JPH06129554A - 混合水栓における湯および水連通用のアタッチメントおよびそのアタッチメントを備えた混合水栓 - Google Patents

混合水栓における湯および水連通用のアタッチメントおよびそのアタッチメントを備えた混合水栓

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JPH06129554A
JPH06129554A JP30288592A JP30288592A JPH06129554A JP H06129554 A JPH06129554 A JP H06129554A JP 30288592 A JP30288592 A JP 30288592A JP 30288592 A JP30288592 A JP 30288592A JP H06129554 A JPH06129554 A JP H06129554A
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SANEI SUISEN SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3穴用の混合栓カートリッジを、2穴用の混
合栓ユニットを用いる混合水栓に簡便に転用できるアタ
ッチメントを提供する。 【構成】 弁室底壁2の湯、水の各流入口7、8を混合
栓ユニット下部の湯、水用の各流入孔23、24に連通させ
る連通流路11、13と、弁室底壁の湯流入口7と水流入口
8とに嵌合される水密嵌合部12b、14bと、前記ユニッ
ト下部の湯、水用の各流入孔23、24まわりに水密的に当
接される水密当接部12h、14hと、弁室底壁2に形成さ
れた混合水流出口9とは反対の側に形成された開放流路
12e、14eと、更に前記腕12d、14dの突出端に、前記
嵌合部12b、14bが湯流入口7と水流入口8とに嵌合さ
れたときに丁度底部12f、14fが前記弁室底壁2に接当
して、上面全体を水平な姿勢に保持するための支持体12
g、14gとが一体に備わっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、混合水栓に内装される
湯および水連通用のアタッチメントと、このアタッチメ
ントを備えた混合水栓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の混合水栓は、レバーを軸支したデ
ィテスクガイドと、下面に混合流路が凹設された可動弁
体と、この可動弁体の湯、水の各流入側と混合水吐出側
とに夫々連通される湯、水用の各弁孔と混合水用の弁孔
とが開設された固定弁体と、この固定弁体の各弁孔に連
通される湯、水用の各流入孔と混合水流出孔とが備わっ
たロアーディスクが、夫々ケースに内装されて混合栓ユ
ニットが構成され、このユニットが水栓本体の弁室内に
嵌装され、更に弁室底壁に形成された湯、水の各流入口
から前記ユニット内の混合流路に湯および水が導入さ
れ、その混合水が下部に開設された混合水流出孔から弁
室底壁の混合水流出口に導出されるように構成されたも
のがあった。
【0003】ところで、混合水を弁室底壁の混合水流出
口に導出させる形態は、二通りあって、その一つは、図
10に示されるように、弁室底壁イに湯流入口ロと水流入
口ハと混合水流出口ニとが夫々独立して開設される一
方、これらの各口ロ、ハ、ニに直接に連通される湯、水
用の各流入孔と混合水流出孔とが下面に形成された混合
栓ユニットが弁室ホ内に嵌装されて、このユニットの前
記各孔が夫々弁室底壁の各口に直接連通される形態であ
り、今一つは、図11に示されるように、湯、水の各流入
口ロ、ハだけが完全に独立して弁室底壁イに開設される
と共に、混合水の流出口ニは弁室底壁の一部が弁室の側
壁際まで切除され、弁室の側壁の一部分が利用されて形
成される一方、前記湯、水の各流入口ロ、ハに連通され
る湯、水の各流入孔と混合流路が弁室内に開放される混
合水流出孔とが形成された混合栓ユニットが弁室ホ内に
