JPH06125064A - 不揮発性記憶装置およびその駆動方法 - Google Patents

不揮発性記憶装置およびその駆動方法

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JPH06125064A
JPH06125064A JP27208592A JP27208592A JPH06125064A JP H06125064 A JPH06125064 A JP H06125064A JP 27208592 A JP27208592 A JP 27208592A JP 27208592 A JP27208592 A JP 27208592A JP H06125064 A JPH06125064 A JP H06125064A
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JP27208592A
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English (en)
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Takanori Ozawa
孝典 小澤
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

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Abstract

(57)【要約】 【目的】書換回数を向上させるとともに、書込速度を速
くでき、しかも消費電力を低くすることができる不揮発
性記憶装置を提供する。 【構成】同一のシリコン基板20上に、オフセット領域
OSを形成すべくソース領域23と所定の間隔Dをあけ
てゲート電極26とONO膜25(図示せず)とを設け
たメモリトランジスタ21A,21B,21C,21D
を仮想グランドアレイ状に配列形成し、行方向に配列形
成されたメモリトランジスタ21A,21Bおよび21
C,21Dのゲート電極26に、ワードラインWL1,
WL2を、ソース領域23とドレイン領域24との共有
部を含む、列方向に配列形成されたメモリトランジスタ
21A,21Cおよび21B,21Dのソース領域23
およびドレイン領域24に、ビットラインBL1,BL
2,BL3をそれぞれ接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不揮発性記憶装置およ
びその駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、情報を半永久的に記憶する不
揮発性記憶素子(以下、「不揮発性メモリセル」とい
う。)として、図10のように、電荷を蓄積することで
情報の記憶を行なうメモリトランジスタ1と、メモリセ
ルトランジスタ1を選択するためのセレクトトランジス
タ2とを備えた不揮発性記憶素子(以下、「不揮発性メ
モリセル」という。)を、同一の半導体基板上にマトリ
クス状に配列形成したものが知られている。
【0003】近年、半導体産業の発展に伴い、不揮発性
メモリの高集積化が要求されている。この要求に応える
ためには、メモリセル回路の集積度を向上させることが
考えられる。しかしながら、図10に示した不揮発性メ
モリセルは、いわゆる2トランジスタ/1セル構造を有
しているため、高集積化に対応することに限界があっ
た。
【0004】そこで、不揮発性メモリの高集積化に対応
するために、図11に示すように、電荷を蓄積するため
のメモリゲート3aおよびメモリゲート3aを選択する
ためのセレクトゲート3bを有する、いわゆるスプリッ
ドゲート型のトランジスタ3を不揮発性メモリセルとし
た不揮発性メモリが提案された。このようなメモリセル
にあっては、高集積化にある程度貢献することができる
ものの、以前として、2トランジスタ/1セル構造に酷
似した構造を有しているため、さらなる高集積化に対応
するには限界があった。
【0005】そこで、これに対処するため、図12に示
すように、メモリトランジスタ4A,4B,4C,4D
をメモリセル5A,5B,5C,5Dとし、これらメモ
リセル5A,5B,5C,5Dを同一の半導体基板上で
マトリクス状に配列形成した不揮発性メモリが提案され
た。この不揮発性メモリは、行方向に配列形成されたメ
モリトランジスタ4A,4Bおよび4C,4Dのゲート
に、ワードラインWL1,WL2がそれぞれ接続されて
いる。また、列方向に配列形成されたメモリトランジス
タ4A,4Cおよび4B,4Dのドレインに、ビットラ
インBL1,BL2がそれぞれ接続され、ソース領域に
ソースラインSLが共通に接続されている。
【0006】上記不揮発性メモリにあっては、1トラン
ジスタ/1セル構造を有しているため、ある程度さらな
る高集積化に貢献するものの、各メモリトランジスタ同
士をそれぞれ分離しているため、この素子分離領域が各
メモリトランジスタ間に存在し、しかも配線も複雑とな
っているので、その分だけさらなる高集積化に貢献でき
なかった。
【0007】上記に対処するため、図13のように、1
