JPH06127906A - オゾン発生設備及びオゾン発生装置用酸素/窒素混合気体 - Google Patents

オゾン発生設備及びオゾン発生装置用酸素/窒素混合気体

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JPH06127906A
JPH06127906A JP27744792A JP27744792A JPH06127906A JP H06127906 A JPH06127906 A JP H06127906A JP 27744792 A JP27744792 A JP 27744792A JP 27744792 A JP27744792 A JP 27744792A JP H06127906 A JPH06127906 A JP H06127906A
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JP
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ozone
oxygen
nitrogen
gas
concentration
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JP27744792A
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Inventor
Toshikazu Tsutsui
俊和 筒井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B13/00Oxygen; Ozone; Oxides or hydroxides in general
    • C01B13/10Preparation of ozone
    • C01B13/11Preparation of ozone by electric discharge
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B2201/00Preparation of ozone by electrical discharge
    • C01B2201/90Control of the process

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、オゾン発生設備及びオゾン発生
装置用酸素/窒素混合気体に関し、オゾンガスの発生効
率を良好にし且つオゾン濃度を安定させることである。 【構成】 この発明によるオゾン発生設備は、オゾン発
生装置9の直前に設けた窒素濃度監視部38により、オ
ゾン発生装置9に供給される直前に酸素/窒素混合気体
中の窒素濃度を監視し、その監視結果に基づいて、ガス
供給装置30Aの出口側に設けた制御部33,34を手
動制御又は自動制御(フィードバック制御)することが
できる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オゾン発生装置から
発生するオゾンを有効に利用するオゾン発生設備、並び
にオゾン発生装置によるオゾンの発生を効率的に具現化
するオゾン発生装置用酸素/窒素混合気体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図4は従来から一般的に利用されている
オゾン発生装置9を示す断面図である。図において、1
は矢印A方向に導入される酸素ガス、2は矢印B方向に
排出されるオゾンガス、3は一対をなす金属製の電極、
4は電極3間に印加する交流高電圧端子、5は電極3間
に配置した誘電体としてのガラス、6は電極3に交流高
電圧を印加することによって発生する無声放電である。
【0003】次に、図5は前述のオゾン発生装置9を利
用したオゾン発生設備を示す概略図である。図におい
て、7は99.999%以上の高純度な酸素ガスを貯留した酸
素供給源、8は酸素供給源7から流出する酸素ガスの流
量を制御するバルブ、10は例えば、オゾン発生装置9
から発生したオゾンガスにより半導体の表面に酸化保護
膜を形成するのに利用するオゾン使用設備、11はオゾ
ン使用設備10に導入されるオゾンガス2の流量を制御
するバルブ、12は余剰なオゾンを分解するオゾン分解
器、13はオゾン分解器12へ導入されるオゾンガス2
の流量を制御するためのバルブ、14はオゾン分解器1
2により分解されて生成された物質が大気へ排出できる
程度までオゾンを減少させることができたか否かを監視
するための低濃度オゾンモニター、15は低濃度化され
