JPH0612711A - 光磁気記録媒体 - Google Patents

光磁気記録媒体

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JPH0612711A
JPH0612711A JP16735892A JP16735892A JPH0612711A JP H0612711 A JPH0612711 A JP H0612711A JP 16735892 A JP16735892 A JP 16735892A JP 16735892 A JP16735892 A JP 16735892A JP H0612711 A JPH0612711 A JP H0612711A
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達也 深見
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和彦 堤
Kazuo Hajima
一夫 羽島
Yuji Kawano
裕司 川野
Yoshio Fujii
善夫 藤井
Takashi Tokunaga
隆志 徳永
Yoshiyuki Nakagi
義幸 中木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高感度で、かつ記録、再生のレーザーパワー
マージンおよびバイアス磁界マージンが実用上充分に広
い光変調オーバーライト光磁気記録装置を提供する。 【構成】 垂直磁気異方性を有する第1磁性層から第4
磁性層までの4層が積層され、隣接する層は互いに交換
結合されており、 第1磁性層が希土類元素と遷移金属からなる合金で、
第2磁性層から第1磁性層への転写過程が生じる温度近
傍の補償組成とする、または 第2磁性層が希土類元素と遷移金属からなる合金で、
希土類金属の含有率が27at%以下にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光強度変調ダイレクト
・オーバーライト可能な光磁気記録媒体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図15は、たとえばジャーナル オブ
アプライド フィジックス(Journal of Applied Physic
s)第67巻、第9号パート(part) IIA、(1990年5月
1日)、4415〜4416頁に示された従来の光磁気記録媒体
の構成図および記録、再生時の光ビームである。図15
において、1は半導体レーザなどより出射されレンズに
より集光された光ビーム、2はHbの磁界を発生させる
外部磁界発生媒体、3はガラスまたはプラスチックスな
どからなる透明基板、4〜7は互いに交換結合した4層
の磁性層であり、4が第1磁性層、5が第2磁性層、6
が第3磁性層、7が第4磁性層である。
【0003】つぎに、ダイレクト・オーバーライトのメ
カニズムについて説明する。図16(a)は、ある温度で
の遷移金属副格子磁化の方向を示し、図16(b)に記録
時(PHIGH、PLOW)と再生時(PREAD)の3値変調さ
れる光ビームの光強度を示している。PREADは非常に小
さなパワーのため磁化状態(記録状態)は変化しない
が、PLOW、PHIGHでは記録膜の温度が上昇し、その最
高到達温度はTLOW、THIGHとなり、以後冷却時の磁化
状態の変化により“0”または“1”の記録が行われ、
それぞれ“低パワー・プロセス”と“高パワー・プロセ
ス”と呼ばれる。
【0004】まず、“低パワー・プロセス”においては
第2磁性層5と第4磁性層7はその遷移金属副格子磁化
の方向に変化がなく上向きであり、その後の冷却時に第
1磁性層4は第2磁性層5からの交換力により遷移金属
副格子磁化の方向は揃い上向きとなり“0”が記録され
る。
【0005】また、“高パワー・プロセス”においては
媒体温度がTHIGHまで、つまり第2磁性層5のキュリー
温度Tc2近傍まで上昇するため第4磁性層7のみが遷移
金属副格子磁化の方向は上向きになっている。Hbによ
り第2磁性層5の遷移金属副格子磁化の方向が下向きと
なり、つぎに第1磁性層4が“低パワー・プロセス”同
様に第2磁性層5からの交換力により下向きになる。そ
して、室温近傍において第2磁性層5が第3磁性層6か
らの交換力により上向きとなる初期化過程が起こるが、
