JPH061255Y2 - 薬剤散布装置 - Google Patents

薬剤散布装置

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JPH061255Y2
JPH061255Y2 JP1985153123U JP15312385U JPH061255Y2 JP H061255 Y2 JPH061255 Y2 JP H061255Y2 JP 1985153123 U JP1985153123 U JP 1985153123U JP 15312385 U JP15312385 U JP 15312385U JP H061255 Y2 JPH061255 Y2 JP H061255Y2
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JP
Japan
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chemical liquid
frame
spraying
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pump
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JP1985153123U
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JPS6262859U (ja
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元 篠田
晃 井田
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Maruyama Manufacturing Co Inc
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Maruyama Manufacturing Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ロータを備えた飛行可能なフレームに動力
噴霧機セツト装着してなる薬剤散布装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来の薬剤散布装置は、例えば走行可能な走行装置に、
左右方向に延長可能なブームが備えられ、このブーム
に、ポンプ手段を介して薬液タンクに連通される複数個
の噴霧口が備えられてなるブームスプレーヤがある。
[考案が解決しようとする課題] しかしこの従来の薬剤散布装置では、ブームがトタクタ
等の走行装置に搭載又は牽引される構成であるため、被
散布域に車両通路が必要であり、このため植付け面積が
より狭くなる問題があり、なお、作物の成育が不揃いで
ある場合には、例えば蔬菜等の被散布物の一部にブーム
がぶつかり、それらを傷めるおそれがある。また斜面で
の散布に安全上の限界があり、更に背の高い樹木への散
布は不可能である。
作業者が搭乗可能なヘリコプターによる薬液散布も行な
われ、この場合には斜面や樹木への散布に有効である
が、ひとたび事故に遭うと、人命に係わる問題があり、
またヘリコプター散布はヘリポートも必要となり、大が
かりであり、散布に費用がかかるため、不経済である等
の問題がある。
[課題を解決するための手段] この考案は以上に述べた事情に鑑みなされたもので、上
部に遠隔操作可能な第1の駆動手段により回転駆動され
るメインロータが軸支され、かつ後部に前記第1の駆動
手段により回転駆動されるテールロータが軸支されて遠
隔操作可能に飛行しうる飛行用フレームと、この飛行用
フレームに着脱自在に装着される散布用フレームとから
なり、この散布用フレームには、薬液が貯留される薬液
タンクと、第2の駆動手段により駆動されるポンプ手段
と、このポンプ手段を介して前記薬液タンク内に連通さ
れかつ薬液タンク内の薬液を散布し得る噴霧口が配設さ
れる噴霧管と、前記ポンプ手段と噴霧管との間に介在さ
れかつ遠隔操作可能な開閉バルブとを備える動力噴霧機
セツトが、搭載されかつこの際前記薬液タンク、第2の
駆動手段、前記第2の駆動手段の燃料タンク及びポンプ
手段のそれぞれの重心がほぼ一鉛直線上に位置するよう
に前記散布用フレームにそれぞれ配設されてなる薬液散
布装置を提案するものである。
[作用] 上記構成のこの考案の装置によって、前記従来の装置の
問題点を解消し、斜面や高い樹木への噴霧が容易である
