JPH0612507Y2 - 赤外線式物体検知装置 - Google Patents
赤外線式物体検知装置Info
- Publication number
- JPH0612507Y2 JPH0612507Y2 JP3418089U JP3418089U JPH0612507Y2 JP H0612507 Y2 JPH0612507 Y2 JP H0612507Y2 JP 3418089 U JP3418089 U JP 3418089U JP 3418089 U JP3418089 U JP 3418089U JP H0612507 Y2 JPH0612507 Y2 JP H0612507Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical filter
- case
- filter
- shield case
- infrared
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は赤外線式物体検知装置に関し、特に、赤外線検
知器の周囲を静電シールドする手段に関する。
知器の周囲を静電シールドする手段に関する。
<従来の技術> 本出願人は、特願昭63-227689号により、赤外線検知素
子の前方に光学フィルタを配設した装置において、その
光学フィルタ自体に導電性をもたせて、赤外線検知器お
よびその出力信号の増幅回路を外界から完全に静電シー
ルドする技術を提案している(未公知)。
子の前方に光学フィルタを配設した装置において、その
光学フィルタ自体に導電性をもたせて、赤外線検知器お
よびその出力信号の増幅回路を外界から完全に静電シー
ルドする技術を提案している(未公知)。
<考案が解決しようとする課題> 前記した先願発明においては、赤外線検知素子の前方に
開口部をもつシールドケースと、その開口部に装着され
る光学フィルタを、導電性接着剤又は導電性塗料などに
より接合していた。しかし、この先願発明によれば、導
電性接着剤等を塗布し、それが乾燥しないうちに速やか
に両者を接合しなければならないので、製造工程が厳し
くなり、ひいては製造コストが高くなるという問題があ
った。本考案は、この問題を解決して製造工程を合理化
することを課題とする。
開口部をもつシールドケースと、その開口部に装着され
る光学フィルタを、導電性接着剤又は導電性塗料などに
より接合していた。しかし、この先願発明によれば、導
電性接着剤等を塗布し、それが乾燥しないうちに速やか
に両者を接合しなければならないので、製造工程が厳し
くなり、ひいては製造コストが高くなるという問題があ
った。本考案は、この問題を解決して製造工程を合理化
することを課題とする。
<課題を解決するための手段> 本考案の赤外線式物体検知装置は、赤外線検知素子の前
方に設けられた光入射窓に光学フィルタを装着してなる
装置において、上記光入射窓を形成するケースの少なく
とも外側表面、および、上記光学フィルタの少なくとも
片面が導電性物質で構成され、上記光学フィルタの外周
の外側を押圧し、かつ、外周が上記ケース側に折れ曲が
って、その折曲部が上記ケースと弾力的に係止するフィ
ルタ固定具を備えたことを特徴としている。
方に設けられた光入射窓に光学フィルタを装着してなる
装置において、上記光入射窓を形成するケースの少なく
とも外側表面、および、上記光学フィルタの少なくとも
片面が導電性物質で構成され、上記光学フィルタの外周
の外側を押圧し、かつ、外周が上記ケース側に折れ曲が
って、その折曲部が上記ケースと弾力的に係止するフィ
ルタ固定具を備えたことを特徴としている。
<作用> フィルタ固定具の外周折曲部がシールドケースと弾力的
に係止されるので、赤外線検知素子の前方に設けられた
光入射窓に光学フィルタを載せ、フィルタ固定具をワン
タッチで嵌め込むだけで組立て作業が完了し、かつ、完
全な静電シールドが構成される。
に係止されるので、赤外線検知素子の前方に設けられた
光入射窓に光学フィルタを載せ、フィルタ固定具をワン
タッチで嵌め込むだけで組立て作業が完了し、かつ、完
全な静電シールドが構成される。
<実施例> 第1図に本考案実施例の縦断面図を示し、第2図にその
実施例の組立前における要部拡大図を示す。
実施例の組立前における要部拡大図を示す。
プリント配線基板1に赤外線検知素子2が装着され、同
じプリント配線基板上に増幅用IC等も装着されてい
る。
じプリント配線基板上に増幅用IC等も装着されてい
る。
このプリント配線基板1の周囲はシールドケース3に取
り囲まれているが、このシールドケースの赤外線検知素
子2の前方のみに光入射窓が開口しており、その光入射
窓に光学フィルタ4が装着されている。シールドケース
3は、プラスチックの表面にアルミ蒸着等の導電性膜が
形成されたものであり、光学フィルタ4はその表面に透
明導電膜が形成されている。フィルタ固定具5は、上記
光入射窓に対応する部分に開口部が形成され、光学フィ
ルタ4をシールドケースに押圧する窓枠部6と、その外
周がシールドケース側に折れ曲がった折曲部7を有し、
この折曲部7には、フィルタ固定具5の脱落を防止し、
かつ、光学フィルタ4をシールドケース側へ押圧するた
めの突起8が一体形成されている。これに対し、シール
ドケース3には、フィルタ固定具5の折曲部を弾力的に
嵌合させるための円形溝9が形成されている。フィルタ
固定具5は、金属、プラスチック、又はプラスチック表
面に導電性膜を形成したものにより構成することができ
るが、いずれの場合でも弾性変形しうる弾性体で構成さ
れている。
り囲まれているが、このシールドケースの赤外線検知素
子2の前方のみに光入射窓が開口しており、その光入射
窓に光学フィルタ4が装着されている。シールドケース
3は、プラスチックの表面にアルミ蒸着等の導電性膜が
形成されたものであり、光学フィルタ4はその表面に透
明導電膜が形成されている。フィルタ固定具5は、上記
光入射窓に対応する部分に開口部が形成され、光学フィ
ルタ4をシールドケースに押圧する窓枠部6と、その外
周がシールドケース側に折れ曲がった折曲部7を有し、
この折曲部7には、フィルタ固定具5の脱落を防止し、
かつ、光学フィルタ4をシールドケース側へ押圧するた
