JPS6345769B2 - - Google Patents

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JPS6345769B2
JPS6345769B2 JP23034983A JP23034983A JPS6345769B2 JP S6345769 B2 JPS6345769 B2 JP S6345769B2 JP 23034983 A JP23034983 A JP 23034983A JP 23034983 A JP23034983 A JP 23034983A JP S6345769 B2 JPS6345769 B2 JP S6345769B2
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JP
Japan
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hose
water
working
liquid
vehicle
Prior art date
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JP23034983A
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JPS60120936A (ja
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Tadao Adachi
Toshisuke Nonaka
Hiroshi Suzuki
Shigeaki Okuyama
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPS60120936A publication Critical patent/JPS60120936A/ja
Publication of JPS6345769B2 publication Critical patent/JPS6345769B2/ja
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  • Fertilizing (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Special Spraying Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、果樹園作業車に関する。
果樹園において、防虫剤等を果樹に散布する防
除作業、除草剤の散布作業、散水作業、及び、施
肥作業等の各種作業を行なうに、従来では、各種
作業夫々に対する専用作業車の複数台を用いるよ
うにしているが、この場合、複数の専用作業車を
保持して果樹園の育成管理を行なわねばならない
不利があり、1台で多種の作業を行なえる果樹園
作業車が望まれている。
又、果樹園作業車においては、狭い果樹間をも
走行できるように、しかも、棚下や枝下をも走行
できるように小型に構成されることが望まれると
共に、傾斜地等の走行負荷大なる箇所をも良好に
走行できるように小型で軽量に構成されることが
望まれるものである。ところで、例えば、液体散
布用の果樹園作業車を構成するに、従来一般に、
液体を貯留するタンク、それに貯留された液体を
圧送するポンプ、それから圧送されてくる液体を
散布する装置夫々を、車台に搭載するようにして
いるが、この場合、作業能率の向上のためにタン
クを多量の液体を貯留できるように形成する必要
上、車体が大型になり、しかも、大容量のタンク
に多量の液体を貯留させても充分な推進力を得る
必要上重量大な大型のエンジンを搭載する点に起
因して、車体重量が大重量になるものであり、そ
のうえ、タンク内の液体残量の変化によつて車体
バランスが悪くなつて傾斜地を良好に走行させ難
いものであつた。
尚、液体散布専用作業車の一例としてのスピー
ドスプレーヤを構成するに、第12図に示すよう
に、液体噴出用のノズル110の多数個及びそれ
から噴出された液体を拡散状態に飛ばす送風フア
ン111を備えた散布装置、並びに、機体からの
液状薬剤を前記ノズル110に供給するホース1
12を巻取状態で収納するリール113を車体進
行に伴つて駆動回転させてホース112を繰出す
