じて数十マイク
ロセコンドから百ミリセコンド程度まで変化するが、蓄
積時間中レンズが移動している場合、真のデフォーカス
量はこの間も時々刻々と変化しており、算出されたデフ
ォーカス量が蓄積時間中のどの時刻のものに対応するか
を決定する必要がある。この対応する時刻を蓄積時刻t
n と呼ぶ事にする。蓄積時刻の求め方は蓄積開始と蓄積
終了の真ん中の時刻で代表しても良く、特に蓄積時間が
10ミリセコンド以下の場合はこれで大きな問題は生じ
ない。より厳密に求める場合は、蓄積開始から蓄積終了
までの時々刻々のレンズ移動量を示す前記フィードバッ
クパルスをモニタしているので、レンズ移動速度の変化
を考慮して本出願人が別途出願している様な方法で蓄積
時刻を求める様にしても良い。
【0022】以下の説明では簡単の為に、蓄積時間の記
述は省き蓄積時刻で説明を行う。マイコンは前記蓄積開
始と蓄積終了のタイミングを知り、かつその間の上記フ
ィードバックパルスを計測して、上記蓄積時刻tn を記
憶すると共に、この蓄積時刻を起点にしてフィードバッ
クパルスを積算しレンズの移動量を求める。(レンズ移
動量がそれに伴う像面移動量に等しくないときは、像面
移動量に換算したものを用いる。レンズ移動量と像面移
動量との換算係数をレンズ内のレンズ情報発生部から読
み取る事は公知である。)図12は被写体移動に伴う像
面移動の軌跡(実線121)と、これを追尾する焦点検
出面(所定検出面)の軌跡122を記したものである。
実際に追尾が働くと実線121と122は一部重なり合
いDn はもっと小さくなるが、図では分かりやすいよう
に間隔をあけて描いている。図12に於いて時刻ctに
蓄積時刻t 0 に関する画像出力を用いた今回のデフォー
カス量D0 の算出が終了すると、時刻ctと時刻t0
ら時刻ctまでの撮影レンズ移動量CMが表2の様にメ
モリーに記憶される。
【0023】またデフォーカス量Dn 、対応する蓄積時
刻tn および、1回前の蓄積時刻から今回の蓄積時刻t
n までの撮影レンズ移動量Mn が、表1の様なデータテ
ーブルとしてメモリーに記憶される、このメモリーには
過去の所定回数分は消されずに記憶されている。このよ
うにステップ4でデフォーカス量を含む表1、2記載の
諸量が決定する。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】厳密には時刻ctはデフォーカス演算後の
予測演算が終了した後の時刻(ステップ10の終わり)
で、新しい予測に基づく駆動開始直前の時点を意味して
いるが、予測演算の時間が無視し得るとして、上記説明
より省いた。ステップ5で被写体移動の有無を判断す
る。被写体移動の有無を判断するためには二つの蓄積時
刻におけるデフォーカス量とその間のレンズ移動量か
ら、この時間間隔における像面の移動量Pn を次式で求
める。
【0027】
【数1】 Pn =Dn +Mn −Dn-1 また像面の移動速度Vn は、これをその間の時間経過で
割って次式出求まる。
【0028】
【数2】 Vn =Pn /(tn −tn-1 ) 被写体移動による像面移動がある場合は、このPn やV
n の絶対値が大きくなるのでこれを所定値と比較するこ
とで判断出来る。例えばVthを定数として
【0029】
【数3】
【0030】を満たすときに被写体移動有りと判断す
る。被写体移動有無の判断はこれ以外にいろいろな方法
が可能でPn とPn-1 の比を用いる方法もある。これら
の詳細は本出願人による別に出願されているのでここで
は詳述しない。ステップ5で被写体移動なしと判断され
たときには、ステップ6で合焦か否かを次式で判断す
る。
【0031】
【数4】
【0032】この条件が満たされた時は撮影レンズは合
焦状態にあるのでレンズ駆動を行わず終了する。デフォ
ーカス量D0 の絶対値がが所定値Dthより大きくて、
数4を満たさない時には、ステップ7でデフォーカス量
に基づくレンズの駆動を開始する。レンズ駆動の終了は
公知のやり方で図示無き割り込み発生手段の信号をうけ
て行われる。
【0033】レンズ駆動と蓄積を同時に行うか否かで2
通りの制御方法が可能である。ステップ8でレンズ駆動
終了まで待ってからステップ1に戻れば、いわゆる間欠
駆動になり、レンズ駆動終了を待たずにステップ1に戻
れば、いわゆるオーバーラップ駆動になる。ステップ5
で被写体移動有りと判断された時には、ステップ9で被
写体移動に伴う像面の予測に関する量を算出する。この
ステップ9の内容が本発明の特徴を成す部分で表1、表
2のデータを用いて図12のPRに示す像面位置の正確
な予測の仕方を提案するものであり、後に実施例で詳述
する。
【0034】次いでステップ10で、この像面位置の予
測に基づいて撮影レンズの駆動を開始する。その方法に
ついてはいろいろな方法があり、図13の様にまず予測
軌跡PRに高速で近づけその後は予想軌跡に沿わせて駆
動するもの、図14の様に少しオーバーランさせて停止
し予測軌跡PRが予定時刻に追い付くのを待つもの、図
15の様にある予定時刻に予測軌跡と合致するように駆