と共に、動力散布機セツトの部品の重心の位置を調節す
ることで、動力噴霧機セツトの振動により生ずる変動荷
重及び薬剤散布による重心移動の飛行への影響を最小限
におさえることができ、されに飛行用フレーム、散布用
フレームそれぞれ単独での利用、搬送、格納、調整を容
易にできるものである。
[実施例] 以下添付図面に基づいてこの考案の一実施例を説明す
る。
第1図及び第2図はこの考案による薬剤散布装置を示す
正面図及び側面図で、図中、1は飛行用フレームで、こ
の飛行用フレーム1のほぼ中央には、上下方向に長い軸
体2が、上部が飛行用フレーム1の上部から突出される
ように、軸受3を介して軸支される。前記軸体2の上端
部にはメインロータ4が固着され、かつ軸体2の下端部
はVベルト・プーリ等の伝達手段5を介して、飛行用フ
レーム1の前方部に配設さえる第1の駆動手段である飛
行用エンジン6に連結される。また、飛行用フレーム1
のほぼ中央には飛行用エンジン6の燃料を貯留する燃料
タンク7が装着される。飛行用フレーム1の後部には三
角形に枠組されてなる尾部8が形成され、尾部8の後端
部にはテールロータ9が軸支され、このテールロータ9
はシヤツト等の伝達手段(図示を略す)を介して前記飛
行用エンジン6に連結される。飛行用フレーム1の下部
には、左右にハ字形に開いてなる支持棒10を介して、
左右一対の脚11が装着される。そして、飛行用フレー
ム1は遠隔操作可能に飛行し得る構成とされる。
前記飛行用フレーム1の下部には、上端部がそれぞれボ
ルト12により飛行用フレーム1に着脱可能に固定され
る四本の縦材13aからなる散布用フレーム13の上部
寄りの左右外側に一対の薬液タンク14がそれぞれ一対
の可撓性のバンド15により装着され、また、前記散布
用フレーム13の四本の縦材13aに挟持されるよう
に、後述する第2の駆動手段の燃料を貯留する燃料タン
ク16及びその下方に前述した第2の駆動手段である散
布用エンジン17がそれぞれ装着される。更に、散布用
フレーム13には散布用エンジン17により駆動される
ポンプ手段であるポンプ18が装着され、このポンプ1
8に開閉コック19を介して連通されかつ適宜間隔を置
いて複数個の噴霧口20が形成される噴霧管21は、散
布用フレーム13の左右側部からほぼ対称的に延長され
るように取付具21aによって装着される。そして、一
対の薬液タンク14、燃料タンク16、散布用エンジン
17、開閉コック19及びポンプ18が散布用フレーム
13に装着されることにより動力噴霧機セット22が形
成され、動力噴霧機セツト22は前記ボルト12を着脱
することにより、飛行用フレーム1に着脱自在である。
また、一対の薬液タンク14、散布用エンジン17、散
布用エンジン17の燃料タンク16及びポンプ18はそ
れぞれの重心がほぼ一鉛直線上に位置するように散布用
フレーム13にそれぞれ配設される。前記一対の薬液タ
ンク14はそれらの重心が動力噴霧機セツト22の重心
位置に対して左右対称に配設され、かつそれぞれの薬液
タンク14からポンプ18に連通される管路23(第5
図示)が一本の管路に合流されてなる。
また、第5図に示すように、前記散布用エンジン17の
スロットル17a及び開閉コック19は、図にあらわれ
ない発信機からのラジオコントロール信号を受信すると
共に、前記飛行用フレーム1に載設される受信機24を
介して操作される一対のサーボモータ25,26によ
り、それぞれ遠隔操作される。なお第5図中、27,2
8は前記受信機24とサーボモータ25,26とを連結
するコネクタである。第3図は前記サーボモータ25に
よりスロットル17aを操作する構成であるが、サーボ
モータ25の進退可能な駆動軸25aに、ボルト・ナッ
ト29により一端部がスロットル17aに連結されるス
ロットルワイヤ30の他端部が連結され、駆動軸25a
の進退動作により、スロットルワイヤ30を介して、ス
ロットル17aの開閉操作がなされる。また第4図はサ
ーボモータ26により開閉コック19を操作する構成で
あるが、サーボモータ26の進退可能とされる駆動軸2
6aにボルト・ナット31によりほぼ直交方向に突設さ
れるアーム32が固着され、アーム32の先端部が、開
閉コック19の開閉レバー19aに係止され、駆動軸2
6aの進退操作により開閉コック19の開閉操作がなさ
れる。
[考案の効果] この考案による薬剤散布装置は以上に述べたようである
から、以下に述べるような効果を有するものである。
(1)飛行用フレームと動力噴霧機セツトを搭載した散