トランジスタ/1セル構造を有する不揮発性メモリセル
5A,5B,5C,5Dを、仮想グランドアレイ状に配
列形成した不揮発性メモリが提案されている。すなわ
ち、行方向に配列形成されたメモリトランジスタ4A,
4Bおよび4C,4Dのソースとドレインとが接続され
ており、このソース−ドレイン接続中間点を含む、列方
向に配列形成されたメモリトランジスタ4A,4Cおよ
び4B,4DのソースおよびドレインにビットラインB
L1,BL2,BL3それぞれ接続されている。
【0008】図13を参照して、仮想グランドアレイ構
造を有する不揮発性メモリの情報の書き込み、消去動作
を説明する。 <書き込み>不揮発性メモリセル5Aに情報の書き込み
を行なうとすると、基板を接地電位としておき、書き込
みを行なうメモリセル5Aのメモリトランジスタ4Aの
ゲートに接続されているワードラインWL1に対しての
み高電圧Hを印加し、書き込みを行なうメモリセル5A
を選択するため、このメモリセル5Aのソースに接続さ
れているビットラインBL1に対して低電圧Lを印加
し、他のビットラインBL2,BL3に対して高電圧H
を印加する。
【0009】そうすると、メモリセル5A内にメモリト
ランジスタ4Aのゲート絶縁膜に電荷が注入され、メモ
リセル5Aに情報の書き込みが行なわれる。 <消去>ワードラインWL1に接続されている不揮発性
メモリセル5A,5Bに記憶されている情報の消去を行
なうとすると、ワードラインWL1を接地電位とし、全
てのビットラインBL1,BL2,BL3を開放状態と
しておき、基板および他のワードラインWL2に対して
高電圧Hを印加する。
【0010】そうすると、メモリセル5A,5B内のメ
モリトランジスタ4A,4Bに書き込み時と極性の異な
る電荷が注入され、メモリセル5A,5Bに記憶されて
いる情報が消去される。ここで、メモリトランジスタの
情報の書き込み、消去の動作原理について、図14を参
照しつつ説明する。図14は、メモリトランジスタの原
理的構成を示す概念図である。
【0011】このメモリトランジスタは、MONOSF
ET(Metal Oxide Nitride OxideSilicon Field Effec
t Transistor )であって、チャネル領域10aならび
に、そのチャネル領域10aを挟んで、N+ 型ソース領
域10bおよびN+ 型ドレイン領域10cが形成された
P型シリコン基板10と、このP型シリコン基板10上
において、チャネル領域10a上に形成されたゲート絶
縁膜11(以下、「ONO膜11」という。)と、この
ONO膜11を介してチャネル領域10a上に設けられ
たゲート電極12とを備えている。ONO膜11は、電
荷を蓄積する窒化膜11bを、トンネル酸化膜11cお
よびトラップ酸化膜11aで挟持した、いわゆるサンド
イッチ構造を有している。 <書き込み>情報の書き込み時において、図14(a)
のように、シリコン基板10を接地電位0Vとしてお
き、ドレイン領域10cおよびゲート電極12に対して
高電圧Hを印加し、ソース領域10bに対して低電圧L
を印加すると、ソース−ドレイン間に飽和チャネル電流
が流れる。すると、ドレイン領域10c近傍のピンチオ
フ領域で、高電界により加速された電子が高エネルギー
をもち、いわゆるホットエレクトロンが発生する。この
ホットエレクトロンが、ONO膜11に注入、蓄積され
る。 <消去>情報の消去時において、図14(b)のよう
に、ソース領域10b,ドレイン領域10cを開放(O
PEN)状態とし、ゲート電極12を接地電位としてお
き、シリコン基板10に対して高電圧Hが印加される
と、チャネル領域10a全体にホールが発生し、このホ
ールがFN電流によりONO膜11に注入される。そう
すると、ONO膜11に蓄積されていたエレクトロン
は、ホールによって中和される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記不
揮発性メモリにあっては、情報の書き込みは、ホットエ
レクトロンをONO膜に注入させることで行なわれる
が、この際に書込電流を大きくして、加速された電子を
ドレイン領域近傍のシリコンに衝突させて、高エネルギ
ーを有するホットエレクトロンを発生させ、このホット
エレクトロンを局所的に注入させているので、局所的に
ONO膜のトンネル酸化膜が劣化し、書換回数の低下に
つながっていた。
【0013】さらに、局所書込であるため、メモリトラ
ンジスタの動作速度のばらつきによって、図15(a)
のように、1つのONO膜11内において、窒化膜11
bにホットエレクトロンが注入された書込領域Aと、窒
化膜11bにホットエレクトロンが注入されていない非
書込領域Bとが混在することになる。このように、書込
領域Aと非書込領域Bとが混在した状態で、図15
(b)のように、チャネル領域全体でホールを発生さ
せ、このホールをONO膜11に注入することにより消
去を行なうと、書込領域Aにおいては、窒化膜11bに
蓄積されているエレクトロンがホールにより中和されて
消去状態になるが、非書込領域Bにおいては、窒化膜1
1bにホールが蓄積され、いわゆる過剰消去状態となっ
てしまう。このように、過剰消去が発生すると、パンチ
