JPH06129534A - 手動変速機の変速操作装置 - Google Patents

手動変速機の変速操作装置

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JPH06129534A
JPH06129534A JP30504692A JP30504692A JPH06129534A JP H06129534 A JPH06129534 A JP H06129534A JP 30504692 A JP30504692 A JP 30504692A JP 30504692 A JP30504692 A JP 30504692A JP H06129534 A JPH06129534 A JP H06129534A
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JP
Japan
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shift
shaft
speed
shift fork
shift operation
Prior art date
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Application number
JP30504692A
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English (en)
Inventor
Akiyuki Kanou
盟之 加納
Shinji Ogawa
真治 小川
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH06129534A publication Critical patent/JPH06129534A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/3069Interrelationship between two or more final output mechanisms
    • F16H2063/3073Interrelationship between two or more final output mechanisms final output mechanisms mounted on a single shaft
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/32Gear shift yokes, e.g. shift forks
    • F16H2063/321Gear shift yokes, e.g. shift forks characterised by the interface between fork body and shift rod, e.g. fixing means, bushes, cams or pins
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/38Detents

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  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シフト操作系の質量を必要最小限とすること
でシフト操作力の軽減を図るとともに、変速機の軸線方
向に関するスペースを縮減する。 【構成】 シフト操作パターン上において中立位置を境
にシフト操作方向に対向する一対の変速段と、これらの
変速段を達成あるいは解除するときのシフト操作に連動
して往復動作するように変速機ケース10に支持された
シャフト20と、このシャフト20に対して相対的に摺
動可能で、かつ前記の両変速段にそれぞれ対応して配置
された一対のシフトフォーク40,50と、前記シフト
操作パターンの中立位置と両変速段のうちの一方との間
でのシフト操作中は、この変速段に対応するシフトフォ
ークを前記シャフト20と共に作動するように保持し、
かつ他方の変速段に対応するシフトフォークを前記変速
機ケース10側と一体的に保持する保持機構とを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車用手動
変速機の変速操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の変速操作装置の従来技術として
は、例えば平成3年3月1日に自動車技術会から発行さ
れた「自動車技術ハンドブック」の213ページ図4−
34に開示されているシフトフォーク摺動式の変速操作
部(シングルレール方式)を挙げることができる。この
従来技術においては、シフトレバーの操作パターン上に
おいて中立位置を境にシフト操作方向に相対向している
5速とリバースとの各シフトフォークのうち、リバース
