JPH06123741A - Hdlコレステロールの自動分析法および装置 - Google Patents
Hdlコレステロールの自動分析法および装置Info
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- JPH06123741A JPH06123741A JP29770492A JP29770492A JPH06123741A JP H06123741 A JPH06123741 A JP H06123741A JP 29770492 A JP29770492 A JP 29770492A JP 29770492 A JP29770492 A JP 29770492A JP H06123741 A JPH06123741 A JP H06123741A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 HDL(高密度リポ蛋白)コレステロール分
析法として、在来の血液自動分析装置に、サンプリング
血液を不溶性沈澱物と血清とに分離することのできるサ
ンプリングカップを併用したクローズドシステム化によ
って、HDLコレステロールの測定に際しての人為的取
り違い等のミスを排除できるできるようにした自動分析
法と、そのための装置の提供を目的とする。 【構成】 試薬の注入により検体血液を不溶性沈澱物と
血清とに分離するための濾材を設けた分離室と、前記濾
材により濾過された血清を貯留する貯留室とを備えたサ
ンプリングカップを真空採血管と血液自動分析装置との
間に配置し、血液自動分析装置の分注装置により真空採
血管内の検体血液と試薬とを前記分離室内に注入して、
試薬の反応により分離された不溶性沈澱物を濾材に吸着
して、血清を貯留室内に流出させ、この貯留室内に分離
された血清を血液自動分析装置により自動分光測定する
ことを特徴とする。
析法として、在来の血液自動分析装置に、サンプリング
血液を不溶性沈澱物と血清とに分離することのできるサ
ンプリングカップを併用したクローズドシステム化によ
って、HDLコレステロールの測定に際しての人為的取
り違い等のミスを排除できるできるようにした自動分析
法と、そのための装置の提供を目的とする。 【構成】 試薬の注入により検体血液を不溶性沈澱物と
血清とに分離するための濾材を設けた分離室と、前記濾
材により濾過された血清を貯留する貯留室とを備えたサ
ンプリングカップを真空採血管と血液自動分析装置との
間に配置し、血液自動分析装置の分注装置により真空採
血管内の検体血液と試薬とを前記分離室内に注入して、
試薬の反応により分離された不溶性沈澱物を濾材に吸着
して、血清を貯留室内に流出させ、この貯留室内に分離
された血清を血液自動分析装置により自動分光測定する
ことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、HDL(高密度リポ
蛋白)コレステロールの自動分析法、より詳細には、在
来の血液自動分析装置に、サンプリング血液を不溶性沈
澱物と血清とに分離することのできるサンプリングカッ
プを併用したクローズドシステム化によって、HDLコ
レステロールの測定に際しての人為的取り違い等のミス
を排除できるできるようにした自動分析法と、そのため
の装置に関するものである。
蛋白)コレステロールの自動分析法、より詳細には、在
来の血液自動分析装置に、サンプリング血液を不溶性沈
澱物と血清とに分離することのできるサンプリングカッ
プを併用したクローズドシステム化によって、HDLコ
レステロールの測定に際しての人為的取り違い等のミス
を排除できるできるようにした自動分析法と、そのため
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、HDLコレステロールを測定する
ための操作は、血液中のリポプロテインとしてのHDL
(高密度リポ蛋白)を、VLDL(超低密度リポ蛋白)
およびLDL(低密度リポ蛋白)と分画するための分画
操作と、コレステロール値を測定するための測定操作と
に分けられる。
ための操作は、血液中のリポプロテインとしてのHDL
(高密度リポ蛋白)を、VLDL(超低密度リポ蛋白)
およびLDL(低密度リポ蛋白)と分画するための分画
操作と、コレステロール値を測定するための測定操作と
に分けられる。
【0003】前記の分画操作を行うための分画方法とし
ては、一般的に、遠心分離法、免疫化学的方法、電気泳
動法、沈澱法等があり、臨床検査において多数の検体を
比較的迅速に測定処理できる方法として、遠心分離法と