たオゾンを大気中に強制的に排出するための排気装置で
ある。
【0004】次に、図5に示したオゾン発生設備につい
て、その動作を説明する。所定の開度に調整されたバル
ブ8を介して、酸素ガスを酸素供給源7からオゾン発生
装置9に供給する。この時、このオゾン発生装置9で
は、電極3間に交流高電圧例えば6〜18KVが印加さ
れ、ガラス5から無声放電6が発生している。そこで、
オゾン発生装置9内に導入された酸素ガスは、前記無声
放電6の空隙を通過することで様々な反応が生じ、基本
的には、電極3より放出された電子は、酸素ガス中の酸
素分子と衝突して酸素原子に解離させるか、若しくは励
起酸素分子を生成させている。
【0005】そして、ここで生起された酸素原子又は励
起酸素分子は、酸素ガス中に含まれる他の酸素分子と反
応して、オゾンガスとなる。その後、オゾンガスは、バ
ルブ11を通過してオゾン使用設備10により消費さ
れ、余剰なオゾンガスはバルブ13を通って、オゾン分
解器12内へ送り込まれる。このオゾン分解器12内で
オゾンガスは分解されて無害な酸素分子に変換される。
そして、低濃度オゾンモニター14により、オゾン濃度
が予定された値まで下がっているかを監視し、安全であ
ると判断された排ガスのみを、排気装置15により強制
的に大気中に排出する。なお、オゾン分解器12が所定
の機能を発揮せず、排ガス中に高濃度のオゾンが含まれ
ていると前記低濃度オゾンモニター14により判明した
場合、図示しない別の経路により、例えば貯留タンクに
排ガスを溜めたり、再度オゾン分解器12に戻したりし
て大気中に有害なオゾンが排出されないようにもなって
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のオゾン発生設備
は、従来において99.999%以上の高純度な酸素ガス中に
含まれている窒素は不純物として考えられ、オゾン発生
装置9に供給される酸素は不純物を含まない高純度のも
のが好ましいとされていた。しかし、この不純物として
の窒素の濃度がオゾン発生効率に多大な影響を及ぼして
いることは確認されており、窒素濃度を制御せずして酸
素ガスを利用した結果、オゾンの発生効率が安定せず、
しかも最悪の場合、オゾンがほとんど発生しないといっ
た問題点があった。
【0007】この発明は、以上のような課題を解決する
ためになされたもので、特に、オゾンガスの発生効率を
良好にし且つその濃度を安定させるようにしたオゾン発
生設備及びオゾン発生装置用酸素/窒素混合気体を得る
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
におけるオゾン発生設備は、一対の電極間に誘電体を配
置し、酸素/窒素混合気体を前記電極間に流しながら交
流高電圧を印加してオゾンガスを発生させるためのオゾ
ン発生装置と、このオゾン発生装置に酸素/窒素混合気
体を供給するためのガス供給装置と、このガス供給装置
の出口側に設けられ前記酸素/窒素混合気体中の窒素濃
度を制御する制御部と、前記オゾン発生装置の直前に配
置され前記酸素/窒素混合気体の窒素濃度を監視する窒
素濃度監視部とを備えたものである。
【0009】この発明に係る請求項2におけるオゾン発
生設備は、一対の電極間に誘電体を配置し、酸素/窒素
混合気体を前記電極間に流しながら交流高電圧を印加し
てオゾンガスを発生させるためのオゾン発生装置と、こ
のオゾン発生装置に酸素/窒素混合気体を供給するため
のガス供給装置と、このガス供給装置の出口側に設けら
れ前記酸素/窒素混合気体中の窒素濃度を制御する制御
部と、前記オゾン発生装置の直後に配置されオゾン濃度
を監視するオゾン濃度監視部とを備えたものである。
【0010】この発明に係る請求項3におけるオゾン発
生装置用酸素/窒素混合気体は、一対の電極間に誘電体
を配置し、窒素と酸素とを混合した酸素/窒素混合気体
を前記電極間に流しながら交流高電圧を印加してオゾン
ガスを発生させるためのオゾン発生装置であって、前記
窒素の濃度を50〜100ppmとしたものである。
【0011】
【作用】この発明に係る請求項1におけるオゾン発生設
備においては、オゾン発生装置の直前に設けた窒素濃度
監視部により、オゾン発生装置に供給される直前の酸素
/窒素混合気体中の窒素濃度を監視し、その監視結果に
基づいて、ガス供給装置の出口側に設けた制御部を手動
制御又は自動制御(フィードバック制御)することがで
きるので、オゾン発生装置に供給される酸素/窒素混合
気体中の窒素濃度が常に好適な50〜100ppmとな
るように確実に制御することができる。
【0012】この発明に係る請求項2におけるオゾン発