動するものなどがある。本発明による予測の結果は上記
どの駆動方法にも適用可能であり、その他任意のレンズ
駆動方法に適用可能である。
【0035】レンズ駆動の終了は公知のやり方で図示無
き割り込み発生手段の信号をうけて行われる。この場合
もレンズ駆動と蓄積を同時に行うか否かで2通りの制御
方法が可能である。ステップ11でレンズ駆動終了まで
待ってからステップ1に戻れば、いわゆる間欠駆動にな
り、レンズ駆動終了を待たずにステップ1に戻れば、い
わゆるオーバーラップ駆動になる。
【0036】以上で全体のシークエンスを説明したの
で、本発明を特徴づけるステップ9の内容を実施例に基
づいて説明する。第1実施例について説明する。この場
合図16のステップ9は図17の如く構成される。ステ
ップ91で所定時間Tthより長い時間間隔における蓄
積時刻のデータから被写体の移動速度に関する第1の量
を算出する(図1の第一演算部)。 具体的にはt0
-3>Tthとすると第一の量としては
【0037】
【数5】VD1=(D0 +M0 +M-1+M-2−D-3)/
(t0 −t-3) 次にステップ92で所定時間Tthより短い時間間隔に
おける蓄積時刻のデータから被写体の移動速度に関する
第2の量を算出する(図1の第二演算部)。具体的には
0 −t-1<Tthとすると第2の量としては
【0038】
【数6】VD2=(D0 +M0 −D-1)/(t0
-1) ステップ93で第1の量、第2の量の適正さを判断する
ためのパラメータを算出し(図1のパラメータ算出
部)、ステップ94でこのパラメータに依存させて、第
1の量VD1か第2の量VD2のいずれかを選択する
か、若しくはパラメータに依存させて各々の重みを変え
て第1の量と第2の量とを合成して、予想移動速度VD
を算出する。このステップ93、94の具体例の幾つか
について次に説明する。
【0039】第1例は図18のように像面移動速度その
ものの大きさをパラメータPALとするもので、好まし
くは最新の像面移動速度の大きさをとる。たとえば
【0040】
【数7】
【0041】そして、PAL1を所定の定数として像面
移動速度の小さい条件を意味する
【0042】
【数8】 PAL<PAL1 満たすときに予想移動速度VDとして長い期間に基づく
予想値を採用して
【0043】
【数9】VD=VD1 としPALが数式8を満たさないとき
【0044】
【数10】VD=VD2 とする。第2例は第1例と同様にしてPALを求めた
後、このパラメータに依存させて各々の重みを変えて第
1の量と第2の量とを合成する場合である。この場合P
ALの大きさに依存して図19の様に変化する重み関数
f1(PAL)とf2(PAL)を定義する。合成され
る予想像面速度VDは
【0045】
【数11】VD=f1・VD1十f2・VD2 となる。第3例は図20の様にパラメータPALを求め
るときに複数の像面移動速度を求めてその大きさの最も
大きいものの値をPALの値とするもので、複数の像面
移動速度としては前記VD1とVD2をそのまま用いて
も良いし、別のものを用いても良い。時間的に近接して
いるが異なる時刻を代表する複数の像面移動速度のうち
大きいものを用いることで、図7のtP の点のように瞬
間的に像面移動速度が0になる点の近傍でも複数の像面
移動速度の中には大きい値のものも含まれる(その様に
複数の像面移動速度の代表する時刻を決める)ので像面
移動の変化の激しい領域Qの中にあることが正しく判断
される。この例の場合VDの求め方は第1例の様にして
も第2例の様にしてもよい。
【0046】第4例は図21のように像面移動加速度を
パラメータPALとするもので、好ましくは最新の像面
移動加速度をとる。たとえば
【0047】
【数12】PAL={(D0 +M0 −D-1)/(t0
-1)}−{(D-1+M-1−D-2)/(t-1−t-2)} そして、PAL3を所定の定数として像面移動速度の変
化の小さい条件を意味する。
【0048】
【数13】 PAL3>PAL>=0−(誤差分の微小
量) 満たすときに予想移動速度VDとして長い期間に基づく
予想値を採用して
【0049】
【数14】VD=VD1 としPALが数式13を満たさないとき、数式10とす
る。第5例は第4例同様にしてPALを求めた後、この
パラメータに依存させて各々の重みを変えて第1の量と
第2の量とを合成する場合である。この場合PALの大
きさに依存して図22の様に変化する重み関数f1(P
AL)とf2(PAL)を定義する。合成される予想像
面速度VDは、数式11で求められる。
【0050】第6例は図23の様にパラメータPALを
求めるときに複数の像面移動加速度を求めてその大きさ
の最も大きいものの値をPALの値とするもので、時間
的に近接しているが異なる時刻を代表する像面移動加速
度の大きいものを用いることで、図8のtD ,tU の近
傍でも複数の像面移動加速度の中には大きい値のものも
含まれる(その様に複数の像面移動加速度の代表する時
刻を決める)ので像面移動の変化の激しい領域Qの中に
あることが正しく判断される。
【0051】この例の場合VDの求め方は第4例の様に
