JPH06126821A - 耐熱性容器の成形装置 - Google Patents

耐熱性容器の成形装置

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JPH06126821A
JPH06126821A JP30292792A JP30292792A JPH06126821A JP H06126821 A JPH06126821 A JP H06126821A JP 30292792 A JP30292792 A JP 30292792A JP 30292792 A JP30292792 A JP 30292792A JP H06126821 A JPH06126821 A JP H06126821A
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勝政 横田
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史哉 甘利
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱処理後の一次ブロー成形品を二次ブロー成
形型のキャビティ内に配置した際にその成形品の一部が
型の合わせ面に挾まれないようにしてバリの形成を未然
に防止し、最終成形品の歩留まりの悪化を防止すること
のできる耐熱性容器の成形装置を提供することにある。 【構成】 二次ブロー成形工程に移送される熱収縮した
熱収縮成形品100の外径寸法を、二次ブロー成形品の
外径寸法よりも小さく矯正する矯正ガイド42を設け
る。この矯正ガイド42は二次ブロー成形前に熱収縮成
形品に対して進入される。そして、この時に上昇する一
次成形品の内圧はリリーフ機構46によって排除され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性容器の成形装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、割型から成る軸延伸ブロー成形
容器と称される合成樹脂製の薄肉の包装容器は、射出あ
るいは押出し成形によって得られた延伸適温にあるプリ
フォームを割型からなるブロー型のキャビティ内に位置
させ、容器の縦方向に延伸させると共に内部に吹き込ん
だ気体の圧力によって横方向に膨張させることが行われ
ている。
【0003】ところで、上述した容器に用いられる材質
の選択によっては、内部に高温状態で中身を充填した場
合に胴部が変形するという問題があった。
【0004】そこで、従来では、プリフォームの温調後
に実行されるブロー成形工程を一次と二次とに分け、一
次ブロー成形では最終成形に相当する二次ブロー成形に
よって得られるものよりも縦方向での寸法を大きくして
成形し、そして、この一次ブロー成形品を加熱処理によ
って収縮させたうえで二次ブロー成形を行い最終成形品
である容器を得るようにした、所謂、オーブンブロー成
形方法が提案されている。この成形方法によると、二次
ブロー成形前に一次ブロー成形品を熱収縮させることに
よって耐熱性容器を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような熱処理を行
う場合には、一次ブロー成形品の全体にわたって均一な
収縮を起こさせることが、再ブローによる二次ブロー成
形時での成形時間の短縮化さらには耐熱性の均一化を図
る意味で望まれる。
【0006】しかしながら実際には、温調された段階で
のプリフォームは、周方向での温度分布が均一に維持さ
れていない場合がある。そして、周方向での温度分布が
均一に維持されていないプリフォームを一次ブロー成形
すると周方向での延伸量が異なり、これによって偏肉が
発生する。従って、偏肉を生じた一次ブロー成形品を加
熱処理すると、周方向において熱収縮が均一に行われな
い。また、オーブン中の熱風の方向性によって、円周方
向での収縮が不均一になる虞れがあったり、軸方向の延
伸倍率や肉厚の違いによって収縮率が違うことがある。
このような熱収縮成形品を二次ブロー成形するためにキ
ャビティ内に配置して型締めを行うと、偏肉を生じてい
る部分が型のパーティング面に割込んでしまい、パーテ
ィング面で挾み込まれた部分がバリ状に残ってしまうこ
とがある。従って、バリが生じた最終成形品である二次
ブロー成形品は、不良品として破棄されており、耐熱性
