JPH0862484A - 焦点調節装置 - Google Patents

焦点調節装置

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JPH0862484A
JPH0862484A JP6199331A JP19933194A JPH0862484A JP H0862484 A JPH0862484 A JP H0862484A JP 6199331 A JP6199331 A JP 6199331A JP 19933194 A JP19933194 A JP 19933194A JP H0862484 A JPH0862484 A JP H0862484A
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JP
Japan
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focus
amount
photographing lens
drive amount
statistical processing
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JP6199331A
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English (en)
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Takeshi Utagawa
健 歌川
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/36Systems for automatic generation of focusing signals using image sharpness techniques, e.g. image processing techniques for generating autofocus signals

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Optics & Photonics (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 合焦位置近傍における撮影レンズの不安定な
動きを防止するとともに、レリーズ時は正確なピントを
達成する。 【構成】 焦点検出手段4,51により合焦後に検出さ
れたデフォーカス量を記憶する記憶手段55と、この記
憶手段55に記憶されている複数のデフォーカス量を統
計処理して被写体に撮影レンズ1を正確に合焦させるた
めの調整駆動量を算出する調整駆動量算出手段54とを
備え、駆動制御手段5,6によって、シャッターレリー
ズ部材7が操作されると調整駆動量算出手段54により
算出された調整駆動量にしたがって撮影レンズ1を駆動
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体に合焦させるた
めに撮影レンズの焦点調節を行う焦点調節装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術とその問題点】撮影レンズの焦点調節状
態、すなわち被写体像面と所定検出面(フィルム面共
役)との差を示すデフォーカス量を検出し、そのデフォ
ーカス量に応じて撮影レンズを駆動して被写体に合焦さ
せる焦点調節装置が知られている。この種の焦点調節装
置では、撮影レンズがいったん被写体に合焦したらそれ
以後のレンズ駆動を禁止するいわゆるシングルフォーカ
スモードと、合焦後も繰り返し焦点検出を行い、検出さ
れたデフォーカス量が合焦/非合焦を判定するための基
準範囲より大きくなると、常に合焦状態とするためにレ
ンズ駆動を行う、いわゆるコンティニュアスフォーカス
モードとを有している。通常このようなコンティニュア
スモードの動作はレリーズボタンの半押し動作もしくは
他の操作部材の操作により開始される。
【0003】コンティニュアスフォーカスモードにおけ
る合焦/非合焦を判定するためのデフォーカス量の基準
範囲を小さくすると、焦点検出誤差によるデフォーカス
量にも敏感に反応してレンズ駆動が行われるため、撮影
レンズがハンチング状態に駆動されて使用感が損われ
る。一方、基準範囲を大きくすると、不安定な撮影レン
ズの動きはなくなるが、レリーズ(全押し)された時に
真のピント位置から少し外れた位置で露光が行われてし
まい、わずかにピントの甘い写真となるという問題があ
る。
【0004】本発明の目的は、合焦位置近傍における撮
影レンズの不安定な動きを防止するとともに、レリーズ
(全押し)後の露光時は正確なピントを達成する焦点調
節装置を提供することにある。又移動被写体に対するレ
リーズ時においても露光時に正確なピントを達成する焦
点検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、撮影レンズの焦点調節状態を示
すデフォーカス量を繰り返し検出する焦点検出手段と、
この焦点検出手段により検出されたデフォーカス量に基
づいて前記撮影レンズの駆動量を算出する駆動量算出手
段と、この駆動量算出手段により算出された駆動量に基
づいて駆動部材を制御して前記撮影レンズを駆動する制
御装置とを備えた焦点調節装置に適用される。そして、
該制御装置は検出されたデフォーカス量に基づいて所定
の基準による合焦判定が出された後はデフォーカス量の
大きさが所定値を超えない限り前記撮影レンズの駆動を
行なわず、前記合焦判定が出された後の前記焦点検出手
段により検出されたデフォーカス量を記憶する記憶手段
と、この記憶手段に記憶されている複数のデフォーカス
量を統計処理して被写体に前記撮影レンズを正確に合焦
させるための調整駆動量を算出する調整駆動量算出手段
とを備え、前記制御装置は、シャッターレリーズ部材が
操作されると、前記調整駆動量算出手段により算出され
た調整駆動量にしたがって前記撮影レンズを駆動する。
請求項2の焦点調節装置は、前記調整駆動量算出手段に
おける複数のデフォーカス量の統計処理が適当か否かを
判定する統計処理判定手段を備え、前記調整駆動量算出
手段は、前記統計処理判定手段により適当と判定される
と複数のデフォーカス量の統計処理を行う。請求項3の
焦点調節装置の前記調整駆動量算出手段は、前記記憶手
段に記憶されている複数のデフォーカス量の平均値を算
出し、その平均値を調整駆動量とする。請求項4の発明
は、撮影レンズの焦点調節状態を示すデフォーカス量を
繰返し検出する焦点検出手段と、この焦点検出手段によ
り検出されたデフォーカス量に基づいて移動被写体を追