しても第5例の様にしてもよい。第7例は像面移動速度
と像面移動加速度の双方を用いて判断する場合である。
この場合図24のように像面移動速度の値をPALVと
【0052】
【数15】PALV=(D0 +M0 −D-1)/(t0
-1) 像面移動加速度の値をPALAとし
【0053】
【数16】PALA={(D0 +M0 −D-1)/(t0
−t-1)}−{(D-1+M-1−D-2)/(t-1
-2)} これらに対してそれぞれ図25と図26のような関数f
VとfAとを定義する、これに対して次の関数fを定義
する
【0054】
【数17】f=MAX(fV,fA) ここでMAX(X,Y)はXとYの大きい方の値をさ
す。この値fが0の時は像面移動速度の変化が小さい領
域に対応しており、1の時には像面移動速度の変化が非
常に大きい領域を示している。両者の間に中間的な領域
があり、この領域では両者の重み合成をするとすれば合
成される予想像面速度VDは
【0055】
【数18】VD=(1−f)・VD1十f・VD2 によって与えられる。次に求められた予想像面移動速度
VDを用いて図17のステップ95で、少なくとも1つ
以上の未来の像面位置(図12のPR)を予測する。例
えば時刻ctからΔt秒後の予測像面位置ZCT(Δ
t)は時刻ctにおけるレンズの位置125を基準にし
て、
【0056】
【数19】 ZCT(Δt)=D0 +VD・(ct−t
0 )−CM+VD・Δt で与えられるので、これからΔt秒後の予想像面位置が
求まる。この後図17のステップ96で上記予測された
像面位置に対して撮影レンズの駆動制御を開始する。具
体的なレンズの動かし方としては前述の如く図13、図
14、図15等、いろいろな方法が公知でありどのよう
な方法でも良い。
【0057】上記の例では前記パラメータに依存して予
想像面移動速度を求め、これに基づいて予測像面位置を
求めたが、次に本発明の更に別の実施例として予測像面
位置を複数もとめ、パラメータに依存してこれらを選択
あるいは合成する方法について図27で説明する。ステ
ップ901で所定時間Tthより長い時間範囲で発生し
た複数のでフォーカス量に基づいて、未来の像面位置に
関する第1の量を算出する。(第一演算部)例えばt0
−t-3>Tthとすると
【0058】
【数20】VD1=(D0 +M0 +M-1+M-2−D-3
/(t0 −t-3) のVD1を用いて、未来の像面位置(図12のPR)を
予測する。例えば時刻ctからΔt秒後の予測像面位置
としての第一の量ZCTL(Δt)は時刻ctにおける
レンズの位置125を基準にして
【0059】
【数21】ZCTL(Δt)=D0 +VD1・(ct−
0 )−CM+VD1・Δt で与えられる。次にステップ902で所定時間Tthよ
り短い時間範囲で発生した複数のフォーカス量に基づい
て、未来の像面位置に関する第2の量を算出する。(図
1の第二演算部)。具体的にはt0 −t-1<Tthとす
ると
【0060】
【数22】VD2=(D0 +M0 −D-1)/(t0 −t
-1) のVD2を用いて、未来の像面位置(図12のPR)を
予測する。例えば時刻ctからΔt秒後の予測像面位置
としての第2の量ZCTS(Δt)は時刻ctにおける
レンズの位置125を基準にして
【0061】
【数23】ZCTS(Δt)=D0 +VD2・(ct−
0 )−CM+VD2・Δt で与えられる。上記の説明では未来の像面位置としての
第1の量ZCTL及び第2の量ZCTSを求めるのに何
れも2つの時刻のデータを用いたが、公知の方法により
3つの時刻のデータを用いて二次式で予測する様にして
もよいし、さらに多くの時刻のデータを用いて高次式で
予測してもよい。
【0062】次にステップ903で第1の量、第2の量
の適正さを判断するためのパラメータを算出し(図1の
パラメータ算出部)、ステップ904でこのパラメータ
に依存させて、第1の量ZCTLか第2の量ZCTSの
いずれかを選択するか、若しくはパラメータに依存させ
て各々の重みを変えて第1の量と第2の量とを合成し
て、未来の像面位置ZCT(Δt)を算出する。このス
テップ903、904の具体例の幾つかについて次に説
明する。
【0063】第2−1例は図18のように像面移動速度
そのものの大きさをパラメータPALとするもので、好
ましくは最新の像面移動速度の大きさをとる。たとえば
【0064】
【数24】
【0065】そして、PAL1を所定の定数として像面
移動速度の小さい条件を意味する
【0066】
【数25】 PAL<PAL1 満たすときに長い期間のデータに基づく予想値を採用し
【0067】
【数26】ZCT(Δt)=ZCTL(Δt) としPALが数式25を満たさないとき
【0068】
【数27】ZCT(Δt)=ZCTS(Δt) とする。第2−2例は第1例同様にしてPALを求めた
後、このパラメータに依存させて各々の重みを変えて第
1の量と第2の量とを合成する場合である。この場合P
ALの大きさに依存して図19の様に変化する重み関数
f1(PAL)とf2(PAL)を定義する。合成され