装置夫々を、車台114上に搭載して、車体を構
成すると共に、定位置に設置した水貯留タンク1
15内の水を前記ホース112に圧送するエンジ
ン駆動式ポンプ116を設けると共に、薬剤供給
装置117を、前記タンク115と前記ポンプ1
16とを連通接続する混合用回転オーガ付水供給
管118に連通接続させる手段を、本発明者は考
えたが、この手段の場合、車体にタンクを搭載さ
せないが故に、車体の軽量、小型化を図れるもの
であるが、ホース112内を通して液状薬剤を車
体側に供給するものであるため、作業終了時にお
いて、ホース112内の多量の液状薬剤を廃棄し
なければならない無駄があり、実用し難いもので
あつた。
さらに、上記各種の専用作業車を構成するに、
従来一般に、走行変速用のギヤ変速装置を備えさ
せるようにしているが、作業性の向上を図るべく
多段変速を行なわせるようにすると、ギヤ変速装
置が大型で重量大になるものであり、そのため
に、機体が一層大型で大重量になるものであつ
た。
本発明は、上記実状に留意して為されたもので
あつて、その目的は、各種の作業装置を取付けて
各種の作業に利用でき、しかも、液体散布作業を
行なえるものでありながらも小型、軽量にして果
樹園内を良好に走行でき、そのうえ、薬剤散布作
業を薬剤の無駄な消費を抑制した状態で行なわせ
ることができる果樹園作業車を提供する点にあ
る。
本発明による果樹園作業車の特徴構成は、液体
圧送用ポンプを設けると共に、薬剤と水とを混合
する装置を、混合物を前記ポンプにて圧送自在な
状態で設け、作業装置連結部を備えさせると共
に、1つの搭載エンジンを、前記液体圧送用ポン
プ、走行変速用油圧式無段変速装置、及び、連結
作業装置駆動用動力取出部に連動連結させた状態
で設け、前記ポンプにて圧送されてくる液体を散
布する装置、及び、機外水源からの水を車体側に
供給するホースを巻取状態で収納すると共に車体
進行に伴つて繰出すホース繰出装置の夫々を、前
記作業装置連結部に取付自在に設けた点にあり、
その作用効果は、次の通りである。
すなわち、散布装置及びホース繰出装置を取付
けると共に、ホースからの水を混合装置に供給し
て、薬剤散布作業を行なわせるようにしたり、散
布装置としての散水ノズル及びホース繰出装置を
取付けると共に、ホースからの水を薬剤供給が停
止された混合装置あるいは液体圧送用ポンプに供
給して散水作業を行なわせるようにする等、液体
圧送用ポンプを有効利用しながら各種の液体散布
作業を行なわせることができ、しかも、散布装置
及びホース繰出装置に代えて、各種の作業装置を
連結部に取付けて、果樹園に対する各種の作業を
行なわせることができる。
そして、液体貯留タンクを車体に搭載すること
なしに、上述の如く液体散布作業を行なえるよう
にし、且つ、走行変速のために、軽量小型であり
ながらも多段変速できる油圧式無段変速装置を用
いることによつて、車体の小型化、軽量化を図る
ことができ、しかも、それに伴い車体の推進に大
きな馬力を要しないものとなるが故に、ポンプ、
変速装置、及び、動力取出部を駆動する搭載エン
ジンとして小馬力の小型、軽量のものを使用でき
るものとなつて、一層車体の小型化、軽量化を図
ることができ、その結果、狭い果樹間、棚あるい
は枝の下方、及び、傾斜地等を走行させながらの
各種の作業を、能率良く、及び、棚あるいは枝を
損傷させることなく、及び、安全に行なわせるこ
とができる。
さらに、薬剤散布作業状態において、上述の如
く搭載混合装置にて水と薬剤とを混合させながら
その混合された液状薬剤を散布させることができ
るから、ホース内には水のみが流動するものとな
つて、ホース内を液状薬剤を流動させる冒記従来
手段に較べて、薬剤の多量の廃棄を抑制する状態
で作業停止を行なうことができる。
従つて、全体として、果樹園内を良好に走行で
きる軽量小型な車体に各種の作業装置を取付け
て、各種の作業を能率良く、及び、棚や枝を損傷
することなく、及び、安全に行なわせることがで
き、しかも、各種作業の1つである薬剤散布作業
を薬剤の無駄な消費を抑制する状態で行なえるの
であり、もつて、実用上の利点大な果樹園作業車
を得るに至つた。
以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図乃至第4図に示すように、左化一対の角
筒状メインフレーム1,1の前端側に、エンジン