スルー耐圧低下が起こる。そのため、消費電力が高くな
っていた。
【0014】本発明は、上記に鑑み、さらなる高集積化
を図りつつ、書換回数を向上させるとともに、消費電力
を低くすることができる不揮発性記憶装置およびその駆
動方法の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するための本発明の不揮発性記憶装置は、チャネル
領域ならびに、そのチャネル領域を挟んでソース領域お
よびドレイン領域が形成された半導体基板と、前記半導
体基板上の、ソース領域と隣接する予め定める領域を除
くチャネル領域上に形成された、電荷を蓄積するための
ゲート絶縁膜と、前記予め定める領域を除くチャネル領
域上に、ゲート絶縁膜を介して設けられたゲート電極と
を備え、ゲート絶縁膜に電荷を蓄積することで情報の記
憶を行なう不揮発性記憶素子を有し、前記不揮発性記憶
素子は、同一の半導体基板上に行方向で隣接する不揮発
性記憶素子のソース領域とドレイン領域とが共有される
かたちでマトリクス状に配列形成され、行方向に配列形
成された不揮発性記憶素子のゲート電極に、ワードライ
ンがそれぞれ接続され、前記ソース領域とドレイン領域
との共有部を含む、列方向に配列形成された不揮発性記
憶素子のソース領域およびドレイン領域に、ワードライ
ンに対して絶縁状態でビットラインがそれぞれ接続され
ているものである。
【0016】したがって、上記不揮発性記憶装置は、1
トランジスタ/1セル構造を有しているため、さらなる
高集積化に貢献できる。上記不揮発性記憶装置の駆動方
法は、情報の書き込み時に、基板を接地電位としてお
き、書き込みを行なう不揮発性記憶素子が接続されてい
るワードラインのみに対して高電圧を印加し、書き込み
を行なう不揮発性記憶素子を選択するため、当該不揮発
性記憶素子のドレイン領域が接続されているビットライ
ンを接地電位とし、他のビットラインに対して書込禁止
電圧を印加し、情報の消去時に、各不揮発性記憶素子に
記憶されている情報をワードライン毎に分割消去するた
め、全てのビットラインを開放状態としておき、基板に
高電圧を印加し、情報の消去を行なう不揮発性記憶素子
が接続されているワードラインを接地電位とし、他のワ
ードラインに高電圧を印加し、情報の読み出し時に、基
板を接地電位としておき、読み出しを行なう不揮発性記
憶素子が接続されているワードラインに対してセンス電
圧を印加し、読み出しを行なう不揮発性記憶素子のソー
ス領域が接続されているビットラインに対して読出電圧
を印加し、他のビットラインおよび他のワードラインを
接地電位とするものである。
【0017】情報の書き込み時において、高電圧が印加
されるワードラインに接続された不揮発性記憶素子のゲ
ート電極、ゲート絶縁膜の下部を除くチャネル領域は、
常にオフセット領域となる。一方、この不揮発性記憶素
子のゲート電極−基板間にFN電流が生じるとともに、
オフセット領域を除くチャネル領域全体に電荷が発生す
る。
【0018】このとき、選択された不揮発性記憶素子の
ソース領域においては、書込禁止電圧によってソース領
域の接合部の空乏層、オフセット領域の境界まで拡がら
ないので、電荷がFN電流によりゲート絶縁膜に注入さ
れる。そのため、この不揮発性記憶素子のドレイン領域
側からオフセット領域の境界までチャネルが形成され
る。一方、非選択の不揮発性記憶素子のドレイン領域に
おいては、書込禁止電圧によってドレイン領域の接合部
の空乏層が、オフセット領域の境界まで拡がるので、こ
の空乏層が電荷を遮断し、ゲート絶縁膜に注入されな
い。そのため、この不揮発性記憶素子のドレイン領域側
からオフセット領域の境界までチャネルが形成されな
い。
【0019】このように、情報の書き込みにおいて、ゲ
ート絶縁膜に対して全体的な書き込みが可能となるか
ら、ゲート絶縁膜の劣化を防止でき、書換回数を増加さ
せることができるとともに、瞬時に情報の書き込みが可
能となる。情報の消去時において、消去される不揮発性
記憶素子のゲート電極−基板間に、書き込み時とは逆の
バイアスがかかり、FN電流が発生するとともに、オフ
セット領域を除くチャネル領域全体に書き込み時とは極
性の異なる電荷が発生する。そして、このFN電流によ
り、極性の異なる電荷が不揮発性記憶素子のゲート絶縁
膜に注入され、ゲート絶縁膜に蓄積されている電荷が中
和され、ワードライン毎に情報が分割消去される。
【0020】このとき、電荷は全体書込によってゲート
絶縁膜に全体的に蓄積されており、1つのゲート絶縁膜
に書込領域と非書込領域とが混在することがないので、
極性の異なる電荷が全体的にゲート絶縁膜に注入されて
も過剰消去は起こらない。よって、パンチスルー耐圧が
低下することはない。このため、消費電力を低くするこ
とができる。
【0021】情報の読み出し時において、選択された不
揮発性記憶素子のソース領域の接合部の空乏層が、オフ
セット領域の境界まで拡がる。このとき、この不揮発性
記憶素子のゲート絶縁膜に電荷が蓄積されている場合に
は、空乏層が書き込み時に形成されたチャネルに接続
し、チャネル領域全体にチャネルが形成され、ソース領
域−ドレイン領域間が導通する。一方、ゲート絶縁膜に
