JPH06127573A - 保冷箱及びその外殻体の製造用金型 - Google Patents
保冷箱及びその外殻体の製造用金型Info
- Publication number
- JPH06127573A JPH06127573A JP27745792A JP27745792A JPH06127573A JP H06127573 A JPH06127573 A JP H06127573A JP 27745792 A JP27745792 A JP 27745792A JP 27745792 A JP27745792 A JP 27745792A JP H06127573 A JPH06127573 A JP H06127573A
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- box
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 保冷箱を軽量化する。
【構成】 箱体9の蓋10を箱体9に固定するための固
定具17を箱体の上部の凹部18に収めるようにする。
凹部を箱体の外殻体12に形成し、外殻体を凹部を含め
他の箇所に至る全体を略均一な肉厚に形成する。
定具17を箱体の上部の凹部18に収めるようにする。
凹部を箱体の外殻体12に形成し、外殻体を凹部を含め
他の箇所に至る全体を略均一な肉厚に形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保冷箱及びその外殻体
の製造用金型に関する。
の製造用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の保冷箱としては実開昭64−32
385号で開示されるようなものがある。図15に示さ
れるように、その保冷箱の箱体1の表面は、内殻体2と
外殻体3とで覆われ、内外両殻体2,3間に断熱材4が
充填されている。
385号で開示されるようなものがある。図15に示さ
れるように、その保冷箱の箱体1の表面は、内殻体2と
外殻体3とで覆われ、内外両殻体2,3間に断熱材4が
充填されている。
【0003】ところが、蓋5を箱体1に固定する固定具
6を箱体1の上部に設ける必要があり、その収容スペー
スを外殻体3の上部に凹部7として設けなければならな
い。そのため、外殻体3は全体として大きな肉厚とせざ
るを得ない。
6を箱体1の上部に設ける必要があり、その収容スペー
スを外殻体3の上部に凹部7として設けなければならな
い。そのため、外殻体3は全体として大きな肉厚とせざ
るを得ない。
【0004】外殻体3の肉厚を薄くするため、図16に
示されるものは、凹部7を内殻体2に突設形成した薄い
板片2aを折り曲げることにより構成するようになって
いる。そして、その板片2aの折り曲げられた箇所に補
強板8をあてがうことにより凹部7の補強をしたり、装
飾をしたりしている。
示されるものは、凹部7を内殻体2に突設形成した薄い
板片2aを折り曲げることにより構成するようになって
いる。そして、その板片2aの折り曲げられた箇所に補
強板8をあてがうことにより凹部7の補強をしたり、装
飾をしたりしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように補強板8を設ける構造であると、自ずと部品点数
が増加し、組立工程も複雑化する。
ように補強板8を設ける構造であると、自ずと部品点数
が増加し、組立工程も複雑化する。
【0006】また、金型には板片2aを成形するための
部分を別個に設けなければならないので、金型が大形化
し、複雑化する。本発明は、補強板等が不要な保冷箱を
提供し、またそのような保冷箱とするために必要な外殻
体の製造用金型を提供することをその目的とする。
部分を別個に設けなければならないので、金型が大形化
し、複雑化する。本発明は、補強板等が不要な保冷箱を
提供し、またそのような保冷箱とするために必要な外殻
体の製造用金型を提供することをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1の発明は、断熱材を包む内殻体と外殻体を保
冷箱の箱体が有しており、該箱体の蓋を該箱体に固定す
る固定具が該箱体の上部の凹部に収められた保冷箱にお
いて、上記凹部が上記箱体の外殻体に形成され、かつ該
外殻体が上記凹部から他の箇所に至るまで略均一な肉厚
に形成されていることを特徴とする。
め、本第1の発明は、断熱材を包む内殻体と外殻体を保
冷箱の箱体が有しており、該箱体の蓋を該箱体に固定す
る固定具が該箱体の上部の凹部に収められた保冷箱にお
いて、上記凹部が上記箱体の外殻体に形成され、かつ該
外殻体が上記凹部から他の箇所に至るまで略均一な肉厚
に形成されていることを特徴とする。
【0008】また、本第2の発明は、上記外殻体の内壁
面を成形するための雄型が、上記凹部のある内壁面に対
