JPH06123939A - 写真フィルム用スプール - Google Patents
写真フィルム用スプールInfo
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- JPH06123939A JPH06123939A JP11776292A JP11776292A JPH06123939A JP H06123939 A JPH06123939 A JP H06123939A JP 11776292 A JP11776292 A JP 11776292A JP 11776292 A JP11776292 A JP 11776292A JP H06123939 A JPH06123939 A JP H06123939A
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- film
- photographic film
- wall
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Abstract
(57)【要約】
【目的】写真フイルム用スプールの巻軸に係止された写
真フイルムの基端部を、傷付けることなく巻軸から取り
外すことができるようにし、不純物のないスプールのリ
サイクルプラスチックを効率よく生産できるようにす
る。 【構成】巻軸20の中央に、フイルム挿入孔11を形成する
一対の内壁40、50が形成され、かつ両端近傍に一対のフ
ランジ30が形成されている。一方の内壁40には、傾斜部
42が形成され、この傾斜部42の頂点にフイルム係止爪43
が形成されている。傾斜部42の両側の内壁40には、爪溝
部44が穿設されている。爪溝部44は、外方からフイルム
押圧用治具が挿入できるようになっている。他方の内壁
50の中央には、フイルムガイド部52が形成されている。
真フイルムの基端部を、傷付けることなく巻軸から取り
外すことができるようにし、不純物のないスプールのリ
サイクルプラスチックを効率よく生産できるようにす
る。 【構成】巻軸20の中央に、フイルム挿入孔11を形成する
一対の内壁40、50が形成され、かつ両端近傍に一対のフ
ランジ30が形成されている。一方の内壁40には、傾斜部
42が形成され、この傾斜部42の頂点にフイルム係止爪43
が形成されている。傾斜部42の両側の内壁40には、爪溝
部44が穿設されている。爪溝部44は、外方からフイルム
押圧用治具が挿入できるようになっている。他方の内壁
50の中央には、フイルムガイド部52が形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真フィルムを巻き取
るための写真フィルム用スプールに関するものである。
るための写真フィルム用スプールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、写真フィルム用スプールは、巻軸
に穿設されたフィルム挿入孔の一方の内壁に一対の係止
リブが突設され、また、他方の内壁に抜け防止リブが突
設されていた。この抜け防止リブは、上記係止リブ同士
の中間部分と対向する位置に配置されていた。そして、
これら係止リブおよび抜け防止リブにより、写真フィル
ムの基端部が係止されていた(実開昭58−178143号公
報、特開昭58−203436号公報、特開昭62−84816号公
報)。
に穿設されたフィルム挿入孔の一方の内壁に一対の係止
リブが突設され、また、他方の内壁に抜け防止リブが突
設されていた。この抜け防止リブは、上記係止リブ同士
の中間部分と対向する位置に配置されていた。そして、
これら係止リブおよび抜け防止リブにより、写真フィル
ムの基端部が係止されていた(実開昭58−178143号公
報、特開昭58−203436号公報、特開昭62−84816号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような巻軸に係止
された写真フィルムは、撮影が終了するとスプール近傍
で切断された後現像処理される。そして、この際、切断
された写真フィルムの基端部は、係止リブおよび抜け防
止リブに係止されたまま巻軸に残留する。
された写真フィルムは、撮影が終了するとスプール近傍
で切断された後現像処理される。そして、この際、切断
された写真フィルムの基端部は、係止リブおよび抜け防
止リブに係止されたまま巻軸に残留する。
【0004】ところで、近年省資源が広く求められるよ
うになり、スプールもリサイクル処理が施されるように
なった。このスプールのリサイクル処理においては、不
純物となるので、巻軸に係止されたままの写真フィルム
基端部を除去しなければならなかった。
うになり、スプールもリサイクル処理が施されるように
なった。このスプールのリサイクル処理においては、不
純物となるので、巻軸に係止されたままの写真フィルム
基端部を除去しなければならなかった。
【0005】しかし、上述した従来のスプールにおいて
は、写真フィルムを傷付けることなく除去することはほ
とんどできず、写真フィルムのベース樹脂、乳剤等の粉
が発生し、スプールのリサイクルプラスチックを不純物
で汚染するものであった。
は、写真フィルムを傷付けることなく除去することはほ
とんどできず、写真フィルムのベース樹脂、乳剤等の粉
が発生し、スプールのリサイクルプラスチックを不純物
で汚染するものであった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決し、巻軸に係
止された写真フィルムの基端部を、傷付けることなく巻
軸から取り外すことができる写真フィルム用スプールを
提供することを目的とする。
止された写真フィルムの基端部を、傷付けることなく巻