めの突起8が一体形成されている。これに対し、シール
ドケース3には、フィルタ固定具5の折曲部を弾力的に
嵌合させるための円形溝9が形成されている。フィルタ
固定具5は、金属、プラスチック、又はプラスチック表
面に導電性膜を形成したものにより構成することができ
るが、いずれの場合でも弾性変形しうる弾性体で構成さ
れている。
本考案の変形実施例として、第2図に示すように、シー
ルドケース3の光学フィルタと当接する面上に小突起1
0を設けるとともに、フィルタ固定具5の光学フィルタ
に当接する面上に小突起11を設けて、シールドケース
3、光学フィルタ4およびフィルタ固定具5の接触圧力
を増大させるとともに、これら構成部材相互間の電気伝
導度の安定をはかることもできる。
ルドケース3の光学フィルタと当接する面上に小突起1
0を設けるとともに、フィルタ固定具5の光学フィルタ
に当接する面上に小突起11を設けて、シールドケース
3、光学フィルタ4およびフィルタ固定具5の接触圧力
を増大させるとともに、これら構成部材相互間の電気伝
導度の安定をはかることもできる。
なお、フィルタ固定具5とシールドケース3の係止手段
は、フィルタ固定具又はシールドケースの弾性変形によ
りワンタッチで挿入、嵌合しうる限り、公知の種々な構
造により実施することができる。
は、フィルタ固定具又はシールドケースの弾性変形によ
りワンタッチで挿入、嵌合しうる限り、公知の種々な構
造により実施することができる。
<考案の効果> 本考案によれば、従来行われていた導電性接着剤等の塗
布工程、並びに、塗布後、接着工程までの時間管理が不
要となり、フィルタ固定具をワンタッチで挿入するだけ
で組立て作業が完了するので、組立てコストが低減す
る。また従来は、接着材の塗布量、乾燥時間の多少によ
り接着力が変化し、接着していないこともあったが、本
考案によれば、物理的押圧力および電気的導電度のバラ
ツキが少なく、品質が均一化される。
布工程、並びに、塗布後、接着工程までの時間管理が不
要となり、フィルタ固定具をワンタッチで挿入するだけ
で組立て作業が完了するので、組立てコストが低減す
る。また従来は、接着材の塗布量、乾燥時間の多少によ
り接着力が変化し、接着していないこともあったが、本
考案によれば、物理的押圧力および電気的導電度のバラ
ツキが少なく、品質が均一化される。
第1図は本考案実施例の縦断面図、 第2図はその組立前における要部拡大図である。 1……プリント配線基板 2……赤外線検知素子 3……シールドケース 4……光学フィルタ 5……フィルタ固定具 7……折曲部 9……円形溝
Claims (1)
- 【請求項1】赤外線検知素子の前方に設けられた光入射
窓に光学フィルタを装着してなる装置において、上記光
入射窓を形成するケースの少なくとも外側表面、およ
び、上記光学フィルタの少なくとも片面が導電性物質で
構成され、上記光学フィルタの外周の外側を押圧し、か
つ、外周が上記ケース側に折れ曲がって、その折曲部が
上記ケースと弾力的に係止するフィルタ固定具を備えた
ことを特徴とする赤外線式物体検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3418089U JPH0612507Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 赤外線式物体検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3418089U JPH0612507Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 赤外線式物体検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02124582U JPH02124582U (ja) | 1990-10-15 |
JPH0612507Y2 true JPH0612507Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=31538430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3418089U Expired - Lifetime JPH0612507Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 赤外線式物体検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0612507Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005321198A (ja) * | 2004-05-06 | 2005-11-17 | Keyence Corp | 多光軸光電センサ |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8232883B2 (en) * | 2009-12-04 | 2012-07-31 | Avago Technologies Ecbu Ip (Singapore) Pte. Ltd. | Optical proximity sensor with improved shield and lenses |
JP6211020B2 (ja) * | 2015-02-03 | 2017-10-11 | 三菱電機株式会社 | 光学フィルタの固定部材、光学フィルタの固定構造およびカメラユニット |
-
1989
- 1989-03-24 JP JP3418089U patent/JPH0612507Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005321198A (ja) * | 2004-05-06 | 2005-11-17 | Keyence Corp | 多光軸光電センサ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02124582U (ja) | 1990-10-15 |
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