JPH06128887A - 離解機におけるロータ構造 - Google Patents
離解機におけるロータ構造Info
- Publication number
- JPH06128887A JPH06128887A JP4304496A JP30449692A JPH06128887A JP H06128887 A JPH06128887 A JP H06128887A JP 4304496 A JP4304496 A JP 4304496A JP 30449692 A JP30449692 A JP 30449692A JP H06128887 A JPH06128887 A JP H06128887A
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- Japan
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- rotor
- blade
- blades
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パルパー又は離解機における原料の離解を極
めて効率的に行うことができるロータとすること。 【構成】 ロータ中心部1の外周から複数のブレード
2,2,…を形成すること。各ブレード2の上面には、
該ブレード2より短く形成した複数の誘導膨出片3,
3,…を長手方向且つ回転方向にずらして配置するこ
と。隣接する誘導膨出片3,3とは僅かの間隔を有して
固着すること。
めて効率的に行うことができるロータとすること。 【構成】 ロータ中心部1の外周から複数のブレード
2,2,…を形成すること。各ブレード2の上面には、
該ブレード2より短く形成した複数の誘導膨出片3,
3,…を長手方向且つ回転方向にずらして配置するこ
と。隣接する誘導膨出片3,3とは僅かの間隔を有して
固着すること。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パルパー又は離解機に
おいて、原料の離解作業を極めて効率的にできる離解機
におけるロータ構造に関する。
おいて、原料の離解作業を極めて効率的にできる離解機
におけるロータ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ロータは種々の構成のものが
存在しており、その多くは、ロータ中心部よりその周囲
に放射状に形成された各ブレードの回転前部に形成され
た刃によって、離解を行うものである。
存在しており、その多くは、ロータ中心部よりその周囲
に放射状に形成された各ブレードの回転前部に形成され
た刃によって、離解を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来タイプの多くに見
られるものでは、そのロータが高速で回転することによ
り、抄紙原料の離解を行おうとするものであるが、抄紙
原料内の浮遊物がロータに向かっても、的確にブレード
の先端刃方向に進まないこともあり、無駄が多くなる等
の不都合な点があった。
られるものでは、そのロータが高速で回転することによ
り、抄紙原料の離解を行おうとするものであるが、抄紙
原料内の浮遊物がロータに向かっても、的確にブレード
の先端刃方向に進まないこともあり、無駄が多くなる等
の不都合な点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで発明者は、前記課
題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、その発明
を、ロータ中心部の外周から複数のブレードを形成し、
各ブレードの上面には、該ブレードより短く形成した複
数の誘導膨出片を長手方向且つブレードの回転方向後方
にずらして配置し、且つ隣接する誘導膨出片とは僅かの
間隔を有して固着してなる離解機におけるロータ構造と
したことにより、前記課題を解決し、その目的を達成し
たものである。
題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、その発明
を、ロータ中心部の外周から複数のブレードを形成し、
各ブレードの上面には、該ブレードより短く形成した複
数の誘導膨出片を長手方向且つブレードの回転方向後方
にずらして配置し、且つ隣接する誘導膨出片とは僅かの
間隔を有して固着してなる離解機におけるロータ構造と
したことにより、前記課題を解決し、その目的を達成し
たものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、そのロータは、図1に示すように、ロータ中心
部1は円形状に形成され、該ロータ中心部1にはボス孔
1aが形成され、該ボス孔1aが離解タンクの底部に装
着された駆動軸7に固着されるものである。
すると、そのロータは、図1に示すように、ロータ中心
部1は円形状に形成され、該ロータ中心部1にはボス孔
1aが形成され、該ボス孔1aが離解タンクの底部に装
着された駆動軸7に固着されるものである。
【0006】そのロータ中心部1の円形状外周から略接
線方向に複数のブレード2,2,…が等間隔に形成され
ており、各ブレード2の回転方向(ロータ中心部1の回
転方向に等しい)の前縁には刃部2aが形成されてい
る。
線方向に複数のブレード2,2,…が等間隔に形成され
ており、各ブレード2の回転方向(ロータ中心部1の回
転方向に等しい)の前縁には刃部2aが形成されてい
る。
【0007】そのブレード2,2,…は、図2に示すよ
うに、ロータ中心部1側から外方に向かって次第に厚さ
が薄くなるように形成され、ブレード2,2,…の外端
には誘導膨出片3,3,…が形成されている。
うに、ロータ中心部1側から外方に向かって次第に厚さ
が薄くなるように形成され、ブレード2,2,…の外端
には誘導膨出片3,3,…が形成されている。
【0008】その各ブレード2の上面には、図1に示す