軸から取り外すことができる写真フィルム用スプールを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の写真フィルム用
スプールは、写真フィルムを巻き取る巻軸と、該巻軸の
軸方向両側に突設され写真フィルムの軸方向の動きを規
制する一対のフランジと、前記巻軸に形成され写真フィ
ルムの基端部が挿入されるフィルム挿入孔と、該フィル
ム挿入孔を形成する一対の対向する内壁とを有し、一方
の内壁は、写真フィルムの挿入方向に向かって徐々に他
方の内壁に接近して形成された一対の傾斜部と、該傾斜
部の頂点付近に突設され写真フィルムの基端部の穿孔を
係止するフィルム係止爪と、上記両傾斜部の少なくとも
一方側近傍に形成されフィルムの挿入方向と直角方向に
深くなった爪側溝部とを具備し、他方の内壁は、上記傾
斜部の間のほぼ中央と対向する位置に突設されたフィル
ムガイド部を具備することを特徴として構成されてい
る。
スプールは、写真フィルムを巻き取る巻軸と、該巻軸の
軸方向両側に突設され写真フィルムの軸方向の動きを規
制する一対のフランジと、前記巻軸に形成され写真フィ
ルムの基端部が挿入されるフィルム挿入孔と、該フィル
ム挿入孔を形成する一対の対向する内壁とを有し、一方
の内壁は、写真フィルムの挿入方向に向かって徐々に他
方の内壁に接近して形成された一対の傾斜部と、該傾斜
部の頂点付近に突設され写真フィルムの基端部の穿孔を
係止するフィルム係止爪と、上記両傾斜部の少なくとも
一方側近傍に形成されフィルムの挿入方向と直角方向に
深くなった爪側溝部とを具備し、他方の内壁は、上記傾
斜部の間のほぼ中央と対向する位置に突設されたフィル
ムガイド部を具備することを特徴として構成されてい
る。
【0008】一方の内壁に形成された爪側溝部は、巻軸
外方からフィルム押圧用治具等を挿入可能であれば、形
状、寸法等は種々選択できる。例えば、断面半円状、断
面矩形状に形成できる。また、他方の内壁の爪側溝部と
対応する部位に、爪側溝部と同様のガイド側溝部を形成
することでき、これによりフイルムの上下面を押圧用治
具等で挟み、確実に上方へ引き上げることができる。
外方からフィルム押圧用治具等を挿入可能であれば、形
状、寸法等は種々選択できる。例えば、断面半円状、断
面矩形状に形成できる。また、他方の内壁の爪側溝部と
対応する部位に、爪側溝部と同様のガイド側溝部を形成
することでき、これによりフイルムの上下面を押圧用治
具等で挟み、確実に上方へ引き上げることができる。
【0009】また、本発明の写真フイルム用スプール
は、写真フィルムを巻き取る巻軸と、該巻軸の軸方向両
側に突設され写真フィルムの軸方向の動きを規制する一
対のフランジと、前記巻軸に形成され写真フィルムの基
端部が挿入されるフィルム挿入孔と、該フィルム挿入孔
を形成する一対の対向する内壁とを有し、一方の内壁
は、写真フィルムの挿入方向に向かって徐々に他方の内
壁に接近して形成された傾斜部と、該傾斜部の頂点付近
に突設され写真フィルムの基端部の穿孔を係止するフィ
ルム係止爪と、上記傾斜部の両側に形成されフィルムの
挿入方向と直角方向に貫通する少なくとも1個の爪側貫
通部とを具備し、他方の内壁は、フィルム係止爪からフ
ィルムが外れるのを防止するフィルムガイド部と、該フ
ィルムガイド部の両側に形成されフィルムの挿入方向と
直角方向に貫通するガイド側貫通部とを具備することを
特徴として構成されている。
は、写真フィルムを巻き取る巻軸と、該巻軸の軸方向両
側に突設され写真フィルムの軸方向の動きを規制する一
対のフランジと、前記巻軸に形成され写真フィルムの基
端部が挿入されるフィルム挿入孔と、該フィルム挿入孔
を形成する一対の対向する内壁とを有し、一方の内壁
は、写真フィルムの挿入方向に向かって徐々に他方の内
壁に接近して形成された傾斜部と、該傾斜部の頂点付近
に突設され写真フィルムの基端部の穿孔を係止するフィ
ルム係止爪と、上記傾斜部の両側に形成されフィルムの
挿入方向と直角方向に貫通する少なくとも1個の爪側貫
通部とを具備し、他方の内壁は、フィルム係止爪からフ
ィルムが外れるのを防止するフィルムガイド部と、該フ
ィルムガイド部の両側に形成されフィルムの挿入方向と
直角方向に貫通するガイド側貫通部とを具備することを
特徴として構成されている。
【0010】爪側貫通部及びガイド側貫通部は、巻軸外
方からフィルム押圧用治具等を挿入可能であれば、形
状、寸法等は種々選択できる。例えば、断面半円状、断
面矩形状に形成できる。
方からフィルム押圧用治具等を挿入可能であれば、形
状、寸法等は種々選択できる。例えば、断面半円状、断
面矩形状に形成できる。
【0011】さらに、本発明の写真フイルム用スプール
は、写真フィルムを巻き取る巻軸と、該巻軸の軸方向両
側に突設され写真フィルムの軸方向の動きを規制する一
対のフランジと、前記巻軸に形成され写真フィルムの基
端部が挿入されるフィルム挿入孔と、該フィルム挿入孔
を形成する一対の対向する内壁とを有し、一方の内壁
は、写真フィルムの挿入方向に向かって徐々に他方の内
壁に接近して形成された傾斜部と、該傾斜部の頂点付近
に突設され写真フィルムの基端部の穿孔を係止するフィ
ルム係止爪と、該フイルム係止爪、傾斜部及び内壁を貫
通する爪貫通孔とを具備し、他方の内壁は、フィルム係
止爪からフィルムが外れるのを防止するフィルムガイド
部を具備することを特徴として構成されている。
は、写真フィルムを巻き取る巻軸と、該巻軸の軸方向両
側に突設され写真フィルムの軸方向の動きを規制する一
対のフランジと、前記巻軸に形成され写真フィルムの基
端部が挿入されるフィルム挿入孔と、該フィルム挿入孔
を形成する一対の対向する内壁とを有し、一方の内壁
は、写真フィルムの挿入方向に向かって徐々に他方の内
壁に接近して形成された傾斜部と、該傾斜部の頂点付近
に突設され写真フィルムの基端部の穿孔を係止するフィ
