JPH06127875A - ドア敷居装置 - Google Patents

ドア敷居装置

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JPH06127875A
JPH06127875A JP28321292A JP28321292A JPH06127875A JP H06127875 A JPH06127875 A JP H06127875A JP 28321292 A JP28321292 A JP 28321292A JP 28321292 A JP28321292 A JP 28321292A JP H06127875 A JPH06127875 A JP H06127875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sill
door
belt
groove
doors
Prior art date
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Pending
Application number
JP28321292A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Yoshida
幸弘 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority to JP28321292A priority Critical patent/JPH06127875A/ja
Publication of JPH06127875A publication Critical patent/JPH06127875A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、ドアの安定した摺動及び敷居溝
への異物の混入を確実に防止することである。 【構成】 この発明によるドア敷居装置は、敷居(1)
に形成された敷居溝(2)に沿ってドア(3a,3b)
を開閉させるように構成したドア敷居装置において、前
記敷居(1)に延設され、前記敷居溝(2)を塞ぐと共
に前記敷居溝(2)に沿って摺動するベルト(8)を有
し、このベルト(8)と前記ドア(3a,3b)の下部
(12)とを連結して前記ドア(3a,3b)と前記ベ
ルト(8)とを一体移動させるようにした構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドア敷居装置に関
し、特に、ドアの安定した開閉及び敷居溝への異物の混
入を確実に防止することに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は例えば実開昭52−24923号
公報に記載された従来のエレベータ用ドア敷居装置を示
す断面図である。図6において、1は敷居、2は敷居に
形成された敷居溝、3はエレベータのドア、4はドア3
を敷居溝2に沿って摺動させるためのドアシュー、4a
は敷居溝2内で摺動するブロック状の滑り子、4bは滑
り子4aに立設されドア3の下部にねじ止めされた支持
片、5は敷居1の上面を覆うように配置された表面板、
5a,5bは敷居溝2の側面2aより内方に向けて突出
し、敷居溝2内への異物の落ち込みを少なくするための
突出部である。
【0003】従来のドア敷居装置は以上のように構成さ
れており、以下に、その動作について説明する。エレベ
ータのドア3の開閉にあたって、ドアシュー4の滑り子
4aが敷居溝2内を摺動する。そして、ドアシュー4を
介して、ドア3を敷居溝2に沿って開閉する場合、ドア
シュー4の滑り子4aは突出部5a,5bに妨げられて
外部に飛び出すことがなく、突出部5a,5bを設ける
ことにより、床面等のゴミ(異物)が、敷居溝2内に落
ち込むことが少なくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のドア敷居装置
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、ブロック状の滑り子4a
は、敷居溝2の側面2aと接触するようにして、ドア3
の移動を案内している。従って、荷物の搬入/搬出時に
ドア3に荷物が衝突した場合、敷居溝2の壁面2a(特
に側方の壁面)からの反発力により、比較的小さな滑り
子4aに多大な負荷が加わる。その結果、滑り子4aが
破損したり、また、この負荷により支持片4bが折れ曲
がったりし、ドアの安定した摺動を妨げる問題点があっ
た。
【0005】また、荷物の搬入/搬出時において、ドア
3に加わる荷重により支持片4bがたわむことを考慮す
ると、突出部5aと5bとの間隙Lを小さくするには限
界があり、安全率を考慮すると比較的大きめに設定しな
ければならず、従って、この間隙Lから異物が侵入し易
くなるといった問題点があった。
【0006】この発明は、以上のような課題を解決する
ためになされたもので、特に、ドアの安定した開閉及び
敷居溝への異物の混入を確実に防止するようにしたドア