ように、複数の誘導膨出片3,3,…が設けられてお
り、各誘導膨出片3はブレード2の長さよりは短く形成
され、ブレード2の形成方向に対して交叉して設けられ
るものである。
ように、複数の誘導膨出片3,3,…が設けられてお
り、各誘導膨出片3はブレード2の長さよりは短く形成
され、ブレード2の形成方向に対して交叉して設けられ
るものである。
【0009】その誘導膨出片3,3,…は、図1,図
3,図5に示すように、長手方向、且つロータ中心部1
及びブレード2,2,…の回転方向後方にずれながら、
ブレード2の上面の幅方向に平行に並んで構成され、隣
接する誘導膨出片3,3には僅かの間隔を有しており、
具体的にはブレード2は平面的に見て略平行四辺形状に
形成され、その対角線上に複数の誘導膨出片3,3,…
が長手方向にずれながら、隣接する誘導膨出片3,3が
僅かの間隔を有しつつ形成されている。
3,図5に示すように、長手方向、且つロータ中心部1
及びブレード2,2,…の回転方向後方にずれながら、
ブレード2の上面の幅方向に平行に並んで構成され、隣
接する誘導膨出片3,3には僅かの間隔を有しており、
具体的にはブレード2は平面的に見て略平行四辺形状に
形成され、その対角線上に複数の誘導膨出片3,3,…
が長手方向にずれながら、隣接する誘導膨出片3,3が
僅かの間隔を有しつつ形成されている。
【0010】その誘導膨出片3には、図2,図3に示す
ように、断面角形状とした棒状誘導膨出片3aと、平面
的に見て台形状に形成されて板片状誘導膨出片3bとが
存在し、そのブレード2には棒状誘導膨出片3a,3
a,…のみのものと、板片状誘導膨出片3b,3b,…
のみのものとが存在し、その棒状誘導膨出片3aを設け
たブレード2と、板片状誘導膨出片3bを設けたブレー
ド2とが交互に形成されている。
ように、断面角形状とした棒状誘導膨出片3aと、平面
的に見て台形状に形成されて板片状誘導膨出片3bとが
存在し、そのブレード2には棒状誘導膨出片3a,3
a,…のみのものと、板片状誘導膨出片3b,3b,…
のみのものとが存在し、その棒状誘導膨出片3aを設け
たブレード2と、板片状誘導膨出片3bを設けたブレー
ド2とが交互に形成されている。
【0011】そのロータAは、攪拌槽4内に装着され、
図6に示すように、具体的実施例では攪拌槽4の外周側
面部に設けられるものであり、そのロータAの装着箇所
には、多数の小さい精選孔5a,5a,…が形成された
ストレーナープレート5が設けられ、さらにそのストレ
ーナープレート5箇所に選別槽6が設けられている。
図6に示すように、具体的実施例では攪拌槽4の外周側
面部に設けられるものであり、そのロータAの装着箇所
には、多数の小さい精選孔5a,5a,…が形成された
ストレーナープレート5が設けられ、さらにそのストレ
ーナープレート5箇所に選別槽6が設けられている。
【0012】そのロータAは攪拌槽4の側面箇所に設け
られたときには、図7に示すように、ロータAを回転さ
せる駆動軸7は水平状に配置され、また攪拌槽4の底部
にロータAが設けられるときには駆動軸7は垂直状に配
置されている。
られたときには、図7に示すように、ロータAを回転さ
せる駆動軸7は水平状に配置され、また攪拌槽4の底部
にロータAが設けられるときには駆動軸7は垂直状に配
置されている。
【0013】
【発明の効果】本発明においては、ロータ中心部1の外
周から複数のブレード2,2,…を形成し、各ブレード
2の上面には、該ブレード2より短く形成した複数の誘
導膨出片3,3,…を長手方向且つブレード2の回転方
向後方にずらして配置し、且つ隣接する誘導膨出片3,
3とは僅かの間隔を有して固着してなる離解機における
ロータ構造としたことにより、先ず第1に原料液より良
好なる効率にて離解作業ができるし、第2に形状を極め
て簡単なものとし、低価格にて提供することができる等
の種々の効果を奏する。
周から複数のブレード2,2,…を形成し、各ブレード
2の上面には、該ブレード2より短く形成した複数の誘
導膨出片3,3,…を長手方向且つブレード2の回転方
向後方にずらして配置し、且つ隣接する誘導膨出片3,
3とは僅かの間隔を有して固着してなる離解機における
ロータ構造としたことにより、先ず第1に原料液より良
好なる効率にて離解作業ができるし、第2に形状を極め
て簡単なものとし、低価格にて提供することができる等
の種々の効果を奏する。
【0014】上記効果を詳述すると、ロータ中心部1の
外周から複数のブレード2,2,…を形成しており、各
ブレード2の上面には、該ブレード2の長手方向、即ち
ロータ中心部1の外周側面から略接線方向に形成されて
いる方向に対して、複数の誘導膨出片3,3,…を交叉
するように形成するとともに、それぞれの誘導膨出片
3,3,…は長手方向にずらして配置しており、さらに
隣接する誘導膨出片3,3同士は僅かの間隔を有してい
るので、その誘導膨出片3,3,…による攪拌槽4内に
おける攪拌の作業を確実にすることができるとともに、
そのブレード2に形成した複数の誘導膨出片3,3,…
がロータAに近づいた原料を離解しやすくすることがで
きる。
外周から複数のブレード2,2,…を形成しており、各
ブレード2の上面には、該ブレード2の長手方向、即ち
ロータ中心部1の外周側面から略接線方向に形成されて
いる方向に対して、複数の誘導膨出片3,3,…を交叉
するように形成するとともに、それぞれの誘導膨出片
3,3,…は長手方向にずらして配置しており、さらに
隣接する誘導膨出片3,3同士は僅かの間隔を有してい
るので、その誘導膨出片3,3,…による攪拌槽4内に
おける攪拌の作業を確実にすることができるとともに、
そのブレード2に形成した複数の誘導膨出片3,3,…
がロータAに近づいた原料を離解しやすくすることがで
きる。
【0015】次に、本発明においてロータAは、そのブ
レード2,2,…に複数の誘導膨出片3,3,…を形成
したものであり、該誘導膨出片3は単に断面角形状の棒
材、或いは台形状側面を有する板片状のもので良く、該
