JPH06122265A - サーマルヘッド制御装置及び印字方法 - Google Patents

サーマルヘッド制御装置及び印字方法

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JPH06122265A
JPH06122265A JP27386792A JP27386792A JPH06122265A JP H06122265 A JPH06122265 A JP H06122265A JP 27386792 A JP27386792 A JP 27386792A JP 27386792 A JP27386792 A JP 27386792A JP H06122265 A JPH06122265 A JP H06122265A
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JP
Japan
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thermal transfer
ribbon
printing
time
head
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JP27386792A
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English (en)
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Masao Yamamoto
正夫 山本
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Fujitsu Isotec Ltd
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Fujitsu Isotec Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は熱転写リボンを使用した印字におい
て、リボンの各部位のインクの消耗度に応じて印字ヘッ
ドの駆動条件を変化させることにより常に良好な印字品
質を保つことの出来るサーマルヘッド制御機構を提供す
ることを目的とする。 【構成】 本発明のサーマルヘッド制御機構は、キャリ
アユニットに取り付けられ、熱転写リボンの消耗度を検
出する検出手段1と、該検出手段1による検出結果を記
憶する記憶手段3と、該記憶手段3の記憶するデータに
もとずき、検出箇所が印字ヘッドの位置に到達したとき
に、熱転写リボンのインクの消耗状態に応じて印字発熱
体への通電時間を制御する制御手段2と該制御手段2の
通電時間制御のための基準時間を与える計時手段4とを
備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写リボンを使用する
熱転写プリンタのサーマルヘッド制御装置に関する。
【0002】近年、熱転写プリンタ用のリボンとして、
例えば複数回の使用を目的とした熱転写リボン(以下、
マルチタイムリボンという)が開発され、実用に供され
ている。
【0003】かかるマルチタイムリボンを使用する熱転
写プリンタにおいては、印字品質を良好に保つために
は、インクの消耗度に応じて印字ヘッドに加えるエネル
ギーを制御する必要がある。
【0004】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータやワード
プロセッサの普及にともない、耐久性に優れ低価格の熱
転写プリンタの普及が著しい。
【0005】しかしながら、熱転写プリンタのリボンは
使い捨てであり消耗品費が高いという問題点があり、複
数回使用可能なマルチタイムリボンを用いた熱転写プリ
ンタが実用化されている。
【0006】しかし、マルチタイムリボンは印字回数に
応ずる印字品質の低下は著しく、リボンの消耗度の影響
を受けることなく常に良好な印字品質が得られるサーマ
ルヘッド制御装置が求められている。
【0007】マルチタイムリボンはベースに厚めにイン
クが塗布してあり、最初の印字ではヘッドの加熱により
リボンに塗布されたインクの一部分が転写されるが、2
回目以降の印字においてはヘッドの加熱による残存熱に
よりインクの欠損部分を周囲から補填されることにより
再度印字を可能としている。
【0008】このため、インクの消耗度が進むと更に広
い範囲からインクを溶かし補填しなければならず、通電
時間を長くする必要がある。
【0009】しかし、従来の熱転写型プリンターは、リ
ボンの印字回数に関係なくヘッドの通電時間が一定のた
め、リボンの印字回数が増すとインクの消耗度に比し通
電時間が短かく、印字の濃度が低下したり、またはイン
クの欠落による抜けが生ずるといった印字品質の低下が