用のシフトフォークがコントロールシャフトに対して相
対的に摺動できるように組付けられている。一方、5速
用のシフトフォークは前記コントロールシャフトとは別
に配置された5速用ロッドの軸上に固定されている。ま
たこの5速用ロッドと前記リバース用のシフトフォーク
とは所定の部材で連結されているとともに、このリバー
ス用のシフトフォークにはシフトヘッドが結合されてい
る。
【0003】そこで5速あるいはリバースの変速段を達
成するには、まずシフトレバーのセレクト操作によりシ
フトインナレバーを前記シフトヘッドに係合させ、この
状態でシフトレバーを5速あるいはリバースの方向へシ
フト操作する。これによりリバース用のシフトフォーク
が前記コントロールシャフトに沿って摺動操作され、こ
れに連動して5速用のシフトフォークも前記5速用ロッ
ドと共に同方向に操作される。したがってシフトレバー
のシフト操作方向に応じて相対向する5速及びリバース
のうち、いずれかの変速段が達成されることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来技術におい
ては、シフト操作方向に関して相対向する5速及びリバ
ースのいずれの変速段を達成する場合でも、前述したよ
うにシフトレバーのシフト操作に連動して5速用及びリ
バース用の各シフトフォークが共に移動する。このため
両シフトフォークやこれらを連結している部材などの部
品要素数に対応したシフト操作力が必要となり、この操
作力が増大してシフトフィーリングの悪化を招く原因と
なる。またこのことは各シフトフォークがそれぞれの変
速段達成あるいは解除に要するストローク以上に往復動
作することとなり、結果的に変速機の軸線方向に関して
大きなスペースが必要となる。本発明の技術的課題は、
シフト操作パターン上において中立位置を境にシフト操
作方向に対向する一対の変速段のうち、そのときのシフ
ト操作により達成しようとする変速段に対応したシフト
フォークのみを作動させることにより、シフト操作系の
部品要素数を必要最小限としてシフト操作力の軽減を図
るとともに、各シフトフォークの作動ストロークの短縮
化によって変速機の軸線方向に関するスペースを小さく
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明における手動変速機の変速操作装置はつぎの
ように構成されている。すなわちシフト操作パターン上
において中立位置を境にシフト操作方向に対向する一対
の変速段と、これらの変速段を達成あるいは解除すると
きのシフト操作に連動して往復動作するように変速機ケ
ースに支持されたシャフトと、このシャフトに対して相
対的に摺動可能で、かつ前記の両変速段にそれぞれ対応
して配置された一対のシフトフォークと、前記シフト操
作パターンの中立位置と両変速段のうちの一方との間で
のシフト操作中は、この変速段に対応するシフトフォー
クを前記シャフトと共に作動するように保持し、かつ他
方の変速段に対応するシフトフォークを前記変速機ケー
ス側と一体的に保持する保持機構とを備えている。
【0006】
【作用】この構成によれば、前記シフト操作パターンの
中立位置から一方の変速段を達成あるいは解除するため
のシフト操作がなされた場合は、その変速段に対応する
シフトフォークが前記シャフトと共に作動し、他方の変
速段に対応するシフトフォークは現位置に静止したまま
の状態で保持される。つまりそのときの操作対象である
変速段に対応したシフトフォークしか作動しないので、
このシフト操作系の部品要素数が小さくて済む。またこ
のことは各シフトフォークがそれぞれの変速段の達成あ
るいは解除に必要なストロークだけで往復作動するた
め、これに応じて変速機の軸線方向のスペースが縮減さ
れることとなる。
【0007】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。 実施例1 図2に手動変速機における変速操作装置の一部が表され
ている。この図面で明らかなように変速機ケース10は
三個の分割ケース10A〜10Cに分けられており、こ
れらの内部にわたってコントロールシャフト20が挿通
されている。このシャフト20は、分割ケース10A,
10Bの間の中間壁11にあけられた孔12、分割ケー
ス10Bの壁13にあけられた孔14、分割ケース10
Cに形成されたスリーブ状の軸支部16及び図示外のケ
ース内壁などに対して支持されている。そしてこのシャ
フト20と図示されていないシフトレバーとは、このシ
フトレバーのセレクト操作に連動してシャフト20がそ
の軸心回りに回動し、同じくシフトレバーのシフト操作
に連動してシャフト20がその軸線方向へ往復動作する
ような連結構造となっている。なお前記分割ケース10
Cにおける軸支部16の内周面には、前記シャフト20
の外周面との間の油密を保持するオイルシール18が設
けられている。
【0008】前記変速機ケース10の内部におけるシャ