ルム係止爪と、該フイルム係止爪、傾斜部及び内壁を貫
通する爪貫通孔とを具備し、他方の内壁は、フィルム係
止爪からフィルムが外れるのを防止するフィルムガイド
部を具備することを特徴として構成されている。
【0012】爪貫通孔は、巻軸外方からフィルム押圧用
治具等を挿入可能であれば、形状、寸法等は種々選択で
きる。例えば、断面半円状、断面矩形状に形成できる。
治具等を挿入可能であれば、形状、寸法等は種々選択で
きる。例えば、断面半円状、断面矩形状に形成できる。
【0013】さらにまた、本発明の写真フイルム用スプ
ールは、写真フィルムを巻き取る巻軸と、該巻軸の軸方
向両側に突設され写真フィルムの軸方向の動きを規制す
る一対のフランジと、前記巻軸に形成され写真フィルム
の基端部が挿入されるフィルム挿入孔と、該フィルム挿
入孔を形成する一対の対向する内壁とを有し、一方の内
壁は、写真フィルムの挿入方向に向かって徐々に他方の
内壁に接近して形成された傾斜部と、該傾斜部の頂点付
近に突設され写真フィルムの基端部の穿孔を係止するフ
ィルム係止爪と、該フイルム係止爪及び傾斜部に形成さ
れた爪溝とを具備し、他方の内壁は、フィルム係止爪か
らフィルムが外れるのを防止するフィルムガイド部を具
備することを特徴として構成されている。
ールは、写真フィルムを巻き取る巻軸と、該巻軸の軸方
向両側に突設され写真フィルムの軸方向の動きを規制す
る一対のフランジと、前記巻軸に形成され写真フィルム
の基端部が挿入されるフィルム挿入孔と、該フィルム挿
入孔を形成する一対の対向する内壁とを有し、一方の内
壁は、写真フィルムの挿入方向に向かって徐々に他方の
内壁に接近して形成された傾斜部と、該傾斜部の頂点付
近に突設され写真フィルムの基端部の穿孔を係止するフ
ィルム係止爪と、該フイルム係止爪及び傾斜部に形成さ
れた爪溝とを具備し、他方の内壁は、フィルム係止爪か
らフィルムが外れるのを防止するフィルムガイド部を具
備することを特徴として構成されている。
【0014】爪溝は、巻軸外方からフィルム押圧用治具
等を挿入可能であれば、形状、寸法等は種々選択でき
る。例えば、断面半円状、断面矩形状に形成できる。
等を挿入可能であれば、形状、寸法等は種々選択でき
る。例えば、断面半円状、断面矩形状に形成できる。
【0015】以上のような各種写真フイルム用スプール
において、係止爪のフィルム係止部は種々の形状に形成
することができ、例えば、矩形状、半円状、円弧を直線
と組み合わせた形状、楕円状がある。
において、係止爪のフィルム係止部は種々の形状に形成
することができ、例えば、矩形状、半円状、円弧を直線
と組み合わせた形状、楕円状がある。
【0016】また、フィルムガイドの写真フィルムの挿
入方向の断面は、矩形、台形、三角形、半円形、山型等
種々の形状とすることができるが、挿入方向に行くに従
って狭くなる形状が、フィルムを除去する観点では好ま
しい。
入方向の断面は、矩形、台形、三角形、半円形、山型等
種々の形状とすることができるが、挿入方向に行くに従
って狭くなる形状が、フィルムを除去する観点では好ま
しい。
【0017】
【作用】本発明の写真フィルム用スプールでは、写真フ
ィルムを巻軸に係止する際、フィルム挿入孔に写真フィ
ルムの基端部を挿入すると、基端部は内壁部の傾斜部ま
たはフィルムガイド部に沿ってフィルム挿入孔ほぼ中央
に案内される。基端部がさらに押し込まれると、基端部
はフィルム係止部で両側部を、かつ、フィルムガイド部
でほぼ中央部を互いに反対方向に押されて変形しつつ送
り込まれる。そして、フィルム係止部が基端部の穿孔に
挿入された際、基端部は復元力で変形が回復して平坦な
状態となる。この状態では、基端部の挿入方向の動きが
傾斜部およびフィルム係止爪で規制されるとともに、直
角方向の動きがフィルムガイド部で規制される。これに
より、基端部は巻軸から外れないように固定される。
ィルムを巻軸に係止する際、フィルム挿入孔に写真フィ
ルムの基端部を挿入すると、基端部は内壁部の傾斜部ま
たはフィルムガイド部に沿ってフィルム挿入孔ほぼ中央
に案内される。基端部がさらに押し込まれると、基端部
はフィルム係止部で両側部を、かつ、フィルムガイド部
でほぼ中央部を互いに反対方向に押されて変形しつつ送
り込まれる。そして、フィルム係止部が基端部の穿孔に
挿入された際、基端部は復元力で変形が回復して平坦な
状態となる。この状態では、基端部の挿入方向の動きが
傾斜部およびフィルム係止爪で規制されるとともに、直
角方向の動きがフィルムガイド部で規制される。これに
より、基端部は巻軸から外れないように固定される。
【0018】また、写真フィルムを巻軸から取り外す
際、爪側溝部、爪側貫通孔、爪貫通孔又は爪溝から、例
えばフィルム押圧用治具を挿入する。そして、このフィ
ルム押圧用治具等により、基端部を他方の内壁側に押圧
する。これにより、基端部の穿孔は、フィルム係止部に
よる係止から解放され、したがって、基端部は、傷付け
られることなく巻軸から取り外される。
際、爪側溝部、爪側貫通孔、爪貫通孔又は爪溝から、例
えばフィルム押圧用治具を挿入する。そして、このフィ
ルム押圧用治具等により、基端部を他方の内壁側に押圧
する。これにより、基端部の穿孔は、フィルム係止部に
よる係止から解放され、したがって、基端部は、傷付け
られることなく巻軸から取り外される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の写真フィルム用スプールの一
実施例を、図1ないし図4に基づいて説明する。
実施例を、図1ないし図4に基づいて説明する。
【0020】図1は本発明の写真フィルム用スプールの
一実施例に写真フィルムが固定された状態を示す正面
図、図2は図1の写真フィルム用スプールのA−A線断
面図、図3は図1の写真フィルム用スプールの一部切り