嵌装されて、湯、水の各流出孔だけが弁室底壁の湯、水
の各流入口に直接連通され、混合水はこれが一旦弁室内
に流入され、弁室底壁の混合水流出口に導出される形態
である。
【0004】ここで、前者の形態は、混合水を弁室内に
流出させない所謂非接水タイプに水栓が構成されること
から、ユニット装填部やレバーの取り出し部などのシー
ルがさほど厳密でなくても十分な止水が可能で、シール
構造の簡略化が達成される。一方後者の形態は、混合水
を一旦弁室内に流出さる所謂接水タイプに水栓が構成さ
れているが、弁室の側壁を利用して混合水の流出口が形
成されるので、混合水流出口が完全に独立して弁室底壁
に形成される前者のタイプに較べて、水栓本体のコンパ
クト化が達成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のよう
に、非接水タイプと接水タイプの混合水栓を構成するう
えでは、夫々の方式にマッチする専用の混合栓ユニット
を必要としていた。、即ち前者の非接水タイプの混合水
栓には、例えば実公昭63−2706号公報に記載され
たような3穴用混合栓ユニットが、また後者の接水タイ
プの混合水栓には、例えば実公平2−13814号公報
に記載されたような2穴用混合栓ユニットが必要であっ
た。従って、コスト面並びにユニットの保管の面で問題
があった。
【0006】そこで本発明の請求項1記載の発明の目的
とするところは、3穴用の混合栓ユニットを前記後者の
方式の混合水栓、つまり2穴用の混合水栓ユニットを用
いる混合水栓、に簡便に転用できるアタッチメントを提
供して、上記の不都合を解決する点にある。
【0007】請求項2記載の発明の目的とするところ
は、上記のアタッチメントを用いて後者の接水タイプの
混合水栓を構成したとき、特に寒冷地で使用した際に発
生しやすい、残留水の凍結に伴う部品破損の問題を未然
に解消する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1記載の発明は、下部に開設された湯、水用
の各流入孔から内部に形成された混合流路へ導入された
湯、水が当該混合流路において混合されて下部に開設さ
れた混合水流出孔から外方に導出されるように構成され
た混合栓ユニットが弁室内に嵌装されていると共に、こ
の弁室底壁に湯、水の各流入口と混合水流出口とが開設
されて成る混合水栓に用いられる湯および水連通用のア
タッチメントであって、前記弁室底壁に開設された湯、
水の各流入口を前記ユニット下部の湯、水用の各流入孔
に連通させる連通流路と、前記弁室底壁の湯、水の各流
入口に水密的に嵌合される水密嵌合部と、前記ユニット
下部の湯、水用の各流入孔まわりに水密的に当接される
水密当接部と、前記ユニットの混合水流出口を弁室内に
開放させる開放流路とを備え、かつ、前記弁室底壁の混
合水流出口とは反対側に偏倚した部位に、弁室底壁に当
接されて前記ユニットの姿勢を保持する支持体が設けら
れたものである。
【0009】請求項2記載の発明は、下部に開設された
湯、水用の各流入孔から内部に形成された混合流路へ導
入された湯、水が当該混合流路において混合されて下部
に開設された混合水流出孔から外方に導出されるように
構成されてた混合栓ユニットが弁室内に嵌装されている
とともに、この弁室底壁に開設された湯、水の各流入口
を前記ユニット下部の湯、水用の各流入孔に連通させる
連通流路と、前記弁室底壁の湯、水の各流入口に水密的
に嵌合される水密嵌合部と、前記ユニット下部の湯、水
用の各流入孔まわりに水密的に当接される水密当接部
と、前記ユニットの混合水流出口を弁室内に開放させる
開放流路とを備え、かつ、前記弁室底壁の混合水流出口
とは反対側に偏倚した部位に、弁室底壁に当接されて前
記ユニットの姿勢を保持する支持体が設けられた湯およ
び水連通用のアタッチメントが前記ユニット下部と弁室
底壁との間に介装され、更に前記ユニット下部には成形
時における冷却ひけを防止すための凹部が形成されてい
て、この凹部を弁室内に開放させる漏水路が前記ユニッ