る未来の像面位置は
【0069】
【数28】ZCT(Δt)=f1・ZCTL(Δt)十
f2・ZCTS(Δt) となる。第2−3例は図20の様にパラメータPALを
求めるときに複数の像面移動速度を求めてその大きさの
最も大きいものの値をPALの値とするもので、時間的
に近接しているが異なる時刻を代表する像面移動速度の
大きいものを用いることで、図7のtP の点の近傍でも
複数の像面移動速度の中には大きい値のものも含まれる
(その様に複数の像面移動速度の代表する時刻を決め
る)ので像面移動の変化の激しい領域Qの中にあること
が正しく判断される。この例の場合ZCT(Δt)の求
め方は第2−1例の様にしても第2−2例の様にしても
よい。
【0070】第2−4例は図21のように像面移動加速
度をパラメータPALとするもので、好ましくは最新の
像面移動加速度をとる。たとえば
【0071】
【数29】PAL={(D0 +M0 −D-1)/(t0
-1)}−{(D-1+M-1−D-2)/(t-1−t-2)} そして、PAL3を所定の定数として像面移動速度の変
化の小さい条件を意味する。
【0072】
【数30】 PAL3>PAL>=0−(誤差分の微小
量) 満たすときに未来の像面位置ZCT(Δt)を長い期間
に基づく予想値を採用して、
【0073】
【数31】 ZCT(Δt)=ZCTL(Δt) としPALが数式30を満たさないとき
【0074】
【数32】ZCT(Δt)=ZCTS(Δt) とする。第2−5例は第2−4例同様にしてPALを求
めた後、このパラメータに依存させて各々の重みを変え
て第1の量と第2の量とを合成する場合である。この場
合PALの大きさに依存して図22の様に変化する重み
関数f1(PAL)とf2(PAL)を定義する。合成
される予想像面速度VDは
【0075】
【数33】ZCT(Δt)=f1・ZCTL(Δt)十
f2・ZCTS(Δt) となる。第2−6例は図23の様にパラメータPALを
求めるときに複数の像面移動加速度を求めてその大きさ
の最も大きいものの値をPALの値とするもので、時間
的に近接しているが異なる時刻を代表する像面移動加速
度の大きいものを用いることで、図8のtD ,tU の近
傍でも複数の像面移動加速度の中には大きい値のものも
含まれる(その様に複数の像面移動加速度の代表する時
刻を決める)ので像面移動の変化の激しい領域Qの中に
あることが正しく判断される。この例の場合ZCT(Δ
t)の求め方は第2−4例の様にしても第2−5例の様
にしてもよい。
【0076】第2−7例は像面移動速度と像面移動加速
度の双方を用いて判断する場合である。この場合図24
のように像面移動速度の値をPALVとし
【0077】
【数34】PALV=(D0 +M0 −D-1)/(t0
-1) 像面移動加速度の値をPALAとし
【0078】
【数35】PALA={(D0 +M0 −D-1)/(t0
−t-1)}−{(D-1+M-1−D-2)/(t-1
-2)} これらに対してそれぞれ図25と図26のような関数f
VとfAとを定義する、これに対して次の関数fを定義
する
【0079】
【数36】f=MAX(fV,fA) ここでMAX(X,Y)はXとYの大きい方の値をさ
す。この値fが0の時は像面移動速度の変化が小さい領
域に対応しており、1の時には像面移動速度の変化が非
常に大きい領域を示している。合成される未来の像面位
置ZCT(t)は
【0080】
【数37】ZCT(Δt)=(1−f)・ZCTL(Δ
t)十f・ZCTS(Δt) によって与えられる。ステップ905で、上記予測され
た像面位置に対して撮影レンズの駆動制御を開始する。
具体的なレンズの動かし方としては前述の如く図13、
図14、図15等、いろいろな方法が公知でありどのよ
うな方法でも良い。
【0081】以上の説明では所定時間Tthに対して長
い時間範囲と短い時間範囲のデータに分ける仕方で複数
の予測を行う場合を示したが、間欠的に繰り返される焦
点検出の回数で扱うデータの範囲を区分して複数の予測
を行うようにしてもよい。また以上の説明では第1の量
と第2の量の適正さを判断するためのパラメータとして
は複数のでフォーカス量から算出される像面移動速度や
像面移動加速度を用いる方法を説明したが、図6から明
らかなように像面移動速度の変化の激しい期間Qは、問
題とする被写体の撮影レンズによる像面が無限物体に対
する像面から所定量ZT以上離れた場合に発生する事が
多く、従って前記パラメータは撮影レンズの繰り出し量
(無限物体に対する像面を原点とする像面位置Z)に関
連する量を用いる事が出来る。
【0082】例えば予測駆動(追尾)の対象となる被写
体の速度は一般に5m/sec以上であり、像面の移動
速度としては1ないし2mm/sec以上なので、被写
体倍率にして70ないし50倍程度より遠方の被写体に
対しては予測駆動の必要が無く、また像面移動速度の変
化の激しくなる位置は像面速度にして5mm/secを
越えるころからであるとすれば被写体倍率30倍ないし
20倍より被写体が近づいた場合であると推定できる。
【0083】そこで撮影倍率が所定値より大きいときは