尾して前記撮影レンズを駆動するための駆動量を算出す
る駆動量算出手段と、この駆動量算出手段により算出さ
れた駆動量に基づいて駆動部材を制御して前記撮影レン
ズを駆動する制御装置とを備えた焦点調節装置に適用さ
れる。そして、前記焦点検出手段により検出されたデフ
ォーカス量を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶
されている複数のデフォーカス量に基づいて前記撮影レ
ンズの結像面の位置を算出する像面位置算出手段と、こ
の像面位置算出手段により算出された複数の結像面の位
置を統計処理し、前記移動被写体に対して露光時に前記
撮影レンズを正確に合焦させるための調整駆動量を算出
する調整駆動量算出手段とを備え、前記制御装置は、シ
ャッターレリーズ部材が操作されるまでは前記駆動量算
出手段により算出された駆動量にしたがって前記撮影レ
ンズを駆動し、シャッターレリーズ部材が操作されると
前記調整駆動量算出手段により算出された調整駆動量に
したがって前記撮影レンズを駆動する。請求項5の焦点
調節装置は、前記調整駆動量算出手段における複数の結
像面位置の統計処理が適当か否かを判定する統計処理判
定手段を備え、前記調整駆動量算出手段は、前記統計処
理判定手段により適当と判定されると複数の結像面位置
の統計処理を行う。請求項6の焦点調節装置の前記調整
駆動量算出手段は、前記像面位置算出手段により算出さ
れた複数の結像面位置の時間軸に対する回帰直線を求
め、これに基づいて露光時に前記撮影レンズを正確に合
焦させるための調整駆動量を算出する。請求項7の発明
は、撮影レンズの焦点調節状態を示すデフォーカス量を
繰り返し検出する焦点検出手段と、この焦点検出手段に
より検出されたデフォーカス量に基づいて移動被写体を
追尾して前記撮影レンズを駆動するための駆動量を算出
する駆動量算出手段と、この駆動量算出手段により算出
された駆動量に基づいて駆動部材を制御して前記撮影レ
ンズを駆動する制御装置とを備えた焦点調節装置に適用
される。そして、前記焦点検出手段により検出されたデ
フォーカス量を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記
憶されている複数のデフォーカス量に基づいて前記撮影
レンズの結像面の位置を算出する像面位置算出手段と、
この像面位置算出手段により算出された複数の結像面の
位置を統計処理し、前記移動被写体に対して露光時に前
記撮影レンズを正確に合焦させるための調整駆動量を算
出する調整駆動量算出手段と、この調整駆動量算出手段
における複数の結像面位置の統計処理が適当か否かを判
定する統計処理判定手段とを備え、前記制御装置は、前
記統計処理判定手段により適当と判定された場合は、前
記調整駆動量算出手段により算出された調整駆動量にし
たがって前記撮影レンズを駆動し、前記統計処理判定手
段により不適当と判定された場合は、前記駆動量算出手
段により算出された駆動量にしたがって前記撮影レンズ
を駆動する。請求項8の発明は、撮影レンズの焦点調節
状態を示すデフォーカス量を繰り返し検出する焦点検出
手段と、この焦点検出手段により検出されたデフォーカ
ス量に基づいて前記撮影レンズの駆動量を算出する駆動
量算出手段と、この駆動量算出手段により算出された駆
動量に基づいて駆動部材を制御して前記撮影レンズを駆
動する制御装置とを備えた焦点調節装置に適用される。
そして、該制御装置は、検出されたデフォーカス量に基
づいて所定の基準による合焦判定が出された後はデフォ
ーカス量の大きさが所定値を越えない限り前記撮影レン
ズの駆動を行なわず、前記焦点検出手段により検出され
たデフォーカス量を記憶する記憶手段と、この記憶手段
に記憶されている複数のデフォーカス量に基づいて前記
撮影レンズの結像面の位置を算出する像面位置算出手段
と、この像面位置算出手段により算出された複数の結像
面の位置を統計処理し、前記移動被写体に対して露光時
に前記撮影レンズを正確に合焦させるための調整駆動量
を算出する調整駆動量算出手段とを備え、前記制御装置
は、シャッターレリーズ部材が操作されるまでは前記駆
動量算出手段により算出された駆動量にしたがって前記
撮影レンズを駆動し、シャッターレリーズ部材が操作さ
れると前記調整駆動量算出手段により算出された調整駆
動量にしたがって前記撮影レンズを駆動する。請求項9
の焦点調節装置は、前記調整駆動量算出手段における複
数の結像面位置の統計処理が適当か否かを判定する統計
処理判定手段を備え、前記調整駆動量算出手段は、前記
統計処理判定手段により適当と判定されると複数の結像
面位置の統計処理を行う。請求項10の焦点調節装置の
前記調整駆動量算出手段は、前記像面位置算出手段によ
り算出された複数の結像面位置の時間軸に対する回帰直
線を求め、これに基づいて露光時に前記撮影レンズを正
確に合焦させるための調整駆動量を算出する。請求項1
1の焦点調節装置の前記調整駆動量算出手段はさらに不
適当なデータを除去する手段を有し、不適当なデータを
除去した残りのデータを用いて統計処理を行なう。請求
項12の焦点調節装置は、統計処理に用いるデータ数は
可変であり、かつ所定時間以上古いデータを用いた統計
処理が行なわれる事がない様に、統計処理に用いるデー
タに対して数又は時間に関するリミットをする手段を有
し、リミットされた範囲内のデータを用いて前記統計処
理を行なう。
【0006】
【作用】撮影レンズのデフォーカス量を繰り返し検出
し、検出したデフォーカス量に基づいて撮影レンズの駆
動量を算出して撮影レンズを駆動する。次に、撮影レン
ズの駆動後に検出されたデフォーカス量を第1所定値と
比較して合焦/非合焦を判定し、合焦後はデフォーカス
量が第2所定値を超えない限り撮影レンズの駆動を禁止
する。ここで、第1所定値と第2所定値は同じ値にして
も良いが、第2所定値の方を大きな値にしても良い。又
合焦判定法については別の方法を用いる様にしてもよ
い。そして、合焦判定が出された後のデフォーカス量を
記憶し、これらの複数のデフォーカス量を統計処理して
被写体に撮影レンズを正確に合焦させるための調整駆動
量を算出し、シャッターのレリーズ操作がなされると調
整駆動量にしたがって撮影レンズを駆動する。なお、統
計処理に際して複数のデフォーカス量の統計処理が適当
か否かを判定し、適当であると判定した場合に統計処理
を行うようにしてもよい。また、複数のデフォーカス量
の平均値を算出し、その平均値を調整駆動量としてもよ
い。これにより、合焦後に検出される小さなデフォーカ
ス量に敏感に反応して撮影レンズがハンチング状態に駆
動されるような、合焦位置近傍における撮影レンズの不
安定な動きが防止される。しかし、この状態で露光する