生設備においては、オゾン発生装置の直後に設けたオゾ
ン濃度監視部により、オゾン発生装置から排出されるオ
ゾン濃度を監視し、その監視結果に基づいて、ガス供給
装置の出口側に設けた制御部を手動制御又は自動制御
(フィードバック制御)することができるので、利用者
が望むオゾン濃度に基づいた窒素濃度制御を可能にす
る。
【0013】この発明に係る請求項3におけるオゾン発
生装置用酸素/窒素混合気体においては、窒素の濃度を
50〜100ppmとし、オゾン発生装置の電極間に流
しながら交流高電圧を印加することで、オゾンの発生効
率を高め、そのオゾン濃度を安定させることができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明によるオゾン発生設備の実施
例を図について説明する。なお、従来例と同一又は同等
部分については、同一符号を用いて説明しその詳細な説
明は省略する。
【0015】実施例1.図1はこの発明の第1の実施例
によるオゾン発生設備の概略図である。図において30
Aはオゾン発生装置9に酸素/窒素混合気体を供給する
ためのガス供給装置である。このガス供給装置30A
は、窒素濃度が10ppm以下に押さえられている99.9
99%以上の高純度の酸素を貯留した酸素供給源31と、
所定圧力の窒素ガスを貯留した窒素供給源32と、酸素
供給源31の出口側に設けられた制御部としての第1の
バルブ(好適には電磁バルブ)33と、窒素供給源32
の出口側に設けられ制御部としての第2のバルブ(好適
には電磁バルブ)34とを有している。
【0016】また、前記酸素供給源31から延びる第1
経路35と、前記窒素供給源32から延びる第2経路3
6とは、合流して混合経路37を形成し、この混合経路
37はオゾン発生装置9まで延在すると共に、その経路
の途中すなわちオゾン発生装置9の直前には窒素濃度監
視部38が配置されている。この窒素濃度監視部38
は、混合経路37を通る酸素/窒素混合気体中の窒素濃
度を計測し、その値をモニター等により視覚的に表示す
ると共に、その計測値に基づいて第1及び第2のバルブ
33,34の開度を電気的に調整させる構成を有してい
る。なお、前記第1,2のバルブ33,34は、窒素濃
度監視部38を見ながら、作業者の意志に基づいて手動
で調整させる構成としてもよい。
【0017】以下、この発明によるオゾン発生設備の動
作を図1に基づいて説明する。先ず、オゾン発生設備に
おいて、必要とされる全ての装置を作動させて待機状態
にする。その後、第1のバルブ33を開いて、酸素供給
源31から所望流量の酸素ガスを排出する(なお、酸素
ガス中に含まれている窒素濃度は予じめ10ppm以下
に押さえられている)。この排出にあたって、酸素ガス
中に含まれる窒素濃度が窒素濃度監視部38にモニター
化される。この窒素濃度に基づいて、第2のバルブ34
の開度は、手動又は自動的に開放され、窒素濃度監視部
38で検出される窒素濃度が体積比において50〜10
0ppm(この値は実験により確認されている)になる
ように調整される。その結果、ガス供給装置30Aによ
って、窒素濃度50〜100ppmの酸素/窒素混合気
体を作り出すことが可能になる。
【0018】なお、前記第2のバルブ34の開度は、酸
素/窒素混合気体中の窒素濃度を常に50〜100pp
mの範囲内に維持するために、酸素供給源31から排出
される酸素ガスの圧力変動に伴い、適時に制御されるこ
とは言うまでもないことである。
【0019】前記窒素濃度が50〜100ppmの範囲
内に維持された酸素/窒素混合気体は、オゾン発生装置
9内に導入され、その後発生したオゾンガスは、バルブ
11を通過してオゾン使用設備10により消費され、余
剰なオゾンガスはバルブ13を通って、オゾン分解器1
2内へ送り込まれる。このオゾン分解器12内で分解さ
れて無害な酸素分子に変換された排気ガスは、低濃度オ
ゾンモニター14により、オゾン濃度が予定された値ま
で下がっているか否かを監視し、安全であると判断され
た場合にのみ、排気装置15により強制的に大気中に排
出する。
【0020】実施例2.次に、図2はこの発明の第2の
実施例によるオゾン発生設備を示す概略図である。図に
おいて30Bはオゾン発生装置9に酸素/窒素混合気体
を供給するためのガス供給装置である。このガス供給装
置30Bは、酸素を主成分としてその中の窒素濃度を5
0〜100ppmとした酸素/窒素供給源39と、酸素
/窒素供給源39の出口側に設けられ制御部としての第
3のバルブ(好適には電磁バルブ)40とから構成され
ている。
【0021】また、前記ガス供給装置30Bからオゾン
