JPH06129196A - シールド工法用資機材の自動保管搬送装置 - Google Patents

シールド工法用資機材の自動保管搬送装置

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JPH06129196A
JPH06129196A JP4300509A JP30050992A JPH06129196A JP H06129196 A JPH06129196 A JP H06129196A JP 4300509 A JP4300509 A JP 4300509A JP 30050992 A JP30050992 A JP 30050992A JP H06129196 A JPH06129196 A JP H06129196A
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Makoto Enomoto
誠 榎本
Yasuo Higuchi
安夫 樋口
Tsutomu Imagawa
勉 今川
Kenichi Hashimoto
研一 橋本
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Kajima Corp
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KAJIMA MECHATRO ENG KK
Kajima Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 荷受け台33はその上部でセグメント3を支
持する。リフタ付き移動台車39は荷受け台33下部に
設けられた走行レール37上を走行可能である。リフタ
付き移動台車39はリフタ49を有しており、このリフ
タ49は油圧ジャッキ47により、昇降可能である。リ
フタ付き移動台車39は、リフタ49により荷受け台3
3からセグメント3をリフトアップし、別の荷受け台3
3下方まで走行し、この荷受け台33にセグメント3を
載荷する。 【効果】 安全かつ効率的に、また省力化、省人化を図
りつつ、シールド工法用資機材を搬送保管することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド工法における
セグメント等の工事用資機材を自動的に保管搬送するシ
ールド工法用資機材の自動保管搬送装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のシールド工法においては、セグメ
ント等の工事用資機材は、地上ストックヤードに平積み
または段積みして保管され、必要に応じて作業員がこれ
らの資機材の玉掛けを行い、門型クレーン等にて手動操
作によりストックヤードおよび立坑内を水平鉛直搬送さ
れ、立坑底部にある軌道式搬送台車へ荷降ろしされ、こ
の搬送台車が有人式軌道台車で牽引され、シールド掘削
機本体へ資機材が搬送されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の資機材の搬送方法を用いると、以下のような
問題がある。
【0004】第1に、地上ストックヤードおよび立坑底
部では、作業員の頭上を門型クレーン等がセグメント等
の工事用資機材を搬送するので、資機材が落下したり、
資機材が作業員と接触したりする危険がある。
【0005】第2に、クレーン操作員、玉掛け作業員、
クレーン誘導員、軌道台車操作員等、多くの人員を必要
とする。
【0006】第3に、地上ストックヤードおよび立坑内
の水平鉛直搬送、地下坑内の水平搬送において、それぞ
れ目視による手動操作を行うので作業に熟練を要し、人
為的なミスが起こりやすく作業効率が悪い。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、安全かつ効率的で
あり、また省力化、省人化を図ることのできるシールド
工法用資機材の自動保管搬送装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明は、資機材を保管する複数の荷受け台と、
資機材を搬送して走行可能であり、前記荷受け台に資機
材を自動的に搬入、搬出する走行台車と、を具備するシ
ールド工法用資機材の自動保管搬送装置である。
【0009】