誘導膨出片3は極めて簡単なる形状であることにより、
ロータA自体も極めて簡単なる形状にすることができ
る。
レード2,2,…に複数の誘導膨出片3,3,…を形成
したものであり、該誘導膨出片3は単に断面角形状の棒
材、或いは台形状側面を有する板片状のもので良く、該
誘導膨出片3は極めて簡単なる形状であることにより、
ロータA自体も極めて簡単なる形状にすることができ
る。
【0016】なお、その誘導膨出片3を棒状誘導膨出片
3a及び板片状誘導膨出片3bの二種類のものからなる
ものとし、ブレード2,2,…に交互に形成すれば、原
料液を板片状誘導膨出片3bにより攪拌するとともに棒
状誘導膨出片3aにてブレード2の刃部2aに送り込む
ことができる(図4,図5参照)。
3a及び板片状誘導膨出片3bの二種類のものからなる
ものとし、ブレード2,2,…に交互に形成すれば、原
料液を板片状誘導膨出片3bにより攪拌するとともに棒
状誘導膨出片3aにてブレード2の刃部2aに送り込む
ことができる(図4,図5参照)。
【図1】ロータの平面図
【図2】ロータの縦断側面図
【図3】ロータの斜視図
【図4】ロータの要部略示図
【図5】本発明の作用状態を示す平面図
【図6】攪拌槽に装着したロータの断面図
【図7】攪拌槽の略示図
1…ロータ中心部 2…ブレード 3…誘導膨出片
Claims (1)
- 【請求項1】 ロータ中心部の外周から複数のブレード
を形成し、各ブレードの上面には、該ブレードより短く
形成した複数の誘導膨出片を長手方向且つブレードの回
転方向後方にずらして配置し、且つ隣接する誘導膨出片
とは僅かの間隔を有して固着してなることを特徴とした
離解機におけるロータ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4304496A JPH06128887A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 離解機におけるロータ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4304496A JPH06128887A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 離解機におけるロータ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06128887A true JPH06128887A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17933737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4304496A Pending JPH06128887A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 離解機におけるロータ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06128887A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007084968A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Rootaa Kogyo Kk | パルパーおよびロータ |
JP2007138354A (ja) * | 2005-11-21 | 2007-06-07 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 紙料離解装置 |
JP2009287131A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Rootaa Kogyo Kk | パルパー製造装置用のロータ及びそのようなロータを備えるパルパー装置 |
AT16295U1 (de) * | 2017-08-15 | 2019-06-15 | Valmet Technologies Oy | Pulperrotor und Pulper |
-
1992
- 1992-10-19 JP JP4304496A patent/JPH06128887A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007084968A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Rootaa Kogyo Kk | パルパーおよびロータ |
JP4691427B2 (ja) * | 2005-09-22 | 2011-06-01 | ローター工業株式会社 | パルパー |
JP2007138354A (ja) * | 2005-11-21 | 2007-06-07 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 紙料離解装置 |
JP2009287131A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Rootaa Kogyo Kk | パルパー製造装置用のロータ及びそのようなロータを備えるパルパー装置 |
AT16295U1 (de) * | 2017-08-15 | 2019-06-15 | Valmet Technologies Oy | Pulperrotor und Pulper |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071207 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081207 Year of fee payment: 7 |
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