敷居装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
におけるドア敷居装置は、敷居に形成された敷居溝に沿
ってドアを開閉させるように構成したドア敷居装置にお
いて、前記敷居に延設され、前記敷居溝を塞ぐと共に前
記敷居溝に沿って摺動するベルトを有し、このベルトと
前記ドアの下部とを連結して前記ドアと前記ベルトとを
一体移動させるように構成したものである。
【0008】
【作用】この発明に係る請求項1におけるドア敷居装置
においては、ドアとベルトと一体移動させると共に、ド
アの開閉動作に追従してベルトも敷居溝内で往復摺動さ
せることができるので、ベルトは敷居溝を常に塞ぐよう
摺動し、敷居溝への異物の混入を防止することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、この発明によるドア敷居装置の実施例
を図について説明する。なお、従来例と同一又は同等部
分については、同一符号を付し、その説明は省略する。
【0010】実施例1.図1はこの発明の第1の実施例
による正面図である。この図1において3aは高速側の
ドア、3bは低速側のドア、6はドア3a,3bの周囲
に設けられた乗馬枠、7は敷居1の長手方向に形成され
た敷居溝2に沿って、ドア3a,3bを摺動させるドア
敷居装置である。前記ドア敷居装置7は、敷居溝2に沿
って摺動するエンドレス型のベルト8を備えている。こ
のベルト8は、弾性材又は金属材料により形成されてい
ると共に、敷居1に対して回転自在に設けられた一対の
プーリー9a,9bに巻回されている。
【0011】図2に示すように、前記ベルト8は、敷居
溝2全体を実質的にほぼ塞ぐために、敷居溝2の断面形
状とほぼ同じ断面形状を有すると共に、敷居溝2の壁面
2aに対する摺動を可能にするために、僅かなクリアラ
ンスをもって収容されている。更に、前記ベルト8とド
ア3aの下部12との間には、断面L字形をなす連結片
10が設けられている。この連結片10は、取付ビス9
によってベルト8に固定される第1支持部10aと、取
付ボルト11によってドア3aの下部12に固定される
第2支持部10bとを備えている。従って、取付ビス9
及び取付ボルト11によって、ベルト8とドア3aの下
部12とは、連結片10を介して強固に連結され、ドア
3aの移動にベルト8を確実に追従させている。
【0012】なお、複数本の連結片10によって、ベル
ト8とドア3aとを連結することで、ドア3aの耐衝撃
性能を高めることができると共に、ドア3aに対するベ
ルト8の追従性を良くしている(図1参照)。また、ベ
ルト8の頂面8aは、敷居1の表面1aとはぼぼ同一面
になるように配置されているので、利用者が敷居溝2に
足を取られることがなく、しかも、異物(ゴミ)が敷居
溝2内に極めて入り難くすることができる。
【0013】図3,4に示すように、前記各プーリー9
a,9bは、敷居1の両端に形成された切欠き部13内
に収容されると共に、回転軸14a,14bを介して敷
居1に枢着されている。従って、各プーリー9a,9b
を巻回するように、ベルト8を敷居溝2に沿って敷設さ
せることで、敷居1を上下で挟むようにベルト8を延設
させることができ、しかも、敷居溝2に沿ってベルト8
を確実に摺動させることができる。
【0014】以上は高速側のドア3aに対するドア敷居
装置7の構造についての説明であるが、低速側のドア3
bに対するドア敷居装置7についても同様の構成である
から、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
【0015】ここで、この発明によるドア敷居装置7の
動作について説明すると、今、例えばドア3a,3bが
閉状態から開動作する場合、ドア3a,3bの開動作に
追従するようにベルト8は敷居溝2に沿って移動する。
そして、ドア3a,3bの停止に伴ってベルト8の移動
も停止する。また、ドア3a,3bが開状態から閉動作
をする場合も、ベルト8は、ドア3a,3bの移動に追
従するように、前述と逆方向に移動する。従って、ベル
ト8は、ドア3a,3bの往復移動に追従するように、
敷居溝2内を往復移動し、敷居溝2内はベルト8によっ
て常時塞がれた状態になっている。
【0016】実施例2.次に、図5はこの発明の第2の
実施例による断面図である。なお、第1の実施例と同一
又は同等部分については、同一符号を付し、その説明は
省略する。
【0017】図において20は、敷居溝2の壁面2aか
ら内方に向けて突出する一対の突起部である。これら突
起部20は、敷居溝2の頂部に形成され、敷居1の表面
1aと同一面となるように設けられていると共に、敷居
溝2の一部をなしている。従って、ベルト8がその移動
時に、上方へ飛び出すことがなく、エレベータへの乗り
降りにおいて、利用者がベルト8に足を引っ掛けること
がなく、利用者の安全を確保することができる。また、
敷居1の表面1aにおける敷居溝2の幅L1を、ベルト
8の幅L2よりもかなり小さくすることができるので、
敷居1の表面1aや利用者の靴に付着した異物が、敷居