トの下面と前記アタッチメントの上面との少なくとも一
方に形成されたものである。
【0010】
【作用】以上のように構成された本発明の混合水栓にお
ける湯および水連通用のアタッチメントは、弁室底壁に
開設された湯、水の各流入口を前記ユニット下部の湯、
水用の各流入孔に連通させる連通流路と、前記弁室底壁
の湯、水の各流入口に水密的に嵌合される水密嵌合部
と、前記弁室底壁の湯、水の各流入口に水密的に嵌合さ
れる水密嵌合部と、前記ユニット下部の湯、水用の各流
入孔まわりに水密的に当接される水密当接部と、前記ユ
ニットの混合水流出口を弁室内に開放させる開放流路と
を備え、かつ、前記弁室底壁の混合水流出口とは反対側
に偏倚した部位に、弁室底壁に当接されて前記ユニット
の姿勢を保持する支持体が設けられているために、弁室
底壁の湯、水の各流入口が弁室の中央部に偏倚し、混合
水流出口が水栓本体の側壁を利用して形成されて弁室の
片側に偏倚された構成の水栓本体に対しても、前記ユニ
ット下部の湯、水用の各流入孔と弁室底壁の湯、水の各
流入口とが水密的に連通され、また前記アタッチメント
に形成された開放流路によってユニットの混合水流出孔
は弁室空間に連通される。
【0011】更に、下部には成形時における冷却ひけを
防止するための凹部が形成されてたユニットと弁室底壁
との間に、前記の湯および水連通用のアタッチメントが
介装され、この凹部を弁室内に開放させるための漏水路
が前記ユニットの下面と前記アタッチメントの上面との
少なくとも一方に形成されていることによって、ひけ防
止用の凹部とアタッチメントとの間には僅かな間隙しか
存在せず、従ってこの凹部内で残留水の凍結が生じた際
は、凹部内の未だ凍結していない水の漏出が困難となり
凍結膨張が生じるが、前記漏水路の存在によって、残留
水の凍結が進行するに連れて凹部内の未だ凍結していな
い残余の残留水を速やかに弁室に漏出させることができ
る。
【0012】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面を参照しながら
説明する。図4、5、6に示されるように、混合水栓の
本体1は仕切り壁2によって上方の弁室3と下方の湯室
4、水室5及び吐水孔6とに区画されていて、この仕切
り壁2には、湯室4に連なる湯流入口7と水室5に連な
る水流入口8と吐水孔6に連なる混合水流出口9とがそ
れぞれ開設されている。前記混合水栓の本体1の弁室3
内には3穴用の混合栓ユニットケース10が、この弁室3
とは水密的で、且つ、着脱可能に配置される。また前記
湯流入口7には湯連通流路11を備えた湯連通用のアタッ
チメント12が、水流入口8には水連通流路13を備えた水
連通用のアタッチメント14がそれぞれ嵌合されている。
【0013】前記両アタッチメント12、14は、図1に示
されるように、左右対称な形状を呈していて、具体的に
は、アタッチメント本体12a、14aと、その裏面に一体
に突設された、前記仕切り壁2の湯流入口7と水流入口
8とに嵌合される、水密嵌合部12b、14bとが備わって
いるとともに、これら水密嵌合部12b、14bの周面には
Oリング12c、14cが設けられて、これら湯流入口7と
水流入口8とに水密的に嵌合される。また、アタッチメ
ント本体12a、14aの前記仕切り壁2に形成された混合
水流出口9とは反対の側からは、上面をこのアタッチメ
ント本体の上面と同一レベルで、しかも混合水流出口9
から遠ざかる側に向かわせて腕12d、14dが一体に突設
されている。そして、この腕12d、14dの中間部分で両
アタッチメントの対接する側が半円弧状に切り欠かれて
開放流路12e、14eが形成されている。更にこれらの腕
12d、14dの突出端には、前記水密嵌合部12b、14bが
湯流入口7と水流入口8とに嵌合されたときに丁度底部
12f、14fが前記仕切り壁2に接当して、このアタッチ
メント12、14の上面全体を水平な姿勢に保持するための
支持体12g、14gが一体に突設されている。また、前記
本体12a、14aの上面は前記混合栓ユニットケース10の