第1磁性層4はこの時点では交換力による反転はなく下
向きを保ち“1”が記録される。
【0006】ところで、ここで用いられている4層の磁
性層は表1に示すような磁気特性および膜厚を有してい
る。
【0007】
【表1】 表1において、全膜厚は2600Åで、TMは遷移金属副格
子磁化の方が希土類金属副格子磁化より大きいことを意
味し、またREは希土類金属副格子磁化の方が遷移金属
副格子磁化より大きいことを意味する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の光磁気ディスク
は磁性層の総膜厚が厚いため、記録時に大きなレーザ光
強度が必要となり、記録感度が低下するという問題があ
る。また、複雑なメカニズムを用いているため、オーバ
ーライトするときの外部磁界の許容範囲が狭く、そのた
めに充分な信号対雑音比がえられにくいという問題があ
る。
【0009】本発明はこのような問題を解消するために
なされたもので、基本性能が劣化することなく、記録感
度の向上を実現できる光磁気ディスクを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる請求項1
記載の光磁気記録媒体は、基板上に垂直磁気異方性を有
する第1磁性層から第4磁性層までの4層が積層され、
それぞれ隣接する層は互いに交換結合されている光強度
変調方式によりダイレクト・オーバーライト可能な光磁
気記録媒体であって、第2磁性層が希土類と遷移金属か
らなる合金であり、かつ、希土類の含有率が27at%以
下であることを特徴とするものである。
【0011】また、請求項4記載の光磁気記録媒体は、
基板上に垂直磁気異方性を有する第1磁性層から第4磁
性層までの4層が積層され、それぞれ隣接する層は互い
に交換結合されている光強度変調方式によりダイレクト
・オーバーライト可能な光磁気記録媒体であって、第1
磁性層が希土類と遷移金属からなる合金であり、第2磁
性層から第1磁性層への転写過程が生じる温度近傍にお
いて、第1磁性層が補償組成とすることを特徴とするも
のである。
【0012】
【作用】本発明における光磁気記録媒体は、第2磁性層
が高パワー・プロセスの転写過程において、外部磁界の
影響を受けることなく、転写が生じるため、第2磁性層
の薄膜化が可能である。また、第1磁性層の転写過程に
おいて、磁界との相互作用が小さいため、良好なキャリ
ヤ/ノイズ比(以下、CN比という)を広い外部磁界範
囲でうることができる。
【0013】
【実施例】つぎに、本発明の実施例について説明する。
本発明による光磁気記録媒体の磁性層部分の基本構造は
図1に示すような構造になっている。すなわち、図1に
おいて、ガラスまたはプラスチックスなどの透明基板3
上にSiN、TaO、ZnSなどの誘電体層8が形成さ
れ、その上に第1磁性層4、中間層10、第2磁性層5、
第3磁性層6、第4磁性層7、前記と同じ誘電体層9の
積層体により構成されている。
【0014】第1磁性層4は第2磁性層5の磁化の方向
の交換力により降温過程で磁化方向が決められるもの
で、キュリー温度は第3磁性層のつぎに低い温度にな
り、たとえばTby(FexCo100-x100-y(0≦x≦
10、20≦y≦27)など希土類金属と遷移金属との合金で
形成される。なお、各元素の添字は原子(at)%を意
味する(以下同じ)。
【0015】また、中間層10は第1磁性層4と第2磁
性5との交換力を調整する層で、垂直磁気異方性を有し
ない、Gdy(FexCo100-x100-yなどが使用され
る。なお、この中間層は交換力の大きさに応じて必要と
なるもので必須ではない。
【0016】第2磁性層5は高パワープロセスでの外部
磁界により磁化方向が決められる磁性層で、第4磁性層
についでキュリー温度の高いことが必要で、たとえばD
z(FexCo100-x100-z、(GdyDy100-y
z(FexCo100-x100-z、(GdyTb100-yz(F
xCo100-x100-zなどの希土類金属と遷移金属の合
金が使用される。
【0017】また、第3磁性層は第2と第4磁性層間の
交換力を高い温度でしゃ断するもので、キュリー温度は
一番低い材料に設定され、たとえばTbxFe100-x(18
≦x≦27)などが使用される。
【0018】さらに、第4磁性層は高パワープロセスで
も磁化の方向が変化しないキュリー温度が300℃以上の