【作用】本発明では、走行台車が、荷受け台に資機材を
自動的に搬入、搬出する。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0011】図1は、地上ストックヤード全体の平面図
である。同図の大略を説明する。1はセグメント等の資
機材を搬入するトラックである。以下、資機材としてセ
グメントを例として取り上げる。搬入用移載装置4は、
トラック1にあるセグメントを搬入用荷受け台33aに
移載する。リフタ付き移動台車39が、搬入用荷受け台
33aに載置されたセグメントを搬入専用ライン34a
の各荷受け台33に搬送する。荷受け台33は搬入専用
ライン34aと搬出専用ライン34bの2列が並列して
設けられる。
【0012】セグメント移載装置61は、搬出専用ライ
ン34bの搬出用荷受け台33bにあるセグメント3を
移載台車83に移載する。移載台車83は、セグメント
を垂直搬送装置86に搬送する。
【0013】なお、図1において、Bは立坑を、Cはロ
ーディングステーションを表す。
【0014】図2は、図1のF1矢視図、図3は、図1
のF2矢視図である。
【0015】図2、図3に示されるように、トラック1
はセグメント3を搭載している。
【0016】ここで、搬入用移載装置4の構成について
説明する。
【0017】地上に立設された架台5上に走行レール7
が設けられる。この走行レール7上に車輪11によって
走行する走行台車9が設けられる。この走行台車9上に
は横行レール13が設けられ、この横行レール13上を
車輪17で横行可能な横行台車15が設けられる。走行
レール7と横行レール13とは直交するように配設され
る。横行台車15には把持装置19が設けられる。把持
装置19は、横行台車15に旋回可能に設けられた旋回
台21と、この旋回台21を旋回させる旋回装置(図示
せず)と、この旋回台21に設けられたアーム状の爪2
3および旋回台21を昇降させる昇降装置25からな
る。爪23は、図3に示すように旋回台21を支点とし
て、G1方向に開閉可能である。この搬入用移載装置4
は自動的に運転が行われる。
【0018】図4は、荷受け台33およびリフタ付き移
動台車39の正面図である。すなわち、図1におけるF
3矢視図である。荷受け台33は、セグメントを2ヵ所
で支える一対の脚35からなり、1台の荷受け台で1リ
ング(6ピース)分のセグメントを保管する。
【0019】図1において、荷受け台33は搬入専用ラ
イン34aと、搬出専用ライン34bの2列の構成とな
っており、1列あたりの荷受け台33の台数、すなわち
セグメントのストレッジ量は、1日分のセグメント施工
量である。搬入専用ライン34a、搬出専用ライン34
bの、各々のラインは1日おきに搬入搬出の用途を交代
して運用される。ここで、搬入専用ライン34aとは、
後述するリフタ付き移動台車39により、搬入用荷受け
台33aからセグメント3を受取り、このセグメント3
を保管する荷受け台のラインである。搬出専用ライン3
4bとは、リフタ付き移動台車39により、各荷受け台
33からセグメント移載装置61下の荷受け台33bに
セグメント3が搬出される荷受け台のラインである。
【0020】図5は、リフタ付き移動台車39の側面図
である。図4、図5に示すように、荷受け台底部には走
行レール37が設けられる。リフタ付き移動台車39
は、本体41に車輪43が設けられ、この車輪43は電
動機45により駆動される。本体41には、セグメント
3を搭載するリフタ49が設けられ、このリフタ49は
油圧ジャッキ47によりリフトアップ、リフトダウンが
なされる。本体41には、ケーブルリール51が搭載さ
れ、外部電源(図示せず)からの給電および地上制御盤
(図示せず)からの制御信号の授受は、このケーブルリ
ール51およびケーブルを通して行われる。
【0021】図7は、図1のセグメント移載装置61お
よび立坑B付近の詳細図である。図8は、図7のF4矢
視図、図9は、図7のF5矢視図である。このセグメン
ト移載装置61は、荷受け台33bにあるセグメント3
を把持装置75で把持して、移載台車83に搭載するも
のである。ここで、セグメント移載装置61の構成につ
いて、図7から図9を用いて説明する。
【0022】地上に立設された架台63上に走行レール
65が設けられる。この走行レール65上に車輪69に