下面に水密的に当接される水密当接部12h、14hに形成
されている。
【0014】図4、5、6に示されるように、前記ケー
ス10は底が開放されているとともに、下端内周面には周
方向に所定の間隔を置いて周長が異なる複数個の係合凹
入10aが形成されていて、此のケース10内にはその下位
側から順に、ロアーディスク15、固定弁体16、この固定
弁体16上に密接して摺動自在並びに回転自在に載置され
る可動弁体17を構成する可動ディスク18とサポート部材
19、そしてディスクガイド20とが内蔵され、このディス
クガイド20に枢着されたレバー21の上端が操作用のレバ
ーハンドル22に連結されている。また、上方開口10b下
の肩部10cには周方向所定間隔を置いて外方に突設され
た係合突片10dが一体に形成されていて、前記本体1の
開口1aに穿設された係合切欠き1bに嵌合されて両者
の嵌合相対位置が規制される。
【0015】尚、前記開放流路12e、14eは、図示され
た形状以外にも種々の変形例が考えられるもので、要す
るに、ロアーディスク15の混合水流出孔25から弁室3内
への湯、水或いは混合水の吐出が円滑に行われゝば良
い。一例として、図2に示されるように、前記腕12d、
14dが弁座本体12a、14aの上下幅と同等の上下幅を備
え、且つ、両腕の互いに対接された時の合算横幅Lが前
記ロアーディスク15の混合水流出孔25の直径よりも短い
寸法に設定されているもの、或いは、図3に示されるよ
うに、前記腕12d、14dの上下幅が弁座本体12a、14a
の上下幅と同等の上下幅を備え、且つ、平面視において
本体12a、14aとほぼ対称形状に形成されるとともに、
この腕12d、14dの上面に横幅全長にわたって、下方に
凹入された凹入溝が穿設されている等である。前者の場
合は、両腕12d、14dの外側が前記の開放流路12e、14
eとなり、又後者の場合は、この両腕12d、14dの上面
に穿設された凹入溝とロアーディスク15の混合水流出孔
25との間に形成される間隙が前記の開放流路12e、14e
となる。また、図1、2、3に示される例では、弁座1
2、14が左右別体に形成されているが、必要に応じて両
者を一体にして一つの弁座として形成されるものであっ
ても良い。
【0016】図1、6に示されるように、前記ロアーデ
ィスク15は、プラスチックを素材にして形成されてい
て、その底壁には円形の湯、水流入孔23、24と混合水流
出孔25とが穿設されているとともに、各孔にはパッキン
グ材26が嵌挿されていて、底壁の周縁全長にわたって上
方への立ち上がり壁27が一体に形成され、前記固定弁体
16が嵌合される。また、周壁27の下端外周面には前記ケ
ース10の係合凹入10aに嵌合されて両者の相対嵌合位置
を規定するための突片15aが一体に突設されているとと
もに、周壁の内面には周方向の複数箇所に係合凸条15b
が一体に突設されている。また、裏面の前記混合水流出
孔25の左右両側には、上方へ凹入したひけ防止用の凹部
15cが形成されている。また、ロアーディスク15の裏面
には、前記ひけ防止用の凹部15cとこの外周壁との間に
わたってこのひけ防止用の凹部15cの内部空間を弁室3
に開放連通させる漏水路15dが穿設されていて、この凹
部15c内に浸透してくる湯、水或いは混合水が残留する
ことなく直ちに弁室2に漏水されるように形成されてい
る。尚、この漏水路15dは図例ではロアーディスク15の
裏面に穿設されるものであるが、必要に応じて、アタッ
チメント12、14の上面に穿設されても同様の効果を奏す
る。
【0017】従って、弁室3に嵌挿された前記3穴用混
合栓用のユニットは、その最底部にあるロアーディスク
15の裏面のほぼ全域がこのアタッチメント12、14に密着
して、接当姿勢が所期通り良好に保たれ、併せてアタッ
チメント12、14の前記支持体12g、14gがこのユニット
の前後方向の傾きをうまく防止する。また、前記ロアー
ディスク17の裏面に形成されたひけ防止用の凹部15cと