沈澱法とを組み合わせて上澄み血液中のリポプロテイン
を分画する方法が主流を占めている。
ては、一般的に、遠心分離法、免疫化学的方法、電気泳
動法、沈澱法等があり、臨床検査において多数の検体を
比較的迅速に測定処理できる方法として、遠心分離法と
沈澱法とを組み合わせて上澄み血液中のリポプロテイン
を分画する方法が主流を占めている。
【0004】一方、一般的に行われる血液検査において
は、約32項目程度の事項を検査す方法として、真空採
血管からカセットに分注された検体についての開栓、搬
送、分注、保管、廃棄、結果の記録などの検査管理が、
人体が触れることによる検体の取り違いミスなどが生じ
ないようにするため、全てコンピーターにより管理され
るクローズドシステムによって行われている。
は、約32項目程度の事項を検査す方法として、真空採
血管からカセットに分注された検体についての開栓、搬
送、分注、保管、廃棄、結果の記録などの検査管理が、
人体が触れることによる検体の取り違いミスなどが生じ
ないようにするため、全てコンピーターにより管理され
るクローズドシステムによって行われている。
【0005】しかしながら、前記のHDLコレステロー
ル測定方法においては、上述のように、リポプロテイン
の分画操作として遠心分離法と沈澱法との組み合わせ法
を利用するため、その工程としてどうしても人為的で複
雑な操作によらざるを得ず、そのため、従来においてこ
のHDLコレステロール測定方法についての自動化は困
難であるとされている。また、特に最近における急激な
検体数の増加は、検査要員の疲労による能率の低下とい
う問題を招き、ともすると検査ミスを生じやすい要因と
なっているので、このような遠心分離法と沈澱法との組
み合わせを利用するHDLコレステロール測定方法は、
臨床検査としては必ずしも適当でないという問題があ
る。
ル測定方法においては、上述のように、リポプロテイン
の分画操作として遠心分離法と沈澱法との組み合わせ法
を利用するため、その工程としてどうしても人為的で複
雑な操作によらざるを得ず、そのため、従来においてこ
のHDLコレステロール測定方法についての自動化は困
難であるとされている。また、特に最近における急激な
検体数の増加は、検査要員の疲労による能率の低下とい
う問題を招き、ともすると検査ミスを生じやすい要因と
なっているので、このような遠心分離法と沈澱法との組
み合わせを利用するHDLコレステロール測定方法は、
臨床検査としては必ずしも適当でないという問題があ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
HDLコレステロール測定方法の問題点に鑑み、HDL
コレステロールの測定に適したサンプリングカップを開
発することにより、従来では、人為的操作によらざるを
得なかった遠心分離法による工程を省き、このサンプリ
ングカップによって血液中の不溶性沈澱物を濾過して、
この濾過された血清を自動分析装置により分光測定する
ことにより、多数の検体を正確に誤りなく、連続的に自
動測定処理できる分析法とそのための装置の提供を目的
とするものである。
HDLコレステロール測定方法の問題点に鑑み、HDL
コレステロールの測定に適したサンプリングカップを開
発することにより、従来では、人為的操作によらざるを
得なかった遠心分離法による工程を省き、このサンプリ
ングカップによって血液中の不溶性沈澱物を濾過して、
この濾過された血清を自動分析装置により分光測定する
ことにより、多数の検体を正確に誤りなく、連続的に自
動測定処理できる分析法とそのための装置の提供を目的
とするものである。
【0007】本発明の請求項1は、上記の目的を達成す
るための具体的手段としての分析法に関するものであ
り、真空採血管と血液自動分析装置との間に、試薬の注
入により血液を不溶性沈澱物と血清とに分離するための
濾材を備えた分離室と、前記濾材により濾過された血清
の貯留室とを有するサンプリングカップを配置し、前記
自動分析装置によって前記サンプリングカップ内の前記
分離室内に前記採血管内の検体血液と前記試薬とを注入
して、該分離室内で血液を不溶性沈澱物と血清とに分離
し、前記濾材により濾過された血清を前記サンプリング
カップ内の貯留室内に貯留して、この貯留室内の血清を
前記自動分析装置により自動分光測定処理することを特
徴とする。
るための具体的手段としての分析法に関するものであ
り、真空採血管と血液自動分析装置との間に、試薬の注
入により血液を不溶性沈澱物と血清とに分離するための