よって走行する走行台車67が設けられる。この走行台
車67上には横行レール70が設けられ、この横行レー
ル70上を車輪73で横行可能な横行台車71が設けら
れる。走行レール65と横行レール70とは直交するよ
うに配設される。横行台車71には把持装置75が設け
られる。把持装置75は、アーム状の爪81および爪8
1を昇降させる昇降装置79とからなる。爪81は、図
9に示すように水平軸回り、すなわちG2方向に開閉可
能である。このセグメント移載装置61は、自動的に運
転が行われる。
【0023】図10は、立坑Bおよびセグメント移載装
置61の側面模式図である。図7および図10に示すよ
うに、セグメント移載装置61下方にはレール85が設
けられ、このレール85上に移載台車83が走行可能に
設けられる。この移載台車83は、セグメント移載装置
61によって移載されたセグメントを垂直搬送装置86
に搬送するものである。また、移載台車83は2両連結
となっており、移載台車1両につき半リング分のセグメ
ントが積載でき、2両連結で1リング分(6ピース)の
セグメントが積載できる。また、2両連結とすることで
仮設配管等の長尺物も搭載可能である。この移載台車8
3も自動的に運転が行われる。
【0024】次に、垂直搬送装置86について説明す
る。立坑内部に鉛直方向にガイドフレーム87が立設さ
れる。このガイドフレーム87に沿って昇降可能に搬器
89が設けられる。この搬器89上にはレール91が設
けられている。この搬器89に把持装置93が設けられ
る。この把持装置93は、セグメントを両側から掴むア
ーム状の爪95と、この爪95を昇降させてセグメント
の昇降を行う昇降装置97からなる。本実施例では、把
持装置93が2台併設されており、各把持装置93がそ
れぞれ半リング分(3ピース)のセグメントを把持で
き、仮設配管等の長尺物も把持できる。搬器89は昇降
駆動装置によって昇降され、この昇降駆動装置は、ガイ
ドフレーム87の頂部に設けられた昇降ウィンチ99
と、この昇降ウィンチ99と搬器89とを結合するワイ
ヤロープ(図示せず)からなる。
【0025】垂直搬送装置86は、図10のH1にある
状態で移載台車83からセグメントを受取り、把持装置
93でセグメントを把持する。そして、この状態で昇降
ウィンチ99が駆動されると、搬器89が下降して、搬
器89が図10のH2の位置に到達する。この垂直搬送
装置86も自動的に運転が行なわれる。
【0026】図10の107は地下坑を表す。地下坑1
07内にはレール101が設けられ、このレール101
上を走行する軌道式無人搬送台車103が設けられる。
図11は、軌道式無人搬送台車103の側面図である。
軌道式無人搬送台車103は、バッテリー駆動台車10
5と従動台車107からなる。バッテリー駆動台車10
5および従動台車107はそれぞれセグメントを半リン
グ(3ピース)分ずつ搭載可能であり、誘導無線を使用
した走行全域通信により自動運転がなされる。次に、本
実施例におけるセグメントの搬送手順を説明する。図1
に示すように、セグメントを積載したトラック1は、ス
トックヤードの所定位置で停止する。搬入用移載装置4
の走行台車9および横行台車15は、走行レール7と横
行レール13上を移動し、横行台車15が、トラック1
に積載されたセグメントの真上の位置まで来ると停止す
る。把持装置19の旋回装置(図示せず)により、爪2
3がセグメントに対して直角方向になるように旋回した
後、昇降装置25により爪23をセグメント3の下端ま
で下降させ、予め「開」の状態となっている爪23を
「閉」にしてセグメント3を掴む。前述の位置決めにつ
いては、光学的センサ等により自動的に位置決めを行っ
たり、遠隔操作により人為的に位置決めを行ったりす
る。この位置決め以外の制御は、すべて自動的に行われ
る。
【0027】爪23でセグメントを把持すると、昇降装
置25により爪23を上昇させ定位置で停止し、また旋
回装置(図示せず)を旋回させて爪23を定位置に戻
す。そして、横行台車15および走行台車9は、横行レ
ール13、走行レール7上を移動し、横行台車15がロ
ーディングステーションCの真上の位置まで来ると移動
を停止する。そして、昇降装置25により爪23を下降
させて定位置で停止した後、爪23を「開」にしてセグ
メント3を搬入用荷受け台33aに搭載する。