このアタッチメント12、14の前記水密当接部12h、14h
との間には、前記湯、水流入孔23、24と混合水流出孔25
に嵌合されたパッキング材26が押圧されて、僅かな間隙
しか形成されないが、前記漏水路15dによって、前記凹
部15cの内部空間が弁室3と連通されているために、凹
部15c内の水が凍結する際に、未だ凍結していない残り
の水が速やかに弁室3に漏出され、これによって凍結膨
張による部品の破損を未然に防止できる。
【0018】次に、前記固定弁体16は、セラミックを素
材にして形成されているとともに、裏面側の開口形状が
円形に、また表面側の開口形状が長円形に夫々形成され
た、湯用弁孔28と水用弁孔29、そして混合水用弁孔30と
が穿設される。また、その外周面で前記ロアーディスク
15に形成された係合凸条15bと周方向同等の位置に係合
凹入16aが一体に形成されて、前記ロアーディスク15が
この固定弁体16に嵌合されたときに前記係合凸条15bが
係合凹入16aに嵌合されて両者の相対嵌合位置が規制さ
れる。
【0019】前記ロアーディスク15は、図1、6、7に
示されるように、前記アタッチメント12、14上に直に配
置されてケース10内の最下位に嵌合配設され、本体1に
形成された湯流入口7、水流入口8に前記アタッチメン
ト12、14の湯連通流路11と水連通流路13を介して前記湯
流入孔23、水流入孔24が直接に接続され、また混合水流
出孔25は前記アタッチメント12、14に形成された開放流
路12e、14eを介して弁室3に開放され、引き続き弁室
3から混合水流出口9に連通される。さらに前記固定弁
体16の湯、水用弁孔28、29及び混合水用弁孔30がそれぞ
れ前記ロアーディスク15に形成された湯、水流入孔23、
24と混合水流出孔25とに直接に接続されることによっ
て、湯流入流路a、水流入流路bそして混合水流出流路
cが形成される。
【0020】前記可動弁体17の可動ディスク18は、図
6、8に示されるように、前記固定弁体16と同様にセラ
ミックを素材にして形成され、中央部には前記固定弁体
16の混合用弁孔30に常に連通され、且つ、湯用弁孔28と
水用弁孔29とに選択的に連通される長孔31が穿設されて
いるとともに、周縁には上方へ立ち上がった周壁32が一
体に形成されている。またこの周壁32上周面には周方向
所定の間隔を置いて(図例では該可動弁体17の軸芯線を
中心にした対象位置)切欠き段部33が形成されている。
【0021】前記可動弁体17のサポート部材19は、図8
に示されるように、プラスチックを素材にして形成され
るもので、中央部の裏面に前記可動ディスク18の周壁32
内部にパッキング34を介して水密的に嵌合される円板状
の嵌合体35が一体に突設されている。更にこの嵌合体35
の中央部には前記可動ディスク17の長孔31と同様な大き
さの凹陥部36が形成され、この凹陥部36にはキャビテー
ションを防止して消音を図るための、整流体の一例であ
る、整流フィン37が一体に形成されている。この整流フ
ィン37は、前記可動ディスク17の長孔31の長軸方向に直
交する方向に所定間隔が開けらけ、且つ、凹陥部36の長
軸方向の全長にわたる長さを備えて複数枚(図例では5
枚)配設される。これら整流フィン37の下方突出縁は前
記嵌合体35の裏面よりも外方に突出される寸法に設定さ
れていて、その突出量の具体的な寸法は、サポート部材
19が可動ディスク18に嵌合されたときに、前記整流フィ
ン37が前記長孔31内に嵌入され、且つその突出縁がこの
長孔31の下約1/4を残す程度に設定されている。従っ
て、前記長孔31とこの凹陥部36とによって、可動弁体17
が開弁位置において、前記湯流入流路a、水流入流路b
の一方または双方が混合水流出流路cに連通されるため
の内部流路dが形成され、この内部流路d内に整流フィ
ン37が配置されることになる。
【0022】前記サポート部材19の表面側には前記凹陥
部36の長軸方向と平行で互いに所定の間隔を置いて一対
のガイド凸条38が設けられているとともに、また周縁に