応する第1の金型部分と上記凹部以外の内壁面に対応す
る第2の金型部分とに分割されており、かつ第1の金型
部分は第2の金型部分が離脱する際に脱型可能位置へと
移動しうるように第2の金型部分に係合せしめられた保
冷箱の外殻体の製造用金型の構成を採用する。
面を成形するための雄型が、上記凹部のある内壁面に対
応する第1の金型部分と上記凹部以外の内壁面に対応す
る第2の金型部分とに分割されており、かつ第1の金型
部分は第2の金型部分が離脱する際に脱型可能位置へと
移動しうるように第2の金型部分に係合せしめられた保
冷箱の外殻体の製造用金型の構成を採用する。
【0009】
【作用】本第1の発明において、外殻体に一体に凹部が
形成されているので、凹部と他の部分との間に隙間を生
じたり、色違いを生じたりすることがない。従って、隙
間を覆ったり、補強したり、色違いを隠蔽したりする補
強板等の部材を必要としない。
形成されているので、凹部と他の部分との間に隙間を生
じたり、色違いを生じたりすることがない。従って、隙
間を覆ったり、補強したり、色違いを隠蔽したりする補
強板等の部材を必要としない。
【0010】また、外殻体は凹部から他の箇所に至るま
で略均一な肉厚となっているので、重量が軽減され、外
形サイズが同一でも断熱材の充填量も増加可能となる。
本第2の発明において、金型に凹部の成形部が付加さ
れ、雄型が分割されるのみであるから、金型の全体構成
は簡素となる。
で略均一な肉厚となっているので、重量が軽減され、外
形サイズが同一でも断熱材の充填量も増加可能となる。
本第2の発明において、金型に凹部の成形部が付加さ
れ、雄型が分割されるのみであるから、金型の全体構成
は簡素となる。
【0011】また、雄型の第1の金型部分は第2の金型
部分が離脱する際に脱型可能位置へと移動するので、成
形品の金型からの脱型を簡易かつ迅速に行うことができ
る。
部分が離脱する際に脱型可能位置へと移動するので、成
形品の金型からの脱型を簡易かつ迅速に行うことができ
る。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図2乃至図4に示されるように、この保冷
箱は、魚等の内容物を収納するための箱体9と、該箱体
9を開閉するための蓋10とを備えている。
て説明する。図2乃至図4に示されるように、この保冷
箱は、魚等の内容物を収納するための箱体9と、該箱体
9を開閉するための蓋10とを備えている。
【0013】箱体9は、図1乃至図4に示されるよう
に、内殻体11と外殻体12とが組み合わされることに
よりその表層部分が形成されている。内殻体11と外殻
体12との間は空室となっており、そこには発泡樹脂等
からなる断熱材13が充填されている。
に、内殻体11と外殻体12とが組み合わされることに
よりその表層部分が形成されている。内殻体11と外殻
体12との間は空室となっており、そこには発泡樹脂等
からなる断熱材13が充填されている。
【0014】蓋10は、図3及び図4に示されるよう
に、箱体9と同様に内殻体14と外殻体15とが組み合
わされ、それらの間に断熱材16が充填され、図12に
示されるように、全体として板状に形成されている。
に、箱体9と同様に内殻体14と外殻体15とが組み合
わされ、それらの間に断熱材16が充填され、図12に
示されるように、全体として板状に形成されている。
【0015】蓋10は箱体9に対し固定具17により固
定可能であり、該固定具17を収めるための凹部18,
19が箱体9の上部と蓋10に夫々設けられており、箱
体9に蓋10がされた時に箱体9側の凹部18と蓋10
側の凹部19とが合致して固定具17を囲むようになっ
ている。蓋10側の凹部18は、図12に示されるよう
に、蓋10の頂面に面なる庇部20で上側が覆われてい
る。この庇部20は、図13に示される蓋21のよう
に、省略することもできる。
定可能であり、該固定具17を収めるための凹部18,
19が箱体9の上部と蓋10に夫々設けられており、箱
体9に蓋10がされた時に箱体9側の凹部18と蓋10
側の凹部19とが合致して固定具17を囲むようになっ
ている。蓋10側の凹部18は、図12に示されるよう
に、蓋10の頂面に面なる庇部20で上側が覆われてい
る。この庇部20は、図13に示される蓋21のよう
に、省略することもできる。
【0016】固定具17は、止め部材17aと、該止め
部材17aに対し係脱可能な係止部材17bとよりな
り、止め部材17aが箱体側凹部18内に固着され、係
止部材17bが蓋側凹部19内に固着されている。止め
部材17aを蓋側凹部19内に、係止部材17bを箱体
側凹部18内に取り付けることも可能である。止め部材
17aは箱体9の四箇所に水平に取り付けられた棒材で
ある。係止部材17bは蓋10にピン等(図示せず)を
介して前後に回動可能に軸支された板材である。板材の
端部には該板材がピンを支点に前後に回動することによ