【0028】このように、搬入用移載装置4により、自
動的にトラック1から搬入用荷受け台33aにセグメン
ト3が搬送される。
【0029】ローディングステーションCへセグメント
3が載荷されると、リフタ付き移動台車39は、入出荷
作業中であればその作業を終了後、空荷で待機中であれ
ば、ただちにローディングステーションCまで走行し、
定位置で停止し、搭載したリフタ49により荷受け台3
3a上のセグメント3をリフトアップする。
【0030】リフタ付き移動台車39は、セグメント3
をリフトアップした状態で、同列の進行方向寄り(セグ
メント移載装置61側)の最も遠い空の荷受台へ走行
し、停止位置で停止してリフタ49をリフトダウンし、
セグメント3を荷受け台33に移載する。以下、同様の
手順を繰り返してローディングステーションCにあるセ
グメントが、セグメント移載装置61側の荷受け台33
から順次移載されていく。このようにして、搬入専用ラ
イン34aにセグメントが移載されていく。前述したよ
うに、リフタ付き移動台車39は自動的に運転が行われ
る。
【0031】セグメント移載装置61では、横行台車7
1、走行台車67が、横行レール70、走行レール65
上を移動して、横行台車71が搬出専用ライン34bの
荷受け台33bの上部に来ると停止する。そして、昇降
装置79により爪81を下降させ、定位置まで下降する
と、予め「開」の状態となっている爪81を「閉」にし
て荷受け台33b上のセグメント3を半リング分(3ピ
ース分)掴む。そして、爪81を上昇させ、所定位置ま
で来ると停止した後、横行台車71、走行台車67が移
動し、横行台車71が先頭の移載台車83aの上部まで
来ると停止する。この状態で爪81を下降させ、定位置
まで来ると爪81を「開」にし、掴んだセグメント3を
解放して移載台車83aにセグメントを移載する。その
後、爪81を上昇させ、再度、横行台車71が荷受け台
33bまで移動して、同様の手順で残りのセグメント3
の半リング分を把持し、後続の移載台車83bへセグメ
ント3を移載する。一方、セグメント3の無くなった荷
受け台33bには、後方の荷受け台からリフタ付き移動
台車39により、自動的にセグメント3が供給される。
セグメント移載装置61によりセグメント3が出荷さ
れ、荷受け台33bに在荷がなくなると、リフタ付き移
動台車39が出荷用荷受け台33bに一番近く、かつ在
荷している荷受け台33まで走行し、定位置で停止した
後、リフタ49をリフトアップし、セグメント3を持ち
上げ、その状態で出荷用荷受け台33bまで走行移動
し、定位置で停止した後、リフトダウンし、出荷用荷受
け台33bにセグメント3を載荷する。荷受け台33に
セグメント3が載荷されているか否かの判別は、リフタ
付き移動台車39の制御盤に入出荷を行った荷受け台位
置情報を記憶させておいたり、各荷受け台33に在荷検
知センサを設置したりして行う。 出荷用荷受け台33
bが空になる都度に前述した動作を繰り返し、在荷中の
荷受け台33から出荷用荷受け台33bへセグメント3
を連続的に自動搬送する。 ここでリフタ付き移動台車
39が出荷用荷受け台33bへセグメント3を搬送する
方式について説明する。このセグメント搬送方式として
は、シャトル方式、順送り方式、混合方式等がある。
【0032】図6は荷受け台33−1、……33−nを
示すものである。ここで出荷用荷受け台33−nは荷受
け台33bのことである。
【0033】シャトル方式では、リフタ付き移動台車3
9は、出荷用荷受け台33−nと、在荷荷受け台間を (33−(n−1))→(33−n)→(33−(n−2))→(33−n) →(33−(n−3))→(33−n)→(33−(n−4))→(33−n) ……… (33−2)→(33−n)→(33−1)→(33−n) のように移動して、セグメントの搬送を行う。
【0034】このシャトル方式では、在荷荷受け台から
出荷用荷受け台33bへセグメントを搬送した後の荷受
け台は、すべての搬送が終了するまで空荷のままであ
る。
【0035】順送り方式では、リフタ付き移動台車39
は、出荷用荷受け台33bと在荷荷受け台の間を (33−(n−1))→(33−n)→(33−(n−2))→ (33−(n−1))→(33−(n−3))→(33−(n−2))→ (33−(n−4))→(33−(n−3))……… (33−2)→(33−3)→(33−1)→ (33−2)→(33−(n−1))……… のように移動して、セグメントの搬送を行う。