フト20の軸上には、1−2速用のシフトフォーク3
0、5速用のシフトフォーク40及びリバース用のシフ
トフォーク50がそれぞれ設けられている。これらの各
シフトフォーク30,40,50は、前記シャフト20
に対して相対的に摺動できるように支持された筒形状の
支持部31,41,51をそれぞれ備えている。また各
シフトフォーク30,40,50を図2の側方から見た
ときの全体形状は、それぞれの支持部31,41,51
を基部とした二股状となっているのは周知のとおりであ
る。1−2速用のシフトフォーク30は前記分割ケース
10B内に配置され、5速用のシフトフォーク40及び
リバース用のシフトフォーク50は分割ケース10A,
10C内にそれぞれ配置されている。そしてこれらの分
割ケース内において各シフトフォーク30,40,50
の二股状の先端部32,42,52が、それぞれ対応す
る変速段用の回転同期装置におけるハブスリーブ外周の
環状溝(いずれも図示しない)に係合している。
【0009】前記シャフト20の軸上において、5速用
のシフトフォーク40の隣接位置にはインナレバー22
が固定され、また1−2速用のシフトフォーク30とリ
バース用のシフトフォーク50との間には別のインナレ
バー24が固定されている。したがってこれらの両イン
ナレバー22,24は、シャフト20と共に前記セレク
ト方向への回動及びシフト方向への作動可能である。一
方、前記の各シフトフォーク30,40,50には、そ
れぞれシフトヘッド34,44,54が一体もしくは一
体的に設けられている。5速用のシフトフォーク40の
シフトヘッド44は前記インナレバー22に向かって延
びており、その先端面44aはインナレバー22と当接
可能に位置している。さらに1−2速用のシフトフォー
ク30及びリバース用のシフトフォーク50の各シフト
ヘッド34,54は、共に前記インナレバー24に向か
って延びている。この1−2速用のシフトフォーク30
のシフトヘッド34には、インナレバー24と係合可能
な係合溝34aが形成されている。なおリバース用のシ
フトフォーク50におけるシフトヘッド54の先端部に
は、前記インナレバー24と係合可能な係合爪54aが
一体に形成されている。
【0010】図1(A)に前記5速用のシフトフォーク
40及びリバース用のシフトフォーク50の操作部の構
成が概略図で表されている。この図面でも明らかなよう
に、前記5速用のシフトフォーク40及びリバース用の
シフトフォーク50はそれぞれ位置決め手段40A,5
0Aを備えている。そこでこれらの位置決め手段40
A,50Aについて説明すると、まず両シフトフォーク
40,50の支持部41,51には、それぞれの径方向
に沿って外周から内周に貫通した孔43,53が形成さ
れている。そしてこれらの孔43,53の内部にはボー
ル(またはピン)46,56が組込まれている。また図
1(A)及び図2の状態において、両シフトフォーク4
0,50の支持部41,51の孔43,53と対応する
前記シャフト20の外周面には、前記ボール46,56
と係合可能な溝部26,28がそれぞれ形成されてい
る。同じくこれらの支持部41,51の孔43,53と
対応する変速機ケース10の一部、つまり前記分割ケー
ス10A,10Cの一部にはケースの内外に貫通するね
じ孔10aがそれぞれ形成されている。これらのねじ孔
10aには各分割ケース10A,10Cの外側からプラ
グ47,57がそれぞれ締付けられており、これらのプ
ラグ47,57の先端には前記ボール46,56と係合
可能な凹部48,58がそれぞれ形成されている。した
がってこれらのボール46,56は、前記支持部41,
51の孔43,53の中において図面で示すようにシャ
フト20の溝部26,28に係合した位置から前記プラ
グ47,57の凹部48,58に係合する位置へ移動自
在である。なお前記の凹部48,58は、変速機ケース
10の設計次第ではその内壁面に直接形成してもよい。
【0011】図1(B)にシフトレバーの操作パターン
が示されている。この図面から明らかなように前記5速
用のシフトフォーク40及びリバース用のシフトフォー
ク50は、シフト操作パターンの中立位置を境にしてシ
フト操作方向に対向する一対の変速段、つまり5速及び
リバースのそれぞれに対応して配置された一対のシフト
フォークである。これに対し、シフト操作パターン上に
おいて対向する1速及び2速の両変速段については、図
2に示されている一つのシフトフォーク30のみで対応
しており、この点において1−2速用のシフトフォーク
30は前記の両シフトフォーク40,50と異なる。
【0012】つぎに前記のように構成された変速操作装
置の作用について説明する。いまシフトレバーが図1
(B)に示されているシフト操作パターンにおける1速
及び2速の中立位置にあるものと仮定した場合、変速操
作装置は図2の状態にある。すなわち前記シャフト20
の軸上に固定されている一方のインナレバー22は5速
用のシフトフォーク40のシフトヘッド44に対して当