材料が使用され、たとえばTbxCo100-x(19≦x≦2
8)などが使用される。
【0019】これらの磁性層からなる光磁気記録媒体で
のオーバーライトの方法については図16の説明と同様で
ある。本発明ではこの積層された磁性層全体の厚さを薄
くするため、とくに膜厚の厚い第1磁性層と第2磁性層
の組成および膜厚と特性との関係を調べ最適な組成を見
出した。つぎに、具体的な実施例で詳細に説明する。
【0020】[実施例1]本実施例においては、4層の
磁性層の各層は透明基板3上に以下の順でスパッタ法に
より形成された。
【0021】 誘電体層8 :SiN 600Å 第1磁性層4:Tb25(Fe95Co575 300Å 中間層10 :Gd30(Fe70Co3070 50Å 第2磁性層5:Dyx(Fe60Co40100-x 300Å,
500Å,700Å(25≦x≦28) 第3磁性層6:Tb20Fe80 150Å 第4磁性層7:Tb26Co74 300Å 誘電体層9 :SiN 600Å 上記に示すように、第2磁性層だけ膜厚とDy含有率を
変えて、その記録再生特性への影響を調べた。記録再生
特性としては、1.3MHz記録信号上に1MHzの信号
をオーバーライト記録し、その1MHzにおける再生信
号のCN比を測定した。記録時の線速度は5.7m/s、
Hb=300(Oe)、またPHIGHとPLOWはCN比が最大
になるように選び、PREADは1mWで行った。図2
(a)、(b)、(c)に第2磁性層5の厚さをそれぞ
れ300Å、500Å、700ÅとしたときのDyの量xの変化
に対するCN比の変化の結果を示す。図2の(b)、
(c)に示すように、第2磁性層5の厚さが500Åと700
ÅのばあいにおいてはDyの量xが25〜28at%(以
下、単に%と記す)の範囲で良好なCN比を示している
が図2の(a)に示す第2磁性層5の厚さが300Åと膜
厚が薄くなったばあいには、x>27%でCN比の急激な
劣化が生じている。つぎにこの理由を定性的に示す。
【0022】ここで用いられている4層の磁性層はいず
れも遷移金属(FeやCo)と希土類金属(Gd、D
y、Tb)との合金である。遷移金属と希土類金属の磁
性スピンはフェリ磁性結合、つまり反平行に結合してい
る。たとえば第2磁性層5においては、Dyの副格子磁
化とFeCoの遷移金属副格子磁化とは反平行に結合し
ている。Dyの量xが25〜28%の範囲においては、Dy
の副格子磁化の方が遷移金属副格子磁化よりも大きくな
っている。この状態をDyドミナント(Dy-dominant)と
呼ぶ。しかし、温度が上昇すると、希土類金属副格子磁
化の減少率は遷移金属副格子の減少率よりも大きいた
め、温度と共にDyドミナントから遷移金属副格子磁化
の方が大きくなるTMドミナント(Transition Metal-do
minant)へと徐々に移行する。この様子をたとえば、x
=25%のばあいについて、図3に示す。縦軸の総磁化と
は、希土類金属副格子磁化と遷移金属副格子磁化との差
である。図3において、総磁化が0になる温度がある
が、この温度を補償温度という。また、ある温度が補償
温度となるときの組成を補償組成という。補償温度の前
後において、総磁化は符号を変える。ところで、補償温
度は組成により変化する。室温において、希土類金属副
格子磁化の方がより大きいREドミナント(Rare Earth-
dominant)であると、補償温度はより高い温度になる。
したがって、希土類金属の量がx=25%より多いx=26
%の方が補償温度が高いことになる。
【0023】以上の考えに基づき、高パワー・プロセス
における磁化方向の変化を説明する。まず、第4磁性層
7の遷移金属副格子の方向を上向きとする。高パワー照
射により磁性層の温度がTHIGHに達し、その後に生じる
各層の磁化の変化を図4に示す。ただし、総磁化の方向
を白抜き矢印で、遷移金属副格子磁化の方向を実線の矢
印で、希土類金属副格子磁化の方向を点線の矢印で表わ
している。この図4で問題になるのは、冷却工程のか
らへの遷移である。たとえばの状態は100〜15
0℃と考えられる。xが小さいときには補償温度が低い
温度にあるので、第2磁性層5は状態では図4のよう
にTMドミナントである。しかし、xが大きいとき、た
とえばx=28%においては、補償温度は200℃以上であ
り、の状態より高い温度で既にREドミナントになっ
ている。このとき、総磁化は図4のとは異なり図5の