長い時間間隔に基づいた予測を行い、撮影倍率が所定値
より小さい場合には短い時間間隔にかんするデータに基
づく予測を行うようにしても、近似的に本発明の目的を
達成することが出来る。そしてこの所定値は撮影レンズ
の焦点距離に依存させて変更するのが良い。また撮影倍
率の代わりに無限遠のレンズ位置基準に算出した撮影レ
ンズの位置(レンズ繰り出し量あるいはこれに対応する
被写体距離)若しくは撮影レンズ内部エンコーダの位置
に対応して記憶されたレンズ位置に関するデータを所定
値と比較して長い時間間隔に基づいた予測を行うか、短
い時間間隔に関するデータに基づいて予測を行うかを変
更しても、近似的に本発明の目的を達成することが出来
る。この場合も所定値は撮影レンズの焦点距離に依存さ
せるのが良い次に図16のステップ9の更に図10の実
施例について図28で説明する。
【0084】図10の実施例のマイコン10は、デフォ
ーカス量算出部11及び像面移動速度の変化が大きいか
否かを識別する識別部102及び未来の像面位置を予測
する予測演算部103及びレンズ駆動装置20を制御す
る駆動制御部104から構成されている。ステップ91
1で像面移動速度の変化の大きい場合、若しくは大きい
と推定される場合を識別する。
【0085】識別部102は、これまで述べた各種の方
法即ち像面移動速度を用いる方法、像面移動加速度を用
いる方法、撮影倍率を用いる方法あるいはこれらを混合
して用いる方法などが適用できる。例えば識別のパラメ
ータPALとして複数の像面移動速度を求めてその大き
さの最も大きいものの値をPALの値とする。時間的に
近接しているが異なる時刻を代表する像面移動速度の大
きいものを用いるようにする。例えば
【0086】
【数38】
【0087】または
【0088】
【数39】
【0089】ここで
【0090】
【数40】V0 =(D0 +M0 −D-1)/(t0
-1), V-1=(D-1+M-1−D-2)/(t-1−t-2) V-2=(D-2+M-2−D-3)/(t-2−t-3) このPALの大きさを所定値と比較することで像面移動
速度が大きい場合を識別できる。例えば
【0091】
【数41】 CASE1:PAL<4 (mm/
sec) CASE2:4<=PAL<8 (mm/sec) CASE3:8<=PAL (mm/sec) ステップ912では識別結果に基づいて、即ち上記どの
CASEであるかに応じて、未来の像面位置を予測する
方法を変更して、少なくとも一つ以上の未来の像面位置
を予測する。(予測演算部104) 具体的には例えば CASE1では:150ms程度以上離れたデータを含
む複数のデータから未来の像面位置を予測する。
【0092】CASE2では:50ないし70ms程度
以上離れたデータを含む複数のデータから未来の像面位
置を予測する。 CASE3では:50ms程度以下の間隔のデータを含
む複数のデータから未来の像面位置を予測する。 勿論PALの大きさに依存して使用するデータの時間間
隔をもっと細かく制御するようにしてもよい。更にPA
Lに応じて時間間隔を決め、これに近い値の(t0 −t
-i)に関するデータで像面移動速度VDを
【0093】
【数42】 で計算し、これを用いて未来の像面位置を
【0094】
【数43】ZCT(Δt)=D0 +VD・(ct−
0 )−CM+VD・Δt のようにして計算してもよい。また上記各CASEの時
間間隔に含まれる3つのデータから像面移動軌跡を現す
2次曲線を求め、これに基づいて公知の如く未来の像面
位置を予測してもよい。
【0095】未来の像面位置を予測する方法を変更する
やり方としては、他にもいろいろ有り、例えば CASE1では:t0 ,t-1,t-3のデータから二次式
で未来の像面位置を予測する。 CASE2では:t0 ,t-1,t-2のデータから二次式
で未来の像面位置を予測する。
【0096】CASE3では:t0 ,t-1のデータから
一次式で未来の像面位置を予測する。この様にすること
で予測の応答性と精度をバランスさせてもよい。 次いで図28ステップ913で上記予測された像面位置
に対して、撮影レンズの駆動制御を開始する。次に連写
の場合の予測機能に関して図11で説明する。
【0097】カメラのレリーズ部112のレリーズボタ
ンが全押しされて、その信号がマイコン10のミラー制
御部に伝達されると、ミラー制御部はミラー制御部材1
13を起動してクイックリターンミラー2とサブミラー
3を上方のスクリーンマット8の下に待避し、続いて不
図示のシャッター制御部によりシャッター7が露光時間
だけ開きフィルム4が露光され、その後シャッターが閉
じてクイックリターンミラー2とサブミラー3はもとの
状態に復帰する。
【0098】このミラーアップからダウン迄のブラック
アウト期間BLは焦点検出ブロック6に情報が来ないの
で焦点検出が不能となる。この連写の期間中も焦点検出
を行うためには図29の様に連続するブラックアウト期
間の間に一回ずつ焦点検出動作を入れる必要がある。し
かしこの場合連写中の蓄積時刻の間隔TLはブラックア