問題となっている。
【0010】そこでインクの消耗度に応じた充分な通電
時間を得るためには、リボンの消耗状況を的確に把握し
制御する必要がある。
【0011】リボンの使用状況を把握する方法として
は、従来、リボンの反転回数をプリンタに覚えさせる
方法と、リボンの反転回数をリボンに覚えさせる方法
とがある。
【0012】上記のリボンの反転回数をプリンタに覚
えさせる方法は、プリンタ本体に記憶装置を付けられる
ので装置は低価格で済むが、例えば年賀状をカラー印字
する等の場合にはリボンを交換するために外すので反転
回数が分からなくなるという欠点がある。
【0013】一方、のリボンの反転回数をリボンに覚
えさせる方法は、反転回数が分からなくなるという欠点
は避けられるが、各リボンカセットごとに反転回数の記
憶装置をつける必要があり構造が複雑で高価になるとい
う問題点がある。
【0014】さらに、上記、何れの方法による場合
においても記憶するのはリボンの反転回数であり、リボ
ンの各部位のインクの消耗状態は把握できないので、各
部位の消耗度に応じたキメ細かな制御が出来ないという
欠点を有している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みなされたもので、その目的は熱転写リボンを使用した
印字において、熱転写リボンの各部位のインクの消耗度
に応じて印字ヘッドの駆動条件を変化させることにより
常に良好な印字品質を保つことの出来るサーマルヘッド
制御装置を提供するこにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は本発明にかかるサ
ーマルヘッド制御装置の原理説明図である。
【0017】請求項1記載の発明は、上記目的を達成す
るため、キャリアユニットに取り付けられ、熱転写リボ
ンの消耗度を検出する前記検出手段1と、該検出手段1
による検出結果を記憶する記憶手段3と、 該記憶手段
3の記憶するデータに基づき、検出箇所が印字ヘッドの
位置に到達したときに、熱転写リボンのインクの消耗状
態に応じて印字発熱体へるエネルギーを制御する制御手
段2とを備えたことを特徴とする。
【0018】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明における検出手段1が、リボン経路上、印字
ヘッドより上流に設けられ、リボンの光透過量を電圧値
に変換する発光素子13と受光素子14とを備えたこと
を特徴とする。
【0019】さらに、請求項3記載の発明は、上記請求
項1記載の発明における記憶手段3が、前記検出手段1
による検出結果に基づき最適通電時間を決定する通電時
間テーブルを記憶する記憶装置22を有し、前記制御手
段2は熱転写リボンに加える通電時間制御のための基準
時間を与える計時手段4を有し、熱転写リボンの消耗度
に応じて最適通電時間を選択して加熱することを特徴と
する。
【0020】
【作用】本発明は熱転写プリンタにおいて、熱転写リボ
ンのインクの消耗度を検出する検出手段1を印字ヘッド
部より上流に設け、該検出手段1で常にリボンのインク
の消耗度を把握し、検出結果を記憶手段3に記憶し、検
出した部位が印字ヘッドの位置に到達したときに、制御
手段2が前記記憶手段3に格納されているデータに基づ
き最適なエネルギーを決定し、印字ヘッドに通電加熱し
印字を行う。
【0021】かかる方法により1回目の印字はリボンに
塗布されたインクの一部がヘッドの加熱により転写され
るが、印字により生じたインクの欠損部分は当該ヘッド
の残存熱により周囲よりインクを補填されることにより
再度印字が可能となる。
【0022】このような手段により、制御手段2は常に
インクの消耗度に応じた最適な通電時間を選定し印字を
行うので、常に良好な印字品質を保持できる。
【0023】また、前記検出手段1はキャリアユニット
に取り付けられるので、リボンカートリッジの交換に伴
って廃棄されることなく繰り返して使用が可能であり、
低価格で経済的な熱転写プリンタを提供できる。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。なお、図1と同一または相当部分には
同一符号を付して説明する。
【0025】図2は、本発明の実施例にかかる熱転写プ
リンタの主要部の構成を示す説明図である。なお、本実
施例においては最適な加熱を通電時間を制御して行う場
合について示している。
【0026】図において12は印字ヘッドであり、制御
部(図示しない)からの制御に応じリボン11を介して
プラテンローラ15の上におかれた印字用紙に印字を行
うものである。なお該印字ヘッド12はキャリアユニッ
ト17に装着されている。
【0027】キャリアユニット17は、上記印字ヘッド
12を搭載してシャフト16上に摺動可能に取り付けら