欠いた平面図、図4は図1の写真フィルム用スプールに
写真フィルムが挿入される途中の状態を示す正面図であ
る。
一実施例に写真フィルムが固定された状態を示す正面
図、図2は図1の写真フィルム用スプールのA−A線断
面図、図3は図1の写真フィルム用スプールの一部切り
欠いた平面図、図4は図1の写真フィルム用スプールに
写真フィルムが挿入される途中の状態を示す正面図であ
る。
【0021】写真フィルム用スプール(以下、スプール
という)10は、図1ないし図4に示すように、巻軸20の
ほぼ中央に、フィルム挿入孔11を形成する一対の内壁4
0、50が対向して形成され、かつ、巻軸20の軸方向両側
端近傍に一対のフランジ30、30が突設されている。巻軸
20は、全体形状をほぼ円柱状に形成され、外周に写真フ
ィルム12を巻き取る。フランジ30、30は、互いに写真フ
ィルム12の幅よりもわずかに長い間隔をあけた状態で、
巻軸20に突設されている。
という)10は、図1ないし図4に示すように、巻軸20の
ほぼ中央に、フィルム挿入孔11を形成する一対の内壁4
0、50が対向して形成され、かつ、巻軸20の軸方向両側
端近傍に一対のフランジ30、30が突設されている。巻軸
20は、全体形状をほぼ円柱状に形成され、外周に写真フ
ィルム12を巻き取る。フランジ30、30は、互いに写真フ
ィルム12の幅よりもわずかに長い間隔をあけた状態で、
巻軸20に突設されている。
【0022】一方の内壁40の内面41両側端近傍には、写
真フィルム12の挿入方向イに向かって徐々に他方の内壁
50に近接するように、一対の傾斜部42、42が形成されて
いる。この傾斜部42、42のそれぞれの頂点には、写真フ
ィルム12の基端部13の穿孔14を係止させるためのフィル
ム係止爪43、43が形成されている。傾斜部42、42の両側
には、フィルム挿入方向イと直角方向に半円形状の爪側
溝部44、44、44、44が穿設され、この爪側溝部44を介し
て巻軸20の外方からフィルム押圧用治具(図示せず)等
を挿入させ得るようになっている。
真フィルム12の挿入方向イに向かって徐々に他方の内壁
50に近接するように、一対の傾斜部42、42が形成されて
いる。この傾斜部42、42のそれぞれの頂点には、写真フ
ィルム12の基端部13の穿孔14を係止させるためのフィル
ム係止爪43、43が形成されている。傾斜部42、42の両側
には、フィルム挿入方向イと直角方向に半円形状の爪側
溝部44、44、44、44が穿設され、この爪側溝部44を介し
て巻軸20の外方からフィルム押圧用治具(図示せず)等
を挿入させ得るようになっている。
【0023】他方の内壁50の内面51ほぼ中央には、図中
水平方向の断面が長方形状のフィルムガイド部52が突設
されている。このフィルムガイド部52には、写真フィル
ム12の挿入方向イに向かって次第に内壁40に接近する傾
斜部53と、この傾斜部53と連続し内壁40とほぼ平行な押
さえ部54とが形成されている。
水平方向の断面が長方形状のフィルムガイド部52が突設
されている。このフィルムガイド部52には、写真フィル
ム12の挿入方向イに向かって次第に内壁40に接近する傾
斜部53と、この傾斜部53と連続し内壁40とほぼ平行な押
さえ部54とが形成されている。
【0024】以上のようなスプール10の巻軸20に写真フ
ィルム12を係止する場合、基端部13をフィルム挿入孔11
に挿入する。すると、基端部13は、傾斜部42または53に
案内された後、図4に示すように、フィルム係止爪43、
43と押さえ部54によって変形を起こしつつさらに挿入さ
れる。そして、基端部13の穿孔14にフィルム係止爪43、
43が入り込んだた瞬間、写真フィルム12の復元力で変形
が回復し、図2および図3に示すように、平坦な状態と
なる。このとき、基端部13の動きが押さえ部54により規
制され、かつ、基端部13の穿孔14がフィルム係止爪43、
43により係止されるので、写真フィルム12は巻軸20に確
実に固定される。
ィルム12を係止する場合、基端部13をフィルム挿入孔11
に挿入する。すると、基端部13は、傾斜部42または53に
案内された後、図4に示すように、フィルム係止爪43、
43と押さえ部54によって変形を起こしつつさらに挿入さ
れる。そして、基端部13の穿孔14にフィルム係止爪43、
43が入り込んだた瞬間、写真フィルム12の復元力で変形
が回復し、図2および図3に示すように、平坦な状態と
なる。このとき、基端部13の動きが押さえ部54により規
制され、かつ、基端部13の穿孔14がフィルム係止爪43、
43により係止されるので、写真フィルム12は巻軸20に確
実に固定される。
【0025】写真撮影が終了すると、写真フィルム12は
スプール10近傍で切断されて現像処理される。スプール
10は、切断された写真フィルム12の基端部13が除去され
た後、リサイクル処理される。
スプール10近傍で切断されて現像処理される。スプール
10は、切断された写真フィルム12の基端部13が除去され
た後、リサイクル処理される。
【0026】このリサイクル処理の前にスプール10の巻
軸20から写真フィルム12の残存する基端部13を除去する
場合、一方の内壁部40に穿設された爪側溝部44からフィ
ルム押圧用治具が挿入される。そして、このフィルム押
圧用治具により、基端部13の傾斜部42の両側に位置する
4箇所が他方の内壁部50側に押圧される。これにより、
基端部13の穿孔14はフィルム係止爪43、43から解放さ
れ、写真フィルム12の基端部13は傷付けられることなく
巻軸20から引き出される。
軸20から写真フィルム12の残存する基端部13を除去する
場合、一方の内壁部40に穿設された爪側溝部44からフィ
ルム押圧用治具が挿入される。そして、このフィルム押