ウト期間BLよりも大きく、通常このブラックアウト期
間BLは150msから400ms程度あるため、像面
移動速度の変化が激しいときには正しい予測が出来ない
という問題が生じる。
【0099】そこでこの実施例では図30の様に連続す
る2つのブラックアウトの間の期間TWに必ず複数回の
焦点検出動作を行うようにするために、図11のミラー
制御部111は複数の所定回数の蓄積動作の終了以前に
次のミラーアップが開始されないようにミラーアップ開
始を抑制する。期間TWに2回の蓄積動作を行う場合
は、1回目の蓄積終了後は予測演算を行わず、2回目の
蓄積終了後にそれぞれのデフォーカス量が算出されてか
ら予測演算をおこなう。
【0100】予測演算の流れを再度図28を用いて説明
する。まずステップ911で像面移動速度の変化の大き
い場合を識別する。識別のパラメータPALとして複数
の像面移動速度を求めてその大きさの最も大きいものの
値をPALの値とする。複数の像面移動速度として例え
ば図30のTSとTWとに関する像面移動速度を用いる
と、図30の蓄積時刻の取り方において
【0101】
【数44】
【0102】ここで
【0103】
【数45】V0 =(D0 +M0 −D-1)/(t0
-1), V-1=(D-1+M-1−D-2)/(t-1−t-2) このPALの大きさから像面移動速度が大きく従って像
面移動速度の変化の大きい場合を識別できる。ステップ
912では識別結果PALに基づいて、未来の像面位置
を予測する方法を変更して、少なくとも一つ以上の未来
の像面位置を予測する。(予測演算部)具体的には例え
ば、PAL1を4ないし6mm/sec所定の定数とし
て像面移動速度の小さい条件を意味する
【0104】
【数46】 PAL<PAL1 満たすときに長い期間(TS+TL)に基づく予想移動
速度VDを
【0105】
【数47】VD=(D0 +M0 +M-1−D-2)/(t0
−t-2) により求め、PALが数式46の条件を満たさないとき
は短い期間(TS)に基づく予想移動速度VDを
【0106】
【数48】VD=(D0 +M0 −D-1)/(t0
-1) によりもとめる。別の例としては、長い期間(TS+T
L)に基づく予想移動速度VD1と短い期間(TS)に
基づく予想移動速度VD2に対する重みをPALに依存
させて変えてVDを合成する。この場合PALの大きさ
に依存して図19の様に変化する重み関数f1(PA
L)とf2(PAL)を定義する。合成される予想像面
速度VDは
【0107】
【数49】VD=f1・VD1十f2・VD2 VD1=(D0 +M0 +M-1−D-2)/(t0 −t-2) VD2=(D0 +M0 −D-1)/(t0 −t-1) となる。勿論パラメータの取り方はここで述べた場合に
限られるものではない。
【0108】こうして求められたVDを用いて図30に
おける演算終了時点ctを基準にしたΔt秒後の未来の
像面位置は
【0109】
【数50】ZCT(Δt)=D0 +VD・(ct−
0 )−CM+VD・Δt に基づいて計算することが出来る。この実施例ではこの
後にミラーアップとそれに引き続く露光が開始されるの
で露光の瞬間にピントが合っているように図28ステッ
プ913で予測した像面位置に対して、撮影レンズの駆
動制御を開始する。露光の瞬間にピントがあっているよ
うに駆動する方法はいろいろ有り図13、14、15で
予想軌跡PRとレンズ軌跡の交点が露光の瞬間と合致す
るように制御すればよい。
【0110】時刻ctから露光迄のタイムラグは分かっ
ているので、このタイムラグtLAGを数16に代入して
ZCT(tLAG )の駆動量をtLAG の間に動かせば、図
15の様に予想軌跡PRと交差する点で丁度露光と重な
る様に駆動出来る。また図14の様に早めにZCT(t
LAG )だけ駆動しておき、tLAG の瞬間迄待って露光を
開始してもよい。さらに図13の様にtLAG より短いt
LAの時間で予想軌跡に追い付き、その後はVDの速度で
動かす様にしてもよい。この場合露光の瞬間が少しずれ
てもピントの良い状態を保っているという利点がある。
【0111】実際には焦点検出の演算から識別の演算、
未来の像面位置の算出、レンズ駆動量の算出と駆動の制
御はマイコン10の内部で演算処理される。上記実施例
では期間TWに必ず複数回の蓄積を行うようにしたが、
像面移動速度の変化の小さい時はミラーアップの期間を
挟んだ複数の蓄積動作に関する結果を用いることができ
るので、この場合は期間TWに1回の蓄積を行うだけで
もよい。このようにすることで、期間TWに使用する時
間を短縮できるので、このような場合の駒速向上をはか
ることができるので一層好ましい。
【0112】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、自動車が近
づいてから撮影者の脇を通り過ぎて遠ざかる場合やブラ
ンコに乗っている場合など、被写体の移動に伴う像面位
置の変化即ち像面移動速度が一様でない場合、特に像面
位置の変化の方向が急激に逆転する様な場合でも、像面
移動速度の変化を適切に検出して精度と応答性のバラン