濾材を備えた分離室と、前記濾材により濾過された血清
の貯留室とを有するサンプリングカップを配置し、前記
自動分析装置によって前記サンプリングカップ内の前記
分離室内に前記採血管内の検体血液と前記試薬とを注入
して、該分離室内で血液を不溶性沈澱物と血清とに分離
し、前記濾材により濾過された血清を前記サンプリング
カップ内の貯留室内に貯留して、この貯留室内の血清を
前記自動分析装置により自動分光測定処理することを特
徴とする。
【0008】請求項2の発明は、分析装置に関するもの
であり、真空採血管の移送経路と血液自動分析装置との
間に、夫々試薬の注入により血液を不溶性沈澱物と血清
とに分離するための濾材を備えた分離室と、前記分離室
とは隔壁により仕切られている前記濾材により濾過され
た血清の貯留室とからなるサンプリングカップの移送経
路を配置し、前記血液自動分析装置には、前記真空採血
管内の血液および試薬を同速で移動する前記サンプリン
グカップの分離室内に分注する手段と、分離室の前記濾
材により不溶性沈澱物を濾過した後の血清を貯留室に流
出させる手段と、該貯留室内の血清を分光測定装置へ移
し取る手段とを備えていることを特徴とする。
であり、真空採血管の移送経路と血液自動分析装置との
間に、夫々試薬の注入により血液を不溶性沈澱物と血清
とに分離するための濾材を備えた分離室と、前記分離室
とは隔壁により仕切られている前記濾材により濾過され
た血清の貯留室とからなるサンプリングカップの移送経
路を配置し、前記血液自動分析装置には、前記真空採血
管内の血液および試薬を同速で移動する前記サンプリン
グカップの分離室内に分注する手段と、分離室の前記濾
材により不溶性沈澱物を濾過した後の血清を貯留室に流
出させる手段と、該貯留室内の血清を分光測定装置へ移
し取る手段とを備えていることを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、サンプリングカップの
具体的態様に関するものであり、該サンプリングカップ
内が縦向きの隔壁によって、断面積が広くて底の浅い分
離室と、断面積が狭くて底の深い貯留室とに区画され、
前記分離室の底面上には分離室内に注入された血液に試
薬を分注することにより不溶性沈澱物と血清とに分離す
るための濾材が設けられていると共に、前記底面には貯
留室内方向へ傾斜して先端が該貯留室内に突出する流路
を有し、かつ、該流路の先端が切断可能な遮蔽膜により
閉塞されていることを特徴とするものである。
具体的態様に関するものであり、該サンプリングカップ
内が縦向きの隔壁によって、断面積が広くて底の浅い分
離室と、断面積が狭くて底の深い貯留室とに区画され、
前記分離室の底面上には分離室内に注入された血液に試
薬を分注することにより不溶性沈澱物と血清とに分離す
るための濾材が設けられていると共に、前記底面には貯
留室内方向へ傾斜して先端が該貯留室内に突出する流路
を有し、かつ、該流路の先端が切断可能な遮蔽膜により
閉塞されていることを特徴とするものである。
【0010】請求項4の発明は、サンプリングカップの
分離室内で濾過された後の血清を、隔壁により区画され
た貯留室内へ流出させるための具体的手段に関するもの
であり、この手段が貯留室内に突出した流路の先端にお
ける切断可能な遮蔽膜を該貯留室内において破断する切
断刃からなっていることを特徴とするものである。
分離室内で濾過された後の血清を、隔壁により区画され
た貯留室内へ流出させるための具体的手段に関するもの
であり、この手段が貯留室内に突出した流路の先端にお
ける切断可能な遮蔽膜を該貯留室内において破断する切
断刃からなっていることを特徴とするものである。
【0011】更に、請求項5の発明は、サンプリングカ
ップの分離室内底面上に設けられる検体血液を不溶性沈
澱物と血清とに分離するための濾材の具体的態様に関す
るものであり、この濾材がガラス繊維と、シリカゲル
と、陽イオン樹脂を素材とする層状フィルターとからな
っていることを特徴とするものである。
ップの分離室内底面上に設けられる検体血液を不溶性沈
澱物と血清とに分離するための濾材の具体的態様に関す
るものであり、この濾材がガラス繊維と、シリカゲル
と、陽イオン樹脂を素材とする層状フィルターとからな
っていることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明の分析法および装置によれば、血液自動
分析装置の前面に真空採血管とサンプリングカップとが
同速で移動してくると、血液自動分析装置の分注装置が
所定の真空採血管より検体血液を対応するサンプリング
