JPH06127988A - セメントクリンカーの製造方法 - Google Patents

セメントクリンカーの製造方法

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JPH06127988A
JPH06127988A JP3314514A JP31451491A JPH06127988A JP H06127988 A JPH06127988 A JP H06127988A JP 3314514 A JP3314514 A JP 3314514A JP 31451491 A JP31451491 A JP 31451491A JP H06127988 A JPH06127988 A JP H06127988A
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exhaust gas
drying
drying device
cement clinker
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JP3314514A
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Ludwig Ernstbrunner
エルンストブルンナー、ルードヴィッヒ
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Botsupufuingaa Shiyutain & Karukubueruke Schmidt & Co
Wopfinger Stein & Kalkwerke Schmid & Co
WOPFINGER STEIN KALKWERKE
PWA Ortmann AG
Original Assignee
Botsupufuingaa Shiyutain & Karukubueruke Schmidt & Co
Wopfinger Stein & Kalkwerke Schmid & Co
WOPFINGER STEIN KALKWERKE
PWA Ortmann AG
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    • C04B7/00—Hydraulic cements
    • C04B7/36—Manufacture of hydraulic cements in general
    • C04B7/43—Heat treatment, e.g. precalcining, burning, melting; Cooling
    • C04B7/44—Burning; Melting
    • C04B7/4407—Treatment or selection of the fuel therefor, e.g. use of hazardous waste as secondary fuel ; Use of particular energy sources, e.g. waste hot gases from other processes
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、２次燃料として予乾燥され
た低価格の燃料を炉入口で付加して回転筒状炉内で燃焼
することによるセメントクリンカーの製造方法を提供す
ることである。ここで予乾燥は炉の排ガスの熱によって
行われる。 【構成】 含水量約３０重量％に予乾燥された製紙汚泥
を炉の排ガスにより２次燃料として回転筒状炉１０に装
入することを特徴とするセメントクリンカーの製造方法
である。回転筒状炉１０からの排ガスの一部を主流とし
て粉砕乾燥装置１１に、また他の一部を製紙汚泥の乾燥
装置５に供給する。乾燥装置５から排出される排ガスを
紙残量分離器２３通過後に前記排ガスの主流に供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、予乾燥された低価格の
燃料を炉入口で２次燃料として付加しながら回転筒状炉
内で燃焼することによるセメントクリンカーの製造方法
に関する。
【０００２】
【従来の技術，発明が解決しようとする課題】堆積物体
積を減らすために廃棄物やごみを燃焼するに当っては、
工業国においてはその貯積が一般的により困難となり、
かつ、高価になった。従来、例えば、製紙工業において
生成する製紙汚泥（残渣）は樹皮またはその他の燃料と
一緒に燃やしていたが、このような方法においても、生
成される灰を堆積しなければならず、これには相当な経
費がかかり、また、現存する問題を何も変えることには
ならない。
【０００３】製紙汚泥の約５０％までは水であり、残り
は短かいセルロース繊維といわゆる充填材から構成され
ている。製紙工業において、充填材としては主として天
然原材料、例えばカオリンおよび炭酸カルシウムが使用
される。
【０００４】セメントクリンカー製造の際に、従来は、
低価格の燃料、例えばゴムタイヤ，石炭含有屑，油汚泥
などが添加されたいわゆる２次燃料が炉入口に供給され
