JPH061256Y2 - 振動子支持構造 - Google Patents

振動子支持構造

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JPH061256Y2
JPH061256Y2 JP1985000254U JP25485U JPH061256Y2 JP H061256 Y2 JPH061256 Y2 JP H061256Y2 JP 1985000254 U JP1985000254 U JP 1985000254U JP 25485 U JP25485 U JP 25485U JP H061256 Y2 JPH061256 Y2 JP H061256Y2
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実 高橋
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、超音波加湿器等に使用される振動子を液体を
収容した容器底部に密水に支持するための振動子支持構
造に関する。
(従来の技術及び問題点) 超音波加湿器等における従来の振動子支持構造は、振動
子を保持するパッキンを別の部材を介して容器底部に螺
子等で締め付け、圧接して密水性を確保していた。しか
し、このような構造であると、組み立て時の振動子の装
着作業が面倒であり、さらに超音波加湿器として使用し
た後(保守点検時)の振動子の交換作業が面倒である。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の点に鑑み、霧化すべき液体を収容する
容器の底部にベースを密水に装着し、該ベースに振動子
を支持する場合において、前記ベースに対する密水性保
持のための環状凸部又は凹部を外周に形成しかつ前記ベ
ースに対し下方に抜け落ちないようにする脱落防止部を
形成してなる有底筒状弾性樹脂体の内周に直接刻設され
た環状溝に、前記振動子を密水に嵌合させ、該弾性樹脂
体を前記ベースの取り付け穴に密水に嵌め、前記弾性樹
脂体の内側に前記振動子の電極面に圧接する電極体の主
要部を配置することにより、組み立て及び振動子の交換
が容易な振動子支持構造を提供しようとするものであ
る。
(作用) 本考案は、振動子を保持した有底筒状弾性樹脂体の弾性
を利用して加湿器等の本体側の容器に装着されたベース
の取り付け穴に嵌着するもので、螺子等の締め付け作業
が全く不要である。この結果、組み立て作業が容易とな
り、保守点検に伴う振動子の交換作業も簡単である。
(実施例) 以下、本考案に係る振動子支持構造の実施例を図面に沿
つて説明する。
第1図乃至第3図において、超音波圧電振動子1は、円
板状圧電セラミックの超音波放射面に放射面側電極2A
を有し、これに対向する面に対向電極2Bを有してい
る。
有底筒状弾性樹脂体3は内周に環状溝4を直接刻設し、
外周上縁につば部5を形成しこれに続く外周面6に環状
凸部7を複数本形成したものである。ここで、つば部5
は金属製チャンバーベース10に対し弾性樹脂体3が下
方に抜け落ちないようにする脱落防止部を構成し、環状
凸部7はチャンバーベース10に対する密水性保持のた
めのものである。
霧化すべき液体を収容する加湿器等の本体側容器8の底
部開口9には、金属製チャンバーベース10がパッキン
グ11を介し密水に装着され、該チャンバーベース10
に取り付け穴12が形成されている。該取り付け穴12
は内周面に環状凹部13を有している。但し、必要に応
じて省略できる。
さらに、前記有底筒状弾性樹脂体3のつば部5には、第
3図のように凹部15が形成され、前記チャンバーベー
ス10側には該凹部15に嵌合する凸部16が形成され
ている。また、前記有底筒状弾性樹脂体3の底部には、
当該樹脂体内部に配置される第1電極体20A及び第2
電極体20Bのリード21A,21Bを引き出すための
引き出し穴22A,22Bが形成されている。
上記各部材の組み立ては例えば以下の手順で行う。ま
ず、振動子1の対向電極2Bに接触する第2電極体20
Bを弾性樹脂体3内に配置し、そのリード21Bを引き
出し穴22Bより引き出す。それから、振動子1の放射
面側電極2Aの折り返し部分に接触する第1電極体20
Aを振動子1に重ね合わせ、両者を前記弾性樹脂体3内
周の環状溝4に密水に嵌合させる。このとき、引き出し
穴22A,22Bの当初の寸法をリード21A,21B
の寸法よりも小さく設定することにより、リード引き出
し部分において密水性を確保することができる。
次に、振動子1を保持した弾性樹脂体3をチャンバーベ
ース10の取り付け穴12に対し上方より嵌め込む。こ
の結果、弾性樹脂体3の外周面の環状凸部7が取り付け
穴内周に圧縮変形して接し、弾性樹脂体3外周面での密
水性が確保される。この際、つば部5の凹部15がチャ
ンバーベース側の凸部16に嵌合し、振動子1の傾斜方
向がずれなく固定される。
なお、弾性樹脂体3の外周面6は平面にしてチャンバー
ベース側の取り付け穴12の内周面に環状凸部を形成す
るようにしてもよい。また、弾性樹脂体3のつば部5に
凸部を形成し、チャンバーベース側に凹部を形成しても
よい。さらに、電極体20A,20Bのリードを弾性樹
脂体3の側部より引き出してもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の振動子支持構造によれ
ば、霧化すべき液体を収容する容器の底部にベースを密
水に装着し、該ベースに振動子を支持する場合におい
て、前記ベースに対する密水性保持のための環状凸部又
は凹部を外周に形成しかつ前記ベースに対し下方に抜け
落ちないようにする脱落防止部を形成してなる有底筒状
弾性樹脂体の内周に直接刻設された環状溝に、前記振動
子を密水に嵌合させ、該弾性樹脂体を前記ベースの取り
付け穴に密水に嵌め、前記弾性樹脂体の外周面に形成さ
れた環状凸部又は凹部を前記取り付け穴の内周面に変形
圧接させるとときに、前記弾性樹脂体の内側に前記振動
子の電極面に圧接する電極体の主要部を配置することに
より、組み立てを容易とすることができ、さらに保守点
検時の振動子の交換を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る振動子支持構造の実施例を示す正
断面図、第2図は実施例で用いるチャンバーベースの平
面図、第3図は実施例で用いる有底筒状弾性樹脂体の半
分を示す底面図である。 1…振動子、2A,2B…電極、3…有底筒状弾性樹脂
体、4…環状溝、5…つば部、6…外周面、7…環状凸
部、10…チャンバーベース、12…取り付け穴、15
…凹部、16…凸部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】霧化すべき液体を収容する容器の底部にベ
    ースを密水に装着し、該ベースに振動子を支持する振動
    子支持構造において、 前記ベースに対する密水性保持のための環状凸部又は凹
    部を外周に形成しかつ前記ベースに対し下方に抜け落ち
    ないようにする脱落防止部を形成してなる有底筒状弾性
    樹脂体の内周に直接刻設された環状溝に、前記振動子を
    密水に嵌合させ、該弾性樹脂体を前記ベースの取り付け
    穴に密水に嵌め、前記弾性樹脂体の内側に前記振動子の
    電極面に圧接する電極体の主要部を配置したことを特徴
    とする振動子支持構造。
  2. 【請求項2】前記環状凸部又は凹部に嵌合する環状凹部
    又は凸部を前記取り付け穴内周に形成してなる実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の振動子支持構造。
  3. 【請求項3】前記電極体のリードが前記弾性樹脂体の底
    部又は側部より密水に引き出されている実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の振動子支持構造。
JP1985000254U 1985-01-08 1985-01-08 振動子支持構造 Expired - Lifetime JPH061256Y2 (ja)

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JPS61118674U (ja) 1986-07-26

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