カップの分離室内に分注し、検体血液を分離室内の濾材
により不溶性沈澱物と血清とに分離する。血清が濾過さ
れると、隔壁により区画された貯留室内に突出する流路
の先端を血液自動分析装置のカッターが切断して濾過さ
れた血清のみを貯留室内に移注し、その後血液自動分析
装置の別の分注装置が、貯留室内の血清を血液自動分析
装置の分光測定装置に移送してHDLコレステロールを
自動測定する。
分析装置の前面に真空採血管とサンプリングカップとが
同速で移動してくると、血液自動分析装置の分注装置が
所定の真空採血管より検体血液を対応するサンプリング
カップの分離室内に分注し、検体血液を分離室内の濾材
により不溶性沈澱物と血清とに分離する。血清が濾過さ
れると、隔壁により区画された貯留室内に突出する流路
の先端を血液自動分析装置のカッターが切断して濾過さ
れた血清のみを貯留室内に移注し、その後血液自動分析
装置の別の分注装置が、貯留室内の血清を血液自動分析
装置の分光測定装置に移送してHDLコレステロールを
自動測定する。
【0013】
【実施例】次に本発明に係るHDLコレステロールを自
動分析するための装置を図面に示す実施例により説明す
ると、図1はこの装置の全体の構成を示す概念図であ
り、Aはサンプリングカップ1の移送ライン、Bは真空
採血管20の移送ライン、Cは血液自動分析装置を示し
ている。
動分析するための装置を図面に示す実施例により説明す
ると、図1はこの装置の全体の構成を示す概念図であ
り、Aはサンプリングカップ1の移送ライン、Bは真空
採血管20の移送ライン、Cは血液自動分析装置を示し
ている。
【0014】図2および図3は、サンプリングカップ1
の具体的構成を示す断面図であり、合成樹脂により成形
されたカップ1は、該カップ内を縦方向に仕切る隔壁2
によって、一方は断面積が広くて底の浅い分離室3、他
方は断面積が狭くて底の深い貯留室4のような夫々同容
積のセルが区画されように形成されている。
の具体的構成を示す断面図であり、合成樹脂により成形
されたカップ1は、該カップ内を縦方向に仕切る隔壁2
によって、一方は断面積が広くて底の浅い分離室3、他
方は断面積が狭くて底の深い貯留室4のような夫々同容
積のセルが区画されように形成されている。
【0015】前記分離室3の底面5上には、血液と2価
の陽イオン試薬により生ずる不溶性沈澱物と血清とを分
離するための濾材として、例えばガラス繊維7と、シリ
カゲル8と、陽イオン樹脂9を素材とする層状のフィル
ター6が設けられている。また、前記分離室底面5の下
面には、先端が前記隔壁2を貫通して隣の貯留室4の方
向へ順次傾斜するように凹陥させた流路10が設けられ
ており、この流路10の先端部は、例えばカッター等に
より容易に切断することのできるような遮蔽膜11によ
り閉塞されている。
の陽イオン試薬により生ずる不溶性沈澱物と血清とを分
離するための濾材として、例えばガラス繊維7と、シリ
カゲル8と、陽イオン樹脂9を素材とする層状のフィル
ター6が設けられている。また、前記分離室底面5の下
面には、先端が前記隔壁2を貫通して隣の貯留室4の方
向へ順次傾斜するように凹陥させた流路10が設けられ
ており、この流路10の先端部は、例えばカッター等に
より容易に切断することのできるような遮蔽膜11によ
り閉塞されている。
【0016】なお、前記サンプリングカップ1は、使用
前の状態において、予め前記分離室3内に前記層状フィ
ルター6の乾燥を防止するためのバッファーとして適当
量の純水12が充填されると共に、カップ1の口部はア
ルミホイル等の蓋膜13により遮蔽されている。
前の状態において、予め前記分離室3内に前記層状フィ
ルター6の乾燥を防止するためのバッファーとして適当
量の純水12が充填されると共に、カップ1の口部はア
ルミホイル等の蓋膜13により遮蔽されている。
【0017】前記サンプリングカップ1は、図1に示す
ように、血液自動分析装置Cの近傍に設けたストックヤ
ード14に予め複数個配置され、前記血液自動分析装置
Cと真空採血管20の移送ラインBとの間に平行して設
けられた移送ラインAによって、夫々のサンプリングカ
ップ1が前記ストックヤード14から処理方向に向け
て、移送ラインBにおける特定の真空採血管20と対応
して同じ速度で移送される。
ように、血液自動分析装置Cの近傍に設けたストックヤ
ード14に予め複数個配置され、前記血液自動分析装置
Cと真空採血管20の移送ラインBとの間に平行して設
けられた移送ラインAによって、夫々のサンプリングカ
ップ1が前記ストックヤード14から処理方向に向け