Eを備えた原動部を搭載すると共に、メインフレ
ーム後端側に、走行変速用油圧式無段変速装置H
を設け、左右前輪2,2を向き変更自在に支承す
る前輪駆動ケース3を、前後方向軸芯X周りで揺
動自在にメインフレーム1,1に取付け、左右後
輪4,4を向き変更自在に支承する後輪駆動ケー
ス5を、メインフレーム1,1の後端部に取付
け、そして、車体後端部に、作業装置連結部A、
及び、連結作業装置駆動用動力取出部としての動
力取出軸Tを備えさせると共に、車体後端側の左
横側部に、運転席6及びステアリングハンドル7
等を備えた操縦部を設け、操縦部の右横側部に位
置させて、液体圧送用のシリンダ型ポンプ8、及
び、薬剤と水とを混合する混合装置Bを設け、さ
らに、前記ポンプ8にて圧送されてくる液体を散
布する装置C及び、機外水源からの水を車体側に
供給するホース9を巻取状態で収納すると共に車
体進行に伴つて繰出すホース繰出装置Dの夫々
を、前記作業装置連結部Aに取付自在に設けて、
果樹園作業車を構成してある。但し、図中10
は、バツテリー、11は燃料タンク、12は後述
するリモートコントロール用の制御ボツクスであ
る。
前記エンジンEの動力を伝動するに、第3図乃
至第5図に示すように、油圧式無段変速装置Hの
上方箇所に支承した中継軸13を、ユニバーサル
ジヨイント付伝動軸14を介してエンジン出力軸
15に連動連結し、中継軸13の前端部と油圧式
無段変速装置Hの入力軸16とを伝動ベルト17
を介して連動連結し、中継軸13と動力取出軸T
とを電磁クラツチ18を介して継続可能に連動連
結し、動力取出軸Tを伝動ベルト19を介して液
体圧送用ポンプ8に連動連結してある。但し、図
中20は、中継軸支持用筒状ケース、21は、動
力取出軸支持用筒状ケースであり、22は、油圧
式無段変速装置Hの入力軸16に一体回転するよ
うに取付けたオイルクーラ用冷却フアンである。
そして、前記油圧式無段変速装置Hの出力を後
輪駆動ケース5における差動装置収納部に伝動す
ると共に、油圧式無段変速装置Hにおける前方突
出状態の出力軸23を、ユニバーサルジヨイント
付伝動軸24を介して、前輪駆動ケース3におけ
る差動装置収納部に連動連結してある。但し、図
中25は、後輪駆動ケース5に対するU字状の支
持枠であつて、メインフレーム1,1に接続して
ある。又、26,26は、動力取出軸支持用筒状
ケース21に対する左右一対の支持枠であつて、
メインフレーム1,1の上部に付設した逆U字状
枠体27,27にボルト接続してある。
前記原動部について説明すれば、第3図,第4
図,及び、第6図に示すように、エンジンEの左
右両側部夫々を、前後一対のクツシヨンゴム28
を介して、メインフレーム1,1に付設のエンジ
ン支持枠29に載置支持させるようにし、そし
て、エンジン出力軸15の前方突出部を、前方側
動力取出軸30の駆動ケース31における入力軸
32にフランジ連結すると共に、前記入力軸32
の前方突出部を、ラジエータ33の冷却フアン3
4に伝動ベルト35を介して連動連結してある。
尚、エンジンEの馬力を決めるに、果樹園内は湿
地が少なく大なる走行負荷が作用しない点に鑑み
て、動力取出軸T及び30に作用する負荷に基づ
いて設定するようにしてある。
前記作業装置連結部Aを構成するに、第3図,
第4図,第5図,及び、第7図に示すように、左
右メインフレーム1,1の後端部夫々から支柱3
6,36を立設し、作業装置取付用支持ピン3
7,37を、左右支柱36,36の夫々に付設
し、左右支持ピン37,37夫々に、作業装置連
結用下部側アーム38、及び、ターンバツクル機
構により伸縮調節自在な作業装置連結用上部側ア
ーム39を上下揺動自在に枢着し、さらに、作業
装置昇降操作用の単動型油圧シリンダ40を、前
記動力取出軸用筒状ケース21に対する支持枠2
6,26に付設の舌片41,41と左右下部側ア
ーム38,38間に亘つて架設した横長状枠体4
2との間に取付け、もつて、散布装置C等の各種
作業装置を昇降操作自在な状態で取付けることが
できるようにしてある。
前記散布装置Cとしては各種の形式のものが使
用でき、そして、例示するものについて説明すれ
ば、前記液体圧送用ポンプ8からホースを介して
供給される液体を左右両横側方並びに上方に噴出
するノズル43の多数個を設けると共に、それか
ら噴出された液体を拡散状態に飛ばす回転羽根4