と第2所定値から定まる基準範囲が大きいのでピントの
あまい撮影結果となるため、シャッターがレリーズされ
ると、過去の複数のデフォーカス量に基づいて被写体の
正確な合焦位置を統計的手法によって算出し、その合焦
位置までの調整駆動量を求めて撮影レンズを駆動し、そ
の位置で露光を行うので、正確にピントの合った撮影結
果が得られる。一方、被写体が動いているために結像面
位置が動いている時は撮影レンズのデフォーカス量を繰
り返し検出して記憶し、記憶されたデフォーカス量とレ
ンズ移動量モニタ部の出力とに基づいて公知の方法で像
面位置を算出し(像面位置算出部)、算出された複数の
像面位置に基づいて移動被写体を追尾して撮影レンズを
駆動するための駆動量を算出し、撮影レンズを駆動す
る。そして、算出した複数の結像面位置を統計処理し、
移動被写体に対して露光時に撮影レンズを正確に合焦さ
せるための調整駆動量を算出し、シャッターのレリーズ
操作がなされるまでは駆動量にしたがって撮影レンズを
駆動し、シャッターのレリーズ操作がなされると調整駆
動量にしたがって撮影レンズを駆動する。なお、統計処
理に際して複数の結像面位置の統計処理が適当か否かを
判定し、適当であると判定した場合に統計処理を行うよ
うにしてもよい。また、複数の結像面位置の時間軸に対
する回帰直線を求め、現在の結像面位置から回帰直線上
の露光時刻の結像面位置までの距離を調整駆動量として
算出するようにしてもよい。さらに、シャッターレリー
ズ部材が操作された時に、複数の結像面位置の統計処理
が適当と判定された場合は調整駆動量にしたがって前記
撮影レンズを駆動し、不適当と判定された場合は駆動量
にしたがって撮影レンズを駆動するようにしてもよい。
さらに被写体が動いていることにより結像面位置が少し
ずつ動き始めた段階では、時間の経過とともにピント位
置がずれてデフォーカス量が第2所定値を超えると、第
2所定値以下となるように撮影レンズが駆動されるが、
しばらくするとふたたび第2所定値を超える。移動被写
体に対するこのような動作が繰り返されている時にシャ
ッターがレリーズされると、ミラーアップ後に露光が開
始されるが、露光時はさらに合焦位置から遠ざかるた
め、ピントが外れた撮影結果となる。そこで、過去の複
数回の撮影レンズの結像面位置に基づいて移動被写体に
対する露光時の正確な合焦位置を統計的手法によって算
出し、その合焦位置までの調整駆動量を求めて撮影レン
ズを駆動し、その位置で露光を行うので、正確にピント
の合った撮影結果が得られる。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段および作用の項では、本発明を分り
やすくするために実施例の図を用いたが、これにより本
発明が実施例に限定されるものではない。
【0008】
【実施例】
−第1の実施例− 本発明の焦点調節装置をカメラに応用した第1の実施例
を説明する。図1は、第1の実施例の焦点調節装置を装
備したカメラの構成を示す機能ブロック図である。被写
体からの光束は撮影レンズ1とミラー2を透過し、サブ
ミラー3で反射されて焦点検出モジュール4へ導かれ
る。焦点検出モジュール4は不図示の焦点検出光学系と
電荷蓄積型イメージセンサーを備えており、焦点検出光
学系によりイメージセンサー上に一対の被写体像を形成
するとともに、イメージセンサーにより一対の被写体像
の光強度分布に応じた被写体像信号を出力する。この被
写体像信号に基づいて周知の焦点検出演算を行い、撮影
レンズの焦点調節状態を示すデフォーカス量を検出す
る。
【0009】制御装置5はマイクロコンピューターおよ
びその周辺部品から構成され、各種演算およびカメラの
シーケンス制御を行う。制御装置5はマイクロコンピュ
ーターのソフトウエアーにより動作するデフォーカス量
算出部51、シャッター制御部52、駆動量算出部53
および調整駆動量算出部54と、メモリ55を備えてい
る。デフォーカス量算出部51は、焦点検出モジュール
4から入力した被写体像信号に基づいて繰り返し焦点検
出演算を行い、デフォーカス量を検出してメモリ55に
記憶する。駆動量算出部53は最新のデフォーカス量に
基づいて撮影レンズ1を合焦させるための駆動量を算出
し、制御装置5は算出された駆動量に基づいて撮影レン
ズ1の駆動部材6を駆動する。調整駆動量算出部54
は、メモリ55に記憶されている複数のデフォーカス量
を統計処理して静止被写体に撮影レンズ1を正確に合焦
させるための調整駆動量を算出する。制御装置5は、レ
リーズ部材7が半押し操作されると駆動量算出部53に
より算出された駆動量に基づいて撮影レンズ1を駆動
し、駆動後に検出されたデフォーカス量を第1基準値と
比較して合焦/非合焦を判定し、いったん合焦と判定し
た後はデフォーカス量が第2基準値を超えない限り撮影
レンズ1の駆動を禁止する。また、レリーズ部材7によ
りシャッター8のレリーズ操作(全押し操作)がなされ
ると、調整駆動量算出部54により算出された調整駆動
量にしたがって撮影レンズ1を駆動する。シャッター制
御部52は、レリーズ部材7によりレリーズ操作(全押
し操作)がなされるとシャッター8を駆動制御して所定
時間後にフィルム9の露光を行う。
【0010】図2は、撮影レンズ1を静止被写体に合焦
させた後に検出されたデフォーカス量を示す。制御装置
5は、駆動量算出部53により算出された駆動量にした
がって駆動部材6により撮影レンズ1を駆動する。制御
装置は、このレンズ駆動後荷検出されたデフォーカス量
の大きさが第1所定値内に入ったら合焦達成と判定す
る。いったん合焦状態が達成された後は、繰り返し検出
されるデフォーカス量が第2所定値すなわち図2におけ
る基準範囲(+d1〜−d1)を超えない限りレンズ駆
動を行わない。これは、合焦後もデフォーカス量が検出
される度に撮影レンズ1を駆動すると、撮影レンズ1が
常にカタカタと駆動され、使用感が損われるからであ
る。図2に示す例では、合焦後に検出されるデフォーカ
ス量がデフォーカス量の基準範囲内(+d1〜−d1)
に入っているので、レンズ駆動を行わない。真のピント
位置はdsにあるが、焦点検出誤差があるために繰り返
し検出されるデフォーカス量はdsを中心にばらついて
いる。
【0011】時刻trelにおいてシャッターがレリー
ズされると、シャッター制御部52によってミラー2と
サブミラー3を撮影光路から退避させ、所定時間Tup
後にシャッター8を開いてフィルム9に露光する。しか
し上述したように、合焦時のピントはデフォーカス量の
基準範囲(+d1〜−d1)だけあまくなっており、こ
の状態でレリーズされると真のピント位置dsに対して
最大でピント誤差DMを生じることがある。正確なピン
トの写真を撮影するためには、このピント誤差DMを補