接不能に位置しており、他方のインナレバー24は1−
2速用のシフトフォーク30におけるシフトヘッド34
の係合溝34aに係合している。そこでシフトレバーを
図1(B)のシフト操作パターンにおける5速及びリバ
ースの中立位置にセレクト操作すると、これに連動して
前記シャフト20が両インナレバー22,24と共にそ
の軸心回りに回動する。この結果、図2の仮想線で示す
ように一方のインナレバー22は5速用のシフトフォー
ク40におけるシフトヘッド44の先端面44aと当接
可能に位置し、他方のインナレバー24はリバース用の
シフトフォーク50におけるシフトヘッド54の係合爪
54aと当接可能に位置する。この状態が図1(A)の
状態と対応している。
【0013】シフトレバーが前記シフト操作パターンに
おける5速及びリバースの中立位置から5速のシフト位
置に向けてシフト操作されると、これに連動して前記シ
ャフト20がその軸線に沿って図1(A)の状態から右
方向へ作動し始める。これによって前記インナレバー2
2が5速用のシフトフォーク40におけるシフトヘッド
44の先端面44aをシャフト20の作動方向へ押すこ
ととなる。このため図3で示すように5速用のシフトフ
ォーク40がシャフト20と共に移動し、前記位置決め
手段40Aのボール46もシャフト20及びシフトフォ
ーク40と共に移動する。そしてこのシフトフォーク4
0の作動により、前述した5速用回転同期装置のハブス
リーブが操作されて5速の変速段が達成される。なお前
記ボール46が前記プラグ47の凹部48から離れるこ
とで、ボール46はシャフト20の溝部26に係合した
状態に保持されるので、このシャフト20とシフトフォ
ーク40とは一体的な結合状態になる。
【0014】一方、リバース用のシフトフォーク50に
ついては、このときのシフト操作に伴う前記シャフト2
0の作動には連動しない。すなわちこのときのシャフト
20の作動では、図3で示すようにシフトフォーク50
におけるシフトヘッド54の係合爪54aからインナレ
バー24が離れるだけであり、かつこのシフトフォーク
50には他のシフトフォークも同様であるが回転同期装
置の操作抵抗に基づく所定の負荷が加わっている。この
ためシフトフォーク50の支持部51に対してシャフト
20が移動することとなり、前記位置決め手段50Aの
ボール56が前記プラグ57の凹部58に係合する。し
たがって、リバース用のシフトフォーク50は変速機ケ
ース10(分割ケース10C)側に一体的に保持された
状態となる。
【0015】なおシフトレバーが前記シフト操作パター
ンにおける5速のシフト位置から中立位置へ操作された
ときの前記シャフト20は、図3の状態から5速用のシ
フトフォーク40と共に左方向へ作動する。そしてこの
シフトフォーク40は、その位置決め手段40Aのボー
ル46が図1(A)で示すように前記プラグ47の凹部
48と対向した時点でシャフト20との結合状態が解除
される。このとき、リバース用のシフトフォーク50に
おける位置決め手段50Aのボール56は、すでにシャ
フト20の溝部28と対向しており、前記プラグ57の
凹部58に対する係合が解除されている。このように図
1(B)のシフト操作パターンにおける5速及びリバー
スの中立位置と5速との間でのシフト操作あるいはシフ
ト解除操作中は、前記インナレバー22、シフトヘッド
44及び前記位置決め手段40Aが5速用のシフトフォ
ーク40をシャフト20と共に作動させるための保持機
構を構成し、また前記位置決め手段50Aがリバース用
のシフトフォーク50を変速機ケース10の側と一体的
に保持する保持機構を構成している。
【0016】シフトレバーが前記シフト操作パターンに
おける5速及びリバースの中立位置から今度はリバース
のシフト位置に向けてシフト操作されると、前記シャフ
ト20が図1(A)の状態から右方向へ作動し始める。
これによって前記インナレバー24がリバース用のシフ
トフォーク50におけるシフトヘッド54の係合爪54
aに係合し、このシフトヘッド54をシャフト20の作
動方向へ引っ張ることとなる。このため図4で示すよう
にリバース用のシフトフォーク50がシャフト20と共
に移動し、前記位置決め手段50Aのボール56もシャ
フト20及びシフトフォーク50と共に移動する。この
シフトフォーク50の作動により、前述したリバース用
回転同期装置のハブスリーブが操作されてリバースの変
速段が達成される。なお前記ボール56がプラグ57の
凹部58から離れることで、ボール56はシャフト20
の溝部28に係合した状態に保持され、このシャフト2
0とシフトフォーク50とは一体的な結合状態になる。
【0017】これに対し5速用のシフトフォーク40に
ついては、このときのシフト操作に伴う前記シャフト2
0の作動には連動しない。すなわちこのときのシャフト
20の作動では、図4で示すようにシフトフォーク40
におけるシフトヘッド44の先端面44aからインナレ