て、移送ラインBにおける特定の真空採血管20と対応
して同じ速度で移送される。
【0018】また、前記血液自動分析装置Cには、右側
の始端部から、前記サンプリングカップ1の口部の蓋膜
13を突き破って分離室3内の純水12を吸い上げるた
めの水抜き装置31と、前記真空採血管20内の検体血
液を分注プロープ33によって前記分離室3内へ移すた
めの分注装置32と、サンプリングカップ1の貯留室4
内における流路10の先端部を切り落すための切断刃3
4と、前記貯留室4内の貯留された濾過済みの血清を血
液自動分析装置Cにおける自動分光測定装置36に移注
するための分注装置35が夫々設けられている。なお、
符号37は試薬タンクを示している。
の始端部から、前記サンプリングカップ1の口部の蓋膜
13を突き破って分離室3内の純水12を吸い上げるた
めの水抜き装置31と、前記真空採血管20内の検体血
液を分注プロープ33によって前記分離室3内へ移すた
めの分注装置32と、サンプリングカップ1の貯留室4
内における流路10の先端部を切り落すための切断刃3
4と、前記貯留室4内の貯留された濾過済みの血清を血
液自動分析装置Cにおける自動分光測定装置36に移注
するための分注装置35が夫々設けられている。なお、
符号37は試薬タンクを示している。
【0019】図1において、移送ラインAによってサン
プリングカップ1aが血液自動分析装置Cの前面に送ら
れてくると、まず、該サンプリングカップ1aと特定の
真空採血管20aとが対応するようにバーコード記録さ
れる。次いで前記分析装置Cの水抜き装置31が前記サ
ンプリングカップ1aの口部の蓋膜13を突き破って分
離室3内の純水12を吸い上げる。次に前記分析装置C
の分注装置32における分注プロープ33が、前記真空
採血管20a内の検体血液を吸い上げて、その血液をサ
ンプリングカップ1aの分離室3内に移注する。
プリングカップ1aが血液自動分析装置Cの前面に送ら
れてくると、まず、該サンプリングカップ1aと特定の
真空採血管20aとが対応するようにバーコード記録さ
れる。次いで前記分析装置Cの水抜き装置31が前記サ
ンプリングカップ1aの口部の蓋膜13を突き破って分
離室3内の純水12を吸い上げる。次に前記分析装置C
の分注装置32における分注プロープ33が、前記真空
採血管20a内の検体血液を吸い上げて、その血液をサ
ンプリングカップ1aの分離室3内に移注する。
【0020】サンプリングカップ1aの分離室3内に検
体血液が移注されると、同分離室3内の前記フィルター
6により前記血液中の不溶性沈澱物と血清との分離反応
が行われて、不溶性沈澱物が前記フィルター6に吸着さ
れ、濾過された血清が底面5に設けられた流路10を伝
わって貯留室4の方向へ流出する。その過程でサンプリ
ングカップ1aが次の位置へくると、分析装置Cに設け
られた切断刃34が貯留室4内に下降して流路10の先
端部を切り落すので、HDLコレステロールを含む濾過
された血清が流路10を経て貯留室4内に流出して貯留
される。
体血液が移注されると、同分離室3内の前記フィルター
6により前記血液中の不溶性沈澱物と血清との分離反応
が行われて、不溶性沈澱物が前記フィルター6に吸着さ
れ、濾過された血清が底面5に設けられた流路10を伝
わって貯留室4の方向へ流出する。その過程でサンプリ
ングカップ1aが次の位置へくると、分析装置Cに設け
られた切断刃34が貯留室4内に下降して流路10の先
端部を切り落すので、HDLコレステロールを含む濾過
された血清が流路10を経て貯留室4内に流出して貯留
される。
【0021】前記のように、サンプリングカップ1内に
おけるのフィルター6の乾燥を防止する目的で、予めバ
ッファーとしての適当量の純水12を該カップ1内に充
填しておくと、前記の水抜き装置31により水抜きされ
た後の湿潤した状態におけるフィルター6により、血液
中の不溶性沈澱物と血清との分離反応を円滑に行うの
と、濾過された血清が若干の水分を含んで流動し易くな
って流路10による貯留室4内への流出を円滑にするの
で好適である。
おけるのフィルター6の乾燥を防止する目的で、予めバ
ッファーとしての適当量の純水12を該カップ1内に充
填しておくと、前記の水抜き装置31により水抜きされ
た後の湿潤した状態におけるフィルター6により、血液
中の不溶性沈澱物と血清との分離反応を円滑に行うの
と、濾過された血清が若干の水分を含んで流動し易くな
って流路10による貯留室4内への流出を円滑にするの
で好適である。
【0022】濾過された血清が流路10を経て貯留室4