容器の歩留まりが悪くなる虞れがあった。
【0007】そこで、本発明の目的とするところは、従
来の耐熱性容器の成形装置における問題に鑑み、熱処理
された熱収縮成形品を二次ブロー成形に用いられる型の
キャビティ内に配置したとき、熱収縮成形品の一部が型
のパーティング面に挾まれないようにしてバリの形成を
未然に防止し、最終成形品である容器の歩留まりが悪化
を防止することのできる耐熱性容器の成形装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、プリフォームを縦方向およ
び横方向に二軸延伸ブロー成形して一次ブロー成形品に
成形し、この一次ブロー成形品を熱処理炉内で収縮させ
た後に、割型から成る二次ブロー成形型のキャビティ内
で前記熱収縮成形品を二次ブロー成形して耐熱性容器を
成形する成形装置において、前記熱収縮成形品の外径寸
法を前記二次ブロー成形品の外径寸法よりも小さくする
矯正手段を設けたことを特徴としている。
【0009】請求項2の発明は、前記矯正手段は、熱収
縮成形品を内部に配置して前記割型を型締める際に前記
割型のパーティング面に平行な方向の両端間の寸法を対
象として小さくすることを特徴としている。
【0010】請求項3の発明は、前記矯正手段には、熱
処理炉内に対して進退可能に設けられ、炉内に進入した
ときに熱収縮成形品の配列方向両側の側面を加圧して配
列方向での寸法を縮小する大きさを設定された矯正ガイ
ド部材が備えられていることを特徴としている。
【0011】請求項4の発明は、熱収縮成形時に一次ブ
ロー成形品の内圧を所定圧に維持する手段を有し、この
手段は、少なくとも、熱収縮成形品の矯正時に内圧上昇
分の一部又は全部を排除するリリーフ部材を備えている
ことを特徴としている。
【0012】
【作用】本発明によれば、二次ブロー成形前に熱収縮成
形品の外径寸法が二次ブロー成形品外径寸法よりも小さ
く矯正されるので、二次ブロー成形用型のパーティング
面に熱収縮成形品の外形部が位置することがなくなる。
従って、二次ブロー成形により最終成形品とされる二次
ブロー成形品は、仮りに熱処理段階において収縮量の違
いにより外径寸法が偏寄した状態を呈していても、二次
成形用型のパーティング面によって挾み込まれることが
ない。
【0013】また、本発明によれば、熱収縮成形品が二
次ブロー成形用型の内寸よりも小さく矯正される際に内
圧が上昇するが、この内圧の上昇分はリリーフ部材を介
して除去されるので、熱収縮成形品の矯正は内圧の上昇
に妨げられることなく円滑に行われる。
【0014】
【実施例】以下、図面において本発明の詳細を説明す
る。
【0015】図1は、本発明による成形装置を適用する
成形品を図示したものであり、この成形品は、例えば、
二軸延伸ブロー成形のうちの二次ブロー成形前に、一次
ブロー成形品を加熱炉において熱収縮させて耐熱性のあ
る成形品を得ることのできるオーブンブロー成形による
ものである。
【0016】すなわち、オーブンブロー成形は、詳細
が、例えば、本願出願人による先願にあたる特開平3−
205124号、特開平3−234520号の明細書に
記載されているように、例えば、ポリ・エチレン・テレ
フタレート(以下、PETと略記する)を用いて射出あ
るいは押し出し成形された延伸適温にあるプリフォーム
80を温調した後に一次ブロー成形品90、熱収縮成形
品100および二次ブロー成形品110を得るための各
工程をもつ。
【0017】そして、一次ブロー成形品90は、プリフ
ォーム80の首部から挿入された伸縮可能な延伸ロッド
(図示されず)により心出しガイドしながら容器を縦方
向に伸長されるとともに、内部への加圧流体、例えばエ
アの吹き出しによって横方向への膨張成形が行われる。
【0018】また、熱収縮成形品100は、180〜2
20℃の雰囲気中で一次ブロー成形品90が加熱される
ことによって一次ブロー成形品90の縦方向および横方
向に熱収縮させられる。そして、熱収縮成形品100
は、その高さが最終成形品と略同じかあるいは僅かに高
く、また横方向の大きさが最終成形品よりも小さく成形
される。さらに、二次ブロー成形品110は、最終成形
品の寸法に形成されたブロー型のキャビティ内に熱収縮
成形品100が位置されて、エアの導入により熱収縮成
形品100をその横方向に延伸させて得られる。
【0019】一方、図2は、本発明の成形装置を前記オ