に示すように、上向きになっている。このばあい、図
4の状態が達成される必要十分条件は、図5に示すよ
うに遷移が達成されることに等しい。この条件を静的な
エネルギーのつりあいから考えるとつぎの不等式を満足
する必要がある。
【0024】 2Ms11(Hc1−Hb)−σw12<2Ms22(Hc2−Hb)−σw12 (1) ここで、Msi、ti、Hci(i=1、2)はそれぞれ第
i磁性層の総磁化、膜厚および保持力である。この式が
成立するためには、Ms2は小さく、t2は大きい方がよ
い。すなわち、第2磁性層5の組成はxが小さい方がよ
く、膜厚は厚い方がよい。したがって、図2においてC
N比が劣化している領域はxが大きく、かつ膜厚が薄い
ところであり、式(1)を満足するには不利であること
は明白である。このため、xが27%より大きく、かつ膜
厚が300Åのときは、状態が完全には達成されず、ノ
イズが上昇し、CN比が劣化したと考えられる。したが
ってxを27%以下にすれば膜厚が300μmと薄くなって
も問題にならない。
【0025】[実施例2]実施例1においては、第2磁
性層5はDyFeCoであったが、本実施例では、Gd
DyFeCoを用いた。
【0026】本実施例においては、4層の磁性層の各層
は透明基板3上に以下の順でスパッタ法により形成され
た。
【0027】 誘電体層8 :SiN 600Å 第1磁性層4:Tb25(Fe93Co775 300Å 中間層10 :Gd30(Fe70Co3070 50Å 第2磁性層5:(Gd40Dy60x(Fe75Co25
100-x 300Å,500Å,700Å(25≦x≦28) 第3磁性層6:Tb20(Fe98Co280 150Å 第4磁性層7:Tb26Co74 300Å 誘電体層9 :SiN 600Å 第2磁性層5の全体に対する希土類金属の比率xおよび
膜厚を変えて、実施例1と同様に記録再生特性への影響
を調べた。その結果を図6に示す。図6の(a)は膜厚
が300Åのばあい、(b)は500Åのばあい、(c)は70
0Åのばあいで、それぞれ横軸に希土類金属の比率x
を、縦軸にCN比をとって示してある。図6から膜厚が
薄く、x>27%においてCN比が劣化していることがわ
かるが、xが27%以下なら膜厚が300ÅでもCN比は良
好であった。
【0028】[実施例3]本実施例においては、第2磁
性層5としてGdTbFeCoを用い、4層の磁性層の
各層は透明基板3上に以下の順でスパッタ法により形成
された。
【0029】 誘電体層8 :SiN 600Å 第1磁性層4:Tb25(Fe95Co575 300Å 中間層10 :Gd30(Fe70Co3070 50Å 第2磁性層5:(Gd50Tb50x(Fe85Co15
100-x 300Å,500Å,700Å(25≦x≦28) 第3磁性層6:Tb20(Fe99Co180 150Å 第4磁性層7:Tb26Co74 300Å 誘電体層9 :SiN 600Å 実施例1および2と同様に第2磁性層の希土類金属の比
率xおよび膜厚を変えて記録再生特性への影響を調べ
た。その結果を図7に示した。図7も図6と同様に、
(a)は膜厚が300Åのばあい、(b)が500Åのばあ
い、(c)が700Åのばあいを示し、それぞれ横軸に希
土類金属の比率xを、縦軸にCN比をとって示してあ
る。図7から、本実施例でも、やはり、膜厚が薄く、x
>27%でCN比が急激に劣化することがわかるが、xが
27%以下なら膜厚が300ÅでもCN比は良好であった。
【0030】以上の3つの実施例においては、高記録感
度の光磁気記録媒体をうるために、第2磁性層5の薄膜
化を進め、薄膜化したときの組成の最適条件を求めた。
以下の実施例においては、第1磁性層4の薄膜化を進
め、高記録感度の光磁気記録媒体をうることを目的に検
討を行った。
【0031】[実施例4]各層は透明基板3上に以下の
順でスパッタ法により形成された。
【0032】 誘電体層8 :SiN 600Å 第1磁性層4:Tbx(Fe95Co5100-x 200
Å、300Å(x=23%または25%) 中間層10 :Gd30(Fe70Co3070 なし、25Å、50Å、75Å、100Å 第2磁性層5:Dy26(Fe60Co4074 300Å 第3磁性層6:Tb20Fe80 150Å 第4磁性層7:Tb26Co74 300Å 誘電体層9 :SiN 600Å ここで、中間層は第1磁性層4と第2磁性層5のあいだ