供給装置9まで延びる混合経路41の途中すなわちオゾ
ン発生装置9の直前には窒素濃度監視部38が配置され
ている。この窒素濃度監視部38は、混合経路37を通
る酸素/窒素混合気体中の窒素濃度を計測し、その値を
モニター等により視覚的に表示すると共に、その計測値
に基づいて第3のバルブ40の開度を電気的に調整させ
る構成を有している。
【0022】なお、酸素/窒素供給源39を複数本のガ
ス容器として構成し、各ガス容器には、50〜100p
pmの窒素濃度を有する酸素/窒素混合気体が封入され
ている場合、各ガス容器に、それぞれ制御部としての第
3のバルブ40を設けると好適であり、各第3のバルブ
40の開度を、窒素濃度監視部38により検出される窒
素濃度に基づいて、制御する構成としてもよい。
【0023】以下、この発明によるオゾン発生設備の動
作を図2に基づいて説明する。先ず、オゾン発生設備に
おいて、必要とされる全ての装置を作動させて待機状態
にした後、第3のバルブ40を開き、窒素濃度監視部3
8で検出される窒素濃度が体積比において50〜100
ppmになっているか否かを確認する。そして、窒素濃
度がこの範囲にない場合には、第3のバルブ40の開度
を手動又は自動で調整し、酸素/窒素混合気体中の窒素
濃度を常に50〜100ppmの範囲内に維持するよう
にする。なお、第3のバルブ40は、酸素供給源31か
ら排出される酸素/窒素混合気体の圧力変動に伴い、適
時に制御されることは言うまでもないことである。
【0024】また、酸素/窒素供給源39を複数本のガ
ス容器として構成した場合、各制御部としての各第3の
バルブ40の開度を、窒素濃度監視部38により検出さ
れる窒素濃度に基づいて制御し、各ガス容器から送られ
てくる酸素/窒素混合気体を混合したときに発生する窒
素濃度のばらつきを、各第3のバルブ40の開度により
調整することは言うまでもないことである。
【0025】このように制御された酸素/窒素混合気体
は、オゾン発生装置9内に導入されるが、その後のオゾ
ンガスの利用及び処理については、実施例1で説明され
たと同様でありここでの説明は省略する。
【0026】実施例3.図3はこの発明の第3の実施例
によるオゾン発生設備の要部を示す概略図である。図に
おいて30Cはオゾン発生装置9に酸素/窒素混合気体
を供給するためのガス供給装置である。このガス供給装
置30Cは、窒素濃度が10ppm以下に押さえられて
99.999%以上の高純度の酸素を貯留した酸素供給源31
と、所定圧力の窒素ガスを貯留した窒素供給源32と、
酸素供給源31の出口側に設けられた制御部としての第
1のバルブ(好適には電磁バルブ)33と、窒素供給源
32の出口側に設けられ制御部としての第2のバルブ
(通称マスフローコントローラと呼ばれているものが好
適である)34とから構成されている。
【0027】また、前記酸素供給源31から伸びる第1
経路35と、前記窒素供給源32から伸びる第2経路3
6とは、合流して混合経路37を形成し、オゾン発生装
置9に酸素/窒素混合気体を導入している。このオゾン
発生装置9から伸びるオゾン排出経路41の途中すなわ
ちオゾン発生装置9の直後にはオゾン濃度を監視するオ
ゾン濃度監視部42が配置され、この窒素濃度監視部3
8は、オゾン排出経路41を通るオゾン濃度を計測し、
その値をモニター等により視覚的に表示すると共に、そ
の計測値に基づいて第1及び第2のバルブ33,34の
開度を電気的に調整させる構成を有している。なお、前
記第1,2のバルブ33,34の開度は、オゾン濃度監
視部42を見ながら、作業者の意志に基づいて手動で調
整させる構成としてもよい。
【0028】この発明によるオゾン発生設備の動作を図
3に基づいて以下説明する。先ず、オゾン発生設備を待
機状態にする。その後、第1のバルブ33を開いて、酸
素供給源31から所望流量の酸素ガスを排出する。この
排出にあたって、オゾン発生装置9から排出されるオゾ
ン濃度がオゾン濃度監視部42にモニター化される。こ
のオゾン濃度に基づいて、第2のバルブ34の開度は、
手動又は自動的(フィードバック制御)により、利用者
が所望するオゾン濃度になるまで調整される。
【0029】なお、前記第2のバルブ34の開度は、所
望のオゾン濃度を維持するために、酸素供給源31から
排出される酸素ガスの圧力変動に伴い、適時に制御され
ることは言うまでもないことである。また、所望の濃度
をもつオゾンガスは、前述の実施例1,2で説明したよ
うに利用され、ここでの説明は省略する。
【0030】
【発明の効果】この発明による請求項1のオゾン発生設
備は、次のような効果を得ることができる。すなわち、