ーブンブロー成形機10に適用した場合のオーブンブロ
ーステージ20を示す平面図であり、このオーブンブロ
ーステージ20には、オーブンブロー成形装置10の機
台上に回転盤22が設けられている。回転盤22は、機
台によって、図示矢印方向に間欠回転可能に設けられて
おり、回転盤22の回転方向に沿って一次ブロー成形品
70の搬入路12Aを有する移送ステーション12、二
次ブロー成形品90の排出路14Aを有する取り出しス
テーション14が位置され、これら各ステーションの間
には、第1乃至第5の加熱ステーション24A乃至24
Eが配置されている。また、第5の加熱ステーション2
4Eの後方には、二次ブロー成形ステーションが設けら
れ、このステーションには割型から成るブロー型を備え
た型締め装置30が配置されている。
【0020】回転盤22には、各ステーションに移動さ
せる間、成形品を保持するための構造が設けられてお
り、この構造には、例えば、特開平3ー234520号
公報に記載されている挾持部材が備えられいる。この挟
持部材は、本実施例の場合、回転盤22の周方向に沿っ
て、例えば、4個を1ブロックとして設けられている。
また、前記移送ステーション12および取り出しステー
ション14には、回転盤22との間を往復動可能な供給
装置16および取出し装置18がそれぞれ配置されてい
る。
【0021】第1乃至第5の加熱ステーション24A乃
至24Eは、一次ブロー成形品90の縦方向に沿って強
制的に熱風を流動させて一次ブロー成形品90の胴部に
接触させるために設けられており、各加熱ステーション
のうち、型締め装置30の手前側に位置して後述するボ
トル巾矯正装置40と対向する位置に設けられている第
5の加熱ステーションの加熱炉240は、その構造が図
3に示されている。
【0022】すなわち、第5の加熱ステーション24E
に位置する加熱炉240は、上部が開放され、内部に隔
壁240Aによって仕切られている内側空間240Bと
外側空間240Cとを有する二重構造に形成されてい
る。そして、上述した各空間は、図において下部が通風
管240D、240Eを介して熱風発生装置240Fに
接続され、さらに、各空間は、隔壁240Aの上部を開
放することにより連通されている。
【0023】熱風発生装置240Fは、製造装置10の
側部に付設されており、この熱風発生装置240Fから
の熱風は、内側空間240Bに接続された通風管240
Dを通って内側空間240Bの下部から吹き出し、そし
て、隔壁240Aの上部の連通位置を介して外部空間2
40Cを経由し、熱風発生装置240Fに帰還するよう
になっている。
【0024】前記内側空間240Bの下部でその空間内
に懸垂されている一次ブロー成形品90の底部下方に
は、一次ブロー成形品90の胴部外周に沿って熱風を案
内する形状を設定された断面形状皿形の導風部材240
Gが配置されており、熱風発生装置240Fから吹き出
した熱風が直接、一次ブロー成形品90の底部に吹き付
けられるのを防止されている。
【0025】また、隔壁240Aにおける一次成形品9
0のショルダ部に対向する位置には、ショルダ部の傾斜
に対応させた角度を以って内側空間内に向け延長された
ガイド板240Hが設けられており、内側空間240B
の下部から流れてくる熱風を一次成形品90のショルダ
部に沿って移動させるようになっている。なお、このガ
イド板240Hは、その基部を隔壁240Aに固定さ
れ、そして先端が一次成形品90のショルダ部から離さ
れており、先端とショルダ部との間に熱風を流動させる
ようになっている。また、ガイド板240Hの先端と一
時成形品のショルダ部との間を通過した熱風は、隔壁2
40Aの連通部から外側空間240Cに向け流れ、熱風
発生装置240Fにより回収される。
【0026】そして、加熱炉240の外壁および隔壁2
40Aには開口240Iが形成され、この開口240I
には、加熱炉240の内部に対して進退可能な矯正ガイ
ド42を備えたボトル幅矯正装置40が対向させて設け
られている。なお、第1乃至第4の加熱ステーション2
4A乃至24Dに配置されている加熱炉は、前記開口2
40Iが設けられていない点を除けば、第5の加熱ステ
ーション24Eに設けられている加熱炉と構成が同じで
ある。
【0027】一方、前記ボトル幅矯正装置40は、本実
施例の特徴をなす装置であり、加熱炉240において熱
収縮した熱収縮成形品の外径を二次ブロー成形品の外径