り上記棒材と係脱しうる鉤片(図示せず)が設けられて
いる。
部材17aに対し係脱可能な係止部材17bとよりな
り、止め部材17aが箱体側凹部18内に固着され、係
止部材17bが蓋側凹部19内に固着されている。止め
部材17aを蓋側凹部19内に、係止部材17bを箱体
側凹部18内に取り付けることも可能である。止め部材
17aは箱体9の四箇所に水平に取り付けられた棒材で
ある。係止部材17bは蓋10にピン等(図示せず)を
介して前後に回動可能に軸支された板材である。板材の
端部には該板材がピンを支点に前後に回動することによ
り上記棒材と係脱しうる鉤片(図示せず)が設けられて
いる。
【0017】上記箱体9の内殻体11は、図3及び図4
に示されるように、魚等を収納する略直方体の空室22
を構成し、その肉厚は側壁、底壁の全体に亘って略等し
くなっている。側壁の上部は図1及び図2に示されるよ
うにフランジ23となっている。フランジ23は上記凹
部18に対応した箇所が欠如し、その周縁には、図8に
示されるように、外殻体12との接合部24が下向きに
形成されている。
に示されるように、魚等を収納する略直方体の空室22
を構成し、その肉厚は側壁、底壁の全体に亘って略等し
くなっている。側壁の上部は図1及び図2に示されるよ
うにフランジ23となっている。フランジ23は上記凹
部18に対応した箇所が欠如し、その周縁には、図8に
示されるように、外殻体12との接合部24が下向きに
形成されている。
【0018】上記箱体9の外殻体12は上記フランジ2
3の輪郭に沿った開口縁を備え、該開口縁に沿った箇所
に凹部18を有している。外殻体12は該凹部18から
他の箇所に亘り略均一な肉厚となっている。すなわち、
図3における凹部18での肉厚t1 、側壁部での肉厚t
2 、底壁部での肉厚t3 は相互に略等しい。
3の輪郭に沿った開口縁を備え、該開口縁に沿った箇所
に凹部18を有している。外殻体12は該凹部18から
他の箇所に亘り略均一な肉厚となっている。すなわち、
図3における凹部18での肉厚t1 、側壁部での肉厚t
2 、底壁部での肉厚t3 は相互に略等しい。
【0019】これにより、外殻体12は軽量となり、そ
の内側に挿入される断熱材13の厚さも大きくなってい
る。外殻体12の上縁には、図6及び図7に示されるよ
うに、内殻体11の接合部24と嵌合する接合部25が
設けられている。
の内側に挿入される断熱材13の厚さも大きくなってい
る。外殻体12の上縁には、図6及び図7に示されるよ
うに、内殻体11の接合部24と嵌合する接合部25が
設けられている。
【0020】内外両殻体11,12は、図1に示される
ような向き組み合わされ、それらの接合部24,25が
図5のように嵌合せしめられることにより一体化され、
内部の密閉室内に断熱材13が充填される。
ような向き組み合わされ、それらの接合部24,25が
図5のように嵌合せしめられることにより一体化され、
内部の密閉室内に断熱材13が充填される。
【0021】その他、図2乃至図4に示されるように、
各殻体11,12には保冷箱を吊り下げるためのベルト
を通すベルト通し26、箱体9の空室22内に溜まった
水を除去するための水抜き栓27が設けられている。
各殻体11,12には保冷箱を吊り下げるためのベルト
を通すベルト通し26、箱体9の空室22内に溜まった
水を除去するための水抜き栓27が設けられている。
【0022】次に、上記箱体9の製造方法について説明
する。箱体9の内殻体11はアンダカットとしての凹部
を備えないので、単に内殻体11の内壁面と外壁面の形
状を夫々与えた雄型と雌型(図示せず)とで成形可能で
ある。
する。箱体9の内殻体11はアンダカットとしての凹部
を備えないので、単に内殻体11の内壁面と外壁面の形
状を夫々与えた雄型と雌型(図示せず)とで成形可能で
ある。
【0023】しかし、箱体9の外殻体12は、アンダカ
ットである凹部18を備えるので、図14のような特殊
構造の金型を用いなければ成形品の離型が困難である。
この金型の雄型28は、外殻体12の凹部18のある内
壁面に対応した左右二つの第1の金型部分28a,28
bと上記凹部18以外の内壁面に対応する第2の金型部
分28cとに分割されている。第1の金型部分28a,
28bと第2の金型部分28cは夫々斜面を介して接触
し、かつ蟻及び蟻溝のような係合部(図示せず)を介し
て結合し、第2の金型部分28cが雌型29側に移動す
ると左右の第1の金型部分28a,28bが夫々左右に
移動し(図14(A))、第2の金型部分28cが雌型
29から離脱する向きに移動すると第1の金型部分28
a,28bが脱型可能位置へと移動する(図14
(B))ようになっている。
ットである凹部18を備えるので、図14のような特殊
構造の金型を用いなければ成形品の離型が困難である。
この金型の雄型28は、外殻体12の凹部18のある内