電荷が蓄積されていない場合には、書き込み時にチャネ
ルが形成されないので、ソース領域−ドレイン領域間は
導通しない。
【0022】なお、上記駆動方法の消去時において、全
てのビットラインを開放状態とし、全てのワードライン
を接地電位としておき、基板に対して高電圧を印加して
もよい。この場合、全ての不揮発性記憶素子に書込時の
逆バイアスがかかるため、記憶されている情報を一括消
去することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図9を
参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例に
係る不揮発性記憶装置(以下、「不揮発性メモリ」とい
う。)の平面図、図2は図1のX−X断面図、図3は図
1のY−Y断面図である。なお、図1はパッシベーショ
ン膜を剥がした状態を示している。図1ないし図3を参
照しつつ、本実施例の不揮発性メモリの構造について説
明する。
【0024】本実施例の不揮発性メモリは、図1のよう
に、同一のP型シリコン基板20上に、電荷を蓄積する
ことにより情報の記憶を行なうメモリトランジスタ21
A,21B,21C,21Dが、仮想グランドアレイを
もってマトリクス状に配列形成されている。なお、以下
の説明において、メモリトランジスタ21A,21B,
21C,21Dを総称するときは「メモリトランジスタ
21」と称する。
【0025】メモリトランジスタ21は、いわゆるMO
NOS(Metal Oxide Nitride OxideS-ilicon)構造を有
しており、シリコン基板20上の、ソース領域23と所
定間隔D(0.1〜0.5μm)をあけた予め定める領
域を除くチャネル領域22上に形成され、電荷を蓄積す
るONO膜25と、予め定める領域を除くチャネル領域
22上に、ONO膜25を介して設けられたゲート電極
26とを備えている。そして、行方向に隣接するメモリ
トランジスタ21A,21Bおよび21C,21Dは、
図1,図2のように、互いにソース領域23とドレイン
領域24とを共有している。
【0026】行方向に配列形成されたメモリトランジス
タ21A,21Bおよび21C,21Dのゲート電極2
6には、図1,図2および図3のように、コンタクトホ
ール27を通してワードラインWL1,WL2がそれぞ
れ接続されており、ソース領域23とドレイン領域24
との共有部を含む、列方向に配列形成されたメモリトラ
ンジスタ21A,21Cおよび21B,21Dのソース
領域23およびドレイン領域24には、コンタクトホー
ル28を通じてビットラインBL1,BL2,BL3が
それぞれ接続されている。そして、ビットラインBL
1,BL2,BL3は、ワードラインWL1,WL2と
直交する形で配線されており、ワードラインWL1,W
L2とビットラインBL1,BL2,BL3との間に
は、図2,図3のように、酸化絶縁膜29が介在されて
いる。ソース領域23およびドレイン領域24は、図1
のように、ビットラインBL1,BL2,BL3に沿っ
て設けられている。
【0027】ONO膜25は、電荷を蓄積する窒化膜を
トンネル酸化膜およびトラップ膜で挟持した、いわゆる
サンドイッチ構造を有しており、図3のように、ゲート
電極26直下でビットラインBL1,BL2,BL3に
沿って設けられている。列方向に配列形成されたメモリ
トランジスタ21A,21Cおよび21B,21Dのゲ
ート電極26間には、図1,3のように、膜厚が厚く形
成されたフィールド酸化膜30が介在されており、この
フィールド酸化膜30によって、列方向に配列形成され
たメモリトランジスタ21A,21Cおよび21B,2
1D同士が素子分離されている。
【0028】また、ゲート電極26とワードラインWL
1,WL2の間には、図2,3のように、層間絶縁膜3
1が充たされている。図4,5は不揮発性メモリの製造
方法を工程順に示す断面図であって、両図(a)は図1
のX−X断面、両図(b)は図1のY−Y断面を示して
いる。図4,5を参照しつつ、不揮発性メモリの製造方
法を説明する。
【0029】まず、図4中1−(a),(b)のように
、水蒸気酸化等のLOCOS(Loc-al Oxidation Of S
ilicon) 法により、P型シリコン基板20上に、列方向
に沿う形でフィールド酸化膜30を形成する。このとき
の酸化条件は、たとえば酸化温度1000℃、酸化時間
6時間とすればよい。そして、図4中2−(a),
(b)のように、従来公知の半導体プロセスの成膜法に
より、全面にONO膜25を形成した後、図4中3−
(a),(b)のように、ゲート電極26を形成する。
【0030】つぎに、図4中4−(a),(b)のよう
に、ゲート電極26にレジスト40を塗布した後、ON
O膜25が列方向に沿って残るよう、ストライプ状にエ
ッチングする。つづいて、図5中1−(a),(b)の
ように、レジスト40,ゲート電極26およびONO膜
25をマスクとして、ドレイン領域24からソース領域
23に向かって斜めにインプラ(Implant) して不純物を
注入、拡散した後、アニールしてN+ 型ソース領域23