に働く交換力σw12を調整するために設けられ、中間層
が厚いほど、σw12は小さくなる。
【0033】さて、上記に示すように第1磁性層4の膜
厚とTb含有率および中間層の膜厚を変えて、その記録
再生特性への影響を調べた。実施例1〜3と同様に、記
録再生特性としては、1.3MHz記録信号上に1MHz
の信号をオーバーライト記録し、その1MHzにおける
再生信号のCN比を測定した。記録時の線速度は5.7m/
s、Hb=300(Oe)、またPHIGHとPLOWはCN比が最大
になるように選びPREADは1mWで行った。その結果を
図8および図9に示す。すなわち、図8は第1磁性層の
Tbの比率が23%のとき、図9は25%のときで、それぞ
れ(a)は第1磁性層の膜厚が200Å、(b)は300Åの
ばあいを、横軸に中間層の膜厚を、縦軸にCN比をとっ
て示した。図8および図9から、第1磁性層4のTb含
有率が少ないとき(x=23%)には、第1磁性層4の膜
厚や中間層10の膜厚を変えても55dB以上のCN比をう
ることはできないが、Tb含有率が多いとき(x=25
%)には、中間層の膜厚を厚くすることにより良好な結
果がえられた。
【0034】以上の結果を説明するために、第1磁性層
の厚さt1=300Åで、中間層10の膜厚が50Åのときの光
磁気記録媒体(図8と図9において矢印をつけた2つの
媒体S23とS25)の外部磁界依存性を詳細に調べた。媒
体S23とS25は第1磁性層4のTb含有率のみが異な
り、したがって、図10と図11に示した外部磁界依存性の
差異は、第1磁性層4のTb含有率の差異に関係がある
と考えられる。
【0035】図10および図11の(a)は通常のオーバー
ライト記録における磁界特性であり、1.3MHzの記録
信号上に1MHzの信号をオーバーライトし、1MHz
における再生信号のCN比を測定した。記録時の線速度
は5.7m/s、PHIGHとPLOWはHb=300(Oe)にお
いてCN比が最大となるように選び、PHIGHとPLOW
あいだを変調して記録を行い、PREADは1mWで行っ
た。
【0036】他方、図10および図11の(b)は、ローパ
ワー記録を行ったときの磁界特性である。ローパワー記
録とは、まず、ハイパワー(PHIGH−DC)で一様に消
去を行ない(図12(a)参照)、その後にレーザーパワ
ーをPLOWと0のあいだを変調して記録を行った(図12
(b)参照)。記録周波数は1MHzであり、PHIGH
LOWは図10、11の(a)で決めたパワーをそのまま適
用した。線速度は5.7m/s、PREADは1mWであっ
た。通常のオーバーライト記録におけるCN比の外部磁
界依存性は図10、11の(a)にみられるように、Hb=
0付近から立上がり、+側のどこかで立ち下がる。この
立上がりを決定するのは、図16の高パワープロセスにお
ける第2磁性層5への書込み過程である。一方、立下が
りを決定するのは図16の低パワープロセスにおける
“0”の転写過程すなわち第2磁性層5から第1磁性層
4への転写過程を満足するための必要十分条件と考えら
える。すなわち、図13なる遷移が達成される条件であ
る。図13において、第2および第4磁性層5および7を
REドミナントであるように示しているが、これらの層
は上記の遷移において磁化反転しないため、REドミナ
ントまたはTMドミナントのどちらであっても求めるべ
き条件には影響しない。重要な点は、第1磁性層であ
る。図13において、第1磁性層はTMドミナントで示し
てある。このとき、この遷移が満足すべき条件は 2Ms11(Hc1+Hb)−σw12<0 (2) すなわち
【0037】
【数1】 が、Hbの満足すべき条件である。たとえば図10で用い
た媒体S23はTbの量が23%であり、転写温度では明ら
かにTMドミナントであり、オーバーライト時の外部磁
界の上限は式(3)の右辺で与えられると考えられる。
また、この式(3)はローパワープロセスの“0”の転
写過程を満足するように導かれた式なので、図10(b)
のローパワー記録の外部磁界依存性の上限もやはり、式
(3)の右辺で与えられる。図10(b)より、この上限
を求めると100(Oe)と予想できる。しかし、図10
(a)においては、Hb=100(Oe)ではまだCN比
は立ち上がっていない。すなわち、図16のハイパワープ
ロセスの記録過程が生じるには、外部磁界が不充分であ
ることを意味する。したがって、媒体S23においてはハ