【0036】この順送り方式では、出荷用荷受け台33
b側へ常にセグメント3を詰めて保管していくため、出
荷用荷受け台33bとは反対の荷受け台(荷受け台33
−1)側から順々に空荷の状態となる。したがって、一
列の荷受け台で入出荷を同時に行う場合に適している。
ただし、サイクルタイムはシャトル方式より長くなる。
混合方式とは、シャトル方式と順送り方式を適宜組み
合わせて運用するものである。
【0037】前述したようにセグメント移載装置61に
より、搬出専用ライン34bの荷受け台33bからセグ
メント3を移載台車83まで搬送し移載する。このセグ
メント移載装置61も自動的に運転が行われる。
【0038】一方、垂直搬送装置86の搬器89は、図
10のH1の位置にあり、搬器89上のレール91と、
レール85とが連続した状態になっている。移載台車8
3は、セグメントを移載してレール85、レール91上
を自動的に走行し、把持装置93下方まで来ると停止す
る。
【0039】この状態で爪95が下降し、定位置まで来
ると予め「開」の状態となっている爪95が「閉」とな
り、爪95により移載台車83上のセグメント3を掴
む。そして、爪95を上昇させる。一方、移載台車83
は、セグメント83が爪95によって把持されると、再
びセグメント移載装置61側に移動し、セグメント移載
装置61により次のセグメントが搬送されるまで待機す
る。
【0040】搬器89は、昇降ウィンチ99によりガイ
ドフレーム87に沿って下降し、立坑Bの底部で停止
し、軌道式無人搬送台車103がセグメント3を取りに
来るまで待機する。
【0041】空荷の軌道式無人搬送台車103は、レー
ル101および搬器89上のレール91を乗り継いで走
行し、搬器89内定位置で停止する。搬器89に搭載さ
れた把持装置93の爪95は、セグメント3を把持した
まま下降し、定位置で爪95を「開」にして掴んだセグ
メント3を解放し、軌道式無人搬送台車103にセグメ
ント3を移載する。その後爪95は上昇し、定位置で停
止する。この垂直搬送装置86の運転も自動的に行われ
る。
【0042】軌道式無人搬送台車103は、搬器89上
のレール91および地下坑107内のレール101を乗
り継いで、シールド掘削機近傍まで誘導無線を使用した
走行全域通信による自動運転で走行し、セグメント3を
搬送する。
【0043】一方、空荷となった垂直搬送装置86は、
昇降ウィンチ99によりガイドフレーム87に沿って上
昇し、地上部において前述したのと同様の手順でセグメ
ント3を移載し、立坑B底部まで搬送する。
【0044】シールド掘削機近傍で軌道式無人搬送台車
103からセグメント3が荷降ろしされると、軌道式無
人搬送台車103は再び立坑Bの底部へ戻り、前述の動
作を繰り返す。
【0045】このように本実施例においては、地上部か
ら地下坑内のシールド掘削機近辺までセグメント3を自
動的に搬送することができる。
【0046】なお、本発明は種々の変形が可能である。
【0047】たとえば、前述した本実施例では、セグメ
ントの搬送について述べたが、仮設配管等の他の資材に
ついても本発明を応用できる。
【0048】また、前述した実施例では、1台の荷受け
台33が1リング分のセグメントを載荷できるが、この
数値に限定されるものではない。また、メンテナンス等
を考慮して荷受け台33は、1台1台独立して設置され
ているが、連続して(間隔を開けずに)設置することも
できる。作業効率を上げるために、搬入専用ライン34
aと搬出専用ライン34bの2つのラインを設けている
が、単列または2列以上の複数列とすることもできる。
リフタ付き移動台車39は、1列につき1台設置されて
いるが、1列につき複数台または複数列につき1台設置
するようにしてもよい。リフタ付き移動台車39は、油
圧ジャッキ47によりリフタ49が昇降する構造となっ
ているが、カム等を用いた昇降機構を用いて装置自体の
コンパクト化を図ることもできる。
【0049】前述した実施例では、地上ストックヤード
におけるセグメントの自動保管搬送装置について説明し
たが、地下坑内でセグメントを自動保管搬送することも
できる。
【0050】図12は、この時の地下坑150を示す