およびN+ ドレイン領域24を列方向に沿う形でストラ
イプ状に形成する。このとき、ソース領域23とゲート
電極26およびONO膜25との間隔は、レジスト40
の厚みで制御され、その間隔を容易に0.1〜0.5μ
mに設定できる。このように、間隔を0.1〜0.5μ
mに設定するための不純物の注入角は、たとえばレジス
ト40,ゲート電極26およびONO膜25を含む厚み
を1μmとした場合、シリコン基板20を基準とする鉛
直線に対して、約10度程度傾斜させればよい。また、
アニール条件は、たとえばアニール温度900℃、アニ
ール時間30分とすればよい。
【0031】そして、図5中2−(a),(b)のよう
に、全面をSi02 等からなる層間絶縁膜31で覆った
後、図5中3−(a),(b)のように、ゲート電極2
6上にコンタクトホール27を形成し、たとえばCVD
(Chemical Vapor Deposition) 法により、層間絶縁膜3
1上に導電性物質を堆積させ、コンタクトホール27を
介して導電性物質を接続する。そして、エッチングによ
り、導電性物質を行方向に沿ってストライプ状にパター
ニングしてワードラインWL1,WL2を形成する。
【0032】つぎに、図5中4−(a),(b)のよう
に、全面にSiO2 等からなる酸化絶縁膜29を形成
し、ソース領域23およびドレイン領域24上にコンタ
クトホール28(図示せず)を形成する。そして、たと
えばCVD法により、酸化絶縁膜29上に導電性物質を
堆積させ、コンタクトホール28を介して、導電性物質
を接続した後、エッチングにより、導電性物質を列方向
に沿ってストライプ状にパターニングしてビットライン
BL1,BL2,BL3を形成する。
【0033】図6は不揮発性メモリの等価回路図であ
る。図6を参照しつつ、不揮発性メモリの電気的構成を
説明する。上記不揮発性メモリは、メモリトランジスタ
21A,21B,21Cおよび21Dを不揮発性記憶素
子(以下、「不揮発性メモリセル」という。)50A,
50B,50Cおよび50Dとする1トランジスタ/1
セル構造を有している。
【0034】行方向に配列されたメモリトランジスタ2
1A,21Bおよび21C,21Dのゲートには、ワー
ドラインWL1およびWL2がそれぞれ接続されてお
り、このワードラインWL1,WL2毎に隣接するメモ
リトランジスタ21A,21Bおよび21C,21Dの
ソースとドレインとが接続されている。そして、ソース
−ドレイン接続中間点を含む、列方向に配列されたメモ
リトランジスタ21A,21Bおよび21C,21Dの
ソースおよびドレインには、ビットラインBL1,BL
2,BL3がそれぞれ接続されている。
【0035】このように、上記不揮発性メモリは、1ト
ランジスタ/1セル構造を有しているため、さらなる高
集積化に貢献することができる。図6および表1を参照
しつつ、不揮発性メモリの情報の書き込み、消去および
読み出しの動作について説明する。なお、表1は図6に
示す不揮発性メモリ50Bを選択した場合を想定してい
る。
【0036】
【表1】
【0037】<書き込み(WRITE) >情報の書き込み時に
おいて、基板を接地電位0Vとしておき、書き込みを行
なうメモリセル50B内のメモリトランジスタ21Bの
ゲートに接続されているワードラインWL1に対しての
み高電圧15Vを印加し、書き込みを行なうメモリセル
50Bを選択するため、このメモリセル50B内のメモ
リトランジスタ21Bのドレインに接続されているビッ
トラインBL3を接地電位0Vとし、他のビットライン
BL1,BL2に対して書込禁止電圧7Vを印加する。
【0038】そうすると、メモリトランジスタ21Bの
ゲート−基板間の電位差により、FN電流が発生し、こ
のFNトンネル電流によってエレクトロンがONO膜2
5に注入され、メモリセル50Bに情報が書き込まれ
る。ONO膜25にエレクトロンが蓄積された状態と、
蓄積されていない状態とでは、ソース−ドレイン間を導
通させるために必要なゲート電圧が変化する。すなわ
ち、ソース−ドレイン間を導通させるためのしきい値電
圧VTHは、ONO膜25にエレクトロンを注入した状態
では高いしきい値V1(たとえば5V)をとり、エレク
トロンが未注入の状態では低いしきい値V2(たとえば
1V)をとる。このように、しきい値電圧VTHを2種類
に設定することで「1」または「0」の2値データをメ
モリトランジスタに記憶させることができる。
【0039】書き込み時において、書込禁止電圧7Vを
印加するビットラインを図6に示す矢印W方向に順次変
更していけば、ワードライン毎にシリアルな書き込みが
行なえる。 <消去(ERASE) >情報の消去時において、全てのビット
ラインBL1,BL2,BL3をOPENとし、消去を
行なうメモリセル50A,50Bのメモリトランジスタ
21A,21Bに接続されているワードラインWL1を
接地電位0Vとし、基板および他のワードラインWL2
に対して高電圧15Vを印加する。なお、全てのビット
ラインBL1,BL2,BL3をOPENにするのは、
基板から拡散層に向かう方向が順方向となり、順方向電
流が流れるのを防ぐためである。
【0040】そうすると、メモリトランジスタ21A,