は前記可動ディスク17の周壁32に形成された切欠き段部
33に嵌合されてこの可動ディスク14とサポート部材19と
の所定の相対嵌合位置を規制するための突子39が夫々一
体に設けられ、更に前記ガイド凸条38の間で表面の中央
部には丸孔19aが陥設されている。
【0023】前記デイスクガイド20は、プラスチックを
素材にして形成されるもので、外周の適所に一体に形成
された係止突起40がケース10の内面に形成された内溝41
に嵌合されて一定量回動自在に構成されているととも
に、下面には凹溝42が一体に形成されていて、ここに前
記サポート部材19のガイド凸条38が摺動自在に嵌挿され
る一方、その中央の貫通孔43内に前記レバー21がピン44
を介して軸支され、このレバー21の下端突子21aが前記
サポート部材19の丸孔19a内に嵌合されるように構成さ
れている。
【0024】また、前記ケース押え45の雄ねじ部45aの
上方部分には、本体1の弁室3内に嵌合された内部の弁
要素を保護するための合成樹脂製のカバー46が螺合され
ている。
【0025】図9に示されるように、前記ディスクガイ
ド20の貫通孔43の内壁の内、前記レバー21の支軸用のピ
ン44の軸線方向と平行な側の壁面は、このレバー21の前
後方向の揺動が可能なように、前記支軸用のピン44の軸
芯部分に対応する位置を中心に上半分は上拡がりに、ま
た下半分は裾広がりに形成されているとともに、ピン44
の軸芯部分に対応する壁面にはピン44側に突出されて前
記レバー21の軸支部分に一体に形成された部分円弧面21
aに摺接される突条47が一体に形成され、止水を司るよ
うに構成されている。
【0026】前記ロアーディスク15の立ち上がり壁27の
周面、更にケース10の外周面で本体1の口部内面に接当
する部位には夫々パッキング48が取付けられている。
【0027】前記のように構成されたケース10は本体1
の弁室3内に挿入された後、本体1の開口1aの内面に
形成された雌ねじ部1cに螺合されるケース押え45でそ
の肩部10cが下方に押さえられることによって、ロアー
ディスク15が前記アタッチメント12、14上面に圧着され
る。
【0028】上記構成において、レバーハンドル22が本
体1に対して上下及び左右に旋回作動されることによっ
て、固定弁体16上で可動弁体17の可動デイスク18が摺動
され、混合水の吐出が行われる。
【0029】図5において、固定弁体16の湯、水用弁孔
28、29は可動弁体17の可動ディスク18の底壁によって遮
断されて湯室4及び水室5からの給水、給湯は行われ
ず、止水状態にある。
【0030】ここで、操作用のレバーハンドル22を上方
に押し上げると、レバー21が、図5において、反時計方
向に回動されてデイスクガイド20を介して可動弁体17が
直線的に前方側(図中右側)に押し動かされる。この可
動弁体17の移動により、可動ディスク18の長孔31が固定
弁体16の湯、水用弁孔28、29の開口域に同時に達して
湯、水流入流路a、bが開かれ、水及び湯が湯、水用弁
孔28、29から前記内部流路d内に流入し、混合水用弁孔
30からロアーディスク15の混合水流出孔25、そしてアタ
ッチメント12、14の開放流路12e、14eを通って本体1
の弁室3に至り、更に混合水流出口9から吐水孔6を通
って吐出管(図外)から吐出される。
【0031】次に、操作用のレバーハンドル22を一方に
旋回させると、ディスクガイド20により可動弁体17が回
転され、固定弁体16の水用弁孔29のみが可動弁体17の可
動ディスク18の前記長孔31に整合され、且つ、湯用弁孔
28は可動ディスク18で閉止され水のみが前記内部流路d
内に流入し、混合水用弁孔30からロアーディスク15の混
合水流出孔25、そしてアタッチメント12、14の開放流路
12e、14eを通って本体1の弁室3に至り、更に混合水
流出口9から吐水孔6を通って吐出管(図外)から吐出
される。
【0032】逆に、操作用のレバーハンドル22を他方に
旋回させると、ディスクガイド20により可動弁体17が、