オゾン発生装置の直前に設けた窒素濃度監視部により、
オゾン発生装置に供給される直前において、酸素/窒素
混合気体中の窒素濃度を直接的に監視し、その監視結果
に基づいて、ガス供給装置の出口側に設けた制御部を手
動制御又は自動制御(フィードバック制御)することが
できるので、オゾン発生装置に供給される酸素/窒素混
合気体中の窒素濃度が常に好適な50〜100ppmと
なるように確実に制御することができる。従って、オゾ
ンの発生効率を極めて良好にし且つオゾン濃度を安定な
ものにすると共に、均質なオゾンを発生させることがで
きるので、オゾンによる例えば半導体の酸化保護膜形成
を、安定化させ且つ確実なものにすることができるとい
った優れた効果がある。
【0031】この発明による請求項2のオゾン発生設備
は、次のような効果を得ることができる。すなわち、オ
ゾン発生装置に直後に設けたオゾン濃度監視部により、
オゾン発生装置から排出されるオゾン濃度を監視し、そ
の監視結果に基づいて、ガス供給装置の出口側に設けた
制御部を手動制御又は自動制御(フィードバック制御)
することができるので、利用者が望むオゾン濃度に基づ
いた窒素濃度制御を可能にし、しかも、オゾン濃度を調
整しつつその状況に応じたオゾンの発生効率を最適なも
のにすることができるといった優れた効果がある。
【0032】この発明による請求項3のオゾン発生装置
用酸素/窒素混合気体は、一対の電極間に誘電体を配置
し、窒素と酸素とを混合した酸素/窒素混合気体を前記
電極間に流しながら交流高電圧を印加してオゾンを発生
させるためのオゾン発生装置であって、前記窒素の濃度
を50〜100ppmとしているため、次のような効果
を得ることができる。すなわち、実験上確認されたとこ
ろにより、窒素濃度が50〜100ppmの範囲外にあ
る酸素/窒素混合気体と比較して、オゾンの発生効率は
高められ、オゾン濃度を安定させることができるといっ
た優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のオゾン発生設備の第1実施例を示す
概略図である。
【図2】この発明のオゾン発生設備の第2実施例を示す
概略図である。
【図3】この発明のオゾン発生設備の第3実施例を示す
概略図である。
【図4】一般的に利用されているオゾン発生装置を示す
断面図である。
【図5】従来のオゾン発生設備を示す概略図である。
【符号の説明】
3 電極 5 誘電体 9 オゾン発生装置 30A,30B,30C ガス供給装置 33 第1のバルブ(制御部) 34 第2のバルブ(制御部) 38 窒素濃度監視部 40 第3のバルブ(制御部) 42 オゾン濃度監視部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の電極間に誘電体を配置し、酸素/
    窒素混合気体を前記電極間に流しながら交流高電圧を印
    加してオゾンガスを発生させるためのオゾン発生装置
    と、このオゾン発生装置に酸素/窒素混合気体を供給す
    るためのガス供給装置と、このガス供給装置の出口側に
    設けられ前記酸素/窒素混合気体中の窒素濃度を制御す
    る制御部と、前記オゾン発生装置の直前に配置され前記
    酸素/窒素混合気体の窒素濃度を監視する窒素濃度監視
    部とを備えたことを特徴とするオゾン発生設備。
  2. 【請求項2】 一対の電極間に誘電体を配置し、酸素/
    窒素混合気体を前記電極間に流しながら交流高電圧を印
    加してオゾンガスを発生させるためのオゾン発生装置
    と、このオゾン発生装置に酸素/窒素混合気体を供給す
    るためのガス供給装置と、このガス供給装置の出口側に
    設けられ前記酸素/窒素混合気体中の窒素濃度を制御す
    る制御部と、前記オゾン発生装置の直後に配置されオゾ
    ン濃度を監視するオゾン濃度監視部とを備えたことを特
    徴とするオゾン発生設備。
  3. 【請求項3】 一対の電極間に誘電体を配置し、窒素と
    酸素とを混合した酸素/窒素混合気体を前記電極間に流
    しながら交流高電圧を印加してオゾンガスを発生させる
    ためのオゾン発生装置であって、前記窒素の濃度を50
    〜100ppmとしたことを特徴とするオゾン発生装置
    用酸素/窒素混合気体。
JP27744792A 1992-10-15 1992-10-15 オゾン発生設備及びオゾン発生装置用酸素/窒素混合気体 Pending JPH06127906A (ja)

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