ていて、必要な燃焼エネルギーの一部がこれらの添加物
によって補われている。しかしながら、材料の乾燥に使
用すべき蒸発熱がエネルギー利得をもたらさないかまた
は殆んどもたらさない程湿った燃料は、２次燃料に使用
するのに適していない。このことに関して、他の公知の
燃焼方法において、例えば汚水の沈澱汚泥が、別個の装
置で乾燥され、中間貯蔵され、次いで燃料添加物として
セメント製造工程に供給されている。
【０００５】英国特許第２５１５５８号によれば、この
ような低価格の燃料を乾燥するために炉の排ガスの熱を
用いることが既に提案されている。
【０００６】その他の公知の方法では、乾燥工程および
燃焼工程で生成される灰をセメント製造工程で使用して
いる。
【０００７】従って本発明は、予乾燥された低価格の燃
料を炉入口で２次燃料として付加しながら回転筒状炉内
で燃焼することによるセメントクリンカーの製造方法で
あって、この予乾燥は炉の排ガスの熱によって行われ
る。
【０００８】本発明によれば、半分は乾燥物質、半分は
水から成り、かつ、湿っているのでそれ自体は燃焼に適
していない製紙汚泥を、それにも拘わらず２次燃料とし
て使用することができ、従って多くの点で経済的に非常
に費用のかかる問題を解決することができる。同時に、
燃焼の際に生成される灰も取り除かれずに、有効に使用
される。
【０００９】
【課題を解決するための手段，作用】これらの目的は、
本発明によれば、製紙工程からの予乾燥された製紙汚泥
を付加燃料として使用し、この際に、セメント製造工程
との関連において炉の排ガスにより湿分の一部を製紙汚
泥から除去することによって達成される。ここで、乾燥
は好ましくは含水量約３０重量％まで行われる。本発明
の特別な実施態様によれば、炉入口から排出される排ガ
スは、炉に付設された原料粉末加熱器を貫流した後、一
部が、主流として粉砕乾燥装置または原料粉末の回収装
置を介して外方に送られ、他の一部が予精製されて製紙
汚泥を予乾燥するために乾燥装置（例えば振動乾燥器，
乾燥ドラムなど）に供給される。ここで、乾燥装置から
出る気体は、紙の残量分離器を通過した後初めて主流に
供給される利点がある。
【００１０】従って、本発明の方法によれば、製紙汚泥
の湿分は、燃焼前に製紙汚泥の熱量をセメント製造に有
効に使用できる程度に減少され、従って、湿った製紙汚
泥の予乾燥に必要なエネルギーが回転筒状炉の排ガス中
で発生する熱から引き出されるので、燃焼工程での熱消
費を減少させることができる。これらのことのすべて
は、セメント原料粉末中で燃料が不当に多くなることを
避けながら行われ、排ガス中の未燃焼燃料の割合も小さ
く保たれる。製紙汚泥の燃焼中に生じる灰は、他の必要
な原料粉末成分と混合する際に制御することにより、品
質的に申し分なく規格に合ったセメントクリンカーを生
成させることができるということも特に有利である。
【００１１】
【実施例】本発明方法に適した装置を図面によって以下
に詳しく説明する。
【００１２】セメント工場区域内に建てられた貯蔵サイ
ロ１は、一般に約５０％の乾燥物質と残部の水を含有し
ている湿った製紙汚泥（残渣）の貯蔵に使用される。製
紙汚泥の発熱量は乾燥物質について約６７００ｋＪ／ｋ
ｇである。貯蔵サイロの下端部には取出しおよび計量装
置２があり、これに搬送ベルト３が連らなっている。搬
送ベルトのベルト速度を無段的に制御することにより、
その都度の操業状態に適応した湿った製紙汚泥の供給量
が確保される。モーター駆動される閘門４を介して湿っ
た製紙汚泥が、例えば振動乾燥器、乾燥ドラムなどとし
て形成されている乾燥装置５に達する。炉の排ガスは約
３５０〜３７０℃で乾燥装置に入る。こうして予乾燥さ
れた約３０重量％の湿分の製紙汚泥は、スクリューコン
ベア６およびこれに続く通路７を介して、閘門８および
そこから回転円筒炉１０の入口９に達する。原料はこの
回転円筒炉を徐々に通過し、加熱によりセメントクリン
カーに変えられる。
【００１３】石灰岩及びケイ酸塩混合物（陶土）からな
る原料は、粉砕乾燥装置１１の中で粉砕され、精製装置
（フィルター２０）およびスクリューコンベア２０′を
介してサイロに運ばれる。要求に応じて、原料粉末は多
段式原料粉末予熱器１２を介して、多くの原料粉末流の
形で炉入口９に案内される。
【００１４】炉入口９から排出される排ガスは、導管２
７，２８、原料粉末予熱器１２を介して排ガス導管１３
に達し、吸引通風機１４を介して導管分岐点１５に達す
る。
【００１５】排ガスの一部、約８０％は、主流として導
管１６を通り場所１７まで流れ、そこから冷却塔１８，
導管１９を介して粉砕乾燥装置１１に流れ、最後に前記
精製装置（フィルター２０）を介して戸外に流れる。
【００１６】ガスおよび粉塵が流れる導管２１は、導管
分岐点１５から、残りの粉塵を取り出すための装置２２
に達し、そこから乾燥装置５に達する。この乾燥装置を
通過した後、ガスは１７０℃の温度になり、紙残量分離
器２３に案内され、この分離器は予熱された製紙汚泥の
ための搬送装置である前記スクリューコンベア６に速結
されている。今や少量の紙しか含有していない乾燥ガス
は、導管２５および送風機２４を介して連絡場所１７に
