JPH06126103A - 液体分離機構 - Google Patents

液体分離機構

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JPH06126103A
JPH06126103A JP27203592A JP27203592A JPH06126103A JP H06126103 A JPH06126103 A JP H06126103A JP 27203592 A JP27203592 A JP 27203592A JP 27203592 A JP27203592 A JP 27203592A JP H06126103 A JPH06126103 A JP H06126103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
specific gravity
space
outlet
liquids
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27203592A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Haruki
慎一 春木
Akio Sakazume
秋郎 坂爪
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
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Publication of JPH06126103A publication Critical patent/JPH06126103A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、比重差の異なった混じりあ
わない二つの液の混合液を分離し、それぞれ単体の液と
して蓄えられるように長期間連続して取り出す液体分離
機構を提供することである。 【構成】 水と油のような比重の異なる二つの液を供給
する入口17及び比重の小さい液が排出される出口18
を持つ空間14と、比重の大きい液を排出する出口19
を持ち前記空間と空間的に接続された空間15を持つ容
器13において、比重の異なる二つの液を入れたとき、
二つの液が供給される空間13のもう一つの空間15と
共有する空間16の最高部より高い位置に二つの液の界
面レベル20が存在し、その界面レベル20から比重の
小さい液の出口18までの高さと比重の大きい液の出口
19までの高さとの比が、比重の大きい液と比重の小さ
い液の比重の比となるように出口18、出口19が設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気圧縮機を用いて圧
縮空気を作る際、圧縮機から吐出される油と、空気を圧
縮することにより凝縮された水分との混合液を油と水に
分離する等、比重の異なる混じりあわない二種類の液を
分離し、それぞれ単体の液体として蓄えられるようにす
るための液体分離機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の機構では、実開平2−25002
号等に示されるように、上下に液体の排出口を持ち下方
の排出口にはバルブが付いている容器に混合液を蓄え比
重差により分離し、分離された液体が増すことにより比
重の小さい液体は上方の排出口から自然排出され、比重
の大きいものはバルブを開くことにより下方の排出口か
ら排出されていた。また下方のバルブを開閉する方法と
しては、手動により行う方法が用いられたり、バルブに
自動開閉バルブを用い浮子により液の境界面を検出し、
比重の大きい液体がある一定の量になったとき自動開閉
バルブが開き比重の大きい液体を排出する方法が考案さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の機構では、手動
によりバルブを開閉する方法を用いた場合、圧縮空気中
の水分が多く長期間連続して圧縮空気を使用するときに
は、バルブの開閉を頻繁に行うことになり長期間保守を
せずに使用することは困難であった。また浮子により二
種類の液の境界面を検出し自動的にバルブを開閉し液体
を排出する方式では、浮子の比重が二つの液体の比重の
間にある必要性に対し、二つの液の比重差が小さい空気
圧縮機用油(比重0.89)と水(比重1)の場合、境
界面の変動に対し追従性の良い浮子の製造が困難である
という問題があった。本発明の目的は、比重差の異なっ
た混じりあわない二つの液体の混合液を分離し、分離さ
れた液体を長期間連続してそれぞれ単体の液体として蓄
えられるように取り出すことのできる液体分離機構を提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、比重の異な
る二種類の液体が供給される空間のほかにもう一つの空
間を設け、その二つの空間が共有する空間で接続し、混
合液が供給される空間の方の共有空間の最高位値より高
い位置に二つの液の比重差により生じる境界面が存在す
るように液体をいれるようにし、混合液が供給される空
間の出口及びもうひとつの空間の出口を、境界面から混
合液が供給される空間の出口までの高さと、境界面から
もう一つの空間の出口までの高さの比が、比重の小さい
液体の比重と比重の大きい液体の比重との比になるよう
に設けることにより達成される。
【0005】
【作用】上記のように構成された三つの空間及び二種類
の液体の境界面、及び混合液が供給される空間ともう一
つの空間に設けられた二つの出口においては、混合液体
が新しく供給されたとき、混合液が供給される空間にお
いて比重差により比重の大きい液体と小さい液体に分離
され、比重の小さい液体は混合液が供給される空間の上
層にある比重の小さい液体のレベルをあげ、混合液が供
給される空間に設けられた出口より高くなる分量が出口
より排出される。また比重の大きい液体は、二つの空間
が共有する空間にある比重の大きい液体を押し出すこと
によりもう一つの空間に存在する比重の大きい液体を押
し上げ、その空間に設けられた出口より高くなる分量が
出口より排出される。
【0006】
【実施例】本発明をコンプレッサに適用した場合を例と
して以下に説明する。まず、コンプレッサの構成は、図
1に示されるように空気を吸入フィルタ1を介してから
往復動圧縮機2のシリンダ3に吸い込み、その空気をピ
ストン4によって圧縮し、圧縮された空気は管をらせん
状に巻いたク−ラパイプ5で強制的にファン6で冷却さ
れ、冷却された圧縮空気はミストセパレ−タ7にはいり
油と水がトラップされた後、エア−タンク8に蓄えられ
外部に供給される。また、ミストセパレ−タ7でトラッ
プされた水と油はフロ−ト式オ−トドレンバルブ9によ
り液体分離機構10内に自動的に排出され、液体分離機