寸法より小さくするために設けられている。
【0028】そして、図4に示されているように、この
ボトル幅矯正装置40は、矯正ガイド42およびこれを
加熱炉240内に対して進退可能に駆動する駆動部と、
熱収縮成形品100の内圧上昇分を排除するリリーフ機
構46とを主要構成として備えている。
【0029】図4において、ボルト巾矯正装置40は、
加熱炉240での熱処理によって成形された熱収縮成形
品100の配列方向側面を加圧する矯正ガイド42と、
この矯正ガイド42を熱収縮成形品100に向け移動さ
せる駆動部とを備えている。
【0030】矯正ガイド42は、挟持部材によって懸垂
保持されている熱収縮成形品100の配列方向におい
て、この熱処理成形品100を内部に配置して割型を型
締めする際に、割型のパーティング面に平行な方向の両
側位置の面が当接できる配列間隔を持たせて並べられて
いる。そして、矯正ガイド42は、基部が摺動部材44
に固定され、そして、加熱炉240の開口240Iに向
け延長されている先端には平面視形状においてテーパ面
が形成されている。また、先端部での縦方向の形状は、
図5に一部が示されているように、上部が二次ブロー成
形品110のショルダ部の形状に沿った勾配面を形成さ
れ、下部が二次ブロー成形品110のヒール部の形状に
近似させたラウンド部を形成され、上下各部の間は垂直
の壁面に形成されている。従って、矯正ガイド42は、
熱収縮成形品100のショルダ部からヒール部までの範
囲を矯正範囲としている。
【0031】そして、矯正ガイド42の表面には、例え
ば、テフロン(商品名)等の離型層42Aが形成されて
熱収縮成形品100から退避する際の粘着を防止して成
形品表面を引きづらないようになっている。
【0032】また、各矯正ガイド42同士の配列ピッチ
(L)は、一次ブロー成形品90の配列ピッチ(L1)
よりも小さく設定されている。このような配列ピッチの
設定は、矯正ガイド42の隣り合う表面間の間隔Xを一
次ブロー成形品90の配列方向での外形寸法X1よりも
符号X2で示すように狭くし(X1>X2)、一次ブロ
ー成形品90の配列方向側面、つまり、ブロー型のパー
ティング面と平行して隣合う面置の外形寸法が縮小され
るようになっている。そして、この縮小される寸法は、
ブロー型のキャビテイの横寸法よりも小さくなる値に設
定されている。
【0033】さらに、前記矯正ガイド42の駆動部は、
摺動部材44の裏面に固定されているピストン60Aを
備えたエアシリンダ60によって構成されており、ピス
トン60Aの移動ストローク(S)は、一次ブロー成形
品90同士の間および配列方向最外側の側面に対向する
位置に矯正ガイド42の胴部が入り込めるストロークに
設定されている。
【0034】従って、矯正ガイド42は、摺動部材44
の移動により、配列されている熱収縮成形品100同士
の間および最外側の熱収縮成形品100の外側面に進入
することができると共に、この進入位置から一次成形品
の移動を阻害しない位置まで退避することが可能であ
る。
【0035】また、エアシリンダ60は、通常、図4に
おいて実線で示されているように、熱収縮成形品100
同士の間および配列方向側部に入り込まないで熱収縮成
形品100の移動を阻害しない退避位置に待機してお
り、回転盤22の回転によって熱収縮成形品100が加
熱炉240の開口240Iに移動してきたときに、図3
において二点鎖線で示されているように、熱収縮成形品
100に向け進入させられるようになっている。
【0036】このため、エアシリンダ60は、図示しな
い制御部によって動作態位を設定されるようになってお
り、この制御部は、熱収縮成形品100を保持している
回転盤22上でのブロックがボトル巾矯正装置40に対
向したことを検知する検知手段(図示されず)からの信
号が入力されたときから僅かな時間遅れを経た時点から
所定時間の間、エアシリンダ60を待機位置より移動さ
せて熱収縮成形品100同士の間および配列方向側部に
矯正ガイド42を進入させるようになっている。上述し
た時間遅れは、後述するリリーフ機構46が熱収縮成形
品100内の内圧上昇分を排除する態位に変化するため
に設定されており、また、所定時間は、例えば、回転盤
22が各ステーションに止まる時間と同等若しくはそれ
よりも短い時間が設定されてれる。
【0037】前記摺動部材44には、ピストン60Aが