壁面に対応した左右二つの第1の金型部分28a,28
bと上記凹部18以外の内壁面に対応する第2の金型部
分28cとに分割されている。第1の金型部分28a,
28bと第2の金型部分28cは夫々斜面を介して接触
し、かつ蟻及び蟻溝のような係合部(図示せず)を介し
て結合し、第2の金型部分28cが雌型29側に移動す
ると左右の第1の金型部分28a,28bが夫々左右に
移動し(図14(A))、第2の金型部分28cが雌型
29から離脱する向きに移動すると第1の金型部分28
a,28bが脱型可能位置へと移動する(図14
(B))ようになっている。
【0024】雌型29は、外殻体12の外壁面に対応し
た形状を有し、例えばその上記凹部18に対応した箇所
29aは成形品の離型を可能にするべく雌型本体と別個
に移動可能となっている。
た形状を有し、例えばその上記凹部18に対応した箇所
29aは成形品の離型を可能にするべく雌型本体と別個
に移動可能となっている。
【0025】しかして、図14(A)に示されるよう
に、雄型28の第2の金型部分28cが矢印方向に移動
すると、第1の金型部分28a,28bが矢印方向に移
動して雌型29との間でキャビティを形成する。雌型2
9の成形品凹部18に対応した箇所29aも雄型29側
に移動し、雄型29との間で凹部18のキャビティを形
成する。
に、雄型28の第2の金型部分28cが矢印方向に移動
すると、第1の金型部分28a,28bが矢印方向に移
動して雌型29との間でキャビティを形成する。雌型2
9の成形品凹部18に対応した箇所29aも雄型29側
に移動し、雄型29との間で凹部18のキャビティを形
成する。
【0026】しかる後、外殻体12を構成する溶融合成
樹脂が金型内に射出され、キャビティ内に充満する。射
出完了後、図14(B)に示されるように、雄型28の
第2の金型部分28cが矢印方向に移動する。第1の金
型部分28a,28bは矢印方向に移動し、成形品の凹
部18の内壁面との間に隙間aを形成する。一方、雌型
29の成形品凹部18に対応した箇所29aは、雄型2
8a,28bから離れる。これにより、外殻体12の成
形品は金型の外に取り出し可能となる。
樹脂が金型内に射出され、キャビティ内に充満する。射
出完了後、図14(B)に示されるように、雄型28の
第2の金型部分28cが矢印方向に移動する。第1の金
型部分28a,28bは矢印方向に移動し、成形品の凹
部18の内壁面との間に隙間aを形成する。一方、雌型
29の成形品凹部18に対応した箇所29aは、雄型2
8a,28bから離れる。これにより、外殻体12の成
形品は金型の外に取り出し可能となる。
【0027】なお、上記箱体9の内殻体及び外殻体は、
図9に示されるような構成とすることもできる。この内
殻体30のフランジ31は凹部に対応した箇所に上記欠
如部を有していない。また、外殻体32の接合部33は
外殻体32の開口縁に沿って複雑に屈曲したものでな
く、図9及び図10に示されるように、凹部34の内側
を直線状に伸びている。内殻体30のフランジ31の下
面には、図11に示されるような外殻体32との接合部
35が下向きに形成されている。
図9に示されるような構成とすることもできる。この内
殻体30のフランジ31は凹部に対応した箇所に上記欠
如部を有していない。また、外殻体32の接合部33は
外殻体32の開口縁に沿って複雑に屈曲したものでな
く、図9及び図10に示されるように、凹部34の内側
を直線状に伸びている。内殻体30のフランジ31の下
面には、図11に示されるような外殻体32との接合部
35が下向きに形成されている。
【0028】内外両殻体30,32は、図9に示される
ような向きに組み合わされ、接合部33,35での接合
により一体化され、内部の密閉室内に断熱材が充填され
る。
ような向きに組み合わされ、接合部33,35での接合
により一体化され、内部の密閉室内に断熱材が充填され
る。
【0029】
【発明の効果】本発明の保冷箱は、外殻体に凹部を有す
るので、凹部と他の部分との間に隙間を生じたり、色違
いを生じたりすることがない。従って、隙間を覆った
り、補強したり、色違いを隠蔽したりする補強板等の部
材を必要としない。また、外殻体は凹部から他の箇所に
至るまで略均一な肉厚となっているので、保冷箱の重量
を軽減することができ、断熱材の厚さを大きくして保冷
効果を高めることができる。
るので、凹部と他の部分との間に隙間を生じたり、色違
いを生じたりすることがない。従って、隙間を覆った
り、補強したり、色違いを隠蔽したりする補強板等の部
材を必要としない。また、外殻体は凹部から他の箇所に
至るまで略均一な肉厚となっているので、保冷箱の重量
を軽減することができ、断熱材の厚さを大きくして保冷
効果を高めることができる。
【0030】また本発明の保冷箱の外殻体の製造用金型
は、凹部に対応する雄型部分を分割することにより脱型
を可能にしているので、金型の全体構成を簡素化しう