スの取れた予測を行い、オーバーランを抑えて移動物体
に対する迅速かつ正確な焦点合わせを行うとともにピン
トの合った撮影を可能にする方法を与える事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のブロック図。
【図2】被写体像面位置の時間変化を説明する図。
【図3】被写体像面位置の時間変化を説明する図。
【図4】従来の予測に使うデータの時間間隔と誤差の関
係を説明する図。
【図5】従来の予測に使うデータの時間間隔と誤差の関
係を説明する図。
【図6】像面位置の時間変化を表す図。
【図7】像面移動速度の時間変化を表す図。
【図8】像面移動加速度の時間変化を表す図。
【図9】実施例のブロック図。
【図10】実施例のブロック図。
【図11】実施例のブロック図。
【図12】被写体像面追尾の為の予測演算に使うデータ
の説明をする図。
【図13】予測結果を用いてレンズの駆動のさせ方を説
明する図。
【図14】予測結果を用いてレンズの駆動のさせ方を説
明する図。
【図15】予測結果を用いてレンズの駆動のさせ方を説
明する図。
【図16】焦点調節の流れを説明する図。
【図17】本発明の実施例に関する流れを説明する図。
【図18】本発明の実施例に関する流れを説明する図。
【図19】選択の重み係数の関数形を示す図。
【図20】本発明の実施例に関する流れを説明する図。
【図21】本発明の実施例に関する流れを説明する図。
【図22】選択の重み係数の関数形を示す図。
【図23】本発明の実施例に関する流れを説明する図。
【図24】本発明の実施例に関する流れを説明する図。
【図25】選択の重み係数の関数形を示す図。
【図26】選択の重み係数の関数形を示す図。
【図27】本発明の実施例に関する流れを説明する図。
【図28】本発明の実施例に関する流れを説明する図。
【図29】露光が入った場合の時間的タイミングを示す
図。
【図30】露光が入った場合の時間的タイミングを示す
図。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズの結像面の所定検出面からの
    ずれを示すデフォーカス量を間欠的に出力するデフォー
    カス量算出手段と、該デフォーカス量に基づいて撮影レ
    ンズを合焦状態に駆動するレンズ駆動手段とを有する焦
    点調節装置であって、 所定時間Tthより長い時間範囲に於て発生した複数の
    該デフォーカス量に基づいて被写体の移動速度に関連す
    る第一の量を算出する第一手段と、 所定時間Tthより短い時間範囲に於て発生した複数の
    該デフォーカス量に基づいて被写体の移動速度に関連す
    る第二の量を算出する第二手段と、 前記第一の量及び第二の量の適正さを判断するためのパ
    ラメータを算出するパラメータ算出手段と、 前記パラメータに依存させて前記第一の量、第二の量の
    いずれかを選択するかもしくは、パラメータに依存させ
    て各々の重みをかえて前記第一の量、第二の量を合成
    し、その結果に基づいて被写体の移動に伴う像面位置の
    移動を補正するように該レンズ駆動手段を制御する制御
    手段と、 を有する予測機能を有する焦点調節装置。
  2. 【請求項2】 撮影レンズの結像面の所定検出面から
    のずれを示すデフォーカス量を間欠的に出力するデフォ
    ーカス量算出手段と、該デフォーカス量に基づいて撮影
    レンズを合焦状態に駆動するレンズ駆動手段とを有する
    焦点調節装置であって、 所定時間Tthより長い時間範囲に於て発生した複数の
    該デフォーカス量に基づいて撮影レンズの未来の像面位
    置に関連する第一の量を算出する第一手段と、 所定時間Tthより短い時間範囲に於て発生した複数の
    該デフォーカス量に基づいて撮影レンズの未来の像面位
    置に関連する第二の量を算出する第二手段と、 前記第一の量及び第二の量の適正さを判断するためのパ
    ラメータを算出するパラメータ算出手段と、 前記パラメータに依存させて前記第一の量、第二の量の
    いずれかを選択するかもしくは、パラメータに依存させ
    て各々の重みをかえて前記第一の量、第二の量を合成
    し、その結果に基づいて被写体の移動に伴う像面位置の
    移動を補正するように該レンズ駆動手段を制御する制御
    手段と、 を有する予測機能を有する焦点調節装置。
  3. 【請求項3】 撮影レンズの結像面の所定検出面からの
    ずれを示すデフォーカス量を間欠的に出力するデフォー
    カス量算出手段と、該デフォーカス量に基づいて撮影レ
    ンズを合焦状態に駆動するレンズ駆動手段とを有する焦
    点調節装置であって、 デフォーカス算出回数に於ける第1所定回数に含まれる
    時間範囲に於て発生した複数の該デフォーカス量に基づ
    いて被写体の移動速度に関連する第一の量を算出する第
    一手段と、 前記第1所定回数より少ない第2所定回数に含まれる時
    間範囲に於て発生した複数の該デフォーカス量に基づい