4を、その支軸44Aを動力取出軸Tにユニバー
サルジヨイント45を介して連結自在に設け、も
つて、混合装置Bにて混合された防虫剤等の液状
薬剤を果樹に散布する防除作業を行なえるように
してある。
そして、回転羽根44の支軸44Aに対する支
持用筒状部46を備えた板状枠体47に、左右下
部側アーム38,38及び左右上部側アーム3
9,39夫々に対するピン枢支連結部48及び4
9を備えさせると共に、ケーシング50を前記板
状枠体47にボルト接続し、もつて、散布装置C
を着脱できるように構成してある。
前記ホース繰出装置Dを構成するに、第8図に
示すように、前後方向視形状逆U字状の主枠51
を設け、左右一対の接地遊転輪52,52を、主
枠51に枢支し、ホース巻取収納用リール53
を、主枠51に回転自在に枢支し、右方側の遊転
輪52の支軸52aとリール53の支軸53aと
を一体回転するように伝動ベルト54によつて連
動連結し、そして、ホース9の繰出側部分を挾持
する一対のギヤ付回転体55,56の一方55
を、主枠51に遊転支承したスプライン軸57に
摺動自在に外嵌着すると共に、他方の回転体56
を、主枠51に回転不能に支承した螺旋溝付軸5
8に摺動自在に外嵌着し、前記他方側回転体56
に、螺旋溝Vに係合するコマ59を備えさせると
共に、螺旋溝Vを、溝付軸58の回転にに伴い他
方側回転体58を往復摺動させるように無端状に
形成し、さらに、リール支軸53aとスプライン
軸57とを一体回転するように伝動ベルト60に
よつて連動連結すると共に、両回転体55,56
を、逆回転状態で一体回転するようにギヤ連動連
結し、もつて、車体の前進に伴つてホース9を繰
出すことができるように、且つ、機体の後進に伴
つてホース9を回収できるように構成してある。
又、前記リール支軸53aの内部に、ホース9
から供給される水を案内する流路rを形成すると
共に、水取出用流路付ジヨイント61を、リール
支軸53aの端部に外嵌させる状態で主枠51に
付設し、もつて、ジヨイント61からの水を前記
混合装置Bあるいは前記液体圧送用ポンプ8に接
続ホース62を介して供給できるように構成して
ある。
前記機外水源としては、水道水、川の水、及
び、池の水等の各種のものが適用でき、そして、
水を車体側に圧送するに、ホース9を直接水道管
に接続して水道水圧により圧送させるようにした
り、例示図に示すように、水道水等の各種の水を
貯留するタンク63内の水をエンジン駆動型ポン
プ64によつて圧送させるようにしたり、さらに
は、エンジン駆動型ポンプ64によつて川や池の
水を直接吸引圧送させるようにしてもよい。
さらに、前記ホース繰出装置Dを車体に連結す
るに、縦軸芯Y1周りで横揺動自在にホース繰出
装置Dに枢支した左右一対の連結アーム65,6
5を、前記散布装置Cに付設した接続枠66に、
縦軸芯Y2周りで横揺動自在に枢支し、もつて、
車体の旋回に伴い横移動できるように連結してあ
る。
前記混合装置Bを構成するに、第9図に示すよ
うに、電動モータ67にて駆動回転される混合翼
68を備えた混合室69を設けると共に、その混
合室69に連通接続され、且つ、前記接続ホース
62が接続自在な水供給管70に、薬剤供給装置
71を連通接続し、そして、薬剤供給装置71を
構成するに、タンク72内に貯留された薬液を定
量づつ送り出すフイーダ73を、減速機付電動モ
ータ74によつて駆動回転自在に設け、薬剤の分
散混合を促進するための水和薬剤等の補助薬剤を
収納するホツパー75から補助薬剤を定量づつ送
り出すフイーダ76を、減速機付電動モータ77
によつて駆動回転自在に設け、もつて、水供給管
70内において、水と薬剤とを一次混合したの
ち、混合室69内にて二次混合させるように構成
してある。但し、図中78は、混合物を液体圧送
用ポンプ8に供給するホースである。
又、前記混合室69の上部に立設した液面検出
管79の内部に、磁性体付液面検出用フロート8
0を設けると共に、そのフロート80が設定値以
上上昇すると切り作動する常閉型近接スイツチ8
1を設け、前記水供給管70の入口部を開閉する
電磁バルブ82を設け、そして、混合室69内の
液量を設定範囲内に維持すべく、前記各減速機付
モータ74,77及び電磁バルブ82の操作回路
83に前記近接スイツチ81の検出信号を入力さ
せるようにしてある。