れ、印字ヘッド12を図示AB方向(主走査方向)に移
動させるものである。
【0028】該キャリアユニット17は、キャリッジモ
ータ19の回転により駆動されるタイミングベルト18
により接続され、該キャリッジモータ19の回転方向、
速度等を制御することにより、キャリアユニット17つ
まり印字ヘッド12を所定の方向へ移動させるようにな
っている。
【0029】発光素子13、受光素子14の構造、機能
については後述する。
【0030】かかる構造の印字装置においては、先ず、
用紙押さえ機構により用紙押さえがプラテンローラ15
から離間された状態で印字用紙がセットされる。
【0031】そして、用紙フィード機構(図示しない)
により印字用紙が所定の位置までフィードされる。次い
で、用紙押さえ機構により用紙押さえがプラテンロ−ラ
に押圧されて印字準備が完了する。
【0032】次いで制御部から印字命令がくると、キャ
リッジモータ19が駆動されて、キャリアユニット1
7、つまり印字ヘッド12が図示AB方向(主走査方
向)に移動する。そして該キャリッジ22の移動に同期
して印字ヘッド12の駆動回路27(図3参照)が動作
し印刷用紙に記録を行う。1行印字すると記録紙が副走
査方向に1行分移動される。この一連の動作の繰り返え
しにより、記録紙に記録が行なわれる。
【0033】次に本発明の熱転写プリンタのサーマルヘ
ッド制御装置について図3を参照しながら説明する。
【0034】発光素子13はリボン11を介して受光素
子14を照射するものであり、例えば赤外線発光素子が
用いられる。
【0035】受光素子14は発光素子13より発せら
れ、リボンを透過した光を受け、透過光量に応じた電圧
信号を発生するものである。
【0036】なお、発光素子13及び受光素子14はリ
ボンカセット裏面に設けられた窓を通してリボン11を
挟むような配置でキャリアユニット17に固着されてい
る。
【0037】A/D変換器21はアナログ信号をデジタ
ル信号に変換する周知のものであり、受光素子14の発
生した透過光量に応じたアナログ信号をデジタル信号に
変換する。
【0038】入力回路24はA/D変換器21により変
換されたデジタル信号をマイクロプロセッサ25に受け
渡すインタフェース回路である。
【0039】マイクロプロセッサ25は、記憶装置22
に格納された制御プログラムに従って当該プリンタ装置
全体の制御を司るものである。印字ヘッド12への通電
時間を決定するための制御情報は該マイクロプロセッサ
25で生成され、一時記憶装置23に格納される。
【0040】一時記憶装置23はRAMで構成された読
み出し/書き込み可能なメモリであり、入力回路24よ
り得られた透過電圧値に関する情報を一時格納するため
に使用される。この一時記憶装置23の内容は、印刷時
に必要に応じて読み出されるようになっている。
【0041】記憶装置22はROMで構成され、マイク
ロプロセッサ25を動作させるためのプログラム、処理
に必要な固定データ等を記憶するメモリである。マイク
ロプロセッサ25は該記憶装置22に記憶されたプログ
ラムに従って所定の動作を行なうようになっている。
【0042】なお、透過電圧値に応ずる印字ヘッド12
への通電時間を決定するための対応表は該記憶装置22
に格納されている。
【0043】出力回路26はマイクロプロセッサ25が
出力するデータをヘッド駆動回路27に受け渡すインタ
フェース回路である。マイクロプロセッサ25は該出力
回路26を介して印字ヘッド12の各発熱体に接続され
ているヘッド駆動回路27に所定のデータを送ることに
よりヘッドの通電時間を制御する。
【0044】発振器29は基準時間を示すものである。
該発振器29は時間計数部28に接続されており、正確
な一定時間間隔のパルスを発生し、これを時間計数部2
8に供給する。
【0045】時間計数部28は発振器29の信号を累積
し計時を行うものであり、マイクロプロセッサ25は該
時間計数部28が保持する時刻と一時記憶装置23に登
録されている通電終了時刻を比較しながら印字ヘッドへ
の通電を行う。
【0046】本実施例の場合、検出手段1は発光素子1
3及び受光素子14から構成され、光(例えば赤外線)
の透過量の変化によって熱転写リボンのインクの減り具
合を検出するものである。
【0047】また、記憶手段3は一時記憶装置23と記
憶装置22から構成され、計時手段4は経過時間を把握
するための基準時間を示すためのパルスを発生する発振
器と該パルス信号にもとづき経過時間を把握するための
カウントを行う時間計数部28を含んでいる。
【0048】かかる構成において、リボン11が印字ヘ
ッド12に達する前の経路に、発光素子13と受光素子
14よりなる検出手段1を設ける。
【0049】受光素子14は、発光素子13より発せら
れリボン11を透過した光量に応じた電圧を発生しA/