正しておく必要がある。
【0012】調整駆動量算出部54は、過去の複数のデ
フォーカス量を統計処理してピント誤差DMに相当する
調整駆動量を算出する。調整駆動量にしたがって撮影レ
ンズを駆動としては次の様な時点が考えられる。 (1) 合焦後、所定時間ごとに調整駆動量を算出し、
レンズ駆動を行う。 (2) 合焦後、デフォーカス量が所定の個数算出され
るたびに調整駆動量を算出し、レンズ駆動を行う。 (3) レリーズ部材7によりシャッター8のレリーズ
操作がなされた直後に調整駆動量を算出し、レンズ駆動
を行う。 上記以外のタイミングでもよいが、フィルム露光直前が
一番実効的なのでこの実施例では上記(3)の場合を例
に上げて説明する。
【0013】次に、統計処理対象のデフォーカス量D
(i)(i=0,1,2,・・,N−1)に基づいて、
静止被写体に対するデフォーカス量D(i)の統計処理
の適否を判定する。統計処理の適否の判定方法は次のよ
うな方法が考えられる。 (1) N個のデフォーカス量D(i)(i=0,1,
2,・・,N−1)のすべてが所定の範囲内にあれば、
それらのデフォーカス量D(i)に基づいて統計処理を
行う。
【数1】−Ytobi<D(i)<Ytobi (2) N個のデフォーカス量D(i)(i=0,1,
2,・・,N−1)のバラツキの幅が所定の範囲内にあ
れば、それらのデフォーカス量D(i)に基づいて統計
処理を行う。
【数2】 MAX[D(i)]−MIN[D(i)]<(所定値) (3) N個のデフォーカス量D(i)(i=0,1,
2,・・,N−1)の差の絶対値の和が所定の範囲内に
あれば、それらのデフォーカス量D(i)に基づいて統
計処理を行う。
【数3】Σ|D(i)−D(i+1)|<(所定値) (4) N個のデフォーカス量D(i)(i=0,1,
2,・・,N−1)の差の絶対値の最大が所定の範囲内
にあれば、それらのデフォーカス量D(i)に基づいて
統計処理を行う。
【数4】 MAX[D(i)−D(i+1)]<(所定値) (5) D(i)の分散が所定の範囲内にあれば、統計
処理を行う。
【数5】 なお、統計処理の適否の判定方法は上記方法に限定され
ない。
【0014】いずれかの方法でN個のデフォーカス量D
(i)に基づく統計処理が適当であると判定されると、
調整駆動量算出部54により調整駆動量DMを算出す
る。シャッター8のレリーズ操作(全押し)がなされる
と、その時点で最新のデフォーカス量D(0)とメモリ
55に記憶されている過去の3個のデフォーカス量D
(1),D(2),D(3)を用いて、
【数6】 DM={D(0)+D(1)+D(2)+D(3)}/4 により平均値を算出し、調整駆動量DMとする。なお、
数式6の例では最新の4個のデフォーカス量D(0)〜
D(3)の平均を調整駆動量DMとしたが、採用する過
去のデフォーカス量の個数はこの実施例に限定されな
い。しかし、4個以上のデフォーカス量の平均をとるの
が好ましい。なお、4個のデフォーカス量を統計処理し
た場合は、1個のデフォーカス量にしたがってレンズ駆
動する場合に比べてピント誤差を半分にすることができ
る。
【0015】調整駆動量DMが算出されると、制御装置
5は駆動部材6により調整駆動量DMだけ撮影レンズ1
を駆動する。この調整駆動量DMは小さい量であるか
ら、レリーズ(全押し)から所定時間Tup後の露光開
始までにはレンズ駆動は完了している。なお、厳密には
デフォーカス量とレンズ駆動量との間には所定の関係が
あり、実際にはレンズからデフォーカス量をレンズ駆動
量に変換する係数を制御装置に読み取って、それに基づ
いてデフォーカス量からレンズ駆動量を算出している
が、本発明の本質と関係がないので、この実施例では両
者が一致するものとして説明した。
【0016】−第2の実施例− 第1の実施例ではデフォーカス量から直接レンズの駆動
量を算出する場合を述べた。しかし被写体がカメラ方向
に動いている場合は上記の方法は不十分であり、その様
な場合は、デフォーカス量と過去のレンズ駆動量から被
写体像面位置を求め、これに基づいてレンズの駆動量を
算出する必要が生じる。その様な場合を、第2の実施例
として説明する。図3は、第2の実施例の焦点調節装置
を装備したカメラの構成を示す機能ブロック図である。
なお、図1に示す第1の実施例と同様な構成要素に対し
ては同一の符号を付して相違点を中心に説明する。レン
ズ移動量モニター部56は撮影レンズ1の移動量をモニ
ターし、電荷蓄積型イメージセンサーの蓄積開始時刻、
蓄積終了時刻、蓄積時間の中点、焦点検出演算の終了時
刻などの各時刻間のレンズ移動量を記憶する。なお、以
下では蓄積時間の中点の時刻を蓄積時刻と呼び、この蓄
積時刻におけるレンズ位置は蓄積開始時刻のレンズ位置
と蓄積終了時刻のレンズ位置との中点として求める。又
実際はレンズ移動量とデフォーカス量の間は所定の関係
で変換して計算して算出するが、簡単のため両者の変換
係数は1として扱う(全群くり出しによる焦点合わせの
場合はこうなる)。
【0017】像面位置算出部57は、メモリ55に記憶
されているデフォーカス量と、レンズ移動量モニター部
56に記憶されている各時刻間のレンズ移動量とに基づ
いて周知の方法(後述する)で所定の時刻の像面位置を
算出する。所定の時刻としては各焦点検出サイクルの蓄
積時刻、あるいは各焦点検出サイクルの演算終了時刻が
適当である。なお、焦点検出サイクルは電荷蓄積と焦点
検出演算とで構成され、これと平行するか、あるいは演
算終了後に撮影レンズ1の駆動が行われ、シャッター8
のレリーズ操作(全押し)がなされた場合はさらにミラ
ーアップと露光が加わる。したがって、各焦点検出サイ
クルには少なくとも1回の電荷蓄積と1回の焦点検出演
算とが含まれる。駆動量算出部53は、像面位置算出部
57より算出された複数の結像面から、公知の方法例え
ば2つの時刻の結像面位置(2データ)から得られる直
線又は3つの時刻の結像面位置(3データ)から決る2
次曲線を求め、この直線又は2次曲線に基づいて未来の
時刻の像面位置を予測し、現在の位置から予測された像
面位置までの移動量を、移動被写体を追尾して撮影レン
ズ1を駆動するための駆動量として算出する。調整駆動
量算出部54は、像面位置算出部57により算出された
複数の結像面の位置から未来のある時刻(露光時など)
における結像面位置を求めるが、その際に駆動量算出部
で使ったデータ数以上の結像面位置に対して回帰直線な
どの統計処理的手法を用い、移動被写体に対して露光時
に撮影レンズ1を正確に合焦させるための調整駆動量を
算出する。回帰は直線でなく、所定の曲線であってもよ
い。又直線に対する回帰ではデータ数は3以上好ましく
は4位上がよい。又曲線に対する回帰ではデータ数は4