イパワープロセスの記録過程とローパワープロセスにお
ける“0”の転写過程が完全に満足される外部磁界のマ
ージンが存在せず、そのため、媒体S25に比べてCN比
が小さくなっている。
【0038】一方、媒体S25はTb含有率が25%であ
り、補償温度は媒体S23に比べて高い温度にある。実際
に測定を行ったところ、媒体S25の第1磁性層4の補償
温度は140℃であり、ほぼ“0”の転写プロセスが生じ
る温度近傍にあると思われる。補償温度においては総磁
化Ms1=0であるので、式3の右辺は∞になる。つま
り、総磁化が極めて小さいため、外部磁界との相互作用
がほとんどない。これは図11の(b)に示された結果
をよく説明している。このばあい、ハイパワープロセス
の記録過程とローパワープロセスの“0”の転写過程の
両方が良好に生じる外部磁界の範囲は充分に広くなると
考えられる。図11の(a)においてHb=800(Oe)
でCN比の劣化が見られるが、これは実施例1に示した
式(1)の条件と関係があると思われる。しかし、実用
上必要な外部磁界マージンは充分に媒体S25においては
確保されている。これまで説明してきたように、第1磁
性層4の補償温度は“0”の転写が生じる温度近傍にあ
ることが望ましく、これを検証するためには、ローパワ
ー記録における外部磁界依存性がフラットであることを
確認すればよい。たとえば国際規格(ISO規格)に定
められている外部磁界の上限は400(Oe)であるの
で、ローパワー記録における外部磁界依存性が−400
(Oe)≦Hb≦400(Oe)の範囲でフラットであれ
ば実用上充分である。
【0039】第1磁性層4が、転写過程が生じる温度近
傍でREドミナントであるばあいには、“0”の転写過
程においては、Hbが正であれば転写条件は満足され
る。しかし、図16の高パワープロセスの“1”の転写過
程で式(2)と同じ制限を受けるため、やはり、磁界マ
ージンは狭くなる。ただし、REドミナントとTMドミ
ナントとでは磁界との相互作用の正負が逆転するため、
ローパワー記録に対する磁界特性は、負の磁界側でCN
比が劣化する。たとえば、媒体S23やS25と比べて、第
1磁性層4のTb含有量xが27%と多い媒体S27を作製
し、同様の測定を行なったところ図14に示した結果をえ
た。すなわち、図14は図10、11と同様に横軸に外部磁界
の変化を、縦軸にCN比の変化を示している。図14
(b)からわかるように、ローパワー記録に対しては、
負の磁界側でCN比の劣化があり、これが、図14(a)
のオーバーライト記録特性上に現われている。
【0040】以上より、広い磁界マージンをうるために
は、“0”の転写が生じる温度(≒“1”の転写が生じ
る温度)近傍で、第1磁性層4が補償組成になることが
望ましいことが明らかになった。これはローパワー記録
におけるCN比の磁界依存性がフラットであることと等
価であり、実用上は−400(Oe)≦Hb≦400(Oe)
でフラットであることが必要である。ここで、フラット
であるという意味は、CN比の変化が測定誤差程度、た
とえば±1dB程度である。
【0041】媒体S23のように前記の特性がフラットに
ならない媒体では、図8に示すように、他の媒体条件を
変えても良好なCN比はえられなかった。他の媒体条件
とは、第1磁性層4の膜厚およびσw12を調整するため
の中間層10の膜厚である。
【0042】他方、媒体S25のように磁界特性がフラッ
トな媒体では、図9に示すように、良好な特性がえられ
た。
【0043】
【発明の効果】以上のように、第2磁性層の希土類含有
量を27at%以下にしたので、第2磁性層の薄膜化、ひ
いては記録レーザーパワーに対する感度が向上するとい
う効果がある。
【0044】また、第1磁性層を転写過程が生じる近傍
で補償組成になるように構成することにより、外部磁界
マージンを大きくとれる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光磁気記録媒体の磁性層積層部の構成
説明図である。
【図2】実施例1の希土類金属の量を変えたときのCN
比を示す図で、(a)は第2磁性層の厚さが300Å、
(b)は500Å、(c)は700Åのばあいを示す図であ
る。
【図3】実施例1の第2磁性層の総磁化の温度依存性を
示す。
【図4】実施例1の高パワープロセスにおける磁化遷移
図である。