圧用治具により、基端部13の傾斜部42の両側に位置する
4箇所が他方の内壁部50側に押圧される。これにより、
基端部13の穿孔14はフィルム係止爪43、43から解放さ
れ、写真フィルム12の基端部13は傷付けられることなく
巻軸20から引き出される。
【0027】以上のように本実施例では、一方の内壁40
における傾斜部42、42の中間及び両側に、フィルム挿入
方向イと直角方向に穿設された爪側溝部44、44、44、44
を有するので、巻軸20に係止された写真フィルム12の基
端部13を除去する際、その基端部13が傷付けられること
はない。
における傾斜部42、42の中間及び両側に、フィルム挿入
方向イと直角方向に穿設された爪側溝部44、44、44、44
を有するので、巻軸20に係止された写真フィルム12の基
端部13を除去する際、その基端部13が傷付けられること
はない。
【0028】図5は本発明による写真フィルム用スプー
ルの他の実施例に写真フィルムが固定された状態を示す
正面図、図6は図5中B−B線断面図、図7は図5の写
真フィルム用スプールの一部切り欠いた平面図、図8は
図5の写真フィルム用スプールに写真フィルムが挿入さ
れる途中の状態を示す正面図である。
ルの他の実施例に写真フィルムが固定された状態を示す
正面図、図6は図5中B−B線断面図、図7は図5の写
真フィルム用スプールの一部切り欠いた平面図、図8は
図5の写真フィルム用スプールに写真フィルムが挿入さ
れる途中の状態を示す正面図である。
【0029】図5から図7に示す写真フィルムスプール
は、他方の内壁50の、一方の内壁40に穿設した爪側溝部
44、44、44、44に対向する部位に、フィルム挿入方向イ
と直角方向に半円形状のガイド側溝部55、55、55、55が
穿設されている。その他の構成は、図1から図4に示す
写真フィルム用スプールと同様である。
は、他方の内壁50の、一方の内壁40に穿設した爪側溝部
44、44、44、44に対向する部位に、フィルム挿入方向イ
と直角方向に半円形状のガイド側溝部55、55、55、55が
穿設されている。その他の構成は、図1から図4に示す
写真フィルム用スプールと同様である。
【0030】写真フィルム12の残存する基端部13を除去
する場合は、爪側溝部44及びガイド側溝部55からフィル
ム押圧用治具を挿入して基端部13を内壁50側に押上げ、
穿孔14をフィルム係止爪43から開放する。
する場合は、爪側溝部44及びガイド側溝部55からフィル
ム押圧用治具を挿入して基端部13を内壁50側に押上げ、
穿孔14をフィルム係止爪43から開放する。
【0031】図9は本発明の写真フィルム用スプールの
一実施例に写真フィルムが固定された状態を示す正面
図、図10は図9の写真フィルム用スプールのC−C線断
面図、図11は図9の写真フィルム用スプールの一部切り
欠いた平面図、図12は図9の写真フィルム用スプールに
写真フィルムが挿入される途中の状態を示す正面図であ
る。
一実施例に写真フィルムが固定された状態を示す正面
図、図10は図9の写真フィルム用スプールのC−C線断
面図、図11は図9の写真フィルム用スプールの一部切り
欠いた平面図、図12は図9の写真フィルム用スプールに
写真フィルムが挿入される途中の状態を示す正面図であ
る。
【0032】これらの図に示す写真フィルム用スプール
10は、図9ないし図12に示すように、巻軸20のほぼ中央
に、フィルム挿入孔11を形成する一対の内壁40、50が対
向して形成され、かつ、巻軸20の軸方向両側端近傍に一
対のフランジ30、30が突設されている。巻軸20は、全体
形状をほぼ円柱状に形成され、外周に写真フィルム12を
巻き取る。フランジ30、30は、互いに写真フィルム12の
幅よりもわずかに長い間隔をあけた状態で、巻軸20に突
設される。
10は、図9ないし図12に示すように、巻軸20のほぼ中央
に、フィルム挿入孔11を形成する一対の内壁40、50が対
向して形成され、かつ、巻軸20の軸方向両側端近傍に一
対のフランジ30、30が突設されている。巻軸20は、全体
形状をほぼ円柱状に形成され、外周に写真フィルム12を
巻き取る。フランジ30、30は、互いに写真フィルム12の
幅よりもわずかに長い間隔をあけた状態で、巻軸20に突
設される。
【0033】一方の内壁40の内面41両側端近傍には、写
真フィルム12の挿入方向イに向かって徐々に他方の内壁
50に近接するように、一対の傾斜部42、42が形成されて
いる。この傾斜部42、42のそれぞれの頂点には、写真フ
ィルム12の基端部13の穿孔14を係止させるためのフィル
ム係止爪43、43が形成されている。傾斜部42と42との中
間には、フィルム挿入方向イと直角方向に貫通する爪側
貫通部45が穿設され、この爪側貫通部45を介して巻軸20
の外方からフィルム押圧用治具(図示せず)等を挿入さ
せ得るようになっている。
真フィルム12の挿入方向イに向かって徐々に他方の内壁
50に近接するように、一対の傾斜部42、42が形成されて
いる。この傾斜部42、42のそれぞれの頂点には、写真フ
ィルム12の基端部13の穿孔14を係止させるためのフィル
ム係止爪43、43が形成されている。傾斜部42と42との中
間には、フィルム挿入方向イと直角方向に貫通する爪側
貫通部45が穿設され、この爪側貫通部45を介して巻軸20
の外方からフィルム押圧用治具(図示せず)等を挿入さ
せ得るようになっている。
【0034】他方の内壁50の内面51ほぼ中央には、図中
水平方向の断面が長方形状のフィルムガイド部52が突設
されている。このフィルムガイド部52には、写真フィル
ム12の挿入方向イに向かって次第に内壁40に接近する傾
斜部53と、この傾斜部53と連続し内壁40とほぼ平行な押
さえ部54とが形成されている。また、フィルムガイド部
52の両側にも、前記と同じようにフィルム挿入方向イと
