JPH0612829U - 分割形円筒ころ軸受組立体 - Google Patents

分割形円筒ころ軸受組立体

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JPH0612829U
JPH0612829U JP5114492U JP5114492U JPH0612829U JP H0612829 U JPH0612829 U JP H0612829U JP 5114492 U JP5114492 U JP 5114492U JP 5114492 U JP5114492 U JP 5114492U JP H0612829 U JPH0612829 U JP H0612829U
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JP
Japan
Prior art keywords
outer ring
cylindrical roller
support shaft
semicircular outer
roller bearing
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Pending
Application number
JP5114492U
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English (en)
Inventor
利明 北野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
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Publication of JPH0612829U publication Critical patent/JPH0612829U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 半円形外輪13を支持軸15により調心変位
可能に支持する。この支持軸13は、面接触状態で上ハ
ウジング11と下ハウジング12との間に挟持されてい
る。 【効果】 メンテナンス作業が容易になる。しかも、長
期間使用しても、支持軸15と各ハウジング11、12
との接触部分の摩耗を防止することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は分割形円筒ころ軸受組立体に関し、より詳細には、連続鋳造機に最適 な分割形円筒ころ軸受組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にこの種の分割形円筒ころ軸受組立体は、圧延機や連続鋳造機等のロール を上下に分割された部材で挟持することにより軸支するためのものである。 例えば図3に示す従来例の構成では、支持されるべき軸体の上下にそれぞれ対 向する上ハウジング111及び下ハウジング112と、下ハウジング112に形 成された円弧溝113内に外周が摺接する半円形外輪114とを備えている。こ こで上記軸体は、取付け時や使用時において、それが加工するワークを送る送り 方向や、軸体自身が下方へ撓もうとする撓み方向に軸心がずれようとする。そこ で、上記軸体を自動的に調心するために、上記円弧溝113及び半円形外輪11 4の外周面は、所定の曲率半径を有する球面に形成されており、下ハウジング1 12が半円形外輪114を球面支持している。
【0003】 他方、上ハウジング111には、上記半円形外輪114の内周面と連続する軌 道溝115が形成されていると共に、軌道溝115の両端面には、半円形外輪1 14の端面に対向する調心空間116が形成されており、調心時に半円形外輪1 14の端面が所定量だけ周方向に変位できるようになっている。 尤も、半円形外輪114が軸体と連れ回りして上ハウジング111に当接する と、半円形外輪114の調心方向の移動が規制されてしまい、調心空間116が 無意味になる。そこで、上記従来例では、円弧溝113の略中央部にノックピン 117を突設すると共に、半円形外輪114には、このノックピン117を嵌入 させる軸心方向の長孔118を形成し、上記撓み方向に対する調心方向の移動を 許容した状態で半円形外輪114の連れ回りを防止している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、円弧溝113の略中央部にノックピン117を突設させ、このノッ クピン117を半円形外輪114の長孔118に嵌入した場合には、軸受組立体 のメンテナンス作業時においても半円形外輪114を周方向に変位させることが できなくなる結果、半円形外輪114の取外しが著しく困難になるという不具合 があった。特に長期間にわたり分割形円筒ころ軸受組立体の使用を継続した場合 には、潤滑油等が堅固に粘着し、取外しが極めて困難になるという不具合があっ た。
【0005】 本考案は上記不具合に鑑みてなされたものであり、自動調心機能を有し、メン テナンス作業が容易であり、しかも耐久性にも優れた分割形円筒ころ軸受組立体 を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案の分割形円筒ころ軸受組立体は、 支持されるべき軸体の上下にそれぞれ対向する上ハウジング及び下ハウジング と、 下ハウジングに形成された凹形球面状の円弧溝と、 円弧溝に面接触可能な凸形球面状の外周面を有する半円形外輪と、 上記上ハウジングと下ハウジングの間に面接触状態で挟持され、且つ、上記半 円形外輪の端面を、当該半円形外輪が調心方向に変位可能な状態で支持する支持 軸と を備えていることを特徴としている。
【0007】
【作用】
上記構成からなる分割形円筒ころ軸受組立体によれば、半円形外輪は、支持軸 によって調心変位可能に支持されているので、従来の分割形円筒ころ軸受組立体 と同様に、軸体の変位に対応して自動的に調心作用を奏する。また、上記構成に よれば、支持軸が面接触状態で上下ハウジングに挟持されているので、長期間に わたり使用を継続しても、支持軸と各ハウジングとの接触部分の摩耗を防止する ことができる。しかも支持軸が上下ハウジングに挟持された状態で上記半円形外 輪の端面を支持しているので、メンテナンス作業時に上下ハウジングを分離する ことにより、容易に支持軸を外し、半円形外輪を下ハウジングから取り外すこと ができる。
【0008】
【実施例】
以下、添付図面を参照しつつ、本考案の好ましい実施例について詳述する。 本考案の一実施例における分割形円筒ころ軸受組立体の一部破断斜視図である 図1を参照して、この分割形円筒ころ軸受組立体は、支持されるべき軸体の上下 にそれぞれ対向する上ハウジング11及び下ハウジング12と、半円形外輪13 とを備えている。
【0009】 両ハウジング11、12は、何れも鋳鉄製であり、下ハウジング12のボルト 孔12bに螺合する図外のボルトにより一体に締結されて一個のブロック体を構 成するものである。 上ハウジング11は、その内周側、即ち、下ハウジング12と対向する側の部 位に、半円形の凹形球面状の軌道溝11aを備えている。この軌道溝11aは、 円筒ころ14を転動させる軌道を構成するものである。具体的には図示していな いが、軌道溝11aの横断面は、その軸心方向中間部が径方向に突出しており、 所定の曲率を有する凸状の円弧面を形成している。軌道溝11aの両端部には、 上記半円形外輪13の端面に対向する調心空間11bが形成されている。この調 心空間11bは、従来例と同様に調心時に半円形外輪14の端面を所定量だけ周 方向に変位させるためのものである。