図、図13は、図12のD−Dによる断面図である。す
なわち、地下坑150内に荷受け台151が設けられ、
この荷受け台151の下方をリフタ付き移動台車153
が走行可能に設けられる。そして、地下坑150の途中
で架台155が設けられ、架台155上を走行可能なセ
グメント移載装置157が設けられる。一方、セグメン
ト移載装置157から切羽方向に向けて、軌道式無人搬
送台車159が設けられる。
【0051】地上ストックヤードと同様の手順で、リフ
タ付き移動台車153によって荷受け台151にセグメ
ント3が載荷される。セグメント移載装置157は、出
荷用荷受け台151bにあるセグメント3を把持して、
これを軌道式無人搬送台車159に載荷する。そして、
軌道式無人搬送台車159は、載荷されたセグメントを
シールド掘削機近傍まで搬送する。
【0052】この方式では、地上ストックヤードが不要
で、地上部でのスペースセービングが可能となる。ま
た、セグメントが屋内で保管されるので、セグメントシ
ール部の養生のための上家設備等が不要となる。
【0053】なお、架台155、セグメント移載装置1
57および軌道式無人搬送台車159を省略し、リフタ
付き移動台車153で直接シールド掘削機近傍までセグ
メントを搬送することもできる。
【0054】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、安全かつ効率的であり、また省力化、省人化を図
ることのできるシールド工法用資機材の自動保管搬送装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 地上ストックヤード全体の平面図
【図2】 図1のF1矢視図
【図3】 図2のF2矢視図
【図4】 図1のF3矢視図
【図5】 リフタ付き移動台車39の側面図
【図6】 荷受け台33−1……33−nを示す図
【図7】 図1のセグメント移載装置61および立坑B
付近の拡大図
【図8】 図6のF4矢視図
【図9】 図6のF5矢視図
【図10】 立坑Bの側面図
【図11】 軌道式無人搬送台車103の側面図
【図12】 地下坑150を示す図
【図13】 図12のD−Dによる断面図
【符号の説明】
33、151………荷受け台 39、153………リフタ付き移動台車 45………電動機 47………油圧ジャッキ 49………リフタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋口 安夫 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 今川 勉 東京都港区元赤坂一丁目3番8号 鹿島建 設株式会社東京支店内 (72)発明者 橋本 研一 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 資機材を保管する複数の荷受け台と、 資機材を搬送して走行可能であり、前記荷受け台に資機
    材を自動的に搬入、搬出する走行台車と、 を具備するシールド工法用資機材の自動保管搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記荷受け台は地上に立設された一対の
    脚を有し、前記一対の脚の上端で前記資機材を支持して
    保管する請求項1記載のシールド工法用資機材の自動保
    管搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記台車は、 資機材を載荷するリフタと、 前記リフタを昇降させる昇降手段と、 を有し、前記荷受け台下方側から前記荷受け台に対して
    資機材を搬入搬出する請求項1記載のシールド工法用資
    機材の自動保管搬送装置。
JP4300509A 1992-10-13 1992-10-13 シールド工法用資機材の自動保管搬送装置 Expired - Fee Related JP2560184B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111779513A (zh) * 2020-08-25 2020-10-16 中国铁建大桥工程局集团有限公司 一种用于地铁盾构隧道施工的管片输送装置

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