直角方向に貫通するガイド側貫通部56、56が穿設され、
このガイド側貫通部56を介して巻軸20の外方からフィル
ム押圧用治具(図示せず)等を挿入させ得るようになっ
ている。
水平方向の断面が長方形状のフィルムガイド部52が突設
されている。このフィルムガイド部52には、写真フィル
ム12の挿入方向イに向かって次第に内壁40に接近する傾
斜部53と、この傾斜部53と連続し内壁40とほぼ平行な押
さえ部54とが形成されている。また、フィルムガイド部
52の両側にも、前記と同じようにフィルム挿入方向イと
直角方向に貫通するガイド側貫通部56、56が穿設され、
このガイド側貫通部56を介して巻軸20の外方からフィル
ム押圧用治具(図示せず)等を挿入させ得るようになっ
ている。
【0035】以上のような写真フイルム用スプールで巻
軸20から写真フィルム12の残存する基端部13を除去する
場合、一方の内壁部40と他方の内壁部50に穿設された貫
通部45と貫通孔56の上下からフィルム押圧用治具を挿入
し、そして、この押圧用治具により、基端部13のフィル
ムガイド部52の両側に位置する2箇所を挟持した状態で
内壁50側へ押し上げ、基端部13の穿孔14を斜め上方へ押
上げてフィルム係止爪43、43から解放させる。したがっ
て、写真フィルム12の基端部13は傷付けられることなく
巻軸20から引き出される。
軸20から写真フィルム12の残存する基端部13を除去する
場合、一方の内壁部40と他方の内壁部50に穿設された貫
通部45と貫通孔56の上下からフィルム押圧用治具を挿入
し、そして、この押圧用治具により、基端部13のフィル
ムガイド部52の両側に位置する2箇所を挟持した状態で
内壁50側へ押し上げ、基端部13の穿孔14を斜め上方へ押
上げてフィルム係止爪43、43から解放させる。したがっ
て、写真フィルム12の基端部13は傷付けられることなく
巻軸20から引き出される。
【0036】図13は本発明の写真フィルム用スプールの
一実施例の正面図、図14は図13の写真フィルム用スプー
ルのD−D線断面図、図15は図13の写真フィルム用スプ
ールの一部切り欠いた平面図である。
一実施例の正面図、図14は図13の写真フィルム用スプー
ルのD−D線断面図、図15は図13の写真フィルム用スプ
ールの一部切り欠いた平面図である。
【0037】これらの図に示す写真フイルム用スプール
10は、図1から図4に示した写真フイルム用スプールと
同様に、巻軸20のほぼ中央に、フィルム挿入孔11を形成
する一対の内壁40、50が対向して形成され、かつ、巻軸
20の軸方向両側端近傍に一対のフランジ30、30が突設さ
れている。一方の内壁40の内面41両側端近傍には、写真
フィルム12の挿入方向イに向かって徐々に他方の内壁50
に近接するように、一対の傾斜部42、42が形成されてい
る。この傾斜部42、42のそれぞれの頂点には、写真フィ
ルム12の基端部13の穿孔14を係止させるためのフィルム
係止爪43、43が形成されている。また、他方の内壁50の
内面51ほぼ中央には、図中水平方向の断面が長方形状の
フィルムガイド部52が突設されている。このフィルムガ
イド部52には、写真フィルム12の挿入方向イに向かって
次第に内壁40に接近する傾斜部53と、この傾斜部53と連
続し内壁40とほぼ平行な押さえ部54とが形成されてい
る。
10は、図1から図4に示した写真フイルム用スプールと
同様に、巻軸20のほぼ中央に、フィルム挿入孔11を形成
する一対の内壁40、50が対向して形成され、かつ、巻軸
20の軸方向両側端近傍に一対のフランジ30、30が突設さ
れている。一方の内壁40の内面41両側端近傍には、写真
フィルム12の挿入方向イに向かって徐々に他方の内壁50
に近接するように、一対の傾斜部42、42が形成されてい
る。この傾斜部42、42のそれぞれの頂点には、写真フィ
ルム12の基端部13の穿孔14を係止させるためのフィルム
係止爪43、43が形成されている。また、他方の内壁50の
内面51ほぼ中央には、図中水平方向の断面が長方形状の
フィルムガイド部52が突設されている。このフィルムガ
イド部52には、写真フィルム12の挿入方向イに向かって
次第に内壁40に接近する傾斜部53と、この傾斜部53と連
続し内壁40とほぼ平行な押さえ部54とが形成されてい
る。
【0038】そして、フイルム係止爪43の中央に、フイ
ルム係止爪43、傾斜部42及び内壁40を貫通する爪貫通孔
46が形成されている。
ルム係止爪43、傾斜部42及び内壁40を貫通する爪貫通孔
46が形成されている。
【0039】以上のような写真フイルム用スプール10の
巻軸20から写真フイルム12の残存する基端部を除去する
には、爪貫通孔46に押圧用治具を挿入し、基端部を他方
の内壁50側に押圧することにより行う。
巻軸20から写真フイルム12の残存する基端部を除去する
には、爪貫通孔46に押圧用治具を挿入し、基端部を他方
の内壁50側に押圧することにより行う。
【0040】図16は本発明の写真フィルム用スプールの
一実施例の正面図、図17は図16の写真フィルム用スプー
ルのE−E線断面図、図18は図16の写真フィルム用スプ
ールの一部切り欠いた平面図である。
一実施例の正面図、図17は図16の写真フィルム用スプー
ルのE−E線断面図、図18は図16の写真フィルム用スプ
ールの一部切り欠いた平面図である。
【0041】これらの図に示す写真フイルム用スプール
10は、図1から図4に示した写真フイルム用スプールと
同様に、巻軸20のほぼ中央に、フィルム挿入孔11を形成
する一対の内壁40、50が対向して形成され、かつ、巻軸
20の軸方向両側端近傍に一対のフランジ30、30が突設さ
れている。一方の内壁40の内面41両側端近傍には、写真
フィルム12の挿入方向イに向かって徐々に他方の内壁50