内に貯留されると、次の過程で分析装置Cに設けられた
別の分注装置35が貯留室4内の前記血清を吸い上げ
て、これを同分析装置Cの自動分光測定装置36に移注
し、該血清中のHDLコレステロール値を自動的に測定
する。前記の測定結果が前記分析装置Cに記録された後
に、サンプリングカップ1は廃棄処分される。
内に貯留されると、次の過程で分析装置Cに設けられた
別の分注装置35が貯留室4内の前記血清を吸い上げ
て、これを同分析装置Cの自動分光測定装置36に移注
し、該血清中のHDLコレステロール値を自動的に測定
する。前記の測定結果が前記分析装置Cに記録された後
に、サンプリングカップ1は廃棄処分される。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る自動的分析法およびその装
置によれば、検体血液中の不溶性沈澱物と血清とを分離
することのできるフィルターを備えたサンプリングカッ
プにより、HDLコレステロールを含む血清を自動的に
濾過するので、従来では人為的に行われていたこの種の
測定法におけるリポプロテイン分画操作としての遠心分
離法を省略することができ、更にリポプロテインの分画
後における血清を分光測定装置に移注してHDLコレス
テロール値を測定するまでの過程を全て人の手を要せず
に自動的に行えるので、衛生的であると共に、検体の取
り違いミスという問題を生ずる危険性がなく、しかも検
査時間の大幅な短縮による能率的な測定を行えるという
利点を有する。
置によれば、検体血液中の不溶性沈澱物と血清とを分離
することのできるフィルターを備えたサンプリングカッ
プにより、HDLコレステロールを含む血清を自動的に
濾過するので、従来では人為的に行われていたこの種の
測定法におけるリポプロテイン分画操作としての遠心分
離法を省略することができ、更にリポプロテインの分画
後における血清を分光測定装置に移注してHDLコレス
テロール値を測定するまでの過程を全て人の手を要せず
に自動的に行えるので、衛生的であると共に、検体の取
り違いミスという問題を生ずる危険性がなく、しかも検
査時間の大幅な短縮による能率的な測定を行えるという
利点を有する。
【0040】また、本発明の分析法に使用するサンプリ
ングカップでは、フィルターを構成するシリカゲルを各
種のゲルと交換することにより、前記のようなHDLコ
レステロールを含む血清以外の各種の蛋白質の分離測定
にも利用できるという利点を有する。
ングカップでは、フィルターを構成するシリカゲルを各
種のゲルと交換することにより、前記のようなHDLコ
レステロールを含む血清以外の各種の蛋白質の分離測定
にも利用できるという利点を有する。
【図1】本発明に係るHDLコレステロール分析装置の
構成を示す概念図。
構成を示す概念図。
【図2】図1の装置に使用されるサンプリングカップの
構成を示す縦断面図。
構成を示す縦断面図。
【図3】同サンプリングカップの構成を示す横断面図。
【図4】本発明に係るHDLコレステロール分析方法を
説明するフローチャート図。
説明するフローチャート図。
1:サンプリングカップ A:サンプリングカップ移
送ライン B:真空採血管移送ライン C:血液自動分析装置
2:隔壁 3:分離室 4:貯留室 5:底面 6:フィル
ター(濾材) 7:ガラス繊維 8:シリカゲル 9:陽イオン樹
脂 10:流路 11:遮蔽膜 12:純水 13:蓋膜 14:
ストックヤード 20:真空採血管 31:水抜き装置 32,3
5:分注装置 34:切断装置
送ライン B:真空採血管移送ライン C:血液自動分析装置
2:隔壁 3:分離室 4:貯留室 5:底面 6:フィル
ター(濾材) 7:ガラス繊維 8:シリカゲル 9:陽イオン樹
脂 10:流路 11:遮蔽膜 12:純水 13:蓋膜 14:
ストックヤード 20:真空採血管 31:水抜き装置 32,3
5:分注装置 34:切断装置
Claims (5)
- 【請求項1】 真空採血管と血液自動分析装置との間
に、試薬の注入により血液を不溶性沈澱物と血清とに分
離するための濾材を備えた分離室と、前記濾材により濾
過された血清の貯留室とを有するサンプリングカップを
配置し、前記自動分析装置によって前記サンプリングカ
ップ内の前記分離室内に前記採血管内の検体血液と前記
試薬とを注入して、該分離室内で血液を不溶性沈澱物と
血清とに分離し、前記濾材により濾過された血清を前記
サンプリングカップ内の貯留室内に貯留して、この貯留
室内の血清を前記自動分析装置により自動分光測定処理
することを特徴とするHDLコレステロールの自動分析