D変換器21に送る。A/D変換器21はこの信号を受
け、電圧値に対応したデジタル信号を生成し入力回路2
4へ送る。
【0050】マイクロプロセッサ25は入力回路24よ
り得られた透過光量を示す情報を一時格納するため一時
記憶装置23へ送る。そして格納された情報に対応する
部分がヘッド位置に到達した時点で一時記憶装置23の
情報に対応した印字ヘッド12への最適通電時間を記憶
装置22より読み取り通電することにより熱転写リボン
の消耗状態に応じたヘッドへの通電制御を行う。
【0051】この際のマイクロプロセッサ25の通電時
間の制御は次の通りである。
【0052】マイクロプロセッサ25は印字ヘッド12
への通電を開始する前に時間計数部28の表示する現在
時刻を読み、次いで現在ヘッド位置にあるリボンの透過
光量情報を一時記憶装置23より読み出し、これに応ず
る最適通電時間を記憶装置22に登録されている透過電
圧値と通電時間の対応表より選択し、該最適通電時間と
時間計数部28の表示する時刻を加算し印字ヘッドの各
発熱素子ごとの通電終了時刻を決定し、これを一時記憶
装置23に登録し通電を開始する。
【0053】続いて、マイクロプロセッサ25は一時記
憶装置23に登録された各発熱素子の通電終了時刻と時
間計数部28の表示する現在時刻を比較し、通電終了時
刻に達した発熱素子から逐次通電を終了する。
【0054】印字ヘッドへ12への通電時間の制御は、
かかる動作の繰り返しによって行われる。
【0055】次に図4を参照しながら透過電圧値データ
の一時記憶装置23への格納及び、読出しの実施例につ
いて説明する。
【0056】発光素子13及び受光素子14はキャリア
ユニット17に固着されているので印字ヘッド12との
距離は常に一定であり、一時記憶装置23への書込みと
読出しは常に一定の文字間隔で行われる。
【0057】従って、一時記憶装置23への格納読出し
はリングバッファと呼ばれている一般的な手法を用いて
実現可能である。即ち、格納位置と読出し位置との間に
は一定の間隔を設け、書込みは順次、次の番地を使用
し、一時記憶装置23の最大番地に達したとき、記憶番
地の先頭へ戻る。
【0058】本実施例では、格納番地と読出し番地の間
に4番地の間隔を設けている。従って番地0に格納され
た量子化した透過光量値は、4文字分送られた後の印字
動作時に読み出される。この送られた4文字分のリボン
量が、発光受光素子13、14から印字ヘッド12まで
のリボンの移動距離に相当する。
【0059】次に図5を参照しながら印字制御動作につ
いて説明する。
【0060】マイクロプロサッサ25が透過光量電圧値
を量子化した信号に変換を指示する(ステップS10)
と、発光素子13より例えば赤外線を発生する。すると
受光素子14はリボン11を透過した該赤外線を受け、
熱転写リボンの消耗度に応ずるアナログ電圧値を発生し
てA/D変換器21に送る。
【0061】A/D変換器21はこの信号を受け、電圧
値に対応したデジタル信号を生成し入力回路24へ送
る。入力回路24はこの信号を受け、マイクロプロセッ
サ25の読み取り可能な信号に変換してマイクロプロセ
ッサ25に送る。
【0062】量子化した透過光量値を一時記憶装置23
に格納する(ステップS11)。即ち、マイクロプロサ
ッサ25は入力回路24より得られた情報を一時記憶装
置23へ送る。
【0063】一時記憶装置23の格納番地の更新を行
う。(ステップS12)。これにより、マイクロプロサ
ッサ25より送られた透過電圧値に関する情報は、前回
格納した透過電圧値に関する情報の次の番地に格納され
る。この際、一時記憶装置23のメモリは前述のように
ループで使用されているので、既に使用済みの古い情報
は更新される。
【0064】続いて一時記憶装置23より量子化した透
過光量値を読み出す(ステップS13)。即ち、マイク
ロプロセッサ25は引き続きヘッド位置に達しているリ
ボンの透過光量値に該当する番地に格納されている透過
光量値を一時記憶装置23より読み出す。
【0065】一時記憶装置23の読み出し番地を更新す
る(ステップS14)。一時記憶装置23に格納されて
いる透過光量値の読み出しが終わると同時に、次のリボ
ン位置の透過光量値の読み込みのため、透過光量値の格
納番地を示すポインタを次の番地に更新する。
【0066】透過光量値を番地とし記憶装置22よりヘ
ッド通電補正時間を読み出す(ステップS15)。即
ち、一時記憶装置23より読み出した現在ヘッド位置に
ある熱転写リボンの透過光量値に該当する部位のヘッド
の通電時間を記憶装置22より読み出す。
【0067】ヘッドの個々の発熱素子の通電時間にヘッ
ド通電補正時間を加算する(ステップS16)。即ち、
マイクロプロセッサ25は時間計数部28に示されてい
る現在時刻(通電開始時刻)に記憶装置22より読み出