【図5】実施例1の第2磁性層の補償温度が高いときの
遷移達成の条件を説明する図である。
【図6】実施例2の希土類金属の量を変えたときのCN
比を示す図で、(a)は第2磁性層の厚さが300Å、
(b)は500Å、(c)は700Åのばあいを示す。
【図7】実施例3の希土類金属の量を変えたときのCN
比を示す図で、(a)は第2磁性層の厚さが300Å、
(b)は500Å、(c)は700Åのばあいを示す。
【図8】第1磁性層の希土類金属の量が23%のときの中
間層の膜厚の変化に対するCN比の変化を示す図で、
(a)は第1磁性層の厚さが200Å、(b)は300Åのば
あいを示す。
【図9】第1磁性層の希土類金属の量が25%のときの中
間層の膜厚の変化に対するCN比の変化を示す図で、
(a)は第1磁性層の厚さが200Å、(b)は300Åのば
あいを示す。
【図10】媒体S23の外部磁界に対するCN比の変化を
示す図で(a)は通常のオーバーライト記録(b)はロ
ーパワー記録のばあいを示す。
【図11】媒体S25の外部磁界に対するCN比の変化を
示す図で(a)は通常のオーバーライト記録(b)はロ
ーパワー記録のばあいを示す。
【図12】ローパワー記録の説明図で(a)はハイパワ
ーで一様に消去を行ったばあい、(b)がローパワーで
の記録をする模式図である。
【図13】第2磁性層から第1磁性層への転写過程の条
件を説明する図である。
【図14】媒体S27の外部磁界に対するCN比の変化を
示す図で(a)は通常のオーバーライト記録(b)はロ
ーパワー記録のばあいを示す。
【図15】従来の光磁気記録媒体の記録、再生を説明す
る模式図である。
【図16】(a)は光磁気記録媒体のオーバーライトを
説明する模式図で(b)はオーバーライト時に照射する
光ビーム強度を示す図である。
【符号の説明】
1 光ビーム 2 外部磁界発生媒体 3 透明基板 4 第1磁性層 5 第2磁性層 6 第3磁性層 7 第4磁性層 8 誘電体層 9 誘電体層 10 中間層
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の光磁気ディスク
は磁性層の総膜厚が厚いため、記録時に大きなレーザ光
強度が必要となり、すなわち記録感度が低下するという
問題がある。また、複雑なメカニズムを用いているた
め、オーバーライトするときの外部磁界の許容範囲が狭
く、そのために充分な信号対雑音比がえられにくいとい
う問題がある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、中間層10は第1磁性層4と第2磁
性5との交換力を調整する層で、垂直磁気異方性をほと
んど有しない、Gd(FeCo100−x
100−yなどが使用される。なお、この中間層は交換
力の大きさに応じて必要となるもので必須ではない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】ここで用いられている4層の磁性層はいず
れも遷移金属(FeやCo)と希土類金属(Gd、D
y、Tb)との合金である。遷移金属と希土類金属の磁
性スピンはフェリ磁性結合、つまり反平行に結合してい
る。たとえば第2磁性層5においては、Dyの副格子磁
化とFeCoの遷移金属副格子磁化とは反平行に結合し
ている。Dyの量xが25〜28%の範囲においては、
Dyの副格子磁化の方が遷移金属副格子磁化よりも大き
くなっている。この状態をDyドミナント(Dy−do
minant)と呼ぶ。しかし、温度上昇による希土類
金属副格子磁化の減少率は遷移金属副格子の減少率より
も大きいため、温度と共にDyドミナントから遷移金属
副格子磁化の方が大きくなるTMドミナント(Tran
sition Metal−dominant)へと徐
々に移行する。この様子をたとえば、x=25%のばあ
いについて、図3に示す。縦軸の総磁化とは、希土類金
属副格子磁化と遷移金属副格子磁化との差である。図3
において、総磁化が0になる温度があるが、この温度を
補償温度という。また、ある温度が補償温度となるとき
の組成を補償組成という。補償温度の前後において、総
磁化は符号を変える。ところで、補償温度は組成により
変化する。室温において、希土類金属副格子磁化の方が
より大きいREドミナント(Rare Earth−d
ominant)であると、補償温度はより高い温度に
なる。したがって、希土類金属の量がx=25%より多