以上の構成による果樹園作業車の使用形態につ
いて説明する。
前記構成の散布装置C、及び、ホース繰出装置
Dを取付けた状態においては、防虫剤等の薬剤を
果樹に散布する防除作業を行なえる。そして、こ
の状態においては、機体の進行抵抗が小さいから
傾斜地等においても良好に作業できる。
前記散布装置Cを取付けると共に、第11図に
示すように、前記ホース繰出装置Dに代えて、転
輪付水貯留タンク84を連結して、防除作業を行
なえる。そして、この場合は、平地等の作業に適
するものである。
前記散布装置Cに代えて、液体を地面に向けて
噴出する散布装置を取付けると共に、ホース繰出
装置Dあるいは貯留タンク84を取付け、その状
態において、混合装置Bにて除草剤と水とを混合
させながら除草剤の散布作業を行なえる。そし
て、混合装置Bにおける薬剤供給を停止させてお
けば、散水作業を行なえる。さらに、ホース繰出
装置Dを、液体圧送用ポンプ8に直接接続して
も、散水作業を行なえる。
その他、散布装置Cやホース繰出し装置Dを取
外した状態において、草刈装置等の各種作業装置
を取付けて、各種の作業を行なわせることができ
る。
但し、ホース繰出装置Dや転輪付タンク84を
取付けた状態においては、作業装置昇降用シリン
ダ40を下降操作状態に操作保持させて、自由昇
降させることになる。
前記防除作業を行なうに際して、薬剤のふり掛
りの無い状態で作業できるように、車体を遠隔操
縦できるように構成してあり、以下その構造につ
いて説明する。
第10図に示すように、車体に設けた受信器8
5に対してステアリング操作指令及び走行速度の
変速操作指令を送る送信器86を備えたリモート
コンクリート用操作ボツクス87を設け、その操
作ボツクス87に、前後揺動により走行速度を変
速操作する速度設定レバー88、左右斜め前方へ
の揺動により前輪2のみを向き変更させ、且つ、
左右横方向への揺動により前輪2及び後輪4を同
方向に向き変更させるステアリング用レバー89
を設け、それら両レバー88,89の揺動位置に
基づいて出力される走行速度操作指令及びステア
リング操作指令を送信器86より前記受信器85
に送るように構成してある。但し、速度設定レバ
ー88を、中立位置Nから前方へ揺動させるほど
高速前進状態を、且つ、中立位置Nから後方へ揺
動させるほど高速後進状態を現出できるように構
成し、そして、ステアリング用レバー89を、直
進用位置Mから揺動させるほど大なる向き変更操
作状態を現出できるように構成してある。
前記受信器85に送られた操作指令にて変速操
作及び向き変更操作を行なわせるに、油圧式無段
変速装置Hに対する操作用電動モータ90、及
び、前後車輪2,4に対する操作用油圧シリンダ
91,92の電磁式制御弁93,94に作動指令
を与えるマイクロコンピユータを備えた制御装置
95を設けてある。つまり、油圧式無段変速装置
Hの変速アーム96の揺動位置を検出するセンサ
ー97の検出信号、及び、前輪2及び後輪4夫々
の揺動位置を各別に検出するセンサー98,99
の検出信号を前記制御装置95にフイードバツク
して、油圧式無段変速装置H及び前後車輪2,4
を前記両レバー88,89の操作位置にて設定さ
れる状態に自動的に操作させるように構成してあ
る。
上述の構成により遠隔操作するに、前記防除作
業においては散布される薬剤によつて車体の位置
及び果樹等の障害物Wが確認し難い不都合があ
り、これを回避できるように、車体とそれの前方
に位置する障害物Wとの距離L、及び、前記障害
物Wの対車体横方向位置So,Sl,Srを操作ボツ
クス87に表示できるようにしてある。
すなわち、障害物Wとの距離Lが1m以上であ
ると点灯させる緑色ランプl1、前前記距離Lが1
mより小で50cmより大であると点灯させる黄色ラ
ンプl2、及び、前記距離Lが50cm以下で30cmより
大であると点灯させる赤色ランプl3の夫々を、操
作ボツクス87に設けると共に、障害物Wが車体
中央部の前方側範囲Soにあると点灯させる第1
表示灯Fo、障害物Wが車体左側部の前方側範囲
Slにあると点灯させる第2表示灯Fl、及び、障害
物Wが車体右横側部の前方側範囲Srにあると点
灯させる第3表示灯Ff夫々を、操作ボツクス8
7に設けてある。
そして、超音波を間欠的に発信する発信器10
0aとその超音波の反射波を受信する受信器10
0bとからなる超音波センサー100,100の