固定されている側の面に一対のガイドロッド46が固定
されており、そして、このガイドロッド46は、基台上
に固定されている支持ブラケット48によって支持さ
れ、この構成によって摺動部材44を一次成形品90の
配列方向と直角な方向にガイドするようになっている。
【0038】また、ボトル巾矯正装置40が設けられて
いる側の基台上には、一次成形品90の内圧が上昇した
場合にその上昇圧力をリリーフするための機構46が設
けられている。
【0039】すなわち、このリリーフ機構46は、例え
ば、特開平3ー205124号公報に記載されているよ
うに、一次成形品90の内部に二次ブロー成形用の加圧
流体を供給するための通路および一次成形品90の内部
から熱処理時の圧力上昇分を排除するための通路にそれ
ぞれ設けられている逆止弁のうち、前者の逆止弁を対象
として設けられており、この逆止弁は、一次成形品90
の内部への加圧流体を導入する場合に開放されるように
なっている。
【0040】そして、図3においてリリーフ機構46
は、基台上に設置された固定支持台70に設けられてい
るエアシリンダ74と、このエアシリンダ74のピスト
ンの先端に固定されたエア抜きロッド76とで構成され
ている。このリリーフ機構46は、矯正ガイド42が熱
収縮成形品100同士の間および配列方向側部に向け胴
部を進入させる前にエア抜きロッド76が逆止弁に向け
突出されて逆止弁を開放するようになっている。また、
このリリーフ機構46に設けられているエア抜きロッド
76の突出時期は、前記制御部によって設定されるよう
になっており、本実施例の場合には、回転盤22のブロ
ックがボトル巾矯正装置40に対向したときを検出した
時点に突出を開始するように決められている。なお、エ
ア抜きロッド76の復帰時期は、矯正ガイド42が待機
位置に復帰するまでの間、逆止弁を開放状態に維持でき
る時間を経過した時点とすることが望ましい。これは、
例えば、矯正ガイド42の延長方向の狂い等の組立て誤
差によって、その矯正ガイド42が熱収縮成形品100
に進入する時と退避する時との両方で成形品を加圧する
ことがある場合、加圧による圧力の上昇を排除できるよ
うにするためである。
【0041】次に作用に付いて説明する。
【0042】オーブンブローステージ20においては、
移送されてくる一次成形品90が挾持部材によって首部
を保持された状態で回転盤22にセットされ、回転盤2
2の回転に従って加熱炉24内を移動することができ
る。
【0043】そして、加熱炉24を移動した一次成形品
90は、ブロー型締め装置30の手前側に位置する加熱
炉240に達するとボトル巾矯正装置40に対面する。
【0044】熱収縮成形品100がボトル巾矯正装置4
0に対面したことを位置検知手段により検出されると、
リリーフ機構46に設けられているエア抜きロッド76
が突出され、挾持部材に設けられている加圧流体導入用
の逆止弁が開放される。また、エアシリンダ60が駆動
されることによって矯正ガイド42の胴部が熱収縮成形
品100同士の間および配列方向側部に向け移動させら
れる。従って、熱収縮成形品100は、隣合うもの同士
が対向する面および配列方向最外側の面を矯正ガイド4
2によって加圧されることにより配列方向での外径寸法
を縮小され、二次ブロー成形品110の外径寸法、換言
すればブロー型締め装置30のキャビティの横寸法より
も小さくされる。そして、矯正ガイド42が進入して外
径寸法を縮小される熱収縮成形品100の内圧は縮小時
に上昇するが、その上昇した圧力は挾持部材側の逆止弁
を経由して外部に排除されるので縮小変形を妨げない。
【0045】一方、所定時間を経過したとき、ボトル巾
矯正装置40の矯正ガイド42およびエア抜きロッド7
6は初期位置に復帰する。このとき、矯正ガイド42
は、その表面に設けられている離型層42Aが一次成形
品90の表面と粘着しないで復帰することができ、熱収
縮成形品100の型崩れを起こさせない。従って、熱収
縮成形品100は、ブロー型のパーティング面と平行し
て隣合う位置の外形寸法をキャビティの横寸法よりも小
さくされてキャビテイ内に配置され、型締め後に、周知
の手順によって二次ブロー成形が行われる。
【0046】上述した実施例においては、ボトル巾矯正
装置の構造として、一次ブロー成形品同士およびその配
列方向側部の面に向け進退する矯正ガイドを用いた構造