位上必要である。駆動装置6は、レリーズ部材7がレリ
ーズ操作(全押し)されるまでは駆動量算出部53によ
り算出された駆動量にしたがって撮影レンズ1を駆動
し、レリーズ部材7がレリーズ操作されると調整駆動量
算出部54により算出された調整駆動量にしたがって撮
影レンズ1を駆動する。
【0018】駆動量算出部53における追尾駆動量の算
出とそれに基づく駆動は周知なので、ここでは調整駆動
量算出部の回帰演算に基づく統計処理の方法について述
べる。蓄積時刻tnと過去の蓄積時刻tmとの間の被写
体の移動にともなう像面移動量P(tn)は、
【数7】 P(tn)=D(tn)+M(tn)−D(tm) ここで、D(tn)は時刻tnの蓄積におけるデフォー
カス量、D(tm)は時刻tmの蓄積におけるデフォー
カス量、M(tn)は時刻tmから時刻tnまでのレン
ズ移動量(厳密にはレンズ駆動量にもとずく像面移動量
の事であるが、今は変換係数は1としている)である。
蓄積時刻を最新のものから順にt0,t1,t2,・・
・とすると、各蓄積時刻間to〜t1,t1〜t2,t
2〜t3,・・・における像面移動量P(0),P
(1),P(2),・・・は、
【数8】 P(0)=D(0)+M(0)−D(1) P(1)=D(1)+M(1)−D(2) P(2)=D(2)+M(2)−D(3) P(3)=D(3)+M(3)−D(4) ・・・・ となる。これにより、時刻t0におけるレンズ位置S
(図4)を原点とする各時刻t0,t1,t2,t3,
・・・における像面位置x(0),x(1),x
(2),x(3),・・・は、
【数9】 x(0)=D(0) x(1)=x(0)−P(0)=D(1)−{M(0)} x(2)=x(1)−P(1)=D(2)−{M(0)+M(1)} x(3)=x(2)−P(2) =D(3)−{M(0)+M(1)+M(2)} ・・・・ となる。レンズ駆動量{M()+・・・}をデフォーカ
ス量に変換する係数が1でないときは、その係数を乗じ
て、次元を等しくして計算することは勿論である。
【0019】次に、調整駆動量算出部54における統計
処理対象の像面位置x(i)(i=0,1,2,3,・
・,N−1)に基づいて、移動被写体に対する像面位置
x(i)の統計処理の適否を判定する。統計処理の適否
の判定方法は次のような方法が考えられる。 (1) N個の像面位置x(i)(i=0,1,2,・
・,N−1)とそれらの平均値との差が所定の範囲内に
あれば被写体外しなどによる著しい”像面とび”はない
と判断して、それらの像面位置に基づいて統計処理を行
う。
【数10】 −Ytobi<{x(i)−X0}<Ytobi ここで、X0はx(i)(i=0,1,2,・・,N−
1)の平均値、あるいは適当な方法で定めた値である。 (2) N個の像面位置x(i)(i=0,1,2,・
・,N−1)のバラツキの幅が所定の範囲内にあれば著
しい像面とびはないと判断して、それらの像面位置x
(i)に基づいて統計処理を行う。
【数11】 MAX[x(i)]−MIN[x(i)]<(所定値) (3) N個の像面移動量P(i)(i=0,1,2,
・・,N−1)の大きさがそれぞれ所定値以下であれば
著しい像面とびはないと判断して、像面位置x(i)
(i=0,1,2,・・,N−1)に基づいて統計処理
を行う。
【数12】|P(i)|<(所定値) (4) N個の像面移動量P(i)(i=0,1,2,
・・,N−1)の総和が所定値以下であれば著しい像面
とびはないと判断して、像面位置x(i)(i=0,
1,2,・・,N−1)に基づいて統計処理を行う。
【数13】Σ|P(i)|<(所定値) さらに厳密な判断をするためには、回帰直線からのカイ
リに関する量を用いて、像面とびの有無を判断するのが
好ましく、以下にその様な例を述べる。 (5) 回帰直線からの偏差が所定値以下であれば統計
処理を行う。例えば、
【数14】Σ|P(i)|−|Vrp×{t(0)−t
(N−1)}|<(所定値) ここで、Σはi=0〜(N−1)の総和を示す。 (6) 像面移動量のバラツキが所定値以下であれば統
計処理を行う。例えば、
【数15】 Max[P(i)]−Min[P(i)]<(所定値) または、
【数16】P(i)の分散<(所定値) もしくはこれらを代表的な|P(i)|の値またはP
(i)の平均値で割ったものを所定値と比較してもよ
い。 (7) (6)における像面移動量をその間の時間で割
った像面移動速度v(i)をP(i)の代りに用いて
(6)と同等のことをしてもよい。なお、統計処理の適
否の判定方法は上記方法に限定されない。
【0020】いずれかの方法で統計処理が適当であると
判定されると、調整駆動量算出部54により調整駆動量
DMを算出する。図4は、時刻t0における撮影レンズ
位置Sを原点とした場合の撮影レンズの像面位置x
(t)の算出結果を示す図である。これから調整駆動量
DMを以下の手順で求める。まず、平均時刻Trpにお
ける平均像面位置Xrpと像面速度Vrpを求める。ま
ず、平均時刻TrpはN個の時刻t(i)(i=0〜
(N−1))の平均として次式により求める。
【数17】Trp={t(0)+t(1)+t(2)+
・・・+t(N−1)}/N また、平均像面位置XrpはN個の像面位置x(i)
(i=0〜(N−1))の平均として次式により求め
る。
【数18】Xrp={x(0)+x(1)+x(2)+
・・・+x(N−1)}/N 像面速度Vrpは、図5の各像面位置との二乗誤差が最
少となる回帰直線の傾きとして次式により求められる。
【数19】 数式17〜19により、回帰直線は、
【数20】X=Xrp+Vrp×(t−Trp) で表わせる。
【0021】平均時刻Trpにおける平均像面位置Xr
pと像面速度Vrpの算出は、各焦点検出サイクルにお
ける焦点検出演算の終了時点で行ってもよいし、レリー
ズ直後に行ってもよいが、レリーズ直後に行なうのが最
も実効的である。レリーズ直後に行う場合は、露光予定
時刻がわかっているので、露光時刻の像面位置Xexp
は、平均時刻Trpから露光予定時刻texpまでの時
間をτとすると、すでに算出されている像面位置Xrp
と像面速度Vrpの値を用いて次式により求められる。
【数21】Xexp=Xrp+Vrp×τ この値は時刻t0でのレンズ位置Sを原点としたもので
あるから、時刻t0からXexpの算出終了時刻(現在
のこと)txrelまでに撮影レンズ1が移動した量を
Mmovとすると、調整駆動量DMは次式により求めら
れる。
【数22】DM=Xexp−Mmov 調整駆動量DMが算出されると、制御装置5はこれに基
づいて駆動部材6により調整駆動量DMだけ撮影レンズ
1を駆動する。勿論像面移動量とレンズ駆動量が等しく
ない場合は制御装置は変換係数を用いて正しいレンズ駆
動量に直して駆動部材を制御する。
