JPH0328764A - 喀痰集細胞検診方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業」二の利川分野〕 本発明は肺癌検診など喀痰細胞診をするために用いられ
る喀痰集細胞検診方法に関するものである。

〔従来の技術〕

一般に、肝癌の集団検診における喀痰細胞診として集細
胞法が広く用いられていて、従来の集細胞法では、各被
検者が家庭内などで任意連日、例えば３］］間、早朝痰
を固定液の入れてある喀痰容器に蓄痰し、細胞を固定し
たまま保存したものを臨床検森室などの検禿センターま
で輸送または祁送し、遠心沈殿法で、即ちブレンダーま
たはホモシナイヂーで喀痰を切断し、遠心分離すること
による沈渣で集細胞しているが、この遠心分離機のブレ
ンダーまたはホモジナイザーは高速回転であるため、細
胞の物理的変性と結合性の８！輌的な破壊を来し、癌細
胞と判定した場合でも、組織型、ずなわらノＩｌ１平」
二皮癌，腺癌．小細胞癌のいずれであるかを決め難い場
合が多いことが知られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、この槌来の方法では、高価な遠心分離機が必
要不可欠となり、その取扱いもやっかいで、特に遠心分
離機に喀痰を移しかえる必要から、１度に１検体しか行
うことができず、大量の検体を扱う施設でむよ、処理に
困江を来すし、また個ノ？の検体を処理するごとに検体
間の細胞の混入を肋《ため、ブレンダーまたはホモジナ
イザーを完全に洗滌する必要があり、滅菌処理や検体処
理−１二、著しく煩雑で問題があった。

本発明では、これら従来の欠点を適確に排除しようとす
るもので、遠心分離機を用いることなく細胞変性が起き
ないよう６こ固定液中で保護させると同時に細胞分離も
容易で検診操作の簡便な喀痰細胞検診方法を提供するこ
とを目的としたものである。

〔課題を５ｖｌ′決するための手段〕 本発明は、サコマノ液などの保存固定液に蓄痰した集収
パノクを検査センターなどの指定機関に輸送または郵送
し、該集収パノクを振盪溶解操作を施したのち、集収パ
ック内の懸濁液を平均孔杼５〜２０μの目の細かい多孔
質合或樹脂がｉ材上に疏展して液を吸収分離し、？Ｆ　
＋Ａ表面上に残った表而細胞をガラス板で掻き採ってス
ライドグラス板に伸展して固定し染色後に鏡検すること
を特徴とずる哨痰集細胞検診方法である。

〔作　用〕

本発明の喀痰集細胞検診方法では、患者など被検診者に
起床時に口の中を水でゆすいでから朝痰を集収パックに
採る。この場合、保存固定液入りのポリエチレン製の口
をハ勺ミで切りとり、この袋口から吐き入れるか、別容
器から適星をハシで挾むかｔｉｆｉ集不ソトでづくい取
って袋内に投入し、例えば３口間乃至５日間の痰を採っ
て蓄痰してから空気を押し出して袋ｌ］をラヘルと共に
折り曲げ止口臭で封入し、紙函に納めて必要に応しチャ
ソクボリ袋に入れて１７紙刊筒で指定機関に郵送又は輸
送（持参をも含む）し、この検査センターでこの集収パ
ックを約一日間振盪して、溶解操作を施したのら、集収
パック内の懸濁液を吸液性の多孔質合成樹脂が相上に流
展して液を吸収分離し、該σｉ材表面１−に残った表面
細胞をガラス板で掻き採ってスライドグラス板に伸展し
て塗抹し、乾燥させて固定してから染色したのち顕微鏡
で鏡検して集細胞の検診を能率よく行うものである。

〔丈施例〕

本発明の失胞例を第１〜２閣例を参照して説明すると、
ザコマノ液などの保存固定液１を入れたポリエチレン樹
脂などの合或樹脂製袋の集収パ・７ク２内に蓄痰したの
ち、袋口２Ｉを採痰日，氏名などの記入をする記録ラヘ
ル３と共に折り＋Ｉｂげ止口具４で封入し、該集収バソ
ク２を組立容器、例えば紙画５その他の扁平容器、或い
は厚紙袋に納め必要に応し外箱６又はチャソクボリ袋な
どの外袋に挿入して梱包し、厚紙封筒（図示せず）で検
査センターなどの指定機関に郵送又は輸送（持参をも含
む）し、この送られて来た集収バソク２を検査センター
で約１日間振盪溶解操作を施したのち、集収パノク２内
の＋ｌ＋，Ｖｒ：Ｊ液Ａを吸液性の多孔質体又は発泡合
成樹脂枦祠７例えば平均孔径５〜２０μ、好ましくは８
〜１５μ，気孔率８０〜９５％の板状が村上に流展して
液分を吸収分離し、該が材表面上に残った表面細胞Ｂを
ガラス板８で掻き採ってスライドグラス板９に移し、細
胞を圧し潰すように２枚のスライドグラス板９，９で摺
り合わせて伸展して塗抹し、自然乾燥又はファンなど強
制乾燥でその固定化を行いパバニ：Ｊ［ノウなどの染料
で染色Ｃ’Ｌたのち、該スライドグラス板９を顕微鏡１
０にセソトして鏡検して集細胞の検診を行えるようにし
てある。