先とは逆の方向に、回転され、固定弁体16の湯用弁孔28
のみが可動弁体17の可動ディスク18の前記長孔31に整合
され、且つ、水用弁孔29は可動ディスク18で閉止され湯
のみが前記内部流路d内に流入し、上記と同様の流路を
経て吐出管(図外)から吐出される。
【0033】また、水または湯のみの供給時に、操作用
のレバーハンドル22を上方に適宜量を押し上げると、可
動弁体17が本体1の前方側へ押し動かされ、可動ディス
ク18の長孔31と湯用弁孔28または水用弁孔29との整合開
度が減少し、流量が低下される。
【0034】更に、操作用のレバーハンドル22の右及び
左への旋回量を調整して、可動ディスク18の長孔31と固
定弁体16の湯用弁孔28並びに水用弁孔29との夫々の整合
開度を調整することによって、湯、水の供給量が変わり
混合水の温度が適宜に設定され、且つ、操作用のレバー
ハンドル22の上下方向の回動操作によって、可動ディス
ク18の長孔31と固定弁体16の湯用弁孔28並びに水用弁孔
29との夫々の整合開度の相対的な比率は一定のままで、
夫々の整合開度量を調整することによって、湯、水の流
量が適宜に変更される。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、弁室底壁に開設
された湯、水の各流入口を前記ユニット下部の湯、水用
の各流入孔に連通させる連通流路と、前記弁室底壁の湯
および水流入口に水密的に嵌合される水密嵌合部と、前
記ユニット下部の湯および水用流入孔まわりに水密的に
当接される水密当接部と、前記ユニットの混合水流出口
を弁室内に開放させる開放流路とを備え、かつ、前記弁
室底壁の混合水流出口とは反対側に偏倚した部位に、弁
室底壁に当接されて前記ユニットの姿勢を保持する支持
体が設けられているので、弁室底壁の湯、水の各流入口
が弁室の中央部に偏倚し、混合水流出口が水栓本体の側
壁を利用して形成されて弁室の片側に偏倚された構成の
水栓本体に対しても、ユニットの湯、水用の各流入孔と
弁室底壁の湯、水の各流入口とを水密的に連通でき、ま
た前記アタッチメントに形成された開放流路によってユ
ニットの混合水流出孔を弁室空間に連通させることがで
き、しかも前記ユニットが水栓本体に嵌挿されて固定さ
れる際に、上方からの押圧力を受けて、ユニットがアタ
ッチメントに押圧接当されるが、このユニットの裏面の
広範囲を支持して、ユニットが前後に傾くのをうまく防
止して、常時水平姿勢に保て、3穴用の混合栓ユニット
を接水タイプの混合水栓、つまり混合水流出口が弁室の
底壁の一部分を切除することで本体の側壁を利用して形
成される方式の混合水栓に簡便に転用でき、しかも組付
け姿勢がしっかりしているので、弁の作動を円滑に行え
る効果がある。
【0036】また、請求項2記載の発明は、下部には成
形時における冷却ひけを防止するための凹部が形成され
てたユニットと弁室底壁との間に、前記の湯および水連
通用のアタッチメントが介装され、この凹部を弁室内に
開放させるための漏水路が前記ユニットの下面と前記ア
タッチメントの上面との少なくとも一方に形成されてい
ることによって、残留水の凍結が進行するに連れて凹部
内の未だ凍結していない残余の残留水をこの漏水路から
速やかに弁室に漏出させることができるので、凹部内の
残留水の凍結膨張に伴う部品の損傷を未然にうまく防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアタッチメントの斜視図である。
【図2】本発明に係るアタッチメントの変形例を示す斜
視図である。
【図3】本発明に係るアタッチメントの別の変形例を示
す斜視図である。
【図4】本発明に係る混合水栓の縦断背面図である。
【図5】本発明に係る混合水栓の拡大縦断側面図であ
る。
【図6】本発明に係る混合水栓の要部の分解斜視図であ
る。
【図7】本発明に係る混合水栓の作用の説明図である。
【図8】本発明に係る混合水栓の要部の拡大縦断正面図
である。
【図9】本発明に係る混合水栓の要部の拡大縦断側面図