21Bのゲート−基板間に、書き込み時とは逆のバイア
スがかかり、FN電流によりホールがONO膜25に注
入され、ONO膜25に蓄積されているエレクトロンが
電気的に中和される。したがって、メモリセル50A,
50Bに記憶されている情報が消去される。なお、消去
時において、高電圧15Vを印加するワードラインを変
更していけば、メモリセルに記憶されている情報をワー
ドライン毎に分割消去することができる。 <読み出し(READ)>情報の読み出し時において、基板を
接地電位0Vとしておき、読み出しを行なうメモリセル
50B内のメモリトランジスタ21Bのゲートに接続さ
れているワードラインWL1に対してセンス電圧3Vを
印加し、読み出しを行なうメモリセル50Bを選択する
ため、このメモリセル50B内のメモリトランジスタ2
1Bのソースに接続されているビットラインBL2に対
して読出電圧10Vを印加し、他のワードラインWL2
およびビットラインBL1,BL3を接地電位0Vとす
る。
【0041】そうすると、メモリトランジスタ21Bの
ONO膜25にエレクトロンが蓄積されている、すなわ
ち情報が記憶されていれば、メモリトランジスタ21B
のソース−ドレイン間が導通し、チャネルが形成され
る。一方、メモリトランジスタ21BのONO膜25に
エレクトロンが蓄積されていない、すなわち情報が記憶
されていなければ、メモリトランジスタ21A,21B
のソース−ドレイン間が導通せず、チャネルが形成され
ない。この状態を外部に接続したデコーダおよびセンス
アンプ(図示せず)によってセンシングすれば、メモリ
セル50Bに記憶されている情報を読み出すことができ
る。
【0042】ここで、センス電圧とは、上記しきい値電
圧VTHの2種類の値V1,V2の中間的な電圧である。
したがって、このセンス電圧を印加すると、ONO膜2
5にエレクトロンが蓄積されているか否かで、ソース−
ドレイン間の導通,非導通が決定される。図7は情報の
書き込み時におけるメモリトランジスタの動作原理を説
明する図、図8は情報の消去時におけるメモリトランジ
スタの動作原理を説明する図、図9は情報の読み出し時
におけるメモリトランジスタの動作原理を説明する図で
ある。ここで、メモリトランジスタの情報の書き込み、
消去および読み出しの動作原理を説明する。 <書き込み>情報の書き込み時において、図7(a)の
ように、シリコン基板20を接地電位0Vとしておき、
メモリトランジスタ21A,21Bのゲート電極26に
高電圧15Vを印加し、メモリトランジスタ21A,2
1Bのソース領域23とドレイン領域24との共有部に
書込禁止電圧7Vを印加し、メモリトランジスタ21A
のソース領域23およびメモリトランジスタ21Bのド
レイン領域24を接地電位0Vとすると、メモリトラン
ジスタ21A,21Bのゲート電極26,ONO膜25
の下部を除くチャネル領域は、常にオフセット領域OS
となる。
【0043】一方、メモリトランジスタ21A,21B
のゲート−基板間にFN電流が生じるとともに、オフセ
ット領域OSを除くチャネル領域全体にエレクトロンが
注入される。このとき、書込禁止電圧7Vが印加されて
いるメモリトランジスタ21Bのソース領域23におい
ては、ソース領域23のPN接合部の空乏層60が、オ
フセット領域OSの境界まで拡がらないので、図7
(a)のように、エレクトロンがFN電流によりONO
膜25に注入される。そのため、メモリトランジスタ2
1Bのドレイン領域24側からオフセット領域OSの境
界までチャネル(図中斜線で示す)が形成される。
【0044】一方、書込禁止電圧7Vが印加されている
メモリトランジスタ21Aのドレイン領域24において
は、図7(a)のように、ドレイン領域24のPN接合
部の空乏層60が、オフセット領域OSの境界まで拡が
るので、この空乏層60がエレクトロンを遮断し、図7
(b)のように、ONO膜25に注入されない。そのた
め、メモリトランジスタ21Aのドレイン領域24側か
らオフセット領域OSの境界までチャネルが形成されな
い。
【0045】このように、情報の書き込みにおいて、O
NO膜25に対して全体的な書き込みが可能となるか
ら、ONO膜(トンネル酸化膜)の劣化を防止でき、書
換回数を増加させることができる。 <消去>情報の消去時において、図8(a)のように、
メモリトランジスタ21A,21Bのソース領域23お
よびドレイン領域24をOPENとし、ゲート電極26
を接地電位0Vとし、シリコン基板20に対して高電圧
15Vを印加すると、メモリトランジスタ21A,21
Bのゲート−基板間に書き込み時とは逆のバイアスがか
かり、FN電流が発生するとともに、オフセット領域O
Sを除くチャネル領域全体にホールが発生する。そし
て、このFN電流により、図8(b)のように、ホール
がメモリトランジスタ21A,21BのONO膜25に
注入され、ONO膜25に蓄積されているエレクトロン
が電気的に中和される。実際は、逆バイアスにより、O
NO膜25に蓄積されているエレクトロンが引き抜か
れ、さらにバイアスを大きくすると、基板からホールが
ONO膜25に注入される(F−N注入)。
【0046】このとき、エレクトロンは全体書き込みに