【0022】この実施例の方法によれば、露光直前の像
面予測ではそれまでより多数のデータで統計処理するの
で予測の誤差が非常に小さくなる。この調整駆動量はわ
ずかな量であるからミラーアップ期間中に終了し、露光
時には正確なピント位置Xexpに撮影レンズ1を設定
して正確なピントの撮影結果が得られる。なお、焦点検
出演算の終了時点で行う場合は、まず統計処理が適切か
否かを判断して、適切とされた場合はその時点から適当
な所定時間(20〜200ms)後を仮想的な露光予定
時間に設定して上と同じ処理をして調整駆動量を駆動す
るのがよい。
【0023】−第3の実施例− さらに被写体移動に伴う像面の移動が少しづつ生じ始め
た段階で適用する事が好ましい例を第3実施例として説
明する。第3実施例では駆動量算出部はデフォーカス量
を用いて駆動量を算出する点が第1実施例に同等で、調
整駆動量算出部は像面位置を用いて駆動量を算出する点
が第2実施例と同じになっている。図6は、第3の実施
例の焦点調節装置を装備したカメラの構成を示す機能ブ
ロック図である。なお、第1、第2の実施例と同様な構
成要素に対しては同一の符号を付して相違点を中心に説
明する。レンズ移動量モニター部56は撮影レンズ1の
移動量をモニターし、電荷蓄積型イメージセンサーの蓄
積開始時刻、蓄積終了時刻、蓄積時間の中点、焦点検出
演算の終了時刻などの各時刻間のレンズ移動量を記憶す
る。なお、以下では蓄積時間の中点の時刻を蓄積時刻と
呼び、この蓄積時刻におけるレンズ位置は蓄積開始時刻
のレンズ位置と蓄積終了時刻のレンズ位置との中点とし
て求める。像面位置算出部57は、メモリ55に記憶さ
れているデフォーカス量と、レンズ移動量モニター部5
6に記憶されている各時刻間のレンズ移動量とに基づい
て周知の方法で所定の時刻の像面位置を算出する。所定
の時刻としては各焦点検出サイクルの蓄積時刻、あるい
は各焦点検出サイクルの演算終了時刻が適当である。な
お、焦点検出サイクルは電荷蓄積と焦点検出演算とで構
成され、これと平行するか、あるいは演算終了後に撮影
レンズ1の駆動が行われ、シャッター8のレリーズ操作
(全押し)がなされた場合はさらにミラーアップと露光
が加わる。したがって、各焦点検出サイクルには少なく
とも1回の電荷蓄積と1回の焦点検出演算とが含まれ
る。駆動量算出部53は、デフォーカス量算出部51に
より検出されたデフォーカス量に基づいて駆動量を算出
する。デフォーカス量の大きさが第1所定値以下になる
と制御装置5Bは合焦と判定し、それ以降はデフォーカ
ス量が第2所定値を越えるまではレンズ駆動を行なわな
い。第3実施例Dはレリーズ(全押し)までの動作は第
1実施例のそれと同等である。もし被写体が十分遠方か
ら近づいて来る時には、初めは像面移動速度は小さいの
で、この様な状況で順次算出されるデフォーカス量をプ
ロットすると図5(a)の様になる。数回のデフォーカ
ス量が算出される間に像面の移動により、第2の所定量
を越えるデフォーカス量D(4)が発生し、制御装置5
Bはデフォーカス量D(4)をとるためのレンズ駆動を
とるべく駆動部材を制御するので次の瞬間には一次的に
デフォーカス量は小さくなるが、像面は少しづつ移動し
ているのでデフォーカス誤差は再び増大していく。ここ
で、trelの瞬間に全押がなされると、所定時間Tu
p後に露光texpを迎えるが、この時には像面はさら
に移動しているので、ピントのボケた写真となってしま
う。そこでレリーズ(全押し)がなされた場合は、被写
体の移動を考慮に入れて図5(a)のDMだけ是正を行
なう必要がある。このDMを求めるには、図5(a)の
様にデフォーカス量だけを考えたのではだめで、像面位
置に直して検討する。図5(a)の場合について像面位
置の変化を縦軸として書き直したものが図5(b)であ
り、これは図4と同等のものである。レリーズ(全押
し)がなされたあとの処理は図4を用いて第2実施例で
説明したものと全く同じとなるので省略する。
【0024】なお、上記各実施例では統計処理が不適当
と判定された場合は統計処理を行わないようにしたが、
実施例1の場合では基準範囲(+d1〜−d1)を外れ
たデータ、実施例2、3の場合では像面移動P(i)が
その平均から所定量以上外れたデータ等といった、いわ
ゆるとびのデータを除いて統計処理を行うようにしても
よい。また、統計処理が不適当な場合には、最新のデフ
ォーカス量D(0)の大きさが被写体とびの判定基準値
以下であれば、調整駆動量DMにこのデフォーカス量D
(0)を用いてレンズ駆動を行うようにしてもよい。
【0025】統計処理に用いるデータ数を条件によって
変えるようにしてもよい。例えば、データの算出時間間
隔が変動する場合などに余り古いデータを用いると応答
性と焦点調節精度を損うおそれがあるので、統計処理に
用いるデータの時間範囲を限定して、
【数23】{t(0)−t(N−1)}<(所定時間) を満たすデータを用いるようにするのがよい。または蓄
積時間の長さ、もしくは検出のサイクルタイム等に依存
させて、統計処理に用いるデータ数を変更して、対象デ
ータを一定の時間範囲に限定する様にしても同等の効果
が得られる。
【0026】以上の実施例の構成において、焦点検出モ
ジュール4およびデフォーカス量算出部51が焦点検出
手段を、駆動量算出部53が駆動量算出手段を、制御装
置5,5A,5Bが駆動制御手段、合焦判定手段、駆動
禁止手段および統計処理判定手段を、調整駆動量算出部
54が調整駆動量算出手段を、像面位置算出部57が像
面位置算出手段をそれぞれ構成する。
【0027】最後に各実施例の使い分けについて説明す
る。図1、図3、図6等に示す制御装置は被写体移動に
伴う像面移動の有無を判別する移動判別手段を有する。
移動判別の方法はいろんな方法が公知であり、例えばP
(i)の大きさやP(i)とP(i+1)の比が所定範
囲にある事を条件として像面移動有と判別する。像面移
動有と判別された場合は、時間的な像面移動が生じてい
る事は明らかなので、第2実施例を適用する。像面移動
無と判断された場合は、完全静止被写体なら実施例1を
適用し、像面移動がわずかづつ始りかけている時なら実
施例3を適用するのが適当であるが、両者を区別できる
手段がない時は実施例3を適用すれば問題ない。以上の
様に制御装置に移動判別手段を設け、その判定結果に基
づいて駆動量算出部あるいは調整駆動量算出部の演算内
容を変更し、又駆動の禁止の有無を変更することで、ど
の様な条件でも安定して動作し、かつピントの合った撮
影が可能となる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、撮
影レンズのデフォーカス量を繰り返し検出し、検出した
デフォーカス量に基づいて撮影レンズの駆動量を算出し