に近接するように、一対の傾斜部42、42が形成されてい
る。この傾斜部42、42のそれぞれの頂点には、写真フィ
ルム12の基端部13の穿孔14を係止させるためのフィルム
係止爪43、43が形成されている。また、他方の内壁50の
内面51ほぼ中央には、図中水平方向の断面が長方形状の
フィルムガイド部52が突設されている。このフィルムガ
イド部52には、写真フィルム12の挿入方向イに向かって
次第に内壁40に接近する傾斜部53と、この傾斜部53と連
続し内壁40とほぼ平行な押さえ部54とが形成されてい
る。
10は、図1から図4に示した写真フイルム用スプールと
同様に、巻軸20のほぼ中央に、フィルム挿入孔11を形成
する一対の内壁40、50が対向して形成され、かつ、巻軸
20の軸方向両側端近傍に一対のフランジ30、30が突設さ
れている。一方の内壁40の内面41両側端近傍には、写真
フィルム12の挿入方向イに向かって徐々に他方の内壁50
に近接するように、一対の傾斜部42、42が形成されてい
る。この傾斜部42、42のそれぞれの頂点には、写真フィ
ルム12の基端部13の穿孔14を係止させるためのフィルム
係止爪43、43が形成されている。また、他方の内壁50の
内面51ほぼ中央には、図中水平方向の断面が長方形状の
フィルムガイド部52が突設されている。このフィルムガ
イド部52には、写真フィルム12の挿入方向イに向かって
次第に内壁40に接近する傾斜部53と、この傾斜部53と連
続し内壁40とほぼ平行な押さえ部54とが形成されてい
る。
【0042】そして、フイルム係止爪43の中央に、フイ
ルム係止爪43及び傾斜部42に穿設した爪溝47が形成され
ている。
ルム係止爪43及び傾斜部42に穿設した爪溝47が形成され
ている。
【0043】以上のような写真フイルム用スプール10の
巻軸20から写真フイルム12の残存する基端部を除去する
には、爪溝47に押圧用治具を挿入し、基端部を他方の内
壁50側に押圧することにより行う。
巻軸20から写真フイルム12の残存する基端部を除去する
には、爪溝47に押圧用治具を挿入し、基端部を他方の内
壁50側に押圧することにより行う。
【0044】図19から図21までは、係止爪43のフィルム
係止部48の平面形状を変更した実施例の一部切り欠いた
平面図である。図19に示す実施例は、係止爪43のフィル
ム係止部48が略半円状に形成されており、図20に示す実
施例は、係止爪43のフィルム係止部48が半円より小さい
円弧状に形成されており、図21に示す実施例は、係止爪
43のフィルム係止部48が楕円状に形成されている。
係止部48の平面形状を変更した実施例の一部切り欠いた
平面図である。図19に示す実施例は、係止爪43のフィル
ム係止部48が略半円状に形成されており、図20に示す実
施例は、係止爪43のフィルム係止部48が半円より小さい
円弧状に形成されており、図21に示す実施例は、係止爪
43のフィルム係止部48が楕円状に形成されている。
【0045】
【発明の効果】本発明の写真フィルム用スプールは、フ
ィルム挿入方向と直角方向に穿設された溝部、貫通部を
有するので、巻軸に係止された写真フィルムの基端部
を、傷付けることなく巻軸から取り外すことができる。
したがって、不純物のないスプールのリサイクルプラス
チックを効率よく生産することができる。
ィルム挿入方向と直角方向に穿設された溝部、貫通部を
有するので、巻軸に係止された写真フィルムの基端部
を、傷付けることなく巻軸から取り外すことができる。
したがって、不純物のないスプールのリサイクルプラス
チックを効率よく生産することができる。
【図1】本発明による写真フイルム用スプールの一実施
例に写真フィルムが固定された状態を示す正面図。
例に写真フィルムが固定された状態を示す正面図。
【図2】図1の写真フィルム用スプールのA−A線断面
図。
図。
【図3】図1の写真フィルム用スプールの一部切り欠い
た平面図。
た平面図。
【図4】図1の写真フィルム用スプールに写真フィルム
が挿入される途中の状態を示す正面図。
が挿入される途中の状態を示す正面図。
【図5】本発明による写真フイルム用スプールの他の実
施例に写真フィルムが固定された状態を示す正面図。
施例に写真フィルムが固定された状態を示す正面図。
【図6】図5の写真フィルム用スプールのB−B線断面
図。
図。
【図7】図5の写真フィルム用スプールの一部切り欠い
た平面図。
た平面図。
【図8】図5の写真フィルム用スプールに写真フィルム
が挿入される途中の状態を示す正面図。
が挿入される途中の状態を示す正面図。
【図9】本発明による写真フイルム用スプールの一実施
例に写真フィルムが固定された状態を示す正面図。
例に写真フィルムが固定された状態を示す正面図。
【図10】図9の写真フィルム用スプールのC−C線断面
図。
図。
【図11】図9の写真フィルム用スプールの一部切り欠い
た平面図。
た平面図。
【図12】図9の写真フィルム用スプールに写真フィルム
が挿入される途中の状態を示す正面図。
が挿入される途中の状態を示す正面図。
【図13】本発明による写真フイルム用スプールの一実施
例の正面図。
例の正面図。
【図14】図13の写真フイルム用スプールのD−D線断面
図。
図。
【図15】図13の写真フィルム用スプールの一部切り欠い
た平面図。
た平面図。
【図16】本発明による写真フイルム用スプールの一実施
例の正面図。
例の正面図。
【図17】図16の写真フイルム用スプールのE−E線断面
図。
図。
【図18】図16の写真フィルム用スプールの一部切り欠い
た平面図。
た平面図。
【図19】フイルム係止部の形状を変更した例の一部切り
欠いた平面図。
欠いた平面図。
【図20】フイルム係止部の形状を変更した例の一部切り
欠いた平面図。
欠いた平面図。
【図21】フイルム係止部の形状を変更した例の一部切り