【0010】 他方、下ハウジング12は、凹形球面状の円弧溝12aを備えている。図示の 通り、円弧溝12aの横断面は、その軸心方向中間部が径方向に窪んでおり、所 定の曲率を有する凹状の円弧面を形成している。そして、この円弧溝12aには 、上記半円形外輪13が摺接している。 半円形外輪13は、円弧溝12aに面接触可能な凸形球面状の外周面13aを 有している。さらに半円形外輪13aの内周面13bは、上記上ハウジング11 の軌道溝11aと連続する滑らかな円弧形状に形成されており、軌道溝11aと 共に円筒ころ14を転動させる軌道を構成している。
【0011】 図1において、16は内輪であり、その内周面が各円筒ころ14と転がり接触 している。内輪16は、図外の軸体を挟持するためのものであり、具体的には図 示していないが、二個の半円形部材を組み合わせて一個の環状体を構成するもの である。 以上のような構成において、本実施例の上記上ハウジング11と下ハウジング 12の間には、上記半円形外輪13の端面を、当該半円形外輪13が調心方向に 変位可能な状態で支持する支持軸15が配設されている。
【0012】 図2を参照してより詳細に説明すると、各ハウジング11、12の接合端面に は、支持軸15の周面に沿う半円形の凹溝11d、12dが形成されており、各 凹溝11d、12d内に支持軸15の一部(軸受径方向外方側部分)を嵌合させ ることにより、支持軸15を面接触状態で挟持している。さらに、上記半円形外 輪13の端面には支持軸15の周面に沿う半円形の凹溝13dが形成されており 、この凹溝13d内に支持軸15の残部を嵌合させることにより、上記半円形外 輪13は、調心方向に変位可能な状態で支持軸15に支持されている。
【0013】 このように本実施例の分割形円筒ころ軸受組立体によれば、半円形外輪13は 、支持軸15によって調心変位可能に支持されているので、従来の分割形円筒こ ろ軸受組立体と同様に、図外の軸体の変位に対応して自動的に調心作用を奏する ことができる。 しかもメンテナンス作業時に上下ハウジング11、12を分離することにより 、容易に支持軸15を外し、半円形外輪13を下ハウジングから取り外すことが できるので、メンテナンス作業が容易になるという顕著な効果を奏する。
【0014】 特に本実施例の分割形円筒ころ軸受組立体によれば、支持軸15が面接触状態 で上下ハウジング11、12に挟持されているので、長期間にわたり使用を継続 しても、支持軸15と各ハウジング11、12との接触部分の摩耗を防止するこ とができる。従って本実施例によれば、耐久性を著しく向上させることができる という利点がある。
【0015】 なお上述した実施例は本考案の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本考 案の要旨を変更しない範囲内で種々の設計変更が可能であることは云うまでもな い。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の分割形円筒ころ軸受組立体によれば、従来の分割 形円筒ころ軸受組立体と同様に、軸体の変位に対応して自動的に調心作用を奏す ることができるばかりでなく、メンテナンス作業が容易になるという顕著な効果 を奏する。特に本考案の分割形円筒ころ軸受組立体によれば、支持軸を面接触状 態で上下ハウジングに挟持することにより、長期間にわたり使用を継続しても、 支持軸と各ハウジングとの接触部分の摩耗を防止することができる結果、耐久性 を著しく向上させることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における分割形円筒ころ軸受
組立体の一部破断斜視図である。
【図2】上記実施例の要部拡大断面図である。
【図3】従来例の分解斜視図である。 11 上ハウジング 12 下ハウジング 12a 円弧溝 13 半円形外輪 15 支持軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持されるべき軸体の上下にそれぞれ対向
    する上ハウジング及び下ハウジングと、 下ハウジングに形成された凹形球面状の円弧溝と、 円弧溝に面接触可能な凸形球面状の外周面を有する半円
    形外輪と、 上記上ハウジングと下ハウジングの間に面接触状態で挟
    持され、且つ、上記半円形外輪の端面を、当該半円形外
    輪が調心方向に変位可能な状態で支持する支持軸とを備
    えていることを特徴とする分割形円筒ころ軸受組立体。
JP5114492U 1992-07-21 1992-07-21 分割形円筒ころ軸受組立体 Pending JPH0612829U (ja)

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JP5114492U JPH0612829U (ja) 1992-07-21 1992-07-21 分割形円筒ころ軸受組立体

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JP5114492U JPH0612829U (ja) 1992-07-21 1992-07-21 分割形円筒ころ軸受組立体

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JPH0612829U true JPH0612829U (ja) 1994-02-18

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JP5114492U Pending JPH0612829U (ja) 1992-07-21 1992-07-21 分割形円筒ころ軸受組立体

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040028376A (ko) * 2002-09-30 2004-04-03 현대자동차주식회사 베어링 조립체
JP2008057738A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Ntn Corp ころ軸受、カムシャフト支持構造および内燃機関
JP2011252523A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Jtekt Corp 転がり軸受装置

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JP2008057738A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Ntn Corp ころ軸受、カムシャフト支持構造および内燃機関
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