である。
【図10】従来の3穴用混合栓ユニットに適用される混合
水栓本体の平面図である。
【図11】従来の2穴用混合栓ユニットに適用される混合
水栓本体の平面図である。
【符号の説明】
2─弁室底壁、3─弁室、7─湯流入口、8─水流入
口、9─混合水流出口、10─ユニットケース、11─湯連
通流路、12─湯流通用アタッチメント、13─水連通流
路、14─水流通用アタッチメント、12a、14a─アタッ
チメント本体、12b、14b─水密嵌合部、12d、14d─
腕、12e、14e─開放流路、12g、14g─支持体、15─
ロアーディスク、15c─ひけ防止用の凹部、15d─漏水
路、23─湯流入孔、12h、14h、24─水流入孔、25─混
合水流出孔。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に開設された湯、水用の各流入孔か
    ら内部に形成された混合流路へ導入された湯、水が当該
    混合流路において混合されて下部に開設された混合水流
    出孔から外方に導出されるように構成された混合栓ユニ
    ットが弁室内に嵌装されているとともに、この弁室底壁
    に湯、水の各流入口と混合水流出口とが開設されて成る
    混合水栓に用いられる湯および水連通用のアタッチメン
    トであって、前記弁室底壁に開設された湯、水の各流入
    口を前記ユニット下部の湯、水用の各流入孔に連通させ
    る連通流路と、前記弁室底壁の湯、水の各流入口に水密
    的に嵌合される水密嵌合部と、前記ユニット下部の湯、
    水用の各流入孔まわりに水密的に当接される水密当接部
    と、前記ユニットの混合水流出口を弁室内に開放させる
    開放流路とを備え、かつ、前記弁室底壁の混合水流出口
    とは反対側に偏倚した部位に、弁室底壁に当接されて前
    記ユニットの姿勢を保持する支持体が設けられているこ
    とを特徴とする混合水栓における湯および水連通用のア
    タッチメント。
  2. 【請求項2】 下部に開設された湯、水用の各流入孔か
    ら内部に形成された混合流路へ導入された湯、水が当該
    混合流路において混合されて下部に開設された混合水流
    出孔から外方に導出されるように構成された混合栓ユニ
    ットが弁室内に嵌装されているとともに、この弁室底壁
    に開設された湯、水の各流入口を前記ユニット下部の
    湯、水用の各流入孔に連通させる連通流路と、前記弁室
    底壁の湯、水の各流入口に水密的に嵌合される水密嵌合
    部と、前記ユニット下部の湯、水用の各流入孔まわりに
    水密的に当接される水密当接部と、前記ユニットの混合
    水流出口を弁室内に開放させる開放流路とを備え、か
    つ、前記弁室底壁の混合水流出口とは反対側に偏倚した
    部位に、弁室底壁に当接されて前記ユニットの姿勢を保
    持する支持体が設けられた湯および水連通用のアタッチ
    メントが前記ユニット下部と弁室底壁との間に介装さ
    れ、更に前記ユニット下部には成形時における冷却ひけ
    を防止するための凹部が形成されていて、この凹部を弁
    室内に開放させる漏水路が前記ユニットの下面と前記ア
    タッチメントの上面との少なくとも一方に形成されてい
    ることを特徴とする混合水栓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57147470U (ja) * 1981-03-12 1982-09-16
JPH0231963U (ja) * 1988-08-23 1990-02-28

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57147470U (ja) * 1981-03-12 1982-09-16
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