いx=26%の方が補償温度が高いことになる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】2Ms1(Hc1−H)−σw12
<2Ms2(Hc2−H)−σw12 (1)
ここで、Msi、t、Hci(i=1、2)はそれ
ぞれ第i磁性層の総磁化、膜厚および保持力である。こ
の式が成立するためには、この種のフェリ磁性体におい
てはMs2c2の積は組成xにほとんど依存せずに一
定であることが知られているので、s2は小さく、t
は大きい方がよい。すなわち、第2磁性層5の組成は
xが小さい方がよく、膜厚は厚い方がよい。したがっ
て、図2においてCN比が劣化している領域はxが大き
く、かつ膜厚が薄いところであり、式(1)を満足する
には不利であることは明白である。このため、xが27
%より大きく、かつ膜厚が300Åのときは、状態が
完全には達成されず、ノイズが上昇し、CN比が劣化し
たと考えられる。したがってxを27%以下にすれば膜
厚が300μmと薄くなっても問題にならない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川野 裕司 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料デバイス研究所内 (72)発明者 藤井 善夫 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社産業システム研究所内 (72)発明者 徳永 隆志 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社産業システム研究所内 (72)発明者 中木 義幸 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社産業システム研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に垂直磁気異方性を有する第1磁
    性層から第4磁性層までの4層が積層され、それぞれ隣
    接する層は互いに交換結合されている光強度変調方式に
    よりダイレクト・オーバーライト可能な光磁気記録媒体
    であって、第2磁性層が希土類金属と遷移金属からなる
    合金であり、かつ、希土類金属の含有率が27at%以下
    であることを特徴とする光磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光磁気記録媒体であっ
    て、第1磁性層と第2磁性層とのあいだに両層の交換結
    合力を調整するための中間層を挿入することを特徴とす
    る光磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の光磁気記録媒体
    であって、希土類金属がGd、Td、Dyの1または2
    以上の任意な組み合わせによりなることを特徴とする光
    磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 基板上に垂直磁気異方性を有する第1磁
    性層から第4磁性層までの4層が積層され、それぞれ隣
    接する層は互いに交換結合されている光強度変調方式に
    よりダイレクト・オーバーライト可能な光磁気記録媒体
    であって、第1磁性層が希土類金属と遷移金属からなる
    合金であり、第2磁性層から第1磁性層への転写過程が
    生じる温度近傍において、第1磁性層を補償組成とする
    ことを特徴とする光磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の光磁気記録媒体であっ
    て、第1磁性層と第2磁性層とのあいだに両層の交換結
    合力を調整するための中間層を挿入することを特徴とす
    る光磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の光磁気記録媒体
    において、ローパワー記録時のCN比の外部磁界依存性
    が、−400(Oe)以上400(Oe)以下の範囲で実効的
    に一定であることを特徴とする光磁気記録媒体。
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