構10内で水と油に分離され、油は圧縮機チャンバ11
も戻され、水は貯水タンク12に排出される。
【0007】次に本発明のポイントとなる液体分離機構
10について説明する。図2の容器13において空間1
4は空間15と空間16でつながっており、空間14に
は入口17、出口18、空間15には出口19が設けら
れている。出口18、出口19の位置は、供給される
水、比重0.89の油の関係から空間14の下方に界面
レベル20を設定し、界面レベル20から出口18まで
の高さと出口19までの高さの比が1:0.89となる
ように設定してある。この容器13に入口17から水、
油を入れたところ、出口18で油が、出口19で水が満
たんになった。この状態で、入口17より水を数ミリリ
ットル入れたところ、出口19から水が数ミリリットル
排出され出口18からは油は排出されなかった。界面レ
ベル20の位置は変動がなかった。又、入口17より油
を数ミリリットル入れたところ、出口18から油が排出
され出口19からは水は排出されなかった。界面レベル
20の位置は変動がなかった。また、入口17より容積
比1:1の油と水の混合液を入れたところ、出口18か
らは油が出口19からは水が排出された。界面レベル2
0の位置は変動がなかった。
【0008】本発明を実施するのあたっては、図2のよ
うに空間15を設けず、図3に示すように容器11を仕
切り板21で遮り空間14、空間15を作ることによっ
ても実施できた。また、図4に示すように、入口13の
下方にパイプ22などにより油と水を比重差により分離
する空間23を作り、パイプ22に界面レベル20より
上方に分離した油を空間14に供給する穴24を設ける
ことによっても実施できた。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、一部の空間を共有する
二つの空間及び二つの空間に設けられた供給される混合
液の比重比による出口を設け、片方の空間に混合液が供
給されたとき比重比により2種類の液体に分離し各空間
の液表面を押し上げそれぞれの出口より排出できるよう
にしたので、長期間連続して分離が必要な場合でも、人
手や浮子、自動開閉バルブ等の設備を用いずにそれぞれ
の液体単体を取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明をコンプレッサに適用した一実施例を
示す配管系の構成図。
【図2】 本発明の液体分離機構の詳細構成の一実施例
を示す図。
【図3】 本発明の液体分離機構において、仕切り板を
用いてひとつの容器に二つの空間を作った場合の一実施
例を示す図。
【図4】 本発明の液体分離機構において、仕切り板を
用い、さらに混合液が供給される空間に、油と水を比重
差により分離する空間を作るパイプを設けた場合の実施
例を示す図。
【符号の説明】
1は吸入フィルタ、2は往復動圧縮機、3はシリンダ、
4はピストン、5はク−ラパイプ、6はファン、7はミ
ストセパレ−タ、8はエア−タンク、9はオ−トドレン
バルブ、10は液体分離機構、11は圧縮機チャンバ、
12は貯水タンク、13は容器、14は空間、15は空
間、16は共有空間、17は入口、18は出口、19は
出口、20は界面レベル、21は仕切り板、22はパイ
プ、23は空間、24は穴である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空間の上方に比重の小さい液体が排出され
    る出口及び比重の異なる二つの液体を供給する入口を持
    ち比重の異なる二つの液体が供給される空間と、比重の
    大きい液体を排出する出口を持ち前記空間と空間的に接
    続された空間を有する容器において、この容器に比重の
    異なる二つの液体を入れたとき、二つの液が供給される
    空間のもう一つの空間と共有する空間の最高部より高い
    位置に二つの液の境界面が存在し、その境界面から比重
    の小さい液体の出口までの高さと比重の大きい液体の出
    口までの高さとの比が、比重の大きい液体の比重と比重
    の小さい液体の比重の比となるようにそれぞれの液体の
    出口が設けられたことを特徴とする液体分離機構。
JP27203592A 1992-10-09 1992-10-09 液体分離機構 Withdrawn JPH06126103A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27203592A JPH06126103A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 液体分離機構

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JP27203592A JPH06126103A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 液体分離機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06126103A true JPH06126103A (ja) 1994-05-10

Family

ID=17508222

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27203592A Withdrawn JPH06126103A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 液体分離機構

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003235740A (ja) * 2002-02-20 2003-08-26 Zensho Co Ltd 食品中の不純物除去装置
JPWO2004022197A1 (ja) * 2002-09-08 2006-01-05 佐藤 忠義 油分回収機能を備えた流し台

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003235740A (ja) * 2002-02-20 2003-08-26 Zensho Co Ltd 食品中の不純物除去装置
JPWO2004022197A1 (ja) * 2002-09-08 2006-01-05 佐藤 忠義 油分回収機能を備えた流し台
JP4496960B2 (ja) * 2002-09-08 2010-07-07 忠義 佐藤 油分回収機能を備えた流し台

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Legal Events

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Effective date: 20000104