を示したが、本発明は、このような実施例構造に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々変形実
施が可能である。例えば、進退可能なテーパ面を有する
矯正ガイドに代えて、揺動可能な挾み構造を用い、二次
ブロー成形工程に用いられる型のパーティング面に対向
する部分を挾み込んで外形寸法を縮小する構造を採用す
ることも可能である。さらに、矯正ガイドにヒータある
いは冷却または温調用構造を設けて、一次成形品を過度
に冷却または加熱させないようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、熱
処理されて二次ブロー成形に至る熱収縮成形品の外径寸
法を二次ブロー成形品の外径よりも小さくするので、型
締めの際にブロー型のパーティング面に熱収縮成形品の
一部が入り込むようなことが未然に防止される。従っ
て、一次ブロー成形時に偏肉が生じた状態の熱収縮成形
品を使用しても、二次ブロー成形時での二次ブロー成形
品の外周にバリが発生することがなく、最終成形品の不
良率を抑えて歩留まりを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形装置の一例であるオーブンブロー
成形機において得られる成形品を示す概略説明図であ
る。
【図2】本発明の耐熱性容器の成形装置におけるオーブ
ンブローステージの構成を説明するための平面図であ
る。
【図3】図2に示したオーブンブローステージに設けら
れている加熱炉およびボトル巾矯正装置の構成を示す模
式図である。
【図4】図3に示したボトル巾矯正装置の一部平面図で
ある。
【図5】図3に示したボトル巾矯正装置に用いられる矯
正ガイドの構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 成形装置 20 オーブンブローステージ 22 回転盤 24 加熱炉 30 型締め装置 40 ボトル巾矯正装置 42 矯正ガイド 46 リリーフ機構 76 エア抜きロッド 100 熱収縮成形品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 49/62 6122−4F 49/68 6122−4F // B29L 22:00 4F (72)発明者 鈴木 三郎 長野県小諸市甲4586番地3 日精エー・エ ス・ビー機械株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリフォームを縦方向および横方向に二
    軸延伸ブロー成形して一次ブロー成形品に成形し、この
    一次ブロー成形品を熱処理炉内で収縮させた後に、割型
    から成る二次ブロー成形型のキャビティ内で前記熱収縮
    成形品を二次ブロー成形して耐熱性容器を成形する成形
    装置において、 前記熱収縮成形品の外径寸法を前記二次ブロー成形品の
    外径寸法よりも小さくする矯正手段を設けたことを特徴
    とする耐熱性容器の成形装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の成形装置において、 前記矯正手段は、熱収縮成形品を内部に配置して前記割
    型を型締める際に前記割型のパーティング面に平行な方
    向の両端間の寸法を対象として小さくすることを特徴と
    する耐熱性容器の成形装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の成形装置において、 前記矯正手段には、熱処理炉内に対して進退可能に設け
    られ、炉内に進入したときに熱収縮成形品の配列方向両
    側の側面を加圧して配列方向での寸法を縮小する大きさ
    を設定された矯正ガイド部材が備えられていることを特
    徴とする耐熱性容器の成形装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の製造装置において、 熱収縮成形時に一次ブロー成形品の内圧を所定圧に維持
    する手段を有し、この手段は、少なくとも、熱収縮成形
    品の矯正時に内圧上昇分の一部又は全部を排除するリリ
    ーフ部材を備えていることを特徴とする耐熱性容器の成
    形装置。
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