2個を、感知可能エリアE,Eが一部重なる状態
で車体前部に並置して、超音波の発射時点から反
射波の受信時点までの時間に基づいて障害物Wま
での距離Lを検出できるようにし、しかも、両超
音波検出センサ100,100がともに障害物W
を検出すると障害物Wが車体中央部の前方にあ
り、且つ、左方あるいは右方の超音波センサ10
0,100のみが障害物Wを検出すると障害物W
が車体左側部の前方あるいは車体右横側部の前方
にあることを判別できるように構成してある。
そして、両超音波センサー100,100を前
記制御装置95に接続させて、両センサー10
0,100を作動させながら検出情報を制御装置
95に入力させると共に、制御装置95に接続さ
せた車体側送信器101から操作ボツクス側受信
器102にランプ操作指令を送り、もつて、前記
各ランプl1……及び前記表示灯F0……を自動的に
点灯作動させるように構成してある。
前記制御装置95に、前記両センサー100,
100のいずれかが前記距離Lが30cm以下である
ことを検出するに伴い車体を停止させるべく、前
記無段変速装置Hを中立状態に操作するよう電動
モータ90を作動させる手段を備えさせて、障害
物Wに衝突する虞れがある状態になると車体を自
動停止できるように構成してある。但し、自動停
止後において車体を進行開始させるための補助速
度設定レバー103を、前記操作ボツクス87に
設けてある。
本発明を実施するに、液体圧送用ポンプ8とし
ては、シリンダ型の他各種型式のものが使用で
き、又、混合装置Bの具体構成、動力取出部Tの
具体構成、作業装置連結部Aの具体構成、及び、
ホース繰出装置Dの具体構成夫々は各種変更でき
る。
又、散布装置Cとしては、散布対象物に応じて
各種形式のものを使用するとよく、そして、各種
作業装置としては、草刈装置の他、施肥装置等の
各種のものが使用できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る果樹園作業車の実施例を示
し、第1図は全体側面図、第2図は全体平面図、
第3図は伝動構造の側面図、第4図は同構造の平
面図、第5図は動力取出軸の支持部を示す切欠正
面図、第6図はエンジン搭載構造を示す正面図、
第7図は作業装置連結部の側面図、第8図はホー
ス繰出装置の展開切欠平面図、第9図は混合装置
の概略図、第10図は遠隔操縦の構成を示す概略
図、第11図は水貯留タンクの連結状態を示す側
面図である。第12図は従来例の側面図である。 8…液体圧送用ポンプ、9…ホース、40…作
業装置昇降用油圧シリンダ、52…接地支持用転
輪、69…混合室、70…水供給管、71…薬剤
供給装置、A…作業装置連結部、B…混合装置、
C…散布装置、D…ホース繰出装置、E…エンジ
ン、H…油圧式無段変速装置、T…動力取出部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 液体圧送用ポンプ8を設けると共に、薬剤と
    水とを混合する装置Bを、混合物を前記ポンプ8
    にて圧送自在な状態で設け、作業装置連結部Aを
    備えさせると共に、1つの搭載エンジンEを、前
    記液体圧送用ポンプ8、走行変速用油圧式無段変
    速装置H、及び、連結作業装置駆動用動力取出部
    Tに連動連結させた状態で設け、前記ポンプ8に
    て圧送されてくる液体を散布する装置C、及び、
    機外水源からの水を車体側に供給するホース9を
    巻取状態で収納すると共に車体進行に伴つて繰出
    すホース繰出装置Dの夫々を、前記作業装置連結
    部Aに取付自在に設けてある果樹園作業車。 2 前記作業装置連結部Aに、作業装置昇降操作
    用油圧シリンダ40を備えさせてある特許請求の
    範囲第1項に記載の果樹園作業車。 3 前記混合装置Bを構成するに、混合室69に
    連通接続される水供給管70に、薬剤供給装置7
    1を連通接続してある特許請求の範囲第1項又は
    第2項に記載の果樹園作業車。 4 前記ホース繰出装置Dに、接地支持用転輪5
    2を備えさせてある特許請求の範囲第1項乃至第
    3項のいずれかに記載の果樹園作業車。
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