て撮影レンズを駆動する。次に、撮影レンズの駆動後に
検出されたデフォーカス量を所定値と比較して合焦/非
合焦を判定し、合焦後はデフォーカス量が所定値を超え
ない限り撮影レンズの駆動を禁止する。そして、合焦判
定が出された後のデフォーカス量を記憶し、これらの複
数のデフォーカス量を統計処理して被写体に撮影レンズ
を正確に合焦させるための調整駆動量を算出し、シャッ
ターのレリーズ操作がなされると調整駆動量にしたがっ
て撮影レンズを駆動するようにしたので、合焦後に検出
される小さなデフォーカス量に敏感に反応して撮影レン
ズがハンチング状態に駆動されるような、合焦位置近傍
における撮影レンズの不安定な動きが防止されて使用感
が改善されるとともに、シャッターがレリーズされると
撮影レンズが正確な合焦位置に駆動されて焦点調節精度
を向上させることができる。なお、統計処理に際して、
複数のデフォーカス量の統計処理が適当か否かを判定
し、適当であると判定した場合に統計処理を行うように
すれば、より適正な統計処理の適用が可能である。一
方、被写体移動による像面移動がある程度大きい時は、
撮影レンズのデフォーカス量を繰り返し検出して記憶
し、検出したデフォーカス量使って求めた像面位置に基
づいて移動被写体を追尾して撮影レンズを駆動するため
の駆動量を算出し、撮影レンズを駆動する。そして、算
出した複数の結像面位置を統計処理し、露光時に移動被
写体に対して撮影レンズを正確に合焦させるための調整
駆動量を算出し、シャッターのレリーズ操作がなされる
までは駆動量にしたがって撮影レンズを駆動し、シャッ
ターのレリーズ操作がなされると調整駆動量にしたがっ
て撮影レンズを駆動するようにしたので、シャッターが
レリーズされると撮影レンズが移動被写体に対する正確
な合焦位置に駆動されて正確にピントのあった写真が得
られる。また、統計処理に際して複数の結像面位置の統
計処理が適当か否かを判定し、適当であると判定した場
合に統計処理を行うようにすれば、統計処理の適用が好
ましくない場合には統計処理が適用されないので、動作
が安定する。また被写体の移動による像面移動が量的に
小さな段階では、レリーズ(全押し)前はデフォーカス
量にもとづく駆動もしくは駆動の禁止を行ない、レリー
ズ(全押し)後は複数像面位置の統計処理に基づいて露
光時の像面を予測して駆動しているので、レンズの不安
定な動きが防止され、かつ露光時にはピントの合った撮
影が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の焦点調節装置を装備したカメラ
の構成を示す機能ブロック図。
【図2】撮影レンズを静止被写体に合焦させた後に検出
されたデフォーカス量を示す図。
【図3】第2の実施例の焦点調節装置を装備したカメラ
の構成を示す機能ブロック図。
【図4】時刻t0における撮影レンズ位置Sを原点とし
た場合の撮影レンズの像面位置x(t)の算出結果を示
す図。
【図5】移動被写体の移動軌跡と、その移動被写体を追
尾する撮影レンズの移動軌跡と、移動被写体を追尾駆動
している時に検出されるデフォーカス量を示す図。
【図6】第3実施例の機能ブロック図。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 ミラー 3 サブミラー 4 焦点検出モジュール 5,5A,5B 制御装置 6 駆動部材 7 レリーズ部材 8 シャッター 9 フィルム 51 デフォーカス量算出部 52 シャッター制御部 53 駆動量算出部 54 調整駆動量算出部 55 メモリ 56 レンズ移動量モニター部 57 像面位置算出部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズの焦点調節状態を示すデフォ
    ーカス量を繰り返し検出する焦点検出手段と、 この焦点検出手段により検出されたデフォーカス量に基
    づいて前記撮影レンズの駆動量を算出する駆動量算出手
    段と、 この駆動量算出手段により算出された駆動量に基づいて
    駆動部材を制御して前記撮影レンズを駆動する制御装置
    とを備えた焦点調節装置において、 該制御装置は検出されたデフォーカス量に基づいて所定
    の基準による合焦判定が出された後はデフォーカス量の
    大きさが所定値を超えない限り前記撮影レンズの駆動を
    行なわず、 前記合焦判定が出された後の前記焦点検出手段により検
    出されたデフォーカス量を記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されている複数のデフォーカス量を
    統計処理して被写体に前記撮影レンズを正確に合焦させ
    るための調整駆動量を算出する調整駆動量算出手段とを
    備え、 前記制御装置は、シャッターレリーズ部材が操作される
    と、前記調整駆動量算出手段により算出された調整駆動
    量にしたがって前記撮影レンズを駆動することを特徴と
    する焦点調節装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の焦点調節装置におい
    て、 前記調整駆動量算出手段における複数のデフォーカス量
    の統計処理が適当か否かを判定する統計処理判定手段を
    備え、 前記調整駆動量算出手段は、前記統計処理判定手段によ
    り適当と判定されると複数のデフォーカス量の統計処理
    を行うことを特徴とする焦点調節装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の焦点調
    節装置において、 前記調整駆動量算出手段は、前記記憶手段に記憶されて
    いる複数のデフォーカス量の平均値を算出し、その平均
    値を調整駆動量とすることを特徴とする焦点調節装置。
  4. 【請求項4】 撮影レンズの焦点調節状態を示すデフォ
    ーカス量を繰り返し検出する焦点検出手段と、 この焦点検出手段により検出されたデフォーカス量に基
    づいて移動被写体を追尾して前記撮影レンズを駆動する
    ための駆動量を算出する駆動量算出手段と、 この駆動量算出手段により算出された駆動量に基づいて
    駆動部材を制御して前記撮影レンズを駆動する制御装置
    とを備えた焦点調節装置において、 前記焦点検出手段により検出されたデフォーカス量を記
    憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されている複数のデフォーカス量に
    基づいて前記撮影レンズの結像面の位置を算出する像面
    位置算出手段と、 この像面位置算出手段により算出された複数の結像面の