布用フレームとは着脱自在とされているため、分解して
これらフレームを分離することで格納等に場所をとらな
い大きさにすることができるとともに、修理保全が容易
であって、また格納場所から遠く離れた散布場所への自
動車等による移送も容易となり、さらに各フレーム毎に
試運転調整ができる。
(2)遠隔散布が可能であるため、薬液被曝のおそれが
なく、斜面や高い樹木への散布が容易であり、不測の事
態で機体が樹木等へ接触しても、人命に係わることがな
い。
(3)薬液タンク、第2の駆動手段、前記第2の駆動手
段の燃料タンク及びポンプ手段のそれぞれの重心がほぼ
一直線上に位置するように散布用フレームにそれぞれ配
設されるため、このフレーム自体が安定しており、搬送
や飛行用フレームに取り付ける際、取り扱いが容易であ
る。
(4)薬液タンクが複数個配設した場合、これらの薬液
タンクの重心が前記動力噴霧機セツトの重心位置に対し
て左右対称に配設され、かつそれぞれの薬液タンクから
前記ポンプ手段に連通される管路が一本の管路に合流さ
れているため、左右のタンクの注入口を開けて薬液をそ
れぞれ注入する必要がない。また飛行中機体が左右に揺
動した際、管路を介して高い位置のタンクから低いタン
クの位置へ薬液が流入するので、機体全体の重心を絶え
ず安定させる作用が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の薬剤散布装置の全体正面
図及び同側面図、第3図及び第4図は同薬剤散布装置の
それぞれ一部を示す概略図、第5図は同薬剤散布装置の
ブロック図である。 なお図面において 1 飛行用フレーム(第1のフレーム) 4 メインロータ 6 飛行用エンジン(第1の駆動手段) 7,16 燃料タンク 9 テールロータ 13 散布用フレーム(第2のフレーム) 14 薬液タンク 17 散布用エンジン(第2の駆動手段) 18 ポンプ(ポンプ手段) 19 開閉コック 20 噴霧口 21 噴霧管 22 動力噴霧機セツト 23 管路 である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に遠隔操作可能な第1の駆動手段によ
    り回転駆動されるメインロータが軸支され、かつ後部に
    前記第1の駆動手段により回転駆動されるテールロータ
    が軸支されて遠隔操作可能に飛行しうる飛行用フレーム
    と、この飛行用フレームに着脱自在に装着される散布用
    フレームとからなり、この散布用フレームには、薬液が
    貯留される薬液タンクと、第2の駆動手段により駆動さ
    れるポンプ手段と、このポンプ手段を介して前記薬液タ
    ンク内に連通されかつ薬液タンク内の薬液を散布し得る
    噴霧口が配設される噴霧管と、前記ポンプ手段と噴霧管
    との間に介在されかつ遠隔操作可能な開閉バルブとを備
    える動力噴霧機セツトが搭載され、かつこの際前記薬液
    タンク、第2の駆動手段、前記第2の駆動手段の燃料タ
    ンク及びポンプ手段のそれぞれの重心がほぼ一鉛直線上
    に位置するように前記散布用フレームにそれぞれ配設さ
    れてなる薬剤散布装置。
  2. 【請求項2】前記薬液タンクが複数個配設され、これら
    の薬液タンクの重心が、前記動力噴霧機セツトの重心位
    置に対して左右対称に配設され、かつそれぞれの薬液タ
    ンクから前記ポンプ手段に連通される管路が、一本の管
    路に合流されてなる実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の薬剤散布装置。
  3. 【請求項3】前記第2の駆動手段及び開閉バルブが、そ
    れぞれ遠隔操作可能なサーボモータを介して、遠隔操作
    されてなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の薬剤散
    布装置。
JP1985153123U 1985-10-08 1985-10-08 薬剤散布装置 Expired - Lifetime JPH061255Y2 (ja)

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JPS59151827A (ja) * 1983-02-19 1984-08-30 株式会社こうべ技研 ラジコンヘリコプタ−を利用した農薬散布装置

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