    て被写体の移動速度に関連する第二の量を算出する第二
    手段と、 前記第一の量及び第二の量の適正さを判断するためのパ
    ラメータを算出するパラメータ算出手段と、 前記パラメータに依存させて前記第一の量、第二の量の
    いずれかを選択するかもしくは、パラメータに依存させ
    て各々の重みをかえて前記第一の量、第二の量を合成
    し、その結果に基づいて被写体の移動に伴う像面位置の
    移動を補正するように該レンズ駆動手段を制御する制御
    手段と、 を有する予測機能を有する焦点調節装置。
  4. 【請求項4】 撮影レンズの結像面の所定検出面からの
    ずれを示すデフォーカス量を間欠的に出力するデフォー
    カス量算出手段と、該デフォーカス量に基づいて撮影レ
    ンズを合焦状態に駆動するレンズ駆動手段とを有する焦
    点調節装置であって、 デフォーカス算出回数に於ける第1所定回数に含まれる
    時間範囲に於て発生した複数の該デフォーカス量に基づ
    いて撮影レンズの未来の像面位置に関連する第一の量を
    算出する第一手段と、 前記第1所定回数より少ない第2所定回数に含まれる時
    間範囲に於て発生した複数の該デフォーカス量に基づい
    て撮影レンズの未来の像面位置に関連する第二の量を算
    出する第二手段と、さらに前記第一の量及び第二の量の
    適正さを判断するためのパラメータを算出するパラメー
    タ算出手段と、 前記パラメータに依存させて前記第一の量、第二の量の
    いずれかを選択するかもしくは、パラメータに依存させ
    て各々の重みをかえて前記第一の量、第二の量を合成
    し、その結果に基づいて被写体の移動に伴う像面位置の
    移動を補正するように該レンズ駆動手段を制御する制御
    手段と、 を有する予測機能を有する焦点調節装置。
  5. 【請求項5】 前記パラメータは被写体の移動に伴う
    像面移動速度もしくは像面移動速度の変化の少なくとも
    一方に関連して定まる量である事を特徴とする特許請求
    の範囲第1項、2項、3項、4項記載の焦点検出装置。
  6. 【請求項6】 前記パラメータは撮影レンズの焦点距
    離、被写体距離、撮影倍率、レンズ繰り出し量の少なく
    ともいずれかに関連のある量である事を特徴とする特許
    請求の範囲第1項、2項、3項、4項記載の焦点検出装
    置。
  7. 【請求項7】 撮影レンズの結像面の所定検出面から
    のずれを示すデフォーカス量を間欠的に出力するデフォ
    ーカス量算出手段と、該デフォーカス量に基づいて撮影
    レンズを合焦状態に駆動するレンズ駆動手段とを有する
    焦点調節装置であって、 被写体移動に伴う像面移動速度の変化が大きい場合もし
    くは大きいと推定される場合を識別する識別手段と、 この識別結果に基づいて未来の像面位置を予測する予測
    演算の方式を変更する予測演算手段と、 該予測演算手段の演算結果に基づいて該撮影レンズを合
    焦状態に駆動する駆動制御手段とを有することを特徴と
    する予測機能を有する焦点検出装置。
  8. 【請求項8】 連写機能を有するカメラに内蔵され、撮
    影レンズの結像面の所定検出面からのずれを示すデフォ
    ーカス量を間欠的に出力するデフォーカス量算出手段
    と、該デフォーカス量に基づいて撮影レンズを合焦状態
    に駆動するレンズ駆動手段とを有する焦点調節装置であ
    って、 被写体移動に伴う像面移動速度の変化が第1の状態か第
    2の状態かを識別する識別手段と、 この識別結果に基づいて未来の像面位置を予測する予測
    演算の方式を変更する予測演算手段と、 連写中のミラーダウンから次のミラーアップのの間の期
    間TWに1回もしくは複数回の焦点検出のための蓄積動
    作が行なえるようにミラーアップを制御するミラー制御
    手段と、 該予測演算手段の演算結果に基づいて該撮影レンズを合
    焦状態に駆動する駆動制御手段とを有し、 該予測演算手段は、該識別手段が像面移動の変化を第1
    の状態であると識別した場合は主に前記期間TWの間の
    複数の焦点検出結果に基づいて、予測を行う事を特徴と
    する焦点検出装置。
  9. 【請求項9】 前記識別手段は、像面移動の変化を第2
    の状態であると識別した場合は主にミラーアップの期間
    を挟んだ複数の焦点検出結果に基づいて予測演算を行う
    ように予測演算の方式を変更する請求項8記載の予測機
    能を有する焦点検出装置。
  10. 【請求項10】 前記識別手段は、像面移動の変化を第
    2の状態であると識別した場合は前記期間TWに1回の
    蓄積動作を行って予測演算を行うように予測演算方式を
    変更する請求項8記載の予測機能を有する焦点検出装
    置。
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