法。 - 【請求項2】 真空採血管の移送経路と血液自動分析装
置との間に、夫々試薬の注入により血液を不溶性沈澱物
と血清とに分離するための濾材を備えた分離室と、前記
分離室とは隔壁により仕切られている前記濾材により濾
過された血清の貯留室とからなるサンプリングカップの
移送経路を配置し、前記血液自動分析装置には、前記真
空採血管内の血液および試薬を同速で移動する前記サン
プリングカップの分離室内に分注する手段と、分離室の
前記濾材により不溶性沈澱物を濾過した後の血清を貯留
室に流出させる手段と、該貯留室内の血清を分光測定装
置へ移し取る手段とを備えていることを特徴とするHD
Lコレステロールの自動分析装置。 - 【請求項3】 サンプリングカップ内が縦向きの隔壁に
よって、断面積が広くて底の浅い分離室と、断面積が狭
くて底の深い貯留室とに区画され、前記分離室の底面上
には分離室内に注入された血液に試薬を分注することに
より不溶性沈澱物と血清とに分離するための濾材が設け
られていると共に、前記底面には貯留室内方向へ傾斜し
て先端が該貯留室内に突出する流路を有し、かつ、該流
路の先端が切断可能な遮蔽膜により閉塞されている請求
項2のHDLコレステロールの自動分析装置。 - 【請求項4】 サンプリングカップの分離室内で濾過さ
れた後の血清を隔壁により区画された貯留室内へ流出さ
せるための手段が、貯留室内に突出した流路の先端にお
ける切断可能な遮蔽膜を該貯留室内において破断する切
断刃からなっている請求項2もしくは3のHDLコレス
テロールの自動分析装置。 - 【請求項5】 サンプリングカップの分離室内底面上に
設けられる不溶性沈澱物と血清とに分離するための濾材
が、ガラス繊維と、シリカゲルと、陽イオン樹脂を素材
とした層状フィルターからなっている請求項2もしくは
3のHDLコレステロールの自動分析装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4297704A JPH0827289B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | Hdlコレステロールの自動分析法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4297704A JPH0827289B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | Hdlコレステロールの自動分析法および装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06123741A true JPH06123741A (ja) | 1994-05-06 |
| JPH0827289B2 JPH0827289B2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=17850086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4297704A Expired - Lifetime JPH0827289B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | Hdlコレステロールの自動分析法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0827289B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5774637A (en) * | 1980-10-20 | 1982-05-10 | Unitika Ltd | Separator for blood collecting plasma |
-
1992
- 1992-10-09 JP JP4297704A patent/JPH0827289B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5774637A (en) * | 1980-10-20 | 1982-05-10 | Unitika Ltd | Separator for blood collecting plasma |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0827289B2 (ja) | 1996-03-21 |
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