よってONO膜25に全体的に蓄積されており、1つの
ONO膜25に書込領域と非書込領域が混在することが
ないので、ホールが全体的にONO膜25に注入されて
も過剰消去は起こらない。よって、パンチスルー耐圧が
低下することはない。このため、消費電力を低くするこ
とができる。 <読み出し>情報の読み出し時において、図9(a)の
ように、シリコン基板20を接地電位0Vとしておき、
読み出しを行なうメモリトランジスタ21A,21Bの
ゲート電極26に対してセンス電圧3Vを印加し、メモ
リトランジスタ21A,21Bのソース領域23とドレ
イン領域24との共有部に読出電圧10Vを印加し、メ
モリトランジスタ21Aのソース領域23およびメモリ
21Bのドレイン領域24を接地電位0Vとすると、メ
モリトランジスタ21Bのソース領域23のPN接合部
の空乏層60が、オフセット領域OSの境界まで拡が
る。
【0047】このとき、メモリトランジスタ21BのO
NO膜25にエレクトロンが蓄積されている場合、すな
わち情報が書き込まれている場合には、空乏層60がド
レイン領域24からオフセット領域OSまで形成されて
いるチャネル(図中斜線で示す)に接続し、図9(b)
のように、チャネル領域22全体にチャネル領域が形成
され、ソース−ドレイン間が導通する。
【0048】一方、メモリトランジスタ21BのONO
膜25にエレクトロンが蓄積されていない場合、すなわ
ち情報が書き込まれていない場合には、ドレイン領域2
4からオフセット領域OSまでチャネルは形成されない
ので、ソース−ドレイン間は導通しない。以上のよう
に、本実施例では、ゲート電極とソース領域との間の予
め定める領域にオフセット領域を形成すべく、ゲート電
極およびONO膜をソース領域と所定の間隔をあけて配
置したメモリトランジスタを、同一のシリコン基板上に
仮想グランドアレイ状に配列形成しているので、情報の
書き込み時に、シリコン基板を接地電位としておき、書
き込みを行なうメモリトランジスタのゲートに接続され
ているワードラインに対してのみ高電圧を印加し、書き
込みを行なうメモリトランジスタを選択するために、そ
のメモリトランジスタのドレイン領域に接続されている
ビットラインに書込電圧を印加すると、選択されたメモ
リトランジスタにおいては、ソース領域の接合部の空乏
層がオフセット領域の境界まで拡がらないので、オフセ
ット領域を除くチャネル領域全体にエレクトロンが発生
し、このエレクトロンがゲート−基板間に流れるFN電
流により、ONO膜に全体的に注入され、情報が書き込
まれる。
【0049】すなわち、情報の書き込み時においては、
局所書込ではなく、全体書込で行なうことができるので
あるから、ONO膜の劣化を防止でき、書換回数を増加
させることができるとともに、瞬時に情報の書き込みが
可能となる。また、情報の消去時においては、書き込み
時と逆バイアスがかかるため、オフセット領域を除くチ
ャネル領域全体にホールが発生し、このホールがゲート
−基板間のFN電流によってONO膜に全体的に注入さ
れる。そうすると、このホールによって、蓄積されてい
るエレクトロンが中和され、情報の消去が行なわれる。
このとき、上記書き込み時の全体書き込みによって、O
NO膜には一様にエレクトロンが蓄積され、1つのON
O膜に書込領域と非書込領域とが混在することがないの
で、ホールが全体的にONO膜に注入されても過剰消去
は起こらない。よって、パンチスルー耐圧が低下するこ
となく、消費電力を低くすることができる。
【0050】なお、本発明は上述の実施例に限定される
ものではない。たとえば、情報の消去時に、全てのワー
ドラインを接地電位とし、全てのビットラインを開放状
態としておき、基板に対して高電圧を印加すれば、全て
のメモリトランジスタに逆バイアスがかかるため、記憶
されている情報を一括消去できる。
【0051】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明請求項1ないし3
によると、さらなる高集積化を図りつつ、書換回数を向
上させるとともに、書込速度を速くでき、しかも消費電
力を低くすることができる。さらに、請求項2において
は、消去時に、記憶されている情報をワードライン毎に
分割消去することができる。
【0053】また、請求項3においては、消去時に、記
憶されている情報を一括消去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる不揮発性メモリの平
面図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】図1のY−Y断面図である。
【図4】不揮発性メモリの製造方法を工程順に示す断面
図である。
【図5】図4のつづきの製造方法を工程順に示す断面図
である。
【図6】不揮発性メモリの等価回路図である。
【図7】情報の書き込み時におけるメモリトランジスタ
の動作原理を示す図である。
【図8】情報の消去時におけるメモリトランジスタの動
作原理を示す図である。
【図9】情報の読み出し時におけるメモリトランジスタ
の動作原理を示す図である。