溝2へ侵入する事態を極めて有効に回避することもでき
る。
【0018】この発明は前述の実施例1,2に限定され
るものではなく、例えば、ベルト8は、敷居溝2の壁面
2aに設けられたスラストベアリングを介して摺動させ
るように構成しても良く、また、僅かながら侵入してく
る微細な異物を除去するために、前記敷居溝2の底面に
開口部を形成してもよい。
【0019】なお、前述の実施例では、連結片10を介
して、ドア3a,3bとベルト8とを接続した場合につ
いて述べたが、この連結片10を用いることなく、例え
ば取付ボルト等によりドア3a,3bとベルト8とを直
接連結することもできる。
【0020】
【発明の効果】この発明による請求項1のドア敷居装置
は、ドアの開閉動作に追従してベルトも敷居溝内で往復
摺動させているため、ベルトは敷居溝を常に塞ぐよう摺
動し、敷居溝への異物の混入を有効且つ確実に防止し、
異物によるドアの開閉動作が阻害されることがない。ま
た、ドアとベルトとを直接連結した場合には、荷物の搬
入/搬出時におけるドアの耐衝撃性を高めることができ
る。更に、ドアとベルトとの間に、連結片を介在させた
場合でも、比較的広範囲に亙って敷居溝とベルトとが面
接触しているので、荷物の搬入/搬出時における衝撃を
ベルトによって効果的に分散させて、連結片の折れ曲が
り有効に防止し、ドアの安定した開閉を達成できるとい
う優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のドア敷居装置の第1の実施例を示す
正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1の矢印Aの方向から見た時のプーリーを示
す側面図である。
【図4】図1の矢印Bの方向から見た時のプーリーを示
す正面図である。
【図5】この発明のドア敷居装置の第2の実施例を示す
断面図である。
【図6】従来のドア敷居装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 敷居 2 敷居溝 3a,3b ドア 7 ドア敷居装置 8 ベルト 10 連結片 12 ドアの下部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】実施例1.図1はこの発明の第1の実施例
による正面図である。この図1において3aは高速側の
ドア、3bは低速側のドア、6はドア3a,3bの周囲
に設けられた乗場枠、7は敷居1の長手方向に形成され
た敷居溝2に沿って、ドア3a,3bを摺動させるドア
敷居装置である。前記ドア敷居装置7は、敷居溝2に沿
って摺動するエンドレス型のベルト8を備えている。こ
のベルト8は、弾性材又は金属材料により形成されてい
ると共に、敷居1に対して回転自在に設けられた一対の
プーリー9a,9bに巻回されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】
【発明の効果】この発明による請求項1のドア敷居装置
は、ドアの開閉動作に追従してベルトも敷居溝内で往復
摺動させているため、ベルトは敷居溝を常に塞ぐよう摺
動し、敷居溝への異物の混入を有効且つ確実に防止し、
異物によるドアの開閉動作が阻害されることがない。ま
た、ドアとベルトとを直接連結した場合には、荷物の搬
入/搬出時におけるドアの耐衝撃性を高めることができ
る。更に、ドアとベルトとの間に、連結片を介在させた
場合でも、比較的広範囲に亙って敷居溝とベルトとが面
接触しているので、荷物の搬入/搬出時における衝撃を
ベルトによって効果的に分散させて、連結片の折れ曲が
有効に防止し、ドアの安定した開閉を達成できると
いう優れた効果がある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 敷居に形成された敷居溝に沿ってドアを
    開閉させるように構成したドア敷居装置において、 前記敷居に延設され、前記敷居溝を塞ぐと共に前記敷居
    溝に沿って摺動するベルトを有し、このベルトと前記ド
    アの下部とを連結して前記ドアと前記ベルトとを一体移
    動させるように構成したことを特徴とするドア敷居装
    置。
JP28321292A 1992-10-21 1992-10-21 ドア敷居装置 Pending JPH06127875A (ja)

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JP28321292A JPH06127875A (ja) 1992-10-21 1992-10-21 ドア敷居装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0810178A2 (en) * 1996-05-28 1997-12-03 Kone Oy Door sill arrangement in an elevator car
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