    位置を統計処理し、前記移動被写体に対して露光時に前
    記撮影レンズを正確に合焦させるための調整駆動量を算
    出する調整駆動量算出手段とを備え、 前記制御装置は、シャッターレリーズ部材が操作される
    までは前記駆動量算出手段により算出された駆動量にし
    たがって前記撮影レンズを駆動し、シャッターレリーズ
    部材が操作されると前記調整駆動量算出手段により算出
    された調整駆動量にしたがって前記撮影レンズを駆動す
    ることを特徴とする焦点調節装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の焦点調節装置におい
    て、 前記調整駆動量算出手段における複数の結像面位置の統
    計処理が適当か否かを判定する統計処理判定手段を備
    え、 前記調整駆動量算出手段は、前記統計処理判定手段によ
    り適当と判定されると複数の結像面位置の統計処理を行
    うことを特徴とする焦点調節装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の焦点調
    節装置において、 前記調整駆動量算出手段は、前記像面位置算出手段によ
    り算出された複数の結像面位置の時間軸に対する回帰直
    線を求め、これに基づいて露光時に前記撮影レンズを正
    確に合焦させるための調整駆動量を算出することを特徴
    とする焦点調節装置。
  7. 【請求項7】 撮影レンズの焦点調節状態を示すデフォ
    ーカス量を繰り返し検出する焦点検出手段と、 この焦点検出手段により検出されたデフォーカス量に基
    づいて移動被写体を追尾して前記撮影レンズを駆動する
    ための駆動量を算出する駆動量算出手段と、 この駆動量算出手段により算出された駆動量に基づいて
    駆動部材を制御して前記撮影レンズを駆動する制御装置
    とを備えた焦点調節装置において、 前記焦点検出手段により検出されたデフォーカス量を記
    憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されている複数のデフォーカス量に
    基づいて前記撮影レンズの結像面の位置を算出する像面
    位置算出手段と、 この像面位置算出手段により算出された複数の結像面の
    位置を統計処理し、前記移動被写体に対して露光時に前
    記撮影レンズを正確に合焦させるための調整駆動量を算
    出する調整駆動量算出手段と、 この調整駆動量算出手段における複数の結像面位置の統
    計処理が適当か否かを判定する統計処理判定手段とを備
    え、 前記制御装置は、前記統計処理判定手段により適当と判
    定された場合は、前記調整駆動量算出手段により算出さ
    れた調整駆動量にしたがって前記撮影レンズを駆動し、
    前記統計処理判定手段により不適当と判定された場合
    は、前記駆動量算出手段により算出された駆動量にした
    がって前記撮影レンズを駆動することを特徴とする焦点
    調節装置。
  8. 【請求項8】 撮影レンズの焦点調節状態を示すデフォ
    ーカス量を繰り返し検出する焦点検出手段と、 この焦点検出手段により検出されたデフォーカス量に基
    づいて前記撮影レンズの駆動量を算出する駆動量算出手
    段と、 この駆動量算出手段により算出された駆動量に基づいて
    駆動部材を制御して前記撮影レンズを駆動する制御装置
    とを備えた焦点調節装置において、 該制御装置は、検出されたデフォーカス量に基づいて所
    定の基準による合焦判定が出された後はデフォーカス量
    の大きさが所定値を越えない限り前記撮影レンズの駆動
    を行なわず、 前記焦点検出手段により検出されたデフォーカス量を記
    憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されている複数のデフォーカス量に
    基づいて前記撮影レンズの結像面の位置を算出する像面
    位置算出手段と、 この像面位置算出手段により算出された複数の結像面の
    位置を統計処理し、前記移動被写体に対して露光時に前
    記撮影レンズを正確に合焦させるための調整駆動量を算
    出する調整駆動量算出手段とを備え、 前記制御装置は、シャッターレリーズ部材が操作される
    までは前記駆動量算出手段により算出された駆動量にし
    たがって前記撮影レンズを駆動し、シャッターレリーズ
    部材が操作されると前記調整駆動量算出手段により算出
    された調整駆動量にしたがって前記撮影レンズを駆動す
    ることを特徴とする焦点調節装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の焦点調節装置におい
    て、 前記調整駆動量算出手段における複数の結像面位置の統
    計処理が適当か否かを判定する統計処理判定手段を備
    え、 前記調整駆動量算出手段は、前記統計処理判定手段によ
    り適当と判定されると複数の結像面位置の統計処理を行
    うことを特徴とする焦点調節装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または請求項9に記載の焦点
    調節装置において、 前記調整駆動量算出手段は、前記像面位置算出手段によ
    り算出された複数の結像面位置の時間軸に対する回帰直
    線を求め、これに基づいて露光時に前記撮影レンズを正
    確に合焦させるための調整駆動量を算出することを特徴
    とする焦点調節装置。
  11. 【請求項11】 請求項1、4、7、8のいずれかの項
    に記載の焦点調節装置において、 前記調整駆動量算出手段はさらに不適当なデータを除去
    する手段を有し、不適当なデータを除去した残りのデー
    タを用いて統計処理を行なうことを特徴とする焦点調節
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項1、4、7、8のいずれかの項
    に記載の焦点調節装置において、 統計処理に用いるデータ数は可変であり、かつ所定時間
    以上古いデータを用いた統計処理が行なわれる事がない
    様に、統計処理に用いるデータに対して数又は時間に関
    するリミットをする手段を有し、リミットされた範囲内
    のデータを用いて前記統計処理を行なう事を特徴とする
    焦点調節装置。
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