この場合、前記保存固定液１としては、サコマノ液（蛋
白分解酸素使用）そのほかに、エタノール１ポリエチレ
ングリコールまたはメタノールチモーノレ、またはホノ
レマリン」二よりｌａるものを用いてあるが、例えばエ
チルアルコール５０％，チモール１％，カーボワノクス
２％，生理食塩水残部の糺合せの保存液を集収パソク２
に適量充填して蓄痰しやすいようにするのがよい。

また、紙画５は止口具４で袋口をグリソプした集収バ・
７ク２をそのまま、或いは折り曲げて収納できるｌ−レ
ー状のゲースで一端部５，がヒンジ部で開閉自在に可動
となっていて、集収バ・ック２の差入れ，取出しやすい
神入［１ができるものを用いてあり、指差込用の透孔６
２のある開閉蓋６．，６を備えた外箱６に差込形式で嵌
押して梱包できるようにしてあるが、外箱６と内箱との
組合せに限らず、前記集収バソク２を保護できる比較的
扁平なケースなら単一・のものでもよい。

さらに前記多孔質合或樹脂’ｔＰ　４７Ｉ７としては、
ポリビニルホルマールを基質とする発泡体、或いはポリ
エチレン，ボリスチレン，ポリオレフィン，ポリ塩化ビ
ニル，ボリプロビレンなどの熱可塑性合或樹脂で目の細
かいスポンジ状乃至多孔質状に形威したものを用い、板
状が材として喚水性か強く記潤状態では膨潤して耐薬品
性に優れたものを用いるのがよく、平均孔径８〜１２μ
のもので気孔率は８０〜９５％、好ましくは８４〜９０
％のものを用いるのがよい。

なお、被検者には前記集収バソク２を入れた紙画５と外
箱６とを郵送用封筒とともに、記録ラヘル３と使用説明
書．問診票などを組み合わ・けて渡し、蓄痰させて郵送
又は輸送さーｌればよいが、必要に応しが材７または／
及びガラス板８とともに喀痰捕集不ノ１・１３を組込ん
だ形態で販売することもできる。

さらに、痰に巳よだ液がかなり大量に含まれていること
か多いので、被検者が集痰する際には第３図に示ずよう
にネノト１１を張ったスプーン１２からなる喀痰捕集ネ
ソト１３で朝痰をずくい採り、或いはネノト上に吐き出
し、だ液を不ノト１１で枦して分乱してから痰のみを集
収パノク２に適確に蓄痰できるようにするのが無馬大が
なくて良い。

ネｙ　Ｌ　１　１は寒冷紗＃２００（２。１０１亀）の
メソシュのものが最適であった。またこの喀痰捕集ネッ
トを用いることによって検査有効資料率が３０％向」ニ
した。

〔発明の効果〕

本発明は、保存固定液に蓄痰した集収パックを検査セン
ターなどの指定機関に輸送または郵送し、該集収パック
を振盪溶解操作を施したのち、集収パノク内の椹・濁液
を平均孔径５〜２０μの目の細かい多孔質合威樹脂が材
上に流展して液を吸収分離し、枦材表面」二に残った表
面細胞をガラス板で掻き採ってスライドグラス板に伸展
して固定し染色後に鏡検することにより、細胞診に遠心
分離機などを用いることなく、従来の煩雑な操作方法を
著しく簡略化し、製作時間も大Ｉ幅に短縮することがで
き、肺癌検査をより短時間に、大量に処理でき、試薬は
毒性がなく安定であるため、病院内での入院患者や外来
患者の肺癌検査などのほか集団検診における作業を容易
に適確化できるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は集細胞用具の斜
視図、第２図は検診の系統説明図、第３図は喀痰捕集ネ
ソ１・の斜視図である。 Ａ・・懸濁液、Ｂ・・・表面細胞、Ｃ・・・染色、１・
・・保７ｊミ固定液、２・・・集収パック、３・・・記
録ラヘル、４・・・止１］具、５・・・紙画、６・・・
外箱、７・・・が材、８・・・ガラス板、９・・・スラ
イドグラス板、１０・・・顕微鏡、１１・・・ネノ｝・
、１２・・・スプーン、１３・・・ｌｉ痰捕集不ソｌ・
。 ◇ 特開平３ ２８７６４　（５）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）サコマノ液などの保存固定液に蓄痰した集収パッ
   クを検査センターなどの指定機関に輸送または郵送し、
   該集収パックを振盪溶解操作を施したのち、集収パック
   内の懸濁液を平均孔径５〜２０μの目の細かい多孔質合
   成樹脂濾材上に流展して液を吸収分離し、濾材表面上に
   残った表面細胞をガラス板で掻き採ってスライドグラス
   板に伸展して固定し染色後に鏡検することを特徴とする
   喀痰集細胞検診方法。