欠いた平面図。
欠いた平面図。
10…写真フィルム用スプール 11…フィルム挿入孔 12…写真フィルム 13…基端部 14…穿孔 20…巻軸 30…フランジ 40…内壁(一方の内壁) 42…傾斜部 43…フィルム係止爪 44…爪側溝部 45…爪側貫通部 46…爪貫通孔 47…爪溝 50…内壁(他方の内壁) 52…フィルムガイド部 55…ガイド側溝部 56…ガイド側貫通部 イ…フィルム挿入方向
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図15】
【図18】
【図13】
【図14】
【図16】
【図17】
【図19】
【図20】
【図21】
Claims (5)
- 【請求項1】 写真フィルムを巻き取る巻軸と、該巻軸
の軸方向両側に突設され写真フィルムの軸方向の動きを
規制する一対のフランジと、前記巻軸に形成され写真フ
ィルムの基端部が挿入されるフィルム挿入孔と、該フィ
ルム挿入孔を形成する一対の対向する内壁とを有し、一
方の内壁は、写真フィルムの挿入方向に向かって徐々に
他方の内壁に接近して形成された一対の傾斜部と、該傾
斜部の頂点付近に突設され写真フィルムの基端部の穿孔
を係止するフィルム係止爪と、上記両傾斜部の少なくと
も一方側近傍に形成されフィルムの挿入方向と直角方向
に深くなった爪側溝部とを具備し、他方の内壁は、上記
傾斜部の間のほぼ中央と対向する位置に突設されたフィ
ルムガイド部を具備することを特徴とする写真フィルム
用スプール - 【請求項2】 上記他方の内壁が、爪側溝部と対応する
部位に形成されたガイド側溝部を具備することを特徴と
する請求項1に記載の写真フィルム用スプール - 【請求項3】 写真フィルムを巻き取る巻軸と、該巻軸
の軸方向両側に突設され写真フィルムの軸方向の動きを
規制する一対のフランジと、前記巻軸に形成され写真フ
ィルムの基端部が挿入されるフィルム挿入孔と、該フィ
ルム挿入孔を形成する一対の対向する内壁とを有し、一
方の内壁は、写真フィルムの挿入方向に向かって徐々に
他方の内壁に接近して形成された傾斜部と、該傾斜部の
頂点付近に突設され写真フィルムの基端部の穿孔を係止
するフィルム係止爪と、上記傾斜部の両側に形成されフ
ィルムの挿入方向と直角方向に貫通する少なくとも1個
の爪側貫通部とを具備し、他方の内壁は、フィルム係止
爪からフィルムが外れるのを防止するフィルムガイド部
と、該フィルムガイド部の両側に形成されフィルムの挿
入方向と直角方向に貫通するガイド側貫通部とを具備す
ることを特徴とする写真フィルム用スプール - 【請求項4】 写真フィルムを巻き取る巻軸と、該巻軸
の軸方向両側に突設され写真フィルムの軸方向の動きを
規制する一対のフランジと、前記巻軸に形成され写真フ
ィルムの基端部が挿入されるフィルム挿入孔と、該フィ
ルム挿入孔を形成する一対の対向する内壁とを有し、一
方の内壁は、写真フィルムの挿入方向に向かって徐々に
他方の内壁に接近して形成された傾斜部と、該傾斜部の
頂点付近に突設され写真フィルムの基端部の穿孔を係止
するフィルム係止爪と、該フイルム係止爪、傾斜部及び
内壁を貫通する爪貫通孔とを具備し、他方の内壁は、フ
ィルム係止爪からフィルムが外れるのを防止するフィル
ムガイド部を具備することを特徴とする写真フィルム用
スプール - 【請求項5】 写真フィルムを巻き取る巻軸と、該巻軸
の軸方向両側に突設され写真フィルムの軸方向の動きを
規制する一対のフランジと、前記巻軸に形成され写真フ
ィルムの基端部が挿入されるフィルム挿入孔と、該フィ
ルム挿入孔を形成する一対の対向する内壁とを有し、一
方の内壁は、写真フィルムの挿入方向に向かって徐々に
他方の内壁に接近して形成された傾斜部と、該傾斜部の
頂点付近に突設され写真フィルムの基端部の穿孔を係止
するフィルム係止爪と、該フイルム係止爪及び傾斜部に
形成された爪溝とを具備し、他方の内壁は、フィルム係
止爪からフィルムが外れるのを防止するフィルムガイド
部を具備することを特徴とする写真フィルム用スプール
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11776292A JPH06123939A (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 写真フィルム用スプール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11776292A JPH06123939A (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 写真フィルム用スプール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06123939A true JPH06123939A (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=14719699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11776292A Pending JPH06123939A (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 写真フィルム用スプール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06123939A (ja) |
-
1992
- 1992-05-11 JP JP11776292A patent/JPH06123939A/ja active Pending
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