した通電時間を加算し、通電終了時刻を設定し一時記憶
装置23に格納する。なお該設定はヘッドの各発熱素子
ごとに行う。
【0068】マイクロプロセッサ25は出力回路26に
各ドットごとの通電・非通電状態を設定する(ステップ
S17)。
【0069】時間計数部によりヘッド通電時間を計数開
始(ステップS18)。マイクロプロセッサ25はヘッ
ドの各発熱素子ごとの通電を開始するとともに、通電時
間のカウントを開始する。
【0070】ヘッドの個々の発熱素子の通電時間に達し
たヘッドから通電を停止する(ステップS19)。時間
計数部28は発振器29からの信号により通電開始から
の経過時間を各発熱素子ごとにカウントすると同時に、
マイクロクロプロセッサ25は一時記憶装置23に格納
された各発熱素子ごとの通電終了時刻と比較し、通電終
了時刻に達した発熱素子から逐次通電を中止する。
【0071】印刷終了かを調べる(ステップS20)。
印刷が全て終わった場合には一連の印字処理を終了する
が、未だ印字が残っている場合にはステップS10に戻
って印字を続行する。
【0072】かかる構成でリボンの消耗度の検出は一文
字単位で行われるのでキメ細かなコントロールが可能で
あり、リボンの消耗度に応じた良好な印字が得られる。
【0073】なお、本実施例ではマイクロプロセッサ2
5が通電の終了を制御する場合を示しているが、ヘッド
への通電時間の終了は、マイクロプロセッサにより与え
られた時間に対応する計数が終了した時点で出力回路2
6を直接オフする回路を用いてもよい。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
複数回使用可能なリボンにおいてリボンのインクの消耗
状態に応じてヘッドへの通電時間を制御できるので、良
好な印字を得ることができる。また、発光素子13及び
受光素子14はキャリアユニットに固着されているの
で、インクリボンの交換時に廃棄されることなく繰り返
して使用可能であり低価格のサーマルヘッド制御装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーマルヘッド制御装置の原理説明図
である。
【図2】本発明の熱転写プリンタの主要部の構成を示す
説明図である。
【図3】本発明のサーマルヘッド制御装置の構成を示す
ブロック図である。
【図4】本発明の一時記憶装置への格納読出しの実施例
である。
【図5】本実施例の印字制御サイクルのフローチャート
である。
【符号の説明】
1 検出手段 2 制御手段 3 記憶手段 11 熱転写リボン 12 印字ヘッド 13 発光素子 14 受光素子 17 キャリアユニット 22 記憶装置 23 一時記憶装置 25 マイクロプロセッサ 28 時間計数部 29 発振器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱転写リボンを使用する熱転写プリンタ
    において、 キャリアユニットに取り付けられ、熱転写リボンの消耗
    度を検出する検出手段(1) と、 該検出手段(1) による検出結果を記憶する記憶手段(3)
    と、 該記憶手段(3) の記憶するデータに基づき、検出箇所が
    印字ヘッドの位置に到達したときに、熱転写リボンのイ
    ンクの消耗状態に応じて印字発熱体へ加えるエネルギー
    を制御する制御手段(2) と、 により構成されることを特徴とするサーマルヘッド制御
    装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1において、前記検出手段
    (1) は、リボン経路上、印字ヘッドより上流に設けら
    れ、熱転写リボンの光透過量を電圧値に変換する発光素
    子(13)と受光素子(14)で構成されることを特徴とするサ
    ーマルヘッド制御装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1において、前記記憶手段
    (3) は、前記検出手段(1) による検出結果に基づき最適
    通電時間を決定する通電時間テーブルを記憶する記憶装
    置(22)を有し、前記制御手段(2) は熱転写リボンに加え
    る通電時間制御のための基準時間を与える計時手段(4)
    を有し、熱転写リボンの消耗度に応じて最適通電時間を
    選択して加熱することを特徴とするサーマルヘッド制御
    装置。
  4. 【請求項4】 印字発熱体(12)へ印字エネルギーを供給
    し、マルチストライブ型の熱転写リボンの消耗状態に応
    じて、前記印字発熱体(12)に供給する印字エネルギーを
    制御して印字することを特徴とする印字方法。
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