る。また、雄型の第1の金型部分を第2の金型部分が離
脱する際に脱型可能位置へと移動させるので、成形品の
金型からの脱型を簡易かつ迅速に行うことができる。
は、凹部に対応する雄型部分を分割することにより脱型
を可能にしているので、金型の全体構成を簡素化しう
る。また、雄型の第1の金型部分を第2の金型部分が離
脱する際に脱型可能位置へと移動させるので、成形品の
金型からの脱型を簡易かつ迅速に行うことができる。
【図1】本発明に係る保冷箱の箱体の分解斜視図であ
る。
る。
【図2】上記保冷箱の部分切欠平面図である。
【図3】上記保冷箱の部分切欠側面図である。。
【図4】上記保冷箱の部分切欠正面図である。
【図5】図3中V部分の拡大図である。
【図6】図1中VI−VI線断面図である。
【図7】図1中 VII−VII 線断面図である。
【図8】図1中VIII−VIII線断面図である。
【図9】箱体の他の実施例の分解斜視図である。。
【図10】図9中X−X線断面図である。
【図11】図9中XI−XI線断面図である。
【図12】保冷箱の蓋の斜視図である。
【図13】保冷箱の蓋の他の例の斜視図である。
【図14】保冷箱の外殻体の製造用金型の縦断面図であ
り、(A)は型締め時の状態を示し、(B)は型開き時
の状態を示す。
り、(A)は型締め時の状態を示し、(B)は型開き時
の状態を示す。
【図15】従来の保冷箱の部分切欠断面図である。
【図16】従来の保冷箱の部分切欠断面図である。
9…箱体 10…蓋 11…内殻体 12…外殻体 13…断熱材 17…固定具 18…凹部 28…雄型 28a,28b…第1の金型部分 28c…第2の金型部分
Claims (2)
- 【請求項1】 断熱材を包む内殻体と外殻体を保冷箱の
箱体が有しており、該箱体の蓋を該箱体に固定する固定
具が該箱体の上部の凹部に収められた保冷箱において、
上記凹部が上記箱体の外殻体に形成され、かつ該外殻体
が上記凹部から他の箇所に至るまで略均一な肉厚に形成
されていることを特徴とする保冷箱。 - 【請求項2】 上記外殻体の内壁面を成形するための雄
型が、上記凹部のある内壁面に対応する第1の金型部分
と上記凹部以外の内壁面に対応する第2の金型部分とに
分割されており、かつ第1の金型部分は第2の金型部分
が離脱する際に脱型可能位置へと移動しうるように第2
の金型部分に係合せしめられていることを特徴とする保
冷箱の外殻体の製造用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27745792A JPH06127573A (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 保冷箱及びその外殻体の製造用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27745792A JPH06127573A (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 保冷箱及びその外殻体の製造用金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06127573A true JPH06127573A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17583857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27745792A Pending JPH06127573A (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 保冷箱及びその外殻体の製造用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06127573A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022060844A1 (en) * | 2020-09-15 | 2022-03-24 | Cryoport, Inc. | Hardened reusable modular shipper |
US12024336B2 (en) | 2022-07-19 | 2024-07-02 | Cryoport, Inc. | Hardened reusable shipper with reversible label holder |
-
1992
- 1992-10-15 JP JP27745792A patent/JPH06127573A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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