【図10】従来の2トランジスタ/1セル構造を有する
メモリセルの等価回路図である。
【図11】従来のスプリットゲート型トランジスタを有
するメモリセルの等価回路図である。
【図12】従来の1トランジスタ/1セル構造を有する
メモリセルを利用した不揮発性メモリの等価回路図であ
る。
【図13】従来の1トランジスタ/1セル構造を有する
メモリセルを仮想グランドアレイ状に配列形成した不揮
発性メモリの等価回路図である。
【図14】図13のメモリトランジスタの動作原理を示
しており、同図(a)は情報の書き込み動作を示す図、
同図(b)は情報の消去動作を示す図である。
【図15】過剰消去状態を示す図である。
【符号の説明】
20 シリコン基板 21A,21B,21C,21D メモリトランジ
スタ 22 チャネル領域 23 ソース領域 24 ドレイン領域 25 ONO膜 26 ゲート電極 30 フィールド酸化膜 50A,50B,50C,50D メモリセル WL1,WL2 ワードライン BL1,BL2,BL3 ビットライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 6741−5L G11C 17/00 309 C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャネル領域ならびに、そのチャネル領域
    を挟んでソース領域およびドレイン領域が形成された半
    導体基板と、前記半導体基板上の、ソース領域と隣接す
    る予め定める領域を除くチャネル領域上に形成された、
    電荷を蓄積するためのゲート絶縁膜と、前記予め定める
    領域を除くチャネル領域上に、ゲート絶縁膜を介して設
    けられたゲート電極とを備え、ゲート絶縁膜に電荷を蓄
    積することで情報の記憶を行なう不揮発性記憶素子を有
    し、 前記不揮発性記憶素子は、同一の半導体基板上に行方向
    で隣接する不揮発性記憶素子のソース領域とドレイン領
    域とが共有されるかたちでマトリクス状に配列形成さ
    れ、 行方向に配列形成された不揮発性記憶素子のゲート電極
    に、ワードラインがそれぞれ接続され、 前記ソース領域とドレイン領域との共有部を含む、列方
    向に配列形成された不揮発性記憶素子のソース領域およ
    びドレイン領域に、ワードラインに対して絶縁状態でビ
    ットラインがそれぞれ接続されていることを特徴とする
    不揮発性記憶装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の不揮発性記憶装置を駆動さ
    せるための方法であって、 情報の書き込み時に、基板を接地電位としておき、書き
    込みを行なう不揮発性記憶素子が接続されているワード
    ラインのみに対して高電圧を印加し、書き込みを行なう
    不揮発性記憶素子を選択するため、当該不揮発性記憶素
    子のドレイン領域が接続されているビットラインを接地
    電位とし、他のビットラインに対して書込禁止電圧を印
    加し、 情報の消去時に、各不揮発性記憶素子に記憶されている
    情報をワードライン毎に分割消去するため、全てのビッ
    トラインを開放状態としておき、基板に高電圧を印加
    し、情報の消去を行なう不揮発性記憶素子が接続されて
    いるワードラインを接地電位とし、他のワードラインに
    高電圧を印加し、 情報の読み出し時に、基板を接地電位としておき、読み
    出しを行なう不揮発性記憶素子が接続されているワード
    ラインに対してセンス電圧を印加し、読み出しを行なう
    不揮発性記憶素子のソース領域が接続されているビット
    ラインに対して読出電圧を印加し、他のビットラインお
    よび他のワードラインを接地電位とすることを特徴とす
    る不揮発性記憶装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の不揮発性記憶装置の駆動方
    法において、 情報の消去時に、上記分割消去に代えて不揮発性記憶素
    子に記憶されている情報を一括に消去するため、全ての
    ビットラインを開放状態とし、全てのワードラインを接
    地電位としておき、基板に対して高電圧を印加すること
    を特徴とする不揮発性記憶装置の駆動方法。
JP27208592A 1992-10-09 1992-10-09 不揮発性記憶装置およびその駆動方法 Pending JPH06125064A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002313962A (ja) * 2001-04-11 2002-10-25 Mitsubishi Electric Corp 不揮発性半導体記憶装置
US6574149B2 (en) 1999-10-15 2003-06-03 Fujitsu Limited Semiconductor memory and its usage

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