達し、そこで導管１６から到達した排ガス主流と合体す
る。
【００１７】本発明方法によれば、湿った製紙汚泥の乾
燥，燃焼および材料の利用が可能となり、そこでは乾燥
後の乾燥品の中間貯蔵が省かれ、２次燃料として回転円
筒炉内で直ちに利用される。
【００１８】回転円筒炉または原料粉末予熱器から出て
来る乾燥ガスは、乾燥装置５で使用する前に、通常のサ
イクロンにより精製装置に導かれることになって有利で
ある。かくして、乾燥装置５より出たガスは更に残部の
製紙汚泥が除かれ、こうしてセメント原料粉末中に燃料
が不当に多くなることが避けられる。従って、不燃焼部
分が排ガス中に多く含まれることがなくなる。
【００１９】製紙汚泥の燃焼の際に生じた灰が、セメン
トクリンカー中に取り入れられることによって非常に有
用なものとして使用されること、すなわち堆積する必要
がないことは明らかである。他の原料粉末成分との混合
を対応して制御することにより、品質上申し分がなく規
格に合ったセメントクリンカーを製造することができ
る。
【００２０】原料粉末の分析結果を以下に示す。
【００２１】 製紙汚泥なし 製紙汚泥使用 （重量％） （重量％） ＳｉＯ2 １３．８ １３．４ Ａｌ2 Ｏ3 ３．７ ３．６ Ｆｅ2 Ｏ3 １．３ １．４ ＣａＯ ４２．８ ４３．３ 残分 灼熱減量 Ｋ2 Ｏ，ＳＯ3 ，ＭｇＯ ケイ酸塩率（シリカモジュール）２．７６ ２．６８ 標準石灰分 ９８．１ １０２．０ 製紙汚泥なしの熱量消費：約３６００ｋＪ／ｋｇ クリ
ンカー 製紙汚泥使用の熱量消費：約３３００ｋＪ／ｋｇ クリ
ンカー
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
製紙汚泥を、セメント製造工程との関連において、セメ
ントクリンカーを製造する回転筒状炉からの排ガスの一
部によって予乾燥した上で回転筒状炉の２次燃料として
投入することによって、製紙汚泥を同回転筒状炉の燃焼
に利用することができ、かつ燃焼工程での熱消費を減少
させることができる。
【００２３】また、製紙汚泥の予乾燥を行う排ガスは予
精製され、かつこの予乾燥を行った排ガス中から紙の残
量が分離除去されることによって、燃料等がセメント原
料粉末中に不当に多く含まれることが避けられ、回転筒
状炉の排ガス中の未燃焼燃料の割合を小さくすることが
できる。
【００２４】また更に、製紙汚泥の燃焼によって生じた
灰やセメントクリンカー中に取り入れ、これを有用な成
分として利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のセメントクリンカーの製造方法を実施
するための装置の系統図である。
【符号の説明】
１ 貯蔵サイロ ２ 計量装置 ３ 搬送ベルト ４，８ 閘門 ５ 乾燥装置 ６ スクリューコンベア ７ 通路 ９ 炉入口 １０ 回転円筒炉 １１ 粉砕乾燥装置 １２ 原料粉末予熱器 １３ 排ガス導管 １４ 吸引通風機 １８ 冷却塔 ２０ 精製装置 ２０′ スクリューコンベア ２２ 粉塵を取り出す装置 ２３ 残量紙分離器 ２４ 送風機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591265910 ピーダブリューエイ オルトマン アクチ ェンゲゼルシャフト ＰＷＡ ＯＲＴＭＡＮＮ ＡＫＴＩＥＮＧ ＥＳＥＬＬＳＣＨＡＦＴ オーストリア国、エイ 1020 ウィーン、 エンゲルトシュトラッセ、161／163 (72)発明者 エルンストブルンナー、ルードヴィッヒ オーストリア国、エイ 2721 バート フ ィッシャウ ブルン、アイゼンシュタイン ヴエク、３

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 予乾燥した低価格の燃料を炉入口で２次
    燃料として付加し、この予乾燥は炉の排ガスの熱によっ
    て行われ、回転筒状炉内で燃焼するようにしたセメント
    クリンカーの製造方法において、セメント製造工程との
    関連において好ましくは約３０重量％の含水量に予乾燥
    された製紙汚泥を炉の排ガスにより付加燃料として投入
    することを特徴とするセメントクリンカーの製造方法。
  2. 【請求項２】 炉入口から排出される排ガスは、炉に付
    設された原料粉末予熱器を通過した後、一部が主流とし
    て粉砕乾燥装置または原料粉末回収装置を通って戸外に
    排出され、他の一部が予製精されて製紙汚泥を予乾燥す
    るための乾燥装置、例えば振動乾燥器、乾燥ドラムに案
    内されることを特徴とする請求項１に記載の製造方法。
  3. 【請求項３】 前記乾燥装置から排出されるガスが、紙
    残量分離器を通過した後に排ガス主流に供給されること
    を特徴とする請求項２に記載の製造方法。
JP3314514A 1990-11-30 1991-11-28 セメントクリンカーの製造方法 Pending JPH06127988A (ja)

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