バー22が離れるだけである。このため5速用のシフト
フォーク40の支持部51に対してシャフト20が移動
することとなり、前記位置決め手段40Aのボール46
がプラグ47の凹部48に係合する。したがってこの5
速用のシフトフォーク40は変速機ケース10(分割ケ
ース10A)の側に一体的に保持された状態となる。
【0018】またシフトレバーがリバースのシフト位置
から中立位置へ操作されたときの前記シャフト20は、
図4の状態からリバース用のシフトフォーク50と共に
右方向へ作動する。そしてこのシフトフォーク50は、
その位置決め手段50Aのボール56がプラグ57の凹
部58と対向した時点でシャフト20との結合状態が解
除される。このとき、5速用のシフトフォーク40にお
ける位置決め手段40Aのボール46は、すでにシャフ
ト20の溝部26と対向しており、プラグ47の凹部4
8に対する係合が解除されている。このように図1
(B)のシフト操作パターンにおける5速及びリバース
の中立位置とリバースとの間でのシフト操作あるいはシ
フト解除操作中は、前記インナレバー24、シフトヘッ
ド54及び前記位置決め手段50Aがリバース用のシフ
トフォーク50をシャフト20と共に作動させるための
保持機構を構成し、また前記位置決め手段40Aが5速
用のシフトフォーク40を変速機ケース10の側と一体
的に保持する保持機構を構成している。
【0019】実施例2 図5に5速用のシフトフォーク40及びリバース用のシ
フトフォーク50における各位置決め手段40A,50
Aの異なる構造例が示されている。すなわち本実施例で
はコントロールシャフト20と平行に配置された固定シ
ャフト60が、その両端部を変速機ケース10の壁に対
して回り止めし、かつ軸線方向に位置決めした状態で支
持されている。この固定シャフト60の軸上には、前記
実施例1の前記プラグ47,57に形成されている凹部
48,58に代えて溝部48a,58aがそれぞれ形成
されている。また本実施例では、実施例1のボール4
6,56に相当するピン46a,56aが両シフトフォ
ーク40,50における支持部41,51の孔43,5
3内に組込まれている。なおこの実施例2において、前
記実施例1と同一もしくは均等構成と考えられる部材に
は図5に図1〜図4と同一符号を付して重複する説明は
省略する。
【0020】
【発明の効果】このように本発明は、シフト操作によっ
て達成しようとする一方の変速段に対応したシフトフォ
ークだけを作動させ、他方の変速段に対応するシフトフ
ォークは静止したままとなるので、シフト操作力が軽減
されてシフトフィーリングが向上するとともに、各シフ
トフォークの往復作動量がそれぞれの変速段の達成ある
いは解除に必要なストロークだけとなり、変速機の軸線
方向に関するスペースが縮減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】5速用及びリバース用の各シフトフォークの操
作部の概要とシフト操作パターンとを表した説明図であ
る。
【図2】手動変速機における変速操作装置の一部を表し
た断面図である。
【図3】5速シフト状態の説明図である。
【図4】リバースシフト状態の説明図である。
【図5】実施例2の変速操作装置の一部を表した構成図
である。
【符号の説明】
10 変速機ケース 20 シャフト 40 シフトフォーク 50 シフトフォーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフト操作パターン上において中立位置
    を境にシフト操作方向に対向する一対の変速段と、 これらの変速段を達成あるいは解除するときのシフト操
    作に連動して往復動作するように変速機ケースに支持さ
    れたシャフトと、 このシャフトに対して相対的に摺動可能で、かつ前記の
    両変速段にそれぞれ対応して配置された一対のシフトフ
    ォークと、 前記シフト操作パターンの中立位置と両変速段のうちの
    一方との間でのシフト操作中は、この変速段に対応する
    シフトフォークを前記シャフトと共に作動するように保
    持し、かつ他方の変速段に対応するシフトフォークを前
    記変速機ケース側と一体的に保持する保持機構と、 を備えた手動変速機の変速操作装置。
JP30504692A 1992-10-15 1992-10-15 手動変速機の変速操作装置 Pending JPH06129534A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016205559A (ja) * 2015-04-24 2016-12-08 トヨタ自動車株式会社 車両用手動変速機のシフトセレクトシャフト支持装置
CN107532713A (zh) * 2015-04-23 2018